説明

振動試験装置

【課題】振動試験装置10における可動部分の質量を低減し、もって要求される加振力を削減することにより、製造及び運転コストを低減する。
【解決手段】2個の垂直振動発生機12を天井スラブ11から吊り下げ、それらの垂直振動発生機12で振動台13を吊り下げて支持する。振動台12を左右および前後から水平方向に加振する水平振動発生機21、22をさらに設ける。被試験物15は振動台13の下面に直接吊り下げて支持することができ、吊り治具が不要である。そのため可動部質量が削減され、振動発生機の加振力を低くすることができる。さらに振動台の下面は被試験物を取り付けることができる広さがあればよく、振動台自体の質量も削減され、一層加振力を低減できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、各種の構造物などの振動試験に用いる振動試験装置、とくに被試験物を吊り下げて支持する多軸型の振動試験装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、振動台の前後左右に振動発生機を配置した水平振動発生機と、振動台の下方に2基の振動発生機を上下に重ねて配置した垂直振動発生機とを備えた多軸型の振動試験装置が開示されている。この振動試験装置はコンパクトに構成することができ、しかも装置全体の横振動および回転振動の振幅が小さいので、正確に振動試験を行うことができる。
【0003】
他方、鉄道車両の床下に取り付けられるインバータなどの機器の振動及び衝撃試験では、図6に示すような、左右2個所に併設した垂直振動発生機(加振機)60で振動台61を支持し、その振動台61上に車体の床を模擬した吊り治具62を左右一対で固定し、その吊り治具62によって被試験物63の両端を吊り下げることにより、実際の使用状態に近い形態にしている。垂直振動発生機60としては、たとえば図7に示すように、上下動を許しながら重量を支持する空気バネ64を内蔵したものが用いられる。空気バネ64は軸受け65によって上下動自在に支持される軸66の下端を支持しており、その軸66に固定されたカップ状の可動体67を電磁コイル68で上下に振動させるようにしている。
【0004】
しかし図6に示す振動試験装置では、振動台61の共振だけでなく、吊り治具62の共振も問題になるため、吊り治具61は振動台61に匹敵する質量が必要になる。さらに振動台61も、吊り治具61を支えるために広い面積が必要になるので、その質量が大きくなる。したがって垂直振動発生機60や水平振動発生機69に要求される加振力が大きくなり、装置全体が大型になる。そのため、装置全体の製造コストおよびランニングコストが高くなる問題がある。
【特許文献1】特開2005−91076号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この発明は、上記従来の装置の問題を解消するためになされたものであって、その目的は、可動部分の質量を低減し、もって要求される加振力を削減することにより、装置の製造コスト及び運転コストを低減することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで請求項1の振動試験装置は、被試験物15を載せる振動台13を垂直方向に加振する垂直振動発生機12を備えた振動試験装置において、上記垂直振動発生機12を振動台13より上方に配置し、振動台13を吊り下げて支持することを特徴としている。
【0007】
請求項2の振動試験装置は、複数個の垂直振動発生機12を備えていることを特徴としている。
【0008】
請求項3の振動試験装置は、上記振動台13を水平方向に加振する水平振動発生機21、22をさらに備え、上記水平振動発生機21、22が、直交する2方向に加振するX方向振動発生機21とY方向振動発生機22を備えていることを特徴としている。
【0009】
請求項4の振動試験装置は、2個以上の垂直振動発生機12を有し、その中間に、振動台13を吊り下げて垂直方向に加振し、振動台13の曲げ運転を制御する中間振動発生機51をさらに備えていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0010】
請求項1の振動試験装置によれば、被試験物15を振動台13の下面に直接、あるいはアダプタプレート14等を介して吊り持ち支持させることができるので、吊り治具62が不要である。そのため、可動部質量が削減され、振動発生機12の加振力を低くすることができる。さらに振動台13は上面側で吊り持ち支持されるので、下面は被試験物15を取り付けることができる広さがあればよい。そのため、振動台13自体の質量も削減され、一層加振力を低減できる。したがって垂直振動発生機12を吊り下げて支持する支持構造物11を要するものの、装置全体のコストが低減する。さらに加振力が削減できることから、電力などの運転コストが大幅に低減でき、省エネルギが達成でき、環境保護に資する。
【0011】
請求項2の振動試験装置によれば、1個当たりの垂直振動発生機12を小型化できるので、その製造が容易となる。
【0012】
請求項3の振動試験装置によれば、上記振動台13を水平方向に加振する水平振動発生機21、22を備え、さらにこの水平振動発生機21、22が直交する2方向に加振するX方向振動発生機21とY方向振動発生機22を備えているので、多様な振動試験を行うことができる。そして水平振動発生機21、22の加振力も低くてよいので、一層、製造コストおよび運転コストが低減できる。なお、本発明の振動試験装置は垂直振動発生機12が振動台の上面に移動しただけで、前後左右は従来のものと同様であり、したがって水平振動発生機21、22を設けることに問題はない。さらに水平振動発生機21、22は吊り下げる必要がないので、垂直振動発生機12を支持する構造物11の負担はとくに増大しない。
【0013】
請求項4の振動試験装置によれば、上記左右2個の垂直振動発生機12の中間に、振動台13の中心近辺を吊り下げて垂直方向に加振する中間振動発生機51をさらに備えているので、振動台12の支持スパンが約1/2となる。それにより、共振振動数が高くなり、試験の上限振動数を高くすることができる。逆にいえば、上限振動数が同じであれば、振動台13などの剛性を低くでき、コストダウンにつながる。さらに垂直振動発生機の数を増加することにより、1基当たりの加振力を低減でき、装置をコンパクトにすることができる。なお、本発明の振動試験装置50では、被試験物15を振動台13の下面に吊し下げ、垂直振動発生機12を振動台の上面側に設けるので、両者の中間にスペースができ、そのスペースに中間垂直振動発生機51を設けることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
次に、この発明の振動試験装置の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は振動試験装置を概略的に示す正面図であり、図2はその振動試験装置の概略平面図、図3はその振動試験機に採用している下向き用加振機の断面図である。図1の振動試験装置10は、天井スラブ11に下向きに設置した2基の垂直振動発生機12と、それらの垂直振動発生機12によって吊り下げ支持される振動台13とを備えている。振動台13の下面には、アダプタプレート14を介して被試験物15が固定されている。それぞれの垂直振動発生機12の軸16と振動台13とは、連結リンク17によって、水平方向の振動を許すように連結されている。
【0015】
さらにこの振動試験装置10では、床面20に互いに向かい合うように横向きに設置した2基の水平振動発生機21を備えており、それらの水平振動発生機21は上下の振動を許すように連結リンク17を介して上記の振動台13の左右端に連結されている。さらに図2に示すように、振動台13の前後端には、互いに向かうように床面20に設置された前後方向の水平振動発生機22が連結リンク17を介して連結されている。前後方向の水平振動発生機22は、前に2機、後に2基、垂直振動発生機12の加振点Fを通る前後の軸線に沿って設けているが、中心部を通る前後の軸線に沿って1基ずつ設けてもよい。なお、図1の符号23は床面20に設けたピットである。上記振動試験装置10は、これらの構成により、直交するX軸、Y軸およびZ軸の各軸方向の運動、並びにそれらの各軸回りの回転運動を再現することができる、いわゆる6軸振動試験装置を構成している。
【0016】
上記の垂直振動発生機12は、天井スラブ11に形成した貫通孔25を貫通し、外周に突設したブラケット26によって天井スラブ11の上面に設置固定されている。この垂直振動発生機12としては、たとえば図3に示すように、円板状のベース30と、そのベース30の下面に同心状に、かつ、互いに隙間(溝)31をあけて取り付けられる内筒32および外筒33と、内筒32に形成した中心孔34に摺動自在に挿入される前述の軸16と、その軸16に取り付けられるカップ状の可動体35とを備えている下向き用加振機が採用される。可動体35は円板状の底板36と、その周囲近辺から立ち上がる円筒状の周壁37とから成り、周壁37は上記の内筒32と外筒33の隙間31の挿入されている。周壁37には永久磁石38が内装され、外筒33の内面に設けた電磁コイル39と共働して可動体35および軸16に上下の振動を与える。
【0017】
上記外筒33の下端外周には、有底筒状のケース40が取り付けられており、ケース40の底板41に形成した開口42に前記軸16が貫通し、下向きに突出している。上記ケース40の底板41と可動体35の底板36との間には、複数個の空気バネ43が介装されており、可動体35および軸16を上向きに付勢している。それにより軸16の下端に連結した振動台(図1の符号13)や被試験物(図1の符号15)の重量を、上下の振動を許しながら支えることができる。空気バネ43としては、ベローズ型の公知のものを採用することができる。空気バネ43に代えて、圧縮コイルスプリングなどの付勢手段を採用することもできる。空気バネ43の個数は、とくに制限はないが、2〜8個程度、とくに4〜6個程度である。
【0018】
上記軸16は、可動体35との結合部近辺で上下に分離可能であり、上部分は内筒32の中心孔34に取り付けた軸受け44によって軸方向摺動自在に支持している。さらに上部分の上端は、第2空気バネ45の下端に連結しており、その第2空気バネ45の上端は、ベース30の上面に設けた上部カバー46に固定している。第2空気バネ45は、内筒32に上面側からベース30にかけて形成した空所47内に収容している。第2空気バネ45は、軸16を下向きに付勢するものであり、軸16に伝わる振動を抑制することができる。
【0019】
なお、図3の上下を逆にして図7と比較すれば分かるように、この下向き用加振機は、図7の空気バネ内蔵型の上向きの加振機(原型加振機)とは可動体35の形状と、ケース40と可動体35の間の空気バネ43が追加されている点が異なるだけである。したがって製造コストを低減でき、信頼性が高い。さらに空気バネ43を、6〜8個程度と多くすることができるので、支持可能な荷重は高い。また、図3の下向き用の加振機を、上向き用あるいは横向き用の加振機として使用することも可能である。いわば重力方向に関わらず、荷重を支えることができる他用途型といえる。下向き用として使用する場合は、外筒33にブラケット(図1の符号26)を設ける。
【0020】
図1の水平振動発生機21、22は、図3の下向き用加振機の外筒33の両側に支持ブラケット48を設けたものを採用することができる。ただし互いに向き合う2基の水平振動発生機21、22を向き合わせて使用するものであり、荷重の支持力も大きくなくてよい。そのため、図7の従来型の加振機を採用することもできる。
【0021】
上記振動台13は、上面に連結リンク17との連結部49が突設されていること、下面に被試験物15あるいはアダプタプレート14を取り付けるねじ穴等が形成されている点を除けば従来の振動台13と同一のものを採用することができる。ただし図6の振動試験装置の場合に比して、軽量のものを使用できる。上記アダプタプレート14は、振動台13に形成されているねじ穴と、被試験物15のフランジ部などに設けられる吊り下げ用のボルト穴とを適合させるものであり、両者に対応するボルト穴およびねじ穴を備えている。なお、振動台13の下面にT溝を形成してもよい。
【0022】
上記のように構成される振動試験装置10は、被試験物15を振動台13の下面に直接、あるいはアダプタプレート13を介して吊り持ち支持させることができるので、吊り治具(図6の符号62)が不要である。そのため、可動部質量が削減され、振動発生機12、21、22の加振力を低くすることができる。さらに振動台13は上面側で吊り持ち支持されるので、下面は被試験物を取り付けることができる広さがあればよい。そのため、振動台13自体の質量も削減され、一層加振力を低減できる。したがって装置全体の製造コストが低減できる。さらに加振力が削減できることから、電力などの運転コストが大幅に低減できる。
【0023】
また、振動台13の支持スパンが短くなり、振動台13の長さ(図1の左右方向の長さ)も短くすることができる。それにより、振動台13を薄くすることができる。すなわち、図1に示すような振動試験装置10では、振動台13の一次モードの共振振動数を超える周波数で振動試験を行うことは困難であることが知られている。よってこれらの装置の使用上限周波数は、振動台13の1次共振振動数によって制約を受ける。したがって固有振動が同一の条件で振動台13の長さを短くできるとすると、振動台13の厚さを薄くすることができる。これにより、振動台13の質量をさらに軽量化することが可能になる。
【0024】
この特徴を簡単に説明するために、図1に示す振動台13を1次元の梁と考えて説明する。この場合、両端自由の梁の固有振動数はつぎの式で計算される。
fn=C√(E・I/ρ・A・l )・・・(1)
ただし、fn:固有振動数、C:モード係数(3.561)、E:縦弾性係数、
I:断面2次モーメント、A:断面積、l:梁の長さ、ρ:梁の密度
【0025】
そして、A=b・h、I=b・h/12より、前記式(1)は、
fn=C√(E・h/ρ・l )・・・(2)
となる。
【0026】
この式(2)によれば、例えば、図1の振動台13の長さlと図6の振動台61の長さlの比率がl:l=0.75:1と仮定すると、図1の振動台13と図6の振動台の固有振動数fnが同一とする梁の高さh、hの比率は、h:h=0.75:1となる。したがって梁の重量Wの比率はW:W=0.75:1となる。すなわち、図1の振動試験装置10を採用することで25%短い振動台13を実現すると、振動台13の執拗を58%低減することができる。よって必要な周波数範囲と加速度を実現するために、本発明は従来の手法(図6)に対して、より小さい加振力でよいことが分かる。
【0027】
次に、この発明の振動試験装置の他の実施の形態について、図4及び図5を参照しつつ詳細に説明する。図4は振動試験装置の概略正面図であり、図5aおよび図5bはそれぞれ単純支持梁の1次共振モードおよび2次共振モードを示す撓み曲線である。この振動試験装置50は、図1の振動試験装置10における左右2個の垂直振動発生機12、12の中間で、Z軸方向(上下方向)の共振の正の腹及び負の腹に相当する位置に、中間垂直振動発生機51を配置したものである。すなわち、振動台13の1次共振の正の腹に相当する個所に中間垂直振動発生機51を設け、負の腹に相当する個所にそれぞれ両端の垂直振動発生機12、12を配置した。なお、図1の振動試験装置10では、被試験物15が振動台13の反対側(下面側)に取り付けられているので、垂直振動発生機12、12の中間にスペースができ、そのスペースを有効に利用して中間垂直振動発生機51を設けることができる。
【0028】
このような中間振動発生機51を設けた振動試験装置50では、振動台13の2次モードの共振振動数までの振動試験が可能となり、図1の振動試験装置10では困難であった振動台13の1次共振モードの共振振動周波数を超える振動試験が可能となる。そして図1と図4の装置の性能を同一とした場合、2次共振振動数まで使用できる図4の装置50は、図1の装置に比べて振動台13をさらに薄くすることができる。これにより、振動台13の質量をさらに軽量化することができる。
【0029】
すなわち、
fn1=C√(E・h/ρ・l )・・・式(2)
fm2 =2.8C√(E・h/ρ・l )・・・式(3)
ただしfn1:図1の1次モード固有振動数、fm2:図4の2次モード固有振動数、h:図1の梁の高さ、h:図4の梁の高さ
【0030】
そして式(2)=式(3)から、h=2.8hとなり、図4の梁の重量Wと図1の梁の重量Wの比率は、W/W=0.36となる。これにより図4の中間垂直振動発生機51を設けた振動試験装置50では、図1の振動試験装置10の振動台13に比べて質量を44%の低減することができる。そして図4の振動試験装置50は、図6の下から支える従来の振動試験装置に対し、約15%の質量の振動台13で同一の性能を実現することができる。
【0031】
以上にこの発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、図4の装置では垂直振動発生機12、51を3基設けているが、4基あるいは5基以上設けることもでき、2列以上で設けることもできる。また、単純な試験では、左右方向の水平振動発生機21あるいは前後方向の水平振動発生機22のいずれか一方、あるいは両方を省略することもでき、増加することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】この発明の実施の形態における振動試験装置の概略正面図である。
【図2】その振動試験装置の概略平面図である。
【図3】その振動試験機に採用している下向き用加振機の断面図である。
【図4】この発明の実施の形態における振動試験装置の概略正面図である。
【図5】図5aおよび図5bはそれぞれ単純支持梁の1次共振モードおよび2次共振モードを示す撓み曲線である。
【図6】従来例の振動試験装置の概略正面図である。
【図7】従来例の加振機の断面図である。
【符号の説明】
【0033】
10 振動試験装置
11 天井スラブ
12 垂直振動発生機
13 振動台
14 アダプタプレート
15 被試験物
16 軸
17 連結リンク
20 床面
21 水平振動発生機(左右)
22 水平振動発生機(前後)
23 ピット
25 貫通孔
26 ブラケット
30 ベース
31 隙間
32 内筒
33 外筒
34 中心孔
35 可動体
36 底板
37 周壁
38 永久磁石
39 電磁コイル
40 ケース
41 底板
42 開口
43 空気バネ
44 軸受け
45 第2空気バネ
46 上部カバー
47 空所
48 支持ブラケット
49 連結部
50 振動試験装置
51 中間垂直振動発生機

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被試験物(15)を載せる振動台(13)を垂直方向に加振する垂直振動発生機(12)を備えた振動試験装置において、上記垂直振動発生機(12)を振動台(13)より上方に配置し、振動台(13)を吊り下げて支持することを特徴とする振動試験装置。
【請求項2】
複数個の垂直振動発生機(12)を備えている請求項1記載の振動試験装置。
【請求項3】
上記振動台(13)を水平方向に加振する水平振動発生機(21)(22)をさらに備え、上記水平振動発生機(21)(22)が、直交する2方向に加振するX方向振動発生機(21)とY方向振動発生機(22)とを備えている請求項1又は請求項2記載の振動試験装置。
【請求項4】
2個以上の垂直振動発生機(12)を有し、その中間に、振動台(13)を吊り下げて垂直方向に加振し、振動台(13)の曲げ運動を制御する中間振動発生機(51)をさらに備えている請求項2又は請求項3記載の振動試験装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−82936(P2008−82936A)
【公開日】平成20年4月10日(2008.4.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−264660(P2006−264660)
【出願日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【出願人】(000100676)IMV株式会社 (17)