説明

成長を促進する肥料

【課題】本発明は農業分野に於いて、食料不足と言う人類の課題を解決する目的を達成するために成されたもので、植物の成長を促進し、収穫の増大をもたらす肥料を提供する。
【解決手段】昆虫の蝉の脱け殻を細末とし、他の媒体に混合して肥料とし、又は溶媒等で抽出した成分を水や液体肥料に混合して肥料とすることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、農業分野に於いて植物の成長を促進し、収穫の増大をもたらす、昆虫の蝉の脱け殻を加工した肥料に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来農業分野にあって、品種改良や遺伝子組み替えにより、わづかに成長の促進や収穫の増大を期すものはあるが、肥料により、大きく成長を促進し、顕著な収穫の増大を、もたらすものは無かった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来農業分野に於いて食料の不足は人類の大きな課題であり、本発明の目的はこの大問題を解決することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
昆虫の蝉の脱け殻を細末とし、他の媒体に混合して肥料とする。又は、溶媒等で抽出した成分を水や液体肥料に混合して肥料とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明を使用すると、植物の根が顕著に増加し、その結果植物の成長速度が早くなり、収穫物は増大する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下本発明の実施の形態を説明する。
(イ)本発明は昆虫の蝉の生態研究により、作り出されたものである。
〔ロ〕蝉の幼虫と寄生される樹木の間には共生関係が存在し、幼虫の外皮には樹木の根を増殖させる作用がある。
〔ハ〕以上の考えにより、昆虫の蝉の脱け殻を細末とし、他の媒体に混合して肥料とする。
〔ニ〕その他、昆虫の蝉の脱け殻を細末とし、溶媒等で抽出した成分を水や液体肥料に混合して肥料とする。
〔ホ〕本発明は以上の構成からなる肥料であるが、その使用方法の一例を次に示す。
〔ヘ〕同質のプランターを2個用意し、これを(A),(B)とする。両方に、それぞれ同質の培養土を適量づつ投入し、その後(B)には、本発明による肥料を適量追加混合する。
〔ト〕その後(A)及び(B)に二十日大根の種子を同量づつ蒔き、同じ環境下で2週間を経過したとき、その発育状態は、(B)は(A)に比べて体長で約2倍長く、根でも2倍以上の発育を示した。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
昆虫の蝉の脱け殻を細末とし、他の媒体に混合して肥料とする。
【請求項2】
昆虫の蝉の脱け殻を細末とし、溶媒等で抽出した成分を水や液体肥料に混合して肥料とする。

【公開番号】特開2013−53055(P2013−53055A)
【公開日】平成25年3月21日(2013.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−205265(P2011−205265)
【出願日】平成23年9月1日(2011.9.1)
【出願人】(511229248)
【指定代理人】
【識別番号】311018116
【氏名又は名称】新井 智美
【Fターム(参考)】