説明

振子式レベル検出装置

【課題】 回転式ではなく振子式として、簡素化した構成により故障発生の低減を図りながらも、被測定物の羽根への衝突による損傷が抑制され、誤作動の少ない振子式レベル検出装置を提供する。
【解決手段】 揺動中心の回りに揺動する羽根11と、羽根11を180°未満の揺動角度θで揺動させる駆動機14と、羽根11の揺動角度θが所定値以下となったことを検知して羽根11に接触する被測定物3のレベルを検出するレベル検出回路32とを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主として、タンクやホッパーなどの容器内に投入されるセメントや小麦粉のような粉体または樹脂ペレットのような粒体が所定の検出レベルに達したのを検出する用途に好適に用いることができる振子式レベル検出装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、前記粉体または粒体の容器内でレベルを検出するレベル検出装置として、羽根を容器内で一方向に低速回転させる回転式のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この回転式レベル検出装置は、容器内に投入される粉体または粒体などの被測定物が所定の検出レベルに達したときに、その被測定物が、回転軸(スピンドル)に固定された羽根の回転の障害物となってモータの回転に対して大きな負荷となり、その負荷が所定値を越えたときに、回転軸の回転停止を検知することにより、被測定物が所定の検出レベルにまで到達したことを検出するようになっている。
【特許文献1】特願2000−131940号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、前記回転式レベル検出装置には、以下のような改善すべき種々の課題がある。すなわち、羽根は、毎分1〜4回転程度の低速回転数で常時回転駆動されるので、1回転当たり2回の割合で水平となる過度状態が生じるが、この水平状態となったときに、容器内に投入される被測定物が大量に衝突したり、山形に積み上がったりした場合には、回転軸が大きな曲げ荷重を受けて損傷したり、モータの回転を回転軸に伝達する減速機構のギヤが破損したり、前記減速機構を介してモータに過負荷がかかってモータの駆動コイルが損傷を受けたり、あるいは一時的に羽根が回転停止して検出レベルの検出信号が誤出力されたりする場合がある。また、投入された被測定物の衝突によって羽根に衝撃的な負荷がかかったときに、機械式クラッチと回転軸との間に滑りが生じ、これに起因してチャタリングが発生してクラッチを傷めることがある。
【0004】
さらに、前記回転式レベル検出装置は、羽根を毎分1〜4回転程度の低速回転数で回転駆動するために、比較的多くのギヤを噛み合わせた減速機構を設ける必要があるので、モータと減速機構の存在によって構造が複雑化および大型化するとともに、構成の複雑化に伴って故障が発生し易い。また、前記回転式レベル検出装置は、回転軸を容器の壁に貫通させて、回転軸の先端に取り付けた羽根を容器内に突出させる形態で設けられるが、回転軸と容器の壁の貫通孔との間に設けた軸シール部材のシール力を高めると、モータとして一般に小型のものが用いられることから、軸シール部材の摩擦力により回転軸がスムーズに回転しなくなるので、前記シール力を高めるのに限度がある。そのため、容器内部が加圧されたときには、容器内の粉塵やガスなどが軸シール部材を通過してレベル検出装置のケース内部に侵入し、減速機構や回路基板などを傷めることもある。
【0005】
本発明は前記従来の課題に鑑みてなされたもので、回転式ではなく振子式として、簡素化した構成により故障発生の低減を図りながらも、被測定物の羽根への衝突による損傷が抑制され、誤作動の少ない振子式レベル検出装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明に係る振子式レベル検出装置は、揺動中心の回りに揺動する羽根と、前記羽根を180°未満の揺動角度で揺動させる駆動機と、前記羽根の揺動角度が所定値以下となったことを検知して羽根に接触する被測定物のレベルを検出するレベル検出回路とを備えている。
【0007】
この振子式レベル検出装置では、揺動中心回りに揺動する羽根を、被測定物の容器などへの投入方向の下流側を向く配置、例えば被測定物を容器内に落下するように投入する場合に揺動中心を水平方向に向けて羽根を下向きとする配置で取り付けることにより、つまり、鉛直下向きを中心位置として左右に各90°未満の角度範囲で羽根を揺動させることにより、羽根が水平位置となるのを避けられるので、容器に投入される被測定物が羽根に当たっても、この被測定物が羽根に沿って滑り落ちる。特に、羽根は、水平位置、つまり被測定物の投入方向に対し直交する状態となることがないことから、投入された被測定物が羽根に対し大きな衝撃力を与えないので、羽根が大きな負荷を受けて損傷したり、羽根の揺動動作が一時的に停止して検出レベルの検出信号が誤出力されるのを防止できる。
【0008】
本発明の好ましい実施形態では、前記羽根が、その一端部に前記揺動中心を有している。この構成によれば、羽根は、例えば下向き配置で取り付ける場合に上端を揺動中心とする吊り下げ状態で設けられるので、中間部に揺動中心を有する場合のように揺動中心の両側に被測定物が衝突して互いに逆方向への回動力を受けるといったことが生じない。そのため、羽根の振動が生じない。
【0009】
本発明の他の好ましい実施形態では、前記駆動機が、磁極体と、前記磁極体との間で磁気力による相対的な揺動運動を発生させる電磁コイルとを有している。この構成によれば、駆動機は、電磁コイルに通電することにより発生する磁界と磁極体との間の磁気的な吸引力および反発力による相対的な揺動運動により羽根を揺動させるので、従来のレベル検出装置が有しているモータおよび比較的多数のギヤを噛み合わせてなる減速機構などを設ける場合に比較して、構造が格段に簡素化され、それに伴って故障の確率が低くなる。
【0010】
上記実施形態において、前記揺動中心に位置して回動する回転軸を有し、前記回転軸はケースに回動自在に支持され、前記回転軸における前記ケースから外方に突出した外方部に前記羽根が固定され、前記回転軸における前記ケースの内方に位置する内端部に前記磁極体が固定されている構成とすることが好ましい。この構成によれば、回転軸の外方部に羽根を、かつ回転軸の内端部に磁極体をそれぞれ固定して揺動部が構成され、この揺動部の磁極体と電磁コイルとは、電気的に絶縁(アイソレーション)され、かつ、機械的に非連結状態であるから、仮に被測定物の衝突によって羽根に大きな負荷がかかった場合であっても、電磁コイルが損傷を受けることがない。しかも、モータの回転を減速機構を介して回転軸に伝達する従来のレベル検出装置が有している機械的クラッチが不要となるから、クラッチでの滑りに起因するチャタリング音が生じることもない。
【0011】
上記実施形態において、前記ケース内に前記電磁コイルが配置され、前記磁極体と前記電磁コイルとの間に、前記ケース内の空間を仕切る隔壁が設けられている構成とすることができる。この構成によれば、駆動機が、電気的に絶縁され、かつ機械的に非連結の磁極体と電磁コイルとにより構成されているから、この磁極体と電磁コイルとの間に非磁性体の隔壁を設けることが可能であり、ケースの内部における磁極体や回転軸などの揺動部の収納空間を、電磁コイルの収納空間に対し前記隔壁で遮断することにより、揺動部の収納空間は、容器内の圧力の影響を受け難くなる。そのため、被測定物を充填する容器内部が加圧された状態となっても、その容器内の粉塵やガスなどがケースにおける電磁コイルの収納空間に侵入することが殆どなくなる。
【0012】
本発明の他の好ましい実施形態では、揺動動作の累積時間もしくは累積回数または前記レベルの検出回数を記憶するメモリと、これらを表示する表示器とを備えている。この構成によれば、メモリに記憶したデータを表示器に表示させることにより、レベル検出装置のそれまでの駆動履歴を詳細に知ることができるから、例えば、メンテナンスなどに際して、メモリに記憶したデータを参照することにより、保守や点検を的確に行うことができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明の振子式レベル検出装置によれば、被測定物のレベル検出用の羽根を、揺動中心回りに揺動する状態に設けて、180°未満の揺動角度で揺動させるので、容器内に投入される被測定物の衝突によって羽根が損傷することが少なく、また、羽根や回転軸を含む揺動部の駆動源として、電気的に絶縁され、かつ機械的に非連結の磁極体と電磁コイルとからなる駆動機を用いたことにより、構成が大幅に簡素化されて故障発生の頻度が低くなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る振子式レベル検出装置を示し、(a)は切断右側面図、(b)は正面図である。この振子式レベル検出装置1は、タンク(容器)2の壁、この例では側壁2aの外面に取り付けられて、タンク2内に投入して貯留される粉体または粒体の被測定物3の所定の検出レベルを検出するものである。装置1の外装体であるケース4は、円筒状のケース本体7の後部開口がケース蓋8により閉塞されており、ケース本体7の前面から円筒状に突出した取付部7aの外面に径方向外方へ突出する環状の取付フランジ部7bが一体形成により設けられているとともに、この取付フランジ部7bから先端部までの外面に、雄ねじ7cが形成されている。前記ケース4は、取付部7aをタンク2の側壁2aの取付孔2bに外側から挿入して取付フランジ部7bを側壁2aの外面に当接した状態で、固定ナット部材12をタンク2の内部から雄ねじ7cに螺合して締結することにより、側壁2aに取り付けられる。なお、前記振子式レベル検出装置1は同じ要領でタンク2の上壁に取り付けることもできる。
【0015】
前記ケース本体7の取付部7aの内周面には、これの内部を同心状の配置で貫通した回転軸9が、軸受10を介して回転自在に支持されており、この回転軸9における取付部7aから前側(図の左側)外方に突出した外方部には、矩形の平板状の羽根11が、その一端部を固定されてタンク2内部で吊り下げ状態に支持されている。この羽根11は、揺動中心となる回転軸9の軸心90の回りに所定の揺動角度θで揺動するようになっている。前記揺動角度θは、この実施形態において、鉛直下方向の位置から左右にそれぞれ30°の合計60°に設定されている。前記回転軸9と取付部7aの内周面との間は、オイルシール部材13でシールされている。
【0016】
前記回転軸9におけるケース4の内方に位置する内端部には磁性体である鉄製の回転円板17が固着され、回転軸心90の回りに回転自在に設けられた回転円板17の後面(図の右面)には、永久磁石からなる磁極体群18が固着されている。図2に示すように、前記磁極体群18はこの実施形態において8つの磁極体18A〜18Hからなる。これら8つの第1ないし第8磁極体18A〜18Hは、軸方向端面のN極とS極とが交互となる配置で、回転円板17の周縁に沿った回転軸9と同心の同一円上に等間隔に並べて固定されている。これら磁極体18A〜18Hおよび回転円板17は、後述する駆動機14における回転子25を構成している。この回転子25の回転は、回転円板17の鉛直下方位置に設けられた第1位置検出センサ23Aおよび鉛直下方位置に対し左側に30°の間隔で設けられた第2位置検出センサ23Bにより検出される。この両位置検出センサ23A,23Bは、各磁極体18A〜18HのうちのSの磁極の近接を検出してオンする近接スイッチ(磁気感応スイッチ)からなり、図1に示すように、ケース本体7の内周面に固定されている。なお、図2の矢印Fは、羽根11の向きを示している。
【0017】
図1の磁極体群18の後方側(図1の右方側)には、ベークライトのような絶縁板19を介して鉄製の固定円板20の前面(図1の左面)に固着された電磁コイル群21が、磁性体群18との間に軸方向の間隔を存して相対向する配置で固定的に設けられている。図3に示すように、前記電磁コイル群21はこの実施形態において6つの第1ないし第6の電磁コイル21A〜21Fからなる。これら6つの第1ないし第6の電磁コイル21A〜21Fは、各磁極体18A〜18Hの配設円と同心の同一円上に等間隔に並べて固定されているとともに、3つの給電用接続端子22A〜22Cに後述する接続状態に接続されている。この各電磁コイル21A〜21Fは、鉄製の固定円板20をヨークとして磁気回路を構成しており、各接続端子22A〜22Cを介し選択的に所定方向に通電されることにより磁界を発生して、各磁極体18A〜18Hとの間に吸引力および反発力による駆動力を生じさせることにより、回転円板17および回転軸9を介して羽根11を所定の揺動角度θの範囲内で揺動させる。したがって、羽根11を揺動させる駆動機14は、各磁極体18A〜18Hおよび回転円板17からなる回転子25と、電磁コイル群21および固定円板20からなる固定子26とにより構成されている。
【0018】
ケース本体7の後端開口部の近傍箇所には、前記駆動機14における各電磁コイル21A〜21Fの駆動制御回路が構成された回路基板24が取付ねじ27により着脱自在に取り付けられており、この回路基板24は、ケース本体7の巻線通過孔7aに貫通されたリード線(図示せず)により外部回路に接続されている。前記固定子26の固定円板20は、回路基板24に植設された複数本の取付柱28によって回路基板24に所定の間隔を存して平行に相対向する配置で取り付けられている。駆動機14の磁極体群18と電磁コイル群21との間には、ケース4内部を二つの空間に気密に仕切る隔壁29がケース本体7に固定して設けられている。この隔壁29はステンレスのような非磁性体の平板からなる。
【0019】
前記電磁コイル群21は、図4に示す駆動制御回路により通電制御される。駆動制御回路は図1の回路基板24に設けられたものである。図4の各電磁コイル21A〜21Fは、各2つを一組として接続した3つの直列回路をY状の組み合わせ配置で接続されており、前記3つの直列回路の各一端が図3で示した3つの接続端子22A〜22Cにそれぞれ接続されている。各電磁コイル21A〜21Fは、3つの直列回路の各他端の接続点Cに向かう正方向Pに電流が流れるように通電されたときに、磁極体18A〜18Hに対向するコイル前面が、N極に励磁され、接続点Cから遠ざかる負方向Nに電流が流れるように通電されたときにS極に励磁される。
【0020】
制御部30は、1チップマイクロコンピュータを有して、前記駆動制御回路の全体を制御するものであり、前記2つの位置検出センサ23A,23Bからの入力信号と内蔵のタイマ回路部からの計時信号とに基づき、ドライブ回路31に対し制御信号を出力する。ドライブ回路31は、制御信号を受けたときに、6つのスイッチングトランジスタQ1〜Q6のうちの2つを選択的にオンさせるパルス信号を出力する。すなわち、各スイッチングトランジスタQ1〜Q6は、3つの接続端子22A〜22Cのうちから選択された2つの間に所定方向に向け直流電源+Bから直流電流を流すように選択的にオンされる。これについての詳細は後述する。
【0021】
また、制御部30は、2つの位置検出センサ23A,23Bからの入力信号と内蔵のタイマ回路部からの計時信号とに基づいて羽根11が所定の揺動角度θで揺動しているか否かを判別して、その判別結果に基づき、リレーからなるレベル検出回路32をオン駆動またはオフ駆動のいずれかに切換制御する。すなわち、レベル検出回路32は、制御部30からの制御信号を受けて、羽根11が所定の揺動を行っているときにオフ駆動してローレベル信号Lを出力し、かつ、羽根11の揺動角度θが所定値以下となったときにハイ駆動してハイレベル信号Hを出力するように切換制御される。
【0022】
さらに、制御部30は、羽根11の揺動動作の累積時間もしくは累積回数または被測定物3の検出レベルの検出により前記レベル検出回路32からハイレベル信号Hを出力させた検出回数などのデータをメモリ33に記憶させ、かつ、表示器34に一時的に表示させるとともに、作業員などの外部操作によって表示指令信号が入力したときに、メモリ32からデータを読み出して表示器34に表示させる。表示器34は図1(a)の回路基板24に取り付けられており、ケース蓋8をケース本体7から取り外して目視する。ケース8の表示器34に対向する部分に窓を設けて、ケース蓋8をケース本体7に取り付けたまま、外部から表示器34を目視できるようにしてもよい。
【0023】
つぎに、前記振子式レベル検出装置の動作について、図5のフローチャートおよび電磁コイル群21の正面図である図6を参照しながら説明する。先ず、図4の制御部30は、第2接続端子22Bから第3接続端子22Cに向け電流を流す制御信号をドライブ回路31に対し出力し、この制御信号を受けたドライブ回路31が第2および第6スイッチングトランジスタQ2,Q6を共にオンさせる駆動信号(パルス信号)を出力し、第2接続端子22Bから第3接続端子22Cに向け電流を流す(ステップS1)。これにより、第3および第6電磁コイル21C,21Fは、正方向Pの電流が流れてN極に励磁され、かつ、第2および第5電磁コイル21B,21Eは、逆方向Nの電流が流れてS極に励磁される。
【0024】
図6において、各電磁コイル21A〜21Fのうちの正方向Pに電流が流れたものは、横平行線によってN極に励磁されたことを図示し、かつ、逆方向Nに電流が流れたものは、縦平行線によってS極に励磁されたことを図示しており、また、各磁極体18A〜18Hの磁極は、電磁コイル21A〜21Fの磁極と明確に区別するために、丸内に図示してある。上述のように第2接続端子22Bから第3接続端子22Cに向け電流が流れることにより、回転円板17は、左右いずれかの方向から図6(a)の図示位置に向け回転される。すなわち、磁極体群18を支持する回転円板17は、S極の第4および第8磁極体18D,18HがN極に励磁された第3および第6電磁コイル21C,21Fに吸引されて近接し、かつ、N極の第3および第7磁極体18C,18GがS極に励磁された第2および第5電磁コイル21B,21Eに吸引されて近接する向きに回転される。
【0025】
ここで、制御部30は、ドライブ回路31に対し制御信号を出力した時点から所定時間の計時を内蔵のタイマ回路部で開始したのち、第1および第2位置検出センサ23A,23Bが共にオフ状態になったか否かの判別(ステップS2)を、所定時間が経過したと判別(ステップS3)するまで行う。回転円板17が図6(a)の図示位置まで回転したときには、第1および第2位置検出センサ23A,23BにN極の第7および第1磁極体18G,18Aが対向するので、S極を検知する両センサ23A,23Bが共にオフし、このとき、羽根11は鉛直下方向の向きFとなる。制御部30は、両センサ23A,23Bが共にオフしたと判別したときに、ドライブ回路31に対しスイッチングトランジスタQ2,Q6への駆動信号の出力を停止させる制御信号を出力して、各電磁コイル21B,21C,21E,21Fへの通電を停止させる(ステップS4)。これにより、各電磁コイル21C,21B,21C,21Eへの通電時間は、極めて短時間、例えば200msec程度に制限されて、節電が図られる。この通電の停止時間は、例えば0.5〜1sec程度に設定されている。
【0026】
つぎに、前記通電の停止時間が経過したときに、制御部30は、第1接続端子22Aから第2接続端子22Bに向け電流を流す制御信号をドライブ回路31に対し出力し、この制御信号を受けたドライブ回路31が第1および第5スイッチングトランジスタQ1,Q5を共にオンさせる駆動信号を出力し、第1接続端子22Aから第2接続端子22Bに向け電流を流す(ステップS5)。これにより、図6(b)に示すように、第1および第4電磁コイル21A,21Dは、正方向Pの電流が流れてN極に励磁され、かつ、第3および第6電磁コイル21C,21Fは、逆方向Nの電流が流れてS極に励磁される。
【0027】
そのため、S極の第4および第8磁極体18D,18Hには、それぞれ対向する第3および第6電磁コイル21C,21Fが同極のS極に励磁されたことによって反発力が発生するとともに、N極の第1および第5磁極体18A,18Eは、近接する第1および第4電磁コイル21A,21DがN極に励磁されたことによって回転円板17を右回りに回転させる方向に反発力を受ける。これにより、羽根11は、右回りに回転する回転円板17を介して右方に向け揺動される。
【0028】
制御部30は、ドライブ回路31に対し制御信号を出力した時点から所定時間の計時をタイマ回路部で開始したのち、第1位置検出センサ23Aがオンしたか否かの判別(ステップS6)を、所定時間が経過したと判別(ステップS7)するまで行う。回転円板17が図6(c)の図示位置まで回転したときには、第1位置検出センサ23Aが、S極の第8磁極体18Hが対向したのを検出してオンする。このとき、羽根11は、鉛直下方向に対し右側に所定角度θ1だけ揺動した向きFとなり、前記所定角度θ1は、この実施形態において、両センサ23A,23Bの配設位置によって30°に設定されている。制御部30は、第1位置検出センサ23Aがオンしたと判別したときに、ドライブ回路31に対しスイッチングトランジスタQ1,Q5への駆動信号の出力を停止させる制御信号を出力して、各電磁コイル21A,21C,21D,21Fへの通電を停止させる(ステップS8)。
【0029】
前記通電停止の設定時間が経過したときに、制御部30は、第2接続端子22Bから第3接続端子22Cに向け電流を流す制御信号をドライブ回路31に対し出力して、第2および第6スイッチングトランジスタQ2,Q6を共にオンさせることにより、第2接続端子22Bから第3接続端子22Cに向け電流を流す(ステップS9)。したがって、図6(d)に示すように、第3および第6電磁コイル21C,21Fは、正方向に電流が流れてN極に励磁され、かつ、第2および第5電磁コイル21B,21Eは、逆方向に電流が流れてS極に励磁されるため、N極の第1および第5磁極体18A,18Eには、それぞれ対向する同極の第6および第3電磁コイル21F,21Cに対し反発力が発生するとともに、S極の第4および第8磁極体18D,18Hは、近接する同極の第2および第5電磁コイル21B,21Eにより回転円板17を左回りに回転させる方向に反発力を受ける。これにより、羽根11は、左回りに回転する回転円板17を介して左方に揺動される。
【0030】
制御部30は、前記制御信号を出力したのち、第1および第2位置検出センサ23A,23Bが共にオフしたか否かの判別(ステップS10)を、所定時間が経過したと判別(ステップS11)するまで行う。回転円板17が左回りに回転して羽根11の向きFが鉛直下方向となる位置まで達したときには、図6(a)の図示状態と同一となり、S極の第4および第8磁極体18D,18HがN極に励磁された第3および第6電磁コイル21C,21Fに吸引されて対向し、かつ、N極の第3および第7磁極体18C,18GがS極に励磁された第2および第5電磁コイル21B,21Eに吸引されて対向する。
【0031】
このとき、制御部30は、第1および第2位置検出センサ23A,23Bが共にN極の第7および第1磁極体18G,18Aが対向することによって共にオフしたのを判別し、ドライブ回路31に対しスイッチングトランジスタQ2,Q6への駆動信号の出力を停止させる制御信号を出力して、各電磁コイル21B,21C,21G,21Fへの通電を停止する(ステップS12)。
【0032】
続いて、制御部30は、第3接続端子22Cから第1接続端子22Aに向け電流を流す制御信号をドライブ回路31に対し出力して、第3および第4スイッチングトランジスタQ3,Q4を共にオンさせることにより、第3接続端子22Cから第1接続端子22Aに向け電流を流す(ステップS13)。これにより、図6(e)に示すように、第2および第5電磁コイル21B,21Eは、正方向に電流が流れることによりN極に励磁され、かつ、第1および第4電磁コイル21A,21Dは、逆方向に電流が流れることによりS極に励磁されるため、N極の第3および第7磁極体18C,18Gには、対向する同極の第2および第5電磁コイル21B,21Eに対し反発力が発生するとともに、S極の第2および第6磁極体18B,18Fは、近接する同極の第1および第4電磁コイル21A,21Dにより回転円板17を左回りに回転させる方向に反発力を受ける。これにより、羽根11は、左回りに回転する回転円板17を介して左方に向け揺動される。
【0033】
制御部30は、前記制御信号を出力したのち、第2位置検出センサ23Bがオンしたか否かの判別(ステップS14)を、所定時間が経過したと判別する(ステップS15)まで行う。回転円板17が図6(e)の位置から左回りに30°回転して図6(f)に示す羽根11の向きFが左下方となる位置まで達したときには、S極の第2および第6磁極体18B,18FがN極に励磁されている第2および第5電磁コイル21B,21Eに吸引されて近接対向し、かつ、N極の第1および第5磁極体18A,18EがS極に励磁されている第1および第4電磁コイル21A,21Dに吸引されて近接対向する。このとき、第2位置検出センサ23Bは、対向したS極の第8磁極体18Hを検出してオンする。
【0034】
制御部30は、第2位置検出センサ23Bがオンしたことにより回転円板17が鉛直下方位置から左方に向け所定角度θ2=30°だけ揺動したと判別(ステップS14)したときに、ドライブ回路31に対し各スイッチングトランジスタQ3,Q4への駆動信号の出力を停止させる制御信号を出力して、各電磁コイル21A,21B,21D,21Eへの通電を所定時間の間停止させる(ステップS16)。
【0035】
そののち、制御部30は、回転円板30が図6(f)の位置に達した状態において、第2接続端子22Bから第3接続端子22Cに向け電流を流す制御信号をドライブ回路31に対し出力して、第2および第6スイッチングトランジスタQ2,Q6をオンさせることにより、第2接続端子22Bから第3接続端子22Cに向け電流を流す(ステップS17)。これにより、回転円板17が図6(f)の位置において、第3および第6電磁コイル21C,21Fは、正方向に電流が流れてN極に励磁され、かつ、第2および第5電磁コイル21B,21Eは、逆方向に電流が流れてS極に励磁されるため、S極の第2および第6磁極体18B,1Fには、対向する同極の第2および第5電磁コイル21B,21Eに対し反発力が発生するとともに、N極の第3および第7磁極体18C,18Gは、近接する同極の第3および第6電磁コイル21C,21Fにより回転円板17を右回りに回転させる方向に反発力を受ける。これにより、羽根11は、右回りへ回転する回転円板17により右方へ向け揺動される。
【0036】
制御部30は、前記制御信号を出力したのち、第1および第2位置検出センサ23A,23Bが共にオフ状態になったか否かの判別(ステップS18)を、所定時間が経過したと判別する(ステップS19)するまで行う。回転円板17が図6(f)の位置から右回りに30°回転したときには、図6(a)と同一状態、つまり羽根11の向きFが鉛直下方向となる状態となり、N極の第3および第7磁極体18C,18GがS極の第2および第5電磁コイル21B,21Eに近接対向し、かつ、S極の第4および第8磁極体18D,18HがN極の第3および第6電磁コイル21C,21Fに近接対向し、第1および第2位置検出センサ23A,23Bは共にN極の第7および第1磁極体18G,18Aが対向することにより同時にオフ状態となる。
【0037】
制御部30は、両位置検出センサ23A,23Bが同時にオフ状態になったことにより羽根11が鉛直下方を向く位置に回転円板17が達したと判別し(ステップS18)、ドライブ回路31に対し各スイッチングトランジスタQ3,Q4への駆動信号の出力を停止させる制御信号を出力して、各電磁コイル21B,21C,21E,21Fへの通電を停止させる(ステップS20)。ここで、制御部30は、図1の羽根11が所定の60°の揺動角度θで1往復する揺動動作の一工程が終了したと判別して、レベル検出回路32をオフ駆動してローレベル信号を出力させ(ステップS21)、前記通電を停止させた時点から所定時間、例えば10秒〜1分が経過するまでの間、羽根11を鉛直下方の向きFでその揺動動作を一時休止させ(ステップS22)、そののち、ステップS1にリターンして、上述したと同様の制御処理を繰り返す。
【0038】
以上は、被測定物3が羽根11に接触する検知レベルまで達していない状態での図4の制御部30による制御処理の説明である。制御部30は、図6(C)に示した第1位置検出センサ23Aのみがオンしたことに基づき、羽根11が鉛直下方の向きFに対し右方に30°の所定角度θ1だけ揺動して右限位置に達したと判別し、かつ、図6(f)に示した第2位置検出センサ23Bのみがオンしたことに基づき、羽根11が鉛直下方の向きFに対し左方に30°の所定角度θ2だけ揺動して左限位置に達したと判別する。これにより、タンク2内に投入されている被測定物3が羽根11に接触する検知レベルまで達していないと判断して、右限位置および左限位置に達した羽根11の回動方向が反転するように各電磁コイル21A〜21Hを選択的に所要の磁極に励磁させるように制御するとともに、レベル検出回路32をオフ駆動してローレベル信号Lを出力させ、羽根11を60°の揺動角度θの範囲で揺動動作を継続するように制御処理する。
【0039】
一方、被測定物3が羽根11に接触する検出レベルにまで到達した場合には、被測定物3が羽根11の揺動動作の障害物となるので、羽根11は、第1または第2位置検出センサ23A,23Bの配設位置によって設定された右限位置または左限位置まで所定時間内に到達できなくなったり、揺動動作を停止する状態となる。このとき、制御部30は、所定時間が経過するまでの間に両センサ23A,23Bが共にオフ状態にならなかったと判別(ステップS2,S10,S18)するか、あるいは第1位置検出センサ23Aのオン状態または第2位置検出センサ23Bがオン状態にならなったと判別(ステップS6,S14)したときに、被測定物3が所定の検出レベルに達したと判断して、レベル検出回路32をオン駆動してハイレベル信号Hを出力させる(ステップS23)。
【0040】
これにより、タンク2に被測定物3を投入する搬送駆動機構(図示せず)は、レベル検出回路32から前記ハイレベル信号Hの供給を受けて駆動停止し、ブザーまたは警告灯などの報知手段(図示せず)が、前記ハイレベル信号Hの供給を受けて作動することにより、音や光により被測定物3が所定の検出レベルまで充填されたことを報知する。続いて、制御部30は、図4のメモリ33に記憶されている検出レベルの検出回数(レベル検出回路32のオン駆動の回数)を、これに「1」を加算した検出回数に更新して記憶させる(ステップS24)とともに、その検出回数を図4の表示器34に表示させる(ステップS25)。
【0041】
前記メモリ33には、前記検出回数に加えて、必要に応じて羽根11の揺動動作の累積回数や累積時間などが記憶される。また、前記メモリ33としては、不揮発性のものが用いられおり、これにより、停電などにより電源供給が遮断した場合にもメモリ33の記憶データを保持することができる。メンテナンス時などには、外部操作によってメモリ33に記憶しているデータを表示器34に表示して、この表示データを参照しながら保守や点検を的確に行うことができる。
【0042】
この振子式レベル検出装置1では、図1の被測定物3の検出体である羽根11が、これの揺動中心となる水平配置の回転軸9に対し下向きの配置で上端を固定されて吊り下げ状態に取り付けられているとともに、この羽根11が、60°の比較的小さな揺動角度θの範囲内で揺動されて、水平に近い状態となることがないので、タンク2内に上方から投入される被測定物3が羽根11に直角に当たって大きな衝撃を与えることがなく、図1(b)に矢印Xで示すように、被測定物3が羽根11に沿って滑りながら落下するだけである。したがって、羽根11は、被測定物3の衝突によって大きな曲げ荷重が生じることがないので、被測定物3によって損傷を受け難い。また、羽根11は、上端を揺動中心とする吊り下げ状態で設けられているので、中間部に揺動中心を有する場合のように揺動中心の両側に被測定物3が衝突して互いに逆方向への回動力を受けるといったことが生じないため、羽根11の振動が生じない。
【0043】
また、羽根11を揺動させる駆動源の駆動機14は、磁極体群18と、この磁極体群18との間で相対的な揺動運動を発生させる電磁コイル群21とを相対向させた配置として、電磁コイル群21に選択的に所定方向へ電流を流すように通電制御することにより、発生する磁界と磁極体群18との間の吸引力および反発力によって羽根11を揺動させる駆動力を発生する構成になっているので、モータや比較的多数のギヤを噛み合わせてなる減速機構などを用いる従来の回転式レベル検出装置と比較して、構成が格段に簡素化され、それに伴って故障が発生する確率が低くなる。しかも、従来のレベル検出装置のように機械式クラッチを設ける必要ないので、この機械式クラッチの滑りに起因するチャタリング音の発生が解消される。
【0044】
さらに、前記振子式レベル検出装置1では、駆動機14の磁極体群18と電磁コイル群21とが電気的に絶縁され、かつ機械的に非連結であるので、双方の間に非磁性体の隔壁29を配置することが可能であるから、この隔壁20によりケース4の内部を相互間に高い気密性を有する二つの空間に仕切っている。そのため、ケース4の内部における磁極体群18や回転軸9などの揺動部の収納空間は、電磁コイル群21および駆動機14の収納空間に対し気密に遮断されるから、タンク2内の圧力が高くなった場合であっても、その圧力の影響を受け難いので、タンク2内の粉塵やガスなどがケース4における前記電磁コイル群21などの収納空間内に侵入することが殆どない。この効果は、隔壁29として、ダイヤフラムを用いてタンク2内の圧力を吸収するようにすれば、一層高まる。
【0045】
また、この振子式レベル検出装置1では、磁極体群18と電磁コイル群21とを組合せてなる駆動機14を用いているので、大きな回転駆動力が得られるから、駆動源として小型のモータを用いる従来の回転式レベル検出装置とは異なり、回転軸9とタンク2の取付孔2bとの間に設けたオイルシール部材13のシール力を或る程度大きくしても、回転軸9を支障なく回転させることができるから、オイルシール部材13により十分に高いシール性を得ることが可能であり、この点からもタンク2内の異物のケース4内部への侵入を一層確実に防止できる。
【0046】
なお、前記実施形態では、図1の羽根11の鉛直下方向の向きFを中心として左右に30°の角度でステップ動作をさせるように電磁コイル群21のうちの所要のものを選択して所要の磁極に励磁させるようにしたが、羽根11を鉛直下方向の向きFから右方向に30°揺動させる際に、図4の第1接続端子23Aから第3接続端子23Cに向け電流が流れるように通電して、第1および第4磁極体18A,18DをN極に、かつ、第2および第5磁極体18B,18EをS極にそれぞれ励磁させることより、羽根11を、30°までの中間の15°の位置まで揺動した時点で一旦停止させ、一方、羽根11を鉛直下方向の向きFから左方向に30°揺動させる際に、第2接続端子23Bから第1接続端子23Aに向け電流が流れるように通電して、第3および第6磁極体18C,18FをN極に、かつ、第1および第4磁極体18A,18DをS極にそれぞれ励磁させることより、羽根11を、30°までの中間の15°の位置まで揺動した時点で一時停止させるようにすることもできる。この場合には、羽根11を一層ゆっくりと揺動角度θ=60°の範囲内で揺動動作させることができ、タンク2に投入される被測定物3が羽根11に当たったときの衝撃力をさらに低減できる。
【0047】
また、前記実施形態では、羽根11の揺動角度θを60°に設定したが、この揺動角度θは、180°未満に設定すればよく、それにより、羽根11が水平位置となるのを避けることができる。但し、前記揺動角度θは60°〜90°の範囲に設定するのが好ましい。このような比較的小さい揺動角度θに設定する場合は、磁極体18として、実施形態で用いた永久磁石に代えて、電磁石を用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の一実施形態に係る振子式レベル検出装置を示し、(a)は切断右側面図、(b)は正面図である。
【図2】同上の振子式レベル検出装置における複数の磁極体の配置を示す背面図である。
【図3】同上の振子式レベル検出装置における複数の電磁コイルの配置を示す正面図である。
【図4】同上の電磁コイルの制御回路を示すブロック図である。
【図5】同上の制御回路による制御処理を示すフローチャートである。
【図6】同上の振子式レベル検出装置における電磁コイル群の正面図である。
【符号の説明】
【0049】
1 振子式レベル検出装置
3 被測定物
4 ケース
9 回転軸
11 羽根
14 駆動機
18A〜18H 磁極体
21A〜21F 電磁コイル
29 隔壁
32 レベル検出回路
33 メモリ
34 表示器
θ 揺動角度

【特許請求の範囲】
【請求項1】
揺動中心の回りに揺動する羽根と、
前記羽根を180°未満の揺動角度で揺動させる駆動機と、
前記羽根の揺動角度が所定値以下となったことを検知して羽根に接触する被測定物のレベルを検出するレベル検出回路とを備えた振子式レベル検出装置。
【請求項2】
請求項1において、前記羽根は、その一端部に前記揺動中心を有している振子式レベル検出装置。
【請求項3】
請求項1または2において、前記駆動機は、磁極体と、前記磁極体との間で磁気力による相対的な揺動運動を発生させる電磁コイルとを有している振子式レベル検出装置。
【請求項4】
請求項3において、前記揺動中心に位置して回動する回転軸を有し、
前記回転軸はケースに回動自在に支持され、
前記回転軸における前記ケースから外方に突出した外方部に前記羽根が固定され、
前記回転軸における前記ケースの内方に位置する内端部に前記磁極体が固定されている振子式レベル検出装置。
【請求項5】
請求項4において、前記ケース内に前記電磁コイルが配置され、前記磁極体と前記電磁コイルとの間に、前記ケース内の空間を仕切る隔壁が設けられている振子式レベル検出装置。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか一項において、揺動動作の累積時間もしくは累積回数、または前記レベルの検出回数を記憶するメモリと、これらを表示する表示器とを備えた振子式レベル検出装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−145265(P2006−145265A)
【公開日】平成18年6月8日(2006.6.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−332767(P2004−332767)
【出願日】平成16年11月17日(2004.11.17)
【出願人】(391004090)関西オートメイション株式会社 (5)
【Fターム(参考)】