説明

手袋

【課題】本来の手袋として、若しくは指挿入具として選択的に使用することができ、或いは従来の使い捨ての手袋のように使用後にそのまま廃棄されるようなことがなく、手袋としての使用後に指挿入具として使用できる手袋を提供する。
【解決手段】手袋本体を分断して指挿入具を形成することができる指挿入具形成用分断線が、手袋本体に形成されていることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、本来の手袋としての使用の他、指挿入具としても使用することができる手袋に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、手に付着すると除去しにくいインクや毛染め液、或いは手に付着することで皮膚に影響を与えるような化学薬品を取り扱う際には、そのインク、毛染め液、化学薬品等が手に付着するのを防止するために使い捨て用の手袋が着用される。また食品工場等において、握飯やサンドイッチ等の加工食品を製造する際には、米飯やパンに具材を装入する等が手作業で行われる場合があり、そのような場合にも衛生上の観点から食材が直接手に触れるのを防止するために、使い捨て用の手袋を着用することが作業者に義務付けられている。このような使い捨て用の手袋に関するものとして、たとえば下記特許文献1〜4のような特許出願がなされている。
【0003】
しかし、このような従来の手袋は、5本の指を挿入する手袋としての機能のみを有するものであり、それ以外の機能を有しないものである。また、このような従来の手袋は、たとえば薄手の合成樹脂フィルム等で構成されて使い捨てを目的として使用されるものであり、使用後にはそのまま廃棄されているのが現状である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−162151号公報
【特許文献2】特開2004−156155号公報
【特許文献3】特開2003−239120号公報
【特許文献4】実開平6−69218号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、本来の手袋として、若しくは指挿入具として選択的に使用することができ、或いは従来の使い捨ての手袋のように使用後にそのまま廃棄されるようなことがなく、手袋としての使用後に指挿入具として使用できる等、有効利用を図ることができる手袋を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、手袋本体を分断して指挿入具を形成することができる指挿入具形成用分断線が、手袋本体に形成されていることを特徴とする手袋を提供するものである。指挿入具形成用分断線としては、たとえばミシン目のようなものが用いられる。
【0007】
かかる構成からなる手袋は、一般の手袋と同様に、手袋本体内に手指を挿入し、手袋本体を手に着用して使用することができる。
【0008】
一方、手袋本体に形成された指挿入具形成用分断線に沿って、手袋本体を分断することができる。このように指挿入具形成用分断線に沿って手袋本体を分断することで、指挿入具を得ることができる。
【0009】
このようにして得られた指挿入具は、たとえば3本指や2本指の指挿入具として、食材を摘む等のために使用することができ、或いは1本指の指挿入具として指サック等として使用することができる。また、手袋として使用した後に、上記のように指挿入具形成用分断線に沿って、手袋本体を分断して指挿入具として使用することもできる。
【0010】
尚、本発明の手袋は、主として使い捨て用として用いられるものであるので、指挿入具形成用分断線に沿って手袋本体が分断されても、特に不都合が生じるようなこともない。
【発明の効果】
【0011】
以上のように、本発明によれば、手袋として使用する際には、一般の手袋と同様に、手袋本体内に手指を挿入し、手袋本体を手に着用して使用することができ、手袋として使用しない場合には、指挿入具形成用分断線に沿って手袋本体を分断することで、たとえば3本指や2本指の指挿入具として、或いは1本指の指挿入具として使用することができる。このように、使用者において、手袋として或いは指挿入具として選択的に使用することができる。
【0012】
また本発明の手袋は、手袋として使用した後に、指挿入具形成用分断線に沿って手袋本体を分断することで、指挿入具として使用することもできる。この場合には、従来の使い捨て用の手袋のように使用後にそのまま廃棄されるようなこともなく、手袋としての使用後に指挿入具として使用できる等、有効利用を図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】一実施形態としての手袋の正面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】図1のB−B線断面図。
【図4】手袋を手に装着した状態の正面図。
【図5】手袋を分断して3本指の指挿入具を得る状態を示す正面図。
【図6】3本指の指挿入具を手に装着した状態の正面図。
【図7】指挿入具の指間の部分を裂断した状態の正面図。
【図8】手袋若しくは3本指の指挿入具から1本指の指挿入具を得る状態を示す正面図。
【図9】一実施形態としての指挿入具の製造方法におけるチューブの移送工程を示す概略平面図。
【図10】図9のC−C線断面図。
【図11】指挿入具の輪郭部分を熱シールする工程を示す概略平面図。
【図12】チューブの両側部を切断する工程を示す概略平面図。
【図13】熱シールした部分を切り取る工程を示す概略平面図。
【図14】他実施形態の手袋の正面図。
【図15】他実施形態の手袋の正面図。
【図16】他実施形態の手袋の正面図。
【図17】他実施形態の手袋の正面図。
【図18】他実施形態の手袋の正面図。
【図19】他実施形態の手袋の正面図。
【図20】他実施形態の手袋の正面図。
【図21】他実施形態の手袋の要部拡大断面図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態について説明する。
【0015】
本発明の手袋は、上述のように、手袋本体を分断して指挿入具を形成することができる指挿入具形成用分断線が、手袋本体に形成されているものである。
【0016】
手袋本体は、たとえば、親指を挿入する指挿入部、人指し指を挿入する指挿入部、中指を挿入する指挿入部、薬指を挿入する指挿入部、及び小指を挿入する指挿入部のそれぞれ5本の指挿入部を有して構成することができる。
【0017】
手袋本体は、たとえば合成樹脂製シートで構成することができる。この合成樹脂製シートを構成する合成樹脂の種類は問うものではないが、本発明の手袋が主として使い捨てを目的とすることから、製造コストが安価なポリエチレン、ポリプロピレン等を用いることが望ましい。ただし、手袋本体の材質は合成樹脂に限定されるものではない。たとえばゴムや不織布で手袋本体を構成することも可能である。
【0018】
手袋本体の構成は特に限定されないが、たとえば表片と裏片との2枚のシート片を指の形状とし、その周縁部を熱シール等によりシールすることによって形成することができる。この場合、指挿入部の指先部分とは反対側の基端部側はシールされず、指を挿入するための開口部として形成される。
【0019】
指挿入具形成用分断線としては、たとえばミシン目のようなものが採用される。ミシン目以外に、たとえばハーフカットのような線を裂断線として用いることもできる。ハーフカットの線としては、たとえば熱等により合成樹脂製シートを脆弱化させたものを用いることができる。
【0020】
指挿入具形成用分断線を介して手袋本体を分断することで、たとえば3本指や2本指の指挿入具として、食材を摘む等のために使用することができ、或いは1本指の指挿入具として指サック等として使用することができる。たとえば3本指の指挿入具を得る場合には、
中指を挿入する指挿入部と薬指を挿入する指挿入部との間の指股部から、親指を挿入する指挿入部が設けられた手袋本体の一側縁側に向かって指挿入具形成用分断線を形成することで、3本指の指挿入具を得ることができる。このような3本指の指挿入具は、たとえば外食産業の店舗等においてフライドチキン、ドーナツ、フライドポテト等の油分を含む食材を食べる場合に、そのような食材を3本の指で摘むように、親指、人指し指、中指の3本の指を各指挿入部に挿入して使用されるものである。
【0021】
また1本指の指挿入具を得る場合には、たとえば隣り合う指股部を結ぶようにして各指挿入部を横切る指挿入具形成用分断線を形成することができる。このような1本指の指挿入具は、たとえば傷テープ等を指に貼り付けている場合において、その傷テープを保護すべく指に被せて使用される。
【0022】
さらに手袋本体の各指の指挿入部には、該指挿入部の周縁部から内側に窪んだ窪み部を形成することができる。かかる窪み部を形成することで、その窪み部が指への引っ掛かり部分となって、各指の指挿入部から、各指が不用意に抜け出るのが好適に防止されることとなる。
【0023】
以下、本発明のより具体的な実施形態について図面に従って説明する。
【0024】
(実施形態1)
本実施形態の手袋20の手袋本体1は、図1に右手に装着する場合を例にして示すように、図1正面視左側から順に右側に向けて順に親指を挿入する指挿入部2、人指し指を挿入する指挿入部3、中指を挿入する指挿入部4、薬指を挿入する指挿入部5、及び小指を挿入する指挿入部6を具備して構成されている。手袋本体1は、全体が合成樹脂製シートからなり、図2に示すように、手袋本体1が、装着時には手の甲側にあてがわれることになる一片1aと掌側にあてがわれることになる他片1bからなり、各指挿入部の指先側とは反対側の手袋本体1の基端部側には手を挿抜するための開口部7が形成されている。
【0025】
該開口部7を除く手袋本体1の周縁部には、熱シールによるシール部8が形成されている。
すなわち、手首内側に相当する部位から指先を開いた状態における手の輪郭に沿って各指先を通って手首外側に相当する位置にまで連続したシール部8が形成されている。
【0026】
また、隣接する親指を挿入する指挿入部2、人指し指を挿入する指挿入部3、中指を挿入する指挿入部4間の指股部9、10から開口部7側に向かって、熱シールによる区画シール部11が形成されている。このような区画シール部11には、指股部9、10から開口部7側に向かって手袋本体1を裂断する裂断線であるミシン目12が形成されている。本実施形態では、このミシン目12は、手袋本体1の途中の部分で停止するように形成されている。また、この区画シール部11には、それぞれの線幅中央部を通るようにしてミシン目12が形成されている。さらに、このミシン目12は、手袋本体1の表裏両片1a、1bの双方に形成されている。
【0027】
そして、前記ミシン目12に交差するようにして、3本指の指挿入具を形成するための指挿入具形成用分断線としてのミシン目13が形成されている。このミシン目13は、中指を挿入する指挿入部4と薬指を挿入する指挿入部5との間の指股部14から、親指を挿入する指挿入部2が設けられた手袋本体1の一側縁15側に向かって、斜めに形成されている。
【0028】
さらに、薬指を挿入する指挿入部5と、小指を挿入する指挿入部6との根元部には、1本指の指挿入具を形成するための指挿入具形成用分断線としてのミシン目16が形成されている。このミシン目16は、中指を挿入する指挿入部4と薬指を挿入する指挿入部5間の指股部14から、薬指を挿入する指挿入部5と小指を挿入する指挿入部6間の指股部17を横切って、小指を挿入する指挿入部6の根元部における手袋本体1の他側縁18側に向かって形成されている。
【0029】
そして、このような構成からなる手袋20を使用する場合には、図4に示すように、各指を挿入する指挿入部2、3、4、5、6内に、それぞれ親指21、人指し指22、及び中指23を挿入する。このように、指挿入部2、3、4、5、6内に、親指21、人指し指22、及び中指23を挿入することで、手袋20が手26に着用されることとなる。
【0030】
一方、手袋としてではなく、指挿入具として使用する場合には、図5に示すように、ミシン目13に沿って親指を挿入する指挿入部2、人指し指を挿入する指挿入部3、中指を挿入する指挿入部4の部分を、手袋本体1から分断する。このように親指、人指し指、中指を挿入する指挿入部2、3、4の部分を手袋本体1から分断することで、図5に示すように3本指の指挿入具27が得られることとなる。
【0031】
そして、このようにして得られた指挿入具27を使用する場合には、図6に示すように、親指、人指し指、中指を挿入する指挿入部2、3、4内に、それぞれ親指21、人指し指22、及び中指23を挿入する。このように、指挿入部2、3、4内に、親指21、人指し指22、及び中指23を挿入することで、指挿入具27が指に着用されることとなる。
【0032】
このように、指挿入具27が指に着用された状態においては、3つの指挿入部2、3、4が指股部9、10を介して連設された状態であり、また指挿入具27が合成樹脂シートで構成されているので、3本の指21、22、23を動かそうとするときに必ずしも指をスムーズに動かすことができないが、本実施形態においては、親指の指挿入部2、人指し指の指挿入部3、及び中指の指挿入部4の各指挿入部2、3、4間の指股部9、10から開口部5側に区画シール部11が形成され、その区画シール部11上に裂断線であるミシン目12が形成されているので、図7に示すように、そのミシン目12を介して、挿入具27が裂断されることとなる。この結果、各挿入部2、3、4が少し離間することになるので、各指をスムーズに動かすことが可能となる。従って、たとえば食材を摘んで食べる作業も容易に行えることとなる。
【0033】
さらに、ミシン目13に沿って親指を挿入する指挿入部2、人指し指を挿入する指挿入部3、中指を挿入する指挿入部4の部分を手袋本体1から分断するとともに、ミシン目12に沿って各指挿入部2、3、4ごとに裂断し、さらにミシン目16の部分に沿って薬指を挿入する指挿入部5及び小指を挿入する指挿入部6を手袋本体1から分断することで、図8に示すように、1本指の指挿入具28が得られることとなる。このように、計5つの1本指の指挿入具28が得られ、このような1本指の指挿入具28は、たとえば指サックとして使用することができる。
【0034】
このように、本実施形態においては、手袋として使用することができる他に、3本指の指挿入具27として使用することができ、さらに1本指の指挿入具28として使用することができるので、手袋、3本指の指挿入具、又は1本指の指挿入具として、選択的に使用することができる。
【0035】
このように、本実施形態では、手袋或いは指挿入具として選択的に使用できるのであるが、このような選択的な使用に限らず、たとえば上記のように手袋20として使用した後に、該手袋20を手26から離脱させ、その後にミシン目13に沿って親指の指挿入部2、人指し指の指挿入部3、中指の指挿入部4の部分を分断して3本指の指挿入具27として使用することができ、さらに、その3本指の指挿入具27としての使用後に、ミシン目12に沿って各指挿入部2、3、4ごとに裂断することで、1本指の指挿入具28として使用することもできる。この場合には、従来の使い捨て用の手袋のように使用後にそのまま廃棄されるようなことがなく、手袋としての使用後に指挿入具として使用できる等の有効利用を図ることができる。
【0036】
次に、上記のような構成からなる手袋を製造するための製造方法について説明する。
【0037】
先ず、図9及び図10に示すように、チューブ状に形成された合成樹脂製の長尺シート29を移送し、平らに伸ばして合成樹脂製シートが上下に二枚重なった状態にする。該長尺シート29は、チューブ状に形成されているので、その両側部30、30は、図10に示すように前記一片1aとなる上側シートと前記他片1bとなる下側シートとがつながった状態に形成されている。
【0038】
本実施形態においては、この上側シートと下側シートとを手の輪郭形状に熱シールした後に上側シートと下側シートとをシール部分に沿ってもぎり取ることにより手袋20を形成させる。以下に、長尺シート29の幅方向に2つ並ぶように、且つ、両側部30、30側に前記開口部7を形成させ、長尺シート29の幅方向中心部に指先位置がくるように手袋20を作製する場合を例にして手袋の製造方法を説明する。
【0039】
先ず、図11に示すように、指挿入具の輪郭となる部分31に熱シールを施し、シール部(図11においては図示せず)を形成すると同時に親指の指挿入部2、人指し指の指挿入部3、及び中指の指挿入部4間の指股部9、10から、開口部7を形成する開口部形成予定部分32に至る側に向かって熱シールを施して区画シール部(図11においては図示せず)を形成し、区画シール部の位置にミシン目12を形成する。また、親指、人指し指、中指の3本指の指挿入具27を形成するためのミシン目13を形成するとともに、薬指及び小指の1本指の指挿入具28を形成するためのミシン目16を形成する。
【0040】
次に、図12に示すように、長尺シート29の両側部30、30よりも内側に位置する開口部形成予定部分32を切断する。このように長尺シート29の開口部形成予定部分32を切断することによって、開口部7が形成されることとなる。
【0041】
次に、熱シールによってシール部が形成された指挿入具の輪郭となる部分に沿って手袋本体1の部分をもぎり取りつつ、長尺シート29を巻き取る。より具体的には、手袋の輪郭となる部分に沿っていわゆるハーフカットによる切断線を形成し、長尺シート29をロール等に巻き取ることによって、手袋本体1の部分が自動的に切り取られることとなり、それによって図13に示すように、上記のような形状の手袋20が、多数連続的に製造されることとなるのである。
【0042】
(実施形態2)
本実施形態の手袋20の手袋本体1には、図14に示すように、親指を挿入する指挿入部2、人指し指を挿入する指挿入部3、中指を挿入する指挿入部4間の指股部9、10から開口部7側に向かって手袋本体1を裂断する裂断線であるミシン目12が形成され、該ミシン目12に交差するようにして、3本指の指挿入具を形成するための指挿入具形成用分断線としてのミシン目13が、中指を挿入する指挿入部4と薬指を挿入する指挿入部5との間の指股部14から、親指を挿入する指挿入部2が設けられた手袋本体1の一側縁15側に向かって形成されている。これらのミシン目12、13が形成された構成において上記実施形態1と共通する。
【0043】
しかしながら、本実施形態においては、中指、薬指、小指の隣り合う指股部を結ぶようにして各指挿入部を横切って、小指を挿入する指挿入部の根元部における手袋本体1の他側縁18側に向かって形成されるような、1本指の指挿入具28を形成するためのミシン目16は形成されていない。このように1本指の指挿入具28を形成するためのミシン目16が形成されていない点で、上記実施形態1と相違している。
【0044】
本実施形態においても、手袋20として使用しない場合には、ミシン目13に沿って親指を挿入する指挿入部2、人指し指を挿入する指挿入部3、中指を挿入する指挿入部4の部分を手袋本体1から分断することで、3本指の指挿入具27を得ることができる。また、このようにミシン目13に沿って3本指の部分を手袋本体1から分断するとともに、ミシン目12に沿って各指挿入部2、3、4ごとに裂断することで、1本指の指挿入具28が得られる。ただし、本実施形態では、薬指を挿入する指挿入部5と小指を挿入する指挿入部6間の指股部17を横切るミシン目16が形成されていないので、薬指を挿入する指挿入部5及び小指を挿入する指挿入部6からなる1本指の指挿入具28は得ることができない。
【0045】
手袋本体1の全体が合成樹脂製シートからなる点、手袋本体1が表裏両片1a、1bからなる点、各指挿入部の指先側とは反対側の手袋本体1の基端部側に開口部7が形成されている点、開口部7を除く手袋本体1の周縁部にシール部8が形成されている点等の構成は実施形態1と共通する。
【0046】
本実施形態においては、上記のように、薬指及び小指を挿入する1本指の指挿入具28を得ることができないが、親指、人指し指、中指の3本の指用の指挿入具27を得ることができ、さらに、人指し指、中指の1本指用の指挿入具28を得ることができるので、実施形態1と同様に、手袋、3本指の指挿入具、又は1本指の指挿入具として、選択的に使用することができる。
【0047】
また上記実施形態1と同様に、手袋20として使用した後に、該手袋20を手26から離脱させ、ミシン目13に沿って親指の指挿入部2、人指し指の指挿入部3、中指の指挿入部4の部分を、手袋本体1の他の部分と分断することで、3本指の指挿入具27として使用することができ、さらに、その3本指の指挿入具27として使用後に、ミシン目12に沿って各指挿入部2、3、4ごとに裂断することで、1本指の指挿入具28として使用することができるので、手袋をそのまま廃棄することなく、指挿入具として使用する等の有効利用を図ることができる。
【0048】
(実施形態3)
本実施形態の手袋20の手袋本体1には、図15に示すように、親指を挿入する指挿入部2、人指し指を挿入する指挿入部3、中指を挿入する指挿入部4間の指股部9、10から開口部7側に向かって手袋本体1を裂断する裂断線であるミシン目12が形成され、該ミシン目12に交差するようにして、3本指の指挿入具を形成するための指挿入具形成用分断線としてのミシン目13が、中指を挿入する指挿入部4と薬指を挿入する指挿入部5との間の指股部14から、親指を挿入する指挿入部2が設けられた手袋本体1の一側縁15側に向かって形成されている。さらに、薬指を挿入する指挿入部5と、小指を挿入する指挿入部6との根元部に、1本指の指挿入具を形成するための指挿入具形成用分断線としてのミシン目16が、中指を挿入する指挿入部4と薬指を挿入する指挿入部5間の指股部14から、薬指を挿入する指挿入部5と小指を挿入する指挿入部6間の指股部17を横切って、小指を挿入する指挿入部6の根元部における手袋本体1の他側縁18側に向かって形成されている。これらのミシン目12、13、16が形成された構成において上記実施形態1と共通する。
【0049】
本実施形態においては、上記ミシン目12、13、16とは別に、薬指と小指を挿入する2本指用の指挿入具を形成するための指挿入具形成用分断線としてのミシン目33が、さらに形成されている。この2本指用の指挿入具を形成するためのミシン目33は、前記薬指と小指をそれぞれ挿入する1本指用の指挿入具を形成するためのミシン目16から、開口部7が形成された基端部側に離間するように、中指を挿入する指挿入部4と薬指を挿入する指挿入部5との間の指股部14から、小指を挿入する指挿入部6が設けられた手袋本体1の他側縁18側に向かって、斜めに形成されている。
【0050】
また本実施形態においては、着用時において開口部7が手首まで至らないように手袋本体1が構成されており、上記実施形態1及び実施形態2に比べて、手袋本体1の縦方向の寸法が短く形成されている。
【0051】
手袋本体1の全体が合成樹脂製シートからなる点、手袋本体1が表裏両片1a、1bからなる点、各指挿入部の指先側とは反対側の手袋本体1の基端部側に開口部7が形成されている点、開口部7を除く手袋本体1の周縁部にシール部8が形成されている点等の構成は実施形態1と共通する。
【0052】
本実施形態においては、薬指と小指をそれぞれ挿入する1本指用の指挿入具を形成するためのミシン目16とは別に、薬指と小指の2本指用の指挿入具を形成するためのミシン目33が形成されているので、1本指の指挿入具形成用ミシン目16、又は2本指の指挿入具形成用のミシン目33のいずれかに沿って手袋本体1を分断することで、着用者の要望に応じて、薬指と小指をそれぞれ挿入する1本指用の指挿入具、又は薬指と小指の2本指用の指挿入具を選択して得ることができるという利点がある。
【0053】
尚、ミシン目13に沿って手袋本体1を分断することで、親指、人指し指、中指の3本指の指挿入具27を得ることができ、さらにミシン目12に沿って手袋本体1を裂断することで、親指、人指し指、中指をそれぞれ挿入することができる1本指の指挿入具28を得ることができる点は、上記実施形態1等の場合と同様である。
【0054】
本実施形態においても、手袋、3本指の指挿入具、又は1本指の指挿入具として、選択的に使用することができ、或いは手袋としての使用後に、指挿入具として使用できる等の有効利用を図ることができる。
【0055】
(実施形態4)
本実施形態の手袋20の手袋本体1には、図16に示すように、親指を挿入する指挿入部2、人指し指を挿入する指挿入部3、中指を挿入する指挿入部4間の指股部9、10から開口部7側に向かって手袋本体1を裂断する裂断線であるミシン目12が形成され、該ミシン目12に交差するようにして、3本指の指挿入具を形成するための指挿入具形成用分断線としてのミシン目13が、中指を挿入する指挿入部4と薬指を挿入する指挿入部5との間の指股部14から、親指を挿入する指挿入部2が設けられた手袋本体1の一側縁15側に向かって形成されている。さらに、薬指を挿入する指挿入部5と、小指を挿入する指挿入部6との根元部に、1本指の指挿入具を形成するための指挿入具形成用分断線としてのミシン目16が、中指を挿入する指挿入部4と薬指を挿入する指挿入部5間の指股部14、及び薬指を挿入する指挿入部5と小指を挿入する指挿入部6間の指股部17との隣り合う指股部を結ぶようにして各指挿入部を横切って、小指を挿入する指挿入部6の根元部における手袋本体1の他側縁18側に向かって形成されている。さらに、薬指と小指を挿入する2本指用の指挿入具を形成するための指挿入具形成用分断線としてのミシン目33が、中指を挿入する指挿入部4と薬指を挿入する指挿入部5との間の指股部14から、小指を挿入する指挿入部6が設けられた手袋本体1の他側縁18側に向かって形成されている。これらのミシン目12、13、16、33が形成された構成において上記実施形態1と共通する。
【0056】
本実施形態においては、上記のような薬指と小指をそれぞれ挿入する1本指用の指挿入具を形成するためのミシン目16とは別に、親指、人指し指、中指をそれぞれ挿入する1本指用の指挿入具を形成するためのミシン目34が、親指、人指し指、中指の指挿入部2、3、4の根元部を横切って該親指、人指し指、中指の指挿入部2、3、4を分断し得るような位置にそれぞれ形成されている.
【0057】
また本実施形態においては、着用時において開口部7が手首まで至らないように手袋本体1が構成されており、上記実施形態1及び実施形態2に比べて、手袋本体1の縦方向の寸法が短く形成されており、この点で上記実施形態3と共通する。
【0058】
手袋本体1の全体が合成樹脂製シートからなる点、手袋本体1が表裏両片1a、1bからなる点、各指挿入部の指先側とは反対側の手袋本体1の基端部側に開口部7が形成されている点、開口部7を除く手袋本体1の周縁部にシール部8が形成されている点等の構成は実施形態1と共通する。
【0059】
本実施形態においては、親指を挿入する指挿入部2、人指し指を挿入する指挿入部3、中指を挿入する指挿入部4間の指股部9、10から開口部7側に向かって手袋本体1を裂断する裂断線であるミシン目12、及び親指、人指し指、中指の3本指の指挿入具形成用のミシン目13とは別に、親指、人指し指、中指をそれぞれ挿入する1本指用の指挿入具を形成するためのミシン目34が、親指、人指し指、中指の指層入部2、3、4の隣り合う指股部を結ぶようにして各指挿入部の根元部を横切って該親指、人指し指、中指の指層入部2、3、4を分断し得るような位置にそれぞれ形成されているので、その1本指の指挿入具形成用のミシン目34、又は3本指の指挿入具形成用のミシン目13のいずれかに沿って手袋本体1を分断することで、着用者の要望に応じて、親指、人指し指、中指をそれぞれ挿入する1本指用の指挿入具、又は親指、人指し指、中指の3本指用の指挿入具を選択して得ることができるという利点がある。
【0060】
尚、薬指と小指に関して、1本指の指挿入具形成用ミシン目16、又は2本指の指挿入具形成用のミシン目33のいずれかに沿って手袋本体1を分断することで、薬指と小指をそれぞれ挿入する1本指用の指挿入具、又は薬指と小指の2本指用の指挿入具を選択して得ることができる点は、上記実施形態3と同様である。
【0061】
本実施形態においても、手袋、3本指の指挿入具、又は1本指の指挿入具として、選択的に使用することができ、或いは手袋としての使用後に、指挿入具として使用できる等の有効利用を図ることができる。
【0062】
(実施形態5)
本実施形態の手袋20の手袋本体1には、図17に示すように、親指、人指し指、中指、薬指、小指をそれぞれ挿入する1本指用の指挿入具を形成するためのミシン目34が、親指、人指し指、中指の指挿入部2、3、4、5、6の隣り合う指股部を結ぶようにして各指挿入部の根元部を横切って該親指、人指し指、中指の指層入部2、3、4、5、6を分断し得るような位置にそれぞれ形成されている。
【0063】
本実施形態においては、上記実施形態1乃至4のような、親指を挿入する指挿入部2、人指し指を挿入する指挿入部3、中指を挿入する指挿入部4間の指股部9、10から開口部7側に向かって手袋本体1を裂断する裂断線であるミシン目12や、親指、人指し指、中指の3本指の指挿入具形成用のミシン目13は形成されておらず、また上記実施形態3、4のような薬指、小指をそれぞれ挿入する1本指の指挿入具を形成するためのミシン目16や、薬指と小指を挿入する2本指用の指挿入具を形成するためのミシン目33は形成されていない。
【0064】
すなわち、本実施形態では、親指、人指し指、中指、薬指、小指をそれぞれ挿入する1本指用の指挿入具を形成するためのミシン目34のみが形成されているので、手袋20として使用しない場合には、該ミシン目34に沿って親指、人指し指、中指、薬指、小指の指挿入部2、3、4、5、6を分断することができ、それぞれを1本指の指挿入具として使用することができるが、上記実施形態1乃至4のように、親指、人指し指、中指の3本指用の指挿入具や、薬指、小指の2本指用の指挿入具は得ることはできない。
【0065】
しかしながら、上記のような親指、人指し指、中指、薬指、小指をそれぞれ挿入する1本指用の指挿入具を得ることができるので、本実施形態においても、手袋、又は1本指の指挿入具として、選択的に使用することができ、或いは手袋としての使用後に、1本指の指挿入具として使用できる等の有効利用を図ることができる。
【0066】
手袋本体1の全体が合成樹脂製シートからなる点、手袋本体1が表裏両片1a、1bからなる点、各指挿入部の指先側とは反対側の手袋本体1の基端部側に開口部7が形成されている点、開口部7を除く手袋本体1の周縁部にシール部8が形成されている点等の構成は実施形態1と共通する。
【0067】
また、着用時において開口部7が手首まで至らないように手袋本体1が構成されており、上記実施形態1及び実施形態2に比べて、手袋本体1の縦方向の寸法が短く形成されており、この点で上記実施形態3、4と共通する。
【0068】
(実施形態6)
本実施形態においては、図18に示すように、手袋本体1の縦方向の寸法がさらに短く形成されており、親指、人指し指、中指、薬指、小指の指挿入部2、3、4、5、6の部分以外の、掌を被う手袋本体1の部分が短く形成されている。この点で上記実施形態1乃至5と相違している。
【0069】
本実施形態においては、同図のように、親指、人指し指、中指、薬指、小指の指挿入部2、3、4、5、6の根元部を横切って該親指、人指し指、中指、薬指、小指の指挿入部2、3、4、5、6を分断し得るような位置にミシン目34が形成されており、さらに各指挿入部2、3、4、5、6間の指股部9、10、14、17から開口部7側に至るように、ミシン目35が形成されている。
【0070】
本実施形態においては、各指挿入部2、3、4、5、6の隣り合う指股部を結ぶようにして各指挿入部の根元部を横切るミシン目34、又は指股部9、10、14、17から開口部7側に至るミシン目35のいずれのミシン目を介して手袋本体1を分断することによっても、親指、人指し指、中指、薬指、小指の各指を挿入しうる1本指用の指挿入具を得ることができる。
【0071】
このような1本指用の指挿入具を得る上で、上記のような指股部を結ぶようにして根元部を横切るミシン目34又は開口部7側に至るミシン目35のいずれかが選択的に利用されることとなるが、いずれのミシン目34、35が利用される場合であっても、手袋、又は1本指の指挿入具として、選択的に使用することができ、或いは手袋としての使用後に、1本指の指挿入具として使用できる等の有効利用を図ることができる。
【0072】
手袋本体1の全体が合成樹脂製シートからなる点、手袋本体1が表裏両片1a、1bからなる点、各指挿入部の指先側とは反対側の手袋本体1の基端部側に開口部7が形成されている点、開口部7を除く手袋本体1の周縁部にシール部8が形成されている点等の構成は実施形態1と共通する。
【0073】
(実施形態7)
本実施形態においては、図19に示すように、親指、人指し指、中指、薬指、小指の指挿入部2、3、4、5、6の部分以外の、手袋本体1の掌を被う部分が短く形成されており、また各指挿入部2、3、4、5、6間の指股部9、10、14、17から開口部7側に至るようにミシン目35が形成されている。このような構成において、上記実施形態6と共通する。
【0074】
しかしながら、本実施形態では、各指挿入部2、3、4、5、6の隣り合う指股部を結ぶようにして各指挿入部の根元部を横切って該親指、人指し指、中指、薬指、小指の指挿入部2、3、4、5、6を分断し得るようなミシン目34は形成されておらず、この点で実施形態6と相違している。
【0075】
従って、本実施形態においては、上記実施形態6のように、2箇所のミシン目34、35のいずれかに沿って手袋本体1を分断して1本指用の指挿入具を得るというわけではなく、
指股部9、10、14、17から開口部7側に至るミシン目35を介して手袋本体1を分断することで、1本指用の指挿入具を得ることができるのであるが、手袋、又は1本指の指挿入具として、選択的に使用することができ、或いは手袋としての使用後に、1本指の指挿入具として使用できる等の有効利用を図ることができる点では、上記実施形態6と共通するものである。
【0076】
手袋本体1の全体が合成樹脂製シートからなる点、手袋本体1が表裏両片1a、1bからなる点、各指挿入部の指先側とは反対側の手袋本体1の基端部側に開口部7が形成されている点、開口部7を除く手袋本体1の周縁部にシール部8が形成されている点等の構成は実施形態1と共通する。
【0077】
(実施形態8)
本実施形態においては、図20に示すように、親指を挿入するための指挿入部2と、人指し指、中指、薬指、小指の4本の指を挿入しうる指挿入部36とが形成された構成からなり、このように4本の指を挿入しうる指挿入部36が形成されている点で、上記実施形態1乃至7のいずれの手袋20とも相違している。
【0078】
また本実施形態においては、同図のように、親指の指挿入部2の根元部を横切って該親指の指挿入部2を分断し得るような位置にミシン目34が形成されており、また人指し指、中指、薬指、小指の4本の指を挿入しうる指挿入部36の根元部を横切って該4本の指の指挿入部36を分断し得るような位置にミシン目37が形成されており、さらに、親指の指挿入部2と、4本の指の指挿入部36との間の指股部38から開口部7側に至るように、区画シール部40が形成され、該区画シール部40上にミシン目35が形成されている。
【0079】
本実施形態においては、親指の指挿入部2及び4本指の指挿入部36の根元部を横切るミシン目34、37、又は親指の指挿入部2と、4本の指の指挿入部36との間の指股部38から開口部7側に至るミシン目35のいずれのミシン目を介して手袋本体1を分断することによっても、親指を挿入しうる1本指用の指挿入具と、人指し指、中指、薬指、小指の4本の指を挿入しうる4本指用の指挿入具を得ることができる。
【0080】
このような1本指用の指挿入具、及び4本指用の指挿入具を得る上で、上記のような根元部を横切るミシン目34、37、又は開口部7側に至るミシン目35のいずれかが選択的に利用されることとなるが、いずれのミシン目が利用される場合であっても、手袋、又は指挿入具として選択的に使用することができ、或いは手袋としての使用後に、指挿入具として使用できる等の有効利用を図ることができる。
【0081】
手袋本体1の全体が合成樹脂製シートからなる点、手袋本体1が表裏両片1a、1bからなる点、各指挿入部の指先側とは反対側の手袋本体1の基端部側に開口部7が形成されている点、開口部7を除く手袋本体1の周縁部にシール部8が形成されている点等の構成は実施形態1と共通する。
【0082】
(その他の実施形態)
尚、図21に示すように、手袋本体1の内面側にいわゆるエンボス加工を行って多数の凹凸39を形成することも可能である。この場合には、挿入された指の不用意な抜けが、より確実に防止されることとなる。
【0083】
さらに、上記実施形態では、開口部7の部分を除いて、手袋本体1の輪郭となる部分にシール部8を形成したが、このようなシール部8を形成することは本発明に必須の条件ではない。
【0084】
さらに、上記実施形態では、指挿入部の周縁部から内側に窪んだ窪み部を形成することも可能である。このような窪み部を形成することで、各指の指挿入部内に、それぞれ指が挿入された際、上記窪み部が指への引っ掛かり部分となって、各指の指挿入部から、各指が不用意に抜け出るのが好適に防止されるという好ましい効果が得られる。
【0085】
さらに、上記実施形態では、チューブ状の合成樹脂製の長尺シートを用いて手袋を製造したが、これに限らず、たとえば2枚のシート状の長尺シートを用いて手袋を製造することも可能である。この場合には、チューブ状の長尺シートを用いる場合のように、側縁を切断する工程が不要となる。いずれにしても、手袋を製造する方法や、その製造方法に用いる材料の形態等も限定されるものではない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
手袋本体(1)を分断して指挿入具を形成することができる指挿入具形成用分断線が、手袋本体(1)に形成されていることを特徴とする手袋。
【請求項2】
指挿入具形成用分断線がミシン目である請求項1記載の手袋。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【公開番号】特開2013−79465(P2013−79465A)
【公開日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−220238(P2011−220238)
【出願日】平成23年10月4日(2011.10.4)
【出願人】(000133537)株式会社チャレンジファイブ (13)
【Fターム(参考)】