説明

板状部材、電子機器放熱構造及び板状部材の製造方法

【課題】複雑な構造をとらずに筐体表面の局部的な温度上昇を抑えて筐体表面温度の均一化を可能とし、且つ機械的強度をもつ筐体外装板としての使用を可能とする。
【解決手段】板状部材10は、絶縁皮膜16が施された直線状の銅線12を面方向に複数配列すると共に厚み方向に複数積層した状態でバインター樹脂18で固めて板状に成形する。電子機器放熱構造は、厚み方向の熱伝導率に対し銅線12に沿った面方向の熱伝導率が高い異方性熱伝導構造を備えた板状部材10を例えば筐体外装板とし、その内側に発熱体を固定する。板状部材10の銅線露出端面に接触した状態で放熱板を固定配置しても良い。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器の発熱体からの熱を放熱させる筐体外装板等に使用する板状部材、電子機器放熱構造及び板状部材の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電子機器の発熱量は、民生品ではパソコンを始めとして、また産業機器においても各種の製品で増大の傾向にある。このような電子機器の増大する発熱をより効率的に放熱し、内部部品の温度上昇を規定の温度以下にするための放熱性向上の方策の一つとして、筐体材料に熱伝導率の高い材料を用いて筐体表面からの放熱効果を上げる手段が採用されている。
【0003】
しかし、筐体表面は手で触れても危険でない温度以下にし、さらにできる限り均一な温度分布とする必要があるが、内部部品の温度低減のために熱伝導率の高い材料を筐体に用いた場合、筐体近傍に発熱体がある場合には、その近傍の筐体温度が他の部分に対し高温になるという問題がある。
【0004】
従来、この問題に対して、筐体表面温度を均一にするため、例えば図6に示す筐体構造をとる場合がある。図4の筐体構造は、発熱体100を熱伝導率が高い材料で製作されたヒートスプレッダ102によって拡散し、ヒートスプレッダ102と筐体外装板104との間に比較的熱伝導率が低い材料で製作された放熱シート106を挿入して筐体外装板104へ発熱体100からの放熱を行う。この構造をとることにより、筐体表面を均一な温度分布とすることができる(特許文献1)。
【0005】
一方、筐体構造ではないが、電子機器の放熱に使用する放熱シートや熱拡散デバイスとして、熱伝導率が面方向と厚み方向でが異なる異方性熱伝導材料としては、従来、多くの提案がされている(特許文献2,3)。
【特許文献1】特開平10−229287公報
【特許文献2】特開2001−024117公報
【特許文献3】特開2003−174127公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、このような従来の筐体表面温度分布を均一にするための筐体構造では、ヒートスプレッダ、放熱シート及び筐体外郭といった3部材を配置しているため構造が複雑となり、製造作業工賃や部材費用のアップといった問題や、形状が大きく、なってしまうなどの問題がある。
【0007】
また従来の異方性熱伝導材料は、放熱シートや熱拡散デバイスとして用いることを想定している場合が多く、筐体外装板に必要とされる機械的強度を得ることができない問題がある。
【0008】
本発明は、複雑な構造をとらずに筐体表面の局部的な温度上昇を抑えて筐体表面温度の均一化を可能とする板状部材、電子機器放熱構造及び板状部材の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は板状部材を提供する。即ち、本発明の板状部材は、絶縁皮膜が施された直線状の線材を面方向に複数配列すると共に厚み方向に複数積層した状態で樹脂材料で固めて板状に成形することによって、厚み方向の熱伝導率に対し線材に沿った面方向の熱伝導率が高い異方性熱伝導構造としたことを特徴とする。
【0010】
ここで、板状部材の線材は絶縁皮膜が施された単芯の銅線である。また板状部材の線材は、絶縁皮膜が施された銅線を複数撚り合せた撚り線であっても良い。
【0011】
また本発明は電子機器放熱構造を提供する。本発明の電子機器放熱構造は、絶縁皮膜が施された直線状の線材を面方向に複数並べると共に厚み方向に複数積層した状態で樹脂材料で固めて板状に成形することにより、厚み方向の熱伝導率に対し線材に沿った面方向の熱伝導率が高い異方性熱伝導構造を備えた板状部材を有し、この板状部材に発熱体を固定したことを特徴とする。
【0012】
ここで、板状部材は電子機器の筐体外装板である。また、板状部材の線材露出端面の接触した状態で放熱板を配置固定する。
【0013】
本発明は板状部材の製造方法を提供する。本発明による板状部材の製造方法は、
絶縁皮膜が施された直線状の線材を面方向に複数配列すると共に厚み方向に複数積層し、
線材を積層配列した状態で樹脂材料により固めて板状ブロックを成形し、
板状ブロックから厚み方向の熱伝導率に対し線材に沿った面方向の熱伝導率が高い異方性熱伝導構造を備えた板状部材を切り出すことを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、線材に沿った面方向に高い熱伝導率をもち、厚み方向には面方向と比較して低い熱伝導率をもつ熱伝導構造を備えた板状部材を提供することで、複雑な構造をとらずに単一の材料部材により部材表面の局部的な温度上昇を抑えることができ、構造が単純であることから低コストで容易に製造することができる。
【0015】
また本発明の異方性熱伝導構造をもつ板状部材を電子機器の筐体外装板に用いることで、電子機器の外装板表面をより均一な温度分布にすることができる。
【0016】
更に本発明の板状材料は、銅線及びエポキシ系などの樹脂を構成材料としているため、外装板筐体に必要な十分な強度を備えることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
図1は本発明による板状部材の実施形態を示した説明図である。図1(A)において、板状部材10は、絶縁皮膜が施された直線状の線材である例えば銅線12を所定の長さに切断した状態で面方向に複数配列すると共に、厚み方向に複数積層した状態で樹脂材料で固めて板状に形成し、厚み方向Zの熱伝導率λzに対し銅線12に沿った面方向Yの熱伝導率λyが高くなる異方性熱伝導構造としている。
【0018】
図1(B)は図1(A)のa部の拡大図であり、積層する銅線12の線形は図1(A)のように板状部材10とした状態での厚さに応じて適宜に選択されるが、直径0.05mm〜2mm程度の線形が好ましい。
【0019】
銅線12は芯線となる素線14の外側に絶縁皮膜16を施しており、絶縁皮膜16の厚みは素線14の径に応じて決まる作業性及び生産性に適した厚みで良く、一般的な電気機器用または電子機器用電線において採用されている範囲の厚みと同等の厚みでよい。また絶縁皮膜16に用いる材料も特別な材料は必要なく、一般的な電気機器や電子機器用の電線に用いられるポリウレタンコーティングなどがその一例である。
【0020】
板状部材10における銅線12の方向に沿った面方向Yの熱伝導率λyは、銅線12の積層密度即ち単位断面積当たりの本数によって決定されるため、銅線12の積層密度は必要とする面方向の熱伝導率λyに応じて調整される。
【0021】
また積層された銅線12の隙間には各銅線12を固着させるための樹脂材料としてバインダー樹脂18が注入硬化されており、このバインダー樹脂18としては例えばエポキシ系樹脂などを用いる。
【0022】
図2及び図3は図1の板状部材の製造方法の実施形態を示した説明図である。本実施形態の板状部材製造方法は、図2(A)のように、板状部材の主構成材料となる所定の長さに切断された直線状の銅線12をコの字型容器20内に入れる。この際、銅線12は粗密なく整列して容器内に配置させるといった特別な作業は必要なく、図2(B)の次工程において注入するバインダー樹脂の注入作業性がよい程度に隙間を設けて銅線12をコの字型容器20内に敷き詰める。
【0023】
次に図2(B)に示すように、コの字型容器20の上方から押し当て板22を当てながら、バインダー樹脂となる硬化前の液状樹脂を注入方向24から注入する。バインダー樹脂の注入が完了した後、図3(C)に示すように、押し当て板22を押し下げることで、銅線12の間の隙間をなくすると同時に余分なバインダー樹脂を押し出す。
【0024】
このとき成形された板状部材において、銅線12に沿った面方向について所望の熱伝導率λyが得られるように押し当て圧力を調整して積層密度を決める。そしてこの状態で、注入したバインダー樹脂を硬化させる。
【0025】
次に図3(D)に示すように、バインダー樹脂の硬化後、コの字型容器20及び押し当て板22を取り外し、切断線26に示すように銅線両端部を揃えるように切断する。
【0026】
更に図3(E)に示すように、両端を切断して得た板状ブロック30について、所望の板形状及び板厚となるようにカッター32により切断して板状部材10を生成する。
【0027】
図4は本発明による電子機器放熱構造の実施形態を示した説明図である。図4において、筐体外装板34は、図1(A)に示した厚み方向Zの熱伝導率λzに対し銅線12に沿った面方向Yの熱伝導率λyが高い異方性熱伝導構造を備えた板状部材10を使用した場合の実施形態である。
【0028】
本実施形態の筐体外装板34の内側となる位置には、トランジスタやダイオードなどの発熱体36を取り付けて放熱構造を構築している。この場合、発熱体36からの熱を拡散させるための従来構造におけるようなヒートスプレッダや放熱シートは必要なく、直接、発熱体36を筐体外装板34に取り付けることができる。
【0029】
もちろん、発熱体36と筐体外装板34との間には接触熱抵抗の低減などを目的とした放熱シートの挿入やシリコングリースの塗布が行われても良い。また筐体外装板34として用いるための穴加工や切断などの加工及び塗装などの表面処理は必要に応じて施される。
【0030】
更に、本実施形態の筐体外装板34として使用する図1の板状部材10は、主構成材料として銅線12をバインダー樹脂18により硬化させていることから、筐体外装板34に必要な十分な機械的強度を備えている。
【0031】
次に上記実施形態における板状部材10及び電子機器放熱構造の作用を説明する。図1(A)のように積層された銅線12における図1(B)の素線14の熱伝導率λcは、使用する銅線12の不純物濃度にもよるが、おおよそλc=200〜400W/mKといった高い熱伝導率を有する。
【0032】
これに対し素線14の周囲にコーティングされている絶縁皮膜16の熱伝導率λrは低く、その値としてはλr=数W/mK以下である。また銅線12の間に充填されるバインダー樹脂18の熱伝導率λbも銅線12に比較して低く、λb=数W/mK以下である。
【0033】
このような熱伝導率を持つ銅線12を積層してバインダー樹脂18により固めて板状部材10を成形した場合、銅線12に沿った面方向の熱伝導率λyの値は断面積における銅線部分の面積率、銅線12の絶縁皮膜16及びバインダー樹脂18の各熱伝導率で決まる。ここで銅線12を隙間なく積層した場合、熱伝導率λyはほぼ銅線の熱伝導率λcに等しい値となる。
【0034】
これに対し厚み方向の熱伝導率λzは、絶縁皮膜16の熱伝導率λr及びバインダー樹脂18の熱伝導率λbにほぼ等しい熱伝導率となる。これは、図4のように板状部材10を筐体外装板34として用いた場合、内部の発熱体36から筐体外装板34を通して外部空間に放熱される熱経路において、銅線12の絶縁皮膜16及びバインダー樹脂18の層が積層された層数分だけ直列になるため、その直列経路に銅線12の素線14の部分の高い熱伝導率の部分が存在しても、より熱伝導率の低い絶縁皮膜16及びバインダー樹脂18による層でその熱伝導率が決定されるためである。
【0035】
ここで銅線の熱伝導率を例えばλc=390W/mK、絶縁皮膜16及びバインダー樹脂18の熱伝導率をλr=λb=0.5W/mKとした場合、図1(A)の板状部材10における異方性熱伝導構造における銅線12に沿った面方向Yの熱伝導率λyとして、厚み方向Zの熱伝導率λzの数百倍の伝導率を持つ構造とすることができる。
【0036】
このように銅線12に沿った方向の熱伝導率が強い異方性を持つ板状部材10を筐体材料として使用した場合、図4のように筐体外装板34に直接、発熱体36を取り付けた場合のみならず、筐体外装板34の近傍に発熱体がある場合でも、筐体外装板34の板厚方向の熱伝導率が低いために筐体外側へは熱が伝わりにくく、一方、銅線に沿った面方向の熱伝導率が高いために面方向への熱が伝わり易いことで、近傍の発熱体からの熱を筐体面方向に拡散させ、筐体外装板34の外部表面温度をより均一な温度分布とすることができる。
【0037】
図5は本発明による電子機器放熱構造の他の実施形態を示した説明図である。図5において、本実施形態にあっては、図4と同様、図1(A)の板状部材10を所定寸法に切り出して筐体外装板34としており、筐体外装板34の内側には直接、発熱体36を取り付けている。
【0038】
更に本実施形態にあっては、筐体外装板34の一方の側端に放熱板38を取り付けている。放熱板38は一般的な筐体材料として用いられる等方性の熱伝導率を有する高伝導率材料、例えばアルミニウム、銅、鉄などの板部材である。
【0039】
放熱板38を取り付ける筐体外装板34の端面は、図1のようにバインダー樹脂18で固定した銅線12における素線14の端部が露出しており、この素線露出端面に放熱板38を接触した状態で取り付けることで、筐体外装板34と放熱板38との間の熱抵抗を最小としている。このような熱抵抗を最小とする放熱板38と筐体外装板34の取付けは、ねじ固定、カシメ、溶接などの適宜の連結構造を選択することができる。
【0040】
また図5は筐体外装板34の銅線端面が露出する片側端面に放熱板38を取り付けた場合を例にとっているが、両側端面に放熱板38を同様に取り付けても良い。
【0041】
次に図5の実施形態の作用を説明する。図5の実施形態にあっては、高熱伝導率を持つ放熱板38と本実施形態の筐体外装板34を組み合わせた電子機器放熱構造としたことで、発熱体36からの熱は筐体外装板34における銅線に沿った高い熱伝導率を持つ面方向に低い熱抵抗で伝導し、放熱板38の部分から外空間へ放熱される。
【0042】
このような放熱構造とすることで、例えば人が触れることができる筐体面には本実施形態の筐体外装板34を使用し、人が触れることができない部分に高熱伝導率の放熱板38即ち放熱部分を設けることで、人が触れることができる筐体外装板34の部分は低温且つ均一な温度分布としながらも、人が触れない放熱板38からの放熱によって発熱体36の温度を効果的に低減させることができる。
【0043】
なお本発明の他の実施形態として、筐体外装板として湾曲や折れ曲がりを設ける場合には、図2及び図3に示したように板状部材10の製造過程において銅線12を予め必要な筐体の湾曲形状や折れ曲がり形状に成形しておくことで、適宜の筐体外装板の形状を実現することができる。
【0044】
また本実施形態にあっては、絶縁皮膜が施された直線状の線材として銅線を使用しているが、これ以外に銅を主成分とする不純物を含む銅線の他、銀線、鉄線など、使用できる線材としては、その熱伝導率が数十〜数百W/mK程度のものであれば、本実施形態として有効である。
【0045】
また図5の実施形態において、放熱板38の部分にヒートシンクを設置したり、冷却用ファンなどによる強制冷却手段を設けるようにしても良い。
【0046】
また上記の実施形態にあっては、絶縁皮膜が施された単芯の素線を用いた銅線を使用しているが、銅線が細い場合、例えば銅線に直径0.1mm以下の細線を用いる場合には、複数本の細線を撚り合せて1本の素線として予め製作し、この撚り線を用いて図2及び図3に示したと同じ製造工程によって本実施形態の板状部材10を製造するようにしてもよい。
【0047】
また本実施形態の板状部材は十分な機械的強度を持つことから、筐体外装板を兼ねた放熱構造に使用する場合を例に取るものであったが、これに限定されず、電子機器の筐体内に設けられる放熱板として使用しても良い。
【0048】
また本実施形態はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明による板状部材の実施形態を示した説明図
【図2】図1の板状部材の製造方法の実施形態を示した説明図
【図3】図2に続く製造方法の説明図
【図4】本発明による電子機器放熱構造の実施形態を示した説明図
【図5】本発明による電子機器放熱構造の他の実施形態を示した説明図
【図6】従来の筐体放熱構造の説明図
【符号の説明】
【0050】
10:板状部材
12:銅線
14:素線
16:絶縁被覆
18:バインダー樹脂
20: コの字型容器
22:押し当て板
24:注入方向
26:切断線
28:カッター
30:板状ブロック
32:カッター
34:筐体外装板
36:発熱体
38:放熱板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
絶縁皮膜が施された直線状の線材を面方向に複数配列すると共に厚み方向に複数積層した状態で樹脂材料で固めて板状に成形することにより、厚み方向の熱伝導率に対し線材に沿った面方向の熱伝導率が高い異方性熱伝導構造としたことを特徴とする板状部材。
【請求項2】
請求項1記載の板状部材に於いて、前記線材は絶縁皮膜が施された単芯の銅線であることを特徴とする板状部材。
【請求項3】
請求項1記載の板状部材に於いて、前記線材は絶縁皮膜が施された銅線を複数撚り合せた撚り線であることを特徴とする板状部材。
【請求項4】
絶縁皮膜が施された直線状の線材を面方向に複数並べると共に厚み方向に複数積層した状態で樹脂材料で固めて板状に成形することにより、厚み方向の熱伝導率に対し線材に沿った面方向の熱伝導率が高い異方性熱伝導構造を備えた板状部材を有し、前記板状部材に発熱体を固定したことを特徴とする電子機器放熱構造。
【請求項5】
請求項4記載の電子機器放熱構造に於いて、前記板状部材は電子機器の筐体外装板であることを特徴とする電子機器放熱構造。
【請求項6】
請求項5記載の電子機器放熱構造に於いて、前記板状部材の線材露出端面に接触した状態で放熱板を配置固定したことを特徴とする電子機器放熱構造。
【請求項7】
絶縁皮膜が施された直線状の線材を面方向に複数配列すると共に厚み方向に複数積層し、
前記線材を積層配列した状態で樹脂材料で固めて板状ブロックを成形し、
前記板状ブロックから厚み方向の熱伝導率に対し線材に沿った面方向の熱伝導率が高い異方性熱伝導構造を備えた板状部材を切り出すことを特徴とする板状部材の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−288085(P2007−288085A)
【公開日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−116407(P2006−116407)
【出願日】平成18年4月20日(2006.4.20)
【出願人】(000103208)コーセル株式会社 (80)
【Fターム(参考)】