説明

引戸ラッチ装置

【課題】操作ノブをわずかに操作するだけで、ラッチを大きく回動させ、確実に作動させることができるとともに、装置全体を著しく薄型化できるようにした構造が簡単な引戸ラッチ装置を提供する。
【解決手段】薄形のケース2と、中間部に空所8aを形成する1対の軸部8、8をもって、ケース内に回動可能に軸支されるとともに、ラッチ爪9をケースの側方に突出させたラッチ3と、ラッチを係止方向に付勢する板ばね10と、ラッチの軸部と平行をなす軸をもって、ケース内に回動可能に軸支され、かつ軸から直交する方向に延出するアーム14が、ラッチの両軸部間の空所8aに嵌合され、かつアームの先端が、ラッチにおける両軸部とラッチ爪との間の中間部分に係合するようにした操作軸12と、この操作軸と一体に設けたラッチ解除用の操作ノブ13とを備えるものとする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、引戸の閉止端部の前面に設けた開口に取付けられる、構造が簡単、かつ薄形化が可能な引戸ラッチ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
キャビネットなどに用いる引戸において、開いている引戸を勢いよく閉じた場合、キャビネットの戸当りに衝突した際の反動で、引戸が跳ね返され、甚だしい場合には、反対側の引戸もその衝撃で開くことがある。
【0003】
このような不具合を防止するため、従来の引戸には、引戸の端部内側に設けたラッチ(係止板)を、キャビネットの戸当り部に設けた係止爪に係合させることにより、引戸を閉止位置に拘束するとともに、引戸の表側に設けた操作板の手掛け片を引くことにより、ラッチを係止爪から離脱させて、引戸を開けることができるようにした、ラッチ装置を設けたものがある(例えば特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平8−189242号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上述のような従来の構造では、ラッチが引戸の内方に大きく突出して、キャビネット側に設けた係止爪に係合するようになっているので、装置そのものの構造が複雑で、かつ大型化するとともに、部品数が多く、組立が面倒である。また特に、キャビネット側の係止爪に、ラッチの先端部に形成した係合孔を係合させる必要上ラッチと係止爪とを、閉扉状態で精度良く一致させなければならず、位置決め作業が面倒である。
【0005】
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、操作ノブをわずかに操作するだけで、ラッチを大きく回動させ、確実に作動させることができるとともに、装置全体を著しく薄型化できるようにした構造が簡単な引戸ラッチ装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によると、上記課題は次のようにして解決される。
(1)引戸の端部に設けた開口に嵌着した薄形のケースと、中間部に空所を形成するようにして同一軸線上に配設された1対の軸部をもって、前記ケース内に回動可能に軸支されるとともに、ラッチ爪をケースの側方に突出させたラッチと、ラッチ爪が常時係止方向に付勢されるように、前記ラッチを付勢する付勢手段と、前記ラッチから離間して、ラッチの軸部と平行をなす軸をもって、前記ケース内に回動可能に軸支され、かつ前記軸から直交する方向に延出するアームが、前記ラッチの両軸部間の空所を横断して配置され、かつ前記アームの先端が、前記ラッチにおける両軸部とラッチ爪との間の中間部分に係合するようにした操作軸と、この操作軸と一体に設けられ、かつ前記ケースの前面に設けた孔を通って、ケースの外方に突出するラッチ解除用の操作ノブとを備えるものとする。
【0007】
(2)上記(1)項において、付勢手段が、ラッチの側面に突設した弾性舌片状の板ばねからなり、この板ばねを、ケースの一側部に突設した取付板の板面に圧接することにより、ラッチ爪を係止方向に付勢するようにする。
【0008】
(3)上記(1)または(2)項において、引戸を構成する前面パネルの背面に、ケースの厚さ分だけ離間させて背面パネルを設け、背面パネルには、ケースの外形より若干大きめの開口を設け、前記ケースの一側部に突設した1対の取付板の先端部を、前記背面パネルの前面に当接し、かつ前記ケースの他側部に突設した弾性係止爪を、前記背面パネルの開口縁の前面側に弾性係合させることにより、ケースを両パネル間に保持させる。
【0009】
(4)上記(3)項において、弾性係止爪を、ケースの側面より背面パネルと平行をなして斜め外側方に延出するように設けるとともに、弾性係止爪の外側面に、ケースの側面より延出する延出方向と、背面パネルの開口に嵌合する嵌合方向との2方向に対して傾斜する傾斜面と、この傾斜面とほぼ連なるように形成された係止段部とを備えるものとし、前記係止段部を、背面パネルの開口の縁部に係止させる。
【0010】
(5)上記(3)または(4)項において、取付板の先端及び弾性係止爪の基部に、前方に突出し、ケースの取付状態で、前面パネルの裏面に当接するストッパ部を設ける。
【発明の効果】
【0011】
請求項1の発明によれば、操作軸から延出するアームの先端を、ラッチにおける両軸部とラッチ爪との間の中間部分に係合させてあるので、操作ノブをわずかに操作するだけで、ラッチを大きく回動させ、確実に作動させることができ、また、操作軸のアームが、ラッチにおける両軸部間の空所に位置して、ラッチの板厚内に納まるので、装置全体を著しく薄型化でき、しかも構造が簡単で、部品点数が少なく、容易に製造することができる。
また、操作ノブとラッチとが分離されているので、引戸の閉止操作時に、ラッチが戸当たり側のラッチ孔に係合する直前におけるラッチの解錠方向への回動が、操作ノブに伝達されることがなく、操作ノブとラッチとが一体化されているもののように、操作ノブがラッチとともに回動することがなく、操作性がよい。
【0012】
請求項2の発明によれば、付勢手段も、ラッチと一体的に形成できるので、さらに部品点数を減少することができる。
【0013】
請求項3の発明によれば、引戸に対する組付けをワンタッチで行うことができる。
【0014】
請求項4の発明によれば、引戸の前面パネルと背面パネルとの空間が狭くても、装置を確実に取付けることができる。
【0015】
請求項5の発明によれば、装置の取付け状態において、ケースを、引戸の前面パネルと背面パネルとの間に挟んで、確実、かつ強固に保持することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の最良の実施形態を、添付図面を参照して説明する。
図1〜図4に示すように、このラッチ装置1は、合成樹脂製の成形体からなる平面視長方形のケース2と、ケース2の長手方向一側部より突出するラッチ3と、ラッチ3に連繋する操作部4との、わずか3つの部品から構成されている。
【0017】
ケース2は、底部開口した長方形かつ扁平薄形のもので、その長手方向一側部には左右1対の取付板5が突設され、他側部中央には、取付基部6が突設され、この取付基部6の左右には、ケース2の側面の長手方向に対して斜め外側方に延出する左右1対の弾性係止爪7が設けられている。
【0018】
ラッチ3は、中間部に空所8aを形成するように互いに離間し、かつケース2内に回動可能に軸支される左右1対の軸部8、8と、両軸部8、8と一体化され、かつケース2の長手方向一側部外方に突出するラッチ爪9と、ラッチ爪9と軸部8との連結部分よりケース2の長手方向外向き、かつ上方に向けて湾曲する付勢手段をなす板ばね10とを備えている。
【0019】
操作部材4は、ラッチ3から離間して、ラッチ3の軸部8、8と平行をなすとともに、ケース2の長手方向の両端部中央に穿設された軸孔11に両端部が嵌合されて軸支された操作軸12と、操作軸12の外周上部に突設された引手兼用の操作ノブ13と、操作軸12の外周一側部に一体に設けられ、かつラッチ3と連動するアーム14とを備えている。操作ノブ13は、ケース2の上面中央に設けた横長の長孔15を通じて、ケース2の上面に突出している。
【0020】
アーム14は、ラッチ3における両軸部8、8間の空所8aに嵌合され、アーム14の先端部に一体的に形成された連繋軸16は、図3に示すように、ラッチ3の下面に形成された凹溝9aに嵌合されている。また、操作軸12の外周他側部には、ケース2の内面に当接して操作軸12及びラッチ爪10の回動規制を行うストッパ17が突設されている。
【0021】
取付板5は、ラッチ3の板ばね10を下面側で受けるばね受け部5aと、ばね受け5aの先端下部に鉤状断面をなして突設された支点部5bを備え、支点部5bの上部側及び取付基部6の上部には、後述する引戸の裏面に当接するストッパ部5c,6aが突設されている。
【0022】
弾性係止爪7は、図4に拡大して示すように、取付基部6の端部よりケース2の側面に対して所定距離dだけ離間して、斜め外側方に延出するものであって、この距離dに応じた弾性撓曲代を与えている。
【0023】
この弾性係止爪7の外側面は、取付基部6との接合部より、ケース2の長手方向に離れるに従って、ケース2の側面から漸次離間するように傾斜している。この弾性係止爪7の外側面には、図4に示す下縁から上方に向かうに従って、ケース2の側面から漸次離間するように傾斜するとともに、弾性係止爪7の外側面に対して、図4における下向きに傾斜する、すなわち、ケース2を、取り付けようとするパネルの開口に嵌合する嵌合方向(図4における下方)と、弾性係止爪7の外側面の延出方向との2方向に傾斜する傾斜面7aと、この傾斜面7aとほぼ連なるように、弾性係止爪7の外側面中位部に設けられた平面視楔状の三角形の係止段部7bとを備えており、傾斜面7aの後述するパネルの開口縁との接触長さは、三角形の係止段部7bの底辺に相当する長さとなっており、これにより、噛み合い代や嵌合深さが小さい場合であっても、十分な接触長さが得られる。
【0024】
また、弾性係止爪7の先端に近づくほど、噛み合い代が大となるので、取付け時における弾性係止爪7の弾性変形量を少なくすることができ(弾性係止爪7の基部を大きく弾性変形させる必要がない)、開口への挿入が容易になるとともに、弾性係止爪7が背面パネル22の開口縁部に係止された後は、弾性係止爪7が背面パネル22の開口縁部から外れにくくなる。
【0025】
図5は、以上のラッチ装置1の引戸に対する取付箇所を示している。図5において、引戸20は、前面パネル21と、前面パネル21の背面にケース2の厚さ分だけ離間するようにして、スポット溶接などにより一体化された背面パネル22とを備えており、前面パネル21の取付位置には、ケース2の外形とほぼ等しい縦長の長方形の開口23が形成され、かつこの開口23の内縁には、内方を向く折返し片23aが形成されている。
【0026】
これに対し、背面パネル22に設けた開口24は、ケース2の両側面間の間隔より若干幅広の寸法に形成されているとともに、側縁側の中央には、開口24に連続してラッチ爪9の形状に応じた台形状のラッチ爪受入用切欠き24aが形成されている。
【0027】
次に上記のラッチ装置1の引戸20に対する取付手順を、図6を用いて説明する。まず図6(a)に示すように、支点部5bを、パネル22の開口24の内側縁部に位置させた状態で、支点部5bを基点として、ケース2を矢印方向に回動させる。
【0028】
回動操作により、図6(b)に示すように弾性係止爪7の傾斜面7aが開口24の他端側縁部に摺接することにより、距離dを縮めつつ弾性撓曲し、嵌合最終段階では、図6(c)に示すように、係止段部7bが開口24の縁部に弾発的に係合することにより、弾性係止爪7は弾性復帰し、組付けが完了する。
【0029】
組付け完了状態では、ケース2の前部周縁が、前面パネル21の折返し片23aの内側に位置し、この状態では、ケース2の両側において、前方を向くストッパ部5c,6aの先端が前面パネル21の内面に当接することにより、ケース22は、パネル21、22間に狭まれた状態で、強固に保持される。
【0030】
図7は、組付け状態におけるラッチ装置1を、引戸20の前面パネル21側から見た状態を示すものであり、ケース2外周が開口23の内側に位置し、操作ノブ13のみがケース2の前面に突出しているだけであるため、外観上極めてシンプルな仕上りとなる。
【0031】
図8は、以上のラッチ装置1を備えた引戸20とキャビネットとの戸当り部分との構成を示し、キャビネット30の戸当り部分には、側面板を構成する外装パネル31の内側に所定の隙間を設けてインナーパネル32が一体的に溶接により固着されており、また引戸20により開閉されるキャビネット30の開口における上下部には、引戸20をスライド可能に支持するレール33が設けられている。
【0032】
インナーパネル32の戸当り部には、凹部32aが設けられ、この凹部32a内に、引戸20の側端部が引込まれるようになっており、この凹部32aにおける閉扉時にラッチ爪9と対向する面には、ラッチ孔32bが設けられている。
【0033】
図8(a)に示すように、開扉状態の引戸20が、矢印で示す閉扉方向に勢いよく移動させられると、引戸20の先端部内側におけるラッチ爪9が、凹部32aの角部に摺接して、軸部8を基点として、板ばね10の付勢力に抗して、図8(a)及び(b)における時計回り方向である係止解除方向に回動させられ、引戸20は凹部32aの奥部に衝突する。
【0034】
その衝突の反動で、引戸20は、開扉方向に戻ろうとするが、この段階までに、ラッチ爪9が、図8(b)に示すように、ラッチ孔32bに嵌合して、元の係止位置に回動させられ、ラッチ孔32bの縁に係合しているので、引戸20は、閉止位置に拘束され、引戸20の跳ね返りが防止される。
【0035】
閉止状態の引戸20を開くには、図8(c)に示すように、手で操作ノブ13を、引戸20を開く方向に引く。すると、ラッチ爪9が、板ばね10の付勢力に抗して、図8(c)に想像線で示すように、係止解除方向に回動させられ、ラッチ孔32bから離脱して、引戸20の拘束が解かれ、その後は、操作ノブ13を引手として、そのままの状態で、引戸20を所望の位置まで開くことができる。
【0036】
以上から明らかなように、この実施形態においては、操作軸12を、ラッチ3から離間して、ラッチ3の軸部8、8と平行をなすようにして、ケース2内に回動可能に軸支するとともに、操作軸12から延出するアーム14の先端を、ラッチ3における両軸部8、8とラッチ爪9との間の中間部分に係合させてあるので、操作ノブ13をわずかに操作するだけで、ラッチ3を大きく回動させ、確実に作動させることができ、また、操作軸12のアーム14が、ラッチ3における両軸部8、8間の空所8aに位置して、ラッチ3の板厚内に納まるので、装置全体を著しく薄型化でき、しかも構造が簡単で、部品点数が少なく、容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明における薄形物品の一例であるラッチ装置の分解斜視図である。
【図2】同ラッチ装置の組立状態を表側から見た斜視図である。
【図3】同ラッチ装置の組立状態を裏側から見た斜視図である。
【図4】図3におけるIV部の拡大斜視図である。
【図5】同ラッチ装置と引戸との関係を背面側から見た斜視図である。
【図6】(a)〜(c)は、ラッチ装置の引戸に対する組付け手順を示す横断面説明図である。
【図7】同ラッチ装置の組付け完成状態を正面側から見た斜視図である。
【図8】(a)〜(c)は、キャビネットに対する引戸の開閉状態を示す横断面説明図である。
【符号の説明】
【0038】
1 ラッチ装置
2 ケース
3 ラッチ
4 操作部
5 取付板
5aばね受け
5b支点部
5cストッパ部
6 取付基部
6aストッパ部
7 弾性係止爪
7a傾斜面
7b係止段部
8 軸部
8a空所
9 ラッチ爪
9a凹入溝
10 板ばね(付勢手段)
11 軸孔
12 操作軸
13 操作ノブ
14 アーム
15 長孔
16 連繋軸
17 ストッパ
20 引戸
21 前面パネル
22 背面パネル
23 開口
23a折返し片
24 開口
24aラッチ片受入用切欠き
30 キャビネット
31 外装パネル
32 インナーパネル
32a凹部
32bラッチ孔
33 レール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
引戸の端部に設けた開口に嵌着した薄形のケースと、中間部に空所を形成するようにして同一軸線上に配設された1対の軸部をもって、前記ケース内に回動可能に軸支されるとともに、ラッチ爪をケースの側方に突出させたラッチと、ラッチ爪が常時係止方向に付勢されるように、前記ラッチを付勢する付勢手段と、前記ラッチから離間して、ラッチの軸部と平行をなす軸をもって、前記ケース内に回動可能に軸支され、かつ前記軸から直交する方向に延出するアームが、前記ラッチの両軸部間の空所を横断して配置され、かつ前記アームの先端が、前記ラッチにおける両軸部とラッチ爪との間の中間部分に係合するようにした操作軸と、この操作軸と一体に設けられ、かつ前記ケースの前面に設けた孔を通って、ケースの外方に突出するラッチ解除用の操作ノブとを備えることを特徴とする引戸ラッチ装置。
【請求項2】
付勢手段が、ラッチの側面に突設した弾性舌片状の板ばねからなり、この板ばねを、ケースの一側部に突設した取付板の板面に圧接することにより、ラッチ爪を係止方向に付勢するようにしたことを特徴とする請求項1記載の引戸ラッチ装置。
【請求項3】
引戸を構成する前面パネルの背面に、ケースの厚さ分だけ離間させて背面パネルを設け、背面パネルには、ケースの外形より若干大きめの開口を設け、前記ケースの一側部に突設した1対の取付板の先端部を、前記背面パネルの前面に当接し、かつ前記ケースの他側部に突設した弾性係止爪を、前記背面パネルの開口縁の前面側に弾性係合させることにより、ケースを両パネル間に保持させたことを特徴とする請求項1または2記載の引戸ラッチ装置。
【請求項4】
弾性係止爪を、ケースの側面より背面パネルと平行をなして斜め外側方に延出するように設けるとともに、弾性係止爪の外側面に、ケースの側面より延出する延出方向と、背面パネルの開口に嵌合する嵌合方向との2方向に対して傾斜する傾斜面と、この傾斜面とほぼ連なるように形成された係止段部とを備えるものとし、前記係止段部を、背面パネルの開口の縁部に係止させたことを特徴とする請求項3記載の引戸ラッチ装置。
【請求項5】
取付板の先端及び弾性係止爪の基部に、前方に突出し、ケースの取付状態で、前面パネルの裏面に当接するストッパ部を設けた請求項3または4記載の引戸ラッチ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−95444(P2008−95444A)
【公開日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−280615(P2006−280615)
【出願日】平成18年10月13日(2006.10.13)
【出願人】(000000561)株式会社岡村製作所 (1,415)