説明

照明器具

【課題】組立時における施工性を向上し、且つ保持部がカバー内部に落下するのを防止することのできる照明器具を提供する。
【解決手段】開口部10を有し蛍光ランプLaを覆う中空のカバー1と、カバー1の開口部10を塞ぐ蓋体2と、ソケット33、及び開口部10を介してカバー1の内部に挿入された状態で蓋体2との間でカバー1を挟持する鍔部31aを有する保持部3と、保持部3を蓋体2に固定する固定ナット4とを備え、蓋体2及び保持部3には、1対の弧状の挿入孔30bと、各挿入孔30bに挿入されて各挿入孔30bの周縁に引っ掛かることで蓋体2及び保持部3を互いに仮保持する1対の引掛爪22とが各々設けられ、蓋体2及び保持部3に、引掛爪22が挿入孔30bの周縁に引っ掛かる位置にあるときに互いに嵌め合わされる嵌合凸部23及び嵌合凹部30cを各々設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、天井から吊り下げられる、所謂ペンダントライト型の照明器具が知られており、例えば特許文献1に開示されている。以下、このようなペンダントライト型の照明器具の従来例について図面を用いて説明する。尚、以下の説明では、図6における上下を上下方向と定めるものとする。
【0003】
この従来例は、図6に示すように、蛍光ランプ100が着脱自在に装着されるソケット101と、天井から垂下するコードAの一端に吊り下げられるとともに、ソケット101を保持する保持部102とを備える。また、上部に開口部103aを有するとともに蛍光ランプ100及び保持部102を覆う球状のカバー103と、カバー103の開口部103aを覆う蓋体104とを備える。保持部102には、開口部103aの径寸法よりも大きい径寸法を有する矩形板状の1対の鍔部102aが設けられている。また、保持部102の上部には、保持部102を蓋体104に固定するための固定ナット105が有する雌ねじ部(図示せず)に締め付けられる雄ねじ部(図示せず)が設けられている。また、蓋体104には、コードAを通すための通孔(図示せず)が設けられている。
【0004】
以下、この従来例の組立方法について説明する。先ず、固定ナット105、蓋体104の通孔にコードAを通し、コードAの一端部に保持部102を取付ける。次に、ソケット101に蛍光ランプ100を装着した後に、カバー103の開口部103aを介して保持部102をカバー103の内部に挿入し、鍔部102aをカバー103内部における開口部103a周縁に当接させる。そして、カバー103の開口部103aに蓋体104を上方から被せて、固定ナット105を回動させることで保持部102の雄ねじ部に締め付ける。すると、カバー103の開口部103aの周縁が、保持部102の鍔部102aと蓋体104との間で挟持され、組立が完了する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2000−235806号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記従来例では、固定ナット105を締め付ける際に、保持部102を手で押さえることができないため、固定ナット105の回動に伴って保持部102も同時に回動してしまう。このため、固定ナット105を保持部102に対して締め付け難く、施工性が悪いという問題があった。また、固定ナット105を締め付ける際には、保持部102の鍔部102aをカバー103内部における開口周縁に当接させた状態を維持しなければならないため、コードAを引っ張り上げながら作業を行う必要がある。このため、コードAを引っ張り上げるために片手が塞がることで施工性が悪くなり、また、誤って作業中にコードAから手を離すと、保持部102がカバー103内に落下する虞があった。
【0007】
本発明は、上記の点に鑑みて為されたもので、組立時における施工性を向上し、且つ保持部がカバー内部に落下するのを防止することのできる照明器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の照明器具は、開口部を有し光源を覆う中空のカバーと、前記カバーの開口部を塞ぐ蓋体と、前記光源が着脱自在に装着されるソケット、及び前記開口部を介して前記カバーの内部に挿入された状態で前記蓋体との間で前記カバーを挟持する鍔部を有する保持部と、前記蓋体を挟んで前記保持部を前記蓋体に固定するための固定ナットとを備え、前記保持部及び前記固定ナットは、何れか一方に雄ねじ部が設けられるとともに、何れか他方に前記雄ねじ部が締め付けられる雌ねじ部が設けられ、前記蓋体及び前記保持部には、何れか一方に複数の弧状の挿入孔が設けられるとともに、何れか他方に前記各挿入孔に挿入される複数の引掛爪が設けられ、前記引掛爪は、前記挿入孔において自身が挿入可能な部位と自身が前記挿入孔の周縁に引っ掛かることで前記蓋体及び前記保持部を互いに仮保持する部位との間で移動自在であって、前記蓋体及び前記保持部には、前記引掛爪が前記挿入孔の周縁に引っ掛かる位置にある状態で互いに嵌め合わされる嵌合凸部及び嵌合凹部が各々設けられたことを特徴とする。
【0009】
この照明器具において、前記嵌合凸部は、前記引掛爪が前記挿入孔に挿入された状態で前記嵌合凹部が設けられた面と接触しない寸法で設けられることが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、固定ナットで保持部を蓋体に固定する際に蓋体に対する保持部の回動を規制することができるので、固定ナットの回転に伴って保持部が回転することがない。したがって、固定ナットを保持部に締め付け易く、組立時における施工性を向上させることができる。また、固定ナットで保持部を蓋体に固定する際に保持部が蓋体に仮保持されるため、作業中に保持部が取付けられたコードを引っ張り上げる必要がなく、組立時における施工性を向上させることができる。更に、誤って保持部がカバー内に落下するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明に係る照明器具の実施形態を示す図で、(a)は上側から見た分解斜視図で、(b)は蓋体を下側から見た斜視図である。
【図2】同上の下側から見た分解斜視図である。
【図3】同上の保持部を示す図で、(a)は下側から見た分解斜視図で、(b)は上面図である。
【図4】同上の組立方法の説明図で、(a)は保持部をカバー内部に挿入した状態を示す上側から見た分解斜視図で、(b)は組立を完成した状態を示す上側から見た分解斜視図である。
【図5】同上を載置面に設置した場合を示す概略図である。
【図6】従来の照明器具を示す下側から見た分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明に係る照明器具の実施形態について図面を用いて説明する。尚、以下の説明では、図1(a)における上下を上下方向と定めるものとする。本実施形態は、図1(a),(b)に示すように、上部に開口部10を有し蛍光ランプLa(光源)を覆う中空のカバー1と、カバー1の開口部10を塞ぐ蓋体2とを備える。また、蛍光ランプLaが着脱自在に装着されるソケット33を保持する保持部3と、保持部3を蓋体2に固定するための固定ナット4とを備える。
【0013】
カバー1は、図1(a)に示すように、アクリル樹脂から球状に形成され、その上部には円形状の開口部10が設けられている。開口部10の外周縁には、全周に亘って下方に窪んだ窪み部10aが設けられている。このため、蓋体2で開口部10を覆う際に、蓋体2の外周縁部が窪み部10aに載置されるため、蓋体2の位置決めをすることができる。尚、本実施形態のカバー1の外面は、全体に亘って乳白色にマット塗装されている。
【0014】
蓋体2は、図1(a)に示すように、ポリカーボネートから下面が開口する傘状に形成され、その上部には後述するコードAを通すための円形状の通孔20aが設けられている。また、通孔20aの周縁には、固定ナット4が嵌り込むように下方に窪んだ凹部20が設けられている。而して、図4(b)に示すように、固定ナット4を締め付けた際に、固定ナット4が蓋体2上面から突出しないように凹部20に収容される。このため、例えば蓋体2を下にして本実施形態を載置面(例えば、床面、地面など)に置いた場合に、固定ナット4が隠れて見えないことから、外観性を向上させることができる。
【0015】
蓋体2の上面には、本実施形態を載置面に設置するためのスタンドの機能を有する3つの脚部24が設けられている。これら脚部24は、何れも蓋体2の上面よりも上方に突出する形で設けられている。このため、図5に示すように、本実施形態を載置面に設置した場合に、載置面と蓋体2との間に隙間が生じるため、この隙間からコードAを引き出すことができるようになっている。尚、本実施形態の蓋体2は、カバー1と同様に全体が乳白色に塗装されているが、各脚部24のみ黒色で塗装されている。
【0016】
蓋体2の凹部20は、図1(b)に示すように、下側から見ると下方(同図においては上方)に突出する円柱状の台部21となっており、この台部21に複数(図示では1対)の引掛爪22が下方に突出する形で一体に形成されている。各引掛爪22は、台部21から下方に直立する主片22aと、主片22aの下端部から径方向の外向きに突出する側片22bとから成り、全体として断面L字状に形成されている。また、蓋体2の下面には、台部21を挟んで対向する位置に1対の丸棒状の嵌合凸部23が下方に突出する形で一体に形成されている。
【0017】
保持部3は、図3(a)に示すように、下面中央部が円形状に開口した円盤状の主部30と、中央部に円形状の通孔30cを有する円環状の台部31と、ソケット33が取付けられる半円形状の底板部32とから成る。
【0018】
主部30は、金属材料から形成され、その径寸法はカバー1の開口部10の径寸法よりも小さくなっている。尚、本実施形態では、主部30は亜鉛ダイカスト製である。このように、金属材料で形成された主部30は、図4(b)に示すように本実施形態を天井から垂下するコードAによって吊り下げ支持する場合に、全体の動きを抑制する重りの役割を果たす。また、同様に、図5に示すように本実施形態を載置面に設置する場合には、主部30は重心を調整してバランスを取るための重りの役割を果たす。主部30の上部には、図1(a),図3(b)に示すように、下方に窪んだ凹部30eが形成され、この凹部30eの底面中央部には、コードAを通すための円筒状のボス部30aが上方に突出する形で一体に形成されている。このボス部30aの内周面には、後述する固定ナット4の雄ねじ部が締め付けられる雌ねじ部(図示せず)が形成されている。また、凹部30eの底面には、複数(図示では1対)の挿入孔30bがボス部30aを挟む形で設けられている。
【0019】
各挿入孔30bは、図3(b)に示すように、主部30の周方向に沿って弧状に形成されている。各挿入孔30bは、その一端部から中間部までが引掛爪22の側片22bが挿入可能な寸法となっており、中間部から他端部にかけては引掛爪22の主片22aのみがスライド自在に移動可能な寸法となっている。このため、蓋体2の各引掛爪22を各挿入孔30bの一端部に挿入し、蓋体2を反時計周りに回動することで、各引掛爪22が各挿入孔30bの他端部に移動する。そして、各引掛爪22の側片22bが各挿入孔30bの周縁に引っ掛かることで、各引掛爪22が各挿入孔30bから抜けるのを防ぐことができ、保持部3が蓋体2に仮保持される。
【0020】
ここで、主部30の上面には、凹部30eを挟む形で下方に窪んだ1対の円形状の嵌合凹部30cが設けられている。これら嵌合凹部30cは、蓋体2の各引掛爪22が各挿入孔30bの他端部に位置する状態で、蓋体2に設けられた各嵌合凸部23と互いに対向するような位置に形成されている。而して、各嵌合凸部23を押し込んで各嵌合凹部30cに嵌め合わせることで、保持部3が蓋体2に対して回動するのを規制することができるようになっている。
【0021】
台部31は、図3(a)に示すように、金属材料から円盤状に形成され、その中央部にはコードAを通すための円形状の通孔31cが設けられている。台部31の外周縁には、径方向の外向きに突出する鍔部31aが周方向に亘って一体に形成されている。この鍔部31aの径寸法は、カバー1の開口部10の径寸法よりも大きくなっている。また、鍔部31aのうち通孔31cを挟んで対向する2箇所には、各々周方向に沿って切り欠き31bが設けられている。この切り欠き31bが設けられている部位における台部31の径寸法は、カバー1の開口部10の径寸法よりも小さくなっている。而して、保持部3を開口部10に対して斜めに傾け、一方の切り欠き31bにおける外周縁を開口部10の内周縁に当接させながら保持部3を下方に移動させることで、保持部3をカバー1の内部に挿入することができるようになっている。
【0022】
底板部32は、図3(a)に示すように、ポリカーボネートから半円形状に形成された板状の部材であり、通孔30cの一部を除いて覆うように台部31に取り付けられる。また、底板部32の下面には、ソケット33がねじ止めによって取付固定されている。尚、本実施形態のソケット33は、片口金の蛍光ランプLaが装着可能となっている。
【0023】
ここで、台部31及び底板部32には、各々3つの円形状のねじ挿入孔31d,32aが周方向に沿って間隔を空けて設けられている。また、主部30においても、これらねじ挿入孔31d,32aと対向する位置に3つのねじ挿入孔30dが設けられている。主部30の各ねじ挿入孔30dの内周面には、組立ねじ34の雄ねじ部が締め付けられる雌ねじ部(図示せず)が形成されている。而して、各ねじ挿入孔30d,31d,32aを重ね合わせて、組立ねじ34を挿入して締め付けることで、台部31及び底板部32が主部30に固定され、保持部3が組み立てられる。
【0024】
固定ナット4は、図2に示すように、その中央部がコードAを通すために厚み方向に貫通する円環状に形成されている。固定ナット4の下面における中央部の孔の周縁からは、下方に突出する円筒状の突部40が一体に形成され、当該突部40の外周面に雄ねじ部が形成されている。而して、固定ナット4を蓋体2の凹部20に嵌め込み、時計回りに回動して固定ナット4の雄ねじ部を保持部3のボス部30aに設けられた雌ねじ部に締め付けることで、蓋体2に保持部3が固定される。
【0025】
コードAは、ソケット33を介して蛍光ランプLaに点灯電力を供給するための電源コードであって、図4(a),(b)に示すように、その一端部(下端部)が金具(図示せず)よって保持部3に固定され、張力止めが行われている。そして、コードAの先端からは、ソケット33を介して蛍光ランプLaに点灯電力を供給する電源線(図示せず)が引き出され、ソケット33の端子部33a(図2参照)に接続される。
【0026】
以下、本実施形態の組立方法について図面を用いて説明する。先ず、図4(a)に示すように、固定ナット4、蓋体2の通孔20aにコードAを通し、コードAの一端部に保持部3を取付ける。そして、蛍光ランプLaをソケット33に装着した後に、コードAの一端部に取り付けられた保持部3を開口部10を通してカバー1内部に挿入し、コードAを引っ張り上げることで鍔部31aをカバー1内部における開口部10の周縁に当接させる。次に、蓋体2の外周縁部をカバー1の窪み部10aに載置し、蓋体2の各引掛爪22を保持部3の各挿入孔30bの一端部に挿入する。そして、蓋体2を反時計回りに回動することで、各引掛爪22の側片22bを各挿入孔20bの周縁に引っ掛け、保持部3を蓋体2に仮保持させる。この時点で、保持部3が蓋体2に仮保持されるので、コードAから手を離してもよい。更に、蓋体2の各嵌合凸部23を保持部3の各嵌合凹部30cに押し込んで嵌め合わせることで、保持部3の蓋体2に対する回動を規制する。最後に、図4(b)に示すように、固定ナット4を蓋体2の凹部20に嵌め込み、時計回りに回動することで、固定ナット4の突部40の雄ねじ部が保持部3のボス部30aの雌ねじ部に締め付けられ、保持部3が蓋体に固定される。同時に、鍔部31aと蓋体2との間でカバー1の開口部10の周縁が挟持され、本実施形態の組立が完了する。
【0027】
上述のように、本実施形態では、固定ナット4で保持部3を蓋体2に固定する際に各嵌合凸部23と各嵌合凹部30cとが互いに嵌め合わされるので、蓋体2に対する保持部3の回動を規制することができる。このため、固定ナット4の回転に伴って保持部3が回転することがないので、固定ナット4を保持部3のボス部30aの雌ねじ部に締め付け易く、組立時における施工性を向上させることができる。また、固定ナット4で保持部3を蓋体に固定する際に、各引掛爪22の側片22bを各挿入孔30bの周縁に引っ掛けることで保持部3を蓋体2に仮保持させることができる。このため、コードAを引っ張り上げなくとも保持部3の鍔部31aをカバー1内部における開口部10の周縁に当接させた状態を維持することができる。而して、作業中に保持部3が取り付けられたコードAを引っ張り上げる必要がなく、組立時における施工性を向上させることができる。更に、作業中においては蓋体2に保持部3が仮保持されているので、保持部3がカバー1内に誤って落下するのを防止することができる。
【0028】
また、本実施形態では、蓋体2の各嵌合凸部23は、その挿入方向の寸法が、各引掛爪22が各挿入孔30bに挿入された状態で各嵌合凹部30cが設けられた面と接触しない寸法となっている。而して、蓋体2を反時計回りに回動する際に、各嵌合凸部23が上記各嵌合凹部30cに設けられた面と接触しないので、蓋体2を容易に回動することができて施工性を向上させることができる。
【0029】
尚、本実施形態では、蓋体2に各引掛爪22を、保持部3に各挿入孔30bを設けているが、蓋体2に各挿入孔30bを、保持部3に各引掛爪22を設けてもよい。また、本実施形態では、蓋体2に各嵌合凸部23を、保持部3に各嵌合凹部30cを設けているが、蓋体2に各嵌合凹部30cを、保持部3に各嵌合凸部23を設けてもよい。更に、本実施形態では、保持部3に雌ねじ部を、固定ナット4に雄ねじ部を設けているが、保持部3に雄ねじ部を、固定ナット4に雌ねじ部を設けてもよい。
【0030】
本実施形態は、図4(a),(b)に示すように、天井(図示せず)から垂下されるコードAによって吊り下げ支持することで、ペンダントライトとして利用することができる。また、本実施形態は、図5に示すように、各脚部24を載置面に直立させて載置面に設置することで、スタンドライトとしても利用することができる。
【符号の説明】
【0031】
1 カバー
10 開口部
2 蓋体
22 引掛片
23 嵌合凸部
3 保持部
30b 挿入孔
30c 嵌合凹部
31a 鍔部
33 ソケット
4 固定ナット
La 蛍光ランプ(光源)


【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口部を有し光源を覆う中空のカバーと、前記カバーの開口部を塞ぐ蓋体と、前記光源が着脱自在に装着されるソケット、及び前記開口部を介して前記カバーの内部に挿入された状態で前記蓋体との間で前記カバーを挟持する鍔部を有する保持部と、前記蓋体を挟んで前記保持部を前記蓋体に固定するための固定ナットとを備え、前記保持部及び前記固定ナットは、何れか一方に雄ねじ部が設けられるとともに、何れか他方に前記雄ねじ部が締め付けられる雌ねじ部が設けられ、前記蓋体及び前記保持部には、何れか一方に複数の弧状の挿入孔が設けられるとともに、何れか他方に前記各挿入孔に挿入される複数の引掛爪が設けられ、前記引掛爪は、前記挿入孔において自身が挿入可能な部位と自身が前記挿入孔の周縁に引っ掛かることで前記蓋体及び前記保持部を互いに仮保持する部位との間で移動自在であって、前記蓋体及び前記保持部には、前記引掛爪が前記挿入孔の周縁に引っ掛かる位置にある状態で互いに嵌め合わされる嵌合凸部及び嵌合凹部が各々設けられたことを特徴とする照明器具。
【請求項2】
前記嵌合凸部は、前記引掛爪が前記挿入孔に挿入された状態で前記嵌合凹部が設けられた面と接触しない寸法で設けられたことを特徴とする請求項1記載の照明器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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