説明

洋式トイレ設備

【課題】中腰使用を楽に行うことが可能な洋式トイレ設備を提供することを目的とする。
【解決手段】洋風便器1の左右両サイドから所定距離上方において、壁面1に腰当て部材20及び肘掛け30を取り付けるために1対の取付ブラケット10,10が設置されている。このブラケット10に支軸13を介して起倒方向回動可能に取り付けられたフレーム14及び肘掛け30と、該フレーム14に支持された腰当て部材20等とを備えている。使用者は腰を便座3から浮かせているが、腰部を腰当て部材20に当て、肘を肘掛け30に掛けているので、楽に中腰姿勢を保つことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は洋風便器を備えた洋式トイレ設備に係り、特に便座から腰を浮かせた中腰使用を楽に行うことができるよう改良された洋式トイレ設備に関する。
【背景技術】
【0002】
洋風便器は、便座を倒伏させて該便座上に座って用を足すようにして男子大便使用、女性使用に供されるのが通常である。しかしながら、本発明者らの調査の結果、公共的なトイレにあっては、不特定多数の人の臀部に接すると共に、時として汚れていたりする便座に直に座ることに躊躇する人が多数居ること、そして、少なからぬ人が、便座から腰を浮かせた中腰姿勢にて用便をすることが認められた。しかしながら、このように腰を浮かせた中腰姿勢は極めて無理な姿勢であり、楽に中腰姿勢をとることが可能となるように洋式トイレ設備が改良される希望が多いことが分った。
【0003】
なお、デパート等の公共的なトイレにはシートペーパーを備えつけたものもあるが、シートペーパーがズリ落ちたりして使いにくい。
【0004】
また、特開2001−169968号公報、特開2002−291658号公報には、手摺りの他に、便座着座者の背中を支えるための背もたれを設けたトイレが記載されている。しかしながら、これらの公報に記載の背もたれは、便座着座者の背中が当るように相当に後方に設けられているため、中腰使用者がこの背もたれに腰を当てたのでは、臀部位置が便鉢から後方に外れることになり、中腰使用者の腰当てには利用することができない。
【特許文献1】特開2001−169968号公報
【特許文献2】特開2002−291658号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記従来の問題点を解決し、中腰使用を楽に行うことが可能な洋式トイレ設備を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明(請求項1)の洋式トイレ設備は、便座を有する洋風便器を備えた洋式トイレ設備において、該便座から腰を浮かせた中腰姿勢にて洋風便器を使用する中腰使用者の腰部高さに、該腰部を押し付けるための腰当て部材を設置したことを特徴とするものである。
【0007】
請求項2の洋式トイレ設備は、請求項1において、該腰当て部材は、中腰使用者の腰部を支える支承位置と、該支承位置から退避した退避位置とをとりうるように移動可能に設置されていることを特徴とするものである。
【0008】
請求項3の洋式トイレ設備は、請求項2において、該退避位置は該支承位置よりも後方であり、該腰当て部材は、略板状であり、支承位置及び退避位置のいずれの位置にあっても前面が略鉛直となるように設けられていることを特徴とするものである。
【0009】
請求項4の洋式トイレ設備は、請求項3において、該腰当て部材は、軸心を水平方向とした軸部材によって回動自在に支持されると共に、その重心が該軸部材よりも下位とされることにより、支承位置及び退避位置のいずれの位置にあっても前面が略鉛直となるように構成されていることを特徴とするものである。
【0010】
請求項5の洋式トイレ設備は、請求項3又は4において、該腰当て部材が支承位置に位置したときに該腰当て部材を背後側から受け止める受け部材が設けられていることを特徴とするものである。
【0011】
請求項6の洋式トイレ設備は、請求項1ないし5のいずれか1項において、該中腰使用者が肘をかける肘掛けを備えたことを特徴とするものである。
【0012】
請求項7の洋式トイレ設備は、請求項6において、該肘掛けは、中腰使用者の肘を支える支承位置と、該支承位置から退避した退避位置とをとりうるように移動可能に設置されていることを特徴とするものである。
【0013】
請求項8の洋式トイレ設備は、請求項7において、前記肘掛けの退避位置への移動と前記腰当て部材の退避位置への移動とが連動されていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0014】
本発明の洋式トイレ設備にあっては、中腰使用者がその腰部を腰当て部材に押し付けることにより中腰姿勢を楽に保つことができる。
【0015】
中腰姿勢にある使用者が肘を掛ける肘掛けを設けることにより、中腰姿勢を一層楽に保つことが可能となる。
【0016】
本発明では、腰当て部材あるいは肘掛けを、この中腰使用者の腰部又は肘を支承する支承位置と、そこから退避して便座に着座した着座使用の妨げとならないように位置した退避位置とをとりうるように移動可能とすることが好ましい。これにより、通常通り着座使用(便座に座って便器使用)する際に腰当て部材や肘掛けが邪魔にならず、快適に洋風便器を使用することが可能となる。
【0017】
本発明では、腰当て部材は、略板状であり、支承位置及び退避位置のいずれの位置にあっても前面が略鉛直となるように設けられていることが望ましい。これにより、退避した腰当て部材が着座使用時の邪魔になることが一層確実に防止される。
【0018】
本発明では、軸心を水平方向とした支軸によって該腰当て部材を回動自在に支持すると共に、その重心を該支軸よりも下位とすることにより、該腰当て部材の前面を略鉛直に保つようにすることが望ましい。この構成は簡易であり、低コストである。ただし、腰当て部材の退動と、その前面を鉛直に保つための動きとを連動させる機構を設けてもよい。
【0019】
また、本発明では、腰当て部材が支承位置に位置するときに、該腰当て部材を背後側から受け止める受け部材を設けてもよい。このようにすれば、中腰使用者が腰当て部材に腰部を押し付けたときに腰当て部材によって該腰部をしっかりと受け止めることができる。
【0020】
本発明では、肘掛けが退避位置へ移動すると、腰当て部材も退避位置へ移動するように連動されていることが好ましい。これにより、肘掛け及び腰当て部材の移動操作が簡単となる。
【0021】
なお、本発明において、「前後」方向は洋風便器の前後方向に合致する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、図面を参照して本発明についてさらに詳細に説明する。第1図は本発明の実施の形態に係る洋式トイレ設備を示す斜視図、第2図はその中腰使用時の側面図、第3図は腰当て部材及び肘掛けの退避状態の側面図、第4図(a)は第1図のIV−IV線断面図、第4図(b)は腰当て部材及び肘掛けの退避状態における(a)図と同一部分の断面図、第5図は第1図のV−V線断面図、第6図は第5図のVI−VI線断面図、第7図は腰当て部材及び肘掛けの退避状態の第6図と同一部分の断面図である。
【0023】
トイレルームの壁面1に洋風便器2が取り付けられ、この洋風便器2の上面に便座3がヒンジ部材3aを介して起倒回動可能に取り付けられている。この実施の形態では、洋風便器2は壁付け型であるが、床4に据え付ける床置き型でもよく、床4と壁1との交叉隅部に設置される床壁型等であってもよい。
【0024】
洋風便器1の左右両サイドから所定距離上方において、壁面1に腰当て部材20及び肘掛け30を取り付けるために1対の取付ブラケット10,10が設置されている。第1図及び第4図等に明示の通り、この取付ブラケット10は、壁面1から前方へ突出するようにそれぞれ壁面1に固設された支持シャフト11及びカバー12とを備えている。該カバー12に支軸13を介してフレーム14及び肘掛け30が起倒方向回動可能に取り付けられている。該フレーム14に腰当て部材20が取り付けられている。
【0025】
カバー12は支持シャフト11に対し溶接等により強固に一体化されている。このカバー12に前記支軸13が壁面1と平行且つ水平方向に取り付けられている。この支軸13は、その軸心回りに回転自在となっている。この支軸13は支持シャフト11の上側に配置されている。このカバー12の上面には、次に説明するフレーム14の前方延出部14aが入り込む切欠状の溝部12aが設けられている。
【0026】
この支軸13に対し前記フレーム14が連結固定されている。このフレーム14は、ブラケット10,10の各支軸13,13から前方へ延出した前方延出部14a,14aと、該前方延出部14a,14aの先端同士を橋絡する橋絡部14bとを有した略コ字形のものであり、該橋絡部14bは壁面14aと平行方向に延在している。この前方延出部14aには腰当て部材20の受け部材14c(第4図)が設けられている。この前方延出部14aは、第4図(a)のように支持シャフト11に重なった水平姿勢と、第4図(b)の通り上方向に起立した起立姿勢とをとりうるようになっている。なお、以下、前方延出部14aが水平となった状態をフレーム14が水平状態にあるという。
【0027】
フレーム14が水平状態にあるときに橋絡部14bの鉛直下側に位置するようにサブフレーム15が該フレーム14に一体に設けられている。このサブフレーム15は、水平状態にあるフレーム14の橋絡部14bから鉛直下方に垂設された左右1対の縦棒部15a,15aと、これら縦棒部15a,15aの下端同士の間を橋絡するように延在する横棒部15bとを有したコ字形の部材である。この横棒部15bは、壁面1と平行方向且つ水平方向に延在しており、円形の鉛直断面形状を有している。
【0028】
フレーム14及びサブフレーム15はパイプ状であってもよい。
【0029】
この横棒部15bに対し円環形の取付環22が摺動自在に外嵌しており、この取付環22から突設された取付座21に対し前記腰当て部材20が取り付けられている。
【0030】
なお、この横棒部15bと取付環22とによって、腰当て部材20を回動自在に支持するための軸部材が構成されている。
【0031】
腰当て部材20は、略方形板状のものであり、前面側には軟質なパッドと、該パッドを覆うビニル等からなる表皮とが設けられている。
【0032】
この腰当て部材20の下部の背面には後方延出部材23を介して錘体24が取り付けられている。この錘体24は取付環22の鉛直下方よりも後方にまで延在しており、この錘体24の重量とのバランスにより、腰当て部材20の前面が常に略鉛直となるよう構成されている。
【0033】
フレーム14を水平状態とした状態において、腰当て部材20はフレーム14の橋絡部14bよりも上方にまで立ち上がり、且つその背面が受け部材14cに当接している。このため、この状態で腰当て部材20の前面に第2図の如く中腰使用者の腰部が押し当てられても、腰当て部材20は回動せずに腰部を受け止める。このとき、腰当て部材20の前面は、便座3の内周縁の後部の上方付近に位置している。
【0034】
前記肘掛け30は、第1図に明瞭に示される通り、前記支軸13に対し固着されたハブ部31と、該ハブ部31から前方へ延出したアーム32と、該アーム32の先端側の上面に設けられた肘当てパッド33とを有している。この肘掛け30は、支軸13を介して前記フレーム14に固定連結されているため、該肘掛け30はフレーム14と一体に上下方向に回動可能である。
【0035】
第1,2図及び第4図(a)等の通り、フレーム14が支持シャフト11に重なった水平状態となると、肘掛け30も前方へ延出し、第3図及び第4図(b)等の通り、フレーム14が起立すると肘掛け30も起立する。
【0036】
このように構成された洋式トイレ設備にあっては、第1,2図の通りフレーム14を水平にすると、該フレーム14が支持シャフト11によって強固に支承され、肘掛け30も水平状態にしっかりと保持される。このフレーム14に設けられた腰当て部材20に対し第2図の如く腰部(好ましくは骨盤又は骨盤と背骨との中間付近)を押し当てると共に、肘掛け30に肘を掛けて中腰姿勢にて便器使用する。この場合、使用者は腰を便座3から浮かせているが、腰部を腰当て部材20に当て、肘を肘掛け30に掛けているので、楽に中腰姿勢を保つことができる。
【0037】
この洋式トイレ設備を通常通りに着座使用する場合には、第3図の如くフレーム14及び肘掛け30を起立回動させる。これにより、腰当て部材20が後方へ退避するので、便座3に座った人の背中や後頭部に腰当て部材20が干渉せず、快適に便器を使用することができる。なお、第3図の通り、錘体24の作用により、フレーム14及び肘掛け30を起立させた状態でも腰当て部材20は略鉛直となっているので、腰当て部材20の全体が十分に後方へ退避する。なお、この状態では、腰当て部材20の前面が便器2の便鉢内周面の後縁よりも後方に位置するのが好ましい。
【0038】
上記実施の形態ではフレーム14を肘掛け30とは別個に設けているが、フレーム14の前方延出部14aを省略し、肘掛け30のアーム31間に橋絡部14bを架け渡してもよい。
【0039】
また、上記実施の形態では錘体24とのバランスにより腰当て部材20が鉛直姿勢を保つようにしているが、連動機構によって腰当て部材20に強制的に鉛直姿勢をとらせるようにしてもよい。この連動機構の構成例を第8〜10図及び第11図を参照して説明する。
【0040】
第8図は腰当て部材回動用連動機構を備えた洋式トイレ設備の斜視図、第9図(a)は第8図のIX−IX線断面図、第9図(b),(c)はアームの回動途中における第9図(a)と同一部分の断面図、第10図は第9図(a)のX−X線断面図である。
【0041】
第8〜10図では、カバー12に肘掛け30Aのみが起倒回動可能に取り付けられており、フレーム14は設けられていない。左右の肘掛け30A,30Aのアーム32,32間にパイプ40が架け渡されており、このパイプ40の取付座45に腰当て部材20が固定されている。パイプ40はアーム32,32に対しその軸心回りに回動可能に取り付けられている。
【0042】
第8〜10図では、カバー12内の1対の側面に環座39を対面するように突設し、アーム32の基端に設けた環状部38を該環座39に摺動可能に内嵌させ、これによりアーム32を起倒方向回動自在としている。
【0043】
第10図の通り、この環座39の中心から軸体46が水平方向且つ壁面1と平行方向に突設されており、この軸体46にプーリ41が回転不能に固着されている。
【0044】
パイプ40内には支軸42が固定設置されている。この支軸42の先端はアーム32内に差し込まれ、該先端にプーリ43が固着されている。
【0045】
これらのプーリ41,43間にベルト44が架け渡されている。なお、ベルト44がプーリ41,43に対し滑らないようにするために、プーリ41,43を歯付きプーリとし、ベルト44を歯付きベルトとするのが好ましい。なお、プーリ41,43は等径である。
【0046】
第8,9図及び第10図(a)では、アーム32を水平として支持シャフト11に重ねた状態では、腰当て部材20の前面が鉛直となっている。この状態から第9図(b),(c)の通りアーム32を起立回動させると、プーリ41,43及びベルト44を介してパイプ40も回動する。プーリ41,43が等径となっているため、アーム32の起立回動位相とパイプ40の回動位相とは同一であり、腰当て部材20は常に鉛直状態となる。
【0047】
なお、第9図(a)の状態において腰当て部材20のパイプ40よりも上位の背面に当接するストッパをアーム32,32間に架設するのが好ましい。
【0048】
第9,10図ではプーリ41,43及びベルトによってアーム32の回動とパイプ40の回動とを連動させているが、第11図のように支軸46にギヤ51を固着し、支軸42にギヤ52を固着し、両ギヤ51,52間に奇数個のギヤ50を介在させてアーム32とパイプ40とを連動させてもよい。各ギヤ50はアーム32に対し回動可能に軸支されている。ギヤ51,52の歯数は同一である。この実施の形態においても、第11図(a),(b),(c)のようにパイプ40とアーム32とが連動し、腰当て部材20の前面は常に鉛直状態となる。
【0049】
上記各実施の形態では肘掛け30,30Aを設けているが、本発明では肘掛けを省略し、腰当て部材20のみを設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明の実施の形態に係る洋式トイレ設備を示す斜視図である。
【図2】その使用時の側面図である。
【図3】腰当て部材及び肘掛けの退避状態の側面図である。
【図4】第4図(a)は第1図のIV−IV線断面図、第4図(b)は腰当て部材及び肘掛けの退避状態における(a)図と同一部分の断面図である。
【図5】第1図のV−V線断面図である。
【図6】第5図のVI−VI線断面図である。
【図7】腰当て部材及び肘掛けの退避状態の第6図と同一部分の断面図である。
【図8】腰当て部材回動用連動機構を備えた洋式トイレ設備の斜視図である。
【図9】第9図(a)は第8図のIX−IX線断面図、第9図(b),(c)はアームの回動途中の断面図である。
【図10】第9図のX−X線断面図である。
【図11】さらに別の実施の形態におけるアームと腰当て部材との連動機構を示す断面図である。
【符号の説明】
【0051】
1 壁面
2 洋風便器
3 便座
10 ブラケット
11 シャフト
12 カバー
13 支軸
14 フレーム
14c 受け部材
15 サブフレーム
20 腰当て部材
30,30A 肘掛け
31 ハブ部
32 アーム
33 肘当てパッド
41,43 プーリ
44 ベルト
50,51,52 ギヤ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
便座を有する洋風便器を備えた洋式トイレ設備において、該便座から腰を浮かせた中腰姿勢にて洋風便器を使用する中腰使用者の腰部高さに、該腰部を押し付けるための腰当て部材を設置したことを特徴とする洋式トイレ設備。
【請求項2】
請求項1において、該腰当て部材は、中腰使用者の腰部を支える支承位置と、該支承位置から退避した退避位置とをとりうるように移動可能に設置されていることを特徴とする洋式トイレ設備。
【請求項3】
請求項2において、該退避位置は該支承位置よりも後方であり、該腰当て部材は、略板状であり、支承位置及び退避位置のいずれの位置にあっても前面が略鉛直となるように設けられていることを特徴とする洋式トイレ設備。
【請求項4】
請求項3において、該腰当て部材は、軸心を水平方向とした軸部材によって回動自在に支持されると共に、その重心が該軸部材よりも下位とされることにより、支承位置及び退避位置のいずれの位置にあっても前面が略鉛直となるように構成されていることを特徴とする洋式トイレ設備。
【請求項5】
請求項3又は4において、該腰当て部材が支承位置に位置したときに該腰当て部材を背後側から受け止める受け部材が設けられていることを特徴とする洋式トイレ設備。
【請求項6】
請求項1ないし5のいずれか1項において、該中腰使用者が肘をかける肘掛けを備えたことを特徴とする洋式トイレ設備。
【請求項7】
請求項6において、該肘掛けは、中腰使用者の肘を支える支承位置と、該支承位置から退避した退避位置とをとりうるように移動可能に設置されていることを特徴とする洋式トイレ設備。
【請求項8】
請求項7において、前記肘掛けの退避位置への移動と前記腰当て部材の退避位置への移動とが連動されていることを特徴とする洋式トイレ設備。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2006−20681(P2006−20681A)
【公開日】平成18年1月26日(2006.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−199025(P2004−199025)
【出願日】平成16年7月6日(2004.7.6)
【出願人】(000000479)株式会社INAX (1,429)
【出願人】(000221616)東日本旅客鉄道株式会社 (833)
【Fターム(参考)】