説明

対話型運動器具システム

運動情報を収集及び表示するためのシステム及び技術が開示される。単一の個人または複数の人からなるグループに関する運動情報が中央記憶装置で収集され、その後に個人や複数の人が彼らの成果を概観し批評できるように、所望の遠隔記憶装置で表示される。さらに、複数の個人の運動情報を中央記憶装置で収集し、その後に所望の遠隔記憶装置でユーザーに表示することができるので、ユーザーは各人の運動活動を他人と比較することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願
本出願は、参照により本明細書に組み入れられ、本明細書の一部となる、2008年3月3日出願の米国特許出願第61/033,355号の一部継続出願であり、その恩典および優先権を主張するものである。
【0002】
発明の分野
本発明は、運動情報の収集および表示に関する。本発明のいくつかの局面は、ネットワーク上で運動情報の収集と収集した情報の表示とに特別の適用可能性を有する。
【背景技術】
【0003】
発明の背景
大部分の人々は身体の健康の重要性を認識しているが、規則的なエクササイズプログラムの維持に必要な動機づけを見出すことが多くの人々には困難である。ランニング、ウォーキング、および自転車などの、連続的な反復動作を包含するエクササイズ計画を維持することは、一部の人々にとって特に困難である。
【0004】
経験ある運動者およびトレーナーは、フィードバックが、規則的なエクササイズプログラムを維持する動機づけを多くの人々に与えることを見出した。エクササイズプログラムが与える結果を個人が直接体験により知ることができる場合、典型的には、その個人にはエクササイズを続ける上での励みになると考えられる。残念ながら、エクササイズにより得られる身体の改善は、多くの場合遅すぎるため、規則的なエクササイズプログラムを維持する上で多くの人々にとって十分な動機づけを与えることができない。したがって、多くの運動者にとっては、規則的なエクササイズの動機付けを与えるさらに直接的で可視的な種類のフィードバックを受けることが有用であると考えられる。
【0005】
多くの経験ある運動者およびトレーナーは、競争が、規則的なエクササイズプログラムを維持するいっそう強い動機づけを与え得ることも見出した。例えば、ある運動者は、一人でエクササイズを行うよりもパートナーと競争する場合の方がエクササイズを行うように動機づけられると考えられる。例えば、これらの運動者は、パートナーとエクササイズを行うか、レースなどの運動コンテストに参加するか、さらには彼らの現在の成果能力を友人のそれと単に比較することがある。
【発明の概要】
【0006】
発明の簡単な概要
本発明の各種の局面は、運動情報の収集および表示に関する。本発明のいくつかの実施では、単一の個人に関する運動データを収集および表示し、それにより個人が各自の成果を全面的に批評することができる。例えば、第1の期間にわたって個人が行う運動活動に対応する1セットの運動データをグラフとして表示することができる。運動データのセットを、例えばランニングまたはウォーキングしている個人から生成する場合、個人の速度を、活動の期間における各自の距離に対してプロットすることができる。いくつかの実施では、運動データのセットを分析することができ、分析結果をグラフで同時に表示することができる。例えば、ランニングする個人から得られる1セットの運動データに関してデータを分析することで、固定距離(第1のマイル、第2のマイルなど)間の速度の変化(すなわち加速または減速)を確定することができる。次にこの情報をグラフで表示することができ、それにより個人は、いつどの程度各自が走行中に速度を変化させたかを概観することができる。
【0007】
本発明のさらに他の実施では、個人は、1セットの運動データを、所望の特徴を有する運動データの別のセットと比較することができる。例えば、選択される1セットの運動データを、例えば特別の期間にわたってランニングする個人から生成する場合、個人は、その「走行」に関する各自の成果を、同様の以前の走行での各自の最高速度と比較したいと望むことがある。したがって、走行が例えば4マイルの距離にわたった場合、運動データの以前のセットを分析して、どのデータセットが約4マイルの走行に対応するかを確定する。次に、例えば最高平均速度を有するデータを同定し、以前のそのデータセットからのデータを選択されたデータセットからのデータと同時に表示することができる。例えば、各運動データセットからのデータをグラフとしてプロットし、ディスプレイ上にレンダリングすることができる。次に個人は、運動データの選択されたセットを、各自の「最高」速度を表す運動データのセットと詳細に比較することができる。
【0008】
なおさらに、いくつかの実施では、異なる期間にわたって得られる運動データのセットを収集し、これらのセットからデータを同時的に表示することができる。したがって、個人が数日間にわたって複数の走行を行う場合、各走行からのデータを同時に表示することができる。例えば、バーまたはラインなどのアイコンを各データセットについて表示できる。さらに、アイコンの寸法、例えばその高さは、そのデータセットのいくつかのデータ、例えば走行の中央速度または走行中に移動する全距離に対応し得る。いくつかの実施では、複数のセットからのデータを集約および表示することができる。例えば、特定の分類の範囲内の走行(例えば同一週または同一月に生じる)を一緒に群分けすることができ、群における各データセットの全距離データ(または全時間データ)を一緒に追加することができる。次に、バーまたはラインなどのアイコンを表示することで、各群からのデータの合計を表すことができる。アイコンの寸法、例えばその高さは、データセットのその対応する群から一緒に追加されるデータに対応し得る。
【0009】
さらに、本発明のいくつかの例は、個人が運動活動に関係する目標を特定することを可能にすることができる。個人は、例えば、特定の期間内に特定の全距離を走行するという目標を定めることができる。本発明のこれらの実施では、個人の運動データの複数のセットからのデータを集約し、個人の特定の目標との対比で表示することができる。目標は、例えば楕円形のような中が空いている形状で表示できる。次に、集約されたデータを中が空いている形状内の塗りつぶしとして表示できる。したがって、集約されたデータが、個人が各自の目標の80%以内であることを示す場合、目標を表す形状は80%塗りつぶしとして表示される。
【0010】
いくつかの実施では、運動データのセットを、複数の異なる個人から得て表示することができる。例えば、複数の異なる個人のそれぞれからのデータの1つまたは複数のセットを収集できる。次に、各個人のデータセットからのデータを集約し、各個人に対して表示することができる。例えば、1セットの運動データを個人が行う各走行について生成できる。各個人について、各自のデータセットからのデータ、例えば距離データを追加することができる。次に、バーまたはラインなどのアイコンを各個人について表示することで、各自のデータセットからのデータの合計を表すことができる。アイコンの寸法、例えばその高さは、個人のデータセットのそれぞれから追加されるデータの合計に対応し得る。
【0011】
なおさらに、本発明のいくつかの例では、個人が、1名または複数名の他の個人を「招待」することで、彼らの運動活動に対応する運動データを共有することを可能にすることができる。本発明のいくつかの実施では、例えば、ユーザーは、電子メールまたは他の同様の電子媒体を通じて1名または複数名の他の個人に招待を送ることができる。次に、それらの招待された個人のみからの運動データを上記の通り同時に表示することができる。このように準備することで、招待された各個人(本質的には彼自身または彼女自身を招待し、したがって被招待者であるとも考えられる招待主を含む)が、各自の現在の運動データを他の被招待者と比較することが可能になる。
【0012】
本発明のさらに他の実施では、個人は、被招待者のために共通の目標を代わりにまたはさらに特定することができる。例えば、招待主は、被招待者(ホストを含む)が特定量の時間内に走行しなければならない合算距離を特定することができる。各被招待者の運動データの複数のセットからのデータを集約し、個人の特定の目標との対比で表示することができる。また、目標を例えば楕円形のような中が空いている形状のディスプレイで表すことができる。次に、各被招待者から集約したデータを、中が空いている形状内の塗りつぶしとして表示することができる。したがって、集約されたデータが、被招待者の集合的運動活動が特定の目標の60%以内であることを示す場合、目標を表す形状は60%塗りつぶしとして表示される。
【0013】
本発明のさらに別の実施によれば、1名もしくは複数のユーザーまたは運動者から収集される成績データは、ユーザーもしくは運動者が、個人目標、ベンチマーク、もしくはマイルストーンと比べた自分の成績を実質的にリアルタイムで表示させることができるように、運動機器もしくはマシンによって収集し、かつ/または運動器具もしくはマシンのコンソール上に表示することができる。また、ユーザーまたは運動者は、競技またはチャレンジにおける自分の成績を表示させることもできる。
【0014】
本発明のこれらの特徴および他の特徴は、下記の詳細な説明から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の各種の例を実施するために使用可能である演算装置を示す。
【図2】本発明の各種の例に従って使用可能である運動情報モニタリング装置の例を示す。
【図3】本発明の各種の例に従って使用可能である運動情報モニタリング装置の例を示す。
【図4】本発明の各種の例に係る運動パラメータ測定装置が使用可能である1つの環境を示す。
【図5】本発明の各種実施に従って運動データを収集および/または表示するために使用可能である運動情報収集および表示装置の例を示す。
【図6】本発明の各種の例に従って使用可能である運動データ表示構成装置の例を示す。
【図7】本発明の各種の例に従って使用可能である種類の、運動データ表示構成装置および複数のクライアント装置を含むネットワークを示す。
【図8A】発明の各種実施に従ってユーザーに対して運動データを表示するために提供可能なユーザーインターフェースの例を示す。
【図8B】本発明の各種実施に従ってユーザーに対して運動データを表示するために提供可能なユーザーインターフェースの例を示す。
【図8C】本発明の各種実施に従ってユーザーに対して運動データを表示するために提供可能なユーザーインターフェースの例を示す。
【図8D】本発明の各種実施に従ってユーザーに対して運動データを表示するために提供可能なユーザーインターフェースの例を示す。
【図8E】本発明の各種実施に従ってユーザーに対して運動データを表示するために提供可能なユーザーインターフェースの例を示す。
【図8F】本発明の各種実施に従ってユーザーに対して運動データを表示するために提供可能なユーザーインターフェースの例を示す。
【図9A】本発明の各種実施に従ってユーザーに対して運動データを表示するために提供可能なユーザーインターフェースの例を示す。
【図9B】本発明の各種実施に従ってユーザーに対して運動データを表示するために提供可能なユーザーインターフェースの例を示す。
【図10】本発明の各種実施に従ってユーザーに対して目標を選択するために提供可能なユーザーインターフェースの例を示す。
【図11A】本発明の各種実施に従ってユーザーに対して目標を選択するために提供可能なユーザーインターフェースの例を示す。
【図11B】本発明の各種実施に従ってユーザーに対して目標を選択するために提供可能なユーザーインターフェースの例を示す。
【図11C】本発明の各種実施に従ってユーザーに対して目標を選択するために提供可能なユーザーインターフェースの例を示す。
【図11D】本発明の各種実施に従ってユーザーに対して目標を選択するために提供可能なユーザーインターフェースの例を示す。
【図11E】本発明の各種実施に従ってユーザーに対して目標を選択するために提供可能なユーザーインターフェースの例を示す。
【図12】本発明の各種実施に従って運動活動の目標の達成に向けたユーザーの進捗を知らせるために提供可能なユーザーインターフェースの例を示す。
【図13A】本発明の各種実施に従って他のユーザーに対するチャレンジを生み出すために提供可能なユーザーインターフェースの例を示す。
【図13B】本発明の各種実施に従って他のユーザーに対するチャレンジを生み出すために提供可能なユーザーインターフェースの例を示す。
【図13C】本発明の各種実施に従って他のユーザーに対するチャレンジを生み出すために提供可能なユーザーインターフェースの例を示す。
【図13D】本発明の各種実施に従って他のユーザーに対するチャレンジを生み出すために提供可能なユーザーインターフェースの例を示す。
【図13E】本発明の各種実施に従って他のユーザーに対するチャレンジを生み出すために提供可能なユーザーインターフェースの例を示す。
【図13F】本発明の各種実施に従って他のユーザーに対するチャレンジを生み出すために提供可能なユーザーインターフェースの例を示す。
【図14A】本発明の各種実施に従ってユーザーの運動データを他の参加ユーザーの運動データと比較するために提供可能なユーザーインターフェースの例を示す。
【図14B】本発明の各種実施に従ってユーザーの運動データを他の参加ユーザーの運動データと比較するために提供可能なユーザーインターフェースの例を示す。
【図14C】本発明の各種実施に従ってユーザーの運動データを他の参加ユーザーの運動データと比較するために提供可能なユーザーインターフェースの例を示す。
【図14D】本発明の各種実施に従ってユーザーの運動データを他の参加ユーザーの運動データと比較するために提供可能なユーザーインターフェースの例を示す。
【図14E】本発明の各種実施に従ってユーザーの運動データを他の参加ユーザーの運動データと比較するために提供可能なユーザーインターフェースの例を示す。
【図14F】本発明の各種実施に従ってユーザーの運動データを他の参加ユーザーの運動データと比較するために提供可能なユーザーインターフェースの例を示す。
【図15】本発明の各種実施に従ってユーザーの運動達成を記念するために提供可能なユーザーインターフェースの例を示す。
【図16】本発明の各種実施に従って運動達成を行う決意を生み出すために提供可能なユーザーインターフェースの例を示す。
【図17】本発明の様々な実施による運動器具の一部として提供され得るユーザーインターフェースの例を示す図である。
【図18】運動成績データ記憶装置の例を示す図である。
【図19】運動成績データ記憶装置の例を示す図である。
【図20】運動成績データ記憶装置の例を示す図である。
【図21】運動成績データ記憶装置の例を示す図である。
【図22】運動成績データ記憶装置の例を示す図である。
【図23】本明細書において示す一つまたは複数の局面による、携帯用音楽プレーヤーと運動成績追跡サイトの間で同期するデータを構成するユーザーインターフェースの例を示す図である。
【図24】本明細書において示す一つまたは複数の局面による、ユーザーのワークアウト(workout)を図式的に示すユーザーインターフェースの例を示す図である。
【図25】本明細書において示す一つまたは複数の局面による、ユーザーのワークアウトを図式的に示すユーザーインターフェースの例を示す図である。
【図26】本明細書において示す一つまたは複数の局面による、ユーザーの過去のワークアウトを、共通単位と運動活動別の単位の両方で示すユーザーインターフェースの例を示す図である。
【図27】本明細書において示す一つまたは複数の局面による、過去のワークアウトのバーの一つの上にカーソルを合わせると追加のワークアウト情報を提供するユーザーインターフェースの例を示す図である。
【図28】本明細書において示す一つまたは複数の局面による、ユーザーに、すべてのワークアウトを表示すべきか、共通単位で表されるワークアウトだけを表示すべきか、それとも運動活動別の単位で表されるワークアウトだけを表示すべきか選択させるユーザーインターフェースの例を示す図である。
【図29】本明細書において示す一つまたは複数の局面による、共通単位で記録されまたは記憶されたワークアウトだけを表示するユーザーインターフェースの例を示す図である。
【図30】本明細書において示す一つまたは複数の局面による、運動活動別の単位で記録されまたは記憶されたワークアウトだけを表示するユーザーインターフェースの例を示す図である。
【図31】本明細書において示す一つまたは複数の局面による、ユーザーが目標を表示させるためのオプションを提供するユーザーインターフェースの例を示す図である。
【図32】本明細書において示す一つまたは複数の局面による、ユーザーの目標および目標に到達するに際してのユーザーの現在の進捗を表示するユーザーインターフェースの例を示す図である。
【図33】本明細書において示す一つまたは複数の局面による、ユーザーがチャレンジを表示させるためのオプションを提供するユーザーインターフェースの例を示す図である。
【図34】本明細書において示す一つまたは複数の局面による、ユーザーが参加している様々なチャレンジを表示するユーザーインターフェースの例を示す図である。
【図35】本明細書において示す一つまたは複数の局面による、ユーザーが参加している様々なチャレンジを表示するユーザーインターフェースの例を示す図である。
【図36】本明細書において示す一つまたは複数の局面による、ユーザーが参加している様々なチャレンジを表示するユーザーインターフェースの例を示す図である。
【図37】本明細書において示す一つまたは複数の局面による、ユーザーが参加している様々なチャレンジを表示するユーザーインターフェースの例を示す図である。
【図38】本明細書において示す一つまたは複数の局面による、トレーニングプログラムを作成するためのユーザーインターフェースの例を示す図である。
【図39】本明細書において示す一つまたは複数の局面による、トレーニングプログラムを完了するに際してのユーザーの進捗を追跡し、表示するユーザーインターフェースの例を示す図である。
【図40】本明細書において示す一つまたは複数の局面による、指定の目標に到達するための一連の目的を表示するトレーニング・プログラム・インターフェースの例を示す図である。
【図41】本明細書において示す一つまたは複数の局面による、アバター・カスタマイズ・インターフェースの例を示す図である。
【図42】本発明の一態様によるユーザーインターフェースを有する体育器具をエリプティカルマシンの例示的な形として示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
発明の詳細な説明
操作環境
概要
本発明の局面は、運動情報の測定、収集、および表示に関する。当業者によって理解されるように、運動情報はまずは各個人から得なければならない。本発明の各種実施では、1つまたは複数の異なる運動情報モニタリング装置を使用して、個人が行う運動活動に対応する運動データを測定および記録することができる。典型的には、運動情報モニタリング装置は、モニタリングされる個人に関するパラメータを測定するためのセンサ、およびセンサにより測定されるパラメータを処理するための演算装置を組み入れる。
【0017】
いったん運動情報モニタリング装置が個人の運動活動に関する運動情報を記録すると、個人は、記録された運動データを閲覧するために、記録された運動情報を1つまたは複数の別個の装置に転送することができる。例えば、ユーザーは、記録された運動情報を運動情報モニタリング装置から別個の収集装置にダウンロードすることができる。一方、収集装置は、運動情報モニタリング装置から収集される運動情報を別個の表示構成装置に転送することができ、運動情報の組織化および構成を続いてさらに別の装置で閲覧するために行うことができる。下記でさらに詳細に論じるように、本発明の各種実施により、個人がインターネットなどのネットワーク上で通信を行う演算装置の群を用いて運動情報を記録、収集、および表示することが可能になる。
【0018】
例えば、本発明のいくつかの実施は、個人が、特殊目的の演算装置を用いて運動情報を測定および記録することを可能にすることができる。次に使用者は、記録された運動情報を個人用デスクトップまたはラップトップコンピュータなどのローカル演算装置に転送することができる。より詳しくは、ユーザーは、記録された運動情報を、運動情報モニタリング装置から、コンピュータネットワークの「クライアント」として働くローカルコンピュータ上の収集ソフトウェアツールにダウンロードすることができる。次に、収集ソフトウェアツールは、ダウンロードされた運動情報を、ネットワークを通じてリモート「サーバ」コンピュータに転送する。次に、リモートサーバコンピュータ上の表示構成ソフトウェアツールは、転送された運動情報を保存する。その後、個人は、クライアントコンピュータまたは別のローカルコンピュータを用いて、記憶された運動情報をサーバコンピュータから検索することができる。ローカルコンピュータからの表示要求に対応して、表示構成ソフトウェアツールは、ローカルコンピュータ上での表示用に要求された運動情報を構成し、その後、構成された運動情報を表示用にローカルコンピュータに伝送する。
【0019】
演算装置
1つまたは複数の機能を行うように構成される電子回路を用いて本発明の各種の例を実施することができる。例えば、本発明のいくつかの態様では、運動情報モニタリング装置、収集装置、表示装置、またはその任意の組み合わせを、1つまたは複数の特定用途の集積回路(ASIC)を用いて実施することができる。しかしながら、本発明の各種の例の構成要素は、ファームウェアもしくはソフトウェアの命令を実行するプログラム可能な演算装置を使用して、または特定目的の電子回路とプログラム可能な演算装置上で実行されるファームウェアもしくはソフトウェアの命令との何らかの組み合わせにより、実施される。
【0020】
したがって、図1は、本発明の各種態様を実施するために使用可能であるコンピュータ101の1つの説明に役立つ実例を示す。この図でわかるように、コンピュータ101は、演算ユニット103を有する。演算ユニット103は、典型的には処理ユニット105およびシステムメモリ107を含む。処理ユニット105は、ソフトウェアの命令を実行するための任意の種類の処理装置であり得るが、通常はマイクロプロセッサ装置である。システムメモリ107は、読み出し専用メモリ(ROM)109とランダムアクセスメモリ(RAM)111の両方を含み得る。当業者によって理解されるように、読み出し専用メモリ(ROM)109とランダムアクセスメモリ(RAM)111の両方が、処理ユニット105による実行用のソフトウェアの命令を記憶できる。
【0021】
処理ユニット105およびシステムメモリ107は、1つまたは複数の周辺装置に、直接的にまたはバス113もしくは代わりの通信構造を通じて間接的に接続される。例えば、処理ユニット105またはシステムメモリ107は、ハードディスクドライブ115、リムーバブル磁気ディスクドライブ117、光ディスクドライブ119、およびフラッシュメモリカード121などのさらなるメモリストレージに直接的または間接的に接続可能である。処理ユニット105またはシステムメモリ107は、1つまたは複数の入力装置123および1つまたは複数の出力装置125にも直接的または間接的に接続可能である。入力装置123は、例えばキーボード、タッチスクリーン、リモートコントロールパッド、ポインティング装置(例えばマウス、タッチパッド、スタイラス、トラックボール、もしくはジョイスティック)、スキャナ、カメラ、またはマイクロホンを含み得る。出力装置125は、例えばモニタディスプレイ、テレビ、プリンタ、ステレオ、またはスピーカを含み得る。
【0022】
なおさらに、計算ユニット103は、ネットワークとの通信用の1つまたは複数のネットワークインターフェース127と直接的または間接的に接続される。ネットワークアダプタまたはネットワークインターフェースカード(NIC)とも時々呼ばれる、この種類のネットワークインターフェース127は、伝送制御プロトコル(TCP)、インターネットプロトコル(IP)、およびユーザーデータグラムプロトコル(UDP)などの1つまたは複数の通信プロトコルに従って、計算ユニット103からのデータ信号および制御信号をネットワークメッセージに変換する。これらのプロトコルは当技術分野で周知であり、したがって本明細書ではさらに詳細には論じない。インターフェース127は、ワイヤレストランシーバ、電力線アダプタ、モデム、またはイーサネット(登録商標)接続を例えば含む、ネットワークに対する接続用の任意の好適な接続エージェントを使用できる。
【0023】
計算装置を、上記で具体的に列挙した入力装置、出力装置、および記憶周辺装置に加えて、入力機能、出力機能、および記憶機能、またはその何らかの組み合わせを行い得るいくつかを含む様々な他の周辺装置に接続可能であるということを理解すべきである。例えば、コンピュータ101は、カリフォルニア州クパチーノのApple, Inc.から入手可能なIPOD(登録商標)ブランドのデジタル音楽プレイヤーなどのデジタル音楽プレイヤーに接続可能である。当技術分野で公知のように、この種類のデジタル音楽プレイヤーは、コンピュータ用出力装置(例えばサウンドファイルから音楽を、またはイメージファイルから画像を出力する)と記憶装置の両方として役立つことができる。さらに、この種類のデジタル音楽プレイは、下記でさらに詳細に論じるように、記録された運動情報の出力用の出力装置としても役立つことができる。
【0024】
コンピュータ101は、デジタル音楽プレイヤーに加えて、電話などの1つまたは複数の他の周辺装置に接続可能であるか、そうでなければそれを含むことができる。電話は、例えばワイヤレス「スマートフォン」であり得る。当技術分野で公知のように、この種類の電話は高周波伝送を用いてワイヤレスネットワークを通じて通信を行う。「スマートフォン」は、単純な通信機能性に加えて、電子メッセージ(例えば電子メールメッセージ、SMSテキストメッセージなど)の送信、受信、および閲覧、サウンドファイルの記録または再生、イメージファイル(例えば静止画像または動画イメージファイル)の記録または再生、テキスト付きファイル(例えばMicrosoft WordもしくはExcelファイルまたはAdobe Acrobatファイルなど)の閲覧および編集などの1つまたは複数のデータ管理機能もユーザーに提供することができる。この種類の電話のデータ管理能力を理由として、ユーザーは電話をコンピュータ101と接続でき、それにより、それらの維持されたデータを同期させることができる。
【0025】
無論、当技術分野で周知のように、さらに他の周辺装置は、図1で示す種類のコンピュータ101に付属していることができるか、またはそうでなければこのコンピュータ101に接続させることができる。いくつかの場合では、周辺装置を演算ユニット103に永久または半永久に接続できる。例えば、多くのコンピュータでは、演算ユニット103、ハードディスクドライブ117、リムーバブル光ディスクドライブ119、およびディスプレイが、単一のハウジング内に半永久に収納されている。しかしながら、さらに他の周辺装置を取り外し可能にコンピュータ101に接続できる。コンピュータ101は、そこを通じて周辺装置が演算ユニット103に(直接的にまたはバス113を通じて間接的に)接続可能な、1つまたは複数の通信ポートを含み得る。したがって、これらの通信ポートは、ユニバーサルシリアルバス(USB)規格またはIEEE 1394高速シリアルバス規格を用いるシリアルバスポート(例えばファイヤーワイヤーポート)などのパラレルバスポートまたはシリアルバスポートを含み得る。コンピュータ101は、ブルートゥースインターフェース、Wi-Fiインターフェース、赤外線データポートなどのワイヤレスデータ「ポート」を代わりにまたはさらに含み得る。
【0026】
本発明の各種の例に従って使用される計算装置が、図1に示すコンピュータ101よりも多い構成要素、コンピュータ101よりも少ない構成要素、またはコンピュータ101とは異なる組み合わせの構成要素を含み得ることを理解すべきである。例えば、本発明のいくつかの実施では、デジタル音楽プレイヤーまたはサーバコンピュータなどの、極めて特定の機能性を有するように意図されている1つまたは複数の演算装置を使用することができる。したがって、これらの演算装置は、ネットワークインターフェース115、リムーバブル光ディスクドライブ119、プリンタ、スキャナ、外付けハードドライブなどの不要な周辺機器を省くことができる。本発明のいくつかの実施では、デスクトップまたはラップトップパーソナルコンピュータなどの広範な機能が可能なように意図されている演算装置を、代わりにまたはさらに使用することができる。これらの演算装置は、所望に応じて周辺装置または追加構成要素の任意の組み合わせを有し得る。
【0027】
運動情報モニタリング装置
図2は、本発明の各種の例に従って、ユーザーの運動活動に対応する運動情報の測定に使用可能である運動情報モニタリング装置201の1つの例を示す。この図に示すように、運動情報モニタリング装置201は、デジタル音楽プレイヤー203、電子インターフェース装置205、および運動パラメータ測定装置207を含む。さらに詳細に説明するように、デジタル音楽プレイヤー203は、電子インターフェース装置205に(解放可能に)接続されており、この組み合わせは、ユーザーにより、各自がランニングまたはウォーキングなどの運動活動を行っている間、着用されているか、そうでなければ携行されている。運動パラメータ測定装置207はまた、ユーザーにより、各自が運動活動を行っている間、着用または携行されており、ユーザーが行っている運動の成果に関する1つまたは複数の運動パラメータを測定する。運動パラメータ測定装置207は、電子インターフェース装置205に、測定された運動パラメータに対応する信号を伝送する。電子インターフェース装置205は、運動パラメータ測定装置207から信号を受け取り、デジタル音楽プレイヤー203に受け取った情報を与える。
【0028】
図3でさらに詳細に示すように、運動パラメータ測定装置207は、運動パラメータ測定装置207を着用しているか、そうでなければ使用している個人に関連する運動パラメータを測定するための1つまたは複数のセンサ301を含む。例えば、図示される実施では、センサ301Aおよび301Bは、2つの直交する方向の運動パラメータ測定装置207の加速を測定する加速度計(例えば圧電型加速度計)であり得る。運動パラメータ測定装置207は、ユーザーがエクササイズを行っている間、所望の運動パラメータを測定するために、ユーザーにより携行されているか、そうでなければ着用されている。例えば、図4に示すように、ユーザーがウォーキングまたはランニングしている間、ユーザーの靴401の足底に運動パラメータ測定装置207を位置づけることができる。このように準備することで、センサ301は、使用者の足の動きに対応する電気信号を発生する。当技術分野で公知のように、次にこれらの信号を、ユーザーが行う運動活動を代表する運動データを生成するために使用できる。
【0029】
運動パラメータ測定装置207は、センサ301が出力する電気信号を処理するためのプロセッサ303も含む。本発明のいくつかの実施では、プロセッサ303は、プログラム可能なマイクロプロセッサであり得る。しかしながら、本発明のさらに他の実施では、プロセッサ303は、ASICなどの特定目的の回路装置であり得る。プロセッサ303は、曲線平滑化、ノイズフィルタリング、異常値除去、増幅、総和、積分などの、センサ301から出力される信号に対する任意の所望の操作を行うことができる。プロセッサ303は、処理された信号を伝送器307に与える。運動パラメータ測定装置207は、センサ301、プロセッサ303、および伝送器305に必要に応じて電力を与えるための電源307も含む。電源307は、例えば電池であり得る。
【0030】
図4でわかるように、運動パラメータ測定装置207は、電子インターフェース装置205に処理された信号を伝送する。ここで図3に戻ると、電子インターフェース装置205は、運動パラメータ測定装置207内の伝送器305が伝送する処理された信号を受け取るレシーバ309を含む。レシーバ309は、処理された信号を、さらに信号を処理する第2のプロセッサ311に中継する。プロセッサ303のように、プロセッサ311は、曲線平滑化、ノイズフィルタリング、異常値除去、増幅、総和、積分などの、加工された信号に対する任意の所望の操作を行うことができる。
【0031】
プロセッサ303は、処理された信号をデジタル音楽プレイヤー203に与える。ここで図2を再度参照すると、電子インターフェース装置205は、デジタル音楽プレイヤー203上に設けられる通常の入力ポート211を物理的に塞ぎ、該入力ポート211と接続するコネクタシステム209を含む。電子インターフェース装置205のコネクタシステム209がその中に接続される、入力ポート211は、パラレルデータポート、シリアルデータポート、イアホン、またはマイクロホンジャックなどの、データ転送用の任意の所望種類の入力ポートであり得る。デジタル音楽プレイヤー203の入力ポート211に設けられる対応する要素との電気接続または他の好適な接続を形成するために(例えばインターフェース装置205と電子インターフェース装置205との間の電子通信および/またはデータ通信を可能にするために)、コネクタシステム209は、ワイヤ、ピン、電気コネクタなどの任意の好適な接続装置を含み得る。必要または所望に応じて、ストラップ、フック、バックル、クリップ、クランプ、クラスプ、保持要素、機械的コネクタなどのさらなる固定用要素を、デジタル音楽プレイヤー203にインターフェース装置205をしっかり接続するために、設けることができる。
【0032】
ここで図3に戻ると、プロセッサ311は、処理された信号を演算ユニット313に与える。演算ユニット313は、処理された信号をメモリ315に最初に記憶させることができる。さらに、本発明のいくつかの実施では、演算ユニット313は、運動情報モニタリング装置201が与える処理された信号に対して操作を行うことで、ユーザーが行う運動活動に対応する1セットの運動データを生成することができる。例えば、運動情報モニタリング装置201がユーザーの足の動きを測定するための加速度計を含む場合、演算ユニット313は、運動情報モニタリング装置201からの処理された信号を分析することで、ユーザーの運動活動中の特定の場合でのユーザーの速度、およびそれら特定の場合のそれぞれにおいてユーザーが移動する全距離を表す、1セットの運動データを生成することができる。加速度計信号からユーザーの速度を確定するための各種技術は、例えば、「Monitoring Activity Of A User In Locomotion On Foot」と題された、2005年5月24日発行の、Blackadarらに対する米国特許第6,898,550号、「Monitoring Activity Of A User In Locomotion On Foot」と題された、2005年4月19日発行の、Ohlenbuschらに対する米国特許第6,882,955号、「Monitoring Activity Of A User In Locomotion On Foot」と題された、2005年4月5日発行の、Darleyらに対する米国特許第6,876,947号、「Monitoring Activity Of A User In Locomotion On Foot」と題された、2002年12月10日発行の、Ohlenbuschらに対する米国特許第6,493,652号、「Detecting The Starting And Stopping Of Movement Of A Person On Foot」と題された、2001年10月2日発行の、Blackadarらに対する米国特許第6,298,314号、「Measuring Foot Contact Time And Foot Loft Time Of A Person In Locomotion」と題された、2000年4月18日発行の、Gaudetらに対する米国特許第6,052,654号、「Measuring Foot Contact Time And Foot Loft Time Of A Person In Locomotion」と題された、2000年1月25日発行の、Gaudetらに対する米国特許第6,018,705号に記載されており、いずれも参照により本明細書に完全に組み入れられる。
【0033】
運動データセットは、各速度値および/または各距離値と関連する時間値も含み得る。異なるユーザーから運動情報を収集するために運動情報モニタリング装置201を使用できる場合、運動データ演算ユニット313はさらに、ユーザーが彼自身または彼女自身を何らかの方法で同定するように促すことができる。次に、この同定情報を、運動情報モニタリング装置201が与える情報から生成される運動データセットに包含させることができる。いったん演算ユニット313が、運動情報モニタリング装置201が与える情報から1セットの運動データを生成すると、演算ユニット313は、運動データセットをメモリ315に記憶させることができる。下記でさらに詳細に論じるように、続いて運動情報収集ツールを実施する演算装置にデジタル音楽プレイヤー203を接続すると、演算ユニット313は、遠隔演算装置をホストとする表示構成ツールに対して運動データをダウンロードする。
【0034】
運動パラメータ測定装置207とインターフェース装置205との間のワイヤレス通信を図2〜4に示す態様に関して説明しているが、ワイヤ接続を含む、運動パラメータ測定装置207とインターフェース装置205との間の任意の所望の通信様式を、本発明から逸脱することなく使用できる。また、運動パラメータ測定装置207からの身体データまたは心理データから得られたデータを、電子装置210上での表示またはそこからの出力のための適切な形式またはフォーマットで配置する任意の望ましい方法を、本発明から逸脱することなく与えることができる。例えば、所望であれば、運動パラメータ測定装置207を、1つまたは複数の特定の電子装置での使用のために特別に設計および/またはプログラムすることができ、例えば、特定の1つまたは複数の装置で動作し、かつそれらの装置に好適な形式およびフォーマットで出力データを与えるように、予備プログラムおよび/または配線することができる。この状況で、ある種の電子装置、例えばデジタル音楽プレイヤーの特定モデル、およびさらに他の電子装置、例えば電話、腕時計、携帯情報端末などを具体的にターゲットとして、インターフェース装置205を市販および販売することができる。別の代替案として、所望であれば、例えばインターネット、ディスク、他のソースなどから特定の電子装置用にディスプレイドライバもしくはデバイスドライバおよび/またはフォーマットデータをダウンロードすることで、後の時間に、様々な異なる電子装置で動作するようにインターフェース装置205をプログラムすることができる。
【0035】
所望であれば、本発明の少なくともいくつかの例に従って、電子インターフェース装置205は、ディスプレイ220および/またはユーザー入力システム222、例えば1つまたは複数の回転入力装置、スイッチ、ボタン(図2における図解例で示す)、マウス要素もしくはトラックボール要素、タッチスクリーンなど、またはその何らかの組み合わせをさらに含み得る。ディスプレイ220は、例えばデジタル音楽プレイヤー203で再生される音楽に関する情報、デジタル音楽プレイヤー203が受け取る運動情報信号に関する情報、受け取った運動情報信号からデジタル音楽プレイヤー203が生成する、運動データなどを示すために使用できる。ユーザー入力システム222は、例えば、インターフェース装置205を通じて受け取った入力データの処理の1つまたは複数の局面の制御、入力データ受領(例えばタイミング、受け取った情報の種類、オンデマンドのデータ要求など)の制御、電子装置203に対するかまたはそれによるデータ出力の制御、運動パラメータ測定装置207の制御などに使用できる。所望であれば、デジタル音楽プレイヤー203上の入力システム(例えばボタン222、タッチスクリーン、ディジタイザ/スタイラスに基づく入力、回転入力装置、トラックボールまたはローラボール、マウスなど)を代わりにまたはさらに使用することで、インターフェース装置205および/または運動パラメータ測定装置207に対してユーザー入力データを与えることができる。所望であれば、さらに別の例として、音声入力システムをインターフェース装置205および/またはデジタル音楽プレイヤー203に設けることで、例えば音声コマンドを通じたユーザー入力を可能にすることができる。任意のシステム要素の制御および/または任意の目的のために、任意の他の所望の種類のユーザー入力システムを、本発明から逸脱することなく設けることができる。
【0036】
デジタル音楽プレイヤー203は、例えばヘッドホン(または他の音声出力)、電源、ワイヤレス通信、赤外線入力、マイクロホン入力、または他の装置のための、例えば図2に示すポート224および226などのさらなる入力および/または出力要素を含み得る。所望であれば、また、インターフェース装置205が電子装置203に取り付けられている場合にこれらのポート224および/または226が覆われているならば、インターフェース装置205は、ポート224および/または226と同様の外部ポートを備えることができ、またインターフェース装置205に内部回路を設けることができ、それによりユーザーは、デジタル音楽プレイヤー203に差し込まれる可能性があるものと同一の追加装置をインターフェース装置205に差し込み、それでもなお同一機能を活用する(例えば、それにより必要なデータ、信号、電力、および/または情報を、インターフェース装置205を通じてユーザー、別の出力、および/またはデジタル音楽プレイヤー203に送る)ことが可能になる。
【0037】
上記の本発明のいくつかの特定の態様は、デジタル音楽プレイヤー203に関するものであるが、任意の携帯電子装置を用いて本発明の代替例を実施できることを理解すべきである。例えば、本発明のいくつかの実施では、運動パラメータ測定装置207を、携帯電話、腕時計、携帯情報端末、別の種類の音楽プレイヤー(例えばコンパクトディスクもしくは衛星ラジオ音楽プレイヤー)、携帯用コンピュータ、または任意の他の所望の電子装置と組み合わせて使用することができる。さらには、本発明のいくつかの実施では、インターフェース装置205の使用を代わりにまたはさらに省くことができる。例えば、運動パラメータ測定装置207を、ブルートゥースワイヤレス通信プロトコルを用いる通信用に構成することができ、それにより、それをブルートゥース対応携帯電話、携帯情報端末、腕時計、またはパーソナルコンピュータで使用することができる。無論、インターフェース装置205を省いていながらも、さらに他のワイヤレスまたはワイヤ通信技術を使用することも可能である。
【0038】
理解を容易にするために運動パラメータ測定装置207の特定の例を上記で説明したが、任意の種類の所望の運動パラメータ測定装置207を本発明の各種態様で使用できることも理解すべきである。例えば、本発明のいくつかの実施では、運動パラメータ測定装置207は、心拍数モニタ、血中酸素モニタ、衛星ポジショニング装置(例えばグローバルポジショニング衛星(GPS)ナビゲーション装置)、ユーザーの電気的活動を測定するための装置(例えばEGKモニタ)、またはユーザーの1つもしくは複数の身体パラメータを測定する任意の他の装置であり得る。さらに、運動パラメータ測定装置207は、ユーザーが操縦する何らかの装置の1つまたは複数の操作パラメータ、例えば自転車の速度および/または距離、トレッドミル、ローイングマシン、エリプティカルマシン、または固定自転車が行う速度および/またはワーク、ユーザーが着用するスキー(水中もしくは雪中)、スケート(ローラーもしくはアイス)、またはスノーシューズなどにより移動する速度および/または距離などを測定することができる。
【0039】
また、運動パラメータ測定装置207を、運動パラメータ測定装置207から信号を受け取るデジタル音楽プレイヤー203または他の携帯電子装置とは別個のものとして記載してきたが、本発明のいくつかの実施では、運動パラメータ測定装置207を、デジタル音楽プレイヤー203または他の携帯電子装置に組み入れることができる。例えば、本発明のいくつかの実施では、加速度計を組み入れる音楽プレイヤー、携帯電話、腕時計、もしくは携帯情報端末、衛星ポジショニング装置、または運動活動を測定するための任意の他の所望の装置を使用できる。さらに、本発明の各種実施では、デジタル音楽プレイヤー203もしくは他の携帯電子装置に組み入れられているか、デジタル音楽プレイヤー203もしくは他の携帯電子装置とは別であるか、またはその何らかの組み合わせである、複数の運動パラメータ測定装置207を使用できることを理解すべきである。
【0040】
運動収集および表示ツール
図5は、本発明の各種実施に従って運動データを収集および/または表示するために使用可能である運動情報収集および表示装置501の例を示す。下記でさらに詳細に論じるように、運動情報収集および表示装置501は、運動情報の収集と表示の両方を行うことができる。運動情報収集および表示装置501は、既に記載の演算装置101の任意の好適な変形を用いて実施できる。しかしながら、いくつかの状況では、例えばワシントン州レドモンドのMicrosoft Corporationから入手可能なMicrosoft Windows(登録商標)オペレーティングシステムの1バージョン、カリフォルニア州クパチーノのApple Corporationから入手可能なApple Macintoshオペレーティングシステムの1バージョン、または複数のベンダーから入手可能なUnix(登録商標)もしくはLinuxオペレーティングシステムの1バージョンを用いるデスクトップまたはラップトップパーソナルコンピュータを用いて、運動情報収集および表示装置501を商業的に実施することができる。
【0041】
図5に示すように、運動情報収集および表示装置501は、運動情報モニタリング装置201からデータを受け取るためのインターフェース503を含む。インターフェース503は、例えば電気構成要素、ソフトウェア構成要素(例えばアプリケーションプログラムインターフェース(API))、またはその何らかの組み合わせを用いて実施できる。運動情報収集および表示装置501は、運動データ収集モジュール505も有する。本発明の各種の例では、運動データ収集モジュール505は、1つまたは複数の運動データセットを記憶するデジタル音楽プレイヤー203または他の携帯電子装置がインターフェース503を通じて運動情報収集および表示装置501にいつ接続されるかを検出し、デジタル音楽プレイヤー203または他の携帯電子装置との通信セッションを確立することで1つまたは複数の運動データセットを検索することができる。本発明のいくつかの実施では、運動データ収集モジュール505は、運動データセットを検索した後、デジタル音楽プレイヤー203または他の携帯電子装置から運動データセットを削除することができる。
【0042】
本発明のいくつかの例では、運動データ収集モジュール505は、デジタル音楽プレイヤー203または他の携帯電子装置から検索した運動データセットに対していくつかのさらなる操作を行うことができる。例えば、異なるユーザーから運動情報を収集するために運動情報モニタリング装置201を使用できる場合、運動データ収集モジュール505はさらに、ユーザーが彼自身または彼女自身を同定するように促すことができる(この情報を運動情報収集および表示装置501により事前に得なかった場合)。次にこの同定情報を運動データセットに包含させることができる。
【0043】
既に記したように、運動情報収集および表示装置501は、典型的には、1つまたは複数の運動パラメータ測定装置207が測定する情報から運動データのセットを生成する。しかしながら、本発明のいくつかの態様では、運動情報収集および表示装置501は、その代わりに、運動パラメータ測定装置207が与える生情報を記憶することができる。これらの態様では、運動データ収集モジュール505は、デジタル音楽プレイヤー203または他の携帯電子装置から生情報を検索した後、生情報自体から運動データセットを生成することができる。無論、本発明のさらに他の例では、運動パラメータ測定装置207が測定する生情報からの運動データの生成に関する機能を、運動データ収集モジュール505とデジタル音楽プレイヤー203または他の携帯電子装置との間で所望に応じて分けることができる。
【0044】
運動データ収集モジュール505は、例えば演算装置101の演算ユニット113が実行するソフトウェアの命令により実施可能である。本発明のいくつかの例では、運動データ収集モジュール505は、ブラウザなどの通常のソフトウェアツールで実施可能である。あるいは、運動データ収集モジュール505は、特定目的のソフトウェアツール、または運動データ収集機能を行うように拡張された通常のソフトウェアツールで実施可能である。例えば、運動データ収集モジュール505は、様々な機能を行う通常のブラウザを組み入れるソフトウェアツールで実施可能である。これらの機能は、デジタル音楽プレイヤー203または他の携帯電子装置からの運動データの収集に加えて、例えば音楽および映像コンテンツの選択、購入、およびダウンロードを含み得る。
【0045】
いったん運動データ収集モジュール505が、運動情報モニタリング装置201が与える処理された信号を収集すると、運動データ収集モジュール505は、インターフェースモジュール507を通じて運動データ表示構成装置601に運動データセットを伝送する。運動情報収集および表示装置501は、インターネットなどの通常のネットワークを通じて運動データ表示構成装置601と通信を行うことができる。これらの構成では、ネットワークインターフェースカードなどの任意の通常の種類のネットワークインターフェースを用いてインターフェースモジュール507を実施可能である。無論、任意の種類の所望のハードウェアまたはソフトウェアの組み合わせを代わりに使用することで、運動データ収集モジュール505が運動データ表示構成装置601に収集した運動データを送ることを可能にすることができる。本発明のいくつかの実施では、運動データ収集モジュール505は、収集した運動データを運動データ表示構成装置601に自動転送することができる。例えば、運動データ収集モジュール505は、運動データ表示構成装置601に対する収集した運動データの転送を、収集後直ちに試みるか、所定の間隔で試みるか、運動データ表示構成装置601に対するネットワーク接続の検出時に試みるか、またはその何らかの組み合わせの場合で試みることができる。運動データ収集モジュール505は、代わりにまたはさらに、収集した運動データをいつ運動データ表示構成装置601に送るかを特定するようにユーザーに促すことができる。
【0046】
図6は、本発明の各種の例に従って使用可能である運動データ表示構成装置601の例を示す。この図でわかるように、運動データ表示構成装置601は、運動情報収集および表示装置501と通信を行うためのインターフェースモジュール603を含む。既に記したように、運動情報収集および表示装置501は、インターネットなどの通常のネットワークを通じて運動データ表示構成装置601と通信を行うことができる。これらの構成では、ネットワークインターフェースカードなどの任意の通常の種類のネットワークインターフェースを用いてインターフェースモジュール603を実施可能である。無論、任意の種類の所望のハードウェアまたはソフトウェアの組み合わせを代わりに使用することで、運動データ表示構成装置601が運動情報収集および表示装置501と通信を行うことを可能にすることができる。
【0047】
運動データ表示構成装置601は、運動データ表示構成モジュール605および運動データストレージ607も含む。運動データ表示構成装置601のインターフェース603が運動情報収集および表示装置501から運動データを受け取ると、それは、受け取った運動データを運動データ表示構成モジュール605に与える。次に、運動データ表示構成モジュール603は、運動データを今後の使用のために運動データストレージ607に記憶させることができる。下記でさらに詳細に論じるように、運動データ表示構成モジュール605はまた、運動データストレージ607からデータを検索し、かつ検索した運動データをユーザーにとって意味のある様式で1つまたは複数のユーザーインターフェースを通じて表示するために構成する。
【0048】
図5に戻ると、ユーザーが彼もしくは彼女の運動活動(または下記でさらに詳細に論じるように互いの運動活動)に関する情報を閲覧したいと望む場合に、ユーザーは、この要求を運動情報収集および表示装置501に提出する。より詳しくは、ユーザーは、キーボード、マウス、ディスプレイなどの通常の入力および出力装置を使用できる。次に表示要求が、通常のインターフェース入力/出力インターフェース511を通じて運動データ表示モジュール509に与えられる。当技術分野で周知のように、入力装置からの入力を検出および処理し、かつ出力装置にデータを送り、そうでなければそれを制御するために使用される、通常のアプリケーションプログラミングインターフェース(API)などのハードウェアおよびソフトウェア構成要素の任意の所望の組み合わせを用いて、インターフェース入力/出力インターフェース511を実施することができる。
【0049】
本発明のいくつかの例では、運動データ表示モジュール509は、データの表示を要求および制御するための入力を受け取った後、続いてデータを要求された様式で表示するための任意の通常のツールを用いて実施可能である。例えば、運動データ表示モジュール509は、演算ユニット113上で実行するMicrosoft Internet Explorer、Mozilla Firefox、またはOperaなどの通常のブラウザプログラムを用いて実施可能である。本発明のさらに他の態様では、運動データ表示モジュール509は、ActiveXプラグイン、Java(登録商標) script、またはカリフォルニア州サンノゼのAdobe Systems Incorporatedから入手可能なMacromedia Flash PlayerもしくはAdobe Flash Playerの1バージョンなどの1つもしくは複数の表示ツールで拡張された通常のブラウザプログラムを用いて実施可能である。本発明のさらに他の態様では、運動データ表示モジュール509は、例えば運動データ表示用の特定目的のソフトウェアツールで実施可能である。
【0050】
下記でさらに詳細に論じるように、ユーザーが運動データ表示モジュール509を作動させると、各自がどの収集した運動データを閲覧したいと望むかを、ユーザーが収集した運動データを閲覧したいと望むフォーマットなどを選択するようにユーザーに促す、ユーザーインターフェースが、各自に与えられる。このユーザーインターフェースは、運動データ表示モジュール509、運動データ表示構成モジュール605、またはその何らかの組み合わせにより生成可能である。ユーザーが提供されたユーザーインターフェースを使用して、運動データを閲覧したいという要求を提出すると、運動データ表示モジュール509は、要求を運動データ表示構成モジュール605に中継する。これに応答して、運動データ表示構成モジュール605は、要求された運動データを運動データ表示モジュール509による表示用に構成する。例えば、下記でさらに詳細に論じるように、ユーザーは、1週間の毎日についてのユーザーによる全走行距離を閲覧したいと要求することができる。これに応答して、運動データ表示構成モジュール605は、運動データストレージ607から関連性のある距離データを検索する。次にそれは、所望の画像(例えば棒グラフ)を通じて検索した距離データを表示されるように構成し、ユーザーに対する表示のために、構成した距離データを運動データ表示モジュール509に与える。
【0051】
本発明のいくつかの態様では、データ表示構成機能を、運動データ表示モジュール509と運動データ表示構成モジュール605との間で分けることができることに留意すべきである。例えば、運動データ表示モジュール509を単純なブラウザで実施する場合、運動データ表示モジュール509は運動データ表示構成モジュール605用の「シンクライアント」として役立ち得る。すなわち、すべてのデータ表示構成機能を運動データ表示構成モジュール605により行うことができる。次に、運動データ表示モジュール509は、それに提供される情報のみを表示する。あるいは、運動データ表示モジュール509を特定目的のソフトウェアツールで実施する場合、データ表示構成機能の大部分または全部を、運動データ表示モジュール509で行うことができる。これらの例では、運動データ表示構成モジュール605は、運動データストレージ607からの運動データを記憶および検索するためにのみ使用できる。
【0052】
典型的には、運動データ表示構成装置601は、運動情報収集および表示装置501から遠隔の位置で実施される。次に、運動情報収集および表示装置501を、既に記した電子通信ネットワークを通じて運動データ表示構成装置601に接続することができる。電子通信ネットワークは、インターネットなどのパブリックネットワーク、プライベートネットワークであり得るか、または両者の何らかの組み合わせを含み得る。例えば図7は、運動データ表示構成装置601、および運動データを収集および/または表示するための複数のクライアント装置705を含むネットワーク701を示す。これらのクライアント装置705は、ワシントン州レドモンドのMicrosoft Corporationから入手可能なMicrosoft Windows(登録商標)オペレーティングシステムのあるバージョンを用いるパーソナルコンピュータ705A、Appleオペレーティングシステムのあるバージョンを用いるパーソナルコンピュータ705B、携帯情報端末705C、および電話705Dを含み得る。無論、本発明の各種の例は、上記で論じた、運動データを収集および/または表示するように構成可能な任意の他の所望の電子装置を代わりにまたはさらに含み得る。
【0053】
クライアント装置705が運動データ収集機能、運動データ表示機能、またはその両方を行い得ることを理解すべきである。すなわち、上記の運動情報収集および表示装置501の例は、運動データの収集と表示の両方が可能であるが、いくつかのクライアント装置705は、運動データの収集しか行わないことがある。さらに、いくつかのクライアント装置は、運動データの表示しか行わないことがある。例えばユーザーは、運動データを収集し、収集した運動データを運動データ表示構成装置601に伝送するために、GPSを備えたスマート電話を使用できる。次にユーザーは、収集した運動データを続いてダウンロードおよび表示するために、通常のブラウザのみを備えたパーソナルコンピュータ使用できる。
【0054】
ユーザーの運動情報の表示
運動活動値の表示
運動データ表示モジュール509を通じて運動情報を概観したいというユーザーからの要求を受け取ることに応答して、運動データ表示構成モジュール605はユーザーの身元を確定する。次に運動データ表示構成モジュール605は、運動データストレージ607からユーザーに関連する運動データを検索する。次に運動データ表示構成モジュール605は、要求された運動データの表示用にユーザーインターフェースを用意し、ユーザーに対する表示用に、運動データを有するユーザーインターフェースを運動データ表示モジュール509に伝送する。
【0055】
図8Aは、本発明の各種実施に従ってユーザーに提供可能な最初のユーザーインターフェースの例を示す。この図でわかるように、ユーザーインターフェース801は複数のアイコン803を含む。各アイコン803は、特定の期間にわたってユーザーが行う運動活動に対応する運動データ値を表す。より詳しくは、各アイコン803は、ユーザーが行う運動活動に対応する距離値を表す。図8に示すように、各アイコン803に関連する暦日付フィールド805が、各アイコン803の底部に、対応する運動活動を行った日付を知らせるために示される。ユーザーインターフェース801は、いくつかの制御ボタン807〜819も示し、これらの制御ボタンは、ユーザーインターフェースに表示される運動データ値ならびに運動データ値が表示される対象の期間を、ユーザーが選択することを可能にする。さらに、インターフェース801は、下記でさらに詳細に論じるタブ821〜825を含む。
【0056】
図8Aに示すように、ユーザーは、「Distance」ボタン809および「Run」ボタン813を作動させた。これに応答して、ディスプレイ801は、ユーザーに対応するサーバが収集した運動データの一番最近の例えば12セットのそれぞれについてアイコン803を最初に示す。既に記したように、各データセットは、特別の期間にわたって個人が行う単一の非連続的な運動活動中に測定した運動情報から生成される運動データ値を含む。さらに、各アイコン803の高さは、アイコン803が表す運動データのセットに含まれる全距離値に対応する。例えば、10月22日にユーザーは走行中に4.05マイルの全距離を移動し、一方、12月23日には、1回目の走行中にわずか1.59マイルの全距離しか移動しなかった。したがって、この図に示すように、10月22日の運動活動に対応するアイコン803Aは、12月23日のユーザーの1回目の走行について収集した運動データを表すアイコン803Bよりも比例的に大きい。表示されたアイコン803に対応する運動活動の前後に行った運動活動についてのアイコン803を閲覧したいとユーザーが望む場合、ユーザーは、これらのさらなるアイコン803を、所望の矢印ボタン807を作動させることで閲覧することができる。
【0057】
続いてユーザーが「Time」ボタン811を選択する場合、運動データ表示構成モジュール605は、ユーザーインターフェース801を新しいアイコン827を表示するように再構成し、それにより、各アイコン827は、データセットのそれぞれについて全時間値を表す。例えば、図8Bに示すように、各アイコン827の高さは、表される各データセットの全時間値に対応する。例えば、10月22日のユーザーの走行時間が54分2秒であったのに対して、12月23日のユーザーの1回目の走行時間が18分11秒しかなかった場合、10月22日の運動データセットに対応するアイコン827Aは、12月23日のユーザーの走行について収集した運動データセットを表すアイコン827Bよりも比例的に高い。
【0058】
距離および時間の情報のみを表示することに加えて、ユーザーインターフェース801は、さらなる情報を任意で表示してもよい。例えば、本発明のいくつかの実施では、ユーザーは、特定のアイコン803または827を選択するためにポインティング装置を使用できる。例えばアイコン上にカーソルを位置づけることによる選択に応答して、ユーザーインターフェース801は、選択されたアイコンが表す運動データセットからさらなる情報を表示できる。例えば、ユーザーインターフェース801は、例えばポップアップディスプレイ(図示せず)を使用することで、選択されたアイコン803または827が表す運動活動に関する全距離、全時間、全速度、および全燃焼カロリーについてデータ値を表示することができる。さらに、ユーザーインターフェースは、例えば色情報を使用することで、運動データの一番最近収集したセットと、それ以前の時間に収集した運動データセットとを区別することができる。したがって、運動情報モニタリング装置201からの一番最近のダウンロード中に収集したデータセットを表すアイコン803または827を、例えば淡緑色で示すことができ、一方、以前収集した運動データセットを表すアイコン803または827を、濃緑色で表示することができる。
【0059】
本発明のいくつかの実施では、運動データセットを表すアイコン803または827を「作動させる」ことで、運動データセットに関するさらに詳細な情報を得ることができる。例えば、ユーザーは、ポインティング装置を用いて所望のアイコン803または827の上にカーソルを位置づけた後、選択ボタンを押し下げてアイコン803または827を作動させることができる。これに応答して、運動データ表示構成モジュール605は、対応する運動データセットのデータ値をさらに詳細に図形として示すユーザーインターフェースを構成および提供する。例えば、図9Aに示すように、本発明の各種実施では、データセットの第1の種類のデータをデータセットの第2の種類のデータに対してプロットすることで視覚グラフ903を与える、ユーザーインターフェース901を表示することができる。より詳しくは、この図に示すように、運動データ表示構成モジュール605は、運動データセットの速度値を運動データセットの距離値データに対してプロットすることで、グラフ903を与える。このようにして、ユーザーは、走行中の様々な時点での各自の瞬間速度を閲覧することができる。さらに、グラフ903は、例えば運動活動の種類(例えばランニング)を示すアイコンおよび全移動距離に関する指標のような、他の関連性のある情報を含み得る。
【0060】
本発明のいくつかの実施では、グラフ903は特定の距離通過点905を含み得るものであり、これは、通過点905の位置が表す運動活動中の距離において測定される特別の速度値を示す。例えば、通過点905A上にカーソルを動かすためにユーザーがポインティング装置を使用する場合、ユーザーインターフェース901は、ユーザーが第1のマイルで12分12秒の平均速度を有していたことを知らせるポップアップウィンドウ(図示せず)を表示する。同様に、通過点905B上にカーソルを動かすためにユーザーがポインティング装置を使用する場合、ユーザーインターフェース901は、ユーザーが第2のマイルで12分17秒の平均速度を有していたことを知らせるポップアップウィンドウ(図示せず)を表示する。次に通過点905C上にカーソルを動かすためにユーザーがポインティング装置を使用する場合、ユーザーインターフェース901は、ユーザーが第3のマイルで12分3秒の平均速度を有していたことを知らせるポップアップウィンドウ(図示せず)を表示する。
【0061】
ユーザーインターフェース901は、表される運動活動に対応する全距離値、全時間値、全平均ペース値、全燃焼カロリー値、および運動活動種類値を知らせる値フィールド907も含み得る。それは「Options」ボタン909も含み得る。ユーザーが「Options」ボタン909を作動させる場合、インターフェース901は、ユーザーが選択された運動データセットを指名することまたは運動データセットを削除することを可能にする、さらなるコマンドボタン(図示せず)を表示させることができる。さらに、インターフェースは、「Comparison」ボタン911を含み得る。
【0062】
ユーザーが「Comparison」ボタン911を選択する場合、運動データ表示構成モジュール605は、選択された運動活動について時間または距離の分類を確定する。例えば、選択された運動活動について収集した全距離値が約6キロメートルである場合、運動データ表示構成モジュール605は、選択された運動活動に対応する運動データセットを「6キロメートル」運動データセットとして分類する。同様に、選択された運動活動について収集した全距離値が別の特定の距離カテゴリー(例えば1マイル、10キロメートル、15キロメートル、10マイル、26マイルなど)に近い場合、運動データ表示構成モジュール605は、関連性のあるカテゴリーに基づいて運動データセットを分類する。
【0063】
運動データ表示構成モジュール605は、運動データセットを分類した後、その分類に属する他の運動データセットを調査することで、どの運動データセットが最高全距離値(あるいは、分類が時間または速度に基づく場合、最低全時間値または最高平均速度値)を有するかを確定する。いったん運動データ表示構成モジュール605が確定した分類について運動データの「best」セットを同定すると、それはユーザーインターフェース901を再構成して、図9Bに示す通りこの「best」運動データセットのグラフが含まれるようにする。この図でわかるように、グラフ915は、選択された運動活動セッションを表すグラフ905と同一の特徴および特色を有することができる。
【0064】
図8Aおよび8Bに示すように、ユーザーが「See My Runs」ボタン913を選択する場合、運動データ表示構成モジュール605は表示用にインターフェース801を構成および提供する。ここでこれらの図に戻ると、ユーザーが「Week」ボタン815または「Month」ボタン817を選択する場合、運動データ表示構成モジュール605は、運動データの複数のセットの集約を表す1つまたは複数のアイコンを表示するようにユーザーインターフェース801を修正する。より詳しくは、運動データ表示構成モジュール605は、指定の期間に基づいて各運動データセットからデータ値を集約する。
【0065】
例えば、ユーザーが「Week」ボタン815に加えて「Distance」ボタン809を選択する場合、運動データ表示構成モジュール605は、特別の暦週内に生じる運動活動セッションに対応する運動データの各セットの全距離データ値を追加する。次に運動データ表示構成モジュール605は、ユーザーインターフェース801をアイコン829が含まれるように修正し、各アイコン829は、特別の週間に生成される運動データセットの全距離値の合計を図形として表す。また、運動データ表示構成モジュール605は、ユーザーインターフェース801を、各アイコン829が関連する暦週を特定する暦週フィールド831が含まれるように修正する。図8Cに示すように、各アイコンの高さは、特定の週間の各運動データセットの全距離値の合計を表す。例えば、ユーザーが10月22日から10月28日までの1週間に合計4.05マイルを走ったとする。他方、ユーザーが12月3日から12月9日までの1週間に合計距離20.25マイルを走ったとする。その結果、12月3日から12月9日までの1週間に集約した運動データを表すアイコン829Bは、10月22日から10月28日までの1週間に得た運動データセットから集約した運動データを表すアイコン829Aよりも、比例的に大きくなる。
【0066】
同様に、ユーザーが「Time」ボタン811を選択する場合、運動データ表示構成モジュール605は、ユーザーインターフェース801を、運動データの集約されたセットの全時間値の合計を表すアイコン833を表示するように修正する。より詳しくは、図8Dに示すように、各アイコン833の高さは、対応する週間中に得た各運動データセットの全時間値の合計を表す。例えば、ユーザーが10月22日から10月28日までの1週間に合計時間54分2秒走ったが、12月3日から12月9日までの1週間に合計時間4時間7分24秒走った場合、12月3日から12月9日までの1週間の運動データの集約を表すアイコン833Bは、10月22日から10月28日までの1週間の運動データの集約を表すアイコン833Aよりも比例的に大きい。
【0067】
同様に、ユーザーが「Month」ボタン817を選択する場合、運動データ表示構成モジュール605は、ユーザーインターフェース801を、各月間について得る運動データセットからのデータ値の集約を表すアイコンを表示するように修正する。例えば、図8Eに示すように、「Distance」ボタン809を同様に選択した場合、ユーザーインターフェース801は、各暦月に行う運動活動セッションについて得るデータセットからの全距離値の集約を表すアイコン835を表示することができる。ユーザーインターフェース801は、各アイコン835が関連する暦月を特定する暦月フィールド837も含み得る。したがって、この図に示すように、ユーザーインターフェース801は、8月中に行った運動活動セッションについて得たデータセットからの全距離値の集約を表すアイコン835A、および1月中に行った運動活動セッションについて得たデータセットからの全距離値の集約を表す別のアイコン835Bを含む。アイコン835Aの高さは、8月に行った運動活動セッションについて得た各運動データセットの全距離値の合計(すなわち18.84マイル)を表し、一方、アイコン835Bの高さは、1月に行った運動活動セッションについて得た各運動データセットの全距離データ値のそれぞれの合計(すなわち58.84マイル)に対応する。
【0068】
他方、図8Fに示すように、「Time」ボタン811を選択した場合、ユーザーインターフェース811は、各暦月に行う運動活動セッションについて得るデータセットからの全時間値の集約を表すアイコン839を表示することができる。したがって、この図に示すように、ユーザーインターフェース801は、8月中に行った運動活動セッションについて得たデータセットからの全距離値の集約を表すアイコン839A、および1月中に行った運動活動セッションについて得たデータセットからの全時間値の集約を表す別のアイコン839Bを含む。アイコン839Aの高さは、8月に行った運動活動セッションについて得た各運動データセットの全時間値の合計(すなわち4時間6分1秒)を表し、一方、アイコン839Bの高さは、1月に行った運動活動セッションについて得た各運動データセットの全距離データ値のそれぞれの合計(すなわち10時間47分27秒)に対応する。
【0069】
距離および時間の情報のみを表示することに加えて、ユーザーインターフェース801は、運動データの複数のセットから集約したさらなる情報を任意で表示してもよい。例えば、本発明のいくつかの実施では、ユーザーは、特定のアイコン829、833、835、または839を選択するためにポインティング装置を使用できる。例えばアイコン上にカーソルを位置づけることによる選択に応答して、ユーザーインターフェース801は、選択されたアイコンが表す運動データセットの集約からさらなる情報を表示することができる。例えば、ユーザーインターフェース801は、選択されるアイコンが表す運動活動情報の集約に対応する全距離データ値の合計、選択されるアイコンが表す運動活動情報の集約に対応する全時間データ値のいくつか、選択されるアイコン速度が表す運動活動情報の集約に対応する平均速度データ値の平均、および選択されるアイコンが表す運動活動情報の集約に対応する燃焼カロリーデータ値の合計を表示する、例えばポップアップディスプレイ(図示せず)を与えることができる。
【0070】
運動データ表示構成モジュール605(または、本発明のいくつかの実施では運動データ表示モジュール509)は、複数の運動データセットからのデータの集約を、集約された運動データを表示したいという要求をユーザーから受け取る前に行うことができることに留意すべきである。あるいは、運動データ表示構成モジュール605(または、本発明のいくつかの実施では運動データ表示モジュール509)は、複数の運動データセットからのデータの集約を、集約されたデータを閲覧するためのユーザーからの特定の要求にのみ応答して行うことができる。
【0071】
目標の表示
特定の運動データ値または運動データ値の集約の表示に加えて、本発明の各種態様では、代わりにまたはさらに、ユーザーが各自の運動活動に関する目標を設定することを可能にした後、それらの目標の完遂に向けてのユーザーの進捗を図形として示す1つまたは複数の画像を閲覧することができる。例えば、図8A〜9Bに示す態様では、ユーザーは、これらの図に示す「Goals」タブ823を選択できる。これに応答して、運動データ表示構成モジュール605は、図10に示すユーザーインターフェース1001を構成および提供することができる。この図でわかるように、ユーザーインターフェース1001は、ユーザーが各自の運動活動に関する所望の目標を選択することを促す「Set A Goal」ボタン1003を含む。
【0072】
ユーザーが「Set A Goal」ボタン1003を作動させると、運動データ表示構成モジュール605は、図11に示すユーザーインターフェース1101を構成および提供する。この図でわかるように、ユーザーインターフェース1101は、「More Often」ボタン1103、「Distance」ボタン1105、「Burn More Calories」ボタン1107、「Faster」ボタン1109、および「Back」ボタン1111を含む。当技術分野で公知のように、「Back」ボタン1111を作動させることにより、運動データ表示構成モジュール605(または本発明のいくつかの例では運動データ表示モジュール509)は、ユーザーインターフェース1101の以前表示の構成を、またはユーザーインターフェース1101の現在表示の構成がその初期構成である場合は以前に示されたユーザーインターフェースを、構成および表示する。
【0073】
ユーザーがより頻繁に運動活動を行いたいと望む場合、ユーザーは「More Often」ボタン1103を作動させる。これに応答して、運動データ表示構成モジュール605は、ユーザーインターフェース1101をサブインターフェース1113が含まれるように再構成する。図11Bでわかるように、サブインターフェース1113は、「Number Of Runs」コントロール部1115、「Number Of Weeks」コントロール部1117、および「Set Goal」ボタン1119を含む。「Number Of Runs」コントロール部1115を使用することで、ユーザーは、所望の期間内に各自が行いたいと望む走行の回数(または適切であれば何らかの他の運動活動を行う回数)を特定することができる。同様に、「Number Of Weeks」コントロール部1117を使用することで、ユーザーは、所望の目標への到達を可能にする所望の期間を形成する週の数を特定することができる。図解例では、「Number Of Runs」コントロール部1115がフィールド制御である(すなわち、値をタイプ可能なフィールドを有する)一方、「Number Of Weeks」コントロール部1117は、無線制御であるが、本発明の各種の例では所望に応じて代わりの種類のコントロール部を使用できる。いったんユーザーが、所望の目標を果たすために、行わなければならない走行の数を特定し、かつそれらを行わなければならない期間を特定すると、ユーザーは、「Set Goal」ボタン1119を作動させることで目標パラメータを最終決定することができる。
【0074】
同様に、ユーザーがより長い距離を所与の期間に走りたいと望む場合、ユーザーは「Distance」ボタン1105を作動させる。これに応答して、運動データ表示構成モジュール605は、ユーザーインターフェース1101を、サブインターフェース1121が含まれるように再構成する。図11Cでわかるように、サブインターフェース1121は、「Total Distance」コントロール部1123、「Number Of Weeks」コントロール部1125、および「Set Goal」ボタン1127を含む。「Total Distance」コントロール部1123を使用することで、ユーザーは、各自が所望の期間内に走りたいと望む全距離を特定することができる。同様に、「Number Of Weeks」コントロール部1125を使用することで、ユーザーは、所望の目標への到達を可能にする所望の期間を形成する週の数を特定することができる。図解例では、「Total Distance」コントロール部1123は、フィールド制御(すなわち、値をタイプ可能なフィールド)とドロップダウンメニュー制御(すなわち、距離測定の単位をユーザーが選択することを可能にする)の両方を有する組み合わせ制御である。さらに、図11Cに示す「Number Of Weeks」コントロール部1125は無線制御である。しかしながら、本発明の各種の例では、所望に応じて代わりの種類のコントロール部を使用できる。いったんユーザーが、所望の目標を果たすために、行わなければならない走行の数を特定し、かつそれらを行わなければならない期間を特定すると、ユーザーは、「Set Goal」ボタン1127を作動させることで目標パラメータを最終決定することができる。
【0075】
ユーザーがより多くのカロリーを特別の期間に燃焼させたいと望む場合、ユーザーは「Burn More Calories」ボタン1107を作動させる。これに応答して、運動データ表示構成モジュール605は、ユーザーインターフェース1101をサブインターフェース1129が含まれるように再構成する。図11Dでわかるように、サブインターフェース1129は、「Number Of Calories」コントロール部1131、「Number Of Weeks」コントロール部1133、および「Set Goal」ボタン1135を含む。「Number Of Calories」コントロール部1131を使用することで、ユーザーは、各自が所望の期間内に燃焼させたいと望むカロリー数を特定することができる。同様に、「Number Of Weeks」コントロール部1133を使用することで、所望の数のカロリーの燃焼を可能にする所望の期間を形成する週の数を特定することができる。図解例では、「Number Of Calories」コントロール部1131がフィールド制御である(すなわち、値をタイプ可能なフィールドを有する)一方、「Number Of Weeks」コントロール部1133は無線制御であるが、本発明の各種の例では所望に応じて代わりの種類のコントロール部を使用できる。いったんユーザーが、所望の目標を果たすために、行わなければならない走行の数を特定し、かつそれらを行わなければならない期間を特定すると、ユーザーは、「Set Goal」ボタン1135を作動させることで目標パラメータを最終決定することができる。
【0076】
最後に、所望の数の走行においてユーザーがより速く走りたいと望む場合、ユーザーは「Faster」ボタン1109を作動させる。これに応答して、運動データ表示構成モジュール605は、ユーザーインターフェース1101を、サブインターフェース1137が含まれるように再構成する。図11Eでわかるように、サブインターフェース1137は、「Average Pace」コントロール部1139、「Number Of Runs」コントロール部1141、および「Set Goal」ボタン1143を含む。「Average Pace」コントロール部1139を使用することで、ユーザーは、各自が所望の数の走行において移動したいと望む最小ペースを特定することができる。同様に、「Number Of Runs」コントロール部1141を使用することで、ユーザーは、所望の目標に到達するためにユーザーがより速く走りたいと望む走行の数を特定することができる。図解例では、「Average Pace」コントロール部1139がフィールド制御である(すなわち、値をタイプ可能なフィールドを有する)一方、「Number Of Runs」コントロール部1141は、無線制御であるが、本発明の各種の例では所望に応じて代わりの種類のコントロール部を使用できる。いったんユーザーが、所望の目標を果たすために、平均ペース、およびその特定の平均ペースまたはそれ以上の速さで各自が走らなければならない走行数を特定すると、ユーザーは、「Set Goal」ボタン1143を作動させることで目標パラメータを最終決定することができる。
【0077】
ユーザーが所望の目標を特定した後、運動データ表示構成モジュール605は、運動データ収集モジュール505が収集した運動データをモニタリングする。続いてユーザーが(例えば「Goals」タブの選択により)特定の目標の完遂に向けての各自の進捗を閲覧したいと望む場合、運動データ表示構成モジュール605は、収集した運動データセットから関連性のあるデータを集約し、特定の目標に向けてのユーザーの進捗を図形として表示するユーザーインターフェースを構成する。例えば、本発明のいくつかの実施では、運動データ表示構成モジュール605は、図12に示す棒グラフ1201などの棒グラフを表示するユーザーインターフェースを構成することができる。ユーザーの進捗に対応する棒グラフの部分はフィル1203で印をつける。したがって、図解例において、棒グラフ1203のフィル1203は、ユーザーが各自の目標の完了に必要な運動活動のうち50%超を完遂したことを知らせるものである。いくつかの実施では、ユーザーが設定する各目標の棒グラフまたは他の進捗インジケータを同時に表示することができる。本発明のさらに他の実施では、ユーザーがユーザーインターフェースでの表示用の単一の棒グラフまたは他の進捗インジケータを選択することを可能にするコントロール部を与えることができる。
【0078】
他のユーザーの運動データの表示
チャレンジ
本発明の各種の例では、ユーザーが運動活動に関する競争に関して1名または複数名の他のユーザー(すなわち本発明の態様を使用する運動者)に「チャレンジする」ことを可能にすることができる。本発明のいくつかの実施では、例えばユーザーは、図13Aに示すユーザーインターフェース1301を要求することで、1名または複数名の他の運動者に対するチャレンジに挑むことができる。この図でわかるように、インターフェース1301は、「Distance Race」ボタン1303、「Most Miles」ボタン1305、「Fastest Run」ボタン1307、「Distance Goal」ボタン1309、および「Back」ボタン1311を含む。当技術分野で公知のように、「Back」ボタン1311を作動させることにより、運動データ表示構成モジュール605(または本発明のいくつかの例では運動データ表示モジュール509)は、ユーザーインターフェース1301の以前表示の構成を、またはユーザーインターフェース1301の現在表示の構成がその初期構成である場合は以前に示されたユーザーインターフェースを構成および表示する。
【0079】
特定の距離を誰が1位で走ることができるかに関するチャレンジをユーザーが立ち上げたいと望む場合、ユーザーは「Distance Race」ボタン1303を作動させる。これに応答して、運動データ表示構成モジュール605は、ユーザーインターフェース1301をサブインターフェース1313が含まれるように再構成する。図13Bでわかるように、サブインターフェース1313は、「Total Distance」コントロール部1315、「Challenge Name」コントロール部1317、「Start Date」コントロール部1319、および「Next Step」ボタン1321を含む。「Total Distance」コントロール部1315を使用することで、ユーザーは、チャレンジに勝つためにチャレンジ参加者が1位で走らなければならない全距離を特定することができる。次にユーザーは、「Challenge Name」コントロール部1317を用いてチャレンジに特定の名前を与えることができる。各チャレンジを名付けることで、運動者が、各自が同時的に参加可能な複数の異なるチャレンジを同定および追跡することが可能になる。次にユーザーは、「Start Date」コントロール部1319を用いてチャレンジの開始日を特定することができる。図解例では、「Total Distance」コントロール部1315および「Challenge Name」コントロール部1317はそれぞれフィールド制御(すなわち、値をタイプ可能なフィールドを有する制御)であり、一方、「Start Date」コントロール部1319はいくつかのドロップダウンメニューで形成される。しかしながら、本発明の各種の例では、所望に応じて代わりの種類のコントロール部を使用できることを理解すべきである。いったんユーザーがチャレンジのパラメータを特定すると、ユーザーは、「Next Step」ボタン1321を作動させることで、特定の運動者をチャレンジに参加するように誘うプロセスを始めることができる。
【0080】
図13Cに示すように、ユーザーが「Next Step」ボタン1321を作動させると、運動データ表示構成モジュール605は、ユーザーインターフェース1301を、サブインターフェース1323が「Distance Race」ボタン1303の代わりとして含まれるように再構成する。この図でわかるように、サブインターフェース1323は、「Personal Message」コントロール部1325、「Email Address」コントロール部1327、および「Set Challenge」ボタン1329を含む。ユーザーは、「Personal Message」コントロール部1325を使用することで、チャレンジに参加するように誘いたいとユーザーが望む各運動者に対する個人メッセージを作成することができる。次にユーザーは、「Email Address」コントロール部1327を用いて、チャレンジに参加するように誘いたいと各自が望む各個人の電子メールアドレスを特定することができる。図解例では、「Personal Message」コントロール部1325および「Challenge Name」コントロール部1317はそれぞれフィールド制御(すなわち、値をタイプ可能なフィールドを有する制御)であるが、本発明の各種の例では所望に応じて代わりの種類のコントロール部を使用することができる。
【0081】
いったんユーザーが所望の各参加者の電子メールアドレスを与えると、ユーザーは、「Set Challenge」ボタン1329を作動させることでチャレンジを開始することができる。「Set Challenge」ボタン1329を作動させるユーザーに応答して、運動データ表示構成装置601(または本発明のいくつかの実施ではユーザーの運動情報収集および表示装置501)は、特定の被招待者のそれぞれに電子メールを送る。電子メールは、個人メッセージ、および例えばチャレンジに参加するための対話型のプロンプトを含む。被招待者がプロンプトに応答することでチャレンジに対する参加を承諾する場合、運動データ表示構成装置601には、被招待者がチャレンジに対する参加を承諾したことが通知される。これらの種類の電子メールの対話型のプロンプト(例えばワシントン州レドモンドのMicrosoft Corporationから入手可能なOutlookソフトウェアツールの複数バージョンに設けられる「voting」ボタン)は当技術分野で周知であり、本明細書では詳細には論じない。
【0082】
運動データ表示構成装置601は、チャレンジの参加者を同定した後で、参加者のそれぞれについて収集した運動データをモニタリングし、収集した運動データの関連性のあるデータ値を集約する。例えば、チャレンジが100マイルを誰が1位で走ることができるかを確定するレースである場合、各参加者について、運動データ表示構成装置601は、開始日後にその参加者について収集した各運動データセットの全距離値の合計を出す。参加者が、特定のチャレンジ距離と合致するかまたはそれを超える各自の全距離値の合計を得る(かつそれを満たす最初の被招待者である)場合に、運動データ表示構成装置601はその参加者をチャレンジの勝者に同定する。これに応答して、運動データ表示構成装置601は各参加者に勝者を通知する。運動データ表示構成装置601は、任意の所望の技術を用いて、例えば電子メールメッセージを送付することによって、各参加者が運動データ表示構成装置601に接続すると特殊目的のインターフェースを表示することなどによって、参加者に通知することができる。様々なそのような通知技術は、当技術分野で周知であり、したがって詳細には論じない。
【0083】
本発明の様々な例では、運動データ表示構成装置601は、他の参加者に対する参加者の相対位置に関する更新をさらに与えることができる。例えば電子メールメッセージを送付することによるなどの任意の所望の技術を用いて、各参加者が運動データ表示構成装置601に接続すると特殊目的のインターフェースを表示することなどによって、これらの更新を与えることもできる。例えば、運動データ表示構成装置601は、個々の目標のモニタリングに関して既に記載した種類の各参加者の棒グラフを例えば使用してチャレンジの目標に向けての各参加者の進捗を示すユーザーインターフェースを構成および提供することができる。
【0084】
ここで図13Aを参照すると、所与の期間に誰が最長マイルを走ることができるかに関するチャレンジをユーザーが立ち上げたいと望む場合、ユーザーは「Most Miles」ボタン1305を作動させる。これに応答して、図13Dでわかるように、運動データ表示構成モジュール605は、ユーザーインターフェース1301をサブインターフェース1331が含まれるように再構成する。サブインターフェース1331は、「Challenge Duration」コントロール部1333、「Challenge Name」コントロール部1335、「Start Date」コントロール部1337、および「Next Step」ボタン1339を含む。「Challenge Duration」コントロール部1333を使用することで、ユーザーは、チャレンジに勝つためにチャレンジ参加者がその間に最長の全距離を走らなければならない全時間量を特定することができる。次にユーザーは、「Challenge Name」コントロール部1335を用いてチャレンジに特定の名前を与えることができる。次にユーザーは、「Start Date」コントロール部1337を用いてチャレンジの開始日を特定することができる。図解例では、「Challenge Duration」コントロール部1333および「Challenge Name」コントロール部1335はそれぞれフィールド制御(すなわち、値をタイプ可能なフィールドを有する制御)であり、一方、「Start Date」コントロール部1337はいくつかのドロップダウンメニューで形成される。しかしながら、本発明の各種の例では、所望に応じて代わりの種類のコントロール部を使用できることを理解すべきである。
【0085】
いったんユーザーがチャレンジのパラメータを特定すると、ユーザーは、「Next Step」ボタン1339を作動させることで、特定の運動者をチャレンジに参加するように誘うプロセスを始めることができる。これに応答して、運動データ表示構成モジュール605は、ユーザーインターフェース1301をサブインターフェース1323が「Most Miles」ボタン1305の代わりとして含まれるように再構成する。(サブインターフェース1323の例を図13Cに示す。)上記で詳細に論じたように、ユーザーはサブインターフェース1323を使用することで、他者をチャレンジに参加するように誘うこと、および運動データ表示構成装置601にチャレンジ参加者を確実に通知することができる。また既に論じたように、運動データ表示構成装置601は、各参加者について収集した運動データをモニタリングし、かつ収集した運動データから関連性のあるデータ値を集約することでチャレンジの勝者を確定する。さらに、運動データ表示構成装置601は、チャレンジの勝者、および、本発明の各種の例では上記のチャレンジ中の各参加者の相対位置を参加者に通知することができる。
【0086】
所与の期間に誰が最も速く走ることができるかに関するチャレンジをユーザーが立ち上げたいと望む場合、ユーザーは「Fastest Run」ボタン1307を作動させる。これに応答して、図13Eでわかるように、運動データ表示構成モジュール605は、ユーザーインターフェース1301をサブインターフェース1341が含まれるように再構成する。サブインターフェース1341は、「Total Distance」コントロール部1343、「Challenge Name」コントロール部1345、「Start Date」コントロール部1347、および「Next Step」ボタン1349を含む。「Total Distance」コントロール部1343を使用することで、ユーザーは、ユーザーがチャレンジに勝つ資格を有する各自の走行時間を有するために走らなければならない全距離を特定することができる。次にユーザーは、「Challenge Name」コントロール部1345を用いてチャレンジに特定の名前を与えることができる。次にユーザーは、「Start Date」コントロール部1347を用いてチャレンジの開始日を特定することができる。図解例では、「Total Distance」コントロール部1343および「Challenge Name」コントロール部1345はそれぞれフィールド制御(すなわち、値をタイプ可能なフィールドを有する制御)であり、一方、「Start Date」コントロール部1347はいくつかのドロップダウンメニューで形成されるが、本発明の各種の例では所望に応じて代わりの種類のコントロール部を使用できる。
【0087】
いったんユーザーがチャレンジのパラメータを特定すると、ユーザーは、「Next Step」ボタン1349を作動させることで、特定の運動者をチャレンジに参加するように誘うプロセスを始めることができる。これに応答して、運動データ表示構成モジュール605は、ユーザーインターフェース1301を、サブインターフェース1323が「Fastest Run」ボタン1307の代わりとして含まれるように再構成する。(サブインターフェース1323の例を図13Cに示す。)上記で詳細に論じたように、ユーザーは、サブインターフェース1323を使用することで、他者をチャレンジに参加するように誘うこと、および運動データ表示構成装置601にチャレンジ参加者を確実に通知することができる。また既に論じたように、運動データ表示構成装置601は、各参加者について収集した運動データをモニタリングし、かつ収集した運動データから関連性のあるデータ値を集約することでチャレンジの勝者を確定する。さらに、運動データ表示構成装置601は、チャレンジの勝者、および、本発明の各種の例では上記のチャレンジ中の各参加者の相対位置を参加者に通知することができる。
【0088】
最後に、所与の期間に誰が特定の距離を走ることができるかに関するチャレンジをユーザーが立ち上げたいと望む場合、ユーザーは「Distance Goal」ボタン1309を作動させる。これに応答して、運動データ表示構成モジュール605は、ユーザーインターフェース1301を、サブインターフェース1351が含まれるように再構成する。図13Fでわかるように、サブインターフェース1351は、「Total Distance」コントロール部1353、「Challenge Name」コントロール部1355、「Start Date」コントロール部1357、および「Next Step」ボタン1359を含む。「Total Distance」コントロール部1353を使用することで、ユーザーは、チャレンジを果たすためにユーザーが特定の期間にわたって走らなければならない全距離を特定することができる。次にユーザーは、「Challenge Name」コントロール部1355を用いてチャレンジに特定の名前を与えることができる。次にユーザーは、「Start Date」コントロール部1357を用いてチャレンジの開始日を特定することができる。図解例では、「Total Distance」コントロール部1353および「Challenge Name」コントロール部1355はそれぞれフィールド制御(すなわち、値をタイプ可能なフィールドを有する制御)であり、一方、「Start Date」コントロール部1357はいくつかのドロップダウンメニューで形成されるが、本発明の各種の例では所望に応じて代わりの種類のコントロール部を使用できる。
【0089】
いったんユーザーがチャレンジのパラメータを特定すると、ユーザーは、「Next Step」ボタン1359を作動させることで、特定の運動者をチャレンジに参加するように誘うプロセスを始めることができる。これに応答して、運動データ表示構成モジュール605は、ユーザーインターフェース1301をサブインターフェース1323が「Distance Goal」ボタン1309の代わりとして含まれるように再構成する。(サブインターフェース1323の例を図13Cに示す。)上記で詳細に論じたように、ユーザーは、サブインターフェース1323を使用することで、他者をチャレンジに参加するように誘うこと、および運動データ表示構成装置601にチャレンジ参加者を確実に通知することができる。また既に論じたように、運動データ表示構成装置601は、各参加者について収集した運動データをモニタリングし、かつ収集した運動データから関連性のあるデータ値を集約することでチャレンジの勝者を確定する。さらに、運動データ表示構成装置601は、チャレンジの勝者、および、本発明の各種の例では上記のチャレンジ中の各参加者の相対位置を参加者に通知することができる。
【0090】
リスト
本発明のいくつかの実施では、上記で詳細に説明した目標およびチャレンジなどのユーザーの運動データと他のユーザーのそれとの対話型の比較と同様に、ユーザーが各自の運動データと他のユーザーのそれとを受動的に比較することを代わりにまたはさらに可能にすることができる。例えば、本発明のいくつかの実施では、他のユーザーに対してユーザーが位置しているランキングを与えることができる。ランキングは、単純比較に基づき得るか、または特定の人口統計学的な群、特別の地理的領域、もしくはその何らかの組み合わせに限定され得る。
【0091】
例えば、本発明のいくつかの実施では、ユーザーは、運動データ表示構成モジュール605が図14Aに示すユーザーインターフェース1401を生成および表示するように要求することができる。この図でわかるように、ユーザーインターフェース1401は比較判定基準領域1403、フィルター領域1405、および表示領域1407を含む。比較判定基準領域1403は複数の「無線」型コントロール部1409を含み、一方、フィルター領域1405は複数の「ドロップダウン」コントロール部1411〜1413を含む。次に、表示領域1407は、比較を用いて選択する運動データに基づくユーザー情報、およびコントロール部1409〜1413を用いて選択するフィルター情報を表示する。
【0092】
より詳しくは、ユーザーは「無線」型コントロール部1409を使用することで、それに従って運動データ表示構成モジュール605が複数のユーザーについて運動データを比較する基本的判定基準を特定する。これらのコントロール部1409を本明細書では「無線」型のコントロール部と呼ぶ。なぜなら、コントロール部のうちの1つ(例えばコントロール部1409C)を選択することで以前選択されたコントロール部が自動的に選択から外れ、1つのコントロール部のみが任意の所与の時間において選択可能であるためである。無論、他の種類のコントロール部を含む他の種類の選択ツールを、本発明の他の実施で代わりにまたはさらに使用することができると理解すべきである。各コントロール部1409は、測定した運動データをソートするためのソート判定基準と、比較対象の運動データを測定する必要があった期間を特定する時間判定基準の両方に関連している。例えば、コントロール部1409A〜1409Cのそれぞれがソート判定基準としての全距離と関連しており、一方、コントロール部1409Aは週単位の期間に関連し、コントロール部1409Bは月単位の期間に関連し、コントロール部1409Cは無制限の期間に関連している。このように、コントロール部1409Dは継続期間をソートする判定基準および週単位の期間に関連している。
【0093】
下記でより詳細に論じるように、図14Aに示すインターフェース1401の例では、フィルターコントロール部1411〜1415のそれぞれは「ALL」に選択されている。さらに、コントロール部1409Aが選択される。コントロール部1409Aが「distance」ソート判定基準および「week」時間判定基準に関連しているため、運動データ表示構成モジュール605は、前週に測定された参加ユーザーについて集約した距離データをソートする。次にそれは、フィルター領域1405内にある高い順から10個の集約された距離データ値を有する参加ユーザーの名前をリスト化する。さらに、運動データ表示構成モジュール605は、同定した参加ユーザーのそれぞれについて前週に測定した、集約された距離データ値を表示する。さらに、運動データ表示構成モジュール605は、前週に測定したユーザーの対応する集約された距離を表示する。本発明のいくつかの実施では、運動データ表示構成モジュール605は、前週に測定したユーザーの対応する集約された距離情報の、前週に測定したより大きい集約された距離を有する参加ユーザーに対するランキングも表示することができる。したがって、図解例では、ユーザー「Rauchholz」は他の参加ユーザーに対してランキング2932位にある。
【0094】
本発明のいくつかの実施では、参加ユーザーは、運動データストレージ607(または関連の運動データストレージ)に運動データを与える任意のユーザーであり得る。しかしながら、本発明のさらに他の実施では、参加ユーザーは、運動データストレージ607または関連の運動データストレージに運動データを与えるユーザーのすべてについてのサブセットであり得る。例えば、参加ユーザーは、そのデータを他のユーザーと共有することを事前に承諾するユーザー限定か、またはその運動データを非公開にしたいと望んでいると特に知らせているわけではないユーザーであり得る。無論、どのユーザーを参加ユーザーとして取り扱うかを確定するさらに他の判定基準が使用可能である。
【0095】
図14Bは、インターフェース1401の別の例を示す。再び、フィルターコントロール部1411〜1415のそれぞれを「ALL」に選択する。さらに、「duration」ソート判定基準および「month」時間判定基準に関連しているコントロール部1409Eを選択する。したがって、運動データ表示構成モジュール605は、前月に測定した参加ユーザーの集積されたランニング(またはウォーキング)継続期間データをソートする。次にそれは、フィルター領域1405内にある高い順から10個の集約された継続期間データ値を有する参加ユーザーの名前をリスト化する。さらに、運動データ表示構成モジュール605は、同定した参加ユーザーのそれぞれについて前月に測定した、集約された継続期間データ値を表示する。さらに、運動データ表示構成モジュール605は、前月に測定したユーザーの対応する集約された継続期間データを表示する。再び、運動データ表示構成モジュール605は、前月に測定したユーザーの対応する集約された継続期間データの、前月に測定したより大きい集約された継続期間値を有する参加ユーザーに対するランキングも表示する。したがって、図解例では、ユーザー「Rauchholz」は他の参加ユーザーに対してランキング28636位にある。
【0096】
図14Cは、インターフェース1401のさらに別の例を示す。再び、フィルターコントロール部1411〜1415のそれぞれを「ALL」に選択する。さらに、「fastest 5k」ソート判定基準および「ever」時間判定基準に関連しているコントロール部1409Iを選択する。したがって、運動データ表示構成モジュール605は、コントロール部1409Iをユーザーが選択する前の任意の時間に測定した5k走行について速い順から10個の移動時間を有する参加ユーザーを同定および表示する。さらに、運動データ表示構成モジュール605は、同定した参加ユーザーのそれぞれの最速5k時間値を表示する。さらに、運動データ表示構成モジュール605は、5k走行について測定したユーザーの最速時間を、5k走行について測定した最速時間を有する参加ユーザーに対するその時間のランキングとともに表示する。したがって、図解例では、ユーザー「Rauchholz」は他の参加ユーザーに対してランキング40822位にある。
【0097】
いくつかの状況では、ユーザーは、ユーザーが比較対象とする参加ユーザーのプールを限定したいと望むことがある。既に記したように、フィルター領域1405は、フィルターコントロール部1411〜1415を含む。これらのフィルターコントロール部を使用することで、所望の比較のために考慮される参加ユーザーを限定することができる。例えば、図14Dに示すように、ユーザーは、フィルターコントロール部1411を使用して比較用の全参加ユーザー、比較用の男性参加ユーザーのみ、または比較用の女性参加ユーザーのみを含むもののから選択することができる。同様に、図14Eに示すように、ユーザーは、フィルターコントロール部1413を使用することで、所望の年齢群内の参加ユーザーのみに比較を限定することができる。さらに、図14Fに示すように、ユーザーは、フィルターコントロール部1415を使用することで、ある地理的領域内の参加ユーザーに比較を限定することができる。
【0098】
本発明のいくつかの実施で、ユーザーがフィルター1411〜1415のそれぞれを同時に使用できるということを理解すべきである。例えば、ユーザーは、フィルターコントロール部1411〜1415を使用することで、ユーザーの運動データとの比較用に考慮される参加ユーザーを、米国に居住する40〜44歳の男性のみに限定することができる。参加ユーザーのフィルタリングに必要な情報は任意の入手可能なソースから得ることができる。しかしながら、最初の登録プロセス中にユーザープロファイル用としてこの情報を提出することをユーザーに要求することで、その情報を好都合に得ることができる。3つの特定のフィルタリング判定基準が開示されているが、無論、任意の所望の種類および/または組み合わせの特徴をフィルターとして使用できるということを理解すべきである。
【0099】
他の特色
達成の記録
上記で詳細に論じたように、本発明の各種実施では運動者に対する肯定的な強化を与えることができる。例えば、上記で論じたように、ユーザーは、本発明の各種態様を使用することで、彼または彼女の目標を設定し、次いでそれらの目標の獲得に向けての各自の進捗を追跡することができる。同様に、ユーザーは本発明の各種態様を使用してチャレンジに参加することもできる。しかしながら、いったん目標が完了するか、またはチャレンジに勝利すると、これらの達成は忘れられ、したがってユーザーに任意のさらなる肯定的な強化を与えないことがある。
【0100】
したがって、本発明のいくつかの実施は、ユーザーの各種の運動達成を記念するための特色を与えることができる。例えば、本発明のいくつかの態様では、運動データ表示構成モジュール605は、ユーザーについて記録した運動達成を表示するための、図15に示すユーザーインターフェース1501などのユーザーインターフェースを与えることができる。この図でわかるように、ユーザーインターフェース1501は、「goal」領域1503、「challenges」領域1505、「events」領域1507、および「milestones」領域1509を含む。これらの領域のそれぞれは、ユーザーの以前の達成を表すアイコンを表示するために使用できる。
【0101】
例えば、ユーザーが目標を設定し、続いてそれを果たす場合、この目標の達成は、運動データ表示構成モジュール605により記録される。これに応答して、運動データ表示構成モジュール605は、その達成を図画的に記念するメダルの描写などのアイコンを表示する。同様に、ユーザーがチャレンジに勝利する場合、その達成も運動データ表示構成モジュール605により記録される。これに応答して、運動データ表示構成モジュール605は、その達成を図形的に記念するトロフィーの描写などのアイコンを表示する。
【0102】
なおさらに、ユーザーは、本発明の1つまたは複数の実施に関連するイベントに参加できる。例えば、マラソンレーススポンサーなどのレーススポンサーを本発明の態様に入れることができる。ユーザーがレースを走るか、レースを完了するか、またはレースで3位以内に入る場合、運動データ表示構成モジュール605はその達成を記録することができる。これに応答して、運動データ表示構成モジュール605は、その達成を図形的に記念するレース用胸当ての描写などのアイコンを表示する。運動データ表示構成モジュール605は、ユーザーのレース参加を記録する任意の所望の技術を使用できる。例えば、レーススポンサーは、ユーザーの参加を物理的にモニタリングし、続いて運動データストレージ607を直接更新することができる。あるいは、ユーザーは自己申告システムに基づいて運動データストレージ607を更新できる。
【0103】
無論、運動データ表示構成モジュール605にユーザーの達成の記録を行わせるために、さらに洗練された技術を使用できる。例えば、レーススポンサーまたは第三者は、レース中のユーザーの進捗を記録する電子記録装置をユーザーに与えることができる。次に、ユーザーは、電子記録装置から運動データストレージ607または運動データ表示構成モジュール605にデータをダウンロードすることができる。本発明のいくつかの実施では、電子インターフェース装置205または運動パラメータ測定装置207でさえ、レース中のユーザーの進捗を記録し、続いて電子記録装置から運動データストレージ607または運動データ表示構成モジュール605にデータをダウンロードするために使用できる。
【0104】
なおさらにユーザーは、各自の運動成果に関連するさらに他のマイルストーンを得ることがある。例えば、ユーザーは、比較的長い全距離、例えば100キロメートル、100マイル、250キロメートル、250マイルなどの走行を実現することがあるか、特に速い速度、例えば1マイル当たり5分未満で走行することがあるか、または比較的長い全継続期間、例えば1000時間走行することがある。これに応答して、運動データ表示構成モジュール605は、そのマイルストーンの達成を記録した後、その達成を図形的に記念する表彰リボンの描写などのアイコンを表示する。
【0105】
このようにして、本発明の各種実施では、ユーザーの過去の達成を記念することで、将来の運動成果を促す肯定的なフィードバックをユーザーに与えることができる。無論、本発明のいくつかの実施では、代わりのまたはさらなる達成を記念することができる。
【0106】
決意
本発明のいくつかの実施では、ユーザーが特定の運動達成を成し遂げるように決意することを支援し、次いでその決意を守ることができる。例えば、本発明の各種態様では、図16に示すユーザーインターフェース1601のようなユーザーインターフェースを与えることができる。この図でわかるように、インターフェース1601は、達成フィールド1605および結果フィールド1607を有する決意表明1603を与える。ユーザーインターフェースは提出ボタン1609も含む。ユーザーが決意を行いたいと望む場合、各自、所望の達成目的(距離など)を達成フィールド1605に挿入することができ、ユーザーが表明された達成を果たさない場合に生じる何らかのタスクまたは他のアクションを結果フィールド1607に挿入することができる。いったんユーザーが達成フィールド1605および結果フィールド1607における情報を全部揃えると、ユーザーは、提出ボタン1609を作動することで、運動データ表示構成モジュール605に決意情報を提出する。
【0107】
決意情報を受け取った後、運動データ表示構成モジュール605は、ユーザーが各自の決意に従ったかどうかを確定するためにユーザーの運動活動をモニタリングする。ユーザーが表明された決意を果たしたと運動データ表示構成モジュール605が確定する場合、運動データ表示構成モジュール605は、何らかの種類の肯定的フィードバックをユーザーに与えることができる。例えば、運動データ表示構成モジュール605は、ユーザーが各自の決意を守ったことを祝福する電子メールメッセージをユーザーに送ることができる。運動データ表示構成モジュール605は、上記の達成を代わりにまたはさらに記念することができる。しかしながら、表明された決意をユーザーが果たさない場合は、運動データ表示構成モジュール605は、特定のタスクまたはアクションを行うようにユーザーを励ます。例えば、運動データ表示構成モジュール605は、ユーザーに各自の決意を思い出させる電子メールメッセージをユーザーに送ることができる。無論、本発明の各種実施では、特定のタスクまたはアクションを行うようにユーザーを励ます、代わりのまたはさらなるアクションを行うことができる。
【0108】
運動器具インターフェース
ランナーなどのユーザーまたは運動者が本発明の態様のシステムを使用することで情報を収集する場合、一態様のユーザーインターフェースは、運動者が彼らの身体活動に関する情報を使用および共有するための追加の特色および機能性を与えることができる。本発明の例示的一形態では、運動情報は、下記でより詳細に説明するようにユーザーインターフェース1700および/またはユーザーインターフェース2400上に表示される。
【0109】
例えば、ユーザーまたは運動者は、自分のウォーキング、ジョギング、ランニングまたは他の運動活動を、運動能力機器またはマシン(すなわち運動器具)を利用して行おうとする場合がある。例えば、ユーザーまたは運動者は、ステップマシン、エリプティカルマシン、トレッドミル、レジスタンストレーニング(すなわち、ウェイト)マシン、エルゴメータ、エアロバイク、クライミングマシン、または他の任意の運動能力機器もしくはマシンを使おうとうする場合がある。図1〜16を参照して述べたように、ユーザーまたは運動者は、その機能の中でも特に、運動成績データをモニターし、記憶することのできるディジタル音楽プレーヤー203を提供することができる。代替の一態様では、ユーザーまたは運動者は、フラッシュデバイスやその他類似のユニバーサル・シリアル・バス(USB)記憶装置、コンパクトフラッシュ(登録商標)、メモリスティック、セキュア・ディジタル・カード、または他の任意の携帯用記憶装置などの別の記憶装置を提供することもできる。以下でより詳細の説明するように、ディジタル音楽プレーヤー203または他の記憶装置は、例えば、有線や無線の接続を介して運動能力機器またはマシンに結合して、運動能力機器またはマシンと対話することができる。加えて、ディジタル音楽プレーヤー203または他の記憶装置は、有線接続と無線接続の組み合わせを介して運動能力機器またはマシンに結合することもできる。例えば、ディジタル音楽プレーヤー203または他の記憶装置は有線接続を介して運動能力機器またはマシンに結合し、ユーザーまたは運動者は、例えば、遠隔制御装置または他の類似の無線機器などを用いて、無線接続でディジタル音楽プレーヤー203または他の記憶装置と対話しまたはこれを制御してもよい。
【0110】
一態様では、運動成績データは、例えば、図4で示すようなユーザーまたは運動者の靴の表面または内部など、ユーザーまたは運動者に装着され、または隣接して位置する1台または複数の運動能力センサーによって生成され得る。代替の一態様では、運動成績データは、運動能力機器またはマシンに結合された1台または複数の運動能力センサーによって生成され得る。さらに別の態様では、運動成績データは、ユーザーまたは運動者に装着され、または隣接して位置する1台または複数の運動能力センサーによって生成され得ると共に、運動能力機器またはマシンに結合された1台または複数の運動能力センサーによって生成され得る。
【0111】
一態様では、図1〜16を参照して述べたように、ユーザーまたは運動者は、機能の中でも特に、現在の運動成績データをモニターし、記憶することのできるディジタル音楽プレーヤー203または他の記憶装置を提供することができる。ディジタル音楽プレーヤー203または他の記憶装置はさらに、運動成績データの履歴を記憶し、提供することもできる。ディジタル音楽プレーヤー203または他の記憶装置は、有線または無線の接続を介して、ユーザーインターフェース1700と直接やりとりすることもできる。例えば、ユーザーインターフェース1700を含む運動能力機器またはマシンはさらに、ディジタル音楽プレーヤー203または他の記憶装置と双方向で接続するための無線送受信機または有線コネクターとすることのできるインターフェース1740を含むこともできる。
【0112】
より具体的には、個々の運動能力機器またはマシンは、運動能力機器と対話しているユーザーもしくは運動者の成績データを測定しまたは感知することができる。例えば、ステップマシンが、前述のように、体重、昇り速度(例えば、垂直フィート/分)、燃焼カロリー、心拍数などを、ステップマシンに結合されたディジタル音楽プレーヤー203または他の記憶装置に送ることができる。さらに、ディジタル音楽プレーヤー203または他の記憶装置は、これまでの運動成績データまたは他の記憶された運動成績データを、運動能力機器またはマシンに送ることもできる。一態様では、現在の運動成績データ、これまでの、もしくは記憶された運動成績データ(例えば、ディジタル音楽プレーヤー203もしくは他の記憶装置によって記憶されたもの)、またはそれらの組み合わせを、ユーザーインターフェース1700によって表示させることができる。一態様では、ユーザーインターフェース1700は、運動能力機器もしくはマシンと対話するユーザーもしくは運動者が表示させ、アクセスすることのできる運動能力機器もしくはマシンに結合されたコンソールなどとすることができる。より具体的には、ユーザーインターフェース1700は、ユーザーまたは運動者の運動成績を実質的にリアルタイムで表示するコンソールとすることができる。さらに、ユーザーインターフェース1700コンソールは、これまでの、または別の記憶された運動成績データに対する実質的にリアルタイムの運動成績データの比較を表示することもできる。
【0113】
一態様では、ユーザーインターフェース1700コンソールは、一つまたは複数の部分を含むことができる。例えば、ユーザーインターフェース1700コンソールは、ワークアウト部分1710、履歴部分1720、メッセージ部分1730を含むことができる。さらに、ユーザーインターフェース1700は、ディジタル音楽プレーヤー203または他の記憶装置に結合するためのインターフェース1740を含むこともできる。一態様では、インターフェース1740は、前述のような有線または無線のインターフェースとすることができる。ワークアウト部分1710は、例えば、ユーザーまたは運動者がワークアウト目標または他のワークアウトパラメータを入力するための入力装置などを含むことができる。例えば、入力装置は、ユーザーまたは運動者がワークアウト目標または他のワークアウトパラメータを入力するためのテンキーとすることができる。ユーザーまたは運動者は、入力装置を利用してクイックスタート(例えば、所定の強さで所定の時刻)を選択することもでき、ワークアウト時間、距離、燃焼カロリー、または他の任意のワークアウトプログラムを入力することもできる。さらに、ワークアウト部分1710は、ユーザーまたは運動者にクイックスタート、時間、距離、燃焼カロリー、または他の任意のワークアウトプログラムにおける各自の進捗を表示するためのディスプレイを含むこともできる。
【0114】
一構成では、データは、運動成績モニタリングまたは追跡サイトとの間で送ったり、受け取ったりすることができる。例えば、ユーザーは、前述のように、ディジタル音楽プレーヤー203に記録されたデータを、記憶するために運動成績追跡サイトに転送することができる。ディジタル音楽プレーヤー203は、運動成績追跡サイトを主催するネットワークに接続することができる。あるいは、運動成績追跡サイトへのアクセスは、ネットワークに接続されたエリプティカルマシン、トレッドミルなどの運動器具によって円滑化されてもよい。運動成績追跡サイトは、最高タイム、最新のワークアウト情報、目標、決意、チャレンジおよび/またはこれらの組み合わせなどの様々な種類の運動成績データを追跡するように構成することができる。ディジタル音楽プレーヤー203に記憶されたデータは、運動成績追跡サイトを更新するのに使用されてもよく、逆もまた同様である。一つまたは複数の構成では、運動成績データを記憶し、かつ/または運動成績追跡サイトおよび運動器具とやりとりするのに、他の機器を使用することもできる。例えばそのような機器には、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、時計、運動用機能を有するUSB型機器、活動モニタリング機器、ならびに他の運動向けの機器などが含まれ得る。
【0115】
ディジタル音楽プレーヤー203または他の携帯用機器上に記憶された情報は、インターフェース1700上に表示することができる。例えば、ユーザーに現在のワークアウトとの比較の基礎を提供するために、インターフェース1700上に最新のワークアウトに対応する情報を表示することもできる。別の例として、特定の運動器具での最善のワークアウトタイムを運動器具上に表示して、ユーザーにそのタイムを破るよう要求することもできる。運動器具を、その種類の運動器具に関連する情報を自動的に選択または抽出し、他の情報は無視または廃棄するように構成することもできる。あるいは、携帯用機器は、ユーザーが使用している種類の運動器具に関連する情報だけを伝送することもできる。一つまたは複数の構成では、運動器具は、運動成績追跡サイトに問い合わせてワークアウト情報を得ることができる。そのような情報が得られると、情報をインターフェース1700上に、または携帯用機器203上に表示することができる。さらに、携帯用機器203および/または運動器具を、運動成績追跡サイトに情報を伝送するように構成することもできる。例えば、ワークアウトの完了時に、運動器具から運動成績追跡サイトにワークアウトデータを直ちに転送することもできる。よって、携帯用機器203/運動器具と運動成績追跡サイトの間の双方向通信が提供される。運動成績追跡サイトから運動器具および携帯用機器203に常時更新を提供することができる。運動器具と運動成績追跡サイトの間の通信は、有線接続によるものでも、無線接続によるものでもよい。
【0116】
履歴部分1720は、ユーザーまたは運動者の過去の成績に関連する履歴データを検索するために、インターフェース1740を介してディジタル音楽プレーヤー203または他の記憶装置と対話することができる。例えば、履歴部分1720は、特定の運動能力機器またはマシンについてのユーザーまたは運動者の最新のワークアウトおよび最善のワークアウトを検索し、表示することができる。特に、履歴部分1720は、ユーザーまたは運動者の最新および最善のワークアウトタイム、距離、燃焼カロリー、等価距離(例えば、「カーディオバスキュラーマイル数」)および(例えば、履歴部分がステッパーの運動能力機器またはマシンに結合されている場合の)階数を検索し、表示することができる。さらに、履歴部分は、ユーザーまたは運動者に各自の現在の運動成績を表示するために、ユーザーまたは運動者の最新のワークアウトおよびこれまでで最善のワークアウトと比較した各自の現在の運動成績を表示することもできる。代替の態様では、ユーザーインターフェース1700は、運動成績追跡サイトなどの別の運動成績データベースへの有線および/または無線接続を介して、ユーザーまたは運動者と関連付けられたこれまでの、または別の記憶された運動成績データの少なくとも一部を受け取ることもできる。例えば、ユーザーインターフェース1700は、現在および/またはこれまでの運動成績データを双方向で送るためのインターネットまたは他のウェブベースの接続を含むこともできる。
【0117】
等価距離、例えばカーディオバスキュラーマイル数は、共通単位に換算された異なる種類の運動成績データを表すことができる。例えば、ランナーは、走行距離、ペース、平均速度などを追跡するための歩数計または加速度計を含む靴を装着することができる。歩数計はさらに、記憶、およびユーザーインターフェース1700への伝送/中継のために、ディジタル音楽プレーヤー203または他の記憶装置に運動成績データを送ることもできる。あるいは、ユーザーまたは運動者は、1台または複数の運動能力センサーが結合されている任意の台数のレジスタンス・トレーニング・マシン上でレジスタンストレーニング(すなわち、ウェイトリフティング)を行ってもよい。(1台または複数の)運動能力センサーは、合計持ち上げ重量(すなわち、持ち上げ重量×反復回数)、最大持ち上げ重量、持ち上げ速度/ペース、セット間の遅延などを検出することができる。同様に、レジスタンス・トレーニング・マシンはさらに、記憶、およびユーザーインターフェース1700への伝送/中継のために、ディジタル音楽プレーヤー203または他の記憶装置に運動成績データを送ることもできる。
【0118】
一態様では、ユーザーインターフェース1700はその後、受け取った運動成績データを共通単位に換算することができる。一態様では、運動成績モジュールは、受け取った運動成績データを走行距離(一態様ではマイル数)に換算することができる。前述の例では、ランナーのデータはすでに走行マイル数を表すものである。しかし、レジスタンストレーニングをする人のデータは、合計持ち上げ重量、最大持ち上げ重量、持ち上げ速度/ペース、セット間の遅延などを表すものである。ユーザーインターフェース1700は、レジスタンストレーニングをする人のデータを、様々な方法で走行距離に換算することができる。例えば、ユーザーインターフェース1700は、例えば、合計持ち上げ重量と走行マイル数の間などの所定の換算係数を記憶する、データベース、ルックアップ表などを含むことができる。データベースまたはルックアップ表ではさらに、前述のように、最大持ち上げ重量などのさらに別のメトリックを企図することもできる。あるいは、運動成績モジュールは、データを、等価走行距離を計算するための一つまたは複数のアルゴリズムに適用することもできる。したがって、ユーザーが様々な活動を行って目標またはチャレンジを達成することができるように、目標またはチャレンジを共通単位で設定することができる。
【0119】
ユーザーインターフェース1700はさらに、各運動成績ごとのカロリー使用量または燃焼量を求めることもできる。カロリー使用量または燃焼量が求められると、データベース、ルックアップ表、またはアルゴリズムは、ユーザーまたは運動者の一つまたは複数の身体的特徴(例えば、年齢、体重、性別、心拍数など)に基づいて、カロリー使用量または燃焼量を走行マイル数に換算することができる。一例では、100カロリーを1共通単位(例えば、カーディオバスキュラーマイル)とすることができる。換算単位は、体重、身長、年齢、運動活動の種類などを含む一つまたは複数の特徴によって決まることが可能である。その場合、さらに別の比較を、カーディオバスキュラーマイル数、実際の走行マイル数またはこれらの組み合わせに基づくものとすることができる。一つまたは複数の身体的特徴は、例えば、ディジタル音楽プレーヤー203、他の記憶装置、ユーザーインターフェース1700のインターネットまたはウェブ接続によって提供することができる。あるいは、ユーザーインターフェースは、運動成績のカロリー使用量または燃焼量を求めるのではなく、後で走行距離に換算するために、(一態様では、ディジタル音楽プレーヤー203、他の記憶装置、またはユーザーインターフェース1700のインターネットもしくはウェブ接続からの伝送または中継を介して)運動能力機器またはマシンからカロリー使用量または燃焼量を受け取ることもできる。例えば、エルゴメータが、ユーザー運動者による漕ぎマイル数を追跡することもできる。しかし、エルゴメータは、漕ぎマイル数に対応するカロリー使用量または燃焼量を追跡することもできる。ユーザーインターフェース1700は、漕ぎマイル数を走行マイル数に換算するのではなく、カロリー使用量または燃焼量を走行マイル数に換算することもできる。したがって、すでにカロリー使用量または燃焼量を計算している運動能力機器またはマシンでは、ユーザーインターフェース1700の操作が簡略化され得る。以上では一つまたは少数の運動能力メトリックについてのみ言及しているが、ユーザーインターフェース1700は、いくつの運動能力メトリックに基づいてでも、等価走行距離を計算し、求め、または別の方法で生成することができることを理解すべきである。
【0120】
ユーザーまたは運動者の運動成績が共通単位、例えば、走行マイル数に換算されると、ユーザーまたは運動者は、自分の運動成績を、個人目標、運動成績ベンチマーク、および/または運動成績履歴と比較することができる。例えば、ユーザーまたは運動者は、100マイル走るという個人目標を設定することもできるが、100マイル走るのと等価の目標を、一つまたは複数の運動能力機器またはマシンを使用した活動を含む様々な運動活動を行うことによって達成しようすることもできる。同様に、運動ベンチマークまたはマイルストーンでは、1週当たり25マイルのランニングを勧めることもできる。ユーザーまたは運動者は、ベンチマークまたはマイルストーンに任意の形の運動活動によって到達してもよい。最後に、各自の運動成績または活動が共通単位に、一態様では走行マイル数に換算されると、複数の運動する人々および運動者が、競技、レース、または他のイベントに参加することができる。そのような競技、レース、または他のイベントについては、本明細書において示されており、一般的には、参照によりその全体が本明細書に組み入れられる、2008年2月14日に出願された米国特許出願第12/031,380号に記載されている。
【0121】
メッセージ部分1730は、ユーザーまたは運動者のためにメッセージを表示することができる。例えば、メッセージ部分1730は、ユーザーまたは運動者に、運動成績データを転送するために、自分のディジタル音楽プレーヤー203または他の記憶装置をユーザーインターフェース1700または2300と同期させるよう促すことができる。さらに、メッセージ部分は、現在のワークアウトまたは運動成績データが、ユーザーまたは運動者の最善のワークアウトまたは運動成績データと比較してどの程度であるかについての表示を提供することもできる。ユーザーまたは運動者がチャレンジ、競技などに参加している場合、メッセージ部分1730は、ユーザーもしくは運動者の進捗またはチャレンジもしくは競技の首位との比較についての表示を提供することができる。加えて、メッセージ部分1730は、ユーザーまたは運動者が個人目標、ベンチマークまたはマイルストーンを達成した場合に、祝辞または他のフィードバックを提供することもできる。
【0122】
図18〜22に、本発明の別の例示的な態様を開示する。この態様は、前述の運動能力機器またはマシンとディジタル音楽プレーヤー203または他の記憶装置の間の通信と同様に運動能力機器またはマシンと通信する、着用型機器アセンブリ1800の形の携帯用機器を利用するものである。着用型機器アセンブリ1800は、一般に、一例示的な態様ではUSB(ユニバーサル・シリアル・バス)型機器1802である着用型機器1802と、一例示的な態様ではリストバンド1804の形を取る支持具1804とを含む。機器1802は、USBフラッシュデバイスと同様の多くの特徴を有するが、先にディジタル音楽プレーヤー203または他の記憶装置に関して述べたような追加の運動用機能も有する。さらに、機器1802はリストバンド1804に着脱式でも接続される。
【0123】
図18〜21にさらに示すように、USB型機器1802は一般に、ハウジング1806と、ハウジング1806に包含されているコントローラー1808とを含む。運動用機能に関するコントローラー1808の一般的な構成部分および機能的能力は、前述のディジタル音楽プレーヤー203または他の記憶装置と同様である。ハウジング1806は、一般には、リード線1812または接点が埋め込まれている標準USBコネクターであるコネクター1810を含む。以下でより詳細に説明するように、コネクター1810は、コンピュータのUSBハブ(図22)または(図17のコンソール上に概略的に示す)運動能力機器またはマシン上に位置するUSBハブまたは他のインターフェースに接続するように適合されている。またそのような接続は、図42のフィットネス器具4200上にも概略的に示されている。図42において、フィットネス器具4200は、スポーツバンド4207aなどのスポーツバンドおよびディジタル音楽プレーヤー4207bなどのディジタル音楽プレーヤーを接続するためのコンソール4205を含む。構成によっては、スポーツバンド4207aおよびディジタル音楽プレーヤー4207をコンソール4205に直接差し込むこともできる。別の構成では、スポーツバンド4207aおよびディジタル音楽プレーヤー4207をケーブル(不図示)によって接続することもできる。スポーツバンド4207aおよびディジタル音楽プレーヤー4207bのそれぞれとコンソール4205の間の図示の接続は、物理接続として示されている。しかし、無線接続(例えば、赤外線接続、無線ローカル・エリア・ネットワーク接続、ブルートゥース接続など)を含む他の様々な種類の接続も使用され得る。
【0124】
図18〜21に戻って、ハウジング1806は、必要に応じて着用型機器1802を制御するためにコントローラー1808の第1の入力と協働する第1のプッシュボタン1814を有する。またハウジング1806は、必要に応じて着用型機器1802を制御するためにコントローラー1808の第2の入力と協働する第2のプッシュボタン1816も有する。ハウジング1806の前面は、コントローラー1808のディスプレイ1818を収容している。さらに図19および図21に示すように、ハウジング1806の裏面は突起部1820を有する。突起部1820は、一般に円形の断面と、広がった丸い先端部を有する。突起部1820は、支持具1804の受け口または開口に挿入されるように適合されている。
【0125】
図21にさらに示すように、コントローラー1808の構成部分は、ハウジング1806内に包含され、ハウジング1806によって支持されている。コントローラー1808は、コントローラー1808および機器1802がインターフェース機器として働くことを可能にする様々な電気部品を含み、その場合機器1802は、例えば、靴搭載式センサーと通信し、運動成績、その他の時間情報に関連するデータを記録し、記憶することができると共に、以下でより詳細に説明するように、リモートの場所またはウェブサイトに成績データをアップロードすることもできる。またコントローラー1808は、前述のようにデータ記録のために運動能力機器またはマシンと対話することもできる。よって、運動成績データを、ワークアウトの間に運動器具から転送し、機器1802上に記憶させることができる。
【0126】
図18に示すように、支持具1804は一般に、第1の端部と第2の端部の間に中央部分を有するリストバンドの形をしている。リストバンド1804は、全体として一体成形され、または相互に接続された第1の部材と第2の部材とを含み得る。リストバンドは、ユーザーの手首の周りに適合するように柔軟性がある。リストバンド1804は、機器1802に接続するための受け構造を有する。支持具1804は、コネクター1810を受けるための、中央部分に近接した保護スリーブ1822を含む。保護スリーブ1822は全体としてカーブした表面を有する。スリーブ1822には、コネクター1810の固定を助けるための内部構造を持たせることができる。また、支持具1804は、中央部分のところに、着用型機器1802の突起部1820を受ける寸法で作られた開口1824(図21)も有する。よって、着用型機器1802がリストバンド1804に接続されると、コネクター1810は保護スリーブ1822内に固定され、突起部1820は開口1824によって受けられる。
【0127】
前述のように、一構成では、着用型機器アセンブリ1800は、靴に搭載されるといったように、センサーに動作可能な状態で接続される。ディジタル音楽プレーヤー203または他の記憶装置と同様に、着用型機器1802は、ユーザーの運動成績と関連付けられたセンサーからデータを受け取る。ユーザーは、運動活動を行っている間、手首に機器を着用し得ることが理解される。次いでユーザーは、リストバンド1804から着用型機器1802を取り外し、機器1802を図22に示すようなパーソナルコンピュータに差し込むことができ、そこで、収集されたデータを、前述の運動成績追跡サイトなどの、ユーザーの運動成績を表示するための専用のウェブサイトなどのリモートの場所にアップロードすることができる。
【0128】
別の構成では、着用型機器1802は、例えば体育器具など、運動能力機器またはマシンと併せて使用することができる。例えば、トレッドミル、エリプティカルマシン、ステップマシン、自転車、その他のウェイト器具などなどの体育器具が、機能追加のためのUSBポートを備えていてもよい。ユーザーは、リストバンド1804から着用型機器1802を取り外し、機器1802を、図17に示すステッパーコンソール上に位置するUSBポートまたは他のインターフェースなどのように、体育器具に挿入することができる。また、そのような構成は図42にも示されている。ユーザーは運動活動を行い、その活動と関連付けられたデータがUSB機器1802によって受け取られる。USB機器が受け取ることのできるデータの種類は一般に、先にディジタル音楽プレーヤー203または他の記憶装置と体育器具の間の動作可能な接続について述べたデータ受信と同様である。運動活動が完了すると、ユーザーは体育器具からUSB機器1802を取り外し、再度機器を、必要に応じてリストバンド1804または他の何らかの支持具に取り付ける。次いでユーザーは、USB機器1802をパーソナルコンピュータに挿入することができ、そこで体育器具と関連付けられた運動活動からのデータを、前述のウェブサイトなどのリモートの場所にアップロードすることができる。また、機器1802に追加の有線または無線の通信機能を組み込むこともできる。
【0129】
以上では運動成績データの双方向通信に関して説明しているが、別の態様では、ディジタル音楽プレーヤー203、他の記憶装置、および/またはユーザーインターフェース1700のインターネットもしくはウェブベース接続は、運動能力機器またはマシンの一つまたは複数のパラメータを制御することもできる。例えば、ディジタル音楽プレーヤー203、他の記憶装置、および/またはユーザーインターフェース1700のインターネットもしくはウェブベース接続は、ワークアウトのレベル、持続期間、強さ、ペース、傾斜、目標心拍数、抵抗、または運動能力機器もしくはマシンと関連付けられた他の任意のパラメータを提供することができる。一態様では、一つまたは複数のパラメータに、現在および/またはこれまでの運動成績データを反映させることができる。あるいは、またはこれに加えて、一つまたは複数のパラメータに、運動能力トレーニングのプログラムまたは計画を反映させることもできる。
【0130】
図23〜39に、ユーザーインターフェース2400による、ディジタル音楽プレーヤー203または他の記憶装置から収集されるユーザーまたは運動者の成績データの収集および表示を示す。一態様において、運動成績データは、例えば、図23で示すように、ディジタル音楽プレーヤー203が同期されるときに収集される。別の態様では、少なくとも運動能力機器またはマシン(すなわち、体育器具)と関連付けられた成績データは、ネットワーク、インターネット、または他の有線もしくは無線接続を介して送られ、収集され得る。例えば、運動能力機器またはマシンは、有線または無線接続を介してネットワークおよび/またはインターネットに結合して、ユーザーまたは運動者と関連付けられた運動成績データを伝送したり、受け取ったりすることができる。ユーザーまたは運動者のデータが収集されると、ユーザーまたは運動者は、図24のユーザーインターフェース2400で示されるように運動成績データを表示させ、これと対話することができる。
【0131】
例えば、図24および図25には、ユーザーインターフェース2400が、ワークアウトまたは他の運動成績と関連付けられた詳細を表示し得ることが示されている。図示のように、詳細は、エリプティカルマシン上のワークアウトに対応するものである。特に図25には、30分間のエリプティカルマシンワークアウトが等価の走行マイル数に換算されていることが示されている。ワークアウトは、これと等価の走行マイル数に換算されると、例えば、対話型運動トレーニングツールおよび/または対話型運動トレーニングログなどの一部として、実際の走行マイル数の横に表示することができる。そのような対話型運動トレーニングツールおよび/または対話型運動トレーニングログは、その全体が本明細書に組み入れられる、2008年2月27日に出願された、米国仮特許出願第61/032,018号に記載されている。
【0132】
より具体的には、図26には、ユーザーまたは運動者がランニングまたは他の運動成績を完了した日付の範囲が示されている。ユーザーまたは運動者が、少なくとも一部は1台または複数の運動能力機器またはマシン上で各自のワークアウトを完了した日付については、運動成績データは、例えば、実際のランニング運動成績データとは異なる記号などを用いて示されている。例えば、5月15日などの日付は、ユーザーインターフェース2400が、個々のワークアウトまたは運動成績と等価の距離(すなわち、「カーディオバスキュラーマイル数」)を表示していることを示すために、ハート形アイコンまたは他の類似の識別を用いて表示されている。図27には、ユーザーインターフェース2400が、例えば、運動能力機器またはマシンの種類、等価距離、持続期間、およびカロリー使用量または燃焼量など、ワークアウトの詳細を表示し得ることが示されている。
【0133】
図28には、ユーザーまたは運動者が、自分のワークアウトまたは運動成績が実際の走行距離を表すか、または等価のカーディオバスキュラー距離を表すかに基づいて、それらのワークアウトまたは運動成績をソートし得ることが示されている。例えば、ユーザーまたは運動者は、ユーザーインターフェース2400が、すべてのランニングおよびカーディオバスキュラー距離、すべてのランニングのみ、またはすべてのカーディオバスキュラー距離のみを表示するよう選択することができる。図29には、等価のカーディオバスキュラー距離または運動成績のみを表示するユーザーインターフェース2400が示されている。図30には、実際の走行距離のみを表示するユーザーインターフェース2400が示されている。
【0134】
図31には、ユーザーまたは運動者がユーザーインターフェース2400を利用して、目標、ベンチマーク、マイルストーン、および/または運動トレーニングプログラムを設定し得ることが示されている。例えば、図32には、ユーザーまたは運動者が12週間で50マイル走破するという目標を設定していることが示されている。さらに図32には、ユーザーまたは運動者の進捗も示されている。一態様において、ユーザーまたは運動者は、各自の目標を、ランニング、他の運動活動、またはこれらの組み合わせを行うことによって達成することができる。したがって、ユーザーまたは運動者の進捗は、任意の実際の走行距離と任意の等価のカーディオバスキュラー距離との合計として表示される。したがってユーザーまたは運動者は、様々な運動能力活動を利用して各自の目標を達成することができる。ユーザーが様々な運動活動を使おうとする場合、インターフェース2400または目標追跡システムは、目標の様々な部分を達成するのに使用されるマシンの種類を記録することができる。これに加えて、または、あるいは、ユーザーまたは運動者は、自分の目標および自分の進捗を、他のユーザー、友人、トレーナー、チームメイト、家族などの他の個人に公開することもできる。一例では、トレーナーは、複数の訓練生が指定の目標に到達するに際しての進捗を追跡し、上達のための提言、励ましのコメントなどを与えることができる。
【0135】
図33には、ユーザーまたは運動者が、ユーザーインターフェース2400を利用して、本明細書で説明されており、一般的には、2008年2月14日に出願された米国特許出願第12/031,380号に記載されているような競技、チャレンジ、レース、またはその他のイベントに参加し得ることが示されている。詳細には、ユーザーまたは運動者は、ランニング、その他の運動能力活動、またはこれらの組み合わせを完了することによって、競技、チャレンジ、レース、またはその他のイベントに参加することができる。したがって、競技、チャレンジ、レース、またはその他のイベントにおける各自の進捗は、任意の実際のランニングと、等価のカーディオバスキュラー距離で測定された任意の他の運動成績との合計によって決定される。さらに、競技、チャレンジ、レース、またはその他のイベントでは、ランニング部分と運動能力活動の部分とを指定することもできる。例えば、50マイルのチャレンジは、25マイルの実際の走行距離と、25マイルの等価のカーディオバスキュラー距離を含むことができる。
【0136】
図35には、ユーザーまたは運動者が、参加すべき一つまたは複数のチャレンジを選択し得ることが示されている。一態様において、チャレンジは、合計距離(すなわち、実際の走行距離と等価のカーディオバスキュラー距離を含む)によってソートされる。図36および図37には、ユーザーインターフェース2400が、競技、チャレンジ、レース、またはその他のイベントに参加している1名もしくは複数のユーザーまたは運動者の進捗を表示し得ることが示されている。各ユーザーまたは運動者の進捗は、実際の走行距離と等価のカーディオマイル数の組み合わせとして示すことができる。例えば、各ユーザーまたは運動者の進捗は、対象として含まれる合計距離のうちのどの部分がそれぞれを表すか区別するために、実際の走行距離と等価のカーディオバスキュラー距離とが異なる色、配色、パターンなどを有する棒グラフで示すことができる。あるいは、競技、チャレンジ、レース、またはその他のイベントは、実際の走行距離と等価のカーディオバスキュラー距離とにおけるユーザーまたは運動者の進捗を別々に表示するための、それぞれについての個別要件を含んでいてもよい。さらにユーザーまたは運動者のランニング成績を、例えば、等価のカーディオバスキュラー距離などによって測定される各自の他の運動成績と比較することもできる。
【0137】
チャレンジはさらに、チャレンジ目標に到達するのに必要とされる運動活動の具体的な種類を指定することもできる。例えば、チャレンジは、25カーディオマイルがエリプティカルマシンで、50カーディオマイルがウェイトリフティングで、30カーディオマイルが漕ぎ運動で行われなければならないと指示することもできる。あるいは、チャレンジは、マシンや行われる活動を問わず、カーディオマイル(または他の共通単位)の総量だけを指定することもできる。またチャレンジは、ある一定の走行距離、およびエリプティカルマシンなどのマシン上でのある一定の活動を含み、ある一定のカーディオマイル数を指定することもできる。よって、チャレンジは、多種多様な活動を含むことができる。別の局面によれば、チャレンジは、運動活動が行われる場所を考慮に入れることができる。例えば、チャレンジは、特定のジムまたはジム所在地のメンバーのために配布することができる。別の例として、チャレンジを、特定のジムチェーン/提供者のすべての所在地に専用のものとすることもできる。さらに別の例として、チャレンジを、特定のジム所在地または支店だけに提供することもできる。したがって、各ジムは、チャレンジにおいて他のジムと競争することができる。同様に、チャレンジは、ジム内のクラスまたはグループを同じジムまたは別のジム内の他のクラスまたはグループと競争させるために配布することもできる。
【0138】
図38および図39には、ユーザーインターフェース2400が、2008年2月27日に出願された、米国仮特許出願第61/032,018号に記載されているような、運動トレーニングツールおよび/または運動トレーニングログとしても機能し得ることが示されている。例えば、ユーザーまたは運動者は、ウォーク-ツー-ラン(walk-to-run)、5キロメートル、10キロメートル、ハーフマラソン、および/またはマラソンのトレーニングを行うためのトレーニングプログラムを選択することができる。さらに、ユーザーまたは運動者は、デュアスロンのためにトレーニングすることもできる。より具体的には、図39で示すように、デュアスロンは、実際の走行距離の部分と等価のカーディオバスキュラー距離の部分とを含むことができる。あるいは、ユーザーまたは運動者は、トレーニングプログラムを、実際の走行距離または他の運動能力活動に基づく等価のカーディオバスキュラー距離の任意の組み合わせによって完了することもできる。
【0139】
トレーニングプログラムは、様々な方法で定義することができ、器具別のタスクを含むことができる。例えば、トレーニングプログラムは、第1日にトレッドミル上で2マイルウォーキングし、第2日に自転車で3マイル自転車漕ぎを行うものと規定することができる。よってトレーニングプログラムは、運動活動が行われたマシンの種類を記録することができる。異なるマシンの使用は、トライアスロンやマラソンなどの全体目標に到達する際に異なる技能または運動能力をトレーニングするのに役立つ。トレーニングプログラムは、個人向けのものとすることもでき、グループのために定義することもできる。単独トレーニングプログラムは、個人が、単一の運動活動または多種類の運動活動を行うのを指導することができる。トレーニングプログラムおよび指定の目標に到達するに際してのユーザーの進捗は、他のユーザー、友人、家族、トレーナー、コーチなどと共有することができる。
【0140】
図40には、指定の目標に到達するための追跡インターフェースが示されている。例えば、ユーザーは、指定の日付までにマラソンを所望の時間量で(例えば、マラソンを5時間で)走るという目標を設定することができる。したがって、トレーニングプログラムは、ユーザーが自分の指定目標を達成するのを支援するために、次第に距離が増加する一連のランニングを含むことができる。過去のランニングは、そのランニングの目標または目的と、実際の走行マイル数と共に表示することができる。目標または目的の一つにカーソルを合わせ、または別の方法でこれと対話すると、その特定のランニングまたは日の目標がユーザーに示される。例えば、12月20日の目標は、1時間に8マイル走ることである。運動トレーニング機器(例えば、エリプティカルマシン、ローイングマシン、自転車、トレッドミル)のコンソール上、運動トレーニング・ネットワーク・サイト上および/または携帯用ユーザー機器上にインターフェース4000を提供することができる。
【0141】
グループトレーニングには単独トレーニングと同様の特徴を持たせることができ、ただ1人のユーザーがトレーニングプログラムに従うのではなく、複数のユーザーが同じスケジュールに基づくトレーニングプログラムに参加することができる。よって、例えば、トレーナーは、グループ全体の進捗を追跡して、グループがどの程度各タスクを達成し、目標に向かって前進しているか確認すると共に、各個人メンバーがどの程度の成績であり、グループの全体目標にどの程度貢献しているかも確認することができる。トレーナーは、グループのすべてのメンバーにコメントおよび提言を発することもでき、コメントが向けられるユーザーだけが表示させることのできるユーザー別のコメントを提供することもできる。単独用であれグループ用であれ、トレーニングプログラムは、ユーザーの必要に応じて編集し、調整することができる。例えば、ユーザーが金曜日にワークアウトすることができない場合、金曜日の運動活動の不足を埋め合わせるために、土曜日と日曜日の予定のワークアウトを増やすこともできる。別の例として、トレーナーは、訓練生に持久力やスピードなどの特定の運動能力が不足していると思う場合には、行われるべき運動活動の種類を編集することもできる。
【0142】
一つまたは複数の構成では、電子アバターを使用して運動活動を追跡することができる。一般には、アバターは、ユーザーを表し得るグラフィカルな二次元アイコンまたは三次元モデルであるということができる。アバターは、ユーザーの写真のような単純なものとすることもでき、ユーザーの行動、信念、関心事、外見、身元、人格などを表し得るグラフィックオブジェクトとすることもできる。アバターはさらに動画化することもできる。アバターについてはさらに、参照によりその全内容が本明細書に組み入れられる、2008年11月26日に出願された、「INTERACTIVE AVATAR FOR SOCIAL NETWORK SERVICES」という名称の米国特許出願第12/324,140号にも記載されている。
【0143】
一つまたは複数の構成においては、アバターまたはアバターの外見をさらに、運動器具特有のものとすることができる。例えば、ユーザーは、トレッドミルとエリプティカルマシンとに異なるアバターを指定しようとすることができる。別の例として、ユーザーは同じアバターを、運動器具によって異なるウェアを着用して使おうとすることもできる。一つまたは複数の構成において、アバターは、ユーザーの携帯用機器に存在していても、運動器具に存在していても、ネットワークサイトに存在していても、またはこれらの組み合わせに存在していてもよい。例えば、ユーザーがトレッドミル上で練習しているとき、トレッドミルのユーザーインターフェースは、ユーザーのアバターを表示することができる。トレッドミルは、ユーザーの携帯用機器から、または運動成績追跡サイトからアバター情報を受け取ることができる。
【0144】
アバターの様々な属性は、動機づけと励ましを与えるために、ユーザーの運動活動に基づいて変化し得る。例えば、ユーザーがある特定の目標に到達した場合に、ユーザーのアバターに新しいウェアまたは靴を提供することができる。別の例として、アバターは、ユーザーが様々な目標を達成すると、またはより大きくなったり、より筋骨たくましい外見になったりすることもできる。一つまたは複数の構成において、アバター褒賞(例えば、靴、Tシャツ)は、ジム提供者、ジム所在地および/またはジム内のクラスもしくはプログラムに特有のものとすることができる。別の局面によれば、アバター褒賞は、チームメンバーまたは友人に動機づけを支援するために、他のユーザーが定義することができる。
【0145】
図41には、ユーザーが新しいアバターを作成するためのアバター・カスタマイズ・インターフェースの例が示されている。アバター作成インターフェース4100は、最初に、デフォルトアバター4101、特徴カテゴリ4103、具体的特徴4105、任意抽出オプション4107、公開オプション4109および取り消しオプション4111を表示することができる。デフォルトアバター4101から始めて、ユーザーは、髪型または髪色、顔の表情、唇、眉毛、目、鼻、シャツ、パンツ、靴およびアクセサリなどの様々な特徴を変更することができる。また、図示されていないが、他の特徴も変更することができる。例えば、態様によっては、アバターの体形、耳および手をカスタマイズすることもできる。カテゴリ4103を使用し、ユーザーの好みに従って上記特徴をそれぞれカスタマイズすることもできる。一例では、図に示すように、ユーザーは、アバター4101が着用している靴を変更することができる。詳細には、具体的特徴4105は、ユーザーが自分のアバターに利用できる様々な靴を含む。場合によっては、新しい靴または他の特徴が、ある特定のチャレンジ、行動、目標などの完了時に初めて利用できることもある。また、アバターに利用できる靴を、靴製造者が提供する最新の実際の靴モデル、またはユーザー間で現在流行している他の何らかの靴デザインに対応するものとすることもできる。利用できない靴4115または他の特徴は、果たされる必要のある目標4117と一緒に黒っぽいシルエットで(すなわち、具体的詳細なしで)示すこともできる。例えば、靴の中には、ユーザーが指定の距離を走破するまで選択できないものがあってもよい。ユーザーはさらに、アバター4101の靴を脱がせたい場合には、「×」オプション4113を選択することもできる。加えてユーザーは、靴の色またはカラーパレット4119を使用した他の特徴のカスタマイズを選択することもできる。選択可能な特徴の隣の、または別の方法でこれと関連付けられた解除鍵マーク4121は、選択可能な特徴が新しくユーザーに提供されることを示すことができる。インターフェース4100には、運動トレーニングマシン(例えば、エリプティカルマシン、ローイングマシン、自転車、トレッドミル)のコンソール、運動トレーニング・ネットワーク・サイトおよび/または携帯用ユーザー機器を介してアクセスすることができる。
【0146】
グループまたはチャレンジの設定においては、グループまたはチャレンジ内の各ユーザーの進捗を示すために、複数のアバターをインターフェースに表示することができる。例えば、2名のユーザーが10マイル走行の目標で競っている場合、ユーザーインターフェースは、各ユーザーが実際にどこまで走破したかに基づき、両者のアバターを互いに対する相対的な位置に表示することができる。これは、各ユーザーが遅れている場合には差を埋め、各ユーザーがチャレンジにおいてリードしている場合にはさらにリードを広げるように各ユーザーを動機づけするのを支援する。別の例として、2名のユーザーが共通の目標を達成しようとしているチームメイトである場合、アバターを介して第2のユーザーがトレーニングで遅れを取っていることに気づくと、第1のユーザーは第2のユーザーに褒賞または励ましのことばを送ることができる。ユーザーは、アバターにカーソルを合わせ、または別の方法でアバターと対話することによって成績情報を表示させることができる。またユーザーは、自分の運動の進捗を示すために、他のユーザーまたは一般の人々と自分のアバターを共有し、または他の方法で自分のアバターを公開することもできる。
【0147】
場所または状況に応じて、ユーザーは、他のユーザーのアバターを表示させることもできる。例えば、ユーザーがスピニングクラスに在籍している場合、クラスの全メンバーのアバターをクラスと共有することができる。あるいは、ジムにおけるトレッドミルランナーのアバターを、他のすべてのトレッドミルランナーと共有することもできる。ユーザーは、アバターおよび運動成績情報の共有への参加を選択することもでき、または各自の運動情報を非公開に設定することもできる。アバターおよび関連運動成績データの共有は、ユーザーを励ましたり、動機づけすることができる。
【0148】
運動成績追跡サイトによって、または運動器具によって収集されたデータは、ローカルで(例えば、そのマシンにおいて)共有することもでき、または各場所間で横断的に共有することもできる。例えば、運動データは、特定のジム所在地における、またはジム提供者のすべてのジム所在地にわたるすべてのマシンによって共有することもできる。別の例として、過去24時間(または他の何らかのタイムフレーム)内に収集されたデータを、現在のユーザーのための比較データとして使用することもできる。すなわち、ユーザーは、自分の現在の運動活動を、他のユーザーにより過去24時間において行われた運動活動の平均値と比較することができる。さらに運動データは、異なるジム提供者のジム所在地間で横断的に共有することもできる。一構成では、運動成績追跡サイトは、一つまたは複数のジム所在地から運動成績データを受け取ることができる。運動成績追跡サイトは、所在地、ジム提供者、ユーザー、使用運動器具および/またはそれらの組み合わせに基づいて、受け取ったデータをフィルタリングし、情報をソートするように構成することができる。フィルタリングした後で、データを様々な場所に伝送することができる。例えば、あるジム提供者の全データを、そのジム提供者のすべての店舗に送ることもできる。別の例として、すべてのジム提供者のスピニングクラスのデータを共有することもできる。あるいは、またはこれに加えて、ジム所在地またはジム提供者が、例えば、バック・オフィス・システムなどで各自のデータを収集し、他のジム所在地または提供者と共有すべきものをフィルタリングすることもできる。
【0149】
結論
本発明を実施する本発明において好ましい形態を含む特定の例に関して本発明を説明してきたが、添付の特許請求の範囲に開示されている本発明の精神および範囲内にある上記のシステムおよび技術について多くの変形および置換が存在することを、当業者は理解すると考えられる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザーの運動活動を検出、記憶し;かつ、
該ユーザーの該運動活動を携帯用ユーザー機器に送る
ように構成されている、記憶モジュールを有する運動能力機器
を備える、システム。
【請求項2】
運動能力機器が、携帯用ユーザー機器を受けるように構成された物理接続モジュールを含む、請求項1記載のシステム。
【請求項3】
運動能力機器が、携帯用ユーザー機器と無線で通信するように構成された送受信機を含む、請求項1記載のシステム。
【請求項4】
運動能力機器がさらに、携帯用ユーザー機器から運動活動データを受け取るように構成されている、請求項1記載のシステム。
【請求項5】
携帯用ユーザー機器がディジタル音楽プレーヤーである、請求項1記載のシステム。
【請求項6】
携帯用ユーザー機器がUSBコネクターを有する、請求項1記載のシステム。
【請求項7】
運動能力機器がさらに、運動活動データを追跡し、記憶するように構成されたリモート・ネットワーク・サイトに接続するように構成されている、請求項1記載のシステム。
【請求項8】
運動能力機器が、携帯用ユーザー機器を介してリモート・ネットワーク・サイトに接続するように構成されている、請求項7記載のシステム。
【請求項9】
運動能力機器がさらに、該運動能力機器に対応する運動器具の種類についての最善のワークアウト(workout)のデータを受け取るように構成されている、請求項1記載のシステム。
【請求項10】
最善のワークアウトのデータが携帯用機器から受け取られる、請求項8記載のシステム。
【請求項11】
最善のワークアウトのデータがリモート・ネットワーク・サイトから受け取られる、請求項9記載のシステム。
【請求項12】
運動能力機器がさらに、最善のワークアウトのデータと比較したユーザーの運動活動を表示するように構成されている、請求項8記載のシステム。
【請求項13】
運動能力機器がさらに、少なくとも1台の他の運動能力機器から運動活動データを受け取るように構成されている、請求項1記載のシステム。
【請求項14】
運動活動が多種類の運動活動に使用される共通単位で記憶され、該共通単位が、運動活動が測定される単位とは異なる、請求項1記載のシステム。
【請求項15】
運動活動が、リモート・ネットワーク・サイトにおいて、共通単位と運動活動が測定される単位とで表示され、共通単位における運動活動が、運動活動が測定される単位の運動活動とは異なるものとして知覚されるように表示される、請求項14記載のシステム。
【請求項16】
リモート・ネットワーク・サイトが、運動活動を、共通単位だけで、または運動活動が測定される単位だけで表示するように構成することができる、請求項14記載のシステム。
【請求項17】
運動活動が測定される単位が燃焼カロリー数を含み、共通単位が100燃焼カロリーに等しい、請求項14記載のシステム。
【請求項18】
運動活動が、ユーザーの運動成績データを表示するように構成されたリモート・ネットワーク・サイトに伝送される、請求項1記載のシステム。
【請求項19】
ネットワークサイトがさらに、運動成績データを器具別に表示するように構成されている、請求項18記載のシステム。
【請求項20】
ネットワークサイトがさらに、目標と、ユーザーの運動成績データに基づく該目標を達成するに際しての現在の進捗とを表示するように構成されている、請求項18記載のシステム。
【請求項21】
ネットワークサイトがさらに、別のユーザーからのコメントを表示するように構成されている、請求項18記載のシステム。
【請求項22】
ネットワークサイトがさらに、ユーザーを表す電子アバターを表示するように構成されている、請求項18記載のシステム。
【請求項23】
電子アバターの外観がユーザーの運動成績データに基づいて変化する、請求項22記載のシステム。
【請求項24】
運動能力機器がさらに、最新のワークアウトと関連付けられたデータを表示するように構成されている、請求項1記載のシステム。
【請求項25】
運動能力機器がさらに、別のユーザーからのコメントを表示するように構成されている、請求項1記載のシステム。
【請求項22】
運動能力機器がさらに、ユーザーを表す電子アバターを表示するように構成されている、請求項1記載のシステム。
【請求項23】
運動能力機器がさらに、少なくとも1名の他のユーザーの運動成績データを表示するように構成されている、請求項1記載のシステム。
【請求項24】
運動能力機器が、携帯用ユーザー機器とリモート・ネットワーク・サイトの間の接続を円滑化するように構成されている、請求項1記載のシステム。
【請求項25】
ユーザーの運動活動を検出するように構成された運動成績モジュールと;
運動活動情報を提供する運動成績データ欄と;
ユーザーに、前記運動活動情報に基づいて提供される一つまたは複数のメッセージを提供するメッセージ欄と
を備えるユーザーインターフェースを表示するように構成されたディスプレイと
を備える、装置。
【請求項26】
一つまたは複数のメッセージが少なくとも1名の他のユーザーからのコメントを含む、請求項25記載の装置。
【請求項27】
ユーザーインターフェースが、ユーザーを表す電子アバターを表示するアバター表示欄をさらに含む、請求項25記載の装置。
【請求項28】
電子アバターの外観がユーザーの運動活動に基づいて変化する、請求項27記載の装置。
【請求項29】
運動活動情報が、共通単位でのユーザーの運動活動の大きさを含む、請求項25記載の装置。
【請求項30】
運動活動情報が、共通単位と、運動活動が測定される単位とで提供される、請求項29記載の装置。
【請求項31】
ユーザーインターフェースが、運動活動情報を、運動活動が測定される単位とは異なるものとして知覚されるように共通単位で提供するように構成されている、請求項30記載の装置。
【請求項32】
ディスプレイがさらに、少なくとも1名の他のユーザーの運動活動情報を表示するように構成されている、請求項25記載の装置。
【請求項33】
ディスプレイが、ユーザーの運動活動と比較した少なくとも1名の他のユーザーの運動活動情報を表示するように構成されている、請求項32記載の装置。
【請求項34】
メッセージ欄が、ユーザーが指定の目標までの中間点に到達すると、該ユーザーに一つまたは複数のメッセージを提供するように構成されている、請求項25記載の装置。
【請求項35】
一つまたは複数のメッセージが励ましのメッセージを含む、請求項25記載の装置。
【請求項36】
ユーザーインターフェースが、ユーザーのワークアウト履歴情報を表示するように構成された履歴欄をさらに含む、請求項25記載の装置。
【請求項37】
ワークアウト履歴情報が、装置に対応する運動活動の種類に関連するデータのみを含む、請求項36記載の装置。
【請求項38】
ワークアウト履歴情報が、最善のワークアウトタイムを含む、請求項36記載の装置。
【請求項39】
一つまたは複数のメッセージが、ユーザーが順調に最善のワークアウトタイムを破ろうとしていると判定したことに応答して提供され、該判定が、運動成績モジュールによって検出された運動活動に基づいて行われる、請求項25記載の装置。
【請求項40】
ユーザーの運動活動を測定するように構成された運動成績モジュールと;
ユーザーのためのチャレンジを指定する情報を受け取り;
運動成績モジュールを使用して行われた運動活動の量を求め;
行われた運動活動の量に基づき、チャレンジがユーザーによって達成されているかどうか判定する
ように構成されたチャレンジモジュールと
を備える、システム。
【請求項41】
チャレンジが別のユーザーから受け取られる、請求項40記載のシステム。
【請求項42】
チャレンジが、多種類の運動活動に使用される共通単位で定義される、請求項40記載のシステム。
【請求項43】
チャレンジが運動活動が測定される単位で指定される、請求項40記載のシステム。
【請求項44】
チャレンジが、第1の運動トレーニング施設と第2の運動トレーニング施設の間の競争を含む、請求項40記載のシステム。
【請求項45】
第1および第2の運動トレーニング施設が、単一の運動トレーニング施設提供者に対応するものである、請求項44記載のシステム。
【請求項46】
チャレンジが、第1の運動トレーニング施設提供者と第2の運動トレーニング施設提供者の間の競争を含む、請求項40記載のシステム。
【請求項47】
第1の運動トレーニング施設提供者が複数の運動トレーニング施設を備える、請求項46記載のシステム。
【請求項48】
チャレンジが、第1のユーザーグループと第2のユーザーグループの間の競争を含む、請求項40記載のシステム。
【請求項49】
ユーザーによって行われる運動活動を測定するように構成された運動成績モジュールと;
定義されたスケジュールで完了されるべき複数のタスクを備える、指定の目標を達成するためのトレーニングプログラムを決定し;
運動成績モジュールによって測定された運動活動に基づいて、ユーザーが複数のタスクをのうちの少なくとも一つのタスクを完了しているかどうか判定する
ように構成されたプロセッサと
を備える、システム。
【請求項50】
少なくとも一つのタスクが共通単位で指定される、請求項49記載のシステム。
【請求項51】
少なくとも一つのタスクが、運動成績モジュールに対応する運動活動の種類を指定する、請求項49記載のシステム。
【請求項52】
運動成績モジュールがエリプティカル機器を含む、請求項49記載のシステム。
【請求項53】
運動成績モジュールがランニング機器を含む、請求項49記載のシステム。
【請求項54】
トレーニングプログラムがトレーナーによって定義される、請求項49記載のシステム。
【請求項55】
トレーナーからのメッセージを表示するように構成された表示モジュールをさらに備える、請求項54記載のシステム。
【請求項56】
ユーザーによって行われる運動活動を測定するように構成された運動成績モジュールと;
ユーザーを表し、該ユーザーによって行われ測定された運動活動に従って電子アバターの外観が変化する電子アバターを表示するように構成されたディスプレイと
を備える、システム。
【請求項57】
測定された運動活動に基づいて、ユーザーが運動目標に到達していると判定すると、アバターのための褒賞を提供するように構成された達成モジュールをさらに備える、請求項56記載のシステム。
【請求項58】
褒賞が仮想Tシャツを含む、請求項57記載のシステム。
【請求項59】
褒賞が1足の仮想靴を含む、請求項57記載のシステム。
【請求項60】
褒賞がユーザーのためのクーポンをさらに含む、請求項57記載のシステム。
【請求項61】
電子アバターが非公開設定を含み、該電子アバターが非公開に設定されているときには、ユーザーのみが電子アバターを表示させることができる、請求項56記載のシステム。
【請求項62】
ディスプレイがさらに、複数のアバターを表示するように構成されており、第2のアバターの位置に対する第1のアバターの位置が、該第1のアバターで表される第1のユーザーと該第2のアバターで表される第2のユーザーとの間の運動成績においての差を示す、請求項56記載のシステム。
【請求項63】
第2のアバターの位置に対する第1のアバターの位置が、目標の達成に向けた相対的進捗を示す、請求項62記載のシステム。
【請求項64】
第1のアバターと第2のアバターの少なくとも一方の位置が測定された運動活動に基づいて変化する、請求項62記載のシステム。
【請求項65】
ユーザーによって行われる運動活動を測定するように構成された運動成績モジュールと;
運動成績モジュールによって測定された運動活動の履歴データを記憶するデータベースと;
履歴データを、ユーザーによって行われ測定された運動活動と比較するように構成された比較モジュールと
を備える、システム。
【請求項66】
比較モジュールがさらに、ユーザーの運動活動が履歴データと比較してどの程度であるかに基づいて、該ユーザーに一つまたは複数のメッセージを提供するように構成されている、請求項65記載のシステム。
【請求項67】
一つまたは複数のメッセージが動機づけのメッセージを含む、請求項66記載のシステム。
【請求項68】
一つまたは複数のメッセージが、履歴データの平均値を破るための提言を含む、請求項66記載のシステム。
【請求項69】
履歴データをリモート・ネットワーク・サイトに送るように構成された送受信機をさらに備える、請求項65記載のシステム。
【請求項70】
履歴データを携帯用ユーザー機器に伝送するように構成されたデータ転送モジュールをさらに備える、請求項65記載のシステム。
【請求項71】
運動成績モジュールが第1の場所に位置し、システムが履歴データを第2の場所に伝送するように構成された送受信機をさらに含み、該送受信機がさらに、第2の場所から運動成績データを受け取るように構成されており、比較モジュールがさらに、ユーザーによって行われた運動活動を第2の場所から受け取られた運動成績データと比較するように構成されており、第1の場所が第1の運動トレーニング施設であり、第2の場所が第2の運動トレーニング施設である、請求項65記載のシステム。
【請求項72】
受け取られた運動成績データの中からある運動活動の種類に特有のデータを抽出するように構成されたフィルタリングモジュールをさらに備え、運動活動の種類がユーザーによって行われた運動活動に対応し、比較モジュールが、前記抽出データだけを、ユーザーによって行われた運動活動と比較するように構成されている、請求項71記載のシステム。
【請求項73】
記憶モジュールを有する、ユーザーにカーディオバスキュラー運動を行わせるように構成された運動能力機器であり、
ユーザーの運動活動を検出、記憶し、
ユーザーの運動活動を、ランニングの形での該ユーザーの第2の運動活動を記録し、記憶するように構成されている携帯用ユーザー機器に送る
ように構成されている運動能力機器
を備える、システム。
【請求項74】
運動活動データを追跡し、記憶するように構成されたリモート・ネットワーク・サイトであり、運動活動機器と関連付けられたユーザーの運動活動と、該ユーザーの第2の運動活動とを転送することのできる携帯用ユーザー機器と通信するリモート・ネットワーク・サイトをさらに備える、請求項73記載のシステム。
【請求項75】
第2の運動活動が走行マイル数で測定され、運動活動機器と関連付けられた運動活動が、走行マイル数とは異なる共通単位で測定され、リモート・ネットワーク・サイトが、共通単位の運動活動を、走行マイル数の運動活動とは異なるものとして知覚されるように表示する、請求項74記載のシステム。
【請求項76】
運動能力機器において、ユーザーによって行われる運動活動を測定する段階;および
ユーザーの運動活動を携帯用ユーザー機器に送る段階
を含む、方法。
【請求項77】
ユーザーの運動活動を携帯用ユーザー機器に送る段階が、運動能力機器と携帯用ユーザー機器の間の物理接続を介して行われる、請求項76記載の方法。
【請求項78】
ユーザーの運動活動を携帯用ユーザー機器に送る段階が、無線で行われる、請求項76記載の方法。
【請求項79】
携帯用ユーザー機器から運動活動データを受け取る段階をさらに備える、請求項76記載の方法。
【請求項80】
携帯用ユーザー機器がディジタル音楽プレーヤーを含む、請求項76記載の方法。
【請求項81】
携帯用ユーザー機器がUSBコネクターを含む、請求項76記載の方法。
【請求項82】
運動活動データを追跡し、記憶するように構成されたリモート・ネットワーク・サイトに測定された運動活動を伝送する段階をさらに備える、請求項76記載の方法。
【請求項83】
リモート・ネットワーク・サイトに測定された運動活動を伝送する段階が、携帯用ユーザー機器を介して行われる、請求項82記載の方法。
【請求項84】
運動能力機器に対応する運動器具の種類についての最善のワークアウトのデータを受け取る段階;および
ユーザーによって行われ測定された運動活動を前記最善のワークアウトと比較する段階
をさらに備える、請求項82記載の方法。
【請求項85】
最善のワークアウトのデータがリモート・ネットワーク・サイトから受け取られる、請求項84記載の方法。
【請求項86】
最善のワークアウトのデータが携帯用機器から受け取られる、請求項83記載の方法。
【請求項87】
最善のワークアウトのデータと比較したユーザーの運動活動を表示する段階をさらに備える、請求項83記載の方法。
【請求項88】
運動能力機器がさらに、少なくとも1台の他の運動能力機器から運動活動データを受け取るように構成されている、請求項76記載の方法。
【請求項89】
運動活動を多種類の運動活動に使用される共通単位で記憶する段階をさらに備え、該共通単位が、運動活動が測定される単位とは異なる、請求項76記載の方法。
【請求項90】
運動活動を、リモート・ネットワーク・サイトにおいて、共通単位と、該運動活動が測定される単位とで表示する段階をさらに備え、共通単位の運動活動が、運動活動が測定される単位の運動活動とは異なるものとして知覚されるように表示される、請求項89記載の方法。
【請求項91】
リモート・ネットワーク・サイトが、運動活動を、共通単位だけで、または該運動活動が測定される単位だけで表示するように構成することができる、請求項89記載の方法。
【請求項92】
運動活動が測定される単位が燃焼カロリー数を含み、共通単位が100燃焼カロリーに等しい、請求項89記載の方法。
【請求項93】
運動活動が、ユーザーの運動成績データを表示するように構成されたリモート・ネットワーク・サイトに伝送される、請求項76記載の方法。
【請求項94】
運動成績データを、ネットワークサイトにおいて器具別に表示する段階をさらに備える、請求項93記載の方法。
【請求項95】
目標と、ユーザーの運動成績データに基づく該目標を達成するに際しての現在の進捗を表示する段階をさらに備える、請求項93記載の方法。
【請求項96】
運動成績モジュールが、ユーザーの運動活動を測定する段階;および
運動活動情報を提供する運動成績データ欄と;
ユーザーに、運動活動情報に基づいて提供される一つまたは複数のメッセージを提供するメッセージ欄と
を備えるユーザーインターフェースを表示する段階
を備える、方法。
【請求項97】
一つまたは複数のメッセージが少なくとも1名の他のユーザーからのコメントを含む、請求項96記載の方法。
【請求項98】
ユーザーインターフェースが、ユーザーを表す電子アバターを表示するアバター表示欄をさらに含む、請求項96記載の装置。
【請求項99】
ユーザーの運動活動に基づいて電子アバターの外観を変更する段階をさらに備える、請求項98記載の方法。
【請求項100】
運動活動情報が、共通単位でのユーザーの運動活動の大きさを含む、請求項96記載の方法。
【請求項101】
運動活動情報が、共通単位と、運動活動が測定される単位とで提供される、請求項100記載の方法。
【請求項102】
ユーザーインターフェースが、運動活動情報を、運動活動が測定される単位とは異なるものとして知覚されるように共通単位で表示する、請求項101記載の方法。
【請求項103】
ユーザーインターフェースが少なくとも1名の他のユーザーの運動活動情報をさらに備える、請求項96記載の方法。
【請求項104】
ユーザーの運動活動と比較した少なくとも1名の他のユーザーの運動活動情報を表示する段階をさらに備える、請求項103記載の方法。
【請求項105】
ユーザーが指定の目標までの中間点に到達すると、メッセージ欄において該ユーザーに一つまたは複数のメッセージを表示する段階をさらに備える、請求項96記載の方法。
【請求項106】
ユーザーインターフェースが、ユーザーのワークアウト履歴情報を表示する履歴欄をさらに含む、請求項96記載の方法。
【請求項107】
ワークアウト履歴情報が、運動成績モジュールに対応する運動活動の種類に関連するデータのみを含む、請求項106記載の方法。
【請求項108】
ワークアウト履歴情報が最善のワークアウトタイムを含む、請求項106記載の方法。
【請求項109】
ユーザーが順調に最善のワークアウトタイムを破ろうとしていると判定する段階;および
運動成績モジュールによって検出された運動活動に基づいて行われる前記判定に応答して、一つまたは複数のメッセージを前記ユーザーに提供する段階
をさらに備える、請求項96記載の方法。
【請求項110】
ユーザーのためのチャレンジを指定する情報を受け取る段階;
運動能力機器を使用して行われた運動活動の量を求める段階;および
運動能力機器を使用して行われた運動活動の量に基づいて、チャレンジがユーザーによって達成されているかどうか判定する段階
を備える、方法。
【請求項111】
チャレンジが別のユーザーから受け取られる、請求項110記載の方法。
【請求項112】
チャレンジが、多種類の運動活動に使用される共通単位で定義される、請求項110記載の方法。
【請求項113】
チャレンジが運動活動が測定される単位で指定される、請求項110記載の方法。
【請求項114】
チャレンジが、第1の運動トレーニング施設と第2の運動トレーニング施設の間の競争を含む、請求項110記載の方法。
【請求項115】
第1および第2の運動トレーニング施設が、単一の運動トレーニング施設提供者に対応するものである、請求項114記載の方法。
【請求項116】
チャレンジが、第1の運動トレーニング施設提供者と第2の運動トレーニング施設提供者の間の競争を含む、請求項110記載の方法。
【請求項117】
第1の運動トレーニング施設提供者が複数の運動トレーニング施設を含む、請求項116記載の方法。
【請求項118】
チャレンジが、第1のユーザーグループと第2のユーザーグループの間の競争を含む、請求項110記載の方法。
【請求項119】
少なくとも一つのタスクが運動能力機器を使用する運動活動を含む、定義されたスケジュールで完了されるべき複数のタスクを備える、指定の目標を達成するためのトレーニングプログラムを決定する段階;
運動能力機器を使用して行われた運動活動の量を求める段階;および
運動能力機器を使用して行われた運動活動の量に基づいて、ユーザーが少なくとも一つのタスクを完了しているかどうか判定する段階
を備える、方法。
【請求項120】
少なくとも一つのタスクが共通単位で指定される、請求項119記載の方法。
【請求項121】
少なくとも一つのタスクが、運動能力機器に対応する運動活動の種類を指定する、請求項119記載の方法。
【請求項122】
運動能力機器がエリプティカル機器を含む、請求項119記載の方法。
【請求項123】
運動能力機器がランニング機器を含む、請求項119記載の方法。
【請求項124】
トレーニングプログラムがトレーナーによって定義される、請求項119記載の方法。
【請求項125】
コーチからのメッセージを表示する段階をさらに備える、請求項124記載の方法。
【請求項126】
運動能力機器を使用して行われた運動活動の量を求める段階;および
運動能力機器を使用して行われた運動活動の量に基づいて電子アバターの外観を変更する段階
を備える、方法。
【請求項127】
行われた運動活動の量に基づいてユーザーが運動目標に到達していると判定すると、アバターのための褒賞を提供する段階をさらに備える、請求項126記載の方法。
【請求項128】
褒賞が仮想Tシャツを含む、請求項127記載の方法。
【請求項129】
褒賞が1足の仮想靴を含む、請求項127記載の方法。
【請求項130】
褒賞がユーザーのためのクーポンをさらに含む、請求項127記載の方法。
【請求項131】
電子アバターを非公開に設定するよう求める要求を受け取る段階;および
要求に応答して、電子アバターをユーザーのみが表示させることができるように構成する段階
をさらに備える、請求項126記載の方法。
【請求項132】
複数のアバターを表示する段階をさらに備え、第2のアバターの位置に対する第1のアバターの位置が、該第1のアバターで表される第1のユーザーと該第2のアバターで表される第2のユーザーとの間の運動成績においての差を示す、請求項126記載の方法。
【請求項133】
第2のアバターの位置に対する第1のアバターの位置が、共通目標の達成に向けた相対的進捗を示す、請求項132記載の方法。
【請求項134】
第1のアバターと第2のアバターの少なくとも一方の位置が行われた運動活動の量に基づいて変化する、請求項132記載の方法。
【請求項135】
運動能力機器を使用して第1のユーザーによって行われた運動活動の履歴データを記憶する段階;
運動能力機器を使用して第2のユーザーによって行われた運動活動の量を求める段階;および
第2のユーザーによって行われた運動活動の量を履歴データと比較する段階
を備える、方法。
【請求項136】
ユーザーの運動活動が履歴データと比較してどの程度であるかに基づいて、該ユーザーに一つまたは複数のメッセージを提供する段階をさらに備える、請求項135記載の方法。
【請求項137】
一つまたは複数のメッセージが動機づけのメッセージを含む、請求項136記載の方法。
【請求項138】
一つまたは複数のメッセージが、履歴データの平均値を破るための提言を含む、請求項136記載の方法。
【請求項139】
履歴データをリモート・ネットワーク・サイトに伝送する段階をさらに備える、請求項135記載の方法。
【請求項140】
履歴データを携帯用ユーザー機器に転送する段階をさらに備える、請求項135記載の方法。
【請求項141】
運動能力機器が第1の場所に位置し、履歴データを第2の場所に伝送する段階をさらに備える、請求項135記載の方法。
【請求項142】
第2の場所から運動成績データを受け取る段階;および
ユーザーによって行われた運動活動を、第2の場所から受け取られた運動成績データと比較する段階
をさらに備える、請求項141記載の方法。
【請求項143】
第1の場所は第1の運動トレーニング施設であり、第2の場所は第2の運動トレーニング施設である、請求項142記載の方法。
【請求項144】
受け取られた運動成績データの中からある運動活動の種類に特有のデータを抽出する段階をさらに備える、請求項142記載の方法。
【請求項145】
運動活動の種類がユーザーによって行われた該運動活動に対応し、抽出データだけを、前記ユーザーによって行われた前記運動活動と比較する段階をさらに備える、請求項144記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8A】
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【図8B】
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【図8C】
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【図8D】
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【図8E】
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【図8F】
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【図9A】
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【図9B】
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【図10】
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【図11A】
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【図11B】
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【図11C】
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【図11D】
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【図11E】
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【図12】
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【図13A】
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【図13B】
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【図13C】
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【図13D】
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【図13E】
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【図13F】
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【図14A】
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【図14B】
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【図14C】
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【図14D】
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【図14E】
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【図14F】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【公表番号】特表2011−517966(P2011−517966A)
【公表日】平成23年6月23日(2011.6.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−549818(P2010−549818)
【出願日】平成21年3月3日(2009.3.3)
【国際出願番号】PCT/US2009/035877
【国際公開番号】WO2009/111472
【国際公開日】平成21年9月11日(2009.9.11)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Linux
【出願人】(505424859)ナイキ インターナショナル リミテッド (249)