説明

散水収納門柱

【課題】散水機能を門柱内に収納することにより、門柱を中心に散水することが可能する。
【解決手段】門柱1は、起立する本体6は3面の側面と背面の開口部10を設け、そこに枠とを設け、蝶番で扉9を取り付けることが出来、そこからホースリール5の収納可能とする。本体6の下部には、ベース板7がとりつけられており、そこにはベース板7に溜まった水を排出するベース板開口部8が設けられている。本体6内部には内部ベース板3が設けられており、内部ベース板3には内部の高さを固定するための内部ベース板支柱11を備える。ベース板7及び内部ベース板3には、ボールバルブ2に配管する為の配管口が備えられており、ここに上水道配管4を通すことによりボールバルブ2より水源を得ることが可能な収納門柱。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本製品は収納門柱に関し、特に散水機能の収納に重きを置いた製品である。
【背景技術】
【0002】
戸建住宅における散水機能の不便さは敷地内における水源の位置に起因するところが多く見受けられる。その多くは敷地内において建築物の傍なのだが、庭の奥の方や玄関そばである。
そのため、散水や洗車時にホースリールから大量のホースを伸ばさなくてはならず大変である。加えて、長くホースを伸ばすことにより、ホースがよじれる原因ともなる。
また、ブロックや石材で作る門柱は非常に重く、施工に非常に時間がかかる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
戸建て住宅に設置されている、散水栓等の位置が悪く散水や洗車等に不向きで使いにくいという事と、施工時間を大幅に短縮すること。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は上記の課題を解決するために従来の位置から、収納門柱内部ボールバルブを設け、そこに上水道を直接配管する事で水源を移すことが可能なとなる。
あわせて、ホースリールを収納することにより散水機能を門柱の位置にうつすことを可能とする収納門柱を提供する。
また、本体の施工をピンアンカーで行う事で非常に短時間での施工を可能とすること。
【発明の効果】
【0005】
住宅の出入り口、もしくは庭に隣接される形で設置されることの多い門柱に水源とホースリールを収納することにより、散水機能を門柱の位置に移すことができる。
そのため、散水や洗車がしやすくなる。また、ホースを長く伸ばす必要性がなくなるた め、巻き取り時の手間が少なくて済む。
【0006】
本門柱1は、起立する本体6は3面の側面と背面の開口部10を設け、そこに枠とを設け、蝶番で扉9を取り付けることが出来、そこからホースリール5の収納可能とする特徴を有する収納門柱である。
【0007】
本体6の下部には、ベースプレート7がとりつけられており、そこにはベースプレート7に溜まった水を排出するベースプレート開口部8、及び4か所のアンカーボルト固定穴14を有する収納門柱。
【0008】
本体6内部には内部ベースプレート3が設けられており、内部ベースプレート3には内部の高さを固定するための内部ベースプレート支柱11を備える、収納門柱。
【0009】
ベースプレート7及び内部ベースプレート3には、ボールバルブ2に配管する為の配管口12が備えられており、ここに上水道配管4を通すことによりボールバルブ2より水源を得ることが可能な収納門柱。
【実施例】
【0010】
実施例に関しては図6を参照して解説する。
図6にある記号A・B・Cはそれぞれ水源の位置を示しており、それぞれAは庭に設置された場合、Bは玄関周辺に設置した場合、Cは門柱に設置した場合のものとする。
【0011】
またそれぞれの点を中心にした、点線の円があるがこれはホースの伸びる範囲を仮定したものとする。
【0012】
Aは庭に水源を設置した場合で、庭は広く散水できるがカースペースには遠く十分にホースが伸びたとしても、家屋の死角となり洗車は難しい。また、長く伸ばす必要があるため、巻き取りに手間がかかり、ホースを長く伸ばす為よじれる可能性もある。
【0013】
Bは玄関に水源を設置した場合で、カースペースや軒先などは十分に散水できるが庭の方は長くのばさなければならない。またAの水源の方へ伸ばす場合は、家屋の死角になってしまう。A同様Bも長く出したホースを巻き取る手間がかかり、ホースを長く伸ばす為よじれる可能性もある。
【0014】
Cは門柱の位置に水源を設置した場合で、庭・カースペースともに十分に散水・洗車ができるため、ホースを長く出す必要がなくなる。また、仮にカースペースがなくとも軒先に駐車し洗車することが可能である。A・Bに比べるとホースを長く出していないのでホースを巻き取る手間が少なく、ホースを長く伸ばさないためよじれる可能性も低い。
【0015】
上記より、C門柱の位置に水源をとホースリールを設置することにより、散水・洗車時にホースを長く伸ばす手間がなくなり、巻き取り時の手間も少なくできる。またホースを長く伸ばす必要がなくなるためホースのよじれ防止も見込まれる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】外観図
【図2】斜視図
【図3】本体断面図
【図4】ベースプレート詳細図
【図5】内部ベースプレート詳細図
【図6】実施図
【符号の説明】
【0017】
1 門柱
2 ボールバルブ
3 内部ベースプレート
4 上水道配管
5 ホースリール
6 本体
7 ベースプレート
8 ベースプレート開口部
9 扉
10 本体開口部
11 内部ベースプレート支柱
12 配管口
13 アンカーボルト
14 アンカーボルト固定穴
A 庭水源位置
B 玄関水源位置
C 門柱水源位置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
門柱本体は直立した3面を曲げ加工により作成し、背面開口部を設ける為、背、面版、扉、天面及びベースプレートは溶接で取り付ける。
上記を持って収納門柱とする。
【請求項2】
前記収納門柱は、内部に取り外し可能な内部ベースプレートがあり、そこにボールバルブを設け、直接上水道を配管することにより、水源として機能し、ホースリールを備えることにより、散水機能を有することを特徴とする収納門柱。
【請求項3】
前記収納門柱はベースプレート上に直接ピンアンカーで固定することで、非常に短時間での設置を可能とすることを特徴とする収納門柱。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2011−43034(P2011−43034A)
【公開日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−207496(P2009−207496)
【出願日】平成21年8月19日(2009.8.19)
【出願人】(505423782)株式会社芸建 (1)
【Fターム(参考)】