説明

椅子

【課題】弾性支持片を座枠と別体として形成することにより、座枠成形用の金型の構造を簡素化し、製造コストを低減できるだけでなく、座枠や弾性支持片の構造を簡素化でき、しかも弾性支持片を座枠に容易に取り付けることができるようにした椅子を提供する。
【解決手段】脚体1と、脚体1によって支持された座枠11と、座枠11に張設された張材12と、縁部に複数の突片22、23を有し、座枠11に突片22、23を支持させることにより、座枠11の内方に突出し、張材12が押し下げられたとき、張材12の下面に圧接して、張材12を押し上げる弾性支持片13とを備えるものとする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、座枠に張材を張設してなる椅子に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、通気性やデザイン性を考慮して、座や背凭れを、座枠または背枠に織物やメッシュ材等からなる張材を張設して形成した椅子が多く用いられるようになってきている。
このような座枠に張材を張設した椅子において、張材の強度不足や張力不足を補うため、座枠に、その内方に突出して、張材が押し下げられたとき、張材の下面に圧接して、張材を押し上げるようにした弾性支持片(可撓性舌片または支持片)を一体的に設けたものがある(例えば特許文献1〜3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第4202688号公報
【特許文献2】特許第4497629号公報
【特許文献3】米国特許第6702390号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記のような従来の椅子は、弾性支持片を座枠と一体的に形成しているため、座枠成形用の金型が複雑となり、また弾性支持片の形状や形成位置によっては、一工程では成形できず、複数の工程を経なければならないこともある。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、弾性支持片を座枠と別体として形成することにより、座枠成形用の金型の構造を簡素化し、製造コストを低減できるだけでなく、座枠や弾性支持片の構造を簡素化でき、しかも弾性支持片を座枠に容易に取り付けることができるようにした椅子を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)脚体と、前記脚体によって支持された座枠と、前記座枠に張設された張材と、縁部に複数の突片を有し、前記座枠もしくは脚体、またはそれらの間に前記突片を支持させることにより、前記座枠の内方に突出し、前記張材が押し下げられたとき、前記張材の下面に圧接して、張材を押し上げる弾性支持片とを備えるものとする。
【0007】
このような構成とすると、弾性支持片を座枠と別体として形成することができるので、座枠成形用の金型の構造を簡素化することができ、製造コストを低減できるだけでなく、座枠や弾性支持片の構造を簡素化でき、しかも弾性支持片を、突片をもって、座枠に簡単に取り付けることができる。
【0008】
(2)上記(1)項において、座枠の内面もしくは脚体の内面、またはそれらの間に、前記座枠の内方に開口する凹部を設け、この凹部に、弾性支持片の突片を嵌合する。
【0009】
このような構成とすると、突片を凹部に嵌合するだけで、弾性支持片を座枠に容易に取り付けることができる。
【0010】
(3)上記(2)項において、座枠の内面下部に、座枠の後方と下方とに開口する切込みを設け、この切込みの下方への開口部を、脚体の上面をもって閉塞することにより、座枠の内方に開口する凹部を形成する。
【0011】
このような構成とすると、座枠の成形時の型抜きが容易になるとともに、成形型の構造を簡素化することができ、製造コストの低減に寄与することができる。
【0012】
(4)上記(2)または(3)項において、座枠の内面もしくは脚体の内面における凹部の下縁に、座枠の内方に向かって突出する突縁を設ける。
【0013】
このような構成とすると、突縁によって突片を受支し、弾性支持片が下方に脱落するのを確実に防止することができる。
【0014】
(5)上記(1)項において、座枠における左右方向を向く前枠杆の後面に後方に向かって開口する凹部を設け、かつ脚体における上部前縁に、前方に向かって突出する突片を設け、この突片を前記凹部に嵌合するとともに、前記凹部内における前記突片の上方の空隙に、弾性支持片の前縁に設けた突片を嵌合することにより、脚体における前上部に、前記座枠の前部と弾性支持片とを取り付ける。
【0015】
このような構成とすると、座枠における前枠杆の後面に設けた凹部をもって、脚体への座枠の取付けと、座枠または脚体への弾性支持片の取付けとの両方を果たすことができる。
【0016】
(6)上記(5)項において、座枠の後部を脚体の上面に当接させて、締着手段により締着する。
【0017】
このような構成とすると、座枠における前枠杆の後面に設けた凹部を、脚体における上部前縁に設けた突片に係合させた後、座枠の後部を脚体の上面に当接させて、締着手段により締着することにより、座枠を脚体に簡単に取付けることができる。
【0018】
(7)上記(2)〜(6)項のいずれかにおいて、弾性支持片の前縁または後縁と左右の両側縁とに突片を設け、各突片を対応する凹部に嵌合することにより、弾性支持片を座枠に対して前後左右に移動不能とする。
【0019】
このような構成とすると、締着手段等を設けることなく、弾性支持片の位置づれやがたつきを防止することができる。
【0020】
(8)上記(1)〜(7)項のいずれかにおいて、弾性支持片の左右方向の寸法を、座枠における前後方向を向く左右1対の側枠杆間の間隔とほぼ同一とする。
【0021】
このような構成とすると、座枠内における弾性支持片の左右方向の位置づれやがたつきを確実に防止することができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明によると、弾性支持片を座枠と別体として形成することにより、座枠成形用の金型の構造を簡素化し、製造コストを低減できるだけでなく、座枠や弾性支持片の構造を簡素化でき、しかも弾性支持片を座枠に容易に取り付けることができるようにした椅子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の一実施形態を斜め前上方より見た斜視図である。
【図2】同じく、分解斜視図である。
【図3】同じく、座より下方の部分の平面図である。
【図4】図3におけるIV−IV線拡大縦断正面図である。
【図5】図3におけるV−V線拡大縦断側面図である。
【図6】座枠を斜め後下方より見た斜視図である。
【図7】本発明の変形例における、図5の左部と同様の部分の拡大縦断側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明の一実施形態を、図1〜図6を参照して説明する。
図1および図2に示すように、この椅子は、脚体1、座2、背凭れ3、及び左右1対の肘掛け4、4を備えている。
【0025】
脚体1は、金属パイプを側面視ほぼ台形状に折曲して形成された左右1対の側脚5、5と、この左右の側脚5、5の前上端部の対向面同士を連結する側面視U字状断面(図5参照)の板金製の前部連結杆6と、同じく、左右の側脚5、5の後上端部同士を連結する、左右の側脚5、5間の左右幅よりも若干長寸の金属パイプよりなる後部連結杆7とからなっている。
前部連結杆6の前上縁には、前方に向かって突出する複数の突片6aが設けられている。
【0026】
左右の側脚5、5の上部における前後方向を向く上部水平杆5a、5aの後端部には、短寸の折曲部5b、5bが内向き対向状に連設され、この両折曲部5bの後面を、後部連結杆7の両側端部の前面下部に溶接することにより、左右の側脚5、5は、側面視ほぼ台形状に形成されている。なお、上記左右の上部水平杆5a、5aと、前部連結杆6と、後部連結杆7とにより、座2の下面を支持するほぼ水平かつ閉ループの平面視方形枠状の座支持枠8が形成されている。
【0027】
左右の側脚5、5における上下方向を向く後部脚杆5c、5cの上部同士は、後部連結杆7により連結され、この後部連結杆7より上方に突出する後部脚杆5c、5cの上方への延長部である背凭れ支持杆9、9には、背凭れ3および左右の肘掛け4、4が取付けられている。
しかし、この背凭れ3および肘掛け4、4の脚体1への取付構造は、本発明には直接関係しないので、その詳細な説明は省略する。
【0028】
左右の上部水平杆5a、5aの後部と、左右の折曲部5b、5bとの下面には、座2の下面を脚体1に固定するための固定金具10が、座支持枠8の枠内に突出するようにして、溶接により固着されている。
【0029】
図2〜図6に示すように、座2は、閉ループの平面視方形枠状の座枠11と、周縁部が座枠11の上部に埋設するようにして座枠11と一体成形されて、座枠11の上面に張設された、織物やメッシュ材等からなる張材12と、座枠11もしくは脚体1の座支持枠8、またはそれらの間に支持されて、座枠11の内方に突出し、張材12が押し下げられたとき、または常時張材12の下面に圧接して、張材12を押し上げるようにした弾性支持片13とを備えている。
【0030】
座枠11は、左右方向を向く前枠杆11aおよび後枠杆11bと、それらの各側端同士を連結する前後方向を向く左右1対の側枠杆11c、11cとからなっている。
【0031】
座枠11の外周縁には、短寸の垂下縁14が設けられているが、座枠11における後枠杆11bと両側枠杆11c、11cとの接合部の外側角部においては、その垂下縁14の角部を含む切除部15が設けられ、その切除部15、15を通って、背凭れ支持杆9、9が上方に延出している。
【0032】
座枠11における後枠杆11bと両側枠杆11c、11cとの内周縁には、垂下縁14より肉厚の垂下縁16が設けられている。
後枠杆11bと両側枠杆11c、11cとにおける内側の垂下縁16と外側の垂下縁14との間には、脚体1における後部連結杆7および上部水平杆5aが下方より嵌合され、内側の垂下縁16の下面に各固定金具10が当接した状態で、各固定金具10を垂下縁16の下面に、締着手段である止めねじ17(図5参照)をもって固着することにより、座2は脚体1に強固に固着されている。
【0033】
図5に示すように、座枠11における前枠杆11aは、基部18の前端下面に肉厚とした垂下縁14が連設された断面ほぼ倒立L字状をなし、その垂下縁14の後面上部には、基部18の下面と連続し、かつ後方に向かって開口する複数の凹部19が、左右方向に適宜の間隔をもって設けられている。
【0034】
座枠11における両側枠杆11c、11cの前部の内側面にも、凹部19と同様に座枠11の内方に向かって開口する凹部20が設けられている。各側枠杆11cの内側面における各凹部20の下縁には、座枠11の内方に向かって突出する突縁21が設けられている。
【0035】
弾性支持片13は、左右方向の寸法が、座枠11における両側枠杆11c、11c間の間隔とほぼ同一であり、かつ後縁が緩やかな平面視円弧状をなす横長のほぼ長方形をなし、前縁に、前方を向く複数の突片22が左右方向に並べて突設され、また両側縁に外側方を向く1個の突片23が設けられたものよりなっている。
各突片22の左右幅は、対応する凹部19の左右幅とほぼ同一か、または若干小としてあり、また各突片23の前後幅は、対応する凹部20の前後幅とほぼ同一か、または若干小としてある。
【0036】
弾性支持片13には、着座者の着座時における荷重分布に応じた可撓性が得られるように、多数の孔24が、図2および図3に示すような配置で設けられている。すなわち、弾性支持片13における座者の左右の太腿が当たる部分には、それらの前端中央部を中心とする複数の同心円状をなすように、複数の孔24が配設されている。
【0037】
弾性支持片13は、図5に示すように、前縁における左右両側部の2個ずつの突片22が、座枠11の前枠杆11aにおける対応する凹部19に嵌合されるか、または臨むようにして、前枠杆11aの基部18の下面に当接し、かつ図4に示すように、両側縁における突片23、23が、座枠11の両側枠杆11c、11cにおける凹部20、20に嵌合するようにして座枠11に取付けられている。
【0038】
図5に示す例では、弾性支持片13は、常時張材12の下面に当接しているように記載してあるが、常時は張材12の下面から離間するようにしておいてもよい。
しかし、いずれの場合も、着座者が座2に着座したときのように、張材12が押し下げられたときは、弾性支持片13は、張材12の下面に圧接して、張材12を押し上げるようにしておく。
【0039】
座枠11を脚体1の座支持枠8に装着するには、予め弾性支持片13を上記のようにして座枠11に装着した状態で、前部連結杆6の各突片6aが弾性支持片13の突片22の下面に当接し、かつ連結杆6の前縁における左右両側部の2個ずつの突片6aが、対応する座枠11の前枠杆11aにおける凹部19に嵌合されるようにして、座枠11を脚体1の座支持枠8上に載置し、その後脚体1の座支持枠8の下方より、各固定金具10を、座枠11における内側の垂下縁16の下面にねじ止めする。
【0040】
なお、座枠11を脚体1の座支持枠8に装着した後に、弾性支持片13の各突片22を、前部連結杆6の各突片6aと座枠11の前枠杆11aにおける基部18の下面との間に差し込みつつ、弾性支持片13を正面視円弧状に湾曲させて、両側部の突片23、23を座枠11の両側枠杆11c、11cにおける凹部20、20に嵌合し、弾性支持片13を座枠11に取付けることもできる。
【0041】
このようにして座枠11を脚体1の座支持枠8に取付けると、弾性支持片13は、座枠11内において、前後左右に移動不能となり、弾性支持片13を締着手段等をもって座枠11に固着しなくても、弾性支持片13の左右方向の位置づれやがたつきを確実に防止することができる。
【0042】
また、弾性支持片13によって、張材12の強度不足や張力不足を補うことができるとともに、弾性支持片13を座枠11と別体として形成することができるので、座枠成形用の金型の構造を簡素化することができ、製造コストを低減できるだけでなく、座枠11や弾性支持片13の構造を簡素化でき、しかも弾性支持片13を、突片22、23をもって、座枠11に簡単に取り付けることができる。
【0043】
さらに、この実施形態においては、次のような効果を奏することもできる。
(1) 座枠11の内面における凹部20の下縁に、座枠の内方に向かって突出する突縁21を設けてあるので、この突縁21によって突片23を受支し、弾性支持片13が下方に脱落するのを確実に防止することができる。
【0044】
(2) 座枠11における前枠杆11aの後面に設けた凹部19をもって、脚体1への座枠11の取付けと、座枠11への弾性支持片13の取付けとの両方を果たすことができる。
【0045】
(3) 座枠11における前枠杆11aの後面に設けた凹部19を、脚体1における上部前縁に設けた突片22に係合させた後、座枠11の後部を脚体1の上面に当接させて、止めねじ17をもって締着することにより、座枠11を脚体1に簡単に取付けることができる。
【0046】
本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱することなく、例えば、次のような幾多の変形した態様での実施が可能である。
(1) 図7に示すように、座枠11の前枠杆11aにおける後面下部に、前枠杆11aの後方と下方とに開口する切込み25を設け、この切込み25の下方への開口部を、脚体1における上記前部連結杆6と同様に機能する前部連結杆26の上面をもって閉塞することにより、座枠11の内方に開口する凹部27を形成し、これに弾性支持片13の突片22を嵌合させる。
前部連結杆26の後面における凹部27の下縁には、座枠11の内方に向かって突出する、上記突縁21と同様の突縁26aが設けられている。
このような構成とすると、座枠11の成形時の型抜きが容易になるとともに、成形型の構造を簡素化することができ、製造コストの低減に寄与することができる。
【0047】
(2) 座枠11の後部に、弾性支持片13を、上記のものと前後対称の構造をもって取付ける。すなわち、上記突片22と同様のものを弾性支持片13の後縁に設け、これを、座枠11の後枠杆11bの前面に設けた凹部19と同様のものに嵌合する。
【0048】
(3) 凹部19、20を、脚体1における前部連結杆6の後面および上部水平杆5aの内側面に設け、そこに弾性支持片13の突片22、23を嵌合する。
その場合に、凹部19、20の下縁に、突縁21と同様のものを設ける。
【0049】
(4) 座支持枠8および座枠11を、平面視円形その他の形状とする。
【0050】
(5) 弾性支持片13の突片22、23を、座枠11の下面にねじ止めその他の固着手段により固着する。
【0051】
(6) 座枠11または支持枠8の内面に、座枠11等の内方に向かって開口する筒部を突設し、この筒部の先端に形成された凹部に、弾性支持片13の突片を嵌合する。
【0052】
(7) 弾性支持片13における突片を、座枠11における側枠杆11c、もしくは脚体1における上部水平杆5a、またはそれらの間に取付ける。
【符号の説明】
【0053】
1 脚体
2 座
3 背凭れ
4 肘掛け
5 側脚
5a上部水平杆
5b折曲部
5c後部脚杆
6 前部連結杆
6a突片
7 後部連結杆
8 座支持枠
9 背凭れ支持杆
10 固定金具
11 座枠
11a前枠杆
11b後枠杆
11c側枠杆
12 張材
13 弾性支持片
14 垂下縁
15 切除部
16 垂下縁
17 止めねじ(締着手段)
18 基部
19、20 凹部
21 突縁
22、23 突片
24 孔
25 切込み
26 前部連結杆
26a突縁
27 凹部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
脚体と、
前記脚体によって支持された座枠と、
前記座枠に張設された張材と、
縁部に複数の突片を有し、前記座枠もしくは脚体、またはそれらの間に前記突片を支持させることにより、前記座枠の内方に突出し、前記張材が押し下げられたとき、前記張材の下面に圧接して、張材を押し上げる弾性支持片
とを備えることを特徴とする椅子。
【請求項2】
座枠の内面もしくは脚体の内面、またはそれらの間に、前記座枠の内方に開口する凹部を設け、この凹部に、弾性支持片の突片を嵌合した請求項1記載の椅子。
【請求項3】
座枠の内面下部に、座枠の後方と下方とに開口する切込みを設け、この切込みの下方への開口部を、脚体の上面をもって閉塞することにより、座枠の内方に開口する凹部を形成した請求項2記載の椅子。
【請求項4】
座枠の内面もしくは脚体の内面における凹部の下縁に、座枠の内方に向かって突出する突縁を設けた請求項2または3記載の椅子。
【請求項5】
座枠における左右方向を向く前枠杆の後面に後方に向かって開口する凹部を設け、かつ脚体における上部前縁に、前方に向かって突出する突片を設け、この突片を前記凹部に嵌合するとともに、前記凹部内における前記突片の上方の空隙に、弾性支持片の前縁に設けた突片を嵌合することにより、脚体における前上部に、前記座枠の前部と弾性支持片とを取り付けた請求項1記載の椅子。
【請求項6】
座枠の後部を脚体の上面に当接させて、締着手段により締着した請求項5記載の椅子。
【請求項7】
弾性支持片の前縁または後縁と左右の両側縁とに突片を設け、各突片を対応する凹部に嵌合することにより、弾性支持片を座枠に対して前後左右に移動不能とした請求項2〜6のいずれかに記載の椅子。
【請求項8】
弾性支持片の左右方向の寸法を、座枠における前後方向を向く左右1対の側枠杆間の間隔とほぼ同一とした請求項1〜7のいずれかに記載の椅子。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−231809(P2012−231809A)
【公開日】平成24年11月29日(2012.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−100280(P2011−100280)
【出願日】平成23年4月28日(2011.4.28)
【出願人】(000000561)株式会社岡村製作所 (1,415)