説明

水稲の肥料などの自動施肥装置

【課題】暑い日中を歩き難い泥田を重い肥料などを入れた箕を片手で体側に抱え、それらを他の手で摘みながら歩いて散布している労苦を無くするのを目的とする。
【解決手段】二本の杭1.1の間を中央部に窪み2を有する懸板2.2を掛け、乗せ板3の中央部にストッパー4を接着あるいは木ネジで締めて穴3に心棒5が通常その位置を保持しているが、耕作者が他の田の潅水を終えて、再びこの田にきたときに穴3の位置に戻せば「潅水の隙間sが大Hとなり、一時に潅水と共に満水位Hを保って、「防土水筒」9の角度の数個の「潅水出口」9.9から大量の「肥料などの収納袋7から噴水して、広い田の隅々まで到達して常に満水位を保ち、少しづつ潅水を続けて、貴重なる潅水を節約する。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【0001】
現在既大規模耕地整理地区でも肥料、除草虫病剤を暑い日中歩き難い泥田を歩きながら重いそれらを入れた箕を抱きながら、少量のそれらを握って散布の労苦を、完全に溶解したそれらを「取水U字溝体」内の潅水に混入して少しでもそれらの労苦を解少したい。
【背景技術】
【0002】
10年ほど前から未耕地整理地区や小面積の既耕地整理地区ではセンサーを使用し圧縮ポンプ、送水ホース埋没する施設している。
【0003】
大面積の既耕地整理地区では現在でも高価なセンサー施設をしないで、暑い日中歩き難い泥田を重い肥料などを入た箕を抱きながら散布している。
【0004】
【0005】
夫婦共稼時代で、留守の間は貴重な潅漑水が垂れ流しの状態が多く、下流の田にまで達しない時があるので、その場合に無断でその田の水止口を塞いで自分の田に潅水を引いていてお互に不快感を懐いでいて、いわゆる[我田引水]の弊が現在も存在している。
【0005】
粒状の肥料を圧縮ポンプを抱いて畦を伝いなすがら振って散布している。
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
高価なセンサー設備費を使用しないで、既設「取水U字溝体」、「潅漑U字溝」をそのまま使用して、安価に満水位を保持したい。

【0007】
…参考
センサー設備費には圧縮ポンプ、その収納小屋、電気設備、センサー、既設灌漑U字溝列、同取水U字溝などの費用は相当大である。
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
「従来の技術」の「0001」〜「0004」の労苦や「0007」の費用を少しでも少くすることを課題とする。
【課題を解決するための手段と実施例、効果】
【0009】
二本の杭1.1の間に懸板2の中央部のVみを有する懸板を渡し、そのVみに二本の紐8.8で[肥料などの収納袋7]を吊り,その上端部に針金輪の袋口7から針金輪6を通し、下端部に小さな数個の肥水噴出口7を開けて肥料などを[取水U字溝体]の灌水に混入して、乗板3の中央前端部に小長方形のストッパー4を接着或は木ねじで締めて乗板3の前端部の心棒収納穴3に心棒の先端5を収納して,「収納袋」7を乗板3.3の上に乗せ,[取水U字溝体]の「吐水管」内円と「フロートびん体」上部の斜面との隙間sを満水時の高さHと大にして保ち、一時に大量の潅水を要する田植直後、肥料、除草剤、防虫病剤の散布する時に相当量が空中に飛散して、大気を汚染して近隣の人々に不快感を与えているのを少しでも解消したい。
【0010】
防土水筒9の上前部に二個の潅水出口9.9を幅b.b,深さh 、両潅水出口間の角度αに開いて広い田の全面に満遍に隅々まで完全に行き渡る効果がある。
【0011】
心棒5の先端5に収納されている間は、耕作者が他の田を回って帰って来るまで[取水U字溝体]の「吐水管」の内円とフロートの上部の斜面との隙間sが[フロートびん体]の浮力により満水高さHと同じく大きく開き、一時に大量の潅水を要する時期に灌水できる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明物件[取水U字溝内に肥料などの収納装置]により、二本の紐8.8で「肥料などの収納袋7を吊り、[取水U字溝体]内の潅水に肥料などを混入した潅水を最も灌水の必要な田植え直後、肥料、防虫病剤散布の時期に[防土水筒]の両「潅水出口」から一時に大量の肥料などを混入した潅水をして、広い田の全面に灌水と共に到達できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明物件を[取水U字溝]上端のリブに乗せた斜視図である。
【図2】 (a)は防土水筒前半分の側断面図で、(b)はその平面図である。
【図3】 参考図として[取水U字溝体](登録済)、[防土水筒],[本発明物件]を組み合わせた側断面図である。
【符号の説明】
・1
懸板 2 Vみ
.3 乗板 3 心棒収納穴
4 ストッパー
5 心棒
針金輪 6 結び紐
7 肥料などの収納袋 7 針金輪の袋口 7 袋口の接着先端 7 肥水噴出口
.8 釣紐
9 防土水筒 9.9 灌水出口
H 満水位のときの心棒の高さ
.b 灌水出口の幅
d 防土水筒のに内径
h 灌水出口の高さ
s [取水U字溝体]の「吐水管 」の隙間
α 両「潅水出口」間の角度

【特許請求の範囲】
【請求項1】
二本の杭の間を中央部にVみを有する懸板をかけてVみに二本の釣り紐を懸け、乗せ板の上に乗せた収納袋の下端近くに小さな数個の噴肥水出口を開け、上端部の針金袋の切り口から針金を通して適当な輪にして紐で結んで共に切断し、針金袋の切り口から二本の釣り紐で肥水袋を懸板に吊し、乗せ板3の中央部前端部に小面積のストッパー4を接着、或いは木ねじで締めて乗せ板3の前端部の心棒収納穴3を通した心棒の先端5をストップさせ、耕作者が他の田を回って帰って来たときに外せば自動的に5の状態を保つ完全に溶解した肥料などの収納装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−55147(P2006−55147A)
【公開日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−268987(P2004−268987)
【出願日】平成16年8月19日(2004.8.19)
【出願人】(500375028)
【Fターム(参考)】