説明

座布団

【課題】従来の痔患者用座布団は、着座部と着座部よりも窪んだ窪み部をつくることにより、着座時の肛門の接触による痛みを避ける目的で作られている。しかし、痔は疼痛と、いわゆる肛門が抜け落ちるという独特の不安感と焦燥感を伴う。また、肛門部を冷やすと痔の症状を悪化させることになる。これらの問題を解決する凸型の座布団を提供する。
【解決手段】この座布団は着座部1と着座部よりも高く盛り上がった盛り上がり部2から成る。使用者が肛門部を盛り上がり部2に合わせて着座すると、着座部分が臀部を支持し、盛り上がり部2が肛門部全体を上部に押上げて肛門部の安定を図るものである。これで痔特有のいわゆる肛門が抜け落ちるという不安感を解消できる。また、この盛り上がり部2が体温によって温められる保温効果で血行が良くなり痔の疼痛を緩和することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
本発明は、主として痔の患者に好適な座布団に関するものである。
【背景技術】
従来の痔の患者用の座布団は、着座部と着座部よりも窪んだ窪み部をつくり、着座時窪み部分が肛門を圧迫することを避ける形式をとるものがほとんどである。
【先行技術文献】
【0002】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】
【特許文献2】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】
【非特許文献2】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
従来の痔の患者用座布団は、着座部と着座部よりも窪んだ窪み部をつくることにより、着座時の肛門の接触による痛みを避ける目的で作られている。
しかし、これは単なる肛門部の痛みを避ける目的の消極的な方法である。
痔は疼痛と、いわゆる肛門が抜け落ちるという独特の不安感と焦燥感を伴う。また、肛門部を冷やすと痔の症状を悪化させることになる。本発明は、これらの問題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための手段として、凸型の痔の患者用座布団を考案した。この座布団は着座部と着座部よりも高く盛り上がった盛り上がり部を備えるものである。
これにより、使用者が肛門部を盛り上がり部に合わせて着座すると、着座部が臀部を支持し、盛り上がり部が肛門部全体を上部に押上げて肛門の安定を図ることができる。
【発明の効果】
本発明で、使用者が肛門部を盛り上がり部に合わせて着座すると、着座部が臀部を支持し、盛り上がり部が肛門部全体を上部に押上げて肛門部の安定を図ることができる。
これにより、痔患者特有のいわゆる肛門が抜け落ちるという不安感・焦燥感を解消することができる。
また、この盛り上がり部が体温によって温められる自然な保温効果により血行が良くなり痔の疼痛が緩和される。
また、本発明では座る場合よい姿勢を長時間保つことができる。デスクワークのため長時間椅子に座り続ける場合や長時間の自動車運転業務に従事する場合等に非常に効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】断面図−1
【図2】断面図−2
【図3】平面図
【図4】断面図−3
【図5】断面図−4
【図6】断面図−5
【発明を実施するための形態】
本発明は、以上の課題を解決するための手段として、凸型の痔の患者用座布団を考案した。この座布団は着座部と着座部よりも高く盛り上がった盛り上がり部を備えるものである。
▲1▼ 具体的には、盛り上がり部2を備える着座部1から成る座布団を作成する。これにより、使用者が肛門部を盛り上がり部2に合わせて着座すると、着座部1が臀部を支持し、盛り上がり部2が肛門部全体を上部に押上げて肛門の安定を図ることができる。図1、図2、図3
▲2▼ 上記▲1▼とは別に、▲1▼の着座部の下部に、着座部を支持・固定する台座部3を有する座布団を作成する。図4
▲3▼ 上記▲1▼及び▲2▼の座布団について沈降・復元機能を有する緩衝部4を有する座布団を作成する。図5、図6
【実施例】
【・・・・】

【産業上の利用可能性】
【・・・・】

【符号の説明】
1着座部
2盛り上がり部
3台座部
4緩衝部
【受託番号】
【・・・・】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
着座部と着座部よりも高く盛り上がった盛り上がり部を備え、使用者が盛り上がり部に肛門部を合わせて着座すると、盛り上がり部が肛門部を上部に押上げる程度の高さに形成されていることを特徴とする座布団。
【請求項2】
さらに台座部を備える請求項1に記載の座布団
【請求項3】
さらに、沈降・復元機能を有する緩衝部を備える請求項1及び請求項2の座布団

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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