説明

映像信号検出装置

【課題】 水平同期信号の幅が小さいHD信号であっても、映像信号が入力されていることをマイコンが確実に判断すること。
【解決手段】 映像信号を増幅する増幅回路21と、増幅された映像信号が入力され、映像信号の微分波形を生成する微分回路22と、微分回路22から供給される信号によってオンオフ動作されるトランジスタQ2を有し、映像信号の垂直同期信号に応答してトリガ信号を出力するスイッチング回路23と、トリガ信号が入力され、トリガ信号に応じてハイレベルとローレベルとを繰り返す矩形波信号を生成して出力するJKF/F回路24と、矩形波信号が入力される入力端子3aを有し、矩形波信号が入力端子3aに入力された場合に、映像信号が入力されていることを判断するマイコン3とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、映像信号が入力されたことを検出する映像信号検出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
図8に示すように、AVアンプ50は、DVDプレーヤ等から映像信号が入力される入力端子として、コンポーネント信号が入力されるコンポーネント信号入力端子51a、Sビデオ信号が入力されるSビデオ信号入力端子51b、及び、コンポジット信号が入力されるコンポジット信号入力端子51cを備えている。また、AVアンプ50は、各入力端子から入力される映像信号の中から1つの映像信号を選択して、デコーダ55に供給するスイッチ部52を備えており、スイッチ部52はマイコン53からの指示に応じて1つの映像信号を選択して、デコーダ55に出力する。
【0003】
AVアンプ50にはユーザによって選択されるセレクタが設けられており、選択されたセレクタにコンポーネント信号入力端子51aが割り当てられている場合には、スイッチ部52はコンポーネント信号入力端子51aを選択する。一方、セレクタにコンポーネント信号入力端子51aが割り当てられていない場合、Sビデオ信号検出回路54がSビデオ信号の入力有無を検出し、検出結果をマイコン53に供給する。マイコン53は、Sビデオ信号が入力されている場合には、スイッチ部52にSビデオ信号を選択させ、Sビデオ信号が入力されていない場合には、スイッチ部52にコンポジット信号を選択させる。
【0004】
ここで、コンポーネント信号について入力有無を検出し、コンポーネント信号が入力されている場合には、スイッチ部52がコンポーネント信号をSビデオ信号やコンポジット信号よりも優先的に選択するように処理することが要望されている。しかし、従来Sビデオ信号検出回路54に使用されているものと同じ回路構成の信号検出回路では、コンポーネント信号の種類によってはコンポーネント信号の入力有無を正確に検出することができない場合がある。
【0005】
詳細には、コンポーネント信号がNTSC信号(解像度が480i)である場合には、水平同期信号の時間幅が大きいので、信号検出回路は常にハイレベルの検出信号をマイコン53に供給することができるので、マイコン53は常にハイレベルの検出信号に基づいて、コンポーネント信号が入力されていることを判断することができる。一方、コンポーネント信号が、ハイビジョン信号(HD信号、解像度が720p)である場合には、水平同期信号の時間幅が小さいので、垂直同期信号の期間だけ瞬間的にハイレベルになる検出信号をマイコン53に供給する。マイコン53は、垂直同期信号の期間だけ瞬間的にハイレベルになる検出信号に基づいて、コンポーネント信号が入力されていることを検出することはできない。
【0006】
【特許文献1】特許2004−56719号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、水平同期信号の幅が小さいHD信号であっても、映像信号が入力されていることをマイコンが確実に判断することができる映像信号検出装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の好ましい実施形態による映像信号検出装置は、入力される映像信号を増幅する増幅回路と、前記増幅回路によって増幅された映像信号が入力され、前記映像信号の微分波形を生成する微分回路と、前記微分回路から供給される信号によってオンオフ動作されるスイッチ素子を有し、前記映像信号の垂直同期信号に応答してトリガ信号を出力するスイッチング回路と、前記スイッチング回路から前記トリガ信号が入力され、前記トリガ信号に応じてハイレベルとローレベルとを繰り返す矩形波信号を生成して出力する矩形波信号生成回路と、前記矩形波信号生成回路から前記矩形波信号が入力される入力端子を有し、前記矩形波信号が前記入力端子に入力された場合に、前記映像信号が入力されていることを判断する制御手段とを備える。
【0009】
入力される映像信号が例えばNTSC信号であってもHD信号であっても、微分回路が映像信号の垂直同期信号のみに応答して微分波形を出力するので、スイッチング回路は、垂直同期信号のみに応答してトリガ信号を出力する。矩形波信号生成手段がトリガ信号に応じてトリガ信号よりもハイレベルの幅が大きい矩形波信号を出力するので、制御手段は確実に矩形波信号を検出することができ、映像信号が例えばHD信号であっても映像信号が入力されていることを確実に判断することができる。また、微分回路を設けることにより、トリガ信号の周期が大きくなるので、矩形波信号のハイレベル及びローレベルの幅をより大きくすることができ、制御手段がさらに確実に矩形波信号を検出することができる。
【0010】
本発明の別の好ましい実施形態による映像信号検出装置は、入力される映像信号を増幅する増幅回路と、前記増幅回路によって増幅された映像信号が入力され、前記映像信号を整流する整流回路と、前記整流回路から供給される信号によってオンオフ動作されるスイッチ素子を有し、前記映像信号の垂直同期信号に応答したトリガ信号、又は、常に第1のレベルの信号を出力するスイッチング回路と、 前記スイッチング回路から前記トリガ信号が入力され、前記トリガ信号に応じてハイレベルとローレベルとを繰り返す矩形波信号を生成して出力する矩形波信号生成回路と、前記矩形波信号生成回路から前記矩形波信号が入力される第1入力端子、及び、前記スイッチング回路からの信号が直接入力される第2入力端子を有し、前記第1入力端子に前記矩形波信号が入力されている場合、又は、前記第2入力端子に常に前記第1のレベルの信号が入力されている場合に、前記映像信号が入力されていることを判断する制御手段とを備える。
【0011】
スイッチング回路が垂直同期信号に応じたトリガ信号を出力する場合には、矩形波信号生成手段がトリガ信号に応じてトリガ信号よりもハイレベルの幅が大きい矩形波信号を出力するので、制御手段は確実に矩形波信号を検出することができ、映像信号がHD信号であっても映像信号が入力されていることを確実に判断することができる。また、スイッチング回路が常に第1のレベルの信号を出力する場合には、常に第1のレベルの信号は直接制御手段に入力され、制御手段は第1のレベルの信号を検出することができ、映像信号が入力されていることを確実に判断することができる。
【0012】
好ましい実施形態においては、前記映像信号が、第1映像信号と、前記第1映像信号に比べて水平同期信号の時間幅が大きい第2映像信号とを含み、前記映像信号が前記第1映像信号である場合に、前記スイッチング回路が前記トリガ信号を出力し、前記映像信号が前記第2映像信号である場合に、前記スイッチング回路が常に第1のレベルの信号を出力する。
【0013】
映像信号が第1映像信号(例えばHD信号)である場合には、スイッチング回路がトリガ信号を出力し、矩形波信号生成手段がトリガ信号に応じてトリガ信号よりもハイレベルの幅が大きい矩形波信号を出力するので、制御手段は確実に矩形波信号を検出することができ、映像信号がHD信号であっても映像信号が入力されていることを確実に判断することができる。
【0014】
好ましい実施形態においては、前記矩形波信号生成回路が、前記トリガ信号のローレベルへの立ち下がりに応答してローレベルからハイレベルに反転し、前記トリガ信号の次のローレベルへの立ち下がりに応答してハイレベルからローレベルに反転する矩形波信号を出力する。
【0015】
この場合、矩形波信号のハイレベル及びローレベルの幅をさらに大きくすることができるので、制御手段がさらに確実に矩形波信号を検出することができる。
【0016】
好ましい実施形態においては、前記矩形波信号生成回路が、JKフリップフロップ回路を有し、前記JKフリップフロップ回路のクロック入力端子に前記スイッチング回路からの前記トリガ信号が入力され、前記JKフリップフロップ回路のK入力端子及びJ入力端子には常に論理ハイレベルの信号が入力されている。
【発明の効果】
【0017】
本発明によると、矩形波信号生成手段がトリガ信号に応じてトリガ信号よりもハイレベルの幅が大きい矩形波信号を出力するので、制御手段は確実に矩形波信号を検出することができ、映像信号が例えばHD信号であっても映像信号が入力されていることを確実に判断することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
[実施形態1]
図1は、本発明の好ましい実施形態による映像信号検出装置1が適用されるAVアンプ10の要部を示すブロック図である。AVアンプ10は、映像信号検出装置1と、DVDプレーヤ等から映像信号が入力される入力端子11と、スイッチ部12と、デコーダ13とを備える。入力端子11は、コンポーネント信号が入力されるコンポーネント信号入力端子11a、Sビデオ信号が入力されるSビデオ信号入力端子11b、及び、コンポジット信号が入力されるコンポジット信号入力端子11c等を含む。スイッチ部12は、各入力端子から入力される映像信号の中から1つの映像信号を選択して、デコーダ13に供給する。スイッチ部12は、マイコン3からの指示に応じて1つの映像信号を選択して、デコーダ13に出力する。デコーダ13は、供給された映像信号に対してアナログ−デジタル変換、フォーマット変換等の各処理を実行し、後段に供給する。
【0019】
映像信号検出装置1は、コンポーネント信号入力端子11aにコンポーネント信号が入力されているか否かを検出するものであり、コンポーネント信号検出回路2と、制御手段であるマイコン3とを有している。コンポーネント信号検出回路2は、コンポーネント信号入力端子11aに接続されており、コンポーネント信号が入力された際に、そのことを検出しマイコン3に検出信号(後述する矩形波信号、及び、常にハイレベルの信号)を出力する。マイコン3は、コンポーネント信号検出回路2から検出信号が入力されると、コンポーネント信号がコンポーネント信号入力端子11aに入力されていることを判断し、スイッチ部12にコンポーネント信号を選択させる。
【0020】
また、AVアンプ10は、必要に応じてSビデオ信号検出回路14を備えており、Sビデオ信号検出回路14は、Sビデオ信号入力端子11bにSビデオ信号が入力されている場合に、そのことを検出し、マイコン3に検出信号を出力する。コンポーネント信号が入力されていないとき、マイコン3は、Sビデオ信号検出回路14から検出信号が入力されると、Sビデオ信号がSビデオ信号入力端子11bに入力されていることを判断し、スイッチ部12にSビデオ信号を選択させる。また、マイコン3は、Sビデオ信号検出回路14から検出信号が入力されないとき、Sビデオ信号がSビデオ信号入力端子11bに入力されていないことを判断し、スイッチ部12にコンポジット信号を選択させる。
【0021】
なお、コンポーネント信号には、例えば、解像度が480iであるNTSC信号や、解像度が720pであるハイビジョン信号(以下、HD信号という。)等が存在する。NTSC信号は、水平同期信号の時間幅(以下、幅という。)がHD信号に比べて大きい映像信号であり、HD信号は水平同期信号の幅がNTSC信号と比べて小さい映像信号である。なお、NTSC信号及びHD信号共に、垂直同期信号の幅は、各水平同期信号の幅よりも十分に大きい。
【0022】
図2は、映像信号検出装置1の詳細を示す回路図である。コンポーネント信号検出回路2は、増幅回路21と、微分回路22と、スイッチング回路23と、矩形波信号生成回路24とを有している。図3は、コンポーネント信号検出回路2の各点における波形を示すタイミングチャートであり、各符号は図2の各点の波形に対応している。
【0023】
増幅回路21は、コンポーネント信号入力端子11aに入力される映像信号を増幅(反転増幅)して出力する回路である。増幅回路21は、例えば、抵抗R1〜R3及びトランジスタQ1を有している。トランジスタQ1は、コレクタが抵抗R1の一端と抵抗R2の一端とに接続され、ベースが抵抗R2の他端とコンデンサC2の一端とに接続され、エミッタが抵抗R3の一端に接続されている。抵抗R1の他端は接地電位GNDとコンデンサC1の一端とに接続されている。抵抗R3の他端は、3.3V電源ライン(以下、電源ラインという。)に接続されている。
【0024】
コンデンサC1は、他端が電源ラインに接続され、電源ラインから供給される3.3V電源電圧を充電する。コンデンサC2の他端は、コンポーネント信号入力端子11aに接続されており、コンポーネント信号から直流成分を除去し、増幅回路21に供給する。
【0025】
微分回路22は、増幅回路21によって増幅された映像信号が入力され、映像信号の微分波形を生成する。詳細には、垂直同期信号の幅(ローレベルの期間)は大きいので、微分回路22によって垂直同期信号に応じた微分波形が抽出され得るが、水平同期信号や映像信号本体は幅(ローレベルの期間)が小さいので、微分回路22によって映像信号の水平同期信号や映像信号本体に応答して微分波形は生成されない。従って、微分回路22は、映像信号から垂直同期信号のみを微分波形として抽出して出力することができるので、後述するJKF/F回路から出力される矩形波信号のハイレベル及びローレベルの幅を大きくすることができ、マイコン3に矩形波信号を確実に検出させることができる。
【0026】
微分回路22は、コンデンサC3と抵抗R4とを有している。コンデンサC3は、一端がトランジスタQ1のコレクタと抵抗R1及びR2とに接続され、他端がダイオードD1のアノードと、抵抗R4の一端と、トランジスタQ2のベースとに接続されている。抵抗R4の他端は、電源ラインに接続されている。ダイオードD1のカソードは電源ラインに接続されている。
【0027】
スイッチング回路23は、微分回路22から供給される出力電圧(微分波形)によってオンオフ動作されるスイッチ素子(例えば、pnp型トランジスタQ2)を有し、映像信号の垂直同期信号に応答したトリガ信号(瞬間的にハイレベルになる信号)を出力する。トリガ信号の詳細を図3(E)に示す。トランジスタQ2は、ベースが微分回路22の出力端D(抵抗R4とコンデンサC3との接続点)に接続され、エミッタが電源ラインに接続され、コレクタがスイッチング回路23の出力端になっている。
【0028】
トランジスタQ2のベース電圧(微分回路22の出力電圧)が、エミッタ電圧(3.3V)−導通開始電圧(0.6V)=2.7V以下になったときにトランジスタQ2がオン状態になり、3.3Vの電圧をトリガ信号として出力端Eに出力する。一方、トランジスタQ2のベース電圧が、エミッタ電圧−導通開始電圧よりも大きいときにはトランジスタQ2がオフ状態になり、3.3Vの電圧(トリガ信号)を出力端Eに出力しない。
【0029】
矩形波信号生成回路24は、スイッチング回路23からのトリガ信号が入力され、トリガ信号に応じてハイレベルとローレベルとを繰り返す矩形波信号を生成して出力する。詳細には、矩形波信号は、図3(F)に示すように、トリガ信号のローレベルへの立ち下がりに応答してハイレベルに立ち上がり、次のトリガ信号のローレベルへの立ち下がりに応答してローベルに立ち下がる信号である。このような矩形波信号を生成するために、矩形波信号生成回路24は、例えばJKフリップフロップ回路(以下、JKF/F回路24という。)を有している。
【0030】
JKF/F回路24のクロック入力端子CLKは、スイッチング回路23の出力端E(トランジスタQ2のコレクタ)に接続され、K入力端子K、J入力端子J、電源端子VCC、クリア端子CLR及びPR端子PRは電源ラインに接続されている。JKF/F回路24の出力端子Q(コンポーネント信号検出回路2の出力端F)は、マイコン3の入力端子3aに接続されている。K入力端子K及びJ入力端子Jには常に3.3Vの電圧(論理ハイレベル)が入力されているので、クロック入力端子CLKに入力されるトリガ信号の立ち下がりに応答して、ハイレベルとローレベルとの間で反転する矩形波信号が出力端子Qから出力される。
【0031】
マイコン3は、JKF/F回路24の出力端子Qに接続された入力端子3aを有している。マイコン3は、入力端子3aに図3(F)に示す矩形波信号が入力されたか否かを監視しており、矩形波信号が入力されたことを判断した場合に、コンポーネント信号がコンポーネント信号入力端子11aに入力されたことを判断し、スイッチ部12にコンポーネント信号を選択させる。
【0032】
以上の構成を有する映像信号検出装置1について、図2及び図3を参照し、その動作を説明する。なお、本実施形態においては、コンポーネント信号がNTSC信号又はHD信号のいずれの場合にも動作は同じである。
【0033】
図3(A)は、入力されるコンポーネント信号の一例を示す波形図であり、水平同期信号は幅が小さいので図示されておらず、幅(ローレベルの期間)の大きい垂直同期信号のみが図示されている。入力された映像信号は、図3(B)に示すように、コンデンサC2で直流成分が除去される。このとき、コンデンサC2と抵抗R2(又は抵抗R3)とによって微分回路が構成されているので、図3(B)に示す波形は図3(A)の微分波形になっている。すなわち、垂直同期信号の立ち下がりに応じて立ち下がり、その後漸増し、垂直同期信号の立ち上がりに応じて立ち上がり、その後、垂直同期信号の次の立ち下がりまで漸減する波形になる。
【0034】
続いて、コンデンサC2の出力電圧は、増幅回路21によって反転増幅され、図3(C)に示す波形になる。すなわち、図3(C)の波形は、図3(B)の波形に比べてプラス方向及びマイナス方向に振幅値が増加し、かつ、反転している。次に、図3(C)の波形は、微分回路22によって微分され、図3(D)の波形になる。すなわち、垂直同期信号の立ち下がりに応じて立ち上がり、垂直同期信号の立ち上がりに応じて大きく立ち下がり、その後、垂直同期信号の次の立ち下がりまで漸増する波形になる。
【0035】
微分回路22の出力電圧はトランジスタQ2のベースに供給される。そしてトランジスタQ2のベース電圧が2.7V以下の期間だけトランジスタQ2がオン状態になり、図3(E)に示すように、トランジスタQ2のコレクタに電源ラインからの3.3V電圧がトリガ信号として出力される。一方、トランジスタQ2のベース電圧が2.7Vよりも大きい期間にはトランジスタQ2がオフ状態になり、トランジスタQ2のコレクタに電源ラインからの3.3V電圧がトリガ信号として出力されない。すなわち、垂直同期信号の立ち上がりに応答した微分波形(図3(D))の立ち下がり時から、微分波形(図3(D))が漸増することによって2.7Vよりも大きくなるまでの期間において、トランジスタQ2のベース電圧が2.7V以下になり、トランジスタQ2がオン状態になるので、トリガ信号が出力される。なお、このトリガ信号の幅は小さいので、マイコン3では確実に検出することができない。
【0036】
続いて、図3(E)のトリガ信号はJKF/F回路24のクロック入力端子CLKに入力される。また、JKF/F回路24のK入力端子K及びJ入力端子Jには常に3.3Vの電圧(論理ハイレベル)が入力されているので、図3(F)に示すように、クロック入力端子CLKに入力されるトリガ信号の立ち下がりに応答してローレベルからハイレベルに反転し、トリガ信号の次の立ち下がりに応答して、ハイレベルからローレベルに反転することを繰り返す矩形波信号がJKF/F回路24の出力端子Qから出力される。従って、矩形波信号のハイレベル及びローレベルの幅は、図3(E)のトリガ信号のハイレベル及びローレベルの幅よりも大きくなり、マイコン3によって確実に検出可能な幅にすることができる。
【0037】
図3(F)の矩形波信号は、マイコン3の入力端子3aに入力される。マイコン3は、入力端子3aに矩形波信号が入力されたことを判断すると、コンポーネント入力端子11aにコンポーネント信号が入力されたことを判断する。その結果、マイコン3は、スイッチ部12にコンポーネント信号を選択させるので、コンポーネント信号がコンポーネント入力端子11aに入力されたときに、AVアンプ10が自動的にコンポーネント信号を選択して、再生することができる。
【0038】
本実施形態によると、微分回路22を有することにより、垂直同期信号のみに応答してスイッチング回路23がトリガ信号を出力するので、トリガ信号が出力される周期が(映像信号本体にも応答してトリガ信号を出力する場合に比べて)大きくなる。従って、JKF/F回路24が出力する矩形波信号のハイレベル及びローレベルの幅が大きくなり(すなわち、周期が大きくなり)、マイコン3がより確実に矩形波信号を判別することができる。
【0039】
[実施形態2]
図4は、本実施形態による映像信号検出装置41の詳細を示す回路図であり、実施形態1と同一部分には同一符号を付し、説明を省略又は簡略化する。映像信号検出装置41は、コンポーネント信号検出回路42と、マイコン43とを有する。コンポーネント信号検出回路42は、増幅回路21と、整流回路44と、スイッチング回路23と、矩形波信号生成回路24とを有している。図5〜図7は、コンポーネント信号検出回路42の各点における波形を示すタイミングチャートであり、各符号は図4の各点に対応している。
【0040】
図5は、コンポーネント信号がNTSC信号であり、水平同期信号(図5(A)のローレベルの期間)に対応する各点の波形を示している(垂直同期信号は省略している)。図6は、コンポーネント信号がHD信号であり、水平同期信号(図6(A)のローレベルの期間)に対応する各点の波形を示している(垂直同期信号は省略している)。図7は、コンポーネント信号がHD信号であり、垂直同期信号(図7(A)のローレベルの期間)に対応する各点の波形を示している(水平同期信号は省略している)。
【0041】
増幅回路21は、コンポーネント信号入力端子11aに入力される映像信号を反転増幅して出力する回路である。
【0042】
整流回路44は、増幅回路21によって増幅された映像信号が入力され、映像信号を整流して出力する。整流回路44の出力電圧は、トランジスタQ2をオンオフ動作させるために使用される。整流回路44は、一般的な倍電圧整流回路であり、コンデンサC4、C5、ダイオードD1、D2を有している。コンデンサC4は、一端がトランジスタQ1のコレクタと抵抗R1及びR2とに接続され、他端がダイオードD1のアノードと、ダイオードD2のカソードとに接続されている。ダイオードD2のアノードは、コンデンサC5の一端とトランジスタQ2のベースに接続されている。コンデンサC5の他端は、電源ラインに接続されている。ダイオードD1のカソードは電源ラインに接続されている。
【0043】
スイッチング回路23は、整流回路44から供給される出力電圧によってオンオフ動作されるトランジスタQ2を有し、映像信号の垂直同期信号に応じたトリガ信号(図7(E)参照)、又は、常にハイレベルの信号(図5(E)参照)を出力する。トランジスタQ2は、ベースが整流回路44の出力端D(ダイオードD2とコンデンサC5との接続点)に接続され、エミッタが電源ラインに接続され、コレクタがスイッチング回路23の出力端になっている。
【0044】
トランジスタQ2のベース電圧(整流回路44の出力電圧)が、エミッタ電圧(3.3V)−導通開始電圧(0.6V)=2.7V以下になったときにトランジスタQ2がオン状態になり、3.3Vの出力電圧を出力端Eに出力する。一方、トランジスタQ2のベース電圧が、エミッタ電圧−導通開始電圧=2.7Vよりも大きいときにはトランジスタQ2がオフ状態になり、3.3Vの出力電圧を出力端Eに出力しない。
【0045】
矩形波信号生成回路24は、スイッチング回路23からのトリガ信号が入力され、トリガ信号に応じてハイレベルとローレベルとを繰り返す矩形波信号を生成して出力する。矩形波信号生成回路24は、例えばJKF/F回路を有している。
【0046】
マイコン43は、入力端子43a、43bを有している。入力端子43aは、JKF/F回路24の出力端子Qに接続されており、入力端子43bは、スイッチング回路23の出力端E(トランジスタQ2のコレクタ)に接続されている。マイコン43は、入力端子43aに図7(F)に示す矩形波信号が入力されたか否か、及び、入力端子43bにスイッチング回路23から常にハイレベルの信号(すなわち、所定期間以上ハイレベルが継続する信号)が入力されたか否かを監視している。入力端子43aに矩形波信号が入力された、又は、入力端子43bに常にハイレベルの信号が入力された場合に、マイコン43は、コンポーネント信号がコンポーネント信号入力端子11aに入力されたことを判断し、スイッチ部12にコンポーネント信号を選択させる。
【0047】
以上の構成を有する映像信号検出装置について、図4〜図7を参照して、その動作を説明する。まず、コンポーネント信号がNTSC信号である場合を図4,図5を参照して説明する。
【0048】
図5(A)は、入力されるNTSC信号のうち水平同期信号(ローレベルの期間)を示す波形図であり、垂直同期信号は省略している。入力された映像信号は、図5(B)に示すように、コンデンサC2で直流成分が除去される。このとき、コンデンサC2と抵抗R2(又は抵抗R3)とによって微分回路が構成されているので、図5(B)に示す波形は図5(A)の微分波形になっている。すなわち、水平同期信号の立ち下がりに応じて立ち下がり、その後漸増し、水平同期信号の立ち上がりに応じて立ち上がり、その後、水平同期信号の次の立ち下がりまで漸減する波形になる。
【0049】
続いて、コンデンサC2の出力電圧は、増幅回路21によって反転増幅され、図5(C)に示す波形になる。すなわち、図5(C)の波形は、図5(B)の波形に比べてプラス方向及びマイナス方向に振幅値が増加し、反転している。すなわち、水平同期信号の立ち下がりに応じて立ち上がり、水平同期信号の立ち上がりに応じて立ち下がり、その後、水平同期信号の次の立ち下がりまで漸減する波形になる。次に、図5(C)の波形は、整流回路44によって整流され、図5(D)の波形になる。図5(D)の波形は、概略図4(C)の波形が平均化された波形になっている。
【0050】
整流回路44の出力電圧はトランジスタQ2のベースに供給される。ここで、図5(D)の整流回路44の出力電圧は、水平同期信号の幅が大きく、図5(C)の波形の振幅値が大きいことに起因して、定常状態になったときにトランジスタQ2をオン状態にするための電圧(2.7V)以下に常に維持されている。その結果、トランジスタQ2は常にオン状態になるので、図5(E)に示すように、トランジスタQ2のコレクタに電源ラインからの3.3V電圧が常に出力され、スイッチング回路23から常にハイレベルの信号が出力される。
【0051】
図5(E)の波形はマイコン3の入力端子43bに供給される。マイコン43bは、入力端子43bに常にハイレベルの信号が入力されていることを判断すると、コンポーネント信号入力端子11aにコンポーネント信号が入力されたことを判断する。その結果、マイコン43は、スイッチ部12にコンポーネント信号を選択させるので、コンポーネント信号がコンポーネント端子11aに入力されたときに、AVアンプ10が自動的にコンポーネント信号を選択して、再生することができる。
【0052】
なお、図5(E)の波形はJKF/F回路24のクロック入力端子CLKにも入力されるが、図5(E)の波形が常にハイレベルの信号であるので、JKF/F回路24の出力端子Qから矩形波信号が出力されない。
【0053】
なお、NTSC信号の垂直同期信号は図示していないが、垂直同期信号は水平同期信号よりも幅が大きいので、図5(E)の波形には影響しない。
【0054】
次に、コンポーネント信号がHD信号である場合を図4,図6,図7を参照して説明する。まず、図6を参照し、HD信号の水平同期信号に対する動作について説明する。
【0055】
図6(A)は、入力されるHD信号のうち水平同期信号をローレベルの期間として示す波形図であり、垂直同期信号は省略している。入力された映像信号は、図6(B)に示すように、コンデンサC2で直流成分が除去される。このとき、コンデンサC2と抵抗R2(又は抵抗R3)とによって微分回路が構成されているので、図6(B)に示す波形は図6(A)の微分波形になっている。
【0056】
続いて、コンデンサC2の電圧は、増幅回路21によって反転増幅され、図6(C)に示す波形になる。すなわち、図6(C)の波形は、図6(B)の波形に比べてプラス方向及びマイナス方向に振幅値が増加し、反転している。次に、図6(C)の波形は、整流回路44によって整流され、図6(D)の波形になる。図6(D)の波形は、概略図6(C)の波形が平均化された波形になっている。
【0057】
整流回路44の出力電圧はトランジスタQ2のベースに供給される。ここで、図6(D)の整流回路44の出力電圧は、水平同期信号の幅が小さく、図6(C)の波形の振幅値が小さいことに起因して、トランジスタQ2をオン状態にするための電圧(2.7V)よりも常に大きくなっている。その結果、トランジスタQ2は常にオフ状態になるので、図6(E)に示すように、トランジスタQ2のコレクタに電源ラインからの3.3V電圧が常に出力されず、スイッチング回路23から常にローレベルの信号が出力される(常にハイレベルの信号が出力されない)。
【0058】
図6(E)の波形はマイコン3の入力端子43bに供給される。マイコン43は、常にハイレベルの信号が入力端子43bに入力されていないことを判断する。また、図6(E)の波形はJKF/F回路24のクロック入力端子CLKにも入力されるが、図6(E)の波形が常にローレベルの信号であるので、JKF/F回路24の出力端子Qから矩形波信号が出力されない。そのため、マイコン43は、矩形波信号が入力端子43aに入力されていないことを判断する。その結果HD信号の水平同期信号によっては、マイコン43は、コンポーネント入力端子11aにコンポーネント信号が入力されたことを判断することはできない。
【0059】
続いて、図7を参照し、HD信号の垂直同期信号に対する動作について説明する。図7(A)は、入力されるHD信号のうち垂直同期信号をローレベルとして示す波形図であり、水平同期信号は省略している。入力された映像信号は、図7(B)に示すように、コンデンサC2で直流成分が除去される。このとき、コンデンサC2と抵抗R2(又は抵抗R3)とによって微分回路が構成されているので、図6(B)に示す波形は図6(A)の微分波形になっている。すなわち、垂直同期信号の立ち下がりに応じて立ち下がり、その後漸増し、垂直同期信号の立ち上がりに応じて立ち上がり、その後、所定期間だけ漸減する波形になる。
【0060】
続いて、コンデンサC2の電圧は、増幅回路21によって反転増幅され、図7(C)に示す波形になる。図7(C)の波形は、図7(B)の波形に比べてプラス方向及びマイナス方向に振幅値が増加し、反転している。次に、図7(C)の波形は、整流回路44によって整流され、図7(D)の波形になる。図7(D)の波形は、概略図7(C)の波形が平均化された波形になっている。
【0061】
整流回路44の出力電圧はトランジスタQ2のベースに供給される。そしてトランジスタQ2のベース電圧が2.7V以下の期間に、トランジスタQ2がオン状態になり、図7(E)に示すように、トランジスタQ2のコレクタに電源ラインからの3.3V電圧がトリガ信号として出力される。一方、トランジスタQ2のベース電圧が2.7Vよりも大きい期間にはトランジスタQ2がオフ状態になり、トランジスタQ2のコレクタに電源ラインからの3.3V電圧がトリガ信号として出力されない。なお、このトリガ信号は幅が小さいので、マイコン3では確実に検出することができない。
【0062】
続いて、図7(E)のトリガ信号はJKF/F回路24のクロック入力端子CLKに入力される。また、JKF/F回路24のK入力端子K及びJ入力端子Jには常に3.3Vの電源電圧(論理ハイレベル)が入力されているので、図7(F)に示すように、クロック入力端子CLKに入力されるトリガ信号の立ち下がりに応答してローレベルからハイレベルに反転し、トリガ信号の次の立ち下がりに応答して、ハイレベルからローレベルに反転することを繰り返す矩形波信号がJKF/F回路24の出力端子Qから出力される。従って、矩形波信号のハイレベル及びローレベルの幅は、図7(E)のトリガ信号のハイレベル及びローレベルの幅よりも大きくなっており、マイコン43によって確実に検出することができる。
【0063】
図7(F)の矩形波信号は、マイコン43の入力端子43aに入力される。マイコン43は、入力端子43aに矩形波信号が入力されたことを判断すると、コンポーネント信号入力端子11aにコンポーネント信号が入力されたことを判断する。その結果、マイコン43は、スイッチ部12にコンポーネント信号を選択させるので、コンポーネント信号がコンポーネント端子11aに入力されたときに、AVアンプ10が自動的にコンポーネント信号を選択して、再生することができる。
【0064】
以上のように、第2実施形態によると、コンポーネント信号がNTSC信号の場合には、水平同期信号(及び垂直同期信号)に応じてスイッチング回路23から出力される常にハイレベルの信号に基づいてマイコン43はコンポーネント信号が入力されていることを判断することができる。コンポーネント信号がHD信号の場合には、垂直同期信号に応じてスイッチング回路23から出力されるトリガ信号がJKF/F回路24によって矩形波信号に変換され、マイコン43は矩形波信号に基づいてコンポーネント信号が入力されていることを判断することができる。
【0065】
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。例えば、矩形波信号生成回路は、トリガ信号の立ち上がりに応じてローレベルからハイレベルに立ち上がり、次のトリガ信号の立ち上がりに応じてハイレベルからローレベルに立ち下がる信号を生成してもよい。例えば、第2実施形態において、マイコン43は入力端子43bに常にハイレベルの信号が入力されたときにコンポーネント信号が入力されたことを判断しているが、各回路のハイレベル及びローレベルの極性を反転させることにより、入力端子43bに常にローレベルの信号が入力されたときにマイコン43がコンポーネント信号が入力されたことを判断するようにしてもよい。コンポーネント信号を例に説明したが、HD信号を含むその他の映像信号にも適用することができる。
【産業上の利用可能性】
【0066】
本発明は、例えば、AVアンプ等のコンポーネント信号が入力可能な機器に好適に採用され得る。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】本発明の好ましい実施形態によるAVアンプ10を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態による映像信号検出装置1を示す回路図である。
【図3】図2に示す映像信号検出装置1の動作を示すタイムチャートである。
【図4】第2実施形態による映像信号検出装置41を示す回路図である。
【図5】図4に示す映像信号検出装置41のNTSC信号に対する動作を示すタイムチャートである。
【図6】図4に示す映像信号検出装置41のHD信号の水平同期信号に対する動作を示すタイムチャートである。
【図7】図4に示す映像信号検出装置41のHD信号の垂直同期信号に対する動作を示すタイムチャートである。
【図8】従来のAVアンプ50を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0068】
1 映像信号検出装置
2 コンポーネント信号検出回路
3 マイコン
10 AVアンプ
11 入力端子
12 スイッチ部
21 増幅回路
22 微分回路
23 スイッチング回路
24 矩形波信号生成回路
44 整流回路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力される映像信号を増幅する増幅回路と、
前記増幅回路によって増幅された映像信号が入力され、前記映像信号の微分波形を生成する微分回路と、
前記微分回路から供給される信号によってオンオフ動作されるスイッチ素子を有し、前記映像信号の垂直同期信号に応答してトリガ信号を出力するスイッチング回路と、
前記スイッチング回路から前記トリガ信号が入力され、前記トリガ信号に応じてハイレベルとローレベルとを繰り返す矩形波信号を生成して出力する矩形波信号生成回路と、
前記矩形波信号生成回路から前記矩形波信号が入力される入力端子を有し、前記矩形波信号が前記入力端子に入力された場合に、前記映像信号が入力されていることを判断する制御手段とを備える、映像信号検出装置。
【請求項2】
入力される映像信号を増幅する増幅回路と、
前記増幅回路によって増幅された映像信号が入力され、前記映像信号を整流する整流回路と、
前記整流回路から供給される信号によってオンオフ動作されるスイッチ素子を有し、前記映像信号の垂直同期信号に応答したトリガ信号、又は、常に第1のレベルの信号を出力するスイッチング回路と、
前記スイッチング回路から前記トリガ信号が入力され、前記トリガ信号に応じてハイレベルとローレベルとを繰り返す矩形波信号を生成して出力する矩形波信号生成回路と、
前記矩形波信号生成回路から前記矩形波信号が入力される第1入力端子、及び、前記スイッチング回路からの信号が直接入力される第2入力端子を有し、前記第1入力端子に前記矩形波信号が入力されている場合、又は、前記第2入力端子に常に前記第1のレベルの信号が入力されている場合に、前記映像信号が入力されていることを判断する制御手段とを備える、映像信号検出装置。
【請求項3】
前記映像信号が、第1映像信号と、前記第1映像信号に比べて水平同期信号の時間幅が大きい第2映像信号とを含み、
前記映像信号が前記第1映像信号である場合に、前記スイッチング回路が前記トリガ信号を出力し、
前記映像信号が前記第2映像信号である場合に、前記スイッチング回路が常に第1のレベルの信号を出力する、請求項2に記載の映像信号検出装置。
【請求項4】
前記矩形波信号生成回路が、前記トリガ信号のローレベルへの立ち下がりに応答してローレベルからハイレベルに反転し、前記トリガ信号の次のローレベルへの立ち下がりに応答してハイレベルからローレベルに反転する矩形波信号を出力する、請求項1〜3のいずれかに記載の映像信号検出装置。
【請求項5】
前記矩形波信号生成回路が、JKフリップフロップ回路を有し、前記JKフリップフロップ回路のクロック入力端子に前記スイッチング回路からの前記トリガ信号が入力され、前記JKフリップフロップ回路のK入力端子及びJ入力端子には常に論理ハイレベルの信号が入力されている、請求項1〜4のいずれかに記載の映像信号検出装置。

【図1】
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【図2】
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【図4】
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【図8】
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【図3】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−177535(P2009−177535A)
【公開日】平成21年8月6日(2009.8.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−14241(P2008−14241)
【出願日】平成20年1月24日(2008.1.24)
【出願人】(000000273)オンキヨー株式会社 (502)
【Fターム(参考)】