説明

放電灯点灯装置

【課題】放電灯の過冷却といった不具合がなく、安定的に放電灯を点灯させられることを目的とする。
【解決手段】漏洩変圧器3の鉄心に一次巻線34と二次巻線35を設け、二次巻線の外側に三次巻線36を巻回する。二次巻線35には調光回路9が放電灯4に直列に接続されており、この調光回路9はチョークコイル91にスイッチ92が並列に接続されている。放電灯4にはこれを空冷するための冷却ファン10が設けられており、その冷却ファン10はインバータ装置11によって可変速駆動され、インバータ装置11の制御入力端子には三次巻線36が整流回路100を介して接続され、直流に変換された三次電圧がインバータ装置11に入力される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放電灯を点灯させるための放電灯点灯装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の点灯装置は、図10に示すように、漏洩変圧器LTの一次側に交流電源ACからの電力を供給し、二次側に発生した高電圧を放電灯Lに印加するようになっており、例えば下記特許文献1に示すように印刷機のインク乾燥装置に利用されることがある。このような用途では、放電灯Lから発する紫外線が外部に漏れないようにされているから、装置外部から放電灯Lの点灯状態を監視するために、一般には、放電灯Lに印加される電圧値を表示する電圧計を取り付けている。
【0003】
この場合、放電灯Lの印加電圧は高くて電圧計Vを直接に接続することができないから、漏洩変圧器LTの二次側に降圧変圧器DTを接続し、その二次側に電圧計Vを接続して電圧を監視するようにしていた。
【特許文献1】特開平6−198847号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記構成では、放電灯の電圧監視のために降圧変圧器が必要となるから高価になるという問題があった。また、放電灯の過冷却といった不具合がなく、安定的に放電灯を点灯させたいという要請がある。
【0005】
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、放電灯の過冷却といった不具合がなく、安定的に放電灯を点灯させられることが可能な放電灯点灯装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、一次巻線が交流電源に接続されると共に二次巻線が放電灯に接続される漏洩変圧器と、前記放電灯を冷却する冷却ファンとを備えた放電灯点灯装置において、前記二次巻線には前記放電灯の出力を調整可能にする調光手段を接続すると共に前記冷却ファンは可変駆動手段によって回転速度調節可能に駆動すると共に、前記漏洩変圧器には前記二次巻線よりも巻数が少ない三次巻線を巻回し、その三次巻線に発生する電圧が低いときには前記可変駆動手段によって前記冷却ファンを低速で駆動するようにしたところに特徴を有する。
【0007】
また、請求項1の発明においては前記調光手段をリアクトルにより構成し、そのリアクトルに補助巻線を電磁的に結合させ、この補助巻線を三次巻線と逆相に直列接続した構成とすることが好ましい(請求項2の発明)。
【発明の効果】
【0008】
<請求項1の発明>
調光手段を動作させて放電灯の出力を低下させると、二次巻線の電圧が低下すると共に、三次巻線の電圧も低下する。可変動作手段は三次巻線の電圧が低下すると冷却ファンを低速で動作させる。これは、放電灯の出力に応じて冷却ファンを動作させているから、放電灯の過冷却といった不具合がなく、安定的に放電灯を点灯させられる。
【0009】
<請求項2の発明>
三次巻線には、リアクトルと放電灯とに印加される電圧に対応する電圧が発生し、一方、補助巻線にはリアクトルに印加される電圧に対応する電圧が発生する。これによって、三次巻線に発生する電圧と補助巻線に発生する電圧は逆相となり、電圧監視手段には双方の電圧の差分が印加される。従って、リアクトルの分担電圧に対応する電圧が打ち消されることになり、可変駆動手段には放電灯の分担電圧に対応する電圧が印加される。このことは、リアクトルの分担電圧に対応する電圧が可変駆動手段に印加されることにより冷却ファンの回転速度を超過させて放電灯を過冷却するといった不具合がなく、より安定的に放電灯を点灯させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
<関連技術1>
本発明に関連する関連技術1に係る放電灯点灯装置を図1ないし図3を参照して説明する。関連技術1の放電灯点灯装置は紫外線硬化形のインクを使用した印刷機において印刷面の硬化乾燥に用いられる放電灯を点灯させるためのものである。
【0011】
図1に示すように交流電源1からの電力は力率改善用コンデンサ2を介して漏洩変圧器3の端子Aから一次巻線34に供給される。一次巻線34に電流が流れると電磁誘導作用によって二次巻線35に起電力が発生し、この電圧が二次巻線35両端の端子Bに接続された放電灯4に印加される。二次巻線35と同一鉄心に設けられた三次巻線36の両端の端子Cには電圧監視手段に相当する交流電圧計5が接続され、三次巻線36に発生した電圧の電圧値を表示するようになっている。
【0012】
ここで、漏洩変圧器3は例えば図2に示すような周知の構造であり、鉄心に一次側巻線34及び二次側巻線35が巻回され、三次巻線36は二次巻線35の外側に重ね巻きされている。尚、一次巻線34の巻数よりも二次巻線35の巻数のほうを多くして入力された電圧を昇圧して出力するようになっており、三次巻線36の巻数は二次巻線35よりも少なく、例えば1巻きである。
【0013】
以下、上記構成に係る放電灯点灯装置の電圧監視動作について説明する。交流電源1からの電力は力率改善用コンデンサ2を介して漏洩変圧器3の一次巻線34に供給される。二次巻線35には入力電圧よりも昇圧された二次電圧V2 が発生する。この二次巻線35の二次電圧V2 が端子Bを介して放電灯4に印加されて点灯する。高圧放電灯は電圧を印加すると、印加直後(放電開始直後)は短絡状態にあるが、時間と共に徐々にインピーダンスが高くなり、図3(A)に示すように放電灯4への印加電圧が上昇する。
【0014】
ところで、二次巻線35に二次電圧V2 が発生すると、三次巻線36にも三次電圧V3 が生ずる。二次電圧V2と三次電圧V3 との比と、二次巻線35の巻数と三次巻線36との巻数の比とは等しくなることから、三次電圧V3 は二次電圧V2 と比例関係を有する。
【0015】
図3(B)は実験的に求めた放電灯4の印加電圧と三次巻線36の三次電圧V3 との関係を示したグラフである。放電灯4が点灯している領域でも、消灯して無負荷となった領域でも、正しく比例関係が成立していることが確認できる。
【0016】
従って、電圧計5の表示値を見て、これが放電灯4の定格電圧(750V)に近ければ、安定的な点灯が行われ、そこから低い電圧に移行しているなら、点灯が不安定になっており、無負荷電圧(1125V)まで上昇しているなら、放電灯4が消灯していることを装置外部から確認することができる。
【0017】
このように本関連技術1によれば、三次巻線36に発生する三次電圧V3 を電圧計で測定することによって放電灯4の印加電圧が把握される。従って、従来のように、放電灯4の印加電圧を降下させるための降圧変圧器を設ける必要がないから、安価に点灯装置を製造することができる。
【0018】
<関連技術2>
次に、本発明に関連する関連技術2について図4を参照して説明する。これは、関連技術1における交流電圧計5に代えて、直流電圧計62を使用したものである。このために、三次巻線36に発生する三次電圧V3 を整流する整流回路61を設けてある。その他の構成は関連技術1と同様であり、同一部分に同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0019】
<関連技術3>
次に、本発明に関連する関連技術3について図5を参照して説明する。本関連技術3は、電圧監視手段のみが関連技術1と相違し、それ以外は同一の構成であるから、同一部分には同一符号を付してある。
【0020】
本関連技術3において三次巻線36の両端端子Cは全波整流回路71に接続され、その直流出力に比較回路72が接続されている。比較回路72は、入力電圧を所定の基準値と比較し、それが所定の電圧範囲内にあるときには第1の発光ダイオード73を点灯させ、その範囲外になったときには第2の発光ダイオード74を点灯させる構成である。ここで、上記電圧範囲は、放電灯4の点灯状態が正常である二次電圧に対応する三次巻線36の電圧範囲に相当する。
【0021】
従って、放電灯4の点灯状態が正常であれば三次巻線36に発生する三次電圧V3 の電圧範囲は正常であるから、第1の発光ダイオード73が点灯し、放電灯4の点灯状態が異常であるような二次電圧V2 になると第2の発光ダイオード74が点灯する。すなわち、放電灯4の点灯状態を発光ダイオード73,74の点灯状態で一目で確認することができ、管理者の負担を軽減することができる。
【0022】
<関連技術4>
本発明に関連する関連技術4について、図6を参照して説明する。本関連技術4については関連技術1の放電灯点灯装置を参照して説明し、同一部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0023】
漏洩変圧器3の二次側にはリアクトル8が放電灯4に直列に接続されている。リアクトル8の鉄心には予め巻回されている主巻線81の巻数よりも少ない巻数の補助巻線82が巻回されており、この補助巻線82は三次巻線36に直列となって電圧計5に接続されている。
【0024】
ここで、補助巻線82と三次巻線36とは逆相となるように、すなわち両巻線36、82に発生する起電力が互いに打ち消し合う方向に直列接続されている。また、二次巻線35と三次巻線36との巻数比k1及び主巻線81と補助巻線82との巻数比k2は同一(k1 =k2 =k)とされている。
【0025】
以下、上記構成に係る動作について説明する。
一次巻線34に電圧を印加すると二次巻線35に二次電圧V2 が発生する。ここで、二次電圧V2 は放電灯4の分担電圧VD とリアクトル8の分担電圧VL の合計電圧となる。
V2 =VD +VL ……(1)
また、三次巻線36には、二次電圧V2 から巻数比kを除した三次電圧V3 が発生する。
V3 =V2 /k ……(2)
従って、上記式(1)及び式(2)より、三次巻線36に発生する三次電圧V3 は、リアクトル8の分担電圧VL と放電灯4の分担電圧VD との合計電圧から巻数比kを除した電圧であることが明らかになる。
V3 =(VL +VD )/k ……(3)
一方、補助巻線82にはリアクトル8の分担電圧VL から巻数比kを除した電圧VA が発生する。
VA =VL /k ……(4)
ここで、三次巻線36に発生する三次電圧V3 と補助巻線82に発生する電圧VA とは逆相となって互いに打ち消し合うことになり、結局、次式(5)に示すように電圧計5に入力される電圧Vは放電灯4の分担電圧VD に比例する。
V=V3 −VA
V=(VL +VD )/k−VL /k
V=VD /k ……(5)
【0026】
図7は実験的に求めた放電灯4の分担電圧VD と電圧計5の表示値との関係を示したグラフである。直線(i)は、上記式(5)より放電灯4の消灯時の分担電圧VD に対応する電圧計5の表示値の関係を示した点Aを求め、点Aと原点とを結んで求めた理論直線である。本関連技術に係る放電灯点灯装置で実測された関係をプロットしたものは理論直線上にのっており、これは、放電灯4の分担電圧VD が正しく電圧計5の表示に反映されることを示している。一方、本関連技術に係る放電灯点灯装置から補助巻線82を除いた放電灯点灯装置で実測された関係をプロットしたものは理論直線上にのっておらず、これらのプロットより求めた近似直線(ii)は理論直線とは一致しない。従って、電圧計5の表示は分担電圧VD を正確に反映しないことを示している。
【0027】
このように、本関連技術4によれば、三次巻線36に発生する三次電圧V3 と補助巻線82に発生する電圧VA は互いに逆相となっているから、三次電圧V3 に含まれているリアクトル8の分担電圧VL から巻数比kを除した電圧と電圧VA とが互いに打ち消し合い、電圧計5には放電灯4の分担電圧VD に比例した電圧が入力される。従って、放電灯4の点灯状態をより正確に把握することが可能となり、特に、放電灯の印加電圧が低いときの電圧計5の表示値の精度を飛躍的に向上させることができる。
尚、関連技術2及び関連技術3に適用することも可能であり、適用した場合には上記効果と同様の効果を奏する。
【0028】
<実施形態1>
図8は請求項1の発明に係る実施形態1を示し、関連技術1と同一の部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
漏洩変圧器3の二次側には調光手段に相当する調光回路9が放電灯4に直列に接続されており、この調光回路9はチョークコイル91にスイッチ92が並列に接続された構成とされている。一方、放電灯4にはこれを空冷するための冷却ファン10が設けられており、その冷却ファン10は可変駆動手段に相当するインバータ装置11によって可変速駆動されるようになっている。
【0029】
インバータ装置11の制御入力端子には三次巻線36が整流回路100を介して接続されており、直流に変換された三次電圧がインバータ装置11に入力される。インバータ装置11は、制御入力端子に印加される直流電圧に応じて冷却ファン10の駆動速度を変化させ、三次巻線36に発生する電圧が低いときには冷却ファン10を低速で駆動するようになっている。
【0030】
上記構成によれば、放電灯4の点灯中に調光回路9のスイッチ92を開くと放電灯4にチョークコイル91が直列に介在する形になるから、放電灯4への入力電力が低下し、放電灯4における発生熱は減少する。一方、これと共に三次巻線36の三次電圧V3 も低下するから、インバータ装置11によって冷却ファン10が低速で駆動されるようになる。この結果、放電灯4が過冷却状態に陥ることを防止できるので、放電灯4を安定的に点灯することができる。
【0031】
<実施形態2>
図9は請求項2の発明に係る一実施形態を示し、関連技術4及び実施形態1と同一の部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
漏洩変圧器3に接続されているチョークコイル91の代わりにリアクトル8を接続し、その補助巻線82を三次巻線36と逆相に直列接続した構成としたものである。
【0032】
すなわち、三次巻線36の三次電圧V3 と補助巻線82に発生する電圧V4 とは逆相となるから、インバータ装置11には、放電灯4の分担電圧VDに巻数比kを除した電圧が入力されることになる。
【0033】
従って、リアクトル8の分担電圧VL に比例した電圧が余分に入力されることにより、インバータ装置11が実際に要求されるべき回転速度よりも速い回転速度で冷却ファン10を駆動させることがなくなる。これは、特に、放電灯4の印加電圧が低い場合に過冷却状態に至らせるという不具合を招くことなく、より安定的に放電灯4を点灯させることができる。
【0034】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記関連技術及び実施形態では、調光回路8にチョークコイル81を一個用いたが、例えば複数のチョークコイル81を直列接続してそれぞれに接続されたスイッチ82を選択的に動作させるようなものであってもよく、また、チョークコイル81の代わりに過飽和リアクトルを放電灯4に直列接続して連続的に調光できるものであってもよい。
【0035】
(2)上記関連技術及び実施形態では、二次巻線35と放電灯4との間にリアクトル8を設けて、放電灯4と直列接続した放電灯点灯装置について示したが、これに限らず、リアクトル8と並列に開閉器を接続し、この開閉器を開閉することにより、リアクトル8を二次巻線35から断続して、放電灯4の分担電圧VD を変えるようにしてもよい。また、複数台のリアクトルを直列接続して、これらにそれぞれ並列に開閉器を設け、これら開閉器の内の1台又は複数台を選択的に開閉させ、多段階に放電灯4の分担電圧VD を変化させることにより調光するようにしてもよい。
【0036】
(3)漏洩変圧器3の三次巻線36は必ずしも二次巻線35に重ね巻きするに限られず、一次巻線34側に重ねても、一次巻線34及び二次巻線35とは別に巻回してもよい。また、補助巻線82はリアクトル8の鉄心に巻回することに限らず、リアクトル8の主巻線81に重ね巻してもよい。要するに双方とも電磁的に結合するように巻回されていればよい。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明に関連する関連技術1に係る放電灯点灯装置の回路図
【図2】漏洩変圧器の斜視図
【図3】放電灯印加電圧と三次電圧の関係を示すグラフ
【図4】本発明に関連する関連技術2に係る放電灯点灯装置の回路図
【図5】本発明に関連する関連技術3に係る放電灯点灯装置の回路図
【図6】本発明に関連する関連技術4に係る放電灯点灯装置の回路図
【図7】放電灯印加電圧と電圧計の表示値との関係を示すグラフ
【図8】本発明の実施形態1に係る放電灯点灯装置の回路図
【図9】本発明の実施形態2に係る放電灯点灯装置の回路図
【図10】従来の放電灯点灯装置の回路図
【符号の説明】
【0038】
1…交流電源
3…漏洩変圧器
4…放電灯
9…調光回路
10…冷却ファン
11…インバータ装置
34…一次巻線
35…二次巻線
36…三次巻線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一次巻線が交流電源に接続されると共に二次巻線が放電灯に接続される漏洩変圧器と、前記放電灯を冷却する冷却ファンとを備えた放電灯点灯装置において、前記二次巻線には前記放電灯の出力を調整可能にする調光手段を接続すると共に前記冷却ファンは可変駆動手段によって回転速度調節可能に駆動すると共に、前記漏洩変圧器には前記二次巻線よりも巻数が少ない三次巻線を巻回し、その三次巻線に発生する電圧が低いときには前記可変駆動手段によって前記冷却ファンを低速で駆動するようにしたことを特徴とする放電灯点灯装置。
【請求項2】
前記調光手段はリアクトルにより構成されると共に、そのリアクトルには電磁的に結合する補助巻線が設けられ、その補助巻線は前記三次巻線と逆相に直列接続されていることを特徴とする請求項1に記載の放電灯点灯装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−59824(P2006−59824A)
【公開日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−322395(P2005−322395)
【出願日】平成17年11月7日(2005.11.7)
【分割の表示】特願2001−368836(P2001−368836)の分割
【原出願日】平成13年12月3日(2001.12.3)
【出願人】(000004282)日本電池株式会社 (48)
【Fターム(参考)】