説明

木製壁紙施工内外壁と窓ガラスによる密閉型のカーテンレールとクッション床シート施工のペットサークル

【課題】1,鉄格子、木製格子では隙間があり危険で、デザイン性に乏しい。
2,総ガラス張りサークルでは、内部の動物の視野が常時、過渡に広範囲な為、飼い主側並びに動物側の心的ストレスの要因になる危険性がある。
3,従来のサークルの多くは床部分が何もないか、もしくはプラスチック製の床であったが為に、滑りやすく、冷たく、デザイン性も著しく損なわれていた。そして、内部の動物の手足の負担も増大させる可能性を完全に排除できない。
【解決手段】1,鉄格子並びに木製格子を使用せず、4方全ての側面を木製、鉄製、プラスチック製の外壁と壁紙施工の内壁とガラス窓で複合し、4方を完全に隙間なく密閉し外部と隔離する。
2,窓部分には開閉可能なカーテン又はロールカーテン又は鉄製&木製のブラインドを取り付け、部分的に常時視野を狭める為の木製壁を施工し、その内側に壁紙を施工する。
3,土台部分を木製にし、その上に3ミリの厚みのデザイン・クッション床シートを施工する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はペット動物の居住サークルのデザインの向上、実質的、精神的衛生の向上を図る為の、ペット動物居住サークルに関する発明
【背景技術】
【0002】
【特許文献1】
【特許文献2】
【非特許文献1】
【非特許文献2】
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
従来のの犬猫並びに小動物用のペットサークルには下記のような課題があると思われる。
1,壁部分が鉄格子や木製格子のみのデザインもしくは部分的に壁又はガラスと鉄格子や木製格子とを複合させた側壁に隙間のあるデザインでは、完全な側面の密閉には至らない為、隙間が多く、内部の動物に対して、容易に外部から物理的並びに精神的な刺激並びに危害を加えることが出来る可能性を完全に排除できないとともに、外部からゴミ又は誤飲した場合危険と思われる物が偶発的にサークル内部へ入る危険性を完全に排除できない。
また、内部に居住する動物の毛や匂いなどが、直接的にサークル外部へと出て行き、飼い主側居住スペースの清掃までもが広範囲に渡る可能性を完全に排除できない。
内部に居住する動物自身も側面ならびに側面結合部分並びに壁上部などに出来うる鉄格子や木製格子の隙間に、頭や手、足、尾など挟みこみ、怪我をする危険性を完全に排除できない。
2,また従来品の中に壁部分が既にガラス張りの物もあるが、従来品は総ガラス張りだった為、サークル内部の動物の視野が常時、広範囲に渡り、心的ストレスを増大させる危険性を完全に排除できず、尚且つ、デザイン性も著しく乏しい。
3,壁部分が鉄格子や木製格子のみのデザインもしくは一部分的に壁又はガラスと鉄格子や木製格子とを複合させた側壁に隙間のあるデザインでは、デザイン性が著しく損なわれる可能性があり、動物との共存を図ろうとする飼い主側の居住スペースのインテリアのデザイン性並びに統一性を損なわせる可能性を完全に排除できない。
4,これまでのサークルと呼ばれる製品の多くの床は、何もないか、もしくはプラスチック製の床であったが為に、滑りやすく、冷たく、デザイン性も著しく損なわれていた。そして、内部の動物の手足の負担も増大させる可能性を完全に排除できない。
【課題を解決するための手段】
1,鉄格子並びに木製格子を使用せず、4方全ての側面を木製、鉄製、プラスチック製の外壁と壁紙施工の内壁とガラス窓で複合し、4方を完全に隙間なく密閉し外部と隔離する。
2,窓部分には開閉可能なカーテン又はロールカーテン又は鉄製&木製のブラインドを取り付け、部分的に常時視野を狭める為の木製壁を施工し、その内側に壁紙を施工する。
3,土台部分を木製にし、その上に3ミリの厚みのデザイン・クッション床シートを施工する。
具体的な構造としては図面のように全ての支柱及び窓枠部分に溝入り角材使用し、ブロンズ木ねじにて隙間なく接合する。正面及び側面の下部は内側壁紙貼り付け済みの表面塗装済みのシナ板を溝にはめ込み、上部はクリヤガラスを溝にはめ込み、最後に最上部にカーテン屋根になる横長の薄板を取り付け、その下左右へ板を縦に取り付け、その間に丸棒をかみ合わせ、カーテンレールとする。床部分は骨組み土台の上にシナ板を貼り付け、その上からデザイン・クッション床シートを施工する。
最後に正面右側に入り口扉を取り付ける。
【発明の効果】
1,4方側面が完全に密閉状態になる為、容易に外部から物理的並びに精神的な刺激並びに危害を加えることが出来る可能性を低減可能になるとともに、外部からゴミ又は誤飲した場合危険と思われる物が偶発的にサークル内部へ入る危険性を低減可能にする。
また、逆に内部に居住する動物の毛や匂いなどを、サークル内部に留めることが可能となり、サークル内並びに飼い主側居住スペースの清掃の効率性を高められるとともに、サークル内に空気清浄機を設置する事により、脱臭能力も高められる。
そして、内部に居住する動物自身も側面ならびに側面結合部分並びに壁上部などに隙間が無くなることによって、頭や手、足、尾など挟みこみ、怪我をする危険性を低減可能にする。
そして、デザイン性並びに統一性も高める。
2,窓部分に開閉可能なカーテン又はロールカーテン又は鉄製&木製のブラインドを取り付け、また部分的に常時視野を狭める為の壁を施工し、その内側に壁紙を施工することにより、完全にサークル内の動物の視野を臨機応変にコントロールする事が可能となり、サークル内の動物の心的ストレス並びに、飼い主側のプライバシーを守ることが可能になる。
そして、デザイン性並びに統一性も高める。
3,デザイン・クッション床シートを施工することにより、床部分の弾力性が増し、動物の手足に掛かる負担を軽減可能にするとともに、足音などの防音性を高め、デザイン性並びに統一性も高める。
【発明を実施するための最良の形態】
ペット動物と暮らす人間が、動物居住スペースと人間居住スペースを明確にする時
【実施例】
発案者である、私の飼い犬のサークルとして、2005年11月より、使用していますが、上記にて挙げさせて頂きました、課題を完全にクリアしているように考えます。また、木製骨組みの耐久性も全く問題ない状態です。
【産業上の利用可能性】
驚異的な消費拡大をみせるペット産業において、そして、ますます人間と動物の物質的、精神的共存の重要性が求められる今日では、一定の居住スペースにおいて共存する上で、私が発案した例は今後、ますます重要になってくると考えます。
【図面の簡単な説明】
【図1】はそれぞれ正面パターン1&2、左右側面、背面、床部分の正面図
【図2】は正面パターン1にて施工時の立体図
【符号の説明】
a支柱及び骨組み部分/片面溝入の角材 b窓ガラス部 cカーテンレール部 d内壁紙施工及び外壁樹脂済みの木壁部 e扉部 f床部 g樹脂塗装背面部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
木製骨組み並びに木製壁と窓ガラスを複合し、4方を完全密閉した、犬猫並びに小動物用ペットサークル
【請求項2】
カーテンレールとカーテンを取り付けし、壁紙内装施工した犬猫並びに小動物用のペットサークル
【請求項3】
デザイン・クッション床シートを施工した犬猫並びに小動物用のペットサークル

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2008−220342(P2008−220342A)
【公開日】平成20年9月25日(2008.9.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−101076(P2007−101076)
【出願日】平成19年3月12日(2007.3.12)
【出願人】(507113856)
【Fターム(参考)】