説明

土台用スペーサ及びこれを用いた基礎の施工方法

【課題】基礎の外側面がモルタル仕上げされる場合でもモルタルによって通気路が塞がれるのを防止することができるようにする。
【解決手段】土台用スペーサ1Aは、長方形板状の本体部11と、この本体部11の幅方向の外側の少なくとも一方に設けられる堰部18とを備えている。前記本体部11は、基礎の上に載置される下面11aと土台が載置される上面11bとを有しているとともに、この本体部11には、本体部11の長手方向と直交する幅方向に当該本体部11を貫通する複数の通気路13が設けられている。前記堰部18は、本体部11の長手方向に延びており、本体部11の下面11aと略同一平面上に位置する下面18aを有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建造物の基礎とその上に載置される土台との間に介在する土台用スペーサ及びこれを用いた基礎の施工方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、建造物の基礎と土台との間に建造物の床下を換気するための通気路を確保する構成として、それらの間に介在する土台用スペーサに床下換気用の通気路を設けることが知られている。
【0003】
例えば特許文献1には、上記のような土台用スペーサとして、床下換気用の通気路として幅方向に貫通する貫通孔を等間隔で設けたものが開示されている。
【0004】
また、同文献には、同じく土台用スペーサとして、上記貫通孔の代わりに土台用スペーサの下面に幅方向に延びる溝を等間隔で形成し、その溝同士の間に介在する隔壁部の下面を基礎上に載置することにより、この基礎上に上記溝からなる通気路が形成されるようにしたものも開示されている。
【特許文献1】実開昭57−172810号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記建造物においては、外観を良くするために前記基礎の外側面がモルタル仕上げされることがある。前記のような土台用スペーサが載置された基礎の外側面をモルタル仕上げする場合には、モルタルによって通気路が塞がれないように塗布しなければならない。
【0006】
しかしながら、建造物の外壁の下端部に設けられる水切り板等が邪魔になって、前記基礎の上端部が外側から目視できない場合には、モルタルを正確に基礎の外側面にのみ塗布することは難しく、モルタルが基礎から上方にはみ出すことがある。そして、このようにモルタルがはみ出した場合には、当該モルタルによって土台用スペーサの通気路の一部が塞がれてしまい、その分だけ通気路による床下の換気機能が低下することになる。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑み、基礎の外側面がモルタル仕上げされる場合でもモルタルによって通気路が塞がれるのを防止することができる土台用スペーサ及びこれを用いた基礎の施工方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に係る発明は、建造物の基礎とその上に載置される土台との間に介在する土台用スペーサであって、特定方向に延びて、前記基礎の上に載置される下面と前記土台が載置される上面とを有する本体部を備え、この本体部には、前記下面と略平行な平面上で前記特定方向と直交する幅方向と略平行な方向に当該本体部を貫通する複数の通気路が前記特定方向に並んで設けられているとともに、前記本体部における前記幅方向の外側の少なくとも一方には、前記特定方向に延びて、前記本体部の下面と略同一平面上に位置する下面を有する堰部が設けられていることを特徴とするものである。
【0009】
この構成によれば、本体部における幅方向の外側には堰部が設けられているので、この堰部の下面が基礎の外側面よりも外側に張り出すように本体部を基礎の上に載置しておけば、基礎の外側面をモルタル仕上げする際に、モルタルが基礎から上方にはみ出すことを堰部の下面によって防止することができ、これにより本体部に設けられた通気路がモルタルで塞がれるのを防ぐことができる。
【0010】
ここで、前記堰部は、本体部から離間した位置にあって、本体部とアームによって連結されていてもかまわないが、請求項2に係る発明のように、堰部が本体部の下端部に連設されていれば、簡単な形状とすることができる。
【0011】
また、前記堰部は、必ずしも前記特定方向に連続して延びている必要はなく、例えば各通気路の少なくとも一部に重なり合う領域に存するように断続的に前記特定方向に延びていてもよいが、請求項3に係る発明のように、堰部の少なくとも本体部側の端部が前記特定方向に連続していれば、例えば通気路が本体部の全幅に亘って下方に開口している場合、すなわち本体部における幅方向の端部の下端部が前記特定方向に非連続となっている場合でも、当該下端部に堰部を簡単に連設することができる。
【0012】
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の土台用スペーサにおいて、前記堰部には、前記幅方向に延びる切断溝が前記特定方向に沿って所定ピッチで形成されていることを特徴とするものである。
【0013】
この構成によれば、例えば2つの土台用スペーサを平面視でL字状またはT字状に配置する場合に、堰部の一部分を所定の切断溝に沿って切断することで簡単に取り除くことができ、これにより双方の土台用スペーサの本体部同士を容易に当接させることができる。
【0014】
請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の土台用スペーサにおいて、前記堰部は、本体部に対して着脱可能に設けられていることを特徴とするものである。
【0015】
この構成によれば、モルタル仕上げされる基礎の上に載置される土台用スペーサにだけ堰部を取り付けておくことができるため、材料を節約することができる。
【0016】
請求項6に係る発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の土台用スペーサを用いた基礎の施工方法であって、建造物の基礎であってその外側面がモルタル仕上げされる基礎の上に、前記土台用スペーサを、当該土台用スペーサの堰部の下面が前記基礎の外側面よりも外側に張り出すように配設する工程と、前記基礎の外側面における前記土台用スペーサの堰部の下面に臨む領域にモルタルを塗布する工程とを含むことを特徴とするものである。
【0017】
この構成によれば、土台用スペーサを堰部の下面が基礎の外側面よりも外側に張り出すように基礎の上に配設しているので、基礎の外側面をモルタル仕上げする際に、モルタルが基礎から上方にはみ出すことを堰部の下面によって防止することができ、これにより土台用スペーサの本体部に設けられた通気路がモルタルで塞がれるのを防ぐことができる。
【0018】
請求項7に係る発明は、請求項6に記載の基礎の施工方法において、前記モルタルを塗布する工程では、前記堰部の下面が前記基礎の外側面から張り出す張り出し量よりも小さな厚みでモルタルを塗布することを特徴とするものである。
【0019】
この構成によれば、堰部の下面が基礎の外側面から外側に張り出す張り出し量よりも小さな厚みでモルタルを塗布するようにしているので、モルタルを塗布する際には、堰部の下面にコテを当てながら当該下面に沿ってコテを動かすことができるため、モルタル仕上げの作業性を向上させることができる。
【発明の効果】
【0020】
以上のように、本発明によれば、基礎の外側面をモルタル仕上げする際に、この基礎上に配設される土台用スペーサの本体部に設けられた通気路がモルタルで塞がれるのを防ぐことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0022】
図1(a)及び(b)に示すように、本発明の第1実施形態に係る土台用スペーサ1Aは、合成樹脂で一体に成形されたものであり、全体として長方形板状の本体部11と、この本体部11の長手方向と直交する幅方向の両側に設けられた堰部18とを備えている。
【0023】
前記本体部11は、互いに略平行な下面11aと上面11bとを有しており、図2に示すように、下面11aが建造物の基礎2の上に載置され、上面11bの上に土台3が載置されるようになっている。
【0024】
前記本体部11は、具体的には、長方形板状の天板14と、この天板14の下面から垂れ下がる複数の隔壁12とからなっている。そして、各隔壁12の下面が略同一平面上に位置して前記本体部11の下面11aを構成し、天板14の上面が前記本体部11の上面11bを構成している。
【0025】
前記各隔壁12は、平面視で本体部11の幅方向に延びる長方形状をなしており、その長手方向の両端面は、前記天板14における本体部11の幅方向の両端面と略同一平面上に位置している。そして、これらの端面が本体部11の幅方向の端面を構成している。また、隔壁12は、本体部11の長手方向に等間隔で配列されており、各隔壁12の間に、本体部11を幅方向と平行な方向に貫通する通気路13が形成されている。換言すれば、本体部11の下面11aには、幅方向に延びる溝が等間隔で形成されていて、これらの溝によって本体部11の長手方向に並ぶ複数の通気路13が構成されている。
【0026】
また、前記本体部11には、当該本体部11を上下方向に貫通する窓15が本体部11の長手方向に沿って所定ピッチで設けられている。この窓15は、基礎2の上面に突設されたアンカーボルト(図示せず)と本体部11との干渉を回避するために当該アンカーボルトを挿通するためのものであり、平面視で本体部11の長手方向に沿って複数の通気路13を跨って延びる長方形状をなしている。すなわち、隔壁12は、窓15が存する領域では当該窓15によって本体部11の幅方向に分割されており、通気路13は、窓15内では隣接する通気路13と連通している。
【0027】
前記堰部18は、上下方向に扁平な長方形状の断面形状で、前記本体部11の略全長に亘って当該本体部11の長手方向に連続して延びている。この堰部18は、本体部11における幅方向の端面の下端部、換言すれば各隔壁12の長手方向外側の端面の下端部に連設されており、堰部18の下面18aは、本体部11の下面11aと略同一平面上に位置している。また、堰部18の厚みは、本体部11の幅方向外側から通気路13内への空気の流入が良好に確保される程度に薄く設定されている。
【0028】
次に、このように構成された土台用スペーサ1Aを、図2に示すように外側面2aがモルタル仕上げされる基礎2と土台3との間に介在させ、その後に基礎2の外側面2aをモルタル仕上げする方法を説明する。
【0029】
まず、土台用スペーサ1Aの堰部18の下面18aが基礎2の外側面2aよりも外側に張り出すように本体部11の下面11aを基礎2の上に載置して、土台用スペーサ1Aを基礎2の上に配設する。このとき、通気路13は、下方の開口が基礎2の上面で塞がれて、基礎2の上面に沿って建造物の床下空間と外側空間とを連通する連通路となり、通気路13を通じた空気の流通によって建造物の床下が換気されるようになる。
【0030】
次いで、土台用スペーサ1Aの本体部11の上面11bに土台3を載置する。その後に、土台3に柱7を立てる等して建方を行うとともに、外装工事を行い、柱7や土台3に外壁5や水切り板6を取り付ける。前記水切り板6は、外壁5の下端部に設けられて、土台用スペーサ1A及び基礎2の上端部を建造物の外側から覆うものである。
【0031】
その後に、基礎2の外側面2aにおける土台用スペーサ1Aの堰部18の下面18aに臨む領域にモルタル4を塗布する。このとき、土台用スペーサ1A及び基礎2の上端部は外側から水切り板6で覆われているため、基礎2の上端部を目視しながら作業することは難しいが、土台用スペーサ1Aを堰部18の下面18aが基礎2の外側面2aよりも外側に張り出すように基礎2の上に配設しているので、モルタル4が基礎2から上方にはみ出すことを堰部18の下面18aによって防止することができ、これにより、土台用スペーサ1Aの本体部11に設けられた通気路13がモルタル4で塞がれるのを防ぐことができる。
【0032】
なお、基礎2の外側面2aにモルタル4を塗布する際に、堰部18の下面18aが基礎2の外側面2aから張り出す張り出し量よりも小さな厚みでモルタル4を塗布するようにすれば、堰部18の下面18aにコテを当てながら当該下面18aに沿ってコテを動かすことができるため、モルタル仕上げの作業性を向上させることができる。
【0033】
また、前記堰部18には、図3に示す変形例の土台用スペーサ1Bのように、本体部11の幅方向に延びる切断溝18dが本体部11の長手方向に沿って所定ピッチで形成されていてもよい。このようにすれば、例えば2つの土台用スペーサ1Bを平面視でL字状またはT字状に配置する場合に、堰部18の一部分を所定の切断溝18dに沿って切断することで簡単に取り除くことができ、これにより双方の土台用スペーサ1Bの本体部11同士を容易に当接させることができる。
【0034】
さらには、前記堰部18は、図4に示す変形例の土台用スペーサ1Cのように、本体部11から離間した位置にあって、本体部11とアーム12aによって連結されていてもかまわない。前記アーム12aは、所定間隔おきに隔壁12に連設されていて、正面視で下辺が略水平な略直角三角形状をなしており、このアーム12aの下辺の先端に堰部18が連設されている。ただし、図1に示す土台用スペーサ1Aのように堰部18が本体部11の下端部に連設されていれば、簡単な形状とすることができる。
【0035】
また、前記土台用スペーサ1A〜1Cでは、通気路13が本体部11の下面11aに形成された溝で構成されているが、通気路13は、例えば図5に示すように、本体部11の幅方向に延びる貫通孔で構成されていてもよい。この場合には、堰部18は本体部11の長手方向に連続していなくても、例えば各通気路13の少なくとも一部に重なり合う領域に存するように、通気路13の下方に位置する底壁17等を利用して断続的に本体部11の長手方向に延びていてもよい。ただし、前記土台用スペーサ1A〜1Cのように、堰部18が本体部11の長手方向に連続しているか、あるいは堰部18の少なくとも本体部11側の端部が本体部11の長手方向に連続していれば、通気路13が下方に開口する溝で構成されていて、本体部11における幅方向の端部の下端部が本体部11の長手方向に非連続となっていても、当該下端部に堰部18を簡単に連設することができる。
【0036】
次に、図6〜図9を参照して、本発明の第2実施形態に係る土台用スペーサ1Dを説明する。
【0037】
第2実施形態に係る土台用スペーサ1Dでは、本体部11と堰部18とが別々に成形されており、堰部18が本体部11に対して着脱可能となっている。
【0038】
具体的には、本体部11の隔壁12の長さが天板14の幅よりも大きく設定されており、隔壁12が天板14から本体部11の幅方向両側に張り出している。そして、隔壁12が天板14から張り出した領域における各隔壁12の間には、隣り合う隔壁12の下部同士を連結する連結部16が設けられている。
【0039】
前記連結部16は、図9に示すように、正面視で本体部11の幅方向外側に向かって先細りとなる断面形状となっている。
【0040】
前記堰部18は、本体部11と略同一の長さを有する板状をなしている。この堰部18の本体部側の端部には、下方に開口し、上方から連結部16に係合するフック18bが適所に設けられている。また、フック18bの両脇には、フック18bが係合した連結部16を下方から押さえ込む押え片18cが設けられている。この押え片18cは、正面視で上方に凸となる略へ字状をなしているとともに、上下方向に弾性変形可能となっている。
【0041】
そして、堰部18を本体部11に装着するときには、押え片18cを連結部16に下方から押し当てて、押え片18cを下方に弾性変形させながら、堰部18を本体部11に押し付けることにより、フック18bと押え片18cの間に連結部16が押し込まれて、フック18bが連結部16に係合する。フック部18bが連結部16に係合したときには、押え片18cがその復元力により元の位置に復帰して、連結部16がフック18bと押え片18cとで挟み込まれるようになる。このとき、堰部18の下面18aは、本体部11の下面11aと略同一平面上に位置する。なお、堰部18を本体部11から取り外すには、前記操作と逆の操作をすればよい。
【0042】
この構成によれば、モルタル仕上げされる基礎2の上に載置される土台用スペーサ1Dにだけ堰部18を取り付けておくようにして、それ以外の土台用スペーサ1Dでは堰部18を省略するといったことができるため、その堰部18の省略分だけ材料を節約することができる。
【0043】
なお、前記各実施形態においては、通気路13が本体部11を幅方向と平行な方向に貫通しているが、通気路13は本体部11を幅方向に対して若干傾斜する方向に貫通していてもよい。
【0044】
また、堰部18は、必ずしも本体部11の幅方向両側に設けられている必要はなく、本体部11の幅方向両側の少なくとも一方に設けられていればよい。
【0045】
さらには、堰部18をモルタル4よりも外側に張り出す幅寸法とするとともに、その先端部を下方に屈曲させておけば、堰部18を利用して土台用スペーサ1A〜1Dに蟻返しの機能を付加することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明の第1実施形態に係る土台用スペーサを示す図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)のI−I線断面図である。
【図2】前記土台用スペーサを基礎と土台との間に介在させたときの断面図である。
【図3】変形例の土台用スペーサの斜視図である。
【図4】変形例の土台用スペーサの斜視図である。
【図5】変形例の土台用スペーサの要部拡大斜視図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る土台用スペーサの分解平面図である。
【図7】前記土台用スペーサの本体部の斜視図である。
【図8】前記土台用スペーサの堰部の要部拡大斜視図である。
【図9】前記土台用スペーサの要部拡大断面図である。
【符号の説明】
【0047】
1A〜1D 土台用スペーサ
11 本体部
11a 下面
11b 上面
13 通気路
18 堰部
18a 下面
18d 切断溝
2 基礎
2a 外側面
3 土台
4 モルタル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
建造物の基礎とその上に載置される土台との間に介在する土台用スペーサであって、
特定方向に延びて、前記基礎の上に載置される下面と前記土台が載置される上面とを有する本体部を備え、この本体部には、前記下面と略平行な平面上で前記特定方向と直交する幅方向と略平行な方向に当該本体部を貫通する複数の通気路が前記特定方向に並んで設けられているとともに、前記本体部における前記幅方向の外側の少なくとも一方には、前記特定方向に延びて、前記本体部の下面と略同一平面上に位置する下面を有する堰部が設けられていることを特徴とする土台用スペーサ。
【請求項2】
前記堰部は、前記本体部における幅方向の端部の下端部に連設されていることを特徴とする請求項1に記載の土台用スペーサ。
【請求項3】
前記堰部の少なくとも前記本体部側の端部は、前記特定方向に連続していることを特徴とする請求項2に記載の土台用スペーサ。
【請求項4】
前記堰部には、前記幅方向に延びる切断溝が前記特定方向に沿って所定ピッチで形成されていることを特徴とする請求項3に記載の土台用スペーサ。
【請求項5】
前記堰部は、本体部に対して着脱可能に設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の土台用スペーサ。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか1項に記載の土台用スペーサを用いた基礎の施工方法であって、
建造物の基礎であってその外側面がモルタル仕上げされる基礎の上に、前記土台用スペーサを、当該土台用スペーサの堰部の下面が前記基礎の外側面よりも外側に張り出すように配設する工程と、
前記基礎の外側面における前記土台用スペーサの堰部の下面に臨む領域にモルタルを塗布する工程とを含むことを特徴とする基礎の施工方法。
【請求項7】
前記モルタルを塗布する工程では、前記堰部の下面が前記基礎の外側面から張り出す張り出し量よりも小さな厚みでモルタルを塗布することを特徴とする請求項6に記載の基礎の施工方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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