歯ブラシ
【課題】
歯ブラシの機械的構造が妨害されないか、さもなければ障害を生じないように電動エレメントが歯ブラシのヘッド部分に配設される電動歯ブラシを提供する。
【解決手段】
本発明は、ハンドル部分と、ヘッド部分(95)と、ハンドル部分及びヘッド部分間に延在するネックとを備える、口腔中で使用するための歯ブラシを提供する。ヘッド部分(95)は、毛ホルダ(97)と電動エレメント(75)を備える。電動エレメント(75)は、保護ピラー(91)内に配設されている。
歯ブラシの機械的構造が妨害されないか、さもなければ障害を生じないように電動エレメントが歯ブラシのヘッド部分に配設される電動歯ブラシを提供する。
【解決手段】
本発明は、ハンドル部分と、ヘッド部分(95)と、ハンドル部分及びヘッド部分間に延在するネックとを備える、口腔中で使用するための歯ブラシを提供する。ヘッド部分(95)は、毛ホルダ(97)と電動エレメント(75)を備える。電動エレメント(75)は、保護ピラー(91)内に配設されている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブラッシング領域を照射し、可動毛ホルダのベース(基部)を提供する発光要素と共に、可動毛ホルダを使用する電動歯ブラシに関する。歯ブラシの幾つかのバージョンでは、取り外し可能なヘッド部分が設けられる。
【背景技術】
【0002】
歯ブラシのヘッド部分上に配設された1つ以上の電動エレメントから光を放射するか又は他の放射物を発生する歯ブラシが、様々な方法で提供されることができる。手動歯ブラシ又は電動歯ブラシは、ハンドル内に又はヘッド部分から離れた他の領域に配設された電動エレメントを有することができ、また電動エレメントから歯ブラシのヘッド部分まで、光ファイバーのような、伝達装置で放射物を運ぶことができる。しかし、光ファイバーのような、伝達装置を介して運ばれる放射物は、減少することが多い。例えば、光ファイバーにより運ばれる、発光要素から放射される光は、光ファイバーの伝達装置の長さを進むので、光度及び/又は束密度が減少することがある。あるいは、電動エレメントは歯ブラシのヘッド部分に配設されることができる。しかし、電動歯ブラシのヘッド部分に配設される電動エレメントは、毛と電動歯ブラシの機械的構造のための空間を残すような大きさ及び配設でなければならない。歯ブラシの機械的構造、特に駆動軸は、歯ブラシのヘッド部分及びネック内で有効な空間の多くを使う。加えて、電動エレメントを含有するための空間を増大させるために歯ブラシのヘッド部分及び/又はハンドルの大きさを増大することは、結果として、口腔の表面を有効に、また快適に洗浄するのに大きすぎる歯ブラシを生じることがある。
【0003】
ここで、可視範囲内の広域吸収スペクトルを有する感光性口腔衛生組成物に関する可視範囲内の光源を使用する歯及び口の自浄方法も開示されえちる(例えば、特許文献1参照)。また、電動歯ブラシのヘッド部分に超音波振動子を設けたものが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許出願公開第2003/0059738号明細書
【特許文献2】特開平10−165228号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
それ故に、歯ブラシの機械的構造が妨害されないか、さもなければ障害を生じないように電動エレメントが歯ブラシのヘッド部分に配設される電動歯ブラシを有することが望ましい。更に、電動エレメントから電動歯ブラシのヘッド部分まで放射物を運ぶために、光ファイバー及び/又は他の伝達装置の必要がないように、電動エレメントを歯ブラシのヘッド部分に配設させることが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、ハンドル部分と、ヘッド部分と、ハンドル部分及びヘッド部分間に延在するネックとを備える、口腔中で使用するための歯ブラシを提供する。ヘッド部分は、毛ホルダと電動エレメントを備える。電動エレメントは、保護ピラー内に配設されている。
【0007】
本発明はまた、ハンドル部分が中空になっており、このハンドル部分の内部に配設されたモーターを備える。
【0008】
本発明はまた、モーターに操作的に接続されると共に毛ホルダに操作的に接続される軸も提供し、毛ホルダは可動式である。
【0009】
本発明はまた、電動エレメントが発光要素である。
【0010】
本発明はまた、毛ホルダが発光要素を貫く軸線周りに回転する。
【0011】
本発明はまた、毛ホルダが透明である。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明による電動歯ブラシの斜視図。
【図2】図1の電動歯ブラシの上平面図。
【図2a】図1の電動歯ブラシの上平面図。
【図3】図1の電動歯ブラシの断面側面図。
【図3a】本発明の実施形態のヘッド部分の断面側面図。
【図3b】本発明の実施形態のヘッド部分及びネックの部分的正面図。
【図3c】発光要素のレンズの部分的正面図。
【図4】本発明による電動歯ブラシのヘッド部分の詳細な断面側面図。
【図5】図1の電動歯ブラシのヘッド部分の詳細な断面側面図。
【図6】本発明の別の実施形態のヘッド部分及びネックの部分的正面図。
【図6a】本発明の別の実施形態のヘッド部分及びネックの部分的正面図。
【図7】本発明の更に別の実施形態のヘッド部分及びネックの部分的正面図。
【図7a】本発明の更に別の実施形態のヘッド部分及びネックの部分的正面図。
【図7b】本発明の更に別の実施形態のヘッド部分及びネックの部分的正面図。
【図8】本発明のなお別の実施形態のヘッド部分及びネックの部分的正面図。
【図8a】本発明のなお別の実施形態のヘッド部分及びネックの部分的正面図。
【図9】歯ブラシが、ハンドルから分離できるヘッド部分及びネックを包含する本発明の電動歯ブラシの別の実施形態の斜視図。
【図10】本発明の更に別の実施形態のヘッド部分及びネックの斜視図。
【図11】図10に説明される実施形態のヘッド部分及びネックの正面図。
【図11a】図10に説明される実施形態のヘッド部分及びネックの裏面図。
【図12】図10に示される実施形態のヘッド部分及びネックの側面図。
【図13】図10に示される実施形態の断面側面図。
【図14】本発明により作製される歯ブラシの駆動軸の実施形態の部分的正面図。
【図15】本発明により作製される歯ブラシの駆動軸の実施形態の部分的正面図。
【図15a】本発明により作製される歯ブラシの駆動軸の実施形態の部分的正面図。
【図15b】図15aに示される駆動軸の実施形態の部分的側面図。
【図16】本発明により作製される歯ブラシの駆動軸の実施形態の部分的正面図。
【図17】本発明により作製される歯ブラシの駆動軸の実施形態の部分的裏面図。
【図18】本発明により作製される歯ブラシの駆動軸の実施形態の部分的正面図。
【図19】本発明により作製される歯ブラシの駆動軸、発光要素、及び反射体の断面端面図。
【図20】本発明により作製される歯ブラシの駆動軸及び発光要素の断面端面図。
【図21】本発明により作製される歯ブラシの駆動軸及び発光要素の断面端面図。
【図22】本発明の電動歯ブラシの実施形態の断面側面図。
【図23】本発明の電動歯ブラシの実施形態の断面側面図。
【図24】本発明の電動歯ブラシのヘッド部分及びネックの実施形態の正面図。
【図25】本発明の電動歯ブラシのヘッド部分及びネックの実施形態の断面側面図。
【図26】本発明の電動歯ブラシのヘッド部分及びネックの実施形態の正面図。
【図27】本発明の電動歯ブラシのヘッド部分及びネックの実施形態の断面側面図。
【図28】本発明の電動歯ブラシのヘッド部分及びネックの実施形態の正面図。
【図29】本発明の電動歯ブラシのヘッド部分及びネックの実施形態の正面図。
【図30】本発明の電動歯ブラシのヘッド部分及びネックの実施形態の正面図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明は、本明細書で詳細に説明され、また本明細書の一部をなす添付図面に記載される特定の部分及び部分の配設、実施形態にて物理的形態を具体化してもよい。
【0014】
本発明は概ね、発光ダイオード、白熱要素を使用する発光要素、レーザー要素、ハロゲン要素、ネオン要素、蛍光要素、プラズマ要素、キセノン要素、デンタルフロスで掃除する要素、マッサージ要素、こする要素、発熱要素、音波発生要素、超音波発生要素、電流発生要素、組成物放射要素、及び/又はこれらのいかなる組み合わせも挙げられるがそれらに限定されない、ヘッド部分に配設される1つ以上の電動エレメントを有する、口腔中で使用するための口腔ケア器具に関する。そのような口腔ケア器具には、電動歯ブラシ、動力フロッサー、トゥースポリシャ(歯のつや出し)、歯肉マッサージャーなどが挙げられるがこれらに限定されない。本明細書で使用する用語、電動エレメントは、その要素が配設される場所で電気エネルギーを変換できるいかなる電動エレメントも包含する。例えば発光要素は、電動歯ブラシのヘッド部分など、その要素が配設される位置で電気エネルギーを光に変換できる。簡潔にするために、本明細書では以後、本発明は、発光要素が配設されたヘッドを有する電動歯ブラシで具体化されるものとして論じられる。そのような電動歯ブラシは個人の衛生のために使用されて、電動エレメントが作動している間、電動化した動きを使用して人の歯及び歯肉を洗浄することができる。本発明はまた、取り換え可能な又は取り外し可能なヘッド部分及び/又はネックを有する電動歯ブラシにも関する。更にその上、本発明は本発明の歯ブラシを含有するキットに関する。
【0015】
本発明で使用する用語「発光」要素は、電気エネルギーを光に変換する要素を包含する。1つの実施形態では、本発明の発光要素は、発光ダイオード(「LED」)である。本明細書で使用する用語「光」は、肉眼で見える光及び肉眼で見えない光(例えば、紫外線及び赤外線)の両方のスペクトルを包含することを意図する。本明細書で説明される歯ブラシの様々な実施形態は、様々な特徴を有する発光要素を使用してもよい。波長に関して、本明細書で説明される歯ブラシで使用される発光要素は、約10nm〜約106nmの中心波長を有する光を放射することができる。本発明の歯ブラシの1つの実施形態では、発光要素から放射される光は、約370、390、410、430、450、470、490、510、530、550、570、590、610、630、650、670、690、710nmを超過してもよく、及び/又は約770、750、730、710、690、670、650、630、610nm未満であってもよい。別の実施形態では、放射される光は、約420、430、440、450、460、470、480及び/又は490nm超過の波長を有してもよく、及び/又は約490、480、470、460、450、440、430、420nm未満の波長を有してもよい。選択される波長の特定の範囲は、所望される光の色によってもよいことが認められる。1つの実施形態では、放射される光は青色であってもよい。
【0016】
1つの実施形態では、電動歯ブラシは、細長い本体部分又はハンドル、及びヘッド部分及び、ヘッド部分とハンドル間に延在するネックとを含有する。1又はそれ以上の発光要素が、上に複数本の毛を有する1つ以上の静止毛ホルダ又は可動毛ホルダに隣接して、その上に、あるいはその中で、ヘッド部分に設けられてもよい。発光要素を電動歯ブラシのヘッド部分に組み込むと、発光要素が配設される場所によって、結果として、電動歯ブラシの機械的構造、特に駆動軸と可動毛ホルダ間の操作的な接続と干渉することがある。そのような干渉を防止するために、1つ以上の発光要素は、モーターと可動毛ホルダ間に発光要素が配設されないような配設であってもよい。一定の実施形態では、発光要素は、揺動する毛ホルダの動きの中心又は軸に配設されてもよい。加えて、発光要素は、可動毛ホルダの接触表面及び/又は回転の中心若しくは軸として役立つピンとして機能してもよい。発光要素が可動毛ホルダ内で、特に回転の軸及び/又は中心として配設されるとき、発光要素はモーターと可動毛ホルダ間に配設されず、それ故に、駆動軸は発光要素からの干渉なしに可動毛ホルダと操作的に接続できる。加えて、発光要素は可動毛ホルダの動きを精巧にして、同ホルダが望ましくない動きを行うのを防止できる。例えば、揺動する可動毛ホルダの中心でピンとして役立つ発光要素は、揺動する毛ホルダの回転しない動き又は揺動しない動きを防止できる。発光要素は静止していてもよく、又は可動毛ホルダと共に動くように可動毛ホルダに固定されてもよい。他の実施形態では、発光要素は、可動毛ホルダに遠位の、歯ブラシヘッド部分の遠位端上に配設される。この実施形態はまた、可動毛ホルダと駆動軸間の操作的な接続との干渉も回避する。
【0017】
発光要素が、モーターと可動毛ホルダ間に配設される他の実施形態では、駆動軸と可動毛ホルダ間の操作的な接続は、発光要素を迂回する駆動軸で、発光要素のベース又は支持体として役立つ駆動軸で、駆動軸の少なくとも一部分が、放射された光に対して透明である、発光要素の上を通る駆動軸で、発光要素より下を通る駆動軸で、及び/又は駆動軸が発光要素の一部分になるように発光要素を修正して達成できる。毛ホルダは、特定の実施形態では、典型的にはホルダの中央に設けられる領域を特徴とし、この領域がそこを通る光の通過を促進する。その領域は、透明な材料又は半透明の材料から形成されてもよく、別の方法としては、ほぼ毛のない開口又は他の開放領域であってもよく、その結果、光の通過を可能にする。この領域は、可動毛ホルダの中央を包含する、歯ブラシヘッド部分のいかなる部分に設けられてもよい。別の方法としては、電動歯ブラシは、歯ブラシヘッド部分の一部分に配設された発光要素と、歯ブラシヘッド部分の別の部分に配設された超音波発生要素のような、異なる電動エレメントとを有してもよい。
【0018】
ヘッド部分は、長手方向軸線と、1つ以上の可動毛ホルダ又はキャリアと、任意に、1若しくはそれ以上の静止ホルダ又は固定毛ホルダとを含有する。可動毛ホルダは、回転する、旋回する、渦を巻く、揺動する、線状に往復運動する、又は運動のいかなる組み合わせを行ってもよい。本発明の電動歯ブラシによってもたらされる運動のタイプは様々に変化してもよい。静止毛ホルダと、その上に配設された静止毛の配設もまた、様々に変化してもよい。例えば静止毛は、部分的に又は全体的に、可動毛ホルダの周りを囲んでもよく、可動毛ホルダ間の間隙に配設されてもよい。本発明と共に使用するのに適した幾つかの毛ホルダの運動と毛の配設の例が、US20030126699、US20030084525、US20030084524、及びUS20030084526、並びにWO03/063723及びWO03/063722に記載される。毛は、ポリエチレンのような、従来の非エラストマー材から作製されてもよく、天然ゴム若しくは合成ゴム、ポリオレフィン、ポリエーテルアミド、ポリエステル、スチレン系ポリマー、ポリウレタンなどのエラストマー材、又は材料の組み合わせから作製されてもよい。
【0019】
ハンドルはその中に配設されたモーターを備える中空部分を有し、モーターは可動毛ホルダに操作可能に接続される。シャフトは、モーターからネックを通ってヘッド部分の少なくとも一部分内まで伸びる。可動毛ホルダに1つ以上の運動を付与するために、モーターによって駆動するとき、シャフトは、回転する、揺動する、線状に往復運動する、渦を巻く、軌道を描いて回る、又は円錐形の様式で動いてもよい。運動を付与するために、モーターとシャフト間、又はシャフトと可動毛ホルダ間に、ギアの配列が設けられてもよい。代表的なシャフト及び/又はギアの配列は、米国特許第6,360,395号及び同5,617,601号、米国特許出願2003/0134567及び同2003/0163881、並びに本明細書で引用される他の特許及び特許公報に示される。ハンドルはまた、モーター及び発光要素に動力を供給するために中に配設された、1つ以上の電池のような、電源も有する。別の方法としては、電動歯ブラシは、モーターを動かすために外部電源に接続されてもよい。モーター及び/又は発光要素を作動させるために、ハンドル上にスイッチが配設される。スイッチは、作動装置のボタン及び金属の接触を含有する。スイッチは、成形した作動装置のボタンを下へ押すことにより手で押し下げられ、それが金属の接触を圧迫して、従来の瞬間的なスイッチでのように、回路を完成する。スイッチは、従来の連続的なスイッチでのように、作動装置のボタンを前方に押し下げ、滑らせることによって、傾斜面のデザインにより、連続的な操作を可能にする。これら2つの機能を1つのスイッチに組み合わせることにより、消費者は、購入する前にユニットを試し、その操作を見ることができ、また更に、一旦パッケージから出して、連続して操作することができる。スイッチはまた、1つ以上の発光要素を作動させることもできる。発光要素は、モーターが作動するときはいつも活動するが、しかし、電動歯ブラシはまた、発光要素を作動させるように設計されたスイッチを有してもよい。
【0020】
次に、本発明の実施形態を説明するだけで、それを限定する目的ではない図面に関し、図1は、本発明の実施形態による電動歯ブラシ10を示す。電動歯ブラシは、人の歯及び歯肉をブラッシングするなどの個人の衛生のために使用できる。図1に示されるように、電動歯ブラシは、ハンドル12と、ハンドル12に取り付けたネック14とを含有する。ヘッド部分16は、ネック14に取り付けられる。典型的にはヘッド部分はネック14より大きく、また典型的にはハンドル12より小さい。
【0021】
次に図2に関し、ヘッド部分16は、長手方向軸線19によって更に画成され、及び可動毛ホルダ20と、1つ以上の任意の静止毛ホルダ22とを備える。この実施形態では、静止毛ホルダ22は、可動毛ホルダ20の対向する側に位置する。この実施形態での可動毛ホルダ20は、ヘッド部分16の中央に位置する。可動毛ホルダ20は、同ホルダ20上で支持され、また保持される複数本の毛24を含有する。可動毛ホルダは、ヘッド16の長手方向軸線19にほぼ垂直な、運動の軸の周囲で揺動するか又は回転することができるが、先に説明されたように、他の運動が提供されてもよい。本明細書で更に詳細に説明されるように、可動毛ホルダの運動のこの軸に沿って、電動エレメント74が配設される。特定の実施形態では(図2aに示されるように)、電動エレメントは、発光ダイオードのような発光要素75であり、歯ブラシのヘッド部分に位置し、またほぼそこより下又はそこの下で、発光要素の表面は、可動毛ホルダの毛が生えている表面を超えて伸びない(図22に示されるように)。特定の形体では、可動毛ホルダは、回転し続けるか、旋回し続けるか、さもなければ静止していることができる発光要素に関して運動を行う。理想的には、この形体では、発光要素75はベースとして役立ち、その結果、可動毛ホルダ20の支持接触表面として役立つことができる。運動の顕著な軸は、発光要素の形状及び配向によって、そこを通って伸び、それと同一直線上にあることができる。
【0022】
図3に示されるように、ハンドル12は、モーター32を収容する中空の内部領域30を更に含有する。中空の内部領域30はほぼ軸線34に沿って伸び、またモーター32と、電池60のような1つ以上の電力源とを保持する。スイッチ要素、又は接触部50及び54は、スイッチ52と共に使用されて、モーター32及び発光要素75を選択的に操作できる。この実施形態では、モーター32は、回転可能なシャフト44を介して可動毛ホルダ20に動力を供給する。シャフト44は、軸線19の周囲で回転するか又は揺動する。ギアの配列は、シャフト44とモーター32間で操作的に結合される。ギアの配列には、ウオームギア40と対のステップギア42、43が包含される。モーター32は、ウオームギア40へ操作的に接続される。ステップギア42は、ステップギア43及びウオームギア40へ操作的に接続される。発光要素75は、歯ブラシヘッド部分内部に配設される。スイッチ52は、電動歯ブラシの操作を調節するために設けられ、またモーター32へ操作的に接続される。スイッチ52はまた、歯ブラシの1つ以上の発光要素を操作する形体でもある。それは、瞬間的であっても、連続的であってもよい。スイッチ52が閉じているとき、ハンドル12の中空の内部領域30に設けられた電池60とモーター32と発光要素75間で、回路が完成する。
【0023】
図3a〜図3bは、発光要素の少なくとも一部分が、可動毛ホルダの回転の軸又は中心として役立つピン及び/又は接触面である電動歯ブラシの実施形態を説明する。可動毛ホルダとの接触から生じる損傷から発光要素を保護するために、発光要素は保護ピラー(柱)内に配設されることができ、発光要素の外側表面又は発光要素のレンズは、保護材料でコーティングされることができる。外側表面上のコーティングは層状であってもよく、また様々な材料を含んでもよい。これらの材料には、ポリマー、金属、及び/又は発光要素の表面を補強する及び/又は強化する他のいかなる材料も挙げられる。加えて、発光要素の周囲の、可動毛ホルダの滑らかな動きを容易にするために、発光要素は、摩擦を低減する材料でコーティングされてもよい。レンズが可動毛ホルダのピンとして役立つ場合、図3cに示されるように、レンズの下の部分13は、不透明及び透明でない及び/又は半透明であってもよく、またレンズの上の部分9は透明及び/又は半透明であってもよいので、光はレンズの上の部分から放射される。
【0024】
図3aに説明される歯ブラシヘッド部分1200の1つの実施形態では、駆動軸1202は開口1204を備え、可動毛ホルダ1206は突出部1208を備える。突出部1208は、開口1204に適合し、その結果、駆動軸1202を可動毛ホルダ1206へ操作的に接続する。可動毛ホルダ1206はまた、開口1210も備える。可動毛ホルダが歯ブラシのヘッド部分1212に固定されるとき、発光要素1275は開口1210に適合する。歯ブラシを操作すると、駆動軸1202の運動が、可動毛ホルダ1206に移されて、同ホルダは、発光要素1275の周囲で揺動する。この実施形態では、駆動軸は往復運動する。
【0025】
図3bに説明される歯ブラシヘッド部分1300の実施形態では、可動毛ホルダ1302は開口1304を備え、また駆動軸1306は開口1304に適合し、その結果、駆動軸1306と可動毛ホルダ1302とを操作的に接続する。電動歯ブラシが操作されるとき、駆動軸1306の運動は可動毛ホルダ1302に移されて、同ホルダは発光要素1375の周囲で揺動する。歯ブラシのこの実施形態では、駆動軸は円錐形の駆動運動を行う。
【0026】
図4は、歯ブラシの部分93でヘッド部分95に静止状態で固定されたピラー91に接続された及び/又はピラー91内に配設された静止発光要素75を有する歯ブラシの実施形態を説明する。この実施形態では、可動毛ホルダ97は、ピラー91内に配設された静止発光要素75の周囲で揺動するか又は回転する。ピラー91内に配設されたこの発光要素75は、歯ブラシのヘッド部分95上の、可動毛ホルダ97の回転の軸として役立つ。正のリード線87及び負のリード線89が、発光要素75からピラー91を通り、次に、歯ブラシのヘッド部分95及びネック(図示せず)の長さに沿って電源(図示せず)まで及ぶことができる。
【0027】
図5に関し、この実施形態では、図4の実施例によって示されるように、可動毛ホルダ20の下面に沿って画成された専用の接触領域に滑動して接触する対の電気的接触76及び77を使用することによって、電力が発光要素75に供給される。電源から発光要素まで電気を伝えるために、スイッチ及び電源から接触部76及び77まで電線(図示せず)が設けられてもよい。電線は、ハンドルからネック14を通ってヘッド部分16まで及んでもよい。電線は、シャフト44の動きと干渉しないように、ネック14の内側の壁に隣接して配設されてもよい。あるいは、電線はネック14内に埋め込まれてもよい。
【0028】
電気的に導電性の円形の接触領域80及び82が、可動毛ホルダ20の外側に沿って設けられることができ、これらの領域は、ヘッド部分の内部に設けられた対の固定された接触部76及び77と電気伝達状態にあることが考察される。電気的に導電性の接触領域80及び82は、非導電材料で互いから絶縁される。電気リード線84及び86は、電気的に導電性の接触領域から発光要素まで設けることができる。図5は、可動毛ホルダ20と接触して又は同ホルダ内に配設された発光要素75を説明する。この実施形態では、発光要素は、可動毛ホルダ20に固定して取り付けられ、それ故に、同ホルダと共に動く。示されるように、毛ホルダ20及び発光要素75は、軸線90の周囲で揺動する。1つの実施形態では、発光要素のレンズ81のような、上面は、可動毛ホルダ20の上面92とぴったり重なるが、所望する場合、上面は、上面92より上に伸びてもよい。毛(図示せず)は、上面92上に配設されることができる。追加の発光要素が、静止毛ホルダ22(図2)内又は静止毛ホルダ上に設けられることができる。
【0029】
図1〜図5は、歯ブラシ10の実施形態の他の特徴をまとめて説明する。例えば、歯ブラシは、70及び72など、1つ以上の把持領域と、先に記載したように、ハンドル12に沿って画成されたスイッチ要素56内に選択的に配設されてもよいスイッチ52とを特徴としてもよい。作動すると、発光要素は、ヘッド部分16の顔面側表面21が向く領域、特にブラッシング環境を照射する。
【0030】
関連する別の実施形態300では、発光要素375は、図6に最良に見られるように、可動毛ホルダ320を通って伸びる開口又は孔88内に配設されて、発光要素は静止状態であり、また可動毛ホルダ320は、静止した発光要素375の周囲で揺動するか又は回転する。図6は、可動毛ホルダ320がヘッド部分上に配設されているヘッド部分316及びネック314を有する歯ブラシの実施形態300を説明する。複数本の毛332がホルダ320上で支持される。ヘッド部分は、静止毛322の領域を包含してもよい。この実施形態では、発光要素375は、ヘッド部分316に固定して取り付けられる。発光要素375は、部分的に孔88を通って伸びてもよいか、又はヘッド部分316内に完全に収容されるように、可動毛ホルダ320の下面より下に配設されてもよい。発光要素375の中心線又は軸線はまた、可動毛ホルダ320の回転又は揺動の軸であってもよい。上記の実施形態の幾つかでは、特に、発光要素が可動毛ホルダ320より下に配設される場合、可動毛ホルダは、透明な材料又は半透明の材料から形成できる。この特徴によって、1つ以上の発光要素からブラッシング領域まで、光の透過が促進される。この形体によって、発光要素が、唾液、水、及び電動歯ブラシと共に使用される口腔用組成物から保護されることができる。毛ホルダは、着色した材料か又は染色した材料から形成されてもよいことも考察される。
【0031】
透明な又は半透明の毛ホルダ及び/又はヘッドを形成するために、様々な材料が使用されてもよい。そのような材料の例には、ポリスチレン(PS)、ポリカーボネート(PC)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリエチレンテレフタレートグリコール(PETG)(イーストマン(Eastoman)BR003の表記で市販されている)、酢酸セルロースプロピレート(CAP)、及びこれらの組み合わせが挙げられるが、それらに限定されない。1つ以上の熱処理が用いられて、これらの材料の加工を容易にしてもよいことが考察される。
【0032】
上記の実施形態の各々において、光ができるだけ有効にブラッシング領域に向けられるように、発光要素は、可動毛ホルダ及び/又は静止毛ホルダ内に、その上に、それより下に、又はそれに直接隣接して配設される。更に、発光要素は、光を放射する主要方向が毛ホルダの上面にほぼ垂直であるように、すなわち、毛ホルダの毛の方向にほぼ平行であるように配設されることができる。1つの実施形態では、図4に最良に見られるように、発光要素は、発光要素の動きの中心線又は軸線90が、ヘッド部分及び/又は毛ホルダの上面にほぼ垂直であるように配設されることができる。中心線90は、典型的には、発光要素75のレンズ81又は開口を通過する。発光要素が、可動毛ホルダ及び/又は静止毛ホルダの中に、上に、又はそれより下に配設される場合、毛からの干渉なしに光がブラッシング表面まで透過するように、発光要素を備える円筒形の領域、又は発光要素の中心線90の周囲のボリュームには、毛がなくてもよい。毛がない円筒形の領域の直径は、約2、4、6、8、10、12、14、16、18、20mmを超過してもよく、また約20、18、16、15、14、12、10、8、6、4、2mm未満でもよい。しかしそれでも、可動毛ホルダは、図6の例によって示されるように、発光要素を取り囲む、少なくとも1つの環の毛を有してもよい。追加の毛の房又は毛の房の内側の環も設けられてもよい。
【0033】
図7a及び図8は、本発明により作製される電動歯ブラシの実施形態のための全てが1つ以上の発光要素を保有している、歯ブラシヘッド部分、毛ホルダ、及び毛の形体を説明する。
【0034】
図7aは、本発明による、ヘッド部分616及びネック614を有する歯ブラシ600の実施形態を説明する。ヘッド部分616は、その中に配設された発光要素675を有する1つの毛ホルダ620を備える。毛ホルダ620は、毛又は毛の房632の同心円の、1つ以上の環を包含する。
【0035】
図8は、ヘッド部分816及びネック814を有する別の歯ブラシ800を説明する。ヘッド部分816は、動く第1毛ホルダ820と、固定された又は静止状態の第2毛ホルダ822とを有する。両方の毛ホルダは、それらの上に配設された発光要素875を有する。第1毛ホルダ820は、その上に配設された発光要素875を取り囲む複数の毛の房832を有し、また第2毛ホルダ834は、その上に配設された発光要素875を取り囲む複数の毛の房822を有する。図8aは、本発明の別の実施形態を説明する。歯ブラシ900のヘッド部分及びネックは、3つの毛ホルダ902、906、及び908と、2つの発光要素975及び976とを備える。発光要素976は、歯ブラシ900のヘッド部分904の遠位端に位置する毛ホルダ902上に配設される。発光要素975は、歯ブラシ900のヘッドの中央に配設される可動毛ホルダ906上に配設される。最後に、毛ホルダ908は、ハンドル914に近位の歯ブラシのヘッド部分に配設される。毛ホルダ902及び/又は908は、可動でも、静止でもどちらでもよい。
【0036】
図9に示されるように、ヘッド部分1016、ネック1014、及びハンドル1012を有する別の電動歯ブラシ1000が説明される。ヘッド部分1016上に発光要素1075が配設される。ネック及びハンドルは取り換え可能であり、1015で取り外し可能に接続され、またその物理的係合のための、発光要素と電源間の電気通信を確立するための対応する構造体を保有する。
【0037】
図10〜図13は、本発明の歯ブラシの別の実施形態を説明する。歯ブラシ1100は、ヘッド部分1116と、ハンドル又は本体(図示せず)と、ヘッド部分とハンドル間に延在するネック1114とを備える。取り外し可能なヘッド部分及びネックを有するものとしてこの特定の実施形態は示され、説明されるが、本発明は決してこの形体に限定されない。ヘッド部分1116上に、第1可動毛ホルダ1120及び任意の第2毛ホルダ1122が配設される。第2毛ホルダ1122は可動であってもよい。しかし、第2毛ホルダが静止していることもまた考察される。毛ホルダの各々は、毛の房を保持することに適合した複数の開口又は凹んだ領域を画成する。例えば、第1毛ホルダ1120は、毛1124を受容するための複数の凹部又は開口を画成する。また、任意の第2毛ホルダ1122は、複数本の毛1126を保持することに適合した複数の凹部又は開口を画成する。歯ブラシ1100は、第1毛ホルダ1120及び関連する毛1124と、第2毛ホルダ1122及び関連する毛1126との代わりに、又はそれらに加えて、固定毛若しくは静止毛の1つ以上の配列を使用してもよいことが認められる。
【0038】
歯ブラシ1100は、ブラシヘッド部分1116上又は同ヘッド部分に配設された1つ以上の発光構成要素を備える。例えば、図11及び図12に示されるように、ブラシヘッド部分は、第1発光要素1175及び第2発光要素1185を包含する。1つの実施形態では、第1発光要素1175は、第1毛ホルダ1120の中央部内に、特に同心円状にその中に配設される。図12に示されるように、第1発光要素1175はまた、第1毛ホルダ1120より下に配設されることもできる。この形体は、本明細書で更に詳細に説明される。同様に、第2発光要素1185もブラシヘッド部分1116内に配設される。第2発光要素1185は、図12に最良に示されるように、ブラシヘッド部分1116の内部に配設されることができる。しかし、図11に説明されるように、両方の発光要素1175及び1185は、ブラシヘッド部分1116の外側面に沿って露出可能であるか又は見ることができる。発光要素はまた、図11に示されるように、第1毛ホルダ1120と第2毛ホルダ1122間に配設されることもできる。第2毛ホルダ1122は、切り取り1127を備えることができる。この切り取り領域は、発光要素1185が露出するのを可能にし、発光要素からの光の照射が、毛ホルダ1122によって妨害されない。毛ホルダはまた、光が毛ホルダを通過するのを可能にする透明な材料及び/又は半透明の材料も含むことができる。加えて、発光要素より上の領域には実質的に毛がなくてもよい。この第2毛ホルダ1122は静止していてもよく、又は揺動、回転、往復運動、及び/又はこれらのいかなる組み合わせも挙げられるがそれらに限定されない運動を行うことができる。更にその上、この第2毛ホルダが運動を行う場合、毛ホルダの切り取り領域1127もまた動くことができる。毛ホルダが運動を行うとき、この切り取り1127は、発光要素が毛ホルダによって部分的に、完全に、又は全く覆われないように配設されることができる。図6aに示されるような本発明の別の実施形態では、発光要素475は、一部は、歯ブラシヘッド部分416の中央に配設される第1毛ホルダ420より下に、また一部は、歯ブラシ400ヘッド部分416の、ネック414に近位である部分上に配設される第2毛ホルダ421より下に配設される。毛ホルダは、半透明の材料及び/又は透明な材料を含み、その結果、発光要素が毛ホルダによって完全に又は部分的に覆われる場合でも、光が毛ホルダを通過するのを可能にする。加えて、第3毛ホルダ422が、歯ブラシのヘッド部分416の遠位端上に配設されることができ、また発光要素475が、部分的に第1毛ホルダ420より下に配設され、部分的に第3毛ホルダ422より下に配設されることができる。
【0039】
他の実施形態では、図7、図7b、及び図8に示されるように、発光要素は、歯ブラシヘッド部分の、ネックに近位の部分上に位置する第2毛ホルダ上に、同ホルダの中に、又は同ホルダより下に配設されることができる。図7は、ヘッド部分516及びネック514を有する歯ブラシ500の実施形態を説明する。ネック514は、歯ブラシ(図示せず)のヘッド部分516とハンドル間に延在することが認められる。上に複数の毛の房532が配設された1つの可動毛ホルダ520が、ヘッド部分516上に配設される。第2毛ホルダ534上に、発光要素575が配設される。歯ブラシ500は、第2毛ホルダ534上に配設された複数本の静止毛522を含有することができる。発光要素575は第2毛ホルダ534を通って伸び、また発光要素575より上の領域には実質的に毛がない。図7bは、ヘッド部分の、ネック514に近位の部分上に位置する第2毛ホルダ576より下に配設された発光要素575を有する歯ブラシ501の実施形態を説明する。この毛ホルダ576は半透明及び/又は透明であり、その結果、光は毛ホルダ576を通って照射することができる。
【0040】
図8は、ヘッド部分816及びネック814を有する歯ブラシ800の一部分を説明する。ヘッド部分816は、動く第1毛ホルダ820と、固定した又は静止第2毛ホルダ822とを有する。両方の毛ホルダは、それらの上に配設された発光要素875を有する。第1毛ホルダ820は、その上に配設された発光要素875を取り囲む複数の毛の房832を有し、また第2毛ホルダ834は、その上に配設された発光要素875を取り囲む複数の毛の房822を有する。発光要素875は第2毛ホルダ834を通って伸びて、発光要素875より上の領域には実質的に毛がない。
【0041】
図11に示される歯ブラシ1100の別の実施形態では、第1発光要素1175は、少しの毛も実質的にない、第1毛ホルダ1120に沿って画成された領域と一直線に整列する。特に、第1発光要素1175はほぼ、第1毛ホルダ1120より下に配設され、また同ホルダ1120において画成された開口1121を通って接近可能であることを見ることができる。更にその上、第1発光要素1175はまた、同要素から放射される光が、第1毛ホルダ1120を通って、同ホルダ1120から伸びる複数本の毛1124を過ぎるときに妨害されないように配設されることもできる。一般に毛1124は、毛の円形領域を形成するように、特に、第1発光要素1175の周囲に同心円の環を形成するように、第1毛ホルダ1120の周辺付近に配設される。第1毛ホルダ1120の外側表面より上の、実質的に少しも毛がない残りの領域が、図13でA領域として示され、同領域はほぼ円筒形の形状である。そこでは、第1発光要素1175がA領域内で同心円状に配設されているのを見ることができる。
【0042】
図13はまた、第1発光要素1175と第1毛ホルダ1120の間の取り付け及び/又は係合の仕方も説明する。第1毛ホルダ1120は、発光要素1175の真上で回転するか又は揺動することができる。すなわち、特定の実施形態では、発光要素1175、又はレンズ、キャップ、カバー、シールド、若しくは発光要素自体など、同要素の構成要素は、上で毛ホルダ1120が回転するか又は揺動する接触表面及び/又はピンを提供できる。ホルダ1120において画成された開口1121は、要素1175の周囲のホルダ1120の動きを促進するような大きさ及び形体であることができる。例えば開口は、要素1175の先端が開口1121内で部分的に伸びるように、ドーム形又はコーン形の先端を有する要素1175の最大直径より僅かに小さい直径を有することができる。あるいは開口1121は、発光要素1175の直径より僅かに大きい直径を有し、同要素1175が開口1121内へ適切に伸びるか、又は開口1121を完全に貫通して伸びるような大きさ及び形体であることができる。この後者の形体では、発光要素は毛ホルダ1120を揺動させるか又は回転させる軸として役立つ。
【0043】
更に図13に関し、歯ブラシ1100はまた、歯ブラシのヘッド部分1116のほぼ内部に配設された任意の第2発光要素1185も備える。第2要素1185は主に、歯ブラシの他の透明な領域、半透明の領域、又は開放領域に、特にヘッド部分1116の領域において、光を供給するのに役立つ。発光要素1175及び/又は1185はどちらも、その要素を収容する大きさに作製された中空領域を画成するピラーなど、ヘッド部分1116内の受容構造体又は取り付け構造体内に組み込まれることができる。
【0044】
発光ダイオードのような、発光要素は、光が発生する場所である発光基材と、光が放射される場所であるレンズとを備える。本発明の1つの実施形態では、図22に示されるように、発光要素は、発光基材1902が歯ブラシのヘッド部分上面1915より下にある及び/又は上面とぴったり重なるように、歯ブラシのヘッド部分に配設される。上面1915は、毛の支えであることができる。しかし、光が放射される場所、すなわち、レンズ1904は、歯ブラシの上面1915から、前記上面1915から伸びる毛1910の遠位端1916まで伸びる。レンズ1904は、エラストマー材を含んでもよい。エラストマー材は、透明でもよく及び/又は半透明でもよい。使用中、エラストマー材を含むレンズは歯肉をマッサージでき、また更に、口腔の洗浄を支援することができる。レンズの表面は隆起部を備えてもよく、又はレンズは平滑であってもよい。あるいは、図23に示されるように、発光基材1903は、歯ブラシのヘッド部分上面1915より上に伸びるピラー1913の頂部内又は頂部上に配設されることができ、またレンズ1904は、毛1910の遠位端1916まで伸びる。図22及び図23の両方の図では、リード線1906及び1908は、発光要素から、ピラー1913の長さを下ってヘッド部分1914まで及び、次にリード線は、ネック1912及びハンドル(図示せず)の長さを下って、電源(図示せず)に接続する。
【0045】
歯ブラシの別の実施形態では、図24及び図25に示されるように、2つの電動エレメントが、歯ブラシ2000のヘッド部分2012上に配設される。1つの要素は、ピラー2010内に配設された発光要素2075であり、毛ホルダ2004を揺動させるための中心ピンとして役立つ。第2の電動エレメントは、電動歯ブラシのネック2014及び/又はハンドル(図示せず)に近位の毛ホルダ2006内に配設された超音波発生要素2008である。しかし、超音波発生要素はまた、発光要素より上の歯ブラシの遠位端に配設されてもよく、又は超音波発生要素は、部分的に電動歯ブラシのネックに配設されてもよいことが考察される。
【0046】
超音波発生要素を備える歯ブラシ2001の別の実施形態が、図26及び図27に示される。超音波発生要素は、超音波振動子2018及び超音波ホーン2016を備える。超音波振動子2018は、歯ブラシのヘッド部分2012上に配設され、また超音波ホーン2016は、超音波振動子2018から、歯に接触する歯ブラシの表面に向かって伸びる。この実施形態では、歯には壁2020及び2022が接触する。これらの壁は、エラストマーでも及び/又は非エラストマーでもよく、また超音波ホーン2016より上に伸びる及び/又は超音波ホーンを取り囲み、その結果、超音波ホーンと歯の間に空間を作ることができる。この空間は安全予防措置として役立ち、超音波ホーンが歯に接触するのを防ぐ。これらの壁は、静止毛プレート2028であってもよく、また毛2026がその上に配設されてもよい(図30に示されるように)。壁は揺動することができ、また壁の最上部上に配設されたジェルは、超音波要素と歯の表面の間で揺動を伝達できる。加えて、毛2024は壁及び/又は超音波要素を取り囲むことができる。毛2024と超音波ホーン2016を取り囲み、同ホーン2016の周囲に配設された静止プレート2028上に配設された毛2026とは、超音波要素から超音波が発生した結果として揺動することができる。静止プレート2028を包含するエラストマーの壁2020及び2222は、エラストマーの壁と超音波ホーンの間で口腔ケア組成物を捕えるのに役立つ。歯ブラシのこの実施形態が歯を磨くために使用されるとき、この口腔ケア組成物が歯と接触し、その結果、超音波ホーンから歯に超音波が伝達されるのを援助する。この口腔ケア組成物はジェルであってもよい。超音波要素は、同様に歯ブラシのヘッド部分に配設されてもよい発光要素2075と組み合わせて使用されることができる。
【0047】
歯ブラシの実施形態2001では、発光要素2075を取り囲む揺動する毛ホルダ2004は、毛2024を備える歯ブラシヘッド部分の唯一の可動表面であることができる。ハンドル2014に近位の歯ブラシヘッド部分に配設された超音波要素は、歯を洗浄するのに役立つことができる。超音波要素は、歯を洗浄する優れた特性を有する。毛2024は、歯ブラシヘッド部分の静止して動かない部分上に配設される(図29に示される)。
【0048】
図28に示されるように、歯ブラシ2000及び2001の実施形態の駆動軸2026は、ネック2014を通って、揺動する毛ホルダ2004をモーター(図示せず)へ操作的に接続し、また歯ブラシのヘッド部分2012上に配設された超音波要素2008又は超音波ホーン2016及び超音波振動子2018を迂回するように設計されることができる。駆動軸2026は、超音波ホーン2016及び超音波振動子2018を迂回する横方向の変位部分2028を有することができ、次に、揺動する毛ホルダ2004まで歯ブラシのヘッド部分に沿って伸びる。この同じデザインによって、駆動軸が超音波要素2008を迂回するのも可能になる。
【0049】
本発明により作製される歯ブラシは、組成物と共に使用できる。しかし、そのような歯ブラシが、歯用ホワイトニング組成物が挙げられるがこれに限定されない組成物と組み合わせて使用される場合、その組成物は、切り取り領域、光が通って照射する及び/又は発光要素が通って伸びる開口、及び/又は発光要素を取り囲む開放空間など、発光要素周囲の領域で堆積することがある。この堆積は、歯ブラシヘッド部分から放射される光の質及び/又は量を低減することがある。発光要素を取り囲む領域及び発光要素上の領域に堆積する組成物の量を最小化するために、歯ブラシのヘッド部分及び/又は同ヘッド部分に、ドレイン(排水管)及び/又はチャネルを設けてもよい。図11は、発光要素1175及び1185の周囲の領域から組成物を排出するのを容易にするためにチャネル1125及び1123を備える歯ブラシヘッド部分を説明する。チャネル1125は、第1毛ホルダ1120の末端部表面と第2毛ホルダ1122の末端部表面とにより形成されてもよい。あるいはチャネルは、毛ホルダ上に、毛ホルダ内に、及び/又は毛ホルダより下に配設されてもよい。一般にチャネルは、1185のような、発光要素で始まり、歯ブラシヘッド部分1116の側面1129まで伸びる。加えて、毛ホルダ1122が往復運動する場合、チャネル1125内の組成物は攪拌されて、それが発光要素から離れる組成物の流れを増大することができる。チャネルはまた、第1可動毛ホルダ1120上にも設けられてもよい。これらのチャネル1123は、発光要素1175に最も近い毛ホルダの表面から可動毛ホルダ1120の末端部表面1131に向かって伸びる。これらのチャネルは、毛ホルダ内の溝であってもよい。可動毛ホルダ1120が揺動する場合、揺動から生じる遠心力は、発光要素1185から離れて、毛ホルダ1120の末端部1131に向けられる組成物のレベルを増大することができる。チャネルは、組成物が発光要素から離れて流れるのを可能にするいかなる形状であってもよい。加えて、チャネル1130、1132、1133、及び1134は、図11aに示されるように、歯ブラシのヘッド部分1116を通って伸びることができ、水が歯ブラシの裏側から流れ出るのを可能にする。チャネルは、幅が約0.5、1、1.5、2、2.5、3mmを超過してもよく、また約3、2.5、2、1.5、1mm未満であってもよく、長さが約2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25、30mmを超過してもよく、また約30、25、20、15、10、9、8、7、6、5、4、3、2mm未満であってもよく、約0.5、1、1.5、2、2.5、3mmを超過する深さであってもよく、また約3、2.5、2、1.5、1mm未満の深さであってもよい。チャネルはまた、歯ブラシのヘッド部分に配設された電動エレメントによって発生する熱を消散するのに役立つこともできる。
【0050】
発光要素が可動毛ホルダ内に組み込まれるか又は同ホルダの遠位に位置する場合、駆動軸の修正は必要ない。しかし、発光要素を可動毛ホルダとモーター間の領域に配設すると、駆動軸の操作と干渉して、駆動軸と可動毛ホルダ間の操作的な接続を妨げることがある。それ故に、可動毛ホルダに運動を付与するために、駆動軸に修正を加えて、可動毛ホルダと駆動軸間の操作の接続を容易にすることができる。示される駆動軸は、概ね、駆動軸の位置に対応する歯ブラシの長さに沿って発光要素を配設するのを可能にするのに適している。しかし、簡潔にするために、発光要素は、歯ブラシのヘッド部分上及び/又は同ヘッド部分内に配設されるものとして説明される。駆動軸と可動毛ホルダ間の操作的な接続は、発光要素を迂回する駆動軸で、発光要素のベース又は支持体として役立つ駆動軸で、駆動軸の少なくとも一部分が、放射された光に対して透明である、発光要素より上を通る駆動軸で、発光要素より下を通る駆動軸で、及び/又は駆動軸が発光要素の一部分になるように発光要素を修正することによって達成できる。図14〜図15は発光要素を迂回する駆動軸を説明し、それ故に、発光要素が駆動軸と可動毛ホルダ間に配設されるとき(図7に示されるように)、駆動軸が可動毛ホルダへ操作的に接続するのを可能にする。更にその上、駆動軸が操作しているとき、駆動軸が回転する、揺動する、渦を巻く、軌道を描いて回る、及び/又は円錐形の様式で動く場合、駆動軸は撓って、発光要素の周囲で曲がってもよい。駆動軸が往復運動する場合、駆動軸が操作している間に発光要素に接触しない限り、駆動軸は撓ってもよく、又は撓らなくてもよい。
【0051】
図14は、発光要素1475を迂回する横方向の変位部分1402を備える、電動歯ブラシで使用するための駆動軸1400を説明する。駆動軸のこの実施形態は、モーター(図示せず)を可動毛ホルダ(図示せず)へ操作的に接続し、また歯ブラシのヘッド部分のいずれかの部分上に配設されることができる発光要素1475を迂回できる。横方向の変位部分1402は、操作中に駆動軸が発光要素に接触しないように、発光要素を迂回するのに必要ないかなる形状又は大きさであってもよい。横方向の変位部分1402の形状及び大きさは、結果として、駆動軸が操作している間、発光要素と接触しない充分な大きさの空間1401及び1403を生じることができる。これらの空間の大きさは、軸の運動と軸が動く距離とによって変化してもよい。1つの実施形態では、駆動軸が往復運動する場合、空間1401及び1403は、約0を超過してもよく、また約5mm未満であってもよい。
【0052】
図15は、電動歯ブラシのヘッド部分に配設された発光要素を取り囲む駆動軸を説明する。駆動軸1407は、2つの横方向の変位部分1405及び1406に分かれ、これら横方向の変位部分は、発光要素1475を取り囲み、次に、横方向変位部分は再結合して1つの駆動軸1409を形成する。駆動軸は、発光要素に接触することなく操作することができる。間隔1419及び1421は、駆動軸が操作している間、発光要素に接触しないように充分でありたい。加えて、間隔1411及び1413もまた、駆動軸が操作中に発光要素に接触しないように充分でありたい。駆動軸が往復運動する実施形態では、間隔1411及び1413は、約0、0.5、1、1.5、2、3、4、6、8、10、15、20、25、30mmを超過してもよく、及び/又は約30、25、20、15、10、8、6、5、4、3、2、1.5、1、0.5mm未満でもよく、また間隔1419及び1421は、約0を超過してもよく、約5mm未満でもよい。
【0053】
図15に示される実施形態は、追加の幅を有する駆動軸を生じることがある。2つの横方向の変位部分に分かれる駆動軸から生じる駆動軸の幅の増加を最小化するために、図15a及び図15bに示されるように、その部分は、幅よりも高さで拡張されてもよい。駆動軸1443は2つの横方向の変位部分1444及び1445に分かれ、次に、再結合して駆動軸1442を形成する。駆動軸は、発光要素と接触することなく操作できる。間隔1446、1447、1448、及び1449は、駆動軸が操作している間、発光要素に接触しないように充分でありたい。駆動軸が往復運動する実施形態では、間隔1446、1447、1448、及び1449は、約0、0.5、1、1.5、2、3、4、6、8、10、15、20、25、30mmを超過してもよく、及び/又は約30、25、20、15、10、8、6、5、4、3、2、1.5、1、0.5mm未満であってもよい。アーム1444及び1445の高さ1450は、追加の幅を有する駆動軸を生じることなく追加の強度を発生する。高さ1450は、約0.2、0.5、0.75、1、1.5、2、3、4、5、6、7、8、9、10、13、15mmを超過してもよく、及び/又は約15、13、10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、1.5、1、0.75、0.5、0.2mm未満であってもよい。
【0054】
図16〜図17は、駆動軸が発光要素の支持体として役立つ駆動軸の実施形態を説明する。この駆動軸は、その上に発光要素が配設されることができるようにくりぬかれた部分を有する。駆動軸1410は切り取った部分1408を有し、発光要素1475がその上に配設される。図16に示されるように、発光要素のためのリード線1415及び1416が駆動軸1410に組み込まれ、モーター(図示せず)まで駆動軸の長さを進む。あるいは、図17に示されるように、リード線1417及び1418は、駆動軸1410の裏面から出て、モーター(図示せず)まで、歯ブラシのヘッド部分、ネック、及びハンドルに沿って進むことができる。
【0055】
先に記載したように、歯ブラシのヘッド部分上に及び/又は同ヘッド部分内に発光要素を組み込むために、回転する、揺動する、線状に往復運動する、渦を巻く、軌道を描いて回る、及び/又は円錐形の様式で動く駆動軸に追加的な修正が行われて、透明な駆動軸及び/又は半透明の駆動軸を含有する、発光要素を駆動軸より下及び/又は上に配設する、また駆動軸が発光要素の一部分になるように発光要素を修正することができる。
【0056】
図18〜図19は、発光要素より下を通る駆動軸を説明する。駆動軸1500は、透明な部分1502と、透明な及び/又は半透明のいずれでもよいか又は透明でない(すなわち、不透明の)及び/又はこれらのいかなる組み合わせでもよい部分1504及び1506とを有する。駆動軸は、発光要素1575と、歯ブラシヘッド部分の光を放射する部分との間に配設される。駆動軸1502の少なくとも一部分が透明及び/又は半透明であってもよい。駆動軸1502のこの透明な部分及び/又は半透明の部分は、光が発光要素から駆動軸を通って歯ブラシヘッド部分から出るのを可能にする。この透明な部分及び/又は半透明の部分は、発光要素より上に配設されることができる。図13に示される発光要素1185及び駆動軸1141のように、発光要素は、歯ブラシのヘッド部分内部に配設され、駆動軸は、発光要素の最上部より上を進むことができる。歯ブラシヘッド部分光を放射する部分は、図10に示されるような開口1121のような開口であってもよい。この開口は、透明な材料及び/又は半透明の材料で覆われて、水が歯ブラシヘッド部分に入るのを防ぐものの、光が同ヘッド部分から出るのを可能にする。
【0057】
図19に説明される実施形態では、発光要素1675は、電動歯ブラシの駆動軸1602より下に配設される。駆動軸1602は、透明及び/又は半透明のいずれでもよいか、又は透明でない及び/又は半透明(すなわち、不透明)でもよい。反射体1600及び1604が駆動軸1602の周囲で、発光要素から放射する光を反射し、その結果、光を歯ブラシのヘッド部分から放射させる。駆動軸は、反射コーティングのような、反射材料を備え、それが歯ブラシのヘッド部分から放射する光の質及び/又は量を高めるのに役立つことができる。
【0058】
図20は、駆動軸1706と、歯ブラシヘッド部分の光を放射する部分との間に配設された発光要素1775を説明する。それ故に、駆動軸は、発光要素から放射する光と干渉しない。加えて、リード線1704及び1702は、歯ブラシヘッド部分の壁に配設されて、歯ブラシヘッド部分及びハンドルの長さを進んで、モーター(図示せず)に達する。発光要素は、支持体上、及び/又は駆動軸が通って可動毛ホルダに達するピラー上に配設されてもよい。あるいは、支持体及び/又はピラーが必要ないように、発光要素は歯ブラシのヘッド部分に配設されてもよく、また駆動軸は発光要素より下を通ってもよい。
【0059】
発光要素はまた、駆動軸が発光要素の一部分になるように修正されてもよい。図21では、発光要素は、駆動軸が発光要素1875内にあるのを可能にするように形成されたレンズ1802を有する。駆動軸1800は、透明及び/又は半透明でもよく、その結果、光が駆動軸を通過して、歯ブラシヘッド部分の光を放射する部分に達するのを可能にする。加えて、駆動軸は、発光要素から放射する光を増すデザイン、材料、及び/又は形状を包含することができる。発光要素は、図13に示される発光要素1185のような、歯ブラシヘッド部分内部に配設されてもよい。
【0060】
多種多様の発光要素が本発明と共に使用されてよい。発光要素は、カリフォルニア州サンホセ(San Jose)のルミレッズライティング(Lumileds Lighting)LLC社により製造され、ルクセオン(Luxeon)(商標)の表記で市販されるものような、小さく、電力消費量の少ない発光ダイオード(LED)であってもよい。他の市販の発光ユニットには、アメリカンオプトプラスLED社(American Opto Plus LED Corporation)からのものが挙げられる。LEDは、約0.5、1、2、2.5、3、4、5ボルトを超過する電圧、及び/又は約5、4、3、2.5、1.5、1ボルト未満の電圧など、比較的低い電圧のDC電源から操作できる。発光要素は、約0.5、1、2、3、4、5、6、7、8、10、15、20mmを超過する直径を有してもよく、また約20、15、10、8、7、6、5、4、3、2、1mm未満の直径を有してもよい。
【0061】
本発明と共に使用するのに適した電圧又は電流の駆動装置は、英国オールドハム(Oldham)のゼテックスセミコンダクターズ社(Zetex Semiconductors)により製造されたZXSC310シングル又はマルチセルLEDドライバー(Single or Multi Cell LED Driver)である。別個のスイッチが設けられて、発光要素とモーターを別々に作動させてもよい。1より多い発光要素が設けられてもよい。様々なスペクトル特性、光度特性、放射特性、及び色度特性(例えば、様々な高い波長、最高波長、放射力など)を有する発光要素が設けられて、1本の電動歯ブラシで多様な用途に適応してもよい(すなわち、第1発光要素が、第一の光で活性化する組成物と共に使用されることに適合し、また第2発光要素が、第2の光で活性化する組成物と共に使用されることに適合してもよい)。
【0062】
記載したように、特定の実施形態では、1つ以上の可動毛ホルダが、発光要素の表面又は領域の真上でそれに接触して、回転する、揺動する、又は運動を行うのが望ましいことがある。これらの形体では、本発明は、毛ホルダが接触する発光要素の表面上に摩擦低減層又はコーティングを使用することを包含する。この層又はコーティングはまた、これらがなければ接触する表面によって発生することがある磨耗を低減するのにも役立つことがある。当該技術分野において既知のものを包含する、消費者の健康管理器具に適した多種多様のコーティング材料が使用されてもよい。一般にそのようなコーティングは、毒性がなく、不活性で耐久性があり、また用途によって、透明か又は半透明であってよい。本発明で使用するのに適したコーティングの例には、テフロン(登録商標)(Teflon)、並びにレフリジャレーションテクノロジーズ社(Refrigeration Technologies)により製造されたRT910Tと、キーストーンルブリカンツ社(Keystone Lubricants)により製造されたナバスタン(Nevastane)5と、キーストーンルブリカンツ社(Keystone Lubricants)により製造されたナバスタン(Nevastane)SFGなど、シリコーングリースが挙げられるが、これらに限定されない。
【0063】
本発明は、米国特許第6,488,914号、同5,851,514号、同4,980,152号、同3,657,413号、同4,983,380号、同5,084,268号、同5,171,564号、同5,376,006号、同5,645,428号、同5,713,738号、米国再発行特許第34,196号、米国特許第5,122,365号、同6,558,654号、同6,555,020号、同6,536,628号、同6,533,582号、同6,521,215号、同6,514,543号、同6,479,037号、同6,447,757号、同5,891,453号、及び同6,419,905号に記載される組成物などであるがこれらに限定されない、ほぼいかなる歯用ホワイトニング組成物と共に使用されてもよい。組成物は、光への露出で、強化されたホワイトニング機能を現す必要はない。ホワイトニング組成物を適用する前に、電動歯ブラシからの光に歯の表面を曝すだけで、効果が生じることがある。更にその上、ブラッシング領域を照射することから生じる、より大きいブラッシング効果又は洗浄効果から、追加的な効果が生じることがある。1つの態様では、本発明は、ホワイトニングの行為の間の、本明細書で説明される歯ブラシの使用に関し、この態様では、組成物のホワイトニング効果が、電動歯ブラシの発光要素から放射される光及び熱の結果として強化又は促進される。
【0064】
幾つかの実施形態では、歯ブラシとホワイトニング組成物が「適合する」のが望ましいことがある。すなわち、ホワイトニング組成物が、特定の波長又は波長の範囲の光、すなわち、帯状の光への露出で、強化された又は促進されたホワイトニング機能を現す場合、本明細書で説明される歯ブラシの発光ユニットから放射される光の波長は、その特定の波長と同じであるか又はほぼ同じであることが望ましい。例えば特定のホワイトニング組成物が、本明細書で説明される歯ブラシと共に使用されることが認められる場合、またその組成物が、430nm〜470nmの最大波長の光に曝されて、強化された効果を現す場合、その組成物と共に使用される歯ブラシは、430nm〜470nmの範囲内の波長を有する光を放射する。
【0065】
電動歯ブラシは、発光要素を収容する1つ以上の取り換え可能なヘッド部分を備えるキットとして包装されてもよい。故に、ヘッド部分は取替え品であってよく、又は同じ家庭の様々な家族に個々に割り当てられてもよい。故に、色彩の違いが、同じキット内の異なるヘッド部分の一要素であることが多い。ハンドルは、電池電源として論じられるが、本発明はまた、コンセントの接続用コード又は再充電可能な電池、及び関連するブラシホルダ/充電器(図示せず)など、他の周知の電源も包含する。キットは更に、包装された歯用ホワイトニング組成物のような、1つ以上の包装された、光で活性化する口腔用組成物を包含してもよい。加えて、キットは、光で活性化しない他の口腔ケア製品と発光要素を備えない歯ブラシヘッド部分を包含してもよい。
【0066】
ブラッシング操作の典型的な時間は一般に、約10、20、30、45、60、90、120、150、300、360、480秒を超過する、及び/又は約600、480、360、300、150、120、90、60、45秒未満である。
【0067】
本明細書で引用される全ての文献は、関連部分において本明細書に参考として組み込まれるが、いかなる文献の引用も、それが本発明に関する先行技術であることの容認として解釈されるべきでない。
【0068】
本発明の特定の実施形態について説明し記載したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、他の様々な変更及び修正を実施できることが、当業者には明白であろう。従って、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更及び修正を、添付の特許請求の範囲で扱うものとする。
なお、原出願の特許請求の範囲に記載された請求項を、念のため、下記に記しておく。
(1) ハンドル部分(12、914、1012、2014)に接続するための電動歯ブラシのヘッド部分(16、1200、1212、1300、95、316、616、816、904、1016、1116、416、516、816、1116、1914、2012)であって、
(a)少なくとも1つの電動エレメント(74)と、
(b)該ヘッド部分に配設された少なくとも1つの可動毛ホルダ(320、906、1120、1206、1302)とを備えるヘッド部分。
(2) 上記(1)に記載の前記ヘッド部分を備える電動歯ブラシ(10、400、500、501、600、800、900、1000、1100、2000、2001、2012)であって、該電動歯ブラシが、さらに、
(a)ハンドル、及び前記ヘッド部分及び前記ハンドル間に延在するネック(14、314、414、514、614、814、1014、1114、1912、2014)であって、前記ハンドルが中空の内部領域(30)を画成し、前記電動歯ブラシが、長手方向軸線(19)を有するハンドル及びネックと、
(b)前記ヘッド部分に配設された少なくとも1つの可動毛ホルダ(320、906、1120、1206、1302)と、
(c)前記ハンドル内に画成された前記中空の内部領域に配置されるモーター(32)であって、駆動軸(1141、1202、1306,1400、1407、1409、1410、1442、1443、1500、1602、1706、1800、2026)により前記可動毛ホルダへ操作的に接続されるモーターと、を備える電動歯ブラシ。
(3) なくとも1つの電動エレメントが発光要素(75、475、575、975、976、1175、1185、1275、1375、1475、1575、1675、1775、1875、2075)であり、好ましくは、前記発光要素が発光ダイオードである、上記(1)又は(2)のいずれか1項に記載のヘッド部分を備える電動歯ブラシ。
(4) 前記駆動軸の少なくとも一部分が透明である、上記(2)又は(3)のいずれか1項に記載の電動歯ブラシ。
(5) 前記可動毛ホルダが、中に前記電動エレメントが配設される開口(88、1121、1210、1304)を備える、上記(1)〜(4)のいずれか1項に記載の先端部を備えた電動歯ブラシ。
(6) 前記可動毛ホルダが揺動し、また前記電動エレメントが前記可動毛ホルダ内に配設され、好ましくは、前記電動エレメントが毛の1つ以上の環(332、632、1124、1910)で取り囲まれる、上記(2)〜(5)のいずれか1項に記載の電動歯ブラシ。
(7) 前記電動エレメントが、前記可動毛ホルダの回転の軸であるピンである、上記(2)〜(6)の1項に記載の電動歯ブラシ。
(8) 前記電動エレメントが2つの可動毛ホルダ間に配設される、上記(2)〜(7)のいずれか1項に記載の電動歯ブラシ。
(9) 該電動歯ブラシが、1つ以上のチャネル(1123、1125、1130、1132、1133、1134)を更に備え、好ましくは、該電動歯ブラシが第2毛ホルダを更に備え、より好ましくは、前記チャネルが、前記可動毛ホルダの表面と前記第2毛ホルダの表面(421、534、576、822、834、1122)とによって形成される、上記(2)〜(8)のいずれか1項に記載の電動歯ブラシ。
(10) 前記電動エレメントの少なくとも1つが超音波発生エレメント(2008)である、上記(2)〜(9)のいずれか1項に記載の電動歯ブラシ。
(11) 前記電動エレメントの配置位置が、前記駆動軸に配設される、前記駆動軸より下に配設される、及び前記駆動軸より上に配設されるから成る群から選択される、上記(2)〜(10)のいずれか1項に記載の電動歯ブラシ。
(12) 前記駆動軸が、該電動歯ブラシに配設された前記電動エレメントを迂回する少なくとも1つの横方向の変位部分(1402、1405、1406、2028)を更に備え、また前記電動エレメントが前記駆動軸の運動と干渉しない、上記(2)〜(11)のいずれか1項に記載の電動歯ブラシ。
【符号の説明】
【0069】
75 発光要素、87,89 リード線、90 軸線、91 ピラー、95 ヘッド部分、97 可動毛ホルダ。
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブラッシング領域を照射し、可動毛ホルダのベース(基部)を提供する発光要素と共に、可動毛ホルダを使用する電動歯ブラシに関する。歯ブラシの幾つかのバージョンでは、取り外し可能なヘッド部分が設けられる。
【背景技術】
【0002】
歯ブラシのヘッド部分上に配設された1つ以上の電動エレメントから光を放射するか又は他の放射物を発生する歯ブラシが、様々な方法で提供されることができる。手動歯ブラシ又は電動歯ブラシは、ハンドル内に又はヘッド部分から離れた他の領域に配設された電動エレメントを有することができ、また電動エレメントから歯ブラシのヘッド部分まで、光ファイバーのような、伝達装置で放射物を運ぶことができる。しかし、光ファイバーのような、伝達装置を介して運ばれる放射物は、減少することが多い。例えば、光ファイバーにより運ばれる、発光要素から放射される光は、光ファイバーの伝達装置の長さを進むので、光度及び/又は束密度が減少することがある。あるいは、電動エレメントは歯ブラシのヘッド部分に配設されることができる。しかし、電動歯ブラシのヘッド部分に配設される電動エレメントは、毛と電動歯ブラシの機械的構造のための空間を残すような大きさ及び配設でなければならない。歯ブラシの機械的構造、特に駆動軸は、歯ブラシのヘッド部分及びネック内で有効な空間の多くを使う。加えて、電動エレメントを含有するための空間を増大させるために歯ブラシのヘッド部分及び/又はハンドルの大きさを増大することは、結果として、口腔の表面を有効に、また快適に洗浄するのに大きすぎる歯ブラシを生じることがある。
【0003】
ここで、可視範囲内の広域吸収スペクトルを有する感光性口腔衛生組成物に関する可視範囲内の光源を使用する歯及び口の自浄方法も開示されえちる(例えば、特許文献1参照)。また、電動歯ブラシのヘッド部分に超音波振動子を設けたものが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許出願公開第2003/0059738号明細書
【特許文献2】特開平10−165228号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
それ故に、歯ブラシの機械的構造が妨害されないか、さもなければ障害を生じないように電動エレメントが歯ブラシのヘッド部分に配設される電動歯ブラシを有することが望ましい。更に、電動エレメントから電動歯ブラシのヘッド部分まで放射物を運ぶために、光ファイバー及び/又は他の伝達装置の必要がないように、電動エレメントを歯ブラシのヘッド部分に配設させることが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、ハンドル部分と、ヘッド部分と、ハンドル部分及びヘッド部分間に延在するネックとを備える、口腔中で使用するための歯ブラシを提供する。ヘッド部分は、毛ホルダと電動エレメントを備える。電動エレメントは、保護ピラー内に配設されている。
【0007】
本発明はまた、ハンドル部分が中空になっており、このハンドル部分の内部に配設されたモーターを備える。
【0008】
本発明はまた、モーターに操作的に接続されると共に毛ホルダに操作的に接続される軸も提供し、毛ホルダは可動式である。
【0009】
本発明はまた、電動エレメントが発光要素である。
【0010】
本発明はまた、毛ホルダが発光要素を貫く軸線周りに回転する。
【0011】
本発明はまた、毛ホルダが透明である。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明による電動歯ブラシの斜視図。
【図2】図1の電動歯ブラシの上平面図。
【図2a】図1の電動歯ブラシの上平面図。
【図3】図1の電動歯ブラシの断面側面図。
【図3a】本発明の実施形態のヘッド部分の断面側面図。
【図3b】本発明の実施形態のヘッド部分及びネックの部分的正面図。
【図3c】発光要素のレンズの部分的正面図。
【図4】本発明による電動歯ブラシのヘッド部分の詳細な断面側面図。
【図5】図1の電動歯ブラシのヘッド部分の詳細な断面側面図。
【図6】本発明の別の実施形態のヘッド部分及びネックの部分的正面図。
【図6a】本発明の別の実施形態のヘッド部分及びネックの部分的正面図。
【図7】本発明の更に別の実施形態のヘッド部分及びネックの部分的正面図。
【図7a】本発明の更に別の実施形態のヘッド部分及びネックの部分的正面図。
【図7b】本発明の更に別の実施形態のヘッド部分及びネックの部分的正面図。
【図8】本発明のなお別の実施形態のヘッド部分及びネックの部分的正面図。
【図8a】本発明のなお別の実施形態のヘッド部分及びネックの部分的正面図。
【図9】歯ブラシが、ハンドルから分離できるヘッド部分及びネックを包含する本発明の電動歯ブラシの別の実施形態の斜視図。
【図10】本発明の更に別の実施形態のヘッド部分及びネックの斜視図。
【図11】図10に説明される実施形態のヘッド部分及びネックの正面図。
【図11a】図10に説明される実施形態のヘッド部分及びネックの裏面図。
【図12】図10に示される実施形態のヘッド部分及びネックの側面図。
【図13】図10に示される実施形態の断面側面図。
【図14】本発明により作製される歯ブラシの駆動軸の実施形態の部分的正面図。
【図15】本発明により作製される歯ブラシの駆動軸の実施形態の部分的正面図。
【図15a】本発明により作製される歯ブラシの駆動軸の実施形態の部分的正面図。
【図15b】図15aに示される駆動軸の実施形態の部分的側面図。
【図16】本発明により作製される歯ブラシの駆動軸の実施形態の部分的正面図。
【図17】本発明により作製される歯ブラシの駆動軸の実施形態の部分的裏面図。
【図18】本発明により作製される歯ブラシの駆動軸の実施形態の部分的正面図。
【図19】本発明により作製される歯ブラシの駆動軸、発光要素、及び反射体の断面端面図。
【図20】本発明により作製される歯ブラシの駆動軸及び発光要素の断面端面図。
【図21】本発明により作製される歯ブラシの駆動軸及び発光要素の断面端面図。
【図22】本発明の電動歯ブラシの実施形態の断面側面図。
【図23】本発明の電動歯ブラシの実施形態の断面側面図。
【図24】本発明の電動歯ブラシのヘッド部分及びネックの実施形態の正面図。
【図25】本発明の電動歯ブラシのヘッド部分及びネックの実施形態の断面側面図。
【図26】本発明の電動歯ブラシのヘッド部分及びネックの実施形態の正面図。
【図27】本発明の電動歯ブラシのヘッド部分及びネックの実施形態の断面側面図。
【図28】本発明の電動歯ブラシのヘッド部分及びネックの実施形態の正面図。
【図29】本発明の電動歯ブラシのヘッド部分及びネックの実施形態の正面図。
【図30】本発明の電動歯ブラシのヘッド部分及びネックの実施形態の正面図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明は、本明細書で詳細に説明され、また本明細書の一部をなす添付図面に記載される特定の部分及び部分の配設、実施形態にて物理的形態を具体化してもよい。
【0014】
本発明は概ね、発光ダイオード、白熱要素を使用する発光要素、レーザー要素、ハロゲン要素、ネオン要素、蛍光要素、プラズマ要素、キセノン要素、デンタルフロスで掃除する要素、マッサージ要素、こする要素、発熱要素、音波発生要素、超音波発生要素、電流発生要素、組成物放射要素、及び/又はこれらのいかなる組み合わせも挙げられるがそれらに限定されない、ヘッド部分に配設される1つ以上の電動エレメントを有する、口腔中で使用するための口腔ケア器具に関する。そのような口腔ケア器具には、電動歯ブラシ、動力フロッサー、トゥースポリシャ(歯のつや出し)、歯肉マッサージャーなどが挙げられるがこれらに限定されない。本明細書で使用する用語、電動エレメントは、その要素が配設される場所で電気エネルギーを変換できるいかなる電動エレメントも包含する。例えば発光要素は、電動歯ブラシのヘッド部分など、その要素が配設される位置で電気エネルギーを光に変換できる。簡潔にするために、本明細書では以後、本発明は、発光要素が配設されたヘッドを有する電動歯ブラシで具体化されるものとして論じられる。そのような電動歯ブラシは個人の衛生のために使用されて、電動エレメントが作動している間、電動化した動きを使用して人の歯及び歯肉を洗浄することができる。本発明はまた、取り換え可能な又は取り外し可能なヘッド部分及び/又はネックを有する電動歯ブラシにも関する。更にその上、本発明は本発明の歯ブラシを含有するキットに関する。
【0015】
本発明で使用する用語「発光」要素は、電気エネルギーを光に変換する要素を包含する。1つの実施形態では、本発明の発光要素は、発光ダイオード(「LED」)である。本明細書で使用する用語「光」は、肉眼で見える光及び肉眼で見えない光(例えば、紫外線及び赤外線)の両方のスペクトルを包含することを意図する。本明細書で説明される歯ブラシの様々な実施形態は、様々な特徴を有する発光要素を使用してもよい。波長に関して、本明細書で説明される歯ブラシで使用される発光要素は、約10nm〜約106nmの中心波長を有する光を放射することができる。本発明の歯ブラシの1つの実施形態では、発光要素から放射される光は、約370、390、410、430、450、470、490、510、530、550、570、590、610、630、650、670、690、710nmを超過してもよく、及び/又は約770、750、730、710、690、670、650、630、610nm未満であってもよい。別の実施形態では、放射される光は、約420、430、440、450、460、470、480及び/又は490nm超過の波長を有してもよく、及び/又は約490、480、470、460、450、440、430、420nm未満の波長を有してもよい。選択される波長の特定の範囲は、所望される光の色によってもよいことが認められる。1つの実施形態では、放射される光は青色であってもよい。
【0016】
1つの実施形態では、電動歯ブラシは、細長い本体部分又はハンドル、及びヘッド部分及び、ヘッド部分とハンドル間に延在するネックとを含有する。1又はそれ以上の発光要素が、上に複数本の毛を有する1つ以上の静止毛ホルダ又は可動毛ホルダに隣接して、その上に、あるいはその中で、ヘッド部分に設けられてもよい。発光要素を電動歯ブラシのヘッド部分に組み込むと、発光要素が配設される場所によって、結果として、電動歯ブラシの機械的構造、特に駆動軸と可動毛ホルダ間の操作的な接続と干渉することがある。そのような干渉を防止するために、1つ以上の発光要素は、モーターと可動毛ホルダ間に発光要素が配設されないような配設であってもよい。一定の実施形態では、発光要素は、揺動する毛ホルダの動きの中心又は軸に配設されてもよい。加えて、発光要素は、可動毛ホルダの接触表面及び/又は回転の中心若しくは軸として役立つピンとして機能してもよい。発光要素が可動毛ホルダ内で、特に回転の軸及び/又は中心として配設されるとき、発光要素はモーターと可動毛ホルダ間に配設されず、それ故に、駆動軸は発光要素からの干渉なしに可動毛ホルダと操作的に接続できる。加えて、発光要素は可動毛ホルダの動きを精巧にして、同ホルダが望ましくない動きを行うのを防止できる。例えば、揺動する可動毛ホルダの中心でピンとして役立つ発光要素は、揺動する毛ホルダの回転しない動き又は揺動しない動きを防止できる。発光要素は静止していてもよく、又は可動毛ホルダと共に動くように可動毛ホルダに固定されてもよい。他の実施形態では、発光要素は、可動毛ホルダに遠位の、歯ブラシヘッド部分の遠位端上に配設される。この実施形態はまた、可動毛ホルダと駆動軸間の操作的な接続との干渉も回避する。
【0017】
発光要素が、モーターと可動毛ホルダ間に配設される他の実施形態では、駆動軸と可動毛ホルダ間の操作的な接続は、発光要素を迂回する駆動軸で、発光要素のベース又は支持体として役立つ駆動軸で、駆動軸の少なくとも一部分が、放射された光に対して透明である、発光要素の上を通る駆動軸で、発光要素より下を通る駆動軸で、及び/又は駆動軸が発光要素の一部分になるように発光要素を修正して達成できる。毛ホルダは、特定の実施形態では、典型的にはホルダの中央に設けられる領域を特徴とし、この領域がそこを通る光の通過を促進する。その領域は、透明な材料又は半透明の材料から形成されてもよく、別の方法としては、ほぼ毛のない開口又は他の開放領域であってもよく、その結果、光の通過を可能にする。この領域は、可動毛ホルダの中央を包含する、歯ブラシヘッド部分のいかなる部分に設けられてもよい。別の方法としては、電動歯ブラシは、歯ブラシヘッド部分の一部分に配設された発光要素と、歯ブラシヘッド部分の別の部分に配設された超音波発生要素のような、異なる電動エレメントとを有してもよい。
【0018】
ヘッド部分は、長手方向軸線と、1つ以上の可動毛ホルダ又はキャリアと、任意に、1若しくはそれ以上の静止ホルダ又は固定毛ホルダとを含有する。可動毛ホルダは、回転する、旋回する、渦を巻く、揺動する、線状に往復運動する、又は運動のいかなる組み合わせを行ってもよい。本発明の電動歯ブラシによってもたらされる運動のタイプは様々に変化してもよい。静止毛ホルダと、その上に配設された静止毛の配設もまた、様々に変化してもよい。例えば静止毛は、部分的に又は全体的に、可動毛ホルダの周りを囲んでもよく、可動毛ホルダ間の間隙に配設されてもよい。本発明と共に使用するのに適した幾つかの毛ホルダの運動と毛の配設の例が、US20030126699、US20030084525、US20030084524、及びUS20030084526、並びにWO03/063723及びWO03/063722に記載される。毛は、ポリエチレンのような、従来の非エラストマー材から作製されてもよく、天然ゴム若しくは合成ゴム、ポリオレフィン、ポリエーテルアミド、ポリエステル、スチレン系ポリマー、ポリウレタンなどのエラストマー材、又は材料の組み合わせから作製されてもよい。
【0019】
ハンドルはその中に配設されたモーターを備える中空部分を有し、モーターは可動毛ホルダに操作可能に接続される。シャフトは、モーターからネックを通ってヘッド部分の少なくとも一部分内まで伸びる。可動毛ホルダに1つ以上の運動を付与するために、モーターによって駆動するとき、シャフトは、回転する、揺動する、線状に往復運動する、渦を巻く、軌道を描いて回る、又は円錐形の様式で動いてもよい。運動を付与するために、モーターとシャフト間、又はシャフトと可動毛ホルダ間に、ギアの配列が設けられてもよい。代表的なシャフト及び/又はギアの配列は、米国特許第6,360,395号及び同5,617,601号、米国特許出願2003/0134567及び同2003/0163881、並びに本明細書で引用される他の特許及び特許公報に示される。ハンドルはまた、モーター及び発光要素に動力を供給するために中に配設された、1つ以上の電池のような、電源も有する。別の方法としては、電動歯ブラシは、モーターを動かすために外部電源に接続されてもよい。モーター及び/又は発光要素を作動させるために、ハンドル上にスイッチが配設される。スイッチは、作動装置のボタン及び金属の接触を含有する。スイッチは、成形した作動装置のボタンを下へ押すことにより手で押し下げられ、それが金属の接触を圧迫して、従来の瞬間的なスイッチでのように、回路を完成する。スイッチは、従来の連続的なスイッチでのように、作動装置のボタンを前方に押し下げ、滑らせることによって、傾斜面のデザインにより、連続的な操作を可能にする。これら2つの機能を1つのスイッチに組み合わせることにより、消費者は、購入する前にユニットを試し、その操作を見ることができ、また更に、一旦パッケージから出して、連続して操作することができる。スイッチはまた、1つ以上の発光要素を作動させることもできる。発光要素は、モーターが作動するときはいつも活動するが、しかし、電動歯ブラシはまた、発光要素を作動させるように設計されたスイッチを有してもよい。
【0020】
次に、本発明の実施形態を説明するだけで、それを限定する目的ではない図面に関し、図1は、本発明の実施形態による電動歯ブラシ10を示す。電動歯ブラシは、人の歯及び歯肉をブラッシングするなどの個人の衛生のために使用できる。図1に示されるように、電動歯ブラシは、ハンドル12と、ハンドル12に取り付けたネック14とを含有する。ヘッド部分16は、ネック14に取り付けられる。典型的にはヘッド部分はネック14より大きく、また典型的にはハンドル12より小さい。
【0021】
次に図2に関し、ヘッド部分16は、長手方向軸線19によって更に画成され、及び可動毛ホルダ20と、1つ以上の任意の静止毛ホルダ22とを備える。この実施形態では、静止毛ホルダ22は、可動毛ホルダ20の対向する側に位置する。この実施形態での可動毛ホルダ20は、ヘッド部分16の中央に位置する。可動毛ホルダ20は、同ホルダ20上で支持され、また保持される複数本の毛24を含有する。可動毛ホルダは、ヘッド16の長手方向軸線19にほぼ垂直な、運動の軸の周囲で揺動するか又は回転することができるが、先に説明されたように、他の運動が提供されてもよい。本明細書で更に詳細に説明されるように、可動毛ホルダの運動のこの軸に沿って、電動エレメント74が配設される。特定の実施形態では(図2aに示されるように)、電動エレメントは、発光ダイオードのような発光要素75であり、歯ブラシのヘッド部分に位置し、またほぼそこより下又はそこの下で、発光要素の表面は、可動毛ホルダの毛が生えている表面を超えて伸びない(図22に示されるように)。特定の形体では、可動毛ホルダは、回転し続けるか、旋回し続けるか、さもなければ静止していることができる発光要素に関して運動を行う。理想的には、この形体では、発光要素75はベースとして役立ち、その結果、可動毛ホルダ20の支持接触表面として役立つことができる。運動の顕著な軸は、発光要素の形状及び配向によって、そこを通って伸び、それと同一直線上にあることができる。
【0022】
図3に示されるように、ハンドル12は、モーター32を収容する中空の内部領域30を更に含有する。中空の内部領域30はほぼ軸線34に沿って伸び、またモーター32と、電池60のような1つ以上の電力源とを保持する。スイッチ要素、又は接触部50及び54は、スイッチ52と共に使用されて、モーター32及び発光要素75を選択的に操作できる。この実施形態では、モーター32は、回転可能なシャフト44を介して可動毛ホルダ20に動力を供給する。シャフト44は、軸線19の周囲で回転するか又は揺動する。ギアの配列は、シャフト44とモーター32間で操作的に結合される。ギアの配列には、ウオームギア40と対のステップギア42、43が包含される。モーター32は、ウオームギア40へ操作的に接続される。ステップギア42は、ステップギア43及びウオームギア40へ操作的に接続される。発光要素75は、歯ブラシヘッド部分内部に配設される。スイッチ52は、電動歯ブラシの操作を調節するために設けられ、またモーター32へ操作的に接続される。スイッチ52はまた、歯ブラシの1つ以上の発光要素を操作する形体でもある。それは、瞬間的であっても、連続的であってもよい。スイッチ52が閉じているとき、ハンドル12の中空の内部領域30に設けられた電池60とモーター32と発光要素75間で、回路が完成する。
【0023】
図3a〜図3bは、発光要素の少なくとも一部分が、可動毛ホルダの回転の軸又は中心として役立つピン及び/又は接触面である電動歯ブラシの実施形態を説明する。可動毛ホルダとの接触から生じる損傷から発光要素を保護するために、発光要素は保護ピラー(柱)内に配設されることができ、発光要素の外側表面又は発光要素のレンズは、保護材料でコーティングされることができる。外側表面上のコーティングは層状であってもよく、また様々な材料を含んでもよい。これらの材料には、ポリマー、金属、及び/又は発光要素の表面を補強する及び/又は強化する他のいかなる材料も挙げられる。加えて、発光要素の周囲の、可動毛ホルダの滑らかな動きを容易にするために、発光要素は、摩擦を低減する材料でコーティングされてもよい。レンズが可動毛ホルダのピンとして役立つ場合、図3cに示されるように、レンズの下の部分13は、不透明及び透明でない及び/又は半透明であってもよく、またレンズの上の部分9は透明及び/又は半透明であってもよいので、光はレンズの上の部分から放射される。
【0024】
図3aに説明される歯ブラシヘッド部分1200の1つの実施形態では、駆動軸1202は開口1204を備え、可動毛ホルダ1206は突出部1208を備える。突出部1208は、開口1204に適合し、その結果、駆動軸1202を可動毛ホルダ1206へ操作的に接続する。可動毛ホルダ1206はまた、開口1210も備える。可動毛ホルダが歯ブラシのヘッド部分1212に固定されるとき、発光要素1275は開口1210に適合する。歯ブラシを操作すると、駆動軸1202の運動が、可動毛ホルダ1206に移されて、同ホルダは、発光要素1275の周囲で揺動する。この実施形態では、駆動軸は往復運動する。
【0025】
図3bに説明される歯ブラシヘッド部分1300の実施形態では、可動毛ホルダ1302は開口1304を備え、また駆動軸1306は開口1304に適合し、その結果、駆動軸1306と可動毛ホルダ1302とを操作的に接続する。電動歯ブラシが操作されるとき、駆動軸1306の運動は可動毛ホルダ1302に移されて、同ホルダは発光要素1375の周囲で揺動する。歯ブラシのこの実施形態では、駆動軸は円錐形の駆動運動を行う。
【0026】
図4は、歯ブラシの部分93でヘッド部分95に静止状態で固定されたピラー91に接続された及び/又はピラー91内に配設された静止発光要素75を有する歯ブラシの実施形態を説明する。この実施形態では、可動毛ホルダ97は、ピラー91内に配設された静止発光要素75の周囲で揺動するか又は回転する。ピラー91内に配設されたこの発光要素75は、歯ブラシのヘッド部分95上の、可動毛ホルダ97の回転の軸として役立つ。正のリード線87及び負のリード線89が、発光要素75からピラー91を通り、次に、歯ブラシのヘッド部分95及びネック(図示せず)の長さに沿って電源(図示せず)まで及ぶことができる。
【0027】
図5に関し、この実施形態では、図4の実施例によって示されるように、可動毛ホルダ20の下面に沿って画成された専用の接触領域に滑動して接触する対の電気的接触76及び77を使用することによって、電力が発光要素75に供給される。電源から発光要素まで電気を伝えるために、スイッチ及び電源から接触部76及び77まで電線(図示せず)が設けられてもよい。電線は、ハンドルからネック14を通ってヘッド部分16まで及んでもよい。電線は、シャフト44の動きと干渉しないように、ネック14の内側の壁に隣接して配設されてもよい。あるいは、電線はネック14内に埋め込まれてもよい。
【0028】
電気的に導電性の円形の接触領域80及び82が、可動毛ホルダ20の外側に沿って設けられることができ、これらの領域は、ヘッド部分の内部に設けられた対の固定された接触部76及び77と電気伝達状態にあることが考察される。電気的に導電性の接触領域80及び82は、非導電材料で互いから絶縁される。電気リード線84及び86は、電気的に導電性の接触領域から発光要素まで設けることができる。図5は、可動毛ホルダ20と接触して又は同ホルダ内に配設された発光要素75を説明する。この実施形態では、発光要素は、可動毛ホルダ20に固定して取り付けられ、それ故に、同ホルダと共に動く。示されるように、毛ホルダ20及び発光要素75は、軸線90の周囲で揺動する。1つの実施形態では、発光要素のレンズ81のような、上面は、可動毛ホルダ20の上面92とぴったり重なるが、所望する場合、上面は、上面92より上に伸びてもよい。毛(図示せず)は、上面92上に配設されることができる。追加の発光要素が、静止毛ホルダ22(図2)内又は静止毛ホルダ上に設けられることができる。
【0029】
図1〜図5は、歯ブラシ10の実施形態の他の特徴をまとめて説明する。例えば、歯ブラシは、70及び72など、1つ以上の把持領域と、先に記載したように、ハンドル12に沿って画成されたスイッチ要素56内に選択的に配設されてもよいスイッチ52とを特徴としてもよい。作動すると、発光要素は、ヘッド部分16の顔面側表面21が向く領域、特にブラッシング環境を照射する。
【0030】
関連する別の実施形態300では、発光要素375は、図6に最良に見られるように、可動毛ホルダ320を通って伸びる開口又は孔88内に配設されて、発光要素は静止状態であり、また可動毛ホルダ320は、静止した発光要素375の周囲で揺動するか又は回転する。図6は、可動毛ホルダ320がヘッド部分上に配設されているヘッド部分316及びネック314を有する歯ブラシの実施形態300を説明する。複数本の毛332がホルダ320上で支持される。ヘッド部分は、静止毛322の領域を包含してもよい。この実施形態では、発光要素375は、ヘッド部分316に固定して取り付けられる。発光要素375は、部分的に孔88を通って伸びてもよいか、又はヘッド部分316内に完全に収容されるように、可動毛ホルダ320の下面より下に配設されてもよい。発光要素375の中心線又は軸線はまた、可動毛ホルダ320の回転又は揺動の軸であってもよい。上記の実施形態の幾つかでは、特に、発光要素が可動毛ホルダ320より下に配設される場合、可動毛ホルダは、透明な材料又は半透明の材料から形成できる。この特徴によって、1つ以上の発光要素からブラッシング領域まで、光の透過が促進される。この形体によって、発光要素が、唾液、水、及び電動歯ブラシと共に使用される口腔用組成物から保護されることができる。毛ホルダは、着色した材料か又は染色した材料から形成されてもよいことも考察される。
【0031】
透明な又は半透明の毛ホルダ及び/又はヘッドを形成するために、様々な材料が使用されてもよい。そのような材料の例には、ポリスチレン(PS)、ポリカーボネート(PC)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリエチレンテレフタレートグリコール(PETG)(イーストマン(Eastoman)BR003の表記で市販されている)、酢酸セルロースプロピレート(CAP)、及びこれらの組み合わせが挙げられるが、それらに限定されない。1つ以上の熱処理が用いられて、これらの材料の加工を容易にしてもよいことが考察される。
【0032】
上記の実施形態の各々において、光ができるだけ有効にブラッシング領域に向けられるように、発光要素は、可動毛ホルダ及び/又は静止毛ホルダ内に、その上に、それより下に、又はそれに直接隣接して配設される。更に、発光要素は、光を放射する主要方向が毛ホルダの上面にほぼ垂直であるように、すなわち、毛ホルダの毛の方向にほぼ平行であるように配設されることができる。1つの実施形態では、図4に最良に見られるように、発光要素は、発光要素の動きの中心線又は軸線90が、ヘッド部分及び/又は毛ホルダの上面にほぼ垂直であるように配設されることができる。中心線90は、典型的には、発光要素75のレンズ81又は開口を通過する。発光要素が、可動毛ホルダ及び/又は静止毛ホルダの中に、上に、又はそれより下に配設される場合、毛からの干渉なしに光がブラッシング表面まで透過するように、発光要素を備える円筒形の領域、又は発光要素の中心線90の周囲のボリュームには、毛がなくてもよい。毛がない円筒形の領域の直径は、約2、4、6、8、10、12、14、16、18、20mmを超過してもよく、また約20、18、16、15、14、12、10、8、6、4、2mm未満でもよい。しかしそれでも、可動毛ホルダは、図6の例によって示されるように、発光要素を取り囲む、少なくとも1つの環の毛を有してもよい。追加の毛の房又は毛の房の内側の環も設けられてもよい。
【0033】
図7a及び図8は、本発明により作製される電動歯ブラシの実施形態のための全てが1つ以上の発光要素を保有している、歯ブラシヘッド部分、毛ホルダ、及び毛の形体を説明する。
【0034】
図7aは、本発明による、ヘッド部分616及びネック614を有する歯ブラシ600の実施形態を説明する。ヘッド部分616は、その中に配設された発光要素675を有する1つの毛ホルダ620を備える。毛ホルダ620は、毛又は毛の房632の同心円の、1つ以上の環を包含する。
【0035】
図8は、ヘッド部分816及びネック814を有する別の歯ブラシ800を説明する。ヘッド部分816は、動く第1毛ホルダ820と、固定された又は静止状態の第2毛ホルダ822とを有する。両方の毛ホルダは、それらの上に配設された発光要素875を有する。第1毛ホルダ820は、その上に配設された発光要素875を取り囲む複数の毛の房832を有し、また第2毛ホルダ834は、その上に配設された発光要素875を取り囲む複数の毛の房822を有する。図8aは、本発明の別の実施形態を説明する。歯ブラシ900のヘッド部分及びネックは、3つの毛ホルダ902、906、及び908と、2つの発光要素975及び976とを備える。発光要素976は、歯ブラシ900のヘッド部分904の遠位端に位置する毛ホルダ902上に配設される。発光要素975は、歯ブラシ900のヘッドの中央に配設される可動毛ホルダ906上に配設される。最後に、毛ホルダ908は、ハンドル914に近位の歯ブラシのヘッド部分に配設される。毛ホルダ902及び/又は908は、可動でも、静止でもどちらでもよい。
【0036】
図9に示されるように、ヘッド部分1016、ネック1014、及びハンドル1012を有する別の電動歯ブラシ1000が説明される。ヘッド部分1016上に発光要素1075が配設される。ネック及びハンドルは取り換え可能であり、1015で取り外し可能に接続され、またその物理的係合のための、発光要素と電源間の電気通信を確立するための対応する構造体を保有する。
【0037】
図10〜図13は、本発明の歯ブラシの別の実施形態を説明する。歯ブラシ1100は、ヘッド部分1116と、ハンドル又は本体(図示せず)と、ヘッド部分とハンドル間に延在するネック1114とを備える。取り外し可能なヘッド部分及びネックを有するものとしてこの特定の実施形態は示され、説明されるが、本発明は決してこの形体に限定されない。ヘッド部分1116上に、第1可動毛ホルダ1120及び任意の第2毛ホルダ1122が配設される。第2毛ホルダ1122は可動であってもよい。しかし、第2毛ホルダが静止していることもまた考察される。毛ホルダの各々は、毛の房を保持することに適合した複数の開口又は凹んだ領域を画成する。例えば、第1毛ホルダ1120は、毛1124を受容するための複数の凹部又は開口を画成する。また、任意の第2毛ホルダ1122は、複数本の毛1126を保持することに適合した複数の凹部又は開口を画成する。歯ブラシ1100は、第1毛ホルダ1120及び関連する毛1124と、第2毛ホルダ1122及び関連する毛1126との代わりに、又はそれらに加えて、固定毛若しくは静止毛の1つ以上の配列を使用してもよいことが認められる。
【0038】
歯ブラシ1100は、ブラシヘッド部分1116上又は同ヘッド部分に配設された1つ以上の発光構成要素を備える。例えば、図11及び図12に示されるように、ブラシヘッド部分は、第1発光要素1175及び第2発光要素1185を包含する。1つの実施形態では、第1発光要素1175は、第1毛ホルダ1120の中央部内に、特に同心円状にその中に配設される。図12に示されるように、第1発光要素1175はまた、第1毛ホルダ1120より下に配設されることもできる。この形体は、本明細書で更に詳細に説明される。同様に、第2発光要素1185もブラシヘッド部分1116内に配設される。第2発光要素1185は、図12に最良に示されるように、ブラシヘッド部分1116の内部に配設されることができる。しかし、図11に説明されるように、両方の発光要素1175及び1185は、ブラシヘッド部分1116の外側面に沿って露出可能であるか又は見ることができる。発光要素はまた、図11に示されるように、第1毛ホルダ1120と第2毛ホルダ1122間に配設されることもできる。第2毛ホルダ1122は、切り取り1127を備えることができる。この切り取り領域は、発光要素1185が露出するのを可能にし、発光要素からの光の照射が、毛ホルダ1122によって妨害されない。毛ホルダはまた、光が毛ホルダを通過するのを可能にする透明な材料及び/又は半透明の材料も含むことができる。加えて、発光要素より上の領域には実質的に毛がなくてもよい。この第2毛ホルダ1122は静止していてもよく、又は揺動、回転、往復運動、及び/又はこれらのいかなる組み合わせも挙げられるがそれらに限定されない運動を行うことができる。更にその上、この第2毛ホルダが運動を行う場合、毛ホルダの切り取り領域1127もまた動くことができる。毛ホルダが運動を行うとき、この切り取り1127は、発光要素が毛ホルダによって部分的に、完全に、又は全く覆われないように配設されることができる。図6aに示されるような本発明の別の実施形態では、発光要素475は、一部は、歯ブラシヘッド部分416の中央に配設される第1毛ホルダ420より下に、また一部は、歯ブラシ400ヘッド部分416の、ネック414に近位である部分上に配設される第2毛ホルダ421より下に配設される。毛ホルダは、半透明の材料及び/又は透明な材料を含み、その結果、発光要素が毛ホルダによって完全に又は部分的に覆われる場合でも、光が毛ホルダを通過するのを可能にする。加えて、第3毛ホルダ422が、歯ブラシのヘッド部分416の遠位端上に配設されることができ、また発光要素475が、部分的に第1毛ホルダ420より下に配設され、部分的に第3毛ホルダ422より下に配設されることができる。
【0039】
他の実施形態では、図7、図7b、及び図8に示されるように、発光要素は、歯ブラシヘッド部分の、ネックに近位の部分上に位置する第2毛ホルダ上に、同ホルダの中に、又は同ホルダより下に配設されることができる。図7は、ヘッド部分516及びネック514を有する歯ブラシ500の実施形態を説明する。ネック514は、歯ブラシ(図示せず)のヘッド部分516とハンドル間に延在することが認められる。上に複数の毛の房532が配設された1つの可動毛ホルダ520が、ヘッド部分516上に配設される。第2毛ホルダ534上に、発光要素575が配設される。歯ブラシ500は、第2毛ホルダ534上に配設された複数本の静止毛522を含有することができる。発光要素575は第2毛ホルダ534を通って伸び、また発光要素575より上の領域には実質的に毛がない。図7bは、ヘッド部分の、ネック514に近位の部分上に位置する第2毛ホルダ576より下に配設された発光要素575を有する歯ブラシ501の実施形態を説明する。この毛ホルダ576は半透明及び/又は透明であり、その結果、光は毛ホルダ576を通って照射することができる。
【0040】
図8は、ヘッド部分816及びネック814を有する歯ブラシ800の一部分を説明する。ヘッド部分816は、動く第1毛ホルダ820と、固定した又は静止第2毛ホルダ822とを有する。両方の毛ホルダは、それらの上に配設された発光要素875を有する。第1毛ホルダ820は、その上に配設された発光要素875を取り囲む複数の毛の房832を有し、また第2毛ホルダ834は、その上に配設された発光要素875を取り囲む複数の毛の房822を有する。発光要素875は第2毛ホルダ834を通って伸びて、発光要素875より上の領域には実質的に毛がない。
【0041】
図11に示される歯ブラシ1100の別の実施形態では、第1発光要素1175は、少しの毛も実質的にない、第1毛ホルダ1120に沿って画成された領域と一直線に整列する。特に、第1発光要素1175はほぼ、第1毛ホルダ1120より下に配設され、また同ホルダ1120において画成された開口1121を通って接近可能であることを見ることができる。更にその上、第1発光要素1175はまた、同要素から放射される光が、第1毛ホルダ1120を通って、同ホルダ1120から伸びる複数本の毛1124を過ぎるときに妨害されないように配設されることもできる。一般に毛1124は、毛の円形領域を形成するように、特に、第1発光要素1175の周囲に同心円の環を形成するように、第1毛ホルダ1120の周辺付近に配設される。第1毛ホルダ1120の外側表面より上の、実質的に少しも毛がない残りの領域が、図13でA領域として示され、同領域はほぼ円筒形の形状である。そこでは、第1発光要素1175がA領域内で同心円状に配設されているのを見ることができる。
【0042】
図13はまた、第1発光要素1175と第1毛ホルダ1120の間の取り付け及び/又は係合の仕方も説明する。第1毛ホルダ1120は、発光要素1175の真上で回転するか又は揺動することができる。すなわち、特定の実施形態では、発光要素1175、又はレンズ、キャップ、カバー、シールド、若しくは発光要素自体など、同要素の構成要素は、上で毛ホルダ1120が回転するか又は揺動する接触表面及び/又はピンを提供できる。ホルダ1120において画成された開口1121は、要素1175の周囲のホルダ1120の動きを促進するような大きさ及び形体であることができる。例えば開口は、要素1175の先端が開口1121内で部分的に伸びるように、ドーム形又はコーン形の先端を有する要素1175の最大直径より僅かに小さい直径を有することができる。あるいは開口1121は、発光要素1175の直径より僅かに大きい直径を有し、同要素1175が開口1121内へ適切に伸びるか、又は開口1121を完全に貫通して伸びるような大きさ及び形体であることができる。この後者の形体では、発光要素は毛ホルダ1120を揺動させるか又は回転させる軸として役立つ。
【0043】
更に図13に関し、歯ブラシ1100はまた、歯ブラシのヘッド部分1116のほぼ内部に配設された任意の第2発光要素1185も備える。第2要素1185は主に、歯ブラシの他の透明な領域、半透明の領域、又は開放領域に、特にヘッド部分1116の領域において、光を供給するのに役立つ。発光要素1175及び/又は1185はどちらも、その要素を収容する大きさに作製された中空領域を画成するピラーなど、ヘッド部分1116内の受容構造体又は取り付け構造体内に組み込まれることができる。
【0044】
発光ダイオードのような、発光要素は、光が発生する場所である発光基材と、光が放射される場所であるレンズとを備える。本発明の1つの実施形態では、図22に示されるように、発光要素は、発光基材1902が歯ブラシのヘッド部分上面1915より下にある及び/又は上面とぴったり重なるように、歯ブラシのヘッド部分に配設される。上面1915は、毛の支えであることができる。しかし、光が放射される場所、すなわち、レンズ1904は、歯ブラシの上面1915から、前記上面1915から伸びる毛1910の遠位端1916まで伸びる。レンズ1904は、エラストマー材を含んでもよい。エラストマー材は、透明でもよく及び/又は半透明でもよい。使用中、エラストマー材を含むレンズは歯肉をマッサージでき、また更に、口腔の洗浄を支援することができる。レンズの表面は隆起部を備えてもよく、又はレンズは平滑であってもよい。あるいは、図23に示されるように、発光基材1903は、歯ブラシのヘッド部分上面1915より上に伸びるピラー1913の頂部内又は頂部上に配設されることができ、またレンズ1904は、毛1910の遠位端1916まで伸びる。図22及び図23の両方の図では、リード線1906及び1908は、発光要素から、ピラー1913の長さを下ってヘッド部分1914まで及び、次にリード線は、ネック1912及びハンドル(図示せず)の長さを下って、電源(図示せず)に接続する。
【0045】
歯ブラシの別の実施形態では、図24及び図25に示されるように、2つの電動エレメントが、歯ブラシ2000のヘッド部分2012上に配設される。1つの要素は、ピラー2010内に配設された発光要素2075であり、毛ホルダ2004を揺動させるための中心ピンとして役立つ。第2の電動エレメントは、電動歯ブラシのネック2014及び/又はハンドル(図示せず)に近位の毛ホルダ2006内に配設された超音波発生要素2008である。しかし、超音波発生要素はまた、発光要素より上の歯ブラシの遠位端に配設されてもよく、又は超音波発生要素は、部分的に電動歯ブラシのネックに配設されてもよいことが考察される。
【0046】
超音波発生要素を備える歯ブラシ2001の別の実施形態が、図26及び図27に示される。超音波発生要素は、超音波振動子2018及び超音波ホーン2016を備える。超音波振動子2018は、歯ブラシのヘッド部分2012上に配設され、また超音波ホーン2016は、超音波振動子2018から、歯に接触する歯ブラシの表面に向かって伸びる。この実施形態では、歯には壁2020及び2022が接触する。これらの壁は、エラストマーでも及び/又は非エラストマーでもよく、また超音波ホーン2016より上に伸びる及び/又は超音波ホーンを取り囲み、その結果、超音波ホーンと歯の間に空間を作ることができる。この空間は安全予防措置として役立ち、超音波ホーンが歯に接触するのを防ぐ。これらの壁は、静止毛プレート2028であってもよく、また毛2026がその上に配設されてもよい(図30に示されるように)。壁は揺動することができ、また壁の最上部上に配設されたジェルは、超音波要素と歯の表面の間で揺動を伝達できる。加えて、毛2024は壁及び/又は超音波要素を取り囲むことができる。毛2024と超音波ホーン2016を取り囲み、同ホーン2016の周囲に配設された静止プレート2028上に配設された毛2026とは、超音波要素から超音波が発生した結果として揺動することができる。静止プレート2028を包含するエラストマーの壁2020及び2222は、エラストマーの壁と超音波ホーンの間で口腔ケア組成物を捕えるのに役立つ。歯ブラシのこの実施形態が歯を磨くために使用されるとき、この口腔ケア組成物が歯と接触し、その結果、超音波ホーンから歯に超音波が伝達されるのを援助する。この口腔ケア組成物はジェルであってもよい。超音波要素は、同様に歯ブラシのヘッド部分に配設されてもよい発光要素2075と組み合わせて使用されることができる。
【0047】
歯ブラシの実施形態2001では、発光要素2075を取り囲む揺動する毛ホルダ2004は、毛2024を備える歯ブラシヘッド部分の唯一の可動表面であることができる。ハンドル2014に近位の歯ブラシヘッド部分に配設された超音波要素は、歯を洗浄するのに役立つことができる。超音波要素は、歯を洗浄する優れた特性を有する。毛2024は、歯ブラシヘッド部分の静止して動かない部分上に配設される(図29に示される)。
【0048】
図28に示されるように、歯ブラシ2000及び2001の実施形態の駆動軸2026は、ネック2014を通って、揺動する毛ホルダ2004をモーター(図示せず)へ操作的に接続し、また歯ブラシのヘッド部分2012上に配設された超音波要素2008又は超音波ホーン2016及び超音波振動子2018を迂回するように設計されることができる。駆動軸2026は、超音波ホーン2016及び超音波振動子2018を迂回する横方向の変位部分2028を有することができ、次に、揺動する毛ホルダ2004まで歯ブラシのヘッド部分に沿って伸びる。この同じデザインによって、駆動軸が超音波要素2008を迂回するのも可能になる。
【0049】
本発明により作製される歯ブラシは、組成物と共に使用できる。しかし、そのような歯ブラシが、歯用ホワイトニング組成物が挙げられるがこれに限定されない組成物と組み合わせて使用される場合、その組成物は、切り取り領域、光が通って照射する及び/又は発光要素が通って伸びる開口、及び/又は発光要素を取り囲む開放空間など、発光要素周囲の領域で堆積することがある。この堆積は、歯ブラシヘッド部分から放射される光の質及び/又は量を低減することがある。発光要素を取り囲む領域及び発光要素上の領域に堆積する組成物の量を最小化するために、歯ブラシのヘッド部分及び/又は同ヘッド部分に、ドレイン(排水管)及び/又はチャネルを設けてもよい。図11は、発光要素1175及び1185の周囲の領域から組成物を排出するのを容易にするためにチャネル1125及び1123を備える歯ブラシヘッド部分を説明する。チャネル1125は、第1毛ホルダ1120の末端部表面と第2毛ホルダ1122の末端部表面とにより形成されてもよい。あるいはチャネルは、毛ホルダ上に、毛ホルダ内に、及び/又は毛ホルダより下に配設されてもよい。一般にチャネルは、1185のような、発光要素で始まり、歯ブラシヘッド部分1116の側面1129まで伸びる。加えて、毛ホルダ1122が往復運動する場合、チャネル1125内の組成物は攪拌されて、それが発光要素から離れる組成物の流れを増大することができる。チャネルはまた、第1可動毛ホルダ1120上にも設けられてもよい。これらのチャネル1123は、発光要素1175に最も近い毛ホルダの表面から可動毛ホルダ1120の末端部表面1131に向かって伸びる。これらのチャネルは、毛ホルダ内の溝であってもよい。可動毛ホルダ1120が揺動する場合、揺動から生じる遠心力は、発光要素1185から離れて、毛ホルダ1120の末端部1131に向けられる組成物のレベルを増大することができる。チャネルは、組成物が発光要素から離れて流れるのを可能にするいかなる形状であってもよい。加えて、チャネル1130、1132、1133、及び1134は、図11aに示されるように、歯ブラシのヘッド部分1116を通って伸びることができ、水が歯ブラシの裏側から流れ出るのを可能にする。チャネルは、幅が約0.5、1、1.5、2、2.5、3mmを超過してもよく、また約3、2.5、2、1.5、1mm未満であってもよく、長さが約2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25、30mmを超過してもよく、また約30、25、20、15、10、9、8、7、6、5、4、3、2mm未満であってもよく、約0.5、1、1.5、2、2.5、3mmを超過する深さであってもよく、また約3、2.5、2、1.5、1mm未満の深さであってもよい。チャネルはまた、歯ブラシのヘッド部分に配設された電動エレメントによって発生する熱を消散するのに役立つこともできる。
【0050】
発光要素が可動毛ホルダ内に組み込まれるか又は同ホルダの遠位に位置する場合、駆動軸の修正は必要ない。しかし、発光要素を可動毛ホルダとモーター間の領域に配設すると、駆動軸の操作と干渉して、駆動軸と可動毛ホルダ間の操作的な接続を妨げることがある。それ故に、可動毛ホルダに運動を付与するために、駆動軸に修正を加えて、可動毛ホルダと駆動軸間の操作の接続を容易にすることができる。示される駆動軸は、概ね、駆動軸の位置に対応する歯ブラシの長さに沿って発光要素を配設するのを可能にするのに適している。しかし、簡潔にするために、発光要素は、歯ブラシのヘッド部分上及び/又は同ヘッド部分内に配設されるものとして説明される。駆動軸と可動毛ホルダ間の操作的な接続は、発光要素を迂回する駆動軸で、発光要素のベース又は支持体として役立つ駆動軸で、駆動軸の少なくとも一部分が、放射された光に対して透明である、発光要素より上を通る駆動軸で、発光要素より下を通る駆動軸で、及び/又は駆動軸が発光要素の一部分になるように発光要素を修正することによって達成できる。図14〜図15は発光要素を迂回する駆動軸を説明し、それ故に、発光要素が駆動軸と可動毛ホルダ間に配設されるとき(図7に示されるように)、駆動軸が可動毛ホルダへ操作的に接続するのを可能にする。更にその上、駆動軸が操作しているとき、駆動軸が回転する、揺動する、渦を巻く、軌道を描いて回る、及び/又は円錐形の様式で動く場合、駆動軸は撓って、発光要素の周囲で曲がってもよい。駆動軸が往復運動する場合、駆動軸が操作している間に発光要素に接触しない限り、駆動軸は撓ってもよく、又は撓らなくてもよい。
【0051】
図14は、発光要素1475を迂回する横方向の変位部分1402を備える、電動歯ブラシで使用するための駆動軸1400を説明する。駆動軸のこの実施形態は、モーター(図示せず)を可動毛ホルダ(図示せず)へ操作的に接続し、また歯ブラシのヘッド部分のいずれかの部分上に配設されることができる発光要素1475を迂回できる。横方向の変位部分1402は、操作中に駆動軸が発光要素に接触しないように、発光要素を迂回するのに必要ないかなる形状又は大きさであってもよい。横方向の変位部分1402の形状及び大きさは、結果として、駆動軸が操作している間、発光要素と接触しない充分な大きさの空間1401及び1403を生じることができる。これらの空間の大きさは、軸の運動と軸が動く距離とによって変化してもよい。1つの実施形態では、駆動軸が往復運動する場合、空間1401及び1403は、約0を超過してもよく、また約5mm未満であってもよい。
【0052】
図15は、電動歯ブラシのヘッド部分に配設された発光要素を取り囲む駆動軸を説明する。駆動軸1407は、2つの横方向の変位部分1405及び1406に分かれ、これら横方向の変位部分は、発光要素1475を取り囲み、次に、横方向変位部分は再結合して1つの駆動軸1409を形成する。駆動軸は、発光要素に接触することなく操作することができる。間隔1419及び1421は、駆動軸が操作している間、発光要素に接触しないように充分でありたい。加えて、間隔1411及び1413もまた、駆動軸が操作中に発光要素に接触しないように充分でありたい。駆動軸が往復運動する実施形態では、間隔1411及び1413は、約0、0.5、1、1.5、2、3、4、6、8、10、15、20、25、30mmを超過してもよく、及び/又は約30、25、20、15、10、8、6、5、4、3、2、1.5、1、0.5mm未満でもよく、また間隔1419及び1421は、約0を超過してもよく、約5mm未満でもよい。
【0053】
図15に示される実施形態は、追加の幅を有する駆動軸を生じることがある。2つの横方向の変位部分に分かれる駆動軸から生じる駆動軸の幅の増加を最小化するために、図15a及び図15bに示されるように、その部分は、幅よりも高さで拡張されてもよい。駆動軸1443は2つの横方向の変位部分1444及び1445に分かれ、次に、再結合して駆動軸1442を形成する。駆動軸は、発光要素と接触することなく操作できる。間隔1446、1447、1448、及び1449は、駆動軸が操作している間、発光要素に接触しないように充分でありたい。駆動軸が往復運動する実施形態では、間隔1446、1447、1448、及び1449は、約0、0.5、1、1.5、2、3、4、6、8、10、15、20、25、30mmを超過してもよく、及び/又は約30、25、20、15、10、8、6、5、4、3、2、1.5、1、0.5mm未満であってもよい。アーム1444及び1445の高さ1450は、追加の幅を有する駆動軸を生じることなく追加の強度を発生する。高さ1450は、約0.2、0.5、0.75、1、1.5、2、3、4、5、6、7、8、9、10、13、15mmを超過してもよく、及び/又は約15、13、10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、1.5、1、0.75、0.5、0.2mm未満であってもよい。
【0054】
図16〜図17は、駆動軸が発光要素の支持体として役立つ駆動軸の実施形態を説明する。この駆動軸は、その上に発光要素が配設されることができるようにくりぬかれた部分を有する。駆動軸1410は切り取った部分1408を有し、発光要素1475がその上に配設される。図16に示されるように、発光要素のためのリード線1415及び1416が駆動軸1410に組み込まれ、モーター(図示せず)まで駆動軸の長さを進む。あるいは、図17に示されるように、リード線1417及び1418は、駆動軸1410の裏面から出て、モーター(図示せず)まで、歯ブラシのヘッド部分、ネック、及びハンドルに沿って進むことができる。
【0055】
先に記載したように、歯ブラシのヘッド部分上に及び/又は同ヘッド部分内に発光要素を組み込むために、回転する、揺動する、線状に往復運動する、渦を巻く、軌道を描いて回る、及び/又は円錐形の様式で動く駆動軸に追加的な修正が行われて、透明な駆動軸及び/又は半透明の駆動軸を含有する、発光要素を駆動軸より下及び/又は上に配設する、また駆動軸が発光要素の一部分になるように発光要素を修正することができる。
【0056】
図18〜図19は、発光要素より下を通る駆動軸を説明する。駆動軸1500は、透明な部分1502と、透明な及び/又は半透明のいずれでもよいか又は透明でない(すなわち、不透明の)及び/又はこれらのいかなる組み合わせでもよい部分1504及び1506とを有する。駆動軸は、発光要素1575と、歯ブラシヘッド部分の光を放射する部分との間に配設される。駆動軸1502の少なくとも一部分が透明及び/又は半透明であってもよい。駆動軸1502のこの透明な部分及び/又は半透明の部分は、光が発光要素から駆動軸を通って歯ブラシヘッド部分から出るのを可能にする。この透明な部分及び/又は半透明の部分は、発光要素より上に配設されることができる。図13に示される発光要素1185及び駆動軸1141のように、発光要素は、歯ブラシのヘッド部分内部に配設され、駆動軸は、発光要素の最上部より上を進むことができる。歯ブラシヘッド部分光を放射する部分は、図10に示されるような開口1121のような開口であってもよい。この開口は、透明な材料及び/又は半透明の材料で覆われて、水が歯ブラシヘッド部分に入るのを防ぐものの、光が同ヘッド部分から出るのを可能にする。
【0057】
図19に説明される実施形態では、発光要素1675は、電動歯ブラシの駆動軸1602より下に配設される。駆動軸1602は、透明及び/又は半透明のいずれでもよいか、又は透明でない及び/又は半透明(すなわち、不透明)でもよい。反射体1600及び1604が駆動軸1602の周囲で、発光要素から放射する光を反射し、その結果、光を歯ブラシのヘッド部分から放射させる。駆動軸は、反射コーティングのような、反射材料を備え、それが歯ブラシのヘッド部分から放射する光の質及び/又は量を高めるのに役立つことができる。
【0058】
図20は、駆動軸1706と、歯ブラシヘッド部分の光を放射する部分との間に配設された発光要素1775を説明する。それ故に、駆動軸は、発光要素から放射する光と干渉しない。加えて、リード線1704及び1702は、歯ブラシヘッド部分の壁に配設されて、歯ブラシヘッド部分及びハンドルの長さを進んで、モーター(図示せず)に達する。発光要素は、支持体上、及び/又は駆動軸が通って可動毛ホルダに達するピラー上に配設されてもよい。あるいは、支持体及び/又はピラーが必要ないように、発光要素は歯ブラシのヘッド部分に配設されてもよく、また駆動軸は発光要素より下を通ってもよい。
【0059】
発光要素はまた、駆動軸が発光要素の一部分になるように修正されてもよい。図21では、発光要素は、駆動軸が発光要素1875内にあるのを可能にするように形成されたレンズ1802を有する。駆動軸1800は、透明及び/又は半透明でもよく、その結果、光が駆動軸を通過して、歯ブラシヘッド部分の光を放射する部分に達するのを可能にする。加えて、駆動軸は、発光要素から放射する光を増すデザイン、材料、及び/又は形状を包含することができる。発光要素は、図13に示される発光要素1185のような、歯ブラシヘッド部分内部に配設されてもよい。
【0060】
多種多様の発光要素が本発明と共に使用されてよい。発光要素は、カリフォルニア州サンホセ(San Jose)のルミレッズライティング(Lumileds Lighting)LLC社により製造され、ルクセオン(Luxeon)(商標)の表記で市販されるものような、小さく、電力消費量の少ない発光ダイオード(LED)であってもよい。他の市販の発光ユニットには、アメリカンオプトプラスLED社(American Opto Plus LED Corporation)からのものが挙げられる。LEDは、約0.5、1、2、2.5、3、4、5ボルトを超過する電圧、及び/又は約5、4、3、2.5、1.5、1ボルト未満の電圧など、比較的低い電圧のDC電源から操作できる。発光要素は、約0.5、1、2、3、4、5、6、7、8、10、15、20mmを超過する直径を有してもよく、また約20、15、10、8、7、6、5、4、3、2、1mm未満の直径を有してもよい。
【0061】
本発明と共に使用するのに適した電圧又は電流の駆動装置は、英国オールドハム(Oldham)のゼテックスセミコンダクターズ社(Zetex Semiconductors)により製造されたZXSC310シングル又はマルチセルLEDドライバー(Single or Multi Cell LED Driver)である。別個のスイッチが設けられて、発光要素とモーターを別々に作動させてもよい。1より多い発光要素が設けられてもよい。様々なスペクトル特性、光度特性、放射特性、及び色度特性(例えば、様々な高い波長、最高波長、放射力など)を有する発光要素が設けられて、1本の電動歯ブラシで多様な用途に適応してもよい(すなわち、第1発光要素が、第一の光で活性化する組成物と共に使用されることに適合し、また第2発光要素が、第2の光で活性化する組成物と共に使用されることに適合してもよい)。
【0062】
記載したように、特定の実施形態では、1つ以上の可動毛ホルダが、発光要素の表面又は領域の真上でそれに接触して、回転する、揺動する、又は運動を行うのが望ましいことがある。これらの形体では、本発明は、毛ホルダが接触する発光要素の表面上に摩擦低減層又はコーティングを使用することを包含する。この層又はコーティングはまた、これらがなければ接触する表面によって発生することがある磨耗を低減するのにも役立つことがある。当該技術分野において既知のものを包含する、消費者の健康管理器具に適した多種多様のコーティング材料が使用されてもよい。一般にそのようなコーティングは、毒性がなく、不活性で耐久性があり、また用途によって、透明か又は半透明であってよい。本発明で使用するのに適したコーティングの例には、テフロン(登録商標)(Teflon)、並びにレフリジャレーションテクノロジーズ社(Refrigeration Technologies)により製造されたRT910Tと、キーストーンルブリカンツ社(Keystone Lubricants)により製造されたナバスタン(Nevastane)5と、キーストーンルブリカンツ社(Keystone Lubricants)により製造されたナバスタン(Nevastane)SFGなど、シリコーングリースが挙げられるが、これらに限定されない。
【0063】
本発明は、米国特許第6,488,914号、同5,851,514号、同4,980,152号、同3,657,413号、同4,983,380号、同5,084,268号、同5,171,564号、同5,376,006号、同5,645,428号、同5,713,738号、米国再発行特許第34,196号、米国特許第5,122,365号、同6,558,654号、同6,555,020号、同6,536,628号、同6,533,582号、同6,521,215号、同6,514,543号、同6,479,037号、同6,447,757号、同5,891,453号、及び同6,419,905号に記載される組成物などであるがこれらに限定されない、ほぼいかなる歯用ホワイトニング組成物と共に使用されてもよい。組成物は、光への露出で、強化されたホワイトニング機能を現す必要はない。ホワイトニング組成物を適用する前に、電動歯ブラシからの光に歯の表面を曝すだけで、効果が生じることがある。更にその上、ブラッシング領域を照射することから生じる、より大きいブラッシング効果又は洗浄効果から、追加的な効果が生じることがある。1つの態様では、本発明は、ホワイトニングの行為の間の、本明細書で説明される歯ブラシの使用に関し、この態様では、組成物のホワイトニング効果が、電動歯ブラシの発光要素から放射される光及び熱の結果として強化又は促進される。
【0064】
幾つかの実施形態では、歯ブラシとホワイトニング組成物が「適合する」のが望ましいことがある。すなわち、ホワイトニング組成物が、特定の波長又は波長の範囲の光、すなわち、帯状の光への露出で、強化された又は促進されたホワイトニング機能を現す場合、本明細書で説明される歯ブラシの発光ユニットから放射される光の波長は、その特定の波長と同じであるか又はほぼ同じであることが望ましい。例えば特定のホワイトニング組成物が、本明細書で説明される歯ブラシと共に使用されることが認められる場合、またその組成物が、430nm〜470nmの最大波長の光に曝されて、強化された効果を現す場合、その組成物と共に使用される歯ブラシは、430nm〜470nmの範囲内の波長を有する光を放射する。
【0065】
電動歯ブラシは、発光要素を収容する1つ以上の取り換え可能なヘッド部分を備えるキットとして包装されてもよい。故に、ヘッド部分は取替え品であってよく、又は同じ家庭の様々な家族に個々に割り当てられてもよい。故に、色彩の違いが、同じキット内の異なるヘッド部分の一要素であることが多い。ハンドルは、電池電源として論じられるが、本発明はまた、コンセントの接続用コード又は再充電可能な電池、及び関連するブラシホルダ/充電器(図示せず)など、他の周知の電源も包含する。キットは更に、包装された歯用ホワイトニング組成物のような、1つ以上の包装された、光で活性化する口腔用組成物を包含してもよい。加えて、キットは、光で活性化しない他の口腔ケア製品と発光要素を備えない歯ブラシヘッド部分を包含してもよい。
【0066】
ブラッシング操作の典型的な時間は一般に、約10、20、30、45、60、90、120、150、300、360、480秒を超過する、及び/又は約600、480、360、300、150、120、90、60、45秒未満である。
【0067】
本明細書で引用される全ての文献は、関連部分において本明細書に参考として組み込まれるが、いかなる文献の引用も、それが本発明に関する先行技術であることの容認として解釈されるべきでない。
【0068】
本発明の特定の実施形態について説明し記載したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、他の様々な変更及び修正を実施できることが、当業者には明白であろう。従って、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更及び修正を、添付の特許請求の範囲で扱うものとする。
なお、原出願の特許請求の範囲に記載された請求項を、念のため、下記に記しておく。
(1) ハンドル部分(12、914、1012、2014)に接続するための電動歯ブラシのヘッド部分(16、1200、1212、1300、95、316、616、816、904、1016、1116、416、516、816、1116、1914、2012)であって、
(a)少なくとも1つの電動エレメント(74)と、
(b)該ヘッド部分に配設された少なくとも1つの可動毛ホルダ(320、906、1120、1206、1302)とを備えるヘッド部分。
(2) 上記(1)に記載の前記ヘッド部分を備える電動歯ブラシ(10、400、500、501、600、800、900、1000、1100、2000、2001、2012)であって、該電動歯ブラシが、さらに、
(a)ハンドル、及び前記ヘッド部分及び前記ハンドル間に延在するネック(14、314、414、514、614、814、1014、1114、1912、2014)であって、前記ハンドルが中空の内部領域(30)を画成し、前記電動歯ブラシが、長手方向軸線(19)を有するハンドル及びネックと、
(b)前記ヘッド部分に配設された少なくとも1つの可動毛ホルダ(320、906、1120、1206、1302)と、
(c)前記ハンドル内に画成された前記中空の内部領域に配置されるモーター(32)であって、駆動軸(1141、1202、1306,1400、1407、1409、1410、1442、1443、1500、1602、1706、1800、2026)により前記可動毛ホルダへ操作的に接続されるモーターと、を備える電動歯ブラシ。
(3) なくとも1つの電動エレメントが発光要素(75、475、575、975、976、1175、1185、1275、1375、1475、1575、1675、1775、1875、2075)であり、好ましくは、前記発光要素が発光ダイオードである、上記(1)又は(2)のいずれか1項に記載のヘッド部分を備える電動歯ブラシ。
(4) 前記駆動軸の少なくとも一部分が透明である、上記(2)又は(3)のいずれか1項に記載の電動歯ブラシ。
(5) 前記可動毛ホルダが、中に前記電動エレメントが配設される開口(88、1121、1210、1304)を備える、上記(1)〜(4)のいずれか1項に記載の先端部を備えた電動歯ブラシ。
(6) 前記可動毛ホルダが揺動し、また前記電動エレメントが前記可動毛ホルダ内に配設され、好ましくは、前記電動エレメントが毛の1つ以上の環(332、632、1124、1910)で取り囲まれる、上記(2)〜(5)のいずれか1項に記載の電動歯ブラシ。
(7) 前記電動エレメントが、前記可動毛ホルダの回転の軸であるピンである、上記(2)〜(6)の1項に記載の電動歯ブラシ。
(8) 前記電動エレメントが2つの可動毛ホルダ間に配設される、上記(2)〜(7)のいずれか1項に記載の電動歯ブラシ。
(9) 該電動歯ブラシが、1つ以上のチャネル(1123、1125、1130、1132、1133、1134)を更に備え、好ましくは、該電動歯ブラシが第2毛ホルダを更に備え、より好ましくは、前記チャネルが、前記可動毛ホルダの表面と前記第2毛ホルダの表面(421、534、576、822、834、1122)とによって形成される、上記(2)〜(8)のいずれか1項に記載の電動歯ブラシ。
(10) 前記電動エレメントの少なくとも1つが超音波発生エレメント(2008)である、上記(2)〜(9)のいずれか1項に記載の電動歯ブラシ。
(11) 前記電動エレメントの配置位置が、前記駆動軸に配設される、前記駆動軸より下に配設される、及び前記駆動軸より上に配設されるから成る群から選択される、上記(2)〜(10)のいずれか1項に記載の電動歯ブラシ。
(12) 前記駆動軸が、該電動歯ブラシに配設された前記電動エレメントを迂回する少なくとも1つの横方向の変位部分(1402、1405、1406、2028)を更に備え、また前記電動エレメントが前記駆動軸の運動と干渉しない、上記(2)〜(11)のいずれか1項に記載の電動歯ブラシ。
【符号の説明】
【0069】
75 発光要素、87,89 リード線、90 軸線、91 ピラー、95 ヘッド部分、97 可動毛ホルダ。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハンドル部分と、
ヘッド部分と、
前記ヘッド部分及び前記ハンドル部分間に延在するネックと、を備え、
前記ヘッド部分は、毛ホルダと電動エレメントとを備え、
該電動エレメントは、保護ピラー内に配設されている、歯ブラシ。
【請求項2】
前記ハンドル部分は中空であり、
さらに、前記ハンドル部分の内部に配設されたモーターを備える、請求項1に記載の歯ブラシ。
【請求項3】
さらに、前記モーターに操作的に接続されると共に前記毛ホルダに操作的に接続される軸を備え、
前記毛ホルダは可動式である、請求項2に記載の歯ブラシ。
【請求項4】
前記電動エレメントは発光要素である、請求項3に記載の歯ブラシ。
【請求項5】
前記毛ホルダは前記発光要素の貫く軸線周りに回転する、請求項4に記載の歯ブラシ。
【請求項6】
前記毛ホルダは透明である、請求項4に記載の歯ブラシ。
【請求項1】
ハンドル部分と、
ヘッド部分と、
前記ヘッド部分及び前記ハンドル部分間に延在するネックと、を備え、
前記ヘッド部分は、毛ホルダと電動エレメントとを備え、
該電動エレメントは、保護ピラー内に配設されている、歯ブラシ。
【請求項2】
前記ハンドル部分は中空であり、
さらに、前記ハンドル部分の内部に配設されたモーターを備える、請求項1に記載の歯ブラシ。
【請求項3】
さらに、前記モーターに操作的に接続されると共に前記毛ホルダに操作的に接続される軸を備え、
前記毛ホルダは可動式である、請求項2に記載の歯ブラシ。
【請求項4】
前記電動エレメントは発光要素である、請求項3に記載の歯ブラシ。
【請求項5】
前記毛ホルダは前記発光要素の貫く軸線周りに回転する、請求項4に記載の歯ブラシ。
【請求項6】
前記毛ホルダは透明である、請求項4に記載の歯ブラシ。
【図1】
【図2】
【図2a】
【図3】
【図3a】
【図3b】
【図3c】
【図4】
【図5】
【図6】
【図6a】
【図7】
【図7a】
【図7b】
【図8】
【図8a】
【図9】
【図10】
【図11】
【図11a】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図15a】
【図15b】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図2】
【図2a】
【図3】
【図3a】
【図3b】
【図3c】
【図4】
【図5】
【図6】
【図6a】
【図7】
【図7a】
【図7b】
【図8】
【図8a】
【図9】
【図10】
【図11】
【図11a】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図15a】
【図15b】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【公開番号】特開2009−183753(P2009−183753A)
【公開日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−125481(P2009−125481)
【出願日】平成21年5月25日(2009.5.25)
【分割の表示】特願2006−524964(P2006−524964)の分割
【原出願日】平成16年9月9日(2004.9.9)
【出願人】(590005058)ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー (2,280)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年5月25日(2009.5.25)
【分割の表示】特願2006−524964(P2006−524964)の分割
【原出願日】平成16年9月9日(2004.9.9)
【出願人】(590005058)ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー (2,280)
【Fターム(参考)】
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