説明

日本復興の植物工場

【課題】これから世界で起きる食糧問題や農業問題の解決と電力不足の解決と地球温暖化防止をする。
【解決手段】野菜・果物・穀類・豆類等の多種な植物の生産と栽培植物の地産地消と自給自足で循環利用の水・電気エネルギーを完全制御型太陽光・人口光併用した中規模な礫耕・水耕・植物移動・階層型栽培に利用し、自然空調と強制空調を併用し初期投資(建設費・設備費)とランニングコスト(電気費・水道費・人件費等)を最小限に抑え、単位面積当たりの収穫量を通年で露地栽培の数百倍にする。尚、太陽光発電のエネルギーを電気自動車バッテリー等に充電させ売電し電力不足を無くし、電気自動車の普及とCO2排出量の大幅削減や地球温暖化防止をする。更に、該植物工場の採算をとる為、エネルギーの自給自足をする為と栽培植物の種類毎に栽培効率に最適な工場101の規模を選択する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、野菜・果物・穀類・豆類等の多種な植物の生産を全自動制御で生産可能にし、栽培植物の地産地消と単位面積当たりの収穫量を通年で露地栽培の数百倍にし、これから世界で起きる食糧問題の解決と農業の再生に貢献する技術である。
尚、自給自足で循環利用の水・電気エネルギーを完全制御型太陽光・人口光を併用した最小限のエネルギーで中規模な礫耕・水耕・植物移動・階層型栽培に利用し、自然空調と強制空調を併用し初期投資(建設費・設備費)とランニングコスト(電気費・水道費・人件費等)を最小限に抑える技術である。
更に、太陽光発電の電気エネルギーを電気自動車バッテリー等に充電させ売電し昼夜間の電力不足を無くす技術である。
本発明は、電気自動車を普及させ該植物工場で新たなCO2を排出せず、大気中のCO2を取り入れ地球温暖化防止にも大貢献する技術である。
【背景技術】
【0002】
現在の植物工場は極限られた種類の植物を対象にした工場が少し稼働しているが採算がなかなか取れない。植物工場は初期投資(建設費・設備費)やランニングコスト(電気費・水道費・人件費等)が高過ぎる為、植物工場に利用できる土地・建物は沢山空いているが、いろいろな組織や企業が新たに植物工場に参入できないでいるのが現状である。
【0003】
特に、植物工場で生産する植物で豆類や穀類の研究・開発はほとんど手付かずである。
【0004】
現在、水・電気エネルギーを自給自足できる植物工場はない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許公開2011−092161号公報
【特許文献2】特許公開2011−050288号公報
【特許文献3】特許公開2011−034248号公報
【特許文献4】特許公開2011−030556号公報
【特許文献5】特許公開2010−017168号公報
【特許文献6】特許公開2007−222039号公報
【特許文献7】特許公開2006−094844号公報
【特許文献8】特許公開2000−023574号公報
【特許文献9】特許公開平10−004788号公報
【特許文献10】特許公開平07−163253号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
これから日本を含む世界で起きる食糧問題と農業の再生。
【0007】
化石燃料を利用した発電によるCO2排出と電力不足。
【0008】
電気自動車の普及や地球温暖化防止。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、課題を解決する為に以下の手段をとった。野菜・果物・穀類・豆類等の多種な植物の生産を全自動制御で生産可能にし、栽培植物の地産地消と食の安全・安心な無菌栽培と自給自足で循環利用の水・電気エネルギーを完全制御型太陽光・人口光を併用した中規模な礫耕・水耕・植物移動・階層型栽培に利用し、自然空調と強制空調を上手く併用し、外気よりCO2を取り入れ全自動生産システムにする事で初期投資(建設費・設備費)とランニングコスト(電気費・水道費・人件費等)を最小限に抑え、単位面積当たりの収穫量を通年で露地栽培の数百倍にし、植物工場に適した植物の新種研究・開発をする。
尚、太陽光発電のエネルギーを電気自動車バッテリー等に充電し、化石燃料を利用した発電による電力に代わる電力として利用し、同時に電気自動車の普及や地球温暖化防止をする。
更に、該植物工場の採算をとる為、エネルギーの自給自足をする事と栽培植物の種類毎に栽培効率に最適な中規模工場の規模を選択する。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、該植物工場の自給自足で循環利用の水・電気エネルギーや全体システムで単位面積当たりの収穫量を通年で露地栽培の数百倍にし、全自動生産システムで栽培植物の低価格化と該植物工場に適した植物の新種研究・開発をする事で日本のみならず世界の食料問題を解決し、更に、農業人の高齢化を止め、又、高齢者の就労場所としても適し、全ての年代の人が就労出来る場所になる為、農業就労人口を増やして農業が再生する。
【0011】
本発明は、スマートグリッドやエコシティや電気自動車等を普及させCO2排出量を大幅削減し、地球温暖化防止と電力不足を無くす。
【0012】
本発明は、工業団地等の中に該植物工場を誘致して別の工場等から排出されているCO2を利用し植物栽培が出来る為、大気中のCO2を大幅削減し地球温暖化防止をする。
【0013】
本発明は、該植物工場の初期投資(建築費・設備費)とランニングコスト(電気費・水道費・人件費等)の低価格化や太陽光発電とLED照明と植物工場全自動生産システムの技術躍進と低価格化の推進をする。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下では、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。図1のグラフィック図は該植物工場(101)が10項目の解決すべき課題の構成を示す。
図2の該植物工場(101)の構成図では該植物工場(101)の最適な規模とシステム構成の全容を示す。
【0015】
図2の建築物はA棟(1)・B棟(2)・C棟(3)のガラス・プラスチック・ビニールハウスで構成する。A棟(1)は外温室(11)と内温室(12)のガラス・プラスチック・ビニールハウスで建設され播種・育苗された苗から植物栽培する工場である。B棟(2)は播種・育苗栽培工場(21)と収穫工場(22)と全自動化システムの為の多目的工場(23)で構成する。C棟(3)はA棟(1)で植物栽培された後の最終処理工程と多種多様な植物栽培を目的にした工場である。
更に、該植物工場(101)の採算をとる為、エネルギーの自給自足をする事と栽培植物(100)の種類毎に栽培効率に最適な中規模工場の規模を選択し、該植物工場(101)の規格標準化をする。
【0016】
図2の植物栽培プラント設備はA棟(1)の内温室内空調(温度・湿度)と外気よりCOを取り入れるシステムの内温室強制空調システム(4)と植物栽培用水分・栄養液供給システム(5)と該植物工場(101)全体の雨水循環システム(6)・雨水タンク(61)と太陽光発電用電気自動車バッテリー等充電システム(7)で構成する。
【0017】
図2のA棟(1)とC棟(3)の屋根部は太陽光発電パネル(13)で屋根の役目をすると同時に発電した電気を該植物工場(101)の電気エネルギーとして利用、且つ、太陽光発電用電気自動車バッテリー等充電システム(7)に電気エネルギーを供給充電し売電をする。
【0018】
図3の雨水循環システム(6)は該植物工場(101)の全ての屋根に降り注いだ雨を雨水タンク(61)に集め循環させ植物栽培用水分・栄養液供給システム(5)に送られ植物栽培に利用し、気温の高い夏場には発電効率を高める為、太陽光発電パネル(13)を冷やすと同時にA棟(1)の外温室(11)とC棟(3)の内部温度を下げる為、雨水循環ポンプ(63)により屋根部の雨水循環システム(6)で太陽光発電パネル(13)に散水(62)をして回収する。
【0019】
図3はA棟(1)を示し、外温室(11)と内温室(12)のガラス・プラスチック・ビニールハウスの建物で出来ていて外温室(11)は窓(18)の開閉で矢印(19)の様に空気が流れ自然空調する。内温室(12)は図2の内温室強制空調システム(4)により温度・湿度・CO2濃度等を強制空調する。
【0020】
図4のA棟(1)の内温室(12)のガラス・プラスチック・ビニールハウス内部には図6の太陽光・人口光併用型階層移動式栽培システム(14)と天井部に人口光として使用していない時は上から太陽光を取り入れる事のできる人口光のブラインド式LED照明(15)で構成する。
【0021】
図2のA棟(1)の内温室(12)のガラス・プラスチック・ビニールハウスの人の出入りには出入口部にエアーシャワー室(16)が取り付けられ内部は無菌状態を保ち栽培植物の安全・安心な無菌栽培をする。
更に、A棟(1)の内温室(12)の栽培植物(100)の入口(146)と栽培植物(100)の出口(147)には二重扉が設置され使用していない時は閉じられ、使用時には開かれ内部圧力を大気圧より少し上げ無菌状態を保つ。
【0022】
図5のA棟(1)の内温室(12)のガラス・プラスチック・ビニールハウスの四方外側面には太陽光を使用する時は開放し、人口光のブラインド式LED照明(15)の光を使用する時は閉じ、外部に光が漏れなくし、人口光を植物栽培に効率良く利用する為、内側に光を乱反射させるブラインド(121)を取り付ける。
【0023】
図7のA棟(1)の太陽光・人口光併用型階層移動式栽培システム(14)は栽培植物(100)を一日に数サイクル矢印(17)の様に移動栽培し、図8の水・養液の植物根養液供給(142)と植物葉養液散布(143)や栽培植物(100)の余分な葉のトリミング(145)等の作業工程ゾーン・生長監視ゾーン(141)で構成する。
【0024】
図2でB棟(2)の播種・育苗栽培工場(21)に種等がB棟(2)の出入口(24)より搬入され、播種・育苗栽培工場(21)で発芽生長した苗がA棟(1)に搬送され太陽光・人口光併用型階層移動式栽培システム(14)に図7の栽培植物(100)の入口(146)より入り、昼の長さ(明期)に図7の下から上に一日に数サイクルを矢印(17)の様に植物が移動しながら太陽光を栽培植物(100)が均等に吸収し、且つ、内温室(12)の内部空調(温度・湿度・CO2濃度)を全ての場所で均一にする。夜の長さ(暗期)の一部に深夜電力を利用しブラインド式LED照明(15)を点灯させて長い時間明期を保持する事で栽培植物(100)の生長が大幅に促進する。暗期のブラインド式LED照明(15)が消えている時間の植物移動は停止する。
【0025】
図8の栽培植物(100)はB棟(2)の播種・育苗栽培工場(21)より生長した苗を植物栽培用鉢(8)に植え、図9の1台の栽培用トレー(9)に植物栽培用鉢(8)が複数個乗せられA棟(1)の太陽光・人口光併用型階層移動式栽培システム(14)で移動栽培する。
【0026】
図8の植物栽培用鉢(8)には再使用できる保水性が高く軽い人口礫(81)がひかれ栄養素が含有され15日間程で自然溶解する苗生長用エコポット(82)が置かれ、更に、保水性が高く軽い人口礫(81)を入れる。苗生長用エコポット(82)の中に播種・育苗栽培工場(21)で播種育苗された苗の付いたスポンジ(83)が入り定植し、A棟(1)に搬送する。太陽光・人口光併用型階層移動式栽培システム(14)で日数が少し経過し、苗が少し生長した時期に作業工程ゾーン・生長監視ゾーン(141)で人の手で苗の生長状態観察を兼ねて植物倒れ防止の蓋(84)をかぶせる。
【0027】
図8の植物栽培用鉢(8)には植物の作業工程ゾーン・生長監視ゾーン(141)で水・養液ポンプ(51)により植物根養液供給(142)と植物葉養液散布(143)がされ、栽培植物(100)に余分な養液は植物栽培用鉢(8)の底部穴(85)等から下に落とし循環使用する為、図3の養液回収(144)をする。植物栽培用鉢(8)の栽培植物(100)の根と葉には常に適度な水分・栄養が保持される様、植物の作業工程ゾーン・生長監視ゾーン(141)で自動監視し必要回数適度な養液供給をして最少の養液で植物栽培をする。
【0028】
図8の栽培植物(100)は作業工程ゾーン・生長監視ゾーン(141)で栽培植物(100)の余分な葉のトリミング(145)をする事で内温室(12)の内部で空気の流れを良くし、温度・湿度・CO2濃度を均一にし、光が栽培植物(100)に効率良くあたり収穫部の生長を大幅促進する。
【0029】
図7のA棟(1)の太陽光・人口光併用型階層移動式栽培システム(14)で生長した栽培植物(100)は収穫時期になると栽培植物(100)の出口(147)よりB棟(2)の収穫工場(22)に搬送され収穫、或いは、栽培植物の出口(147)よりC棟(3)へ搬送され最終処理工程を経てB棟(2)の収穫工場(22)に搬送され収穫し、B棟(2)の出入口(24)より出荷する。
【0030】
図2のB棟(2)の播種・育苗栽培工場(21)とA棟(1)の内温室(12)の太陽光・人口光併用型階層移動式栽培システム(14)とB棟(2)の収穫工場(22)とC棟(3)を栽培植物(100)の種類により栽培に最適な中規模を選択する事で単位面積当たりの収穫量を通年で露地栽培の数百倍にする。
【0031】
図2の該植物工場(101)の太陽光発電パネル(13)で植物栽培利用と電気自動車バッテリー等に充電して売電し、原子力や化石燃料で発電する電力に代わり電力不足を解決する。
更に、もし日本の全耕地面積(500万Ha=500億平米)を該植物工場(101)にした時、該植物工場(101)の発電量は太陽光発電量(0.15kw/平米)と平均日照時間6時間/日の時に約300億kwh/日で現在日本の一日の総発電量が約30億kwh/日の10倍に相当する。太陽光発電の技術躍進はこれからも続いて行く事は間違いない事実で、近い将来10倍が何十倍になる。
【0032】
図3の太陽光発電用電気自動車バッテリー等充電システム(7)で電気自動車を日本は基より世界中に普及させ自動車からのCO2排出量を大幅削減し地球温暖化防止をする。
【0033】
図2の該植物工場(101)で外気よりCO2を取り込み植物栽培に利用する事で大気中のCO2を大幅削減し地球温暖化防止をする。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】図1は植物工場(101)が解決すべき課題を示したグラフィック図である。
【図2】図2は植物工場(101)の全構成を示した構成図である。
【図3】図3はA棟(1)の全構成を示した構成図である。
【図4】図4は太陽光・人口光併用型階層移動式栽培システム(14)を示した構成図である。
【図5】図5は内温室(12)のブラインドの取り付け図である。
【図6】図6は栽培用ブラインド式LED照明(15)を示した展開図である。
【図7】図7は太陽光・人口光併用型階層移動式栽培システム(14)の植物の移動を示した展開図である。
【図8】図8は植物栽培方法を示した構成図である。
【図9】図9は植物栽培用鉢(8)を乗せ移動させる栽培用トレー(9)を示した展開図である。
【符号の説明】
【0035】
1 A棟
11 外温室
12 内温室
121 光を乱反射させるブラインド
13 太陽光発電パネル
14 太陽光・人口光併用型階層移動式栽培システム
141 作業工程ゾーン・生長監視ゾーン
142 植物根養液供給
143 植物葉養液散布
144 養液回収
145 葉のトリミング
146 栽培植物(100)の入口
147 栽培植物(100)の出口
15 ブラインド式LED照明
16 エアーシャワー室
17 栽培植物(100)の流れ
18 窓
19 外温室(11)内の空気の流れ
2 B棟
21 播種・育苗栽培工場
22 収穫工場
23 全自動化の為の多目的工場
24 B棟(2)の出入口
3 C棟
4 内温室強制空調システム
5 植物栽培用水分・栄養液供給システム
51 水・養液ポンプ
6 雨水循環システム
61 雨水タンク
62 散水
63 雨水循環ポンプ
7 太陽光発電用電気自動車バッテリー等充電システム
8 植物栽培用鉢
81 保水性が高く軽い人口礫
82 苗生長用エコポット
83 苗の付いたスポンジ
84 植物倒れ防止の蓋
85 植物栽培用鉢(8)の底部穴
9 栽培用トレー
100 栽培植物
101 植物工場
1010 自給自足の水・電気エネルギー
1011 地産地消
1012 初期投資とランニングコストの大幅削減
1013 食糧問題の解決
1014 農業の再生
1015 雇用の確保
1016 電力不足の解決
1017 地球温暖化防止
1018 電気自動車の普及
1019 経済効果

【特許請求の範囲】
【請求項1】
野菜・果物・穀類・豆類等の多種な植物の生産を栽培植物の種類毎に最適な植物栽培方法と植物工場システム構成規模の選択で極限まで初期投資(建設費・設備費)が少なく、該栽培植物の地産地消と自給自足の水・電気エネルギーを利用してランニングコスト(電気費・水道費・人件費等)を最小限に抑え、更に、食の安全・安心な無菌栽培と単位面積当たりの収穫量を通年で露地栽培の数百倍にして食糧問題の解決や農業人の高齢化を止め、全自動栽培システムで軽作業化し高齢者の就労場所としても適し、先進技術を取り入れ全ての年代の人が就労出来る場所になる為、農業就労人口を増やし農業の再生をする事を特徴とする植物工場。
【請求項2】
該全自動栽培システムはガラス・プラスチック・ビニールハウスのA棟・B棟・C棟の三つの建物から成り、該B棟の播種・育苗栽培工場で生長した苗を該A棟の太陽光・人口光併用型階層移動式栽培システムで苗より更に生長させ収穫時期になると再び該B棟の収穫工場で収穫するか該C棟で最終処理工程後該B棟の該収穫工場で収穫する事を特徴とする請求項1に記載の植物工場。
【請求項3】
該自給自足の水・電気エネルギーは屋根に降り注ぐ雨水と太陽光より供給され、水は雨水タンクに集め植物栽培に使用され循環利用し、夏場の暑い時期には該A棟と該C棟の屋根の太陽光発電パネルの冷却と該植物工場全体を冷却する。電気エネルギーは該太陽光発電パネルで発電した電力を電気自動車バッテリー等に充電し、植物栽培に利用と同時に再生可能エネルギーとして売電し電力不足を解決する事を特徴とする請求項1と請求項2に記載の植物工場。
【請求項4】
該A棟はガラス・プラスチック・ビニールハウスで建設され自然空調の外温室と強制空調の内温室で構成し、該内温室には天井に人口光のブラインド式LED照明と四方外側面には人口光使用時に内側に光を乱反射させるブラインドと該太陽光・人口光併用型階層移動式栽培システムがある事を特徴とする請求項1から請求項3に記載の植物工場。
【請求項5】
該ブラインド式LED照明は夜の長さ(暗期)を短くし、昼の長さ(明期)を価格の安い深夜電力を利用した該ブラインド式LED照明の人口光で長くし、太陽光を取り入れる時は該ブラインド式LED照明を開き、人口光を使用する時は該ブラインド式LED照明を閉じる事で該栽培植物が苗からの生長を大幅促進する事を特徴とする請求項4に記載の植物工場。
【請求項6】
該光を乱反射させるブラインドは太陽光を使用時は開き、人口光の該ブラインド式LED照明を使用時にブラインドを閉じ、該栽培植物に効率良く人口光を内側に乱反射すると同時に暗期の外部に光を漏らさない事を特徴とする請求項4と請求項5に記載の植物工場。
【請求項7】
該太陽光・人口光併用型階層移動式栽培システムは入口にエアーシャワー室があり食の安全・安心な無菌栽培をし、該栽培植物が下から上に移動しながら苗から生長をする。そして該栽培植物が移動する事で該A棟内の該内温室の該強制空調している温度・湿度・CO2濃度と光の照射量を均一にし、植物の作業工程ゾーン・生長監視ゾーンでは該栽培植物の植物根養液供給・植物葉養液散布・不要な葉のトリミングをして該栽培植物の生長を自動監視し該栽培植物の単位面積当たりの収穫量を通年で露地栽培の数百倍にする事を特徴とする請求項4から請求項6に記載の植物工場。
【請求項8】
該植物栽培は該B棟で植物栽培用鉢に再利用できる保水性が高く軽い人口礫を引きその上に15日間程で自然溶解する該植物栽培に必要な栄養分を含んだ苗生長用エコポットを置く、更に該保水性が高く軽い人口礫を入れ該苗生長用エコポットの中に生長した苗の付いたスポンジを定植させ該A棟で移動栽培をして適度な養液を植物根と植物葉に一定確保して該栽培植物の生長を大幅促進する事を特徴とする請求項1に記載の植物栽培方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2013−5766(P2013−5766A)
【公開日】平成25年1月10日(2013.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−141283(P2011−141283)
【出願日】平成23年6月26日(2011.6.26)
【出願人】(710004237)
【Fターム(参考)】