染みカットタオル
【課題】乳幼児を抱っこやおんぶした時、よだれやもどし乳などで親の衣服が染みで汚れてしまうことを防止する、吸水性が高く肌にやさしく、また衛生性にすぐれ、親の衣服から滑りにくく、防水性があり、環境や人体にもやさしい染みカットタオルを提供する。
【解決手段】タオル地のような吸水性が高く肌に優しい生地からなる素材を用いて、大人の片肩を覆う程の約２０ｃｍ幅で、長さが肩から胸及び肩甲骨を覆う程の約５０ｃｍぐらいに形成して表面とし、オレフィン系エラストマーやシリコンのような無臭で柔軟性、耐寒性、衛生性にすぐれ、滑りにくく、環境や人体にもやさしい滑り止め樹脂シートを形成して裏面とする。この２枚の間に厚さ０．０１ｍｍから１ｍｍ程度の薄い防水性のシートを挟み、３層を重ね合わせて縫製等で一体的に形成し、親の片肩に掛けた時に首側に当たる長手辺の中央部に、ゆるやかなカーブ状凹み部を設ける。
【解決手段】タオル地のような吸水性が高く肌に優しい生地からなる素材を用いて、大人の片肩を覆う程の約２０ｃｍ幅で、長さが肩から胸及び肩甲骨を覆う程の約５０ｃｍぐらいに形成して表面とし、オレフィン系エラストマーやシリコンのような無臭で柔軟性、耐寒性、衛生性にすぐれ、滑りにくく、環境や人体にもやさしい滑り止め樹脂シートを形成して裏面とする。この２枚の間に厚さ０．０１ｍｍから１ｍｍ程度の薄い防水性のシートを挟み、３層を重ね合わせて縫製等で一体的に形成し、親の片肩に掛けた時に首側に当たる長手辺の中央部に、ゆるやかなカーブ状凹み部を設ける。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、親の肩に掛けておき、乳幼児のよだれやもどし乳などによって、親の衣服が汚れて染みができることを防止するための染みカットタオルに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
今まで乳幼児と親子で外出した時などに際して、乳幼児が疲れて抱っこやおんぶで寝てしまうと、よだれやもどし乳によって親の衣服が染みで汚れてしまい、洗濯しても染みになってしまうことが多かった。乳幼児がつけるよだれ掛けはあくまで子供の服の汚れや染み、湿疹・ただれ・肌荒れを防止するためのものであり、親の衣服の汚れや染み防止を目的とするものではなかった。そのためタオルなどを肩に掛けて、よだれ染みを防止することが多かったが、乳幼児が動くとすぐに滑って落ちたり、よだれやもどし乳が多い場合には衣服に染み透ってしまうことが多かった。
親の肩に掛けるものも知られている（特許文献１参照）。
【特許文献１】 特許公開２００２−３２７３１８号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
その為に、次のような問題点があった。
（イ）乳幼児が抱っこやおんぶで寝てしまうと、よだれやもどし乳で親の衣服が染みになり、その染みは洗い落とすのが困難で、特に高価な衣服が汚れて困る場合があった。
（ロ）タオルなど肩に掛けるだけの方法では、乳幼児が動いただけでタオルが滑って落ちてしまったり、又、タオルがひとりでに滑り落ちてしまうことが多かった。
（ハ）乳幼児のよだれ掛けは市販されているが、あくまで乳幼児の衣服の汚れ・染み防止や口の周りなどの肌荒れ、湿疹、ただれなどの防止が目的であり、親の衣服の汚れ・染みを防止することは想定外にあり役に立たなかった。
（ニ）親の肩に掛けるものも知られているが、ゴムを首や腕に通して固定するものであり、子供をおろして装着する必要があって面倒であり、ファッション性にも問題があった。
本発明は、これらの問題点を解決する為になされたものである。
【課題を解決する為の手段】
【０００４】
タオル地のような吸水性が高く肌に優しい生地からなる素材を用いて、大人の片肩を覆う程の約２０ｃｍ幅で、長さが肩から胸及び肩甲骨を覆う程の約５０ｃｍぐらいに形成して表面とする。表面に重ね合わせる形で、厚さ０．１ｍｍから３ｍｍ程のオレフィン系エラストマーやシリコンのような無臭で柔軟性、耐寒性、衛生性にすぐれ、滑りにくく、環境や人体にもやさしい滑り止め樹脂シートを形成して裏面とする。この２枚の間に厚さ０．０１ｍｍから１ｍｍ程度の薄い防水性のシートを挟み、３層を重ね合わせて縫製等で一体的に形成する。又、実際に使用する際に、親の片肩に掛けた時に首側に当たる長手辺の中央部に、ゆるやかなカーブ状凹み部を設ける。このカーブ両端の少し外寄りの裏面の左右にボタンｉ及びボタンｉｉを取り付ける。又、同じ裏面において、一方の短手辺のほぼ中央部にボタンｉｉｉを取り付ける。このボタンｉ（又はボタンｉｉ）とボタンｉｉｉとをボタンホールゴムひもで掛け留める。更に、同じ裏面において、カーブ状凹み部を挟む左右の適所にスナップｉ及びスナップｉｉを設ける。又、カーブ状凹み部の対向辺の左右両端付近にスナップｉｉｉ及びスナップｉｖを設ける。
以上を特徴とする染みカットタオルである。
【発明の効果】
【０００５】
（イ）裏面に滑り止め樹脂シートが設けてあるので、乳幼児と外出するとき親は抱っこしたままでも片手で簡単に肩にこの染みカットタオルを無造作に掛けるだけでよく、乳幼児が抱っこやおんぶで寝てしまって動いた時でも、ずれ落ちたりしにくく、衣服が染みで汚れることを気にしなくともよい。
（ロ）首に当たる側にカーブ状凹みがあるので、簡単に深く首周りにフィットして装着できる。
（ハ）表面はタオル地などであるため、吸水性が良く、乳幼児の肌にも優しい。裏面は滑り止め樹脂シートだけでなく、防水性シートを挟んであるので、汚れが服に染み透る心配もない。
（ニ）カーブ状凹み部は乳幼児の首周りにもやさしくフィットするので、裏面のスナップやボタンやボタンホールゴムひもを自由に留め外しするだけで、乳幼児の食事の際のエプロンやよだれ掛けに簡単に変形し、使い分けして利用することができる。
（ホ）また左右対象であるので、使う人の利き手次第で、右肩、左肩のどちらでも自由に使用できる。
（ヘ）染みカットタオルを持ち歩いたり、しまうときは、裏面を外側にして巻いて筒状にし、ボタンホールゴムひもで一巻きして巻物のようにコンパクトに留めれば、開いたり、生地が汚れたりすることがなく、衛生的でもあり、又、生地の繊維がひっかかってほずれたりする心配もなく、バッグからも取り出し入れしやすい。
（ト）ボタンホールゴムひもは、容易に掛け外しができ、幼児の首周りにしっくりいくように長さ調節も自由にできる。
（チ）ボタンホールゴムひもは、ボタンｉとボタンｉｉを掛けつなげば、幼児の首に掛けてエプロンに早変りすることができる。又、ボタンｉｉｉとこれに近い側のボタンｉ（又はボタンｉｉ）とを留めておけば、洗濯時や収納時に干したり、掛けたりすることができる。また親の肩に掛けて使用するときに、ボタンホールゴムひもが邪魔にならず、ぶらぶら垂れ下がってしまう見苦しさを解消できるし、幼児が手で引張りはずしたりすることもなくなる。
【図面の簡単な説明】
【０００６】
【図１】本発明の構造を示す断面図
【図２】本発明の形状の一例を示す表面図
【図３】本発明の形状の一例を示す裏面図
【図４】本発明の実施例を示す正面図
【図５】本発明の他の実施例を示す正面図
【図６】本発明の他の実施例を示す背面図
【発明を実施するための最良の形態】
【０００７】
以下、本発明の実施の形態の例について説明する。
タオル地（１）のような吸水性が高く肌に優しい生地からなる素材を用いて、大人の片肩を覆う程の約２０ｃｍ幅で、長さが肩から胸及び肩甲骨を覆う程の約５０ｃｍぐらいに形成して表面とする。表面に重ね合わせる形で、厚さ０．１ｍｍから３ｍｍ程のオレフィン系エラストマーやシリコンのような無臭で柔軟性、耐寒性、衛生性にすぐれ、滑りにくく、環境や人体にもやさしい滑り止め樹脂シート（２）を形成して裏面とする。この２枚の間に厚さ０．０１ｍｍから１ｍｍ程度の薄い防水性のシート（３）を挟み、３層を重ね合わせて縫製等で一体的に形成する。又、実際に使用する際に、親の片肩に掛けた時に首側に当たる長手辺の中央部に、ゆるやかなカーブ状凹み部（４）を設ける。このカーブ両端の少し外寄りの裏面の左右にボタンｉ（５）及びボタンｉｉ（６）を取り付ける。又、同じ裏面において、一方の短手辺のほぼ中央部にボタンｉｉｉ（７）を取り付ける。このボタンｉ（又はボタンｉｉ）とボタンｉｉｉとを、ボタンホールゴムひも（８）で掛け留める。更に、同じ裏面において、カーブ状凹み部を挟む左右の適所にスナップｉ（９）及びスナップｉｉ（１０）を設ける。又、カーブ状凹み部の対向辺の左右両端付近にスナップｉｉｉ（１１）及びスナップｉｖ（１２）を設ける。
本発明は以上のような構成である。
（イ）これを実際に使用するときは、滑り止め樹脂シート（２）を内側にして親（保護者）の片肩に掛ける。このとき、あらかじめボタンホールゴムひも（８）はボタンｉ（５）とボタンｉｉｉ（７）に掛け留めておく。
（ロ）乳幼児が抱っこ又はおんぶして寝てしまうと口が衣服にあたる部分を、染みカットタオル（１３）でほぼ覆えるように位置を調整する。乳幼児が動いても、染みカットタオル（１３）の滑り止め樹脂シート（２）は柔軟で、親の衣服に適度に密着しているので、滑って落ちることもない。
（ハ）表面が汚れても容易に洗濯することができ、型崩れもしにくい。
（ニ）また、裏面にあるスナップｉ（９）、スナップｉｉ（１０）及びスナップｉｉｉ（１１）、スナップｉｖ（１２）を留めて、染みカットタオル（１３）をエプロンの形状に整形し、乳幼児の首に掛けて、ボタンホールゴムひも（８）をボタンｉ（５）とボタンｉｉ（６）に留めれば、乳幼児の動きの妨げにもならず、防水機能を持ったエプロンやよだれ掛けとして使用できる。
（ホ）ボタンホールゴムひもとボタンの組み合わせだけでなく、ひもを設けて乳幼児の首に掛けても同様の効果を得ることができる。
（ヘ）ボタンホールゴムひも（８）をボタンｉ（５）（又はボタンｉｉ（６））、とボタンｉｉｉ（７）に留めれば、干したり、収納時に簡単に掛けることができる。また親の肩に使用するときに邪魔にならず、乳幼児が手で引張りはずしたりすることもなくなる。
（ト）染みカットタオル（１３）を持ち歩いたり、収納時には、裏面の滑り止め樹脂シート（２）を外側にして巻いて筒状にし、ボタンｉｉｉ（７）にボタンホールゴムひもで、一巻きして巻物のようにコンパクトに留めれば、開いたり、生地が汚れたりすることがなく衛生的でもあり、又、生地の繊維がひっかかってほずれたりする心配もなく、バッグからも取り出し入れしやすい。
【符号の説明】
【０００８】
１ タオル地
２ 滑り止め樹脂シート
３ 防水性のシート
４ カーブ状凹み部
５ ボタンｉ
６ ボタンｉｉ
７ ボタンｉｉｉ
８ ボタンホールゴムひも
９ スナップｉ
１０ スナップｉｉ
１１ スナップｉｉｉ
１２ スナップｉｖ
１３ 染みカットタオル
【技術分野】
【０００１】
本発明は、親の肩に掛けておき、乳幼児のよだれやもどし乳などによって、親の衣服が汚れて染みができることを防止するための染みカットタオルに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
今まで乳幼児と親子で外出した時などに際して、乳幼児が疲れて抱っこやおんぶで寝てしまうと、よだれやもどし乳によって親の衣服が染みで汚れてしまい、洗濯しても染みになってしまうことが多かった。乳幼児がつけるよだれ掛けはあくまで子供の服の汚れや染み、湿疹・ただれ・肌荒れを防止するためのものであり、親の衣服の汚れや染み防止を目的とするものではなかった。そのためタオルなどを肩に掛けて、よだれ染みを防止することが多かったが、乳幼児が動くとすぐに滑って落ちたり、よだれやもどし乳が多い場合には衣服に染み透ってしまうことが多かった。
親の肩に掛けるものも知られている（特許文献１参照）。
【特許文献１】 特許公開２００２−３２７３１８号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
その為に、次のような問題点があった。
（イ）乳幼児が抱っこやおんぶで寝てしまうと、よだれやもどし乳で親の衣服が染みになり、その染みは洗い落とすのが困難で、特に高価な衣服が汚れて困る場合があった。
（ロ）タオルなど肩に掛けるだけの方法では、乳幼児が動いただけでタオルが滑って落ちてしまったり、又、タオルがひとりでに滑り落ちてしまうことが多かった。
（ハ）乳幼児のよだれ掛けは市販されているが、あくまで乳幼児の衣服の汚れ・染み防止や口の周りなどの肌荒れ、湿疹、ただれなどの防止が目的であり、親の衣服の汚れ・染みを防止することは想定外にあり役に立たなかった。
（ニ）親の肩に掛けるものも知られているが、ゴムを首や腕に通して固定するものであり、子供をおろして装着する必要があって面倒であり、ファッション性にも問題があった。
本発明は、これらの問題点を解決する為になされたものである。
【課題を解決する為の手段】
【０００４】
タオル地のような吸水性が高く肌に優しい生地からなる素材を用いて、大人の片肩を覆う程の約２０ｃｍ幅で、長さが肩から胸及び肩甲骨を覆う程の約５０ｃｍぐらいに形成して表面とする。表面に重ね合わせる形で、厚さ０．１ｍｍから３ｍｍ程のオレフィン系エラストマーやシリコンのような無臭で柔軟性、耐寒性、衛生性にすぐれ、滑りにくく、環境や人体にもやさしい滑り止め樹脂シートを形成して裏面とする。この２枚の間に厚さ０．０１ｍｍから１ｍｍ程度の薄い防水性のシートを挟み、３層を重ね合わせて縫製等で一体的に形成する。又、実際に使用する際に、親の片肩に掛けた時に首側に当たる長手辺の中央部に、ゆるやかなカーブ状凹み部を設ける。このカーブ両端の少し外寄りの裏面の左右にボタンｉ及びボタンｉｉを取り付ける。又、同じ裏面において、一方の短手辺のほぼ中央部にボタンｉｉｉを取り付ける。このボタンｉ（又はボタンｉｉ）とボタンｉｉｉとをボタンホールゴムひもで掛け留める。更に、同じ裏面において、カーブ状凹み部を挟む左右の適所にスナップｉ及びスナップｉｉを設ける。又、カーブ状凹み部の対向辺の左右両端付近にスナップｉｉｉ及びスナップｉｖを設ける。
以上を特徴とする染みカットタオルである。
【発明の効果】
【０００５】
（イ）裏面に滑り止め樹脂シートが設けてあるので、乳幼児と外出するとき親は抱っこしたままでも片手で簡単に肩にこの染みカットタオルを無造作に掛けるだけでよく、乳幼児が抱っこやおんぶで寝てしまって動いた時でも、ずれ落ちたりしにくく、衣服が染みで汚れることを気にしなくともよい。
（ロ）首に当たる側にカーブ状凹みがあるので、簡単に深く首周りにフィットして装着できる。
（ハ）表面はタオル地などであるため、吸水性が良く、乳幼児の肌にも優しい。裏面は滑り止め樹脂シートだけでなく、防水性シートを挟んであるので、汚れが服に染み透る心配もない。
（ニ）カーブ状凹み部は乳幼児の首周りにもやさしくフィットするので、裏面のスナップやボタンやボタンホールゴムひもを自由に留め外しするだけで、乳幼児の食事の際のエプロンやよだれ掛けに簡単に変形し、使い分けして利用することができる。
（ホ）また左右対象であるので、使う人の利き手次第で、右肩、左肩のどちらでも自由に使用できる。
（ヘ）染みカットタオルを持ち歩いたり、しまうときは、裏面を外側にして巻いて筒状にし、ボタンホールゴムひもで一巻きして巻物のようにコンパクトに留めれば、開いたり、生地が汚れたりすることがなく、衛生的でもあり、又、生地の繊維がひっかかってほずれたりする心配もなく、バッグからも取り出し入れしやすい。
（ト）ボタンホールゴムひもは、容易に掛け外しができ、幼児の首周りにしっくりいくように長さ調節も自由にできる。
（チ）ボタンホールゴムひもは、ボタンｉとボタンｉｉを掛けつなげば、幼児の首に掛けてエプロンに早変りすることができる。又、ボタンｉｉｉとこれに近い側のボタンｉ（又はボタンｉｉ）とを留めておけば、洗濯時や収納時に干したり、掛けたりすることができる。また親の肩に掛けて使用するときに、ボタンホールゴムひもが邪魔にならず、ぶらぶら垂れ下がってしまう見苦しさを解消できるし、幼児が手で引張りはずしたりすることもなくなる。
【図面の簡単な説明】
【０００６】
【図１】本発明の構造を示す断面図
【図２】本発明の形状の一例を示す表面図
【図３】本発明の形状の一例を示す裏面図
【図４】本発明の実施例を示す正面図
【図５】本発明の他の実施例を示す正面図
【図６】本発明の他の実施例を示す背面図
【発明を実施するための最良の形態】
【０００７】
以下、本発明の実施の形態の例について説明する。
タオル地（１）のような吸水性が高く肌に優しい生地からなる素材を用いて、大人の片肩を覆う程の約２０ｃｍ幅で、長さが肩から胸及び肩甲骨を覆う程の約５０ｃｍぐらいに形成して表面とする。表面に重ね合わせる形で、厚さ０．１ｍｍから３ｍｍ程のオレフィン系エラストマーやシリコンのような無臭で柔軟性、耐寒性、衛生性にすぐれ、滑りにくく、環境や人体にもやさしい滑り止め樹脂シート（２）を形成して裏面とする。この２枚の間に厚さ０．０１ｍｍから１ｍｍ程度の薄い防水性のシート（３）を挟み、３層を重ね合わせて縫製等で一体的に形成する。又、実際に使用する際に、親の片肩に掛けた時に首側に当たる長手辺の中央部に、ゆるやかなカーブ状凹み部（４）を設ける。このカーブ両端の少し外寄りの裏面の左右にボタンｉ（５）及びボタンｉｉ（６）を取り付ける。又、同じ裏面において、一方の短手辺のほぼ中央部にボタンｉｉｉ（７）を取り付ける。このボタンｉ（又はボタンｉｉ）とボタンｉｉｉとを、ボタンホールゴムひも（８）で掛け留める。更に、同じ裏面において、カーブ状凹み部を挟む左右の適所にスナップｉ（９）及びスナップｉｉ（１０）を設ける。又、カーブ状凹み部の対向辺の左右両端付近にスナップｉｉｉ（１１）及びスナップｉｖ（１２）を設ける。
本発明は以上のような構成である。
（イ）これを実際に使用するときは、滑り止め樹脂シート（２）を内側にして親（保護者）の片肩に掛ける。このとき、あらかじめボタンホールゴムひも（８）はボタンｉ（５）とボタンｉｉｉ（７）に掛け留めておく。
（ロ）乳幼児が抱っこ又はおんぶして寝てしまうと口が衣服にあたる部分を、染みカットタオル（１３）でほぼ覆えるように位置を調整する。乳幼児が動いても、染みカットタオル（１３）の滑り止め樹脂シート（２）は柔軟で、親の衣服に適度に密着しているので、滑って落ちることもない。
（ハ）表面が汚れても容易に洗濯することができ、型崩れもしにくい。
（ニ）また、裏面にあるスナップｉ（９）、スナップｉｉ（１０）及びスナップｉｉｉ（１１）、スナップｉｖ（１２）を留めて、染みカットタオル（１３）をエプロンの形状に整形し、乳幼児の首に掛けて、ボタンホールゴムひも（８）をボタンｉ（５）とボタンｉｉ（６）に留めれば、乳幼児の動きの妨げにもならず、防水機能を持ったエプロンやよだれ掛けとして使用できる。
（ホ）ボタンホールゴムひもとボタンの組み合わせだけでなく、ひもを設けて乳幼児の首に掛けても同様の効果を得ることができる。
（ヘ）ボタンホールゴムひも（８）をボタンｉ（５）（又はボタンｉｉ（６））、とボタンｉｉｉ（７）に留めれば、干したり、収納時に簡単に掛けることができる。また親の肩に使用するときに邪魔にならず、乳幼児が手で引張りはずしたりすることもなくなる。
（ト）染みカットタオル（１３）を持ち歩いたり、収納時には、裏面の滑り止め樹脂シート（２）を外側にして巻いて筒状にし、ボタンｉｉｉ（７）にボタンホールゴムひもで、一巻きして巻物のようにコンパクトに留めれば、開いたり、生地が汚れたりすることがなく衛生的でもあり、又、生地の繊維がひっかかってほずれたりする心配もなく、バッグからも取り出し入れしやすい。
【符号の説明】
【０００８】
１ タオル地
２ 滑り止め樹脂シート
３ 防水性のシート
４ カーブ状凹み部
５ ボタンｉ
６ ボタンｉｉ
７ ボタンｉｉｉ
８ ボタンホールゴムひも
９ スナップｉ
１０ スナップｉｉ
１１ スナップｉｉｉ
１２ スナップｉｖ
１３ 染みカットタオル
【特許請求の範囲】
【請求項１】
タオル地のような吸水性が高く肌に優しい生地からなる素材を用いて、大人の片肩を覆う程の約２０ｃｍ幅で、長さが肩から胸及び肩甲骨を覆う程の約５０ｃｍぐらいに形成して表面とし、表面に重ね合わせる形で、厚さ０．１ｍｍから３ｍｍ程のオレフィン系エラストマーやシリコンのような無臭で柔軟性、耐寒性、衛生性にすぐれ、滑りにくく、環境や人体にもやさしい滑り止め樹脂シートを形成して裏面とし、この２枚の間に厚さ０．０１ｍｍから１ｍｍ程度の薄い防水性のシートを挟み、３層を重ね合わせて縫製等で一体的に形成し、又、実際に使用する際に、親の片肩に掛けた時に首側に当たる長手辺の中央部に、ゆるやかなカーブ状凹み部を設け、このカーブ両端の少し外寄りの裏面の左右にボタンｉ及びボタンｉｉを取り付け、又、同じ裏面において、一方の短手辺のほぼ中央部にボタンｉｉｉを取り付け、このボタンｉ（又はボタンｉｉ）とボタンｉｉｉとをボタンホールゴムひもで掛け留め、更に、同じ裏面において、カーブ状凹み部を挟む左右の適所にスナップｉ及びスナップｉｉを設け、又、カーブ状凹み部の対向辺の左右両端付近にスナップｉｉｉ及びスナップｉｖを設けることを特徴とする染みカットタオル。
【請求項１】
タオル地のような吸水性が高く肌に優しい生地からなる素材を用いて、大人の片肩を覆う程の約２０ｃｍ幅で、長さが肩から胸及び肩甲骨を覆う程の約５０ｃｍぐらいに形成して表面とし、表面に重ね合わせる形で、厚さ０．１ｍｍから３ｍｍ程のオレフィン系エラストマーやシリコンのような無臭で柔軟性、耐寒性、衛生性にすぐれ、滑りにくく、環境や人体にもやさしい滑り止め樹脂シートを形成して裏面とし、この２枚の間に厚さ０．０１ｍｍから１ｍｍ程度の薄い防水性のシートを挟み、３層を重ね合わせて縫製等で一体的に形成し、又、実際に使用する際に、親の片肩に掛けた時に首側に当たる長手辺の中央部に、ゆるやかなカーブ状凹み部を設け、このカーブ両端の少し外寄りの裏面の左右にボタンｉ及びボタンｉｉを取り付け、又、同じ裏面において、一方の短手辺のほぼ中央部にボタンｉｉｉを取り付け、このボタンｉ（又はボタンｉｉ）とボタンｉｉｉとをボタンホールゴムひもで掛け留め、更に、同じ裏面において、カーブ状凹み部を挟む左右の適所にスナップｉ及びスナップｉｉを設け、又、カーブ状凹み部の対向辺の左右両端付近にスナップｉｉｉ及びスナップｉｖを設けることを特徴とする染みカットタオル。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【公開番号】特開２０１２−１１７１９０（Ｐ２０１２−１１７１９０Ａ）
【公開日】平成２４年６月２１日（２０１２．６．２１）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１０−２８２３２７（Ｐ２０１０−２８２３２７）
【出願日】平成２２年１２月１日（２０１０．１２．１）
【出願人】（５０６００８９２８）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２４年６月２１日（２０１２．６．２１）
【国際特許分類】
【出願日】平成２２年１２月１日（２０１０．１２．１）
【出願人】（５０６００８９２８）
【Ｆターム（参考）】
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