説明

植物の培養容器

【課題】 植物の無菌培養に適した専用の培養容器を提供し、鉢植え後の生育不良や枯死を防ぐ。
【解決手段】 底壁22と周壁21で構成され上部が開口した容器本体20と、上部開口を閉じるキャップ30と、を備え少なくとも一部分が透光性を有する植物培養容器。底壁近傍の空間を複数領域に区画する仕切板40を容器本体内に設けているので、苗の根が絡まり合うことを低減でき、その後の生育を良好にできる。また、容器本体を上方に向かうにつれて拡径するようにテーパ状とすれば、苗の取出し作業が容易になるとともに、複数の容器本体をコンパクトに積み重ねることができるので、保管や輸送に便利である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、植物のクローンや実生の無菌培養に使用するのに好適な培養容器に関する。
【背景技術】
【0002】
植物に関するクローン増殖技術は、古く1960年台から確立されている。図1を参照して、この増殖技術の原理を簡単に説明する。例えばシンビジウム(洋ランの1種)をクローン増殖させたい場合、まず、シンビジウムの新芽等から分裂組織を取り出して、寒天培地に植え付ける(図1(a))。これが分裂を繰り返して、プロトコーム(原塊体)が形成される(図1(b))。このプロトコームをメスで切断して複数の分裂組織に切り分ける(図1(c))。
このようして切り分けた各分裂組織について、図1(a)〜(c)の同じ工程を繰り返す。このような繰返しを、目的の数の分裂組織が得られるまで行う。
【0003】
目的の数の分裂組織が得られた後、寒天培地を内部に有するフラスコ等に各分裂組織を移し替えて、当該フラスコ内で10cm前後の苗になるまで育てる。この期間を無菌培養期間という。無菌培養期間を終えた苗は、鉢に移し替えて育成する。本発明の培養容器は、この無菌培養期間において、上記フラスコ等に代えて使用するのに適したものである。なお、本発明の培養容器は、クローン増殖ではない、種子の状態から10cm前後の苗になるまでの無菌培養や有菌培養に使用することも勿論可能である。
【0004】
従来、無菌培養期間の苗を育てるための容器として、三角フラスコ、試験管、マヨネーズ瓶等、既存の容器が適宜選択して使用されてきた。しかし、これらの容器は、いずれも本来的に無菌培養に使用することを目的としたものではないから、当該無菌培養に必ずしも適しているとは言えなかった。
例えば、三角フラスコ、試験管、マヨネーズ瓶はいずれも取出口が小径であるため、無菌培養期間を終えた苗を取り出す作業が面倒である。それだけではなく、多くの苗が1つの容器に入れられている場合に、取り出した苗を複数の鉢に分けて植えようとしても(あるいは1つの鉢において複数の組に分けて寄せ植えしようとしても)、根が絡まり合って、容易に分離できないという問題もあった。そのような場合、絡まり合う根を無理矢理分離させて鉢に植え替えることがやむを得ず行われていた。
しかしその結果、根が傷ついて黴菌が侵入し、生育不良や枯死につながるといった問題が生じていた。
【0005】
なお、本出願人は「接ぎ木作業を効率化するために、苗間の縦方向および横方向の間隔を一定に保って種子から苗を育成するための仕切板」を開示した特許文献1を知っているが、その仕切板は、あくまでの苗間の間隔を一定に保つために設けられるものであって、根の広がりを確保するために発芽後適当な時期に当該仕切板は抜き取られる。この点において、根の絡み合いを低減するための仕切板を培養容器内に設けた本発明とは全く異なっている。無菌培養期間における培養専用の容器について開示した文献を本出願人は知らない。
【0006】
【特許文献1】特開平9−140264号公報(明細書「0004」、「0010」)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記従来の事情に鑑み、本発明は、無菌培養期間における培養に適した専用の容器であって、鉢植え後における生育不良や枯死を招くことのない植物培養容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記課題を有効に解決するために創案されたものであって、以下の特徴を備えた植物培養用容器を提供する。
本発明の植物培養容器は、「底壁と周壁で構成され上部が開口した容器本体」と「上部開口を閉じるキャップ」とを備え、少なくとも一部分が透光性を有している。そして、底壁近傍の空間を複数領域に区画する仕切板を容器本体内に設けたことを特徴とする。
なお、仕切板は、容器本体に直接取り付けてもよいし、カップ状の内容器を介して容器本体に取り付けてもよい。後者の場合には、仕切板は、当該内容器内の空間を複数領域に区画する。
【0009】
さらに本発明により、「底壁と周壁で構成され上部が開口した容器本体」と「容器本体内に配置され、上部が開口するとともに取出用突起を備えたカップ状の内容器」と「容器本体の上部開口を閉じるキャップ」と、を備え少なくとも一部分が透光性である植物培養容器が提供される。
【0010】
本発明の容器においては、上記周壁は、底壁から上部開口に向かうにつれて拡がるようにテーパ状に構成されていることが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明の植物培養容器においては、容器内に仕切板を設けているため、根が絡まり合うことを極力防止でき、無菌培養期間を終えた苗の取出し作業が容易となる。このように、取出し作業が容易に行えるので、根にかかる負担も少なくなり、根が傷つくことも殆どなく、したがって、傷口から黴菌が侵入することも殆どなくなる。結果として、鉢植えした後の成育不良や枯死を防ぐことができる。
容器本体とは別の内容器を採用した場合には、内容器の取出用突起を掴んで、当該内容器を容器外に取り出して、広い作業領域で苗を取り出すことができる。
【0012】
容器の周壁が上部に向かうにつれて拡がるようにテーパ状の構成とした場合には、取出し作業がさらに容易になる他、コンパクトに積み重ねることができるため、保管や輸送に有利である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明の実施形態を添付の図面を参照して詳細に説明する。図2は、本発明の第1実施形態に係る植物培養容器10を説明する一部破断斜視図である。この容器10は、それに限定されるものではないが、例えば、我が国で最も親しまれている洋ランの1つであるシンビジウムのクローン増殖における無菌培養に使用できる。また、クローン増殖以外にも、種子の状態から10cm前後の苗になるまでの無菌培養に、容器10を使用することも可能である。
【0014】
≪容器10の全体構成(図2)≫
まず、容器の全体的な構成について説明する。植物培養容器10は、容器本体20とその上部開口を閉じるキャップ30とで構成されている。容器本体20は、底壁22と周壁21で構成されていて、底壁22から上部開口に向かうにつれて拡径するテーパ状となっている。
【0015】
容器内の下方位置には、底壁22の近傍空間を複数領域に区画する仕切板40が配置されている。仕切板40は、120°の等間隔で放射状に延在する3つの板材41、42、43を備えていて、容器内の底壁22近傍領域を3つの領域に区画している。このように仕切板40を用いて領域を区画するのは、後述するように、無菌培養期間を終えた苗を容器から取り出して鉢に移し替える際に、根が絡み合うことを極力防止するためである。
【0016】
容器10は、その内部で培養される苗に光を与えるために、全体または少なくとも一部分が透光性を有していることが必要である。このため、容器10は、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリスチレン等の透光性を有するプラスチック材で構成することが好ましい。
なお、キャップ30には、通気孔(図示せず)が設けられていて、この通気孔を塞ぐようにして不織布31がキャップ30の天面に配置されている。
【0017】
容器10の周壁21が上方に向かうにつれて拡径するようテーパ状となっているのは、無菌培養期間を終えた苗の取り出し作業を容易とするためである。従来では、三角フラスコやマヨネーズ瓶等を使用していたが、このような容器は上部開口が狭く構成されているので、取出し作業が面倒であった。容器10では、テーパ状に構成したことで、上部開口を大きくすることができ、取出し作業が非常に容易である。また、テーパ状であるが故に、複数の容器本体20をコンパクトに積み重ねることが可能となるから、輸送や保管に便利である。
なお、容器本体20の上部開口を大きくとれる限りは、周壁21がテーパ状ではなく、全高に渡って同径のものであってもよい。また、容器本体20は、円柱状でなくても、角柱や楕円柱状であってもよい。
【0018】
次に、容器10を植物(例えば、シンビジウム等)のクローン増殖における無菌培養に使用する場合を説明する(種子からの無菌培養に使用する場合でも、使用方法は同じである)。
【0019】
≪容器10の使用方法≫
(1)寒天培地の生成
まず、寒天と栄養分を含む水溶液を容器10に入れた後、約120℃の温度下で30分間、オートクレーブによる滅菌処理を行う。
滅菌処理後、温度が低下すると、水溶液が固化して容器10内に寒天培地ができる。寒天培地は、容器10内の仕切板40と同一か、やや低くなるように形成される。
【0020】
なお、図2の例において、周壁21と板材41、42、43との連結箇所に沿ってスリット状の連通路41a、42a、43aを形成している。
このような連通路を設けるのは、寒天培地形成のための寒天と栄養分を含む水溶液を3つの区画内に均等に分配することを容易にするためである。このような目的からすれば、連通路は、図示したようなスリット形状に限られず、各板材41、42、43上の適宜の位置に開口や切欠き等を設ければよい。しかしながら、仕切板40は本来的には根の絡み合いを低減するために設けられているものであるから、図2に示したように、スリット形状の連通路41a、42a、43aを周壁21と板材41、42、43との連結箇所に沿って形成することが好ましい。このような構成により、根の絡み合いを極力防止するとともに、各区画間の水溶液が行き来できる流路を確保できる。
【0021】
(2)寒天培地への分裂組織の植え付け、および無菌培養
図1を参照して説明したように目的数の分裂組織が得られた後、各分裂組織を寒天培地に植え付けて無菌培養する。
例えば、仕切板40によって仕切られた3つの各領域内に7個づつ分裂組織を植え付ける。そして、キャップ30を閉めて、自然光および人工光のもとで約4〜6ヶ月間培養を行うと、図3に示したように各苗50が10cm程度にまで成長する。
なお、容器10内の寒天培地には、各苗50が10cm程度に成長するまでに必要な栄養分が予め計算の上で含有されているので、無菌培養期間を終えるまで、肥料等を与える必要はない。
【0022】
(3)鉢への移し替え(順化)
この後、キャップ30を外して、苗を容器10から取り出し、鉢へ移し替えてさらに成育させる。この取出し作業の際、仕切板40で区画された各領域内の苗は、他の領域内の苗に対しては根の絡み合いが少ないので、スムーズかつ容易に(図示の例では3組に)分割して取り出すことが可能となる。
このように、根の絡み合いが少ないので、苗の取出し作業において根が傷つくことが殆どない。したがって、傷口から黴菌が入るということもなく、鉢植え後における生育不良や枯死を防止できる。
【0023】
シンビジウムのクローン培養において、本発明の培養容器10と三角フラスコを利用した従来例との比較を行ったところ、次のような結果が得られた。
三角フラスコを利用した従来の培養容器では、20%〜30%の割合で生育不良または枯死が発生していたが、図2および図3に示した本発明の培養容器10を使用した場合には、鉢植え後の生育不良や枯死はまったく見られなかった。
【0024】
なお、図示の例では、仕切板40は、容器10内を3つの領域に区画しているが、本発明において、仕切板によって区画される領域の数が特に限定されるものではない。放射状に配置した4枚または5枚以上の板材で仕切板を構成して、容器10内を4または5以上の領域に区画してもよいし、1枚の平板状の仕切板を用いて、容器内を2つの領域に区画してもよい。また、格子状の仕切板を用いることも可能である。
【0025】
≪その他≫
また、容器本体20と仕切板40とは別部材で構成して、後で接続してもよいが、射出成形により全体を一体的に構成する方が製造工程が簡略化されるので好ましい。その場合、プラスチック材を用いて軽量化することが好ましい。
【0026】
容器10の寸法は、一例として、高さが180mm、底壁直径が100mm、容器本体上部開口径が110mm、仕切板の高さが40mmに構成することができる。勿論、他の寸法を採用することも可能であるが、いかなる植物においても、無菌培養期間を終えた苗の高さは100mm前後と考えられるので、高さとして180mmあれば十分である。
【0027】
以上の説明では、容器底部に寒天培地を設けて無菌培養を行っているが、本発明の容器を使用するに当たって、寒天培地以外にも液体培地その他の培地を利用することが可能である。また、無菌培養だけでなく有菌培養に本発明の容器を使用することも可能である。
≪第2実施形態≫
【0028】
図4は、本発明の第2実施形態に係る培養容器を説明する斜視図である。この培養容器は、容器本体20とは別体の内容器60を設けている点において、第1実施形態と異なる。
内容器60は、底壁62と周壁61とを備え、上部が開口するカップ状の部材である。内容器60の内部空間は、仕切板70によって、3つの領域に区画されている。図4中に矢印で示したように、内容器60を容器本体20内の底に設置し、キャップ30(図2参照)を閉めて無菌培養を行う。
【0029】
このように、容器本体20と内容器60とを別体として構成した場合には、両者の材質として異なるものを適宜選択できる。例えば、容器本体20をポリカーボネート製とし、内容器60をポリプロピレン製とすれば、次のようなメリットがある。
すなわち、ポリカーボネートは透光性が大きいので容器内に十分な光を採り入れることができる点で優れているが、ある特定の種類の苗(例えば、ラン)においては、成長過程において当該苗の根がポリカーボネート製の壁面に固着しやすいという欠点がある。他方、ポリプロピレンは根の固着という問題は殆ど無いという点で優れているが、透光性が小さいという欠点がある。
そこで、透光性が大きいポリカーボネートで容器本体20を構成し、根の固着という問題が殆ど無いポリプロピレンで内容器60を構成すれば、十分な光を採り入れつつ、根の固着を有効に防ぐことができる。
【0030】
これに限らず、容器本体20と内容器60とを別体とすれば、何らかの理由で両者の材質を異ならせることが好都合な場合に、簡単に対応できる。
さらには、内容器60が容器本体20から分離可能となっているので、鉢への移替え(順化)作業時に、内容器60を容器外に取り出して、広い作業領域で苗を取り出すことができる。したがって、取出し作業が簡単になるだけでなく、苗にかかる負担もさらに小さくなる。
【0031】
仕切板70を構成する3つの板材71、72、73の構成や、各板材に設けたスリット71a、72b、73cの存在意義は、第1実施形態で説明したのと同じである。仕切板70を構成する板材の数が3つに限定されない点についても、第1実施形態の場合と同じである。
≪第3実施形態≫
【0032】
図5は、本発明の第3実施形態に係る培養容器を説明する斜視図である。この培養容器は、容器本体20と内容器80を別体としている点では第2実施形態と同じであるが、内容器80内の空間を仕切る仕切板が存在しない点において、第1および2実施形態と異なる。
【0033】
内容器80は、底壁82と周壁81とを備え、上部が開口するカップ状の部材である。内容器80内には仕切板70は存在せず、底壁82の中央から上方に延在する棒状の取出用突起85が立設されている。図5中に矢印で示したように、内容器80を容器本体20内の底に設置し、キャップ30(図2参照)を閉めて無菌培養を行う。
【0034】
無菌培養の後、順化作業時には、棒状の取出用突起85を掴んで簡単に内容器80を容器外に取り出すことができる。したがって、取出し作業が簡単になるだけでなく、苗にかかる負担もさらに小さくなる。取出用突起の具体的な形状や配置位置は、図示のものに限定されるものではなく、これを掴んで内容器80を簡単に取り出せれば足りる。
なお、第3実施形態においては仕切板を設けていないが、無菌培養した苗をすべて同一の鉢に移し替える場合や、寄せ植えをしない場合等には、仕切板がなくても問題ない。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】植物のクローン増殖の原理を説明する図。
【図2】本発明の一実施形態に係る培養容器の構成を説明する一部破断斜視図。
【図3】図2の容器を用いて無菌培養を行った状態を示す斜視図。
【図4】本発明の第2実施形態を説明する斜視図。
【図5】本発明の第3実施形態を説明する斜視図。
【符号の説明】
【0036】
10 植物培養容器
20 容器本体
21 周壁
22 底壁
30 キャップ
31 不織布
40、70 仕切板
41、42、43、71、72、73 板材
41a、42a、43a、71a、72a、73a 連通路
50 苗
60、80 内容器
61、81 周壁
62、82 底壁
85 取出用突起

【特許請求の範囲】
【請求項1】
底壁(22)と周壁(21)で構成され上部が開口した容器本体(20)と、上部開口を閉じるキャップ(30)と、を備え少なくとも一部分が透光性を有する容器(10)であって、
底壁近傍の空間を複数領域に区画する仕切板(40、70)を容器本体内に設けたことを特徴とする、植物培養容器。
【請求項2】
上記容器本体(20)内には、上部が開口したカップ状の内容器(60)が配置されていて、
上記仕切板は、当該内容器(60)内の空間を複数領域に区画する仕切板(70)であることを特徴とする、請求項1記載の植物培養容器。
【請求項3】
底壁(22)と周壁(21)で構成され上部が開口した容器本体(20)と、
容器本体(20)内に配置され、上部が開口するとともに取出用突起(85)を備えたカップ状の内容器(80)と、
容器本体の上部開口を閉じるキャップ(30)と、を備え少なくとも一部分が透光性であることを特徴とする、植物培養容器。
【請求項4】
上記容器本体(20)がポリカーボネート製で、上記内容器(60、80)がポリプロピレン製であることを特徴とする、請求項2または3記載の植物培養容器。
【請求項5】
上記周壁(21)は、底壁(22)から上部開口に向かうにつれて拡がっていることを特徴とする、請求項1または3記載の植物培養容器。
【請求項6】
上記仕切板(40、70)には、これにより区画された上記領域を互いに連通する連通路(41a、71a)を形成したことを特徴とする、請求項1または2記載の植物培養容器。
【請求項7】
上記連通路(41a、71a)は、容器本体の周壁(21)または内容器の周壁(61)と仕切板(40、70)との連結箇所に沿ってスリット状に形成されていることを特徴とする、請求項6記載の植物培養容器。
【請求項8】
上記容器本体(20)と仕切板(40)とが一体成形されていることを特徴とする、請求項1記載の植物培養容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−197918(P2006−197918A)
【公開日】平成18年8月3日(2006.8.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−62199(P2005−62199)
【出願日】平成17年3月7日(2005.3.7)
【出願人】(593129216)株式会社河野メリクロン (3)
【Fターム(参考)】