説明

汎用コンバイン

【課題】茎・莢等及び脱穀排稈を漏れなく収集して間歇的に排出可能な汎用コンバインを提供することを目的とする。
【解決手段】脱穀装置18の後方に排稈の排出口33を開口し、該排出口33の下方に排稈の所定量を集稈受37上に受け止めて集稈受37の下降揺動により間歇的に放出する排稈集稈装置34を備えた汎用コンバインであって、該排出口33の後方と該排稈集稈装置34の上方とを囲繞し、該排出口33と該集稈受37とを連通する中空部35dを備えたカバー体35を設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、汎用コンバインの技術に関し、より詳細には、汎用コンバインの機体後部であって脱穀後の排稈の排出口に配置される排稈集稈装置と、排稈集稈装置に取り付けられたカバー体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、自脱型のコンバインに搭載される脱穀装置の後部には、互いに内向き回転する一対の回転歯体により脱穀後の排稈を切断する切断装置としてのカッター装置や結束装置等が装着され、さらにこれらのカッター装置や結束装置の後面に、藁等を上下回動可能な集稈受によって脱穀排稈を受け止めるとともに、集稈受上の排稈が所定量となると、集稈受が下方に回動してこれを機外に排出するようにして構成された排稈集稈装置を備えたものが公知となっている(特許文献1及び特許文献2参照)。
【0003】
このようなカッター装置や排稈集稈装置等は、カッター装置によって排稈を細かく切断して圃場の養分源(堆肥)として機体下方から放出したり、排稈集稈装置によって排稈を塊ごとに放出して排稈を容易に回収できるようにしたり等、排藁の利用内容に応じて取り付けられる。
【特許文献1】実用新案登録第2598309号公報
【特許文献2】特開2001−161150号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、汎用コンバインは、水稲、麦、大豆など多くの作物の収穫に利用することができ、自脱型コンバインとは異なり、刈り取った穀桿(穀物の茎と茎から上の部分)のすべてが機械内部で脱穀されるものである。そして、従来、上述したような排稈集稈装置を備えてなる汎用コンバインは提案されてはいない。これは、次のような課題があったためである。
【0005】
すなわち、汎用コンバインは、上述した排稈集稈装置を取り付けた場合には、脱穀排稈を集稈することができても、脱穀装置の扱胴の回転や唐箕ファンからの排風によって穀桿の茎・莢等が機体後方に吹き飛ばされてしまい、これらを集稈受上に漏れなく収集することができなかった。機体後方から圃場に散布された茎・莢等の回収作業は、煩雑であり、未回収の茎・莢等が植付け時に腐らずに浮いてきてしまって作業の邪魔になっていた。さらには、脱穀装置を構成する扱胴やチャフシーブを有する揺動本体等が機体後方に露出してしまい、機内に不純物が混入する場合があった。
【0006】
そこで、本発明は、汎用コンバインに関し、前記従来の課題を解決するもので、茎・莢等及び脱穀排稈を漏れなく収集して間歇的に排出可能な汎用コンバインを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0008】
すなわち、請求項1においては、脱穀装置の後方に排稈の排出口を開口し、該排出口の下方に排稈の所定量を集稈受上に受け止めて集稈受の下降揺動により間歇的に放出する排稈集稈装置を備えた汎用コンバインであって、該排出口の後方と該排稈集稈装置の上方とを囲繞し、該排出口と該集稈受とを連通する中空部を備えたカバー体を設けてなるものである。
【0009】
請求項2においては、請求項1において、前記カバー体は、前記中空部と機外とを連通する通風孔を設けてなるものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
【0011】
請求項1に示す構成としたので、排出口から排出される茎・莢等や脱穀排稈を漏れなく収集し、また排稈集稈装置によって間歇的に排出できるため、排稈の回収作業が容易となり、作業性が向上する。また、排出口の後方を覆うため、排出口から機体内部に不純物等が混入することがない。
【0012】
請求項2に示す構成としたので、カバー体内部に排出口からの排風が滞留することなく排出でき、カバー体を設けたことによっても選別性能等が低下しない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
次に、発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明に係る汎用コンバインの全体的な構成を示した左側面図、図2は図1の後面図、図3は機体後部の左側面図である。図4は機体後部の後面図、図5は排稈集稈装置の左側面図、図6は図5の排稈集稈装置の後面図、図7はカバー体の後方斜視図である。
なお、本実施例に係る汎用コンバインは、脱穀装置に機体前後方向を軸とする扱胴を具備しているが、軸心を左右水平方向に持ち、前後に平行に配置された第一ロータ及び第二ロータの二つのロータを具備するように構成してもよい。
【0014】
図1及び図2に示すように、本実施例における汎用コンバインは、クローラ式走行装置1上に機体フレーム13が配置され、該機体フレーム13前部上にキャビン17が配設されている。機体フレーム13の後部右上にはエンジン12が載置され、該エンジン12の前方にグレンタンク14が配置され、機体後部から前方にかけてグレンタンク14より穀粒を排出するための排出オーガ15が配置されている。
【0015】
前記機体フレーム13の前方には刈取装置8が、左側上方には脱穀装置18がそれぞれ配設され、この刈取装置8と脱穀装置18との間には搬送装置9が配設されている。この搬送装置9は、フィーダハウス10内部にコンベア11が配設され、刈取装置8の後端と脱穀装置18の前部入口とに連通され、刈取装置8で刈り取られた穀稈が、脱穀装置18へ搬送されるように構成されている。
【0016】
フィーダハウス10の前部にはプラットホーム2が設けられ、プラットホーム2には進行方向と直角に横送りオーガ3が左右方向に配置され、横送りオーガ3の前下部に刈刃4が横設されている。プラットホーム2の左右両側の前端には分草板7・7がそれぞれ配設され、プラットホーム2後部の左右両端にはリール5を横架した支持アーム6の後部が枢支され、該支持アーム6の左右一側にはリール回転駆動用のベルトやプーリー等からなる動力伝達機構が設けられている。リール5は、支持アーム6とプラットホーム2との間に介装されたアクチュエータとしての油圧シリンダ16によって昇降される。
【0017】
脱穀装置18は、扱室25にスクリュー32・32・・・を周面に付設された扱胴30が前後方向に横設され、該扱胴30によって穀稈の脱穀が行われる。扱胴30の下方に受網(またはコンケーブ)26を介して選別装置19が配置され、穀稈の選別が行われる。選別装置19は、チャフシーブを有する揺動本体20と、該揺動本体20の下方において前側から順に配される唐箕21、一番コンベア22及び二番コンベア23等とからなり、受網26から漏下する穀粒の選別が行われる。
【0018】
以上のように構成されるコンバインは、分草板7・7によって分草し、リール5の回転によって穀稈を掻き込み、刈刃4によって穀稈の株元側を刈取り、刈り取られた穀稈を横送りオーガ3の回転によって機体左右略中央側へ横送りし、中央のフィーダハウス10前端からコンベア11によって後方へ搬送して脱穀装置18へ供給する。この供給された穀稈を脱穀装置18内の扱胴30によって脱穀し、受網26により漏下した穀粒(籾など)は、選別装置19によって選別され、そのうちの一番物は前記グレンタンク14内に貯溜され、二番物は脱穀装置18の前部中途位置に投入され再選別にかけられる。
【0019】
図3に示すように、扱室25の後部下方には、脱穀された後の排稈(脱穀排稈)が機体後方に向けて機外に排出される排出口33が開口され、具体的には、該排出口33は、脱穀装置18と選別装置19が配置される扱室25の後面であって、本実施例では、左右中心より左側によって開口されている。脱穀排稈は、扱胴30により扱室25後部へ移送され、該排出口33を介して機体外部へ排出される。なお、本実施例では図示していないが、該排出口33の後方には、排藁部として、切断装置(カッター)、スプレッダ等及びそれらを組み合わせた装置等が配設されてもよい。
【0020】
図3乃至図6に示すように、排出口33の後部下方には排稈集稈装置34が配設されている。この排稈集稈装置34は、機体後方であって前記排出口33の下方縁部に形成され、機体の左右方向に横架された回動軸36と、該回動軸から後ろ水平方向に突設され水平面上に脱穀排稈を収集する集稈受37と、該回動軸36の一端部であって機体側方側に、該回動軸36を間歇的に回動させて集稈受37上の脱穀排稈を放出する集稈受37の回動規制装置38等とから構成されている。
【0021】
回動軸36は、機体後面から略垂直に突設された左右の支持板39に回動自在に軸支され、該回動軸36上に左右方向に沿って略等間隔に支持ブラケット40が固定されている。集稈受37は、一体の平面視長板状に形成され、支持ブラケット40を介して回動軸36と相対回動不能に取り付けられている。集稈受37は、後述する回動規制装置38によって、略水平に(本実施例では、水平面に対して先端部が斜上方に位置するように)支持されて、排出口33から機外に排出されて落下した脱穀排稈を受け止めて集積できるように構成されている。
【0022】
集稈受37の回動規制装置38は、回動軸36の一端に固定されるカム41と、前記支持板39に回動自在に支持軸42に軸支され、一端に配設されたローラ46がカム41のカム面47に当接する係合アーム43と、該カム41の一端に係止されてこれを上方に付勢するテンションバネ44と、該係合アーム43の他端に係止されてこれを上方に付勢する調整バネ45等とから構成されている。
【0023】
具体的には、カム41は、機体左側の前記支持板39から側方に突出した回動軸36の一端部に相対回動不能に固定され、外周に凹部47aと凸部47bとを有するカム面47が形成されている。また、カム41の機体後側の縁部には、係止孔41aが穿設され、この係止孔41aに、テンションバネ44の端部が係止されている。このテンションバネ44は、他端部が前記支持板39に配設された係合部材53に係合して位置固定されている。カム41は、該テンションバネ44によって、回動軸36を中心に図5において反時計回り(以後、かかる方向をX方向とする)に回動するように常時付勢される。
【0024】
上述のように、集稈受37は、カム41やテンションバネ44等によって、回動軸36を介して上方に付勢され、機体後方に略水平となるように突出して支持される。このように、カム41がテンションバネ44によって付勢されることで、集稈受37が略水平に維持される。そして、テンションバネ44の付勢力によって、集稈受37上に、排出口33からか排出された脱穀排稈等を堆積させて保持することができ、堆積した脱穀排稈の重量がテンションバネ44の付勢力を超えると、集稈受37が下方に回動されて、堆積した脱穀排稈が圃場に放出される。
【0025】
係合アーム43は、支持板39から略水平に突設された支持軸42に回動自在に軸支され、一端部にローラ46が回動自在に配設されている。ローラ46は、前記カム41の略W状のカム面47に当接され、該カム面47の凹部47aと凸部47bとの間を回転摺動するように構成されている。係合アーム43の他端部に係止孔43aが穿設され、この係止孔43aに、調整バネ45の端部が係止されている。調整バネ45は、機体の前後方向に沿って配置された制御レバー48の前後略中途部に係合され、該制御レバー48の上下操作によって、該調整バネ45が上下方向に伸縮されるように構成されている。
【0026】
係合アーム43は、調整バネ45によって、支持軸42を中心に図5において時計回り(以後、かかる方向をY方向とする)に回動するように常時付勢され、通常状態、すなわち集稈受37が略水平に維持された状態では、前記ローラ46が前記カム面47の凹部47aに係合される。そして、集稈受37が下方に回動されると、カム41もこれに連動して回動し、ローラ46は凹部47aから凸部47bを越えて次の凹部に回転摺動する。ローラ46が凹部47aから凸部47bに摺動するにしたがって調整バネ45の付勢力が強まるため、やがて集稈受37の回動が規制される。このように、カム面47において凹部47a及び凸部47bを設けることで、集稈受37の回動限界を画し、換言すると、集稈受37の回動範囲を規制するストッパーの役割を果たすことができる。そして、次の凹部で瞬間的に集稈受37の回動が停止して排稈が落下され、バネ力により戻される。このようにすることで、集稈受37は連続的な上下回動ではなく、下降位置で一旦止まるようになって排稈の落下も連続的でなく途切れるようになり、後処理が容易にできるようになる。
【0027】
制御レバー48は、一端が機体側面に突設された軸部49に回動自在に支持され、他端が支持板39から略垂直に突設された制御板50に貫設された制御孔51に挿通してこれに係止されている(図6参照)。制御板50は、上下方向に沿って長穴状の制御孔51が穿設され、該制御孔51には、端部が下方に傾斜した長穴状の係合部51a・51a・・・が略等間隔に枝分かれして形成されている。該制御孔51を貫通した制御レバー48の他端は、いずれかの係合部51a・51a・・・に係合される。
【0028】
本実施例における排稈集稈装置34は、この制御レバー48の係合部51a・51aへの係合位置を変更することで、集稈受37から一度に放出する脱穀排稈の量を調整できるように構成されている。具体的には、集稈受37上に堆積させる脱穀排稈の量を少なくするには、制御レバー48を制御板下方の係合部51aに係合させ、集稈受37上の脱穀排稈の量を多くするには、上方の係合部51aに係合させればよい。すなわち、制御レバー48を制御板50の上方に位置する係合部51aに係合させると、調整バネ45が伸びて係合アーム43のY方向への付勢力が強まり、集稈受37が排稈の重量により下方に回動しようにするときに、カム41がローラ46を持ち上げようとするが、調整バネ45の付勢力により下方への回動が抑えられる。一方、制御レバー48を制御板50の下方に位置する係合部51aに係合させると、調整バネ45による係合アーム43のY方向への付勢力が弱まり、テンションバネ44の付勢力に抗して集稈受37が下方へ回動すると、その抑止力は小さくローラ46は突部47bを乗り越えることになる。
【0029】
そして、図2、図3及び図7に示すように、本実施例に係る汎用コンバインは、前記排出口33の後方と排稈集稈装置34の上方とを囲繞するようにして、かつ、機体後部の一部を覆うように、略直方体状に形成されたカバー体35が配設されている。具体的には、カバー体35は、排出口33の形状に合わせて形成された両側面35a及び上面35bを機体後面にボルト等によって、機体後面から後方に略垂直に突出して固定され、下方に開口されている。両側面35a・35aは、後端部が上記排稈集稈装置34を構成する集稈受37の後端部の位置と同じか、若しくは後方に位置するように延設されて、集稈受37の上方を覆うように形成されている。そして、カバー体35の後面35cは、両側面35aと上面35bとに接合される。
【0030】
このように、本実施例に係る汎用コンバインは、カバー体35の両側面35a、上面35b及び後面35cによって、機体後方の排出口33の機外側を囲繞され、同時に、両側面35a、上面35b及び後面35cによって排稈集稈装置34の集稈受37上方が囲繞されている。そして、両側面35a、上面35b及び後面35cによって構成されるカバー体35の内部空間に、排出口33と排稈集稈装置34の集稈受37とを連通する中空部35dが構成されている。
【0031】
中空部35dは、周囲を機体後面と両側面35a、上面35b及び後面35cによって覆われたカバー体35の内部空間に構成され、排出口33から排出される茎・莢等及び脱穀排稈が、該中空部35dを介して下方に落下して、排稈集稈装置34の集稈受37上に収集されるように構成されている。本実施例においては、カバー体35が、下部において下方に広がるような形成に構成されて、中空部35dにおいて、排出口33から排出された脱穀排稈が、両側面35a等の内壁に当たっても、下方向に跳ね返るようにして、集稈受37上へ堆積しやすいように構成されている。
【0032】
脱穀装置18によって脱穀された脱穀排稈は、扱胴30によって排出口33方向に順次移送されるだけでなく、扱胴30の回転や図示せぬ唐箕ファンからの排風によって茎・莢等が機体後方に吹き飛ばされてしまう。以上のように構成することで、カバー体35によって、扱胴30によって移送された脱穀排稈のみならず、排出口33から吹き飛ばされた茎・莢等もまとめて、中空部35dを介して集稈受37上へと堆積させることができる。そして、上述のように、集稈受37に堆積した脱穀排稈の重量がテンションバネ44の付勢力を超えると、集稈受37が下方に回動されて、脱穀排稈を所定量の塊ごとに圃場に間歇的に放出することができる。このように、排出口33から排出される茎・莢等や脱穀排稈を漏れなく収集し間歇的に排出できるため、排稈の回収作業が容易となり作業性が向上する。また、排出口33の後方を覆うため、排出口33から機体内部に不純物等が混入することを防ぐことができる。
【0033】
また、図3及び図4に示すように、カバー体35には、後面35cの左右方向に沿って通風孔52が設けられ、該通風孔52によって、排出口33を中空部35dを介して機外と連通させるように構成されている。この通風孔52は、カバー体35の上下中央部よりも上部であって、排出口33からの排風が通風孔52を介して機外に流れる位置に開口される。通風孔52は、両側面35aや後面35c等を変形して、側面視において開口縁部において上縁が下縁よりも後方に傾倒するように開口されている。このように構成することで、排出口33から排出される茎・莢等が該通風孔52から機外に放出されるのを防止している。
【0034】
このようにカバー体35に、中空部35dから機外に連通する通風孔52を設けることで、扱胴30の回転や図示せぬ唐箕ファンからの排風を、カバー体35内部から逃がすことができる。そのため、カバー体35内部、すなわち中空部35d内にかかる排風が滞留することなく、カバー体35を設けたことによって扱室25内での選別性能等が低下するのを防ぐことができる。
【0035】
なお、カバー体35の構成は、上述したように下方を完全に開口するように構成する必要はなく、例えば、一部に開口部を有する底面を両側面35a及び後面35cに取り付けるように構成してもよい。また、中空部35dの構成は、上述したものに限定されるものでなく、排出口33から排稈集稈装置34とを連通して、脱穀排稈を集稈受37上に堆積させ、さらに、通風孔52を介して機外と連通するような構成であれば、当業者であれば容易に想到し得る構成を含むものである。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明に係る汎用コンバインの全体的な構成を示した左側面図。
【図2】図1の後面図。
【図3】機体後部の左側面図。
【図4】機体後部の後面図。
【図5】排稈集稈装置の左側面図。
【図6】図5の排稈集稈装置の後面図。
【図7】カバー体の後方斜視図。
【符号の説明】
【0037】
18 脱穀装置
19 選別装置
33 排出口
34 排稈集稈装置
35 カバー体
35d 中空部
37 集稈受
52 通風孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
脱穀装置の後方に排稈の排出口を開口し、該排出口の下方に排稈の所定量を集稈受上に受け止めて集稈受の下降揺動により間歇的に放出する排稈集稈装置を備えた汎用コンバインであって、
該排出口の後方と該排稈集稈装置の上方とを囲繞し、該排出口と該集稈受とを連通する中空部を備えたカバー体を設けてなる、
ことを特徴とする汎用コンバイン。
【請求項2】
前記カバー体は、前記中空部と機外とを連通する通風孔を設けてなる、
ことを特徴とする請求項1に記載の汎用コンバイン。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2006−87365(P2006−87365A)
【公開日】平成18年4月6日(2006.4.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−277753(P2004−277753)
【出願日】平成16年9月24日(2004.9.24)
【出願人】(391025914)八鹿鉄工株式会社 (131)
【Fターム(参考)】