説明

歩行補助車

【課題】本発明は、片手で容易に折り畳むことができ、しかも折り畳み状態で自立する歩行補助車を提供することを課題とする。
【解決手段】座部10の後端部に、ばね26が接続されることにより下向きに付勢されている把手22を上下回動自在に取り付け、かつ前脚部32から差し出された左右一対のリンク部材43,43間にロックバー18を左右方向に差し渡し、該把手22から下向きに差し出される係合フック25を該ばね26の付勢力によって該ロックバー18に係合させ、該ばね26の付勢力に抗して該把手22を上方に回動させると、該係合フック25と該ロックバー18との係合が解除されるようにした。該把手22を上方に引き上げると、座部10が上方に回動すると共に前脚部32及び後脚部41が相互回動して前輪7Aと後輪7Bとが接近し、折り畳み状態となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば高齢者や身障者が外出時に使用する歩行補助車に関するものである。
【背景技術】
【0002】
前記歩行補助車は、車輪が取り付けられた脚部と、該脚部によって支持される座部と、該脚部から上方に延設された把持部とを備えていることが一般的である。そして、使用者は把持部に掴まって歩行したり、座部に腰を下ろして休憩したりして使用する。また、収納時や自動車に乗せる際などの運搬時にコンパクトとなるよう折り畳み可能としたものもある。例えば、前脚と後脚とをアームを介して枢着することにより前後方向に折り畳み可能とし、座部後方に設けられたハンドグリップを把持して折り畳み作業を行う歩行補助車(歩行キャリッジ)が既に開示されている(特許文献1参照)。なお、該歩行補助車には、使用時において不意に折り畳まれることがないようにロッキングブラケットが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平8−257064号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記した従来の歩行補助車は、折り畳み作業の際に操作性が悪いという問題がある。具体的には、一方の手でハンドグリップを把持し、他方の手でロックを外すことが必要であり、折り畳み作業に両手を必要とする。このため、一方の手で荷物を持っている場合など両手を自由に使えないときは、折り畳み作業が迅速に行えない。
【0005】
そこで、本発明は、片手で容易に折り畳むことができ、しかも折り畳み状態で自立する歩行補助車を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、折り畳み可能な歩行補助車であって、前輪が取り付けられた左右一対の前脚部と、後輪が取り付けられた左右一対の後脚部とを備え、該前脚部と該後脚部とが交差し、交差部分に設定された回動軸を介して該前脚部と該後脚部とが相互回動可能に結合され、該前脚部の各上端部からは左右一対のリンク部材が上方に向けて回動自在にそれぞれ差し出され、該左右一対のリンク部材の各上端部と該左右一対の後脚部の各上端部とに座部が枢着されており、更に該座部の後端部に把手が上下回動自在に取り付けられ、かつ前記左右一対のリンク部材間にロックバーが左右方向に差し渡され、該把手から差し出される係合フックが該ロックバーに係合しており、該把手が上方に回動すると、該係合フックと該ロックバーとの係合が解除され、更に該把手が上方に引き上げられて該座部の後端部が上方に回動すると、該座部に連動して該前脚部及び該後脚部が相互回動して該前輪と該後輪とが接近し、折り畳み状態となることを特徴とする歩行補助車である。
【0007】
上記構成にあって、係合フックとロックバーとが係合している状態が該歩行補助車の使用状態であり、座部の上面が略水平となる。そして、かかる状態では該座部が後脚部及び前脚部に対して回動しないから、歩行中あるいは着座中に歩行補助車が不意に折り畳まれることがなく安全である。また、該歩行補助車を折り畳む場合は、片手で把手を上方に回動して前記係合状態を解除し、さらにその手でそのまま把手を上方に引き上げれば、上述のような前輪と後輪とが接近した折り畳み状態が容易に得られる。なお、該折り畳み状態にあっては、前輪と後輪とが前後方向に間隔をおいて並ぶように配置されるため、該歩行補助車を該折り畳み状態のままで自立させることができ、収納時に便利である。
【0008】
また、該把手は、ばねが接続されることにより下向きに付勢されており、該ばねの付勢力によって該係合フックが該ロックバーに係合しており、該ばねの付勢力に抗して該把手が上方に回動すると、該係合フックと該ロックバーとの係合が解除される構成としてもよい。
【0009】
かかる構成とすることにより、使用者が力を与えて把手を回動操作しない限り該係合フックと該ロックバーとの係合状態が保たれるため、例えば使用時に不意に係合状態が解除されて折り畳み状態となってしまう、というおそれがない。
【0010】
更に、前記座部の下部であって折り畳み状態における後脚部の上端部に対応する位置に、該後脚部の上端部の外形に対応した形状の係合凹溝を備える係合部材が固定されており、後脚部が折り畳み状態における位置まで移動すると、該後脚部の上端部が該係合凹溝内に嵌り込んで、折り畳み状態における該座部と該後脚部とが係合状態となる構成としてもよい。
【0011】
かかる構成にあって、後脚部の上端部が係合凹溝内に嵌まり込むと、該後脚部と該座部とが係合状態となって該後脚部の回動が抑止される。したがって、座部、前脚部、及び後脚部がそれぞれの折り畳み状態における回動位置で固定されるため、該折り畳み状態が安定して維持され、運搬などの際に取り扱いが良好である。なお、折り畳み状態において座部及び/又は後脚部を強く回動させて該係合凹溝内から後脚部の上端部を脱出させると、該座部及び該後脚部の係合状態が解除されて該座部及び該後脚部が回動自在となり、元の使用状態とすることができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明の歩行補助車は、片手で容易に折り畳むことができ、また折り畳み状態で自立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】歩行補助車の外観斜視図
【図2】後方から見たロック機構を示す部分斜視図
【図3】後方から見たドラムブレーキを示す部分斜視図
【図4】使用状態αにおける歩行補助車の部分側面図
【図5】把手を回動させた際の歩行補助車の部分側面図
【図6】座部の後端部を引き上げた状態の歩行補助車を示す部分側面図
【図7】折り畳み状態βにおける歩行補助車を示す部分側面図
【図8】使用状態αにおけるロック機構を示す一部切欠側断面図
【図9】把手を回動させた際のロック機構を示す一部切欠側断面図
【図10】座部の後端部を引き上げた状態のロック機構を示す一部切欠側断面図
【図11】折り畳み状態βにおけるロック機構を示す一部切欠側断面図
【図12】a)図10のX−X線断面図 b)図11のY−Y線断面図
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施例を、添付図面に従って説明する。
図1等に示す歩行補助車1は、金属製パイプからなるフレーム2を有し、さらに該フレーム2は、主フレーム3と副フレーム4とを具備している。
【0015】
図1に示すように、前記主フレーム3は、起立した左右一対の背もたれ部31,31と、各背もたれ部31の下端部から下向き斜め前方に延設された左右一対の前脚部32,32と、該左右一対の前脚部32,32間に差し渡された横梁34とを有している。また、前記左右一対の背もたれ部31,31の各上端部には、把持杆5が差し渡されている。更に、各前脚部32,32の下端部には前輪7A,7Aが左右首振り可能に取り付けられている。また、各前輪7Aには、公知の車輪止め機構17がそれぞれ取り付けられている。
【0016】
前記副フレーム4は、後輪7B,7Bがそれぞれ取り付けられた左右一対の後脚部41,41と、該左右一対の後脚部41,41間に差し渡された横梁42とを有している。該後脚部41,41は、それぞれ上向き斜め前方に向くように配置されており、主フレーム3の各前脚部32,32と交差し、かつ交差部分に設定された左右方向の回動軸33を介してそれぞれ相互回動可能に結合されている。
【0017】
更に、前脚部32の下部と後脚部41の下部との間には、前後方向の連結部材6が差し渡されている。該連結部材6は、回動自在に連結した前後一対の連結杆6A,6Aからなり、前側の連結杆6Aの前端が前脚部32に枢着され、後側の連結杆6Aの後端が後脚部41に枢着されている。
【0018】
また、左右一対の背もたれ部31,31の各上端部であって前記把持杆5の前方位置にはブレーキハンドル14Aが前後動可能に取り付けられている。そして、該ブレーキハンドル14Aの両端には、ブレーキワイヤ14B,14Bの一端がそれぞれ接続されており、該ブレーキワイヤ14B,14Bの各他端が、前記左右一対の後輪7B,7Bの各ドラムブレーキ15,15に接続されている。また、該ドラムブレーキ15,15は、左右方向の連結棒16によって連結されている。かかる構成にあって、ブレーキハンドル14Aを把持杆5の方に引くと、前記ドラムブレーキ15のブレーキ杆15A(図3参照)が回動して後輪7Bの内側に当接し、該後輪7Bの転がりが阻止されてブレーキがかかる。更に、図3に示すように、後脚部41及び前脚部32の交差部分には、駐車ブレーキ28が取り付けられている。該駐車ブレーキ28は、該交差部分に回動自在に取り付けられ、使用者が操作する操作ハンドル28Aと、一端が該操作ハンドル28Aに接続され、他端が前記ドラムブレーキ15に接続された連結杆28Bとを有している。そして、該操作ハンドル28Aを回動操作すると、該連結杆28Bを介してブレーキ杆15Aが後輪7Bの内側に当接する位置あるいは当接しない位置に位置変換する。
【0019】
また、図2に示すように、前記左右一対の前脚部32,32の各上端部には、左右一対のリンク部材43,43が左右方向の回動軸47を介してそれぞれ上方に差し出されている。そして、該リンク部材43,43の各上端部と前記後脚部41,41の各上端部とに、座部10が枢着されている。
さらに詳述すると、前記座部10は、金属製パイプからなる座枠11と該座枠11上面に固定される座板12とからなり、該座枠11の左右両側からは左右一対の連結板13,13が下方に延設されている。そして、該連結板13の前寄り位置に、前記後脚部41の上端部が左右方向の回動軸45を介して枢着され、該連結板13の後ろ寄り位置に、前記リンク部材43の上端部が左右方向の回動軸48を介して枢着されている。
【0020】
更に、図1,2,4,8等に示すように、前記連結板13の外側面には、前記後脚部41における回動軸45を被覆する前側カバー部材44と、前記前脚部32における回動軸47を被覆する後側カバー部材46とが被着されている。また、前記リンク部材43にあっては、回動軸47を中心にして該リンク部材43と同期して回動するガイド部材50が取り付けられており、該ガイド部材50の先端に突設されたガイド凸部51が、前記後側カバー部材46に設けられた左右方向に開口するガイド長孔52内に挿通されている。そして、該リンク部材43が上下に回動すると、これに連動してガイド凸部51がガイド長孔52内を長手方向に移動するようにしている。なお、前記カバー部材44,46は、回動部における指挟み防止用に取り付けられており、合成樹脂材料で構成されている。
【0021】
上記構成にあって、図6,7,10,11に示すように、座部10の後端部が上方に回動すると、該座部10全体が前方に向けて下方傾斜する姿勢に変化し、さらに回動軸33,45,47,48を構成要素とするリンク機構に基づき、該座部10に連動して前脚部32及び後脚部41が相互回動し、該前脚部32及び該後脚部41が接近すると共に前輪7A及び後輪7Bが接近する。かかる折り畳み機構により、該歩行補助車1は折り畳み可能となる。
【0022】
次に、歩行補助車1が不意に折り畳まれることを防止するロック機構Aについて説明する。
図2に示すように、前記左右一対のリンク部材43,43間には、杆材からなるロックバー18が左右方向に差し渡されている。これに対し、図8等に示すように、該ロックバー18の上方であって前記座部10における座枠11の後端部には連結板20が後方に向けて差し出されており、さらに該連結板20に把手22が回動軸24を介して上下回動自在に取り付けられている。なお、該把手22には、回動軸24周りに配設されたばね26が接続されており、該ばね26の付勢力によって、下向きに付勢されている。
【0023】
更に前記把手22の下部からは、左右一対の係合フック25,25が下向きに突出形成されており、図1,4,8に示すような座部10の上面が略水平となる使用状態αにおいて、前記係合フック25の先端部に形成された係合部25Aの上縁が前記ロックバー18の下端に当接するように設定されている。このように、該係合フック25と該ロックバー18とが係合した状態では、座部10、前脚部32及び後脚部41は共に回動不能となり、全体として歩行補助車1は折り畳みができない状態となる。なお、上記ロック機構Aは、座部10の後方かつ下方に配置されるため外観上目立たない利点がある。また、該ロック機構Aは構造が簡単であるという利点がある。
【0024】
また、図8等に示すように、前記座部10の連結板13において回動軸45が配置される箇所には、弾性を有する合成樹脂材料で構成された係合部材49が下向きに回動不能に差し出されている。さらに詳述すると、該係合部材49の配設位置は、後述する折り畳み状態βで後脚部41の上端部と対面する位置であり、該折り畳み状態βにおける後脚部41と向かい合う係合部材49の表面には、該後脚部41上端部の外形に対応した形状の係合凹溝49Aが形成されている(図12a参照)。
【0025】
上記構成にあって、使用状態αの歩行補助車1を折り畳む場合には、片手でまず把手22を掴み、図5,9に示すように、前記ばね26の付勢力に抗して該把手22を、回動軸24を中心にして上方に回動させる。そうすると、係合フック25がロックバー18に対して退避し、該係合フック25とロックバー18との係合が解除される。
引き続き、該把手22を握ったまま上方に引き上げると、座部10の後端部が上方に引き上げられることとなり、回動軸33,45,47,48で構成されるリンク機構に基づき、該座部10が上方に回動すると共に、前脚部32及び後脚部41が相互回動し(図6,10参照)、さらに前記連結杆6A,6Aが回動して連結部材6が折り曲げられつつ前輪7Aと後輪7Bとが床面を転動しながら接近し始める。
そして更に把手22を引き上げ続ければ、図7,11に示すような、座部10が前向きに下方傾斜し、かつ前輪7Aと後輪7Bとが僅かな間隔をおいて隣接する折り畳み状態βとなる。
なお、図12aに示すように、折り畳み状態βとなる直前で、該後脚部41は、前記連結板13に配設された係合部材49の側面に当接するが、この位置から更に力を加えて座部10及び/又は後脚部41を回動させることにより、該後脚部41が係合部材49表面を乗り越えて係合凹溝49A内に嵌り込む(図12b参照)。このように係合凹溝49A内に後脚部41が嵌り込むと該後脚部41の回動は抑止されるため、座部10と後脚部41とが係合することとなり、折り畳み状態βが安定的に保持される。また、該折り畳み状態βにあっては、前輪7Aと後輪7Bとが前後方向に間隔をおいて並ぶように配置されるため、該歩行補助車1を該折り畳み状態βのままで自立させることができる。
なお、前記把手22は下向きに付勢されているため、使用者が力を与えて該把手22を回動操作しない限り該係合フック25と該ロックバー18との係合状態が保たれる。したがって、使用状態αにおいて不意に該係合状態が解除されて折り畳み状態βとなってしまう、というおそれがない。
【0026】
一方、折り畳み状態βの歩行補助車1を使用状態αとする場合は、まず片手で把手22を握り、一旦歩行補助車1を持ち上げてから、床に押し付けつつ該把手22を押し下げる。そうすると、前記連結部材6が最大巾となるまで伸張して前脚部32と後脚部41とが規定範囲で開脚し、座部10の上面が略水平となる。そして、該把手22から手を離すと、付勢力によって該把手22は下方に回動し、係合フック25がロックバー18側に進出して、該係合フック25とロックバー18とが係合する。このように該歩行補助車1は、片手で容易に折り畳み状態βから使用状態αとすることができる。
【0027】
なお、本実施例は、本発明の範囲内で適宜変更であることは勿論である。例えば、座部10の平面形状等は適宜変更できる。また、前記把手22にはばね26が接続されて下向きに付勢されているが、その他の構造を有するものとしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0028】
本発明は、折り畳み可能な歩行補助車であり、産業上利用可能である。
【符号の説明】
【0029】
1 歩行補助車
7A 前輪
7B 後輪
10 座部
18 ロックバー
22 把手
25 係合フック
26 ばね
32 前脚部
41 後脚部
43 リンク部材
49 係合部材
49A 係合凹溝

【特許請求の範囲】
【請求項1】
折り畳み可能な歩行補助車であって、
前輪が取り付けられた左右一対の前脚部と、後輪が取り付けられた左右一対の後脚部とを備え、
該前脚部と該後脚部とが交差し、交差部分に設定された回動軸を介して該前脚部と該後脚部とが相互回動可能に結合され、
該前脚部の各上端部からは左右一対のリンク部材が上方に向けて回動自在にそれぞれ差し出され、
該左右一対のリンク部材の各上端部と該左右一対の後脚部の各上端部とに座部が枢着されており、
更に該座部の後端部に把手が上下回動自在に取り付けられ、かつ前記左右一対のリンク部材間にロックバーが左右方向に差し渡され、該把手から差し出される係合フックが該ロックバーに係合しており、
該把手が上方に回動すると、該係合フックと該ロックバーとの係合が解除され、更に該把手が上方に引き上げられて該座部の後端部が上方に回動すると、該座部に連動して該前脚部及び該後脚部が相互回動して該前輪と該後輪とが接近し、折り畳み状態となることを特徴とする歩行補助車。
【請求項2】
該把手は、ばねが接続されることにより下向きに付勢されており、
該ばねの付勢力によって該係合フックが該ロックバーに係合しており、
該ばねの付勢力に抗して該把手が上方に回動すると、該係合フックと該ロックバーとの係合が解除される請求項1記載の歩行補助車。
【請求項3】
前記座部の下部であって折り畳み状態における後脚部の上端部に対応する位置に、該後脚部の上端部の外形に対応した形状の係合凹溝を備える係合部材が固定されており、
後脚部が折り畳み状態における位置まで移動すると、該後脚部の上端部が該係合凹溝内に嵌り込んで、折り畳み状態における該座部と該後脚部とが係合状態となる請求項1又は請求項2記載の歩行補助車。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2011−92522(P2011−92522A)
【公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−250733(P2009−250733)
【出願日】平成21年10月30日(2009.10.30)
【出願人】(000000505)アロン化成株式会社 (317)