説明

指掛け靴下

【課題】 手指の不自由な方、手指の力が弱い方や腰痛のある方、お腹が大きな妊婦さん、幼児など、靴下を履くのが困難な方が、一人で履ける靴下を提供する。
【解決手段】 本発明の靴下は上部に指掛け用のリングをつけることで、左右の指一本ずつを入れて引き上げるだけで、手指が不自由な方でも、力が弱い方でも、一人で履くことができるようにした。幼児が靴下を自分で履くための練習用としても有用である。また、付属のテープをリングに通してワッカを作れば、引き上げ位置が高くなり、腰痛の方や妊婦の方でも、腰を屈めずに履くことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、指の力が不自由な方、指の力が弱い方、お腹が大きくて靴下が履きにくい妊婦、まだ自分で靴下が履けない幼児等でも、一人で履ける靴下に関するものである。
【背景技術】
【0002】
高齢化を受けて、高齢者でも履きやすい履き口のゆったりとした靴下が見られるようになってきた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
通常、靴下を履く場合、親指を含めた複数の指を使い、両手で引き上げて履くが、従来の靴下では、マヒやリウマチ等で指が動かしにくい方、指の力が弱い方は、一人で履くことが困難であった。
【0004】
さらに、ぎっくり腰や腰痛の方、お腹が大きな妊婦の方等は、腰を屈めにくく、一人で靴下を履くことが困難であった。
【0005】
また、幼児は手指の力が弱く、まだ指を自由に動かすことができないので、一人で靴下を履けるようになるには訓練が必要である。
【0006】
本発明は上記のような課題を解決し、手指が動かしにくい方、指の力が弱い方、お腹の大きな妊婦の方、腰痛で腰が屈めにくい方、自分でまだ靴下が履けない幼児等でも、一人で履けるようにして自立を支援することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は上記目的を達成するために、指一本でも、力を入れなくても靴下が履けるように、はき口上部の左右に指を入れるためのリングをつけた、履き口のゆったりとした靴下と、そのリングに通してワッカを作り、引き上げ位置を高くするためのテープを付属させたものである。
【発明の効果】
【0008】
上述したように、本発明の靴下は上部左右にリングがあり、そこに左右の指一本ずつを引っ掛けて引き上げるだけで履けるので、マヒやリウマチ等で手指が動かしにくい方、指の力が弱い方、指の機能が衰えたお年寄りでも、自分一人で履くことができ、自立を手助けすることができる。
【0009】
さらに、上記の指掛け用リングに、上述したテープを通してワッカを作れば、引き上げ位置が高くなるので、腰を屈めるのが困難な腰痛の方やぎっくり腰の方、お腹が大きな妊婦の方でも、腰を屈めることなく靴下を履くことができるようになる。
【0010】
また、まだ自分で靴下が履けない幼児でも、指を引っ掛けるだけで靴下が履けるので、靴下を履く練習用として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】 本発明の指一本で履ける靴下の横から見た図と、付属のテープの図である。
【図2】 指掛け用のリングに通してワッカを作り、引き上げ位置を高めるテープを装着した靴下の図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明を実施するための形態を図1〜図2に基づいて説明する。
【0013】
図1においては、1は指を入れるためのリングで、靴下のはき口上部の左右に設けている。リングの形状は指を入れやすいように円形である。
【0014】
2は履き口で、力を入れずに履けるように、ゴムを弱くし、ゆったりとした形状になっている。
【0015】
3はテープの両端を留めてワッカにするためのマジックテープである。
【0016】
図2の4はワッカにしたテープで、片方の靴下あたり、2本を必要とする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
靴下のはき口上部にリングがついていて、そこに手の指を入れて引き上げることで、指一本で履ける靴下。
【請求項2】
ワッカ状になるテープを前記の靴下上部のリングに通すことで、引き上げる位置が上がり、腰を屈めずに履ける請求項1記載の靴下。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2013−83028(P2013−83028A)
【公開日】平成25年5月9日(2013.5.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−235446(P2011−235446)
【出願日】平成23年10月7日(2011.10.7)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.マジックテープ
【出願人】(511260377)
【Fターム(参考)】