説明

攪拌機モニタリング装置

【課題】攪拌プロセスにおいて、目的の混合状態を得るために、試料の投入、攪拌条件、攪拌時間、攪拌の方法などの決定には、多くの実験を繰り返して最適条件を決めてきた。
又、攪拌に使用する攪拌機の選定も実際に試作して決定していたため、多くの試験機材を準備する必要があった。
【解決手段】混合状態を判断するために必要な攪拌時の状況を連続的にモニタリングし、記録する事で、短時間での最適条件決定が可能となる。
試料温度、攪拌機の回転数、モータの電流値などのセンサからの出力をパーソナルコンピュータへ導き、ソフトウェアにて処理する。
モータ電流値の測定は精度が必要な為、電力トランスデューサを使用する。結果はパーソナルコンピュータ上の画面表示やプリントアウトとして提供する攪拌機モニタリング装置。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【産業上の利用分野】
【0001】
食品、飲料、化学、材料、電機、電子、医薬、化粧品など攪拌プロセスを有する産業において使用される攪拌機モニタリング装置。
【背景技術】
【0002】
研究開発及び試作段階においては、攪拌プロセスにおけるデータ収集を容易にするモニタリング装置は用いられていない。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
攪拌プロセスにおいて、目的の混合状態を得るために、試料の投入、攪拌条件、攪拌時間、攪拌の方法などの決定には、多くの実験を繰り返して最適条件を決めてきた。
又、攪拌に使用する攪拌機の選定も実際に試作して決定していたため、多くの試験機材を準備する必要があった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
混合状態を判断するために必要な攪拌時の状況を連続的にモニタリングし、記録する事で、短時間での最適条件決定が可能となる。
試料温度、攪拌機の回転数、モータの電流値などのセンサからの出力をパーソナルコンピュータへ導き、ソフトウェアにて処理する。
モータ電流値の測定は精度が必要な為、電力トランスデューサを使用する。結果はパーソナルコンピュータ上の画面表示やプリントアウトとして提供する攪拌機モニタリング装置。
【作用】
【0005】
攪拌状態をリニアに観測することで、ナノ領域における単位操作を細かく行う事を可能にする。定量的モニタリングにより攪拌プロセスの再現性が確保される。既存の設備に付加して使用できるため、利便性が良く、攪拌機の比較データの収集も可能となる攪拌機モニタリング装置。
【実施例】
【0006】
医薬品の研究における攪拌プロセスにおいて、本装置でデータ収集することにより、最適条件を定量的に判断できるようになった。
【発明の効果】
【0007】
攪拌状況を定量的に把握することで、最適条件を短時間で導き出すことで、研究開発の効率化を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】この発明の一実施例を示す。
【符号の説明】
1は攪拌機、2は制御ボックス、3はパーソナルコンピュータ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
攪拌機に取り付けた各種のセンサからの出力を処理して、パーソナルコンピュータにてモニタリングする為の攪拌機モニタリング装置。
【請求項2】
攪拌状態をリニアに観測することで、ナノ領域における単位操作を細かく行う事を可能にする請求項1の攪拌機モニタリング装置。

【図1】
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【公開番号】特開2006−192416(P2006−192416A)
【公開日】平成18年7月27日(2006.7.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−32283(P2005−32283)
【出願日】平成17年1月11日(2005.1.11)
【出願人】(301003285)株式会社エーテックジャパン (2)
【出願人】(598028464)
【Fターム(参考)】