説明

戸車装置

【課題】戸車装置の前面から車輪の左右位置の微調整を行うことができるとともに、車輪に横方向の負荷が加わっても容易に車輪の左右位置がずれることのない簡単かつコンパクトな構成の戸車装置を提供することを目的とする。
【解決手段】引戸に固定される本体ケース110と、車輪160を回転自在に支持し本体ケース110に左右位置調整自在に設けられた支持部材150と、この支持部材150に回転自在に設けられたねじ軸186と、本体ケース110に形成され、ねじ軸186と螺合するねじ溝172aが左右方向に形成された案内面172とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、引戸をガイドレールに沿って案内しながら走行自在に支持する戸車装置に関し、特に、車輪の位置調整を容易かつ広範囲に行うことができる車輪位置の調整手段を備えた戸車装置に関する。
【背景技術】
【0002】
建造物の間口や家具の開口を開閉する引戸には、例えば建造物の床面や家具の底板などに沿って取り付けられた長手状のガイドレールに沿って前後に走行する戸車が設けられているものがある。そして、従来の引戸においては、戸車の車輪を軸支する車軸を引戸の上下方向に調整可能に取り付け、車輪の上下位置を調整することで、引戸を建造物の間口や家具などの開口に対して確実に閉塞でき、かつ安定的に開閉を行うことができるようにしているものが一般的である。
また、これらの戸車の中には、引戸の厚み方向である左右方向に車輪の位置調整を行うことができるようにした位置調整機構を備えた戸車装置が知られている。
【0003】
車輪の左右位置の調整を行うことができるようにした戸車装置として、例えば、特開平9−137666号公報、特開平10−110571号公報及び特開平10−259683号公報等で開示されたものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平9−137666号公報
【特許文献2】特開平10−110571号公報
【特許文献3】特開平10−259683号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特開平9−137666号公報及び特開平10−259683号公報に記載の戸車装置では、本体ケースの側面で調整用のねじを操作して車輪の左右方向の位置調整を行うものであるため、戸車の側面に前記調整用のねじを操作するための開口部やスペースを確保しなければならないという問題がある。
【0006】
また、特開平10−110571号公報に記載の戸車装置は、戸車の前面側から左右位置調整用のねじを操作することができるようになっているが、前記ねじの回転を車輪の左右方向の移動に変換するための複雑な変換機構が必要で、戸車装置も大型化するという問題がある。
【0007】
さらに、上記の公報以外の左右位置調整機構として、偏心カムを用い、この偏心カムを回転させることで車輪の左右位置を調整できるようにしたものも知られているが、車輪に横方向(左右方向)に負荷が加わったときに偏心カムが回転しやすく、偏心カムの回転によって車輪の左右位置がずれてしまうことがあった。また、前記偏心カムの回転を防止するために、ストッパを設けることも考えられるが、戸車装置が複雑かつ大型化するという問題がある。
【0008】
本発明は上記の問題点にかんがみてなされたもので、戸車装置の前面から車輪の左右位置の微調整を行うことができるとともに、車輪に横方向の負荷が加わっても容易に車輪の左右位置がずれることのない簡単かつコンパクトな構成の戸車装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、本発明の戸車装置は、引戸をガイドレールに沿って案内しながら走行自在に支持する戸車装置において、引戸に固定される本体ケースと、ガイドレールに沿って走行する車輪を回転自在に支持するとともに、本体ケースに左右位置調整自在に設けられた支持部材と、 この支持部材に回転自在に設けられたねじ軸と、本体ケースに形成され、ねじ軸と螺合するねじ溝が左右方向に形成された案内面とを有する構成としてある。
【発明の効果】
【0010】
本発明の戸車装置によれば、ねじ溝とねじ軸の螺合によって車輪の左右方向の位置調整を行うように構成しているので、戸車装置の前面から車輪の左右方向の位置調整を行うことが可能で、かつ、戸車装置の構成も簡単かつコンパクトにできる。
また、車輪に横方向の負荷が作用しても、前記車輪が前記負荷によって容易に横方向に位置ずれするということがない。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】図1は、本発明の第1の実施形態にかかる戸車装置の分解斜視図である。
【図2】図2は、本発明の第1の実施形態の戸車装置の縦断面図で、(a)は車輪を本体ケース内に最も引き込ませたときの状態を示し、(b)は車輪を本体ケースから最も突出させたときの状態を示している。
【図3】図3は、図2の戸車装置を図2中矢印Aの方向から見た底面図で、(a)は車輪を本体ケースの中央に位置決めしたときの状態を、(b)は車輪を本体ケースの右側に位置決めしたときの状態を、(c)は車輪を本体ケースの左側に位置決めしたときの状態をそれぞれ示している。
【図4】図4は、本発明の第2の実施形態にかかる戸車装置の縦断面図である。
【図5】図5は、本発明の第3の実施形態にかかる戸車装置の左右位置調整用のねじ及びねじ受けの分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の戸車装置の好適な実施形態を、図面にしたがって詳細に説明する。
なお、この明細書において、「前」又は「後」と記載するときは、本発明の戸車装置が適用される引戸の進行方向の前又は後を指し、「左」又は「右」と記載するときには、前記戸車装置の車輪の車軸と同方向の左又は右を指し、「上」又は「下」と記載するときは、前記前後方向及び左右方向に直交する方向の上又は下を指すものとする。
【0013】
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる戸車装置の構成を説明するための分解斜視図、図2は、この実施形態の戸車装置の縦断面図で、(a)は車輪を本体ケースに対して最も引き込ませたときの状態を示し、(b)は車輪を本体ケースに対して最も突出させたときの状態を示している。また、図3は、図2の戸車装置を図2中矢印Aの方向から見た底面図で、(a)は車輪を本体ケースの中央に位置決めしたときの状態を、(b)は車輪を本体ケースに向かって右側に位置決めしたときの状態を、(c)は車輪を本体ケースに向かって左側に位置決めしたときの状態をそれぞれ示している。
【0014】
図示しない引戸の下端にボルトで取り付けられる本体ケース110は、内部に車輪収納部111を有する箱状に形成されている。本体ケース110の上方には、本体ケース110を前記引戸に取り付けるためのボルトが挿通する貫通孔118が形成されている。この貫通孔118の下方には、車輪収納部111まで貫通する孔112が形成されている。車輪収納部111の後方に形成されたリブ113には、孔112と同一の軸線上に孔115が形成されている。そして、孔112から孔115を挿通して、本体ケース110に回転軸120が挿入される。
【0015】
回転軸120は、ドライバー等の工具と係合可能な溝が形成された頭部122と、ねじが形成されたねじ部124と、このねじ部124の後端に形成されたかしめ軸126とを有している。回転軸120を本体ケース110に挿入すると、ねじ部124が車輪収納部111に位置するとともに、かしめ軸126が形成されたねじ部124の後端がリブ113から後方に突出する。かしめ軸126は、平ワッシャー128が嵌め込まれてかしめられる。これによって、回転軸120が本体ケース110から抜け出さないように、かつ、回転自在に支持される。
【0016】
本体ケース110には、車輪160を回転自在に支持する支持部材150が、上下位置調整可能に設けられている。支持部材150は、左右一対の支持板150a,150bを有し、車輪160を支持する車軸162が、この支持板150a,150bに形成された軸孔152を挿通して支持されている。
支持部材150は、前後の両端面153,154が、本体ケース110の車輪収納部111の両端面111a,111bにそれぞれ当接していて、車輪収納部111内での前後方向の移動及び回転が規制されている。すなわち、この実施形態では、前端面111aと後端面111bが、次に説明するリンク部材140a,140bと支持部材150との連結形態にかかわらず、支持部材150の上下方向の移動を案内する案内部を構成している。
【0017】
回転軸120のねじ部124に螺入される移動部材130には、前後方向にねじ孔132が貫通して形成されている。このねじ孔132に回転軸120のねじ部124を螺入することで、回転軸120の回転によって移動部材130が前後に移動する。
移動部材130の左右両側には、軸部134が突起状に形成されている。そして、この軸部134に、一対のリンク部材140a,140bが取り付けられている。リンク部材140a,140bの両端には、それぞれ、上孔142a,142b及び下孔144a,144bが形成されている。移動部材130の軸部134を、リンク部材140a,140bの上孔142a,142bに嵌め込むことで、リンク部材140a,140bが移動部材130に回転自在に取り付けられる。
【0018】
リンク部材140a,140bの下孔144a,144bには、両リンク部材140a,140bに共通の軸148が嵌め込まれる。軸148は、支持部材150の上部に形成された軸孔155に挿入されている。したがって、移動部材130と支持部材150とは、リンク部材140a,140bによって連結される。
なお、本発明では、支持部材150は、案内部である車輪収納部111の前端面111aと後端面111bによって前後が拘束されているので、リンク部材140a,140bと支持部材150との連結形態を比較的自由に選択することができる。そのため、軸148を支持部材150の前端面153(又は後端面154)の近傍に設けて、リンク部材140a,140bの長さを可能な限り大きく確保するのが好ましい。このようにすることで、車輪160の上下位置の調整範囲を最大にとることができる。
【0019】
本体ケース110の前端側の下方には、逆U字状の切欠部114が形成されている。そして、この切欠部114を左右方向に横切って、同一の軸線上に孔116が形成されている。
切欠部114には、ねじ受け170が取り付けられる。ねじ受け170は、左右方向に貫通する貫通孔176と、複数本のねじ溝172aが形成された案内面172と、この案内面172の後方に形成された略U字状の係合部174と、ねじ受け170の下端に形成され、支持部材150が当接することで支持部材150の下端位置を決定するフランジ部178とを有している。
なお、案内面172に対面する本体ケース110の切欠部114の底面にも、同様のねじ溝114aが形成されている。
上記構成のねじ受け170は、本体ケース110の孔116及びねじ受け170の貫通孔176を挿通するリベット171によって、切欠部114に固定される。
【0020】
案内面172のねじ溝172a及び切欠部114のねじ溝114aと係合する左右位置調整用のねじ180は、ドライバ等の工具が係合可能な溝が形成された頭部188と、この頭部188と同一径を有し、外周面にねじ溝172a,114aと同一ピッチのねじが形成されたねじ軸186と、このねじ軸186の後端に形成され、支持部材150の案内溝156と係合する係合部182と、この係合部182とねじ軸186との間に形成され、ねじ受け170の係合部174と係合する溝部184とを有している。
左右位置調整用のねじ180は、ねじ受け170を本体ケース110に取り付ける際に、係合部182を支持部材150の案内溝156に係合させ、かつ、溝部184をねじ受け170の係合部174に係合させて、案内面172及び切欠部114の底部のねじ溝172a,114aに螺合される。
【0021】
このとき、ねじ軸186をねじ溝172a,114aにねじ込むことによって生じる推進力によって、左右位置調整用のねじ180がねじ受け170の係合部174にある程度の締付力で締め付けられる。この締付力によって、左右位置調整用のねじ180が容易に左右方向に移動しないようにすることができ、支持部材150を左右方向の所定位置に位置決めして固定することができる。
また、左右位置調整用のねじ180の係合部182を、支持部材150の案内溝156に係合させることで、左右位置の調整の際に、左右位置調整用のねじ180の左右方向の移動にともなって支持部材150を左右方向に移動させることができるほか、上下位置の調整の際に、係合部182によって案内されながら、支持部材150を上下方向に円滑に移動させることができる。
【0022】
[作用の説明]
上記構成の戸車装置の作用を図1〜図3にしたがって説明する。
図2(a)に示す状態から、回転軸120を回転させ、移動部材130をねじ部124に沿って前方側(図2の紙面左側)に移動させると、リンク部材140a,140bが横向きの状態から立向きの状態に回転して、支持部材150を下方に向けて押す。これによって、支持部材150が車輪160とともに下方に移動する。支持部材150は、ねじ受け170のフランジ部178に当接するまで下降することができる。
支持部材150は、車輪収納部111の前端面111a及び後端面111bによって前後の移動及び回転が規制されていて、かつ、支持部材150の案内溝156と左右位置調整用のねじ180の係合部182とが係合しているので、確実かつ円滑に車輪160の上下位置を調整することができる。
【0023】
また、左右位置調整用のねじ180を、図3(a)で示す中立位置から反時計回り方向に回転させると、左右位置調整用のねじ180及び車輪160が図3(b)に示す位置に移動する。
同様に、左右位置調整用のねじ180を、前記の中立位置から時計回り方向に回転させると、左右位置調整用のねじ180及び車輪160が図3(c)に示す位置に移動する。
支持部材150は、車輪収納部111の前端面111a及び後端面111bによって前後の移動及び回転が規制されているので、前端面111a及び後端面111bに案内されながら、左右位置調整用のねじ180の移動にともなって円滑に左右方向に移動することができる。
また、車輪160に横方向の負荷が作用しても、左右位置調整用のねじ180には回転力が作用しないので、ねじ軸186がねじ溝172a,114aに沿って移動することができず、前記負荷によって車輪160が横方向に位置ずれするということがない。
【0024】
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態を図4を参照しながら説明する。
図4は、本発明の第2の実施形態にかかる戸車斜視図の縦断面図で、(a)は車輪を本体ケース内に最も引き込ませたときの状態を示し、(b)は車輪を本体ケースから最も突出させたときの状態を示している。
なお、図4において図1〜図3と同一部材、同一部位には同一の符号を付して、詳しい説明は省略する。
【0025】
この実施形態では、移動部材130と支持部材150を連結する二つのリンク部材240a,240bのうちの一方のリンク部材240aが、支持部材150に形成された長孔256に軸249によって摺動自在に連結されているとともに、他方のリンク部材240b(図4中では仮想線で示す)が、支持部材150に軸248によって回転自在に連結されている。
【0026】
この実施形態では、二つのリンク部材240a,240bが車軸162の前後に位置する二点で支持部材150を支持しているので、支持部材150に作用する回転モーメントが二つのリンク部材240a,240bによって打ち消され、支持部材150及び車輪160を安定的かつ円滑に上下方向に移動させることができる。さらに、車輪160や支持部材150に過大な負荷が作用しても、支持部材150には回転モーメントが作用しないので、前記した過大な負荷による支持部材150や本体ケース110の変形及び破損を防止して、戸車装置100の寿命を長くすることができる。
【0027】
[第3の実施形態]
本発明の第3の実施形態を、図5を参照しながら説明する。
図5は、本発明の第3の実施形態にかかり、左右位置調整用のねじ及びねじ受けの分解斜視図である。
この実施形態においてねじ380は、頭部388とねじ軸386とを有する第1の部材380aと、支持部材150の案内溝156と係合する係合部382を有する第2の部材380bとから構成される。
第2の部材380bには、係合部382から突出してねじ軸383が形成され、このねじ軸383が螺入される図示しないねじ孔が、第1の部材380aに形成されている。ねじ軸383及び前記ねじ孔のねじのピッチ及び方向は、案内面172及び切欠部114の底部に形成されたねじ溝172a,114aのピッチ及び方向と同じである。
【0028】
したがって、第2の部材380bをねじ受け170の係合部174の後方に配置し、第1の部材380aのねじ軸386を案内面172及び切欠部114のねじ溝172a,114aに螺入すると、この螺入動作とともに第2の部材380bのねじ軸383が第1の部材380aの前記ねじ孔に螺入される。このように、第1の部材380aと第2の部材380bとを螺合させることで、係合部174に締付力を付与することができる。
【0029】
ねじ380をこの実施形態のように構成することで、ねじ380のねじ受け170への組み付けが容易になり、かつ、係合部174に作用する締付力の大きさの調整も容易に行えるようになる。
この実施形態においても、図3に示したように、図3(a)で示す中立位置からねじ380を若干緩める方向に回転させることで、ねじ380及び車輪160が図3(b)に示す位置に移動する。
同様に、左右位置調整用のねじ380を、前記の中立位置から若干締め付ける方向に回転させることで、ねじ380及び車輪160が図3(c)に示す位置に移動する。
【0030】
本発明の好適な実施形態について説明してきたが、本発明は上記の実施形態により何ら限定されない。
例えば、上記の実施形態では、二つのリンク部材を支持部材の両側に分配して配置するものとして説明したが、二つのリンク部材を支持部材の左右いずれか一方に設け、片持ち形式で前記支持部材を支持させるようにすることも可能である。
また、支持部材は箱状に形成されているとして説明したが、支持部材は車輪を回転自在に支持できるものであればよく、その形態は問わない。
さらに、上記の説明では、戸車装置は車輪の上下方向の位置調整手段及び左右方向の位置調整手段の両方を備えるものとして説明したが、いずれか一方を戸車装置に設けるものとしてもよい。
【符号の説明】
【0031】
100 戸車装置
110 本体ケース
111 車輪収納部
111a 車輪収納部の前面(案内部)
111b 車輪収納部の前面(案内部)
114 切欠部
114a ねじ溝
120 回転軸
124 ねじ部
126 かしめ軸
130 移動部材
140a,140b リンク部材
148 軸
150 支持部材
153 前端面
154 後端面
156 案内溝
160 車輪
162 車軸
170 ねじ受け
172 案内面
172a ねじ溝
180,380 左右位置調整用のねじ
186,386 ねじ軸
182,382 係合部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
引戸をガイドレールに沿って案内しながら走行自在に支持する戸車装置において、
前記引戸に固定される本体ケースと、
前記ガイドレールに沿って走行する車輪を回転自在に支持するとともに、前記本体ケースに左右位置調整自在に設けられた支持部材と、
この支持部材に回転自在に設けられたねじ軸と、
前記本体ケースに形成され、前記ねじ軸と螺合するねじ溝が左右方向に形成された案内面と
を有することを特徴とする戸車装置。
【請求項2】
前記支持部材に上下方向の案内溝を形成し、この案内溝に係合する係合部を前記ねじ軸に形成し、前記係合部が前記案内溝と係合することによって、前記支持部材の上下方向の移動を案内することを特徴とする請求項1に記載の戸車装置。
【請求項3】
引戸をガイドレールに沿って案内しながら走行自在に支持する戸車装置において、前記引戸に固定される本体ケースと、前記ガイドレールに沿って走行する車輪を回転自在に支持するとともに、前記本体ケースに上下位置調整自在に設けられた支持部材と、前記本体ケースに回転自在に設けられ、前記本体ケースの前後方向に沿ってねじ部が形成された回転軸と、この回転軸の前記ねじ部に螺合して設けられ、前記回転軸を回転させることで前後に進退移動する移動部材と、この移動部材と前記支持部材とを連結し、前記移動部材の進退移動によって前記支持部材を前記本体ケースに対して上下に移動させるリンク部材と、前記本体ケース内に形成され、前記支持部材の上下方向の移動を案内する案内部とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の戸車装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−95997(P2010−95997A)
【公開日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−296895(P2009−296895)
【出願日】平成21年12月28日(2009.12.28)
【分割の表示】特願2000−344919(P2000−344919)の分割
【原出願日】平成12年11月13日(2000.11.13)
【出願人】(000148807)株式会社太田製作所 (10)
【Fターム(参考)】