説明

吸水用敷台

【課題】 被処理物に付着した水分を吸水パッドによって確実に吸水することができるようにする。
【解決手段】 開口部2を有する平板状の貯水槽1と、履物、足裏、及びタイヤなどの被処理物Aに付着した水分を吸水する吸水パッド25と、貯水槽1に設けられ、且つ吸水パッド25が載置される支持体15とを備えた吸水用敷台であって、支持体15に、吸水パッド25を水平支持するための平坦な支持面18を設け、該支持面18に、吸水パッド25に被処理物Aが載った際に、吸水パッド25から押し出される水を貯水槽1に流出させるための複数の通水孔18を穿設する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば浴場、プール、浴室、ホールの出入り口などにおいて、足裏、履物の底面、車両のタイヤなどの被処理物に付着した水を吸水する吸水用敷台に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のこの種の吸水用敷台としては、例えば柔軟発泡弾性体と、該柔軟発泡弾性体の上面に敷設されたパッド状の吸水体とを備えたものが公知になっている(例えば特許文献1)。
【0003】
柔軟発泡弾性体には、その下面に複数の突起が形成されると共に、貫通した複数の通気孔が穿設されている。さらに、柔軟発泡弾性体の周縁部に、吸水体の掛止溝が形成されており、該掛止溝に吸水体の端部を掛止して、吸水体を固定している。
【0004】
そして、被処理物、例えば足裏が濡れた状態の人が吸水体の上に立った場合、人の荷重によって、柔軟発泡弾性体が変形することになるが、掛止溝の掛合によって吸水体の位置は維持される。一方、柔軟発泡弾性体の変形によって、吸水体内部に通気孔からの空気が流通し、吸水体の乾燥が早められるようになっている。
【特許文献1】特許第3564667号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来の吸水用敷台の場合、柔軟発泡弾性体の変形に伴って吸水体も変形するので、吸水体の内部の通気性は高められるものの、吸水体自体に多くの水分を含んでいれば、充分な効果は得られないと考えられる。即ち、被処理物の荷重が大きく作用している吸水体の部位は、それに比例して大きく変形して、押し出された水の量も多くなるが、荷重が大きく作用している部位から離れるにしたがって変形が少なくなり、内部に溜まった水分も充分には押し出されなくなる。つまり、吸水体を支持しているものが柔軟発泡弾性体であることから、荷重のかかり具合によって吸水体の変形に大きな差が生じて、吸水体内部に水が溜まった状態になる。このため、吸水体から被処理物が移動しようとした場合、内部に水が溜まった状態で吸水体が元の形状に戻ることになり、復帰の際に充分に吸水できず、被処理物に水分が付着したままになる場合がある。
【0006】
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、被処理物に付着した水分を吸水パッドによって確実に吸水することができる吸水用敷台を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明に係る吸水用敷台は、開口部2を有する平板状の貯水槽1と、履物、足裏、及びタイヤなどの被処理物Aに付着した水分を吸水する吸水パッド25と、貯水槽1に設けられ、且つ吸水パッド25が載置される支持体15とを備えた吸水用敷台であって、上記支持体15には、吸水パッド25を水平支持するための平坦な支持面16が設けられ、しかも、該支持面16には、吸水パッド25に被処理物Aが載った際に、吸水パッド25から押し出される水を貯水槽1に流出させるための複数の通水孔18が穿設されてなることを特徴とする。
【0008】
したがって、吸水パッド25は、支持体15の支持面16によって水平支持される。この状態、即ち吸水パッド25の上面及び下面が平坦になっている状態で、吸水パッド25の上面に被処理物Aの荷重がかかると、該上面において、荷重のかかっている部位が押圧されて窪むことになり、この部位の内部空間が圧縮されて、この内部空間に溜まっていた水が押し出されて外部に流出することになる。
【0009】
そして、吸水パッド25に載っている被処理物Aが吸水パッド25から離れようとする際、吸水パッド25の上面は元の形状(平坦な状態)に戻ろうとするが、この時に圧縮されていた内部空間が負圧になって元の容積に戻ることになるので、被処理物Aに付着している水分を吸水することができる。
【0010】
換言すれば、吸水パッド25は、ポンプのシリンダで、被処理物Aがピストンであり、シリンダ(吸水パッド25)内部に収容された水がピストン(被処理物A)によって押し出されることで、ピストンの引き操作(被処理物Aの吸水パッド25からの離脱)によってシリンダ(吸水パッド25)内部が負圧(吸水パッド25の形状復帰)になり、シリンダ(吸水パッド25)内部に新たな水が吸水(被処理物Aに付着した水分の吸水)されることと同じである。従来の場合の吸水パッドは、内部に溜まった水を充分に排水しきれないので、吸水パッド内部が負圧になりきれず、新たな吸水が不可能になる点が大きく異なる点である。
【0011】
さらに、吸水パッド25の真下には、支持体15の複数の通水孔18が位置しているので、吸水パッド25に荷重がかかって押し出された水は各通水孔18を通って貯水槽1に貯水される。
【0012】
なお、通水孔18は、円形、非円形(角形、長楕円、楕円を含む)のいずれであってもよく、これらの組み合わせであってもよい。
【0013】
また、吸水パッド25を、貯水槽1の開口部2の開口面積よりも小さくすると共に、貯水槽1の深さよりも薄肉に形成するのがよい。
【0014】
この場合、吸水パッド25を、貯水槽1の開口部2の開口面積よりも小さくすることで、吸水パッド25から押し出された水を貯水槽1で充分に収容できる容積を確保できる。換言すれば、吸水パッド25よりも貯水槽1の開口面積を大きくすることで、貯水槽1の容積が確保できるため、全体の構成を薄型にできる。
【0015】
さらに、貯水槽1の開口部2を形成する側壁1a〜1dと上記吸水パッド25の端部との隙間を覆うよう枠体5を設け、該枠体5を、上記支持体15及び吸水パッド25の収納スペース19を形成する直立した側板8と、該側板8の上端部から外側に向かって下降傾斜する傾斜板9と、上記貯水槽1の貯水空間に連通する中空の連通部7とで構成する。
【0016】
この場合、貯水槽1の開口部2を形成する側壁1a〜1dと吸水パッド25の端部との隙間を枠体5で覆うことで、貯水槽1の側壁1a〜1dと吸水パッド25の端部との隙間がなくなり、被処理物Aが枠体を通って吸水パッド25に容易に到達できる。しかも、被処理物Aの枠体5から吸水パッド25への移動が枠体5の傾斜板9によって円滑に行われる。さらに、枠体5の側板8によって、支持体15及び吸水パッド25の収納スペース19が形成されるので、枠体5で囲繞された空間に支持体15及び吸水パッド25を収納できるようになり、見栄えがよい。加えて、枠体5の中空の連通部7と貯水槽1の貯水空間とが連通することで、吸水パッド25の貯水容積を充分に確保できる。
【0017】
加えて、支持体15及び吸水パッド25を、上記枠体5で囲繞された開口部に収まるよう当該開口部の形状に合わせて形成し、吸水パッド25の支持位置を枠体5の側板8の高さよりもやや低くなるよう、上記支持面16の高さを設定するようにしてもよい。
【0018】
この場合、吸水パッド25の支持位置を枠体5の側板8の高さよりもやや低くなるように、支持面16の高さを設定したので、吸水パッド25から押し出された水が吸水用敷台の周囲に流出することなく、貯水槽1に流出させることができる。
【0019】
なお、ここでいう「被処理物A」とは、例えば濡れた足裏、靴やサンダルなどの履物、一輪作業車、台車、自動車などの車両のタイヤのことであり、「被処理物Aにかかる荷重」とは、例えば履物を装着した人の体重、車両自体の重量、あるいは積荷された状態の車両の重量である。
【発明の効果】
【0020】
以上説明したように、本発明によれば、被処理物と平坦な支持面とで押圧された吸水パッドの圧縮部位が、元の形状に戻ろうとする際に、被処理物に付着した水分を吸水するようにしたので、充分な吸水効果を期待できる。さらに、吸水パッドから外部に押し出されて流出した水を貯水槽に溜めるようにしたので、設置箇所の周囲を水浸しにすることがない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明の一実施形態に係る吸水用敷台につき、添付図面を参照しつつ説明する。
本実施形態の吸水用敷台の構成は、図1乃至図3に示すように、上面開口部2を有する平板状の貯水槽1と、該貯水槽1の底面の端縁部に沿って設けられた枠体5と、該枠体5によって囲繞された収納スペース19に配設された複数の支持体15と、各支持体15の上面に跨るよう、且つ枠体5の内側に位置するよう載置された吸水パッド25とから構成されている。そして、各支持体15の支持面16,及び吸水パッド25は、枠体5で囲繞された開口部(収納スペース19)に収納できるよう、該開口部の形状に合わせて平面視四角形状に形成されている。
【0022】
貯水槽1は、前後左右の側壁1a〜1dを有しており、各側壁1a〜1dによって平面視四角形状の上面開口部2が形成されている。そして、各側壁1a〜1dの高さは10mm程度で、その内面が、後述する枠体5の前板10に当接している。
【0023】
枠体5は、図3(イ)に示すように、側断面の外形が台形状の柱体で、底板6の略中央部に、中空の連通部としての凹状の溝7が長手方向に亘って形成されており、枠体5の底板6と貯水槽1の底面との隙間から水が滲入することで、該溝7にも貯水槽1からの水が溜まるようになる。この中空部と貯水槽1の貯水空間は、図面においては隔離されたようになっているが、実際には連通している。そして、直立した横長の後板(側板)8と、該後板8の上端部から外側に向かって下降傾斜した傾斜板9と、傾斜板9の下端部から垂下され、且つ貯水槽1の側壁1a〜1dの内面に当接した前板10とを備えている。なお、中空の連通部として、溝7を底面に形成するようにしたが、凹部を形成するようにしてもよく、形成箇所も貯水空間に連通する箇所、例えば後板8の下部であってもよい。但し、被処理物Aに対する支持強度を考慮し、極端に撓むことのないようにする。
【0024】
そして、枠体5の高さは、15mm程度で、吸水パッド25の上面よりも2mm程度高くなっている。この理由としては、吸水パッド25に荷重がかかった際、吸水パッド25から押し出された水が枠体5を伝って外部に溢れ出ることを防止するためである。また、後板8から前板10の幅寸法は55mm程度になっている。さらに、傾斜板9の角度は5度程度で設置面から違和感なく吸水パッド25に載れるようになっている。
【0025】
加えて、枠体5の溝7は、吸水パッド25から支持体15の通水孔18、及び隣接する各支持体15間の隙間Gを介して流出した水を枠体5内部に誘引できるようになっている。つまり、枠体5内部に水を誘引することで、貯水槽1の容積を確保して、吸水パッド25から押し出された水が、吸水パッド25に戻るのを防止している。
【0026】
支持体15は、図3(ロ)に示すように、断面コ字形状を呈しており、上面は吸水パッド25を水平に支持する平坦な支持面16となっており、両側の直立した側壁17は10mm程度の高さで、枠体5の後板8の上端部の略真下に位置している。そして、上面には、直径が5mm程度の複数の通水孔18が千鳥状、又は碁盤目状に穿設されている。さらに、隣接する各支持体15の側壁17間には通水するための隙間Gが形成されている。
【0027】
そして、各支持体15の上面と、各枠体5の後板8との隙間程度のスペースに吸水パッド25が設置される。
【0028】
また、枠体5の溝7、各支持体15の通水孔18、及び隣接する各支持体15の隙間Gによって吸水パッド25から押し出された水が貯水槽1全体に溜まるようになっている。この貯水槽1の容積は、上述したように吸水パッド25に吸水された水分を略収容できる程度に設定されているので、吸水パッド25から押し出された水が、元の形状に戻ろうとする吸水パッド25によって吸水されることはない。
【0029】
吸水パッド25としては、例えばソナ産業社製の超吸水スポンジGL(商品名)を5mm程度に薄くスライスして使用するのが好ましい。そうすることで、荷重を受けた際に、吸水パッド25の上面が押圧され、押圧された内部空間が圧縮されることで、該内部空間に溜まっていた水が外部に押し出されて、各支持体15の隙間G、及び通水孔18を介して貯水槽1に流れ落ちることになる。即ち、吸水パッド25は、被処理物Aの押圧による排水と、押圧後における自己の形状復帰による吸水とを繰り返すことになる。また、吸水パッド25の上面を枠体5の後板8の上端部よりもやや低くすることで、吸水パッド25が荷重によって変形した際に排出される水分を全て貯水槽1に流出させている。そうすることで、設置場所の周囲を水浸しにすることを回避している。
【0030】
なお、上記貯水槽1、枠体5、支持体15としては、金属製、合成樹脂製、木製のいずれであってもよく、人や車輪を載せる程度の大きさと強度を有するものであればよく、形状や材質は、被処理物A、例えば靴、サンダルなどの履物、台車や作業車のタイヤなどに合わせて適宜設計変更可能である。
【0031】
また、吸水パッド25は、材質上の問題で乾燥していると吸水しにくいので、適度な量の水分が含まれるよう、例えば水に浸して軽く絞って使用するのがよい。
【0032】
つぎに使用態様について説明する。まず、図4(イ)の状態では、吸水パッド25は初期状態(適度な水分を含む)とし、且つ荷重がかかっていない状態になっている。この状態において、例えば入浴後、足裏(被処理物)Aが水に濡れた状態で吸水パッド25に立った場合、図4(ロ)に示しように、足裏Aに付着した大半の水分が吸水パッド25に吸水される一方、吸水パッド25の上面が押圧されて、その部位の内部空間が圧縮され、内部空間に溜まった水が外部に押し出されることになる。そして、押し出された水は、支持体15の通水孔18、及び隙間Gを通って貯水槽1に流出し、枠体5の溝7を介して貯水槽1全体に溜まるようになる。
【0033】
続いて、図4(ハ)に示しように、吸水パッド25から濡れた足裏Aが離脱しようとすると、吸水パッド25の圧縮部位は、自己の弾性によって元の形状に戻ろうとし、その際に、足裏Aに付着した残りの水分を吸水する。そして、次回以降においては、吸水パッド25は、内部に水が溜まった状態になるが、被処理物Aによる押圧(吸水された水の排水)と、自己の形状復帰(被処理物Aに付着した水の吸水)とによって繰り返して使用することができる。
【0034】
貯水槽1に溜まった水は、吸水パッド25を取り外した後、各支持体15を取り出し、図示しない吸水スポンジで数回にわたって吸水する。
【0035】
なお、前記実施形態の場合、貯水槽1に溜まった水を吸水スポンジでとるようにしたが、図5(イ)に示すように、枠体5の外方に、紙おむつ等に使用されている吸水ポリマ31を設置するようにしてもよい。この場合、前板10に連通孔30を穿設して、該連通孔30と吸水ポリマ31が収納された水受け32とを排水管33で連結し、貯水槽1に溜まった水を吸水ポリマ31で吸水するようにしてもよい。
【0036】
また、図5(ロ)に示すように、枠体5の側方に、上下に配設されたローラ34を備えた吸水パッド絞り器35と、該両ローラ34を回転させるモータ36と、吸水パッド絞り器35の水を受ける水受け37とを設けて、両ローラ34をモータ36で回転させて、両ローラ34の圧接によって吸水パッド25を絞るようにしてもよい。
【0037】
さらに、前記実施形態の場合、水に濡れた足裏の水分をとるようにしたが、自動車、台車などの雨に濡れたタイヤにも適用できる。この場合、吸水用敷台を帯状に設ける必要がある。その他、湿式の靴底洗浄装置で洗浄された後の靴底にも適用できるのは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の一実施形態に係る吸水用敷台を示す斜視図である。
【図2】(イ)は図1の平面図、(ロ)は図1の側断面図である。
【図3】(イ)は枠体の斜視図、(ロ)は支持体の斜視図である。
【図4】(イ)〜(ハ)は使用状態を示した図である。
【図5】(イ)、(ロ)は変形例を示した図である。
【符号の説明】
【0039】
1…貯水槽、1a〜1d…側壁、2…開口部、5…枠体、6…底板、7…溝、8…後板(側板)、9…傾斜板、10…前板、15…支持体、16…支持面、17…側壁、18…通水孔、19…収納スペース、25…吸水パッド、30…連通孔、31…吸水ポリマ、32、37…水受け、33…排水管、34…ローラ、35…吸水パッド絞り器、36…モータ、A…被処理物(濡れた足)、G…隙間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口部(2)を有する平板状の貯水槽(1)と、履物、足裏、及びタイヤなどの被処理物(A)に付着した水分を吸水する吸水パッド(25)と、貯水槽(1)に設けられ、且つ吸水パッド(25)が載置される支持体(15)とを備えた吸水用敷台であって、
上記支持体(15)には、吸水パッド(25)を水平支持するための平坦な支持面(16)が設けられ、しかも、該支持面(16)には、吸水パッド(25)に被処理物(A)が載った際に、吸水パッド(25)から押し出される水を貯水槽(1)に流出させるための複数の通水孔(18)が穿設されてなることを特徴とする吸水用敷台。
【請求項2】
上記吸水パッド(25)は、貯水槽(1)の開口部(2)の開口面積よりも小さくて、しかも、貯水槽(1)の深さよりも薄肉に形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の吸水用敷台。
【請求項3】
上記貯水槽(1)の開口部(2)を形成する側壁(1a〜1d)と上記吸水パッド(25)の端部との隙間を覆うよう枠体(5)が設けられ、しかも、該枠体(5)には、上記支持体(15)及び吸水パッド(25)の収納スペース(19)を形成する直立した側板(8)と、該側板(8)の上端部から外側に向かって下降傾斜する傾斜板(9)と、上記貯水槽(1)の貯水空間に連通する中空の連通部(7)とが設けられてなることを特徴とする請求項2に記載の吸水用敷台。
【請求項4】
上記支持体(15)及び吸水パッド(25)が、上記枠体(5)で囲繞された開口部に収まるよう当該開口部の形状に合わせて形成され、さらに、吸水パッド(25)の支持位置を枠体(5)の側板(8)の高さよりもやや低くなるよう、上記支持面(16)の高さが設定されてなることを特徴とする請求項3に記載の吸水用敷台。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−151666(P2007−151666A)
【公開日】平成19年6月21日(2007.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−347852(P2005−347852)
【出願日】平成17年12月1日(2005.12.1)
【出願人】(391001756)日設産業機器株式会社 (9)
【Fターム(参考)】