説明

天井埋込形ダウンライト

【課題】 放熱性を向上させ、従来より小型化したダウンライトを提供する。
【解決手段】 天井埋込形のダウンライト本体1を備える。前記ダウンライト本体1の下面中央部に配置されるランプソケット4を備える。前記ランプソケット4に下側から着脱自在に装着される片口金形光源3を備える。図示の光源3は白熱電球である。逆椀状の反射笠を備える。前記反射笠は該笠の上側に位置する上側笠部3とその下側に位置する下側笠部2を具備する。前記上側笠部3の頂部に前記片口金形光源3の主要部を遊挿するランプ受孔を形成する。前記下側笠部2の下方側に位置しかつ前記開口部に位置する水平な透光板7を備える。前記下側笠部2の下縁と前記リング状額縁6の間に一様な間隔の通風孔39を形成する。前記通風孔39を介して笠外の空気を取り込み、笠内に取り込まれた空気を前記リング状隙間29を介して笠外へ排出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は天井埋込形ダウンライトに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の天井埋込形ダウンライトは、天井埋込形ダウンライト本体を備え、前記ダウンライト本体の下面中央部に配置されるランプソケットを備え、前記ランプソケットに下側から着脱自在に装着される片口金形光源を備え、天井材を備え、前記天井材に開口部を形成し、前記ダウンライト本体を前記開口部に対応するその高所の位置に支持する支持部材を備え、逆椀状の反射笠を備え、前記笠部の頂部に前記片口金形光源の主要部を遊挿するランプ受孔を形成し、前記笠部の下方側に位置しかつ前記開口部に位置する水平な透光板を備え、前記透光板の周囲部と前記開口部の縁部を覆うリング状額縁を備えた構造である。
このようなものでは、消費電力の大きいランプを備えるダウンライトは器具寸法を大型化させなければランプソケット口金部の温度上昇を規格内に抑える事が出来なかった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、以上の難点を解決し、従来より小型化したダウンライトを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の目的を達成するため、前記ダウンライトの反射笠を上側笠部と下側笠部に分割し、前記上側笠部・下側笠部間に一様な間隔のリング状隙間が形成されるように以上の両者を繋ぐ複数の連結片を具備し、前記下側笠部の下縁と前記リング状鍔縁の間に一様な間隔の通風孔を形成し、前記通風孔を介して笠外の空気を取り込み、笠内に取り込まれた空気を前記リング状隙間を介して笠外へ排出し、器具の放熱性能を向上させた。
【発明の効果】
【0005】
前記ダウンライトの反射笠を上側笠部と下側笠部に分割し、前記上側笠部・下側笠部間に一様な間隔のリング状隙間が形成されるように以上の両者を繋ぐ複数の連結片を具備し、前記下側笠部の下縁と前記リング状鍔縁の間に一様な間隔の通風孔を形成し、前記通風孔を介して笠外の空気を取り込み、笠内に取り込まれた空気を前記リング状隙間を介して笠外へ排出し、器具の放熱性能を向上させ、従来より小型化したダウンライトを実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明の実施形態を図1・図2を用いて説明する。図示のごとく、天井埋込形のダウンライト本体1を備える。前記ダウンライト本体1の下面中央部に配置されるランプソケット4を備える。前記ランプソケット4に下側から着脱自在に装着される片口金形光源3を備える。図示の光源3は白熱電球である。天井材10を備える。前記天井材10に開口部を形成する。前記ダウンライト本体1を前記開口部に対応するその高所の位置に支持する支持部材19を備える。逆椀状の反射笠を備える。前記反射笠は該笠の上側に位置する上側笠部3とその下側に位置する下側笠部2を具備する。前記反射笠は前記上側笠部3・下側笠部2間に一様な間隔のリング状隙間29が形成されるように以上の両者を繋ぐ複数の連結片8を具備する。前記上側笠部3の頂部に前記片口金形光源3の主要部を遊挿するランプ受孔を形成する。前記下側笠部2の下方側に位置しかつ前記開口部に位置する水平な透光板7を備える。前記透光板7の周囲部と前記開口部の縁部を覆うリング状額縁6を備える。前記下側笠部2の下縁と前記リング状額縁6の間に一様な間隔の通風孔39を形成する。前記通風孔39を介して笠外の空気を取り込み、笠内に取り込まれた空気を前記リング状隙間29を介して笠外へ排出する。これにより、笠内を冷却する。このため、前記片口金形光源3の口金部等は過熱しない。器具放熱性能が向上するため、従来より小形のダウンライトとなる。9は取付金具である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】 本発明器具の一部切り欠き側面図
【図2】 同器具の全体を示す説明用斜視図
【図3】 図1に対応する従来器具の参考図
【符号の説明】
1:ダウンライト本体、4:ランプソケット、3:片口金形光源、10:天井材、19:支持部材、3:上側笠部、2:下側笠部、29:リング状隙間、7:透光板、6:リング状額縁、39:通風孔、8:連結片、9:取付金具

【特許請求の範囲】
【請求項1】
天井埋込形のダウンライト本体を備え、前記ダウンライト本体の下面中央部に配置されるランプソケットを備え、前記ランプソケットに下側から着脱自在に装着される片口金形光源を備え、天井材を備え、前記天井材に開口部を形成し、前記ダウンライト本体を前記開口部に対応するその高所の位置に支持する支持部材を備え、逆椀状の反射笠を備え、前記反射笠は該笠の上側に位置する上側笠部とその下側に位置する下側笠部を具備し、前記反射笠は前記上側笠部・下側笠部間に一様な間隔のリング状隙間が形成されるように以上の両者を繋ぐ複数の連結片を具備し、前記上側笠部の頂部に前記片口金形光源の主要部を遊挿するランプ受孔を形成し、前記下側笠部の下方側に位置しかつ前記開口部に位置する水平な透光板を備え、前記透光板の周囲部と前記開口部の縁部を覆うリング状額縁を備え、前記下側笠部の下縁と前記リング状額縁の間に一様な間隔の通風孔を形成し、前記通風孔を介して笠外の空気を取り込み、笠内に取り込まれた空気を前記リング状隙間を介して笠外へ排出することを特徴とする天井埋込形ダウンライト。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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