説明

建具

【課題】遮蔽体を開放する際の発生音を抑制することができる建具を提供すること。
【解決手段】シャッター面材5を全開した際にストッパー8の当接部82が上枠21に当接することでシャッター面材5の開放移動が規制されると同時に、ストッパー8が錠装置7の操作レバー76に固定されていることから、上枠21に当接したストッパー8によって操作レバー76が下方に押されて、その解錠方向への回動が規制されるとともに、ストッパー8で押し付けられることで操作レバー76の振動が防止される。従って、操作レバー76と座板52との間に製造上の誤差に伴うガタがあったとしても、座板52に対する操作レバー76の振動が抑えられ、振動音の発生を抑制することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建具に関し、詳しくは、枠体と、この枠体の開口を遮蔽可能な遮蔽装置とを備えた建具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、窓枠(枠体)および障子(面材)の室外側を覆うシャッター等の遮蔽装置を有した建具が広く利用されている。このようなシャッターは、シャッター面材を収容可能なシャッターケースを備え、このシャッターケースが窓枠の上側において外壁に固定され、シャッター面材が下方に引き下げられて閉鎖されるとともに施錠され、施錠を解錠してから引き上げることでシャッターケースに収容されて開放されるようになっている。
また、開放した際にシャッター面材の全てがシャッターケース内へ巻き込まれるのを防止するために、シャッター面材の下端縁の座板やその両端部の端部キャップに取り付けられるストッパー装置が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)
【0003】
特許文献1に記載されたストッパー装置は、シャッター面材の下端縁を構成する巾木の両端部に取り付けられ、オイルダンパーと収容ケースおよびキャップとを有した衝撃緩衝装置として構成されている。このようなストッパー装置によれば、シャッター面材を開放した際に、シャッターケースの当接部にキャップが当接して収容ケース側に移動し、この移動によってオイルダンパーが作動して緩衝力が発揮されることで、シャッター面材開放時の衝撃や音が緩和できるようになっている。
一方、特許文献2に記載されたストッパー装置は、シャッター面材のボトムストラットの両端部に取り付けられ、本体と緩衝手段とを有して構成されている。緩衝手段は、シャッターケース下方の内まぐさに当接する吸音層と、この吸音層の下側の可動体と、この可動体からの力を減衰させるダンパー層とを有して構成され、シャッター面材開放時の衝撃や音が緩和できるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−336357号公報
【特許文献2】特開2004−300746号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前記特許文献1、2に記載された従来のシャッターでは、シャッター面材を開放した際の衝撃や音をストッパー装置によって緩和することができるものの、シャッター面材自体の振動音を十分に緩和することが困難である。すなわち、シャッター面材は、複数のスラットを連結して構成されているとともに、施錠装置などの可動部品も取り付けられているため、スラットの連結部分や施錠装置の可動部分などから振動音が発生しやすく、その中でも特に、施錠装置から発生する振動音の抑制が望まれている。
【0006】
本発明の目的は、遮蔽体を開放する際の発生音を抑制することができる建具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の建具は、外壁開口部に設けられる枠体と、この枠体の開口を遮蔽可能な遮蔽装置とを備えた建具であって、前記遮蔽装置は、閉鎖位置と開放位置との間を開閉移動可能な遮蔽体と、閉鎖位置にある前記遮蔽体を施錠する施錠手段とを備え、前記施錠手段は、前記枠体に設けられる錠受けと、前記遮蔽体に設けられて前記錠受けに係合可能な錠本体と、この錠本体を解錠操作するための錠操作部とを有して構成され、前記錠操作部には、前記遮蔽体が開放位置まで移動した際に前記枠体に当接して当該遮蔽体の開放移動を規制する規制手段が設けられていることを特徴とする。
【0008】
ここで、遮蔽体としては、複数のシャッタースラットが上下に連結されて上方に巻取り収容可能に構成されたものであってもよく、また上方に折畳み収容可能に構成されたものでもよい。さらに、遮蔽体としては、複数のスラットがリンクを介して上下に連結されて上方に巻取り収容可能または重ね合わせ収容可能に構成された外部ブラインド等であってもよい。また、遮蔽体としては、上方に巻取り収容可能なネットを備えて構成された網戸(ロール網戸)等であってもよい。
また、施錠手段としては、回動して錠受けに係合可能な鎌錠などを有して構成されたものでもよく、また進退移動可能なロッドが突出して錠受けに係合可能なグレモン錠のようなものでもよく、施錠の構造は特に限定されない。
【0009】
以上の本発明によれば、遮蔽体が開放位置まで移動した際に枠体に当接する規制手段を錠操作部に設けることで、遮蔽体の開放移動を規制すると同時に、錠操作部の移動や振動を規制手段によって規制することができる。従って、遮蔽体を開放する際における錠操作部の移動や振動を抑えることができ、振動音の発生を抑制することができ。
【0010】
この際、本発明の建具では、前記枠体は、上枠、下枠および左右の縦枠を備え、前記上枠の屋外側かつ上側に設けられて開放された前記遮蔽体を収容する収容部を有して構成され、前記錠本体は、前記遮蔽体の下端縁を構成する下端縁部材に設けられ、当該下端縁部材の長手方向に沿って前記錠操作部が取り付けられるとともに、当該錠操作部における前記縦枠側の端部に前記規制手段が設けられ、当該規制手段が前記上枠に当接可能に構成されていることが好ましい。
このような構成によれば、上方に開放移動されて収容される遮蔽体において、その下端縁部材に錠本体および錠操作部が設けられた場合に、錠操作部の縦枠側端部に規制手段を設けることで、錠操作部の振動や移動を効果的に抑制することができる。
【0011】
さらに、本発明の建具では、前記錠操作部は、前記遮蔽体の下端縁部材の長手方向に沿った回転軸によって当該下端縁部材に対して回動自在に支持され、当該回転軸から屋内側に突出して設けられるとともに、上方への回動によって解錠操作されることが好ましい。
このような構成によれば、錠操作部が下端縁部材の長手方向に沿った回転軸に回動自在に支持され、上方への回動によって解錠操作される場合において、規制手段が上枠に当接することにより錠操作部の解錠方向への回動が規制されるので、錠操作部の移動や振動を確実に規制して振動音の発生を抑制することができる。
【0012】
また、本発明の建具では、前記規制手段は、前記錠操作部に固定されるベース部と、このベース部に取り付けられて前記枠体に当接可能な軟質樹脂製の当接部とを有して構成されていることが好ましい。
このような構成によれば、ベース部および当接部を有して規制手段を構成することで、ベース部の材質を適宜に選択して取付強度を確保するとともに、軟質樹脂製の当接部が枠体に当接する際の衝撃や衝突音を抑制することができ、遮蔽体を開放する際の音の発生をさらに低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施形態に係る建具を示す縦断面図である。
【図2】前記建具における遮蔽体の下部を拡大して示す正面図である。
【図3】前記遮蔽体の下部を拡大して示す縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態に係る建具としての窓1を図面に基づいて説明する。
図1において、窓1は、戸建て住宅等の建物における外壁開口部に設けられる掃き出し窓であって、枠体としての窓枠2と、面材としての室内外一対の障子(不図示)および網戸(不図示)と、障子の屋外側に設けられる遮蔽装置としての外部シャッター3とを備えて構成されている。窓枠2は、上枠21、下枠22、および左右の縦枠23を四周枠組みして形成され、室内外の障子および網戸は、それぞれ上枠21および下枠22に左右スライド開閉可能に支持されている。外部シャッター3は、縦枠23に沿って設けられる遮蔽枠体としてのシャッター縦枠4と、このシャッター縦枠4に上下開閉自在に支持される遮蔽体としてのシャッター面材5と、このシャッター面材5を上方に巻き上げて収容する収容部としてのシャッターケース6とを有して構成されている。
【0015】
シャッター面材5は、複数のスラット51を上下に連結するとともに、最下部のスラット51に下端縁部材としての座板52を連結して構成され、シャッターケース6内部の回転ドラム61に巻き取られて収容されるようになっている。このシャッター面材5は、左右のシャッター縦枠4に案内されて上下開閉可能とされ、下枠22に設けた錠受け71と、座板52に設けた錠本体72とを有した錠装置(施錠手段)7によって、施錠されるようになっている。すなわち、シャッター面材5は、障子および網戸の室外側を覆って閉鎖される閉鎖位置から、シャッターケース6に収容される開放位置までの間を開閉移動可能に構成されている。
【0016】
座板52は、図2および図3にも示すように、アルミ形材製の長尺部材であって、その両端部には、樹脂製の端部キャップ53が取り付けられ、長手方向略中央部に錠装置7の錠本体72が固定されている。この座板52は、屋外側に位置する屋外側側面部54と、この屋外側側面部54の屋内側に中空部55を介して対向する屋内側側面部56と、この屋内側側面部56の高さ方向中間位置から屋内側に延びるとともに下方に屈曲するカバー片部57と、屋内側側面部56とカバー片部57とで三方を囲まれて下方に開口する凹状部58とを有して形成されている。屋外側側面部54の上端縁には、最下部のスラット51と回動自在に連結される連結部54Aが形成されている。屋内側側面部56の上部屋内面には、錠装置7の操作レバー76を回動自在に支持する回転軸56Aが屋内側に突出して形成されている。
【0017】
錠装置7の錠本体72は、座板52の屋内側側面部56とカバー片部57との交差位置に固定され、この錠本体72には、錠受け71に係合可能な鎌錠73と、錠本体72内部に設けられて左右に延びるピン74と、ピン74の回動を鎌錠73に伝達する連動ばね75とが設けられており、錠本体72の左右両側外部に突出したピン74には、錠操作部としての操作レバー76が連結されている。操作レバー76は、アルミ形材製の長尺部材であり、錠本体72の左右にて座板52の長手方向に沿うとともに、端部キャップ53の近傍まで延びて設けられている。そして、操作レバー76は、回転軸56Aに軸支される円弧状の屋外側開口76Aと、この屋外側開口76Aよりも屋内側にてピン74を挿通させる挿通部76Bと、挿通部76Bよりも屋内側にて開口した屋内側開口76Cとを有して形成されている。この操作レバー76には、図2に示すように、屋内側開口76Cに係合する取付片77Aを介して操作ロープ77が連結されている。
【0018】
以上の錠装置7では、シャッター面材5を手動で下降させて座板52の凹状部58に錠受け71を受け入れ、この錠受け71の係合ピン(不図示)に鎌錠73を係合させることで、半自動で施錠されるようになっている。一方、操作ロープ77を引き上げ操作し、図3に仮想線(二点鎖線)で示すように、回転軸56Aを中心として操作レバー76を上方に回動させることにより、挿通部76Bを介してピン74が上方に移動され、このピン74が鎌錠73を引っ張ることで、鎌錠73と錠受け71との係合が外れて解錠されるようになっている。そして、操作ロープ77や操作レバー76を介して座板52をさらに上方に引き上げることで、シャッター面材5が開放されるとともに、回転ドラム61に巻き取られてシャッターケース6に収容されるようになっている。
【0019】
また、図2に示すように、操作レバー76の錠本体72と反対側の端部、すなわち座板52におけるシャッター縦枠4側端部であり端部キャップ53近傍の操作レバー76端部には、規制手段としてのストッパー8が設けられている。このストッパー8は、シャッター面材5を全開した際に上枠21の屋外側突出片部21A下面に当接するもので、この当接によりシャッター面材5の全体がシャッターケース6内に巻き込まれるのを防止するようになっている。そして、ストッパー8は、操作レバー76の屋内側開口76C内に設けた裏板76Dを介して当該操作レバー76にビス止め固定されるベース部81と、このベース部81に取り付けられて上枠21に当接可能な軟質樹脂製の当接部82とを有して構成されている。
【0020】
ベース部81は、硬質樹脂製の一体成形品であって、操作レバー76の屋内側開口76Cに沿った背面部81Aと、この背面部81Aから屋内側に突出し左右に延びる上面部81Bと、これらの背面部81Aおよび上面部81Bの左右両端縁を覆う側面部81Cと、背面部81Aおよび上面部81Bの中間位置にて上面部81Bの下側に延びる中間リブ81Dとを有して形成されている。そして、ベース部81は、背面部81Aを貫通する2本のビス83を裏板76Dに螺合することで操作レバー76に固定されている。当接部82は、ベース部81の上面部81Bに接着固定されて背面部81Aおよび側面部81Cよりも上方に突出して設けられ、その材質である軟質樹脂としては、軟質ゴムやスポンジ等のクッション性を有した樹脂であれば特に限定されないものの、高減衰ゴムや粘弾性樹脂などの減衰性に優れた材料であればさらに好ましい。
【0021】
以上の実施形態によれば、シャッター面材5を全開した際にストッパー8の当接部82が上枠21に当接することでシャッター面材5の開放移動が規制され、シャッターケース6内に巻き込まれるのを防止することができる。この際、ストッパー8が錠装置7の操作レバー76に固定されていることから、上枠21に当接したストッパー8によって操作レバー76が下方に押されて、その解錠方向への回動が規制されるとともに、ストッパー8で押し付けられることで操作レバー76の振動が防止される。従って、操作レバー76の屋外側開口76Aと、座板52の回転軸56Aとの間に製造上の誤差に伴うガタがあったとしても、座板52に対する操作レバー76の振動が抑えられ、振動音の発生を抑制することができる。
【0022】
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態において、建具の一例としての内外の障子を有した引違い形式の窓1について説明したが、本発明の建具は、引違い窓に限らず、片引き窓や上げ下げ窓などの各種開閉形式を有する窓であってもよい。
また、前記実施形態において、遮蔽装置として外部シャッター3を有する建具について説明したが、遮蔽装置としては、外部シャッター3に限らず、各種外部ブラインドや各種網戸、雨戸などであってもよい。
【0023】
また、前記実施形態では、シャッター面材5の下端縁部材である座板52に設けた操作レバー76(錠操作部)にストッパー8(規制手段)を設けた例を説明したが、錠操作部としては、座板52に設けられるものに限らず、スラットに設けられていてもよい。
さらに、ストッパー8としては、操作レバー76におけるシャッター縦枠4側端部の2箇所に設けられるものに限らず、操作レバー76の長手方向に沿った適宜な1箇所でもよいし、3箇所以上に設けられていてもよい。ここで、ストッパー8が操作レバー76の屋内側開口76Cに裏板76Dを介して固定されるため、ストッパー8を操作レバー76に沿ってスライドさせて任意の固定位置に固定することができ、その場合でも、操作レバー76やストッパー8の部品を切り欠いたり、孔を形成したりする必要がなく、固定位置を適宜に設定することができる。
また、錠操作部としては、前記実施形態の操作レバー76のように、シャッター面材5の一部に回動自在に支持されたものに限らず、スライド自在に支持されたものであってもよい。さらに、錠操作部としては、シャッター面材5の下端縁部材などの長手方向に沿って長尺状で設けられたものに限らず、下端縁部材などの一部に設けられたものでもよく、その形状は特に限定されない。
【0024】
さらに、シャッター面材5(遮蔽体)を施錠する錠装置7(施錠手段)としては、前記実施形態のように、鎌錠73を錠受け71のピンなどに係合させる形式のものに限らず、遮蔽体の下端縁部材の長手方向に沿って進退移動自在なロッドを有し、このロッドを下端縁部材の端部から突没させることで、ロッドの先端をシャッター縦枠4などに係合させて施錠する形式のものでもよい。さらに、施錠手段の形式としては、前述のような機械的な係合によって遮蔽体を枠体または遮蔽枠体に対して移動不能に施錠するものに限らず、電磁気的な手段によって遮蔽体を施錠するものであってもよく、その場合でも、錠操作部としては遮蔽体の一部に支持された可動部材で構成されていれば、その移動や振動を規制部材で抑えることで、前記実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0025】
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【0026】
1…窓(建具)、2…窓枠(枠体)、3…外部シャッター(遮蔽装置)、4…シャッター縦枠(遮蔽枠体)、5…シャッター面材(遮蔽体)、6…シャッターケース(収容部)、7…錠装置(施錠手段)、8…ストッパー(規制手段)、21…上枠、22…下枠、23…縦枠、52…座板(下端縁部材)、56A…回転軸、71…錠受け、72…錠本体、76…操作レバー(錠操作部)、81…ベース部、82…当接部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外壁開口部に設けられる枠体と、この枠体の開口を遮蔽可能な遮蔽装置とを備えた建具であって、
前記遮蔽装置は、閉鎖位置と開放位置との間を開閉移動可能な遮蔽体と、閉鎖位置にある前記遮蔽体を施錠する施錠手段とを備え、
前記施錠手段は、前記枠体に設けられる錠受けと、前記遮蔽体に設けられて前記錠受けに係合可能な錠本体と、この錠本体を解錠操作するための錠操作部とを有して構成され、
前記錠操作部には、前記遮蔽体が開放位置まで移動した際に前記枠体に当接して当該遮蔽体の開放移動を規制する規制手段が設けられている建具。
【請求項2】
前記枠体は、上枠、下枠および左右の縦枠を備え、前記上枠の屋外側かつ上側に設けられて開放された前記遮蔽体を収容する収容部を有して構成され、
前記錠本体は、前記遮蔽体の下端縁を構成する下端縁部材に設けられ、当該下端縁部材の長手方向に沿って前記錠操作部が取り付けられるとともに、当該錠操作部における前記縦枠側の端部に前記規制手段が設けられ、当該規制手段が前記上枠に当接可能に構成されている請求項1に記載の建具。
【請求項3】
前記錠操作部は、前記遮蔽体の下端縁部材の長手方向に沿った回転軸によって当該下端縁部材に対して回動自在に支持され、当該回転軸から屋内側に突出して設けられるとともに、上方への回動によって解錠操作される請求項2に記載の建具。
【請求項4】
前記規制手段は、前記錠操作部に固定されるベース部と、このベース部に取り付けられて前記枠体に当接可能な軟質樹脂製の当接部とを有して構成されている請求項1から請求項3のいずれかに記載の建具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−32809(P2011−32809A)
【公開日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−182246(P2009−182246)
【出願日】平成21年8月5日(2009.8.5)
【出願人】(390005267)YKK AP株式会社 (776)
【Fターム(参考)】