説明

物品を形成するための装置

投与量(3)を受けるためのキャビティ(53)、および物品(2)の切り下げ部を成形するために相互に可動である少なくとも2つの部分(35)を備えるダイ手段(54)と、少なくとも2つの部分(35)の接触を維持するために締付け力を加えるための流体手段とを備え、この流体手段が、投与量(3)がキャビティ(53)内に実質的に包含されているとき適用可能な初期の力から、少なくとも2つの部分(35)が切り下げ部を成形するとき適用可能な最終的な力まで締付け力を非連続的に増大させるためのものである、プラスチックの投与量(3)から物品(2)を形成するための装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は物品を形成するための装置に関し、より詳細にはプラスチックの圧縮成形により物品を形成する装置に関する。本発明による装置は特に、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、高密度ポリエチレン(HDPE)またはポリエチレンナフタレート(PEN)製のボトルなどの容器のプレフォームを形成するのに好適である。
【背景技術】
【0002】
国際特許出願第03/072333号は、垂直軸の周囲で回転可能であり、周辺に複数の金型を有するカルーセルを備える、容器のプレフォームを形成する装置を開示している。
【0003】
各金型は、垂直成形方向に互いに向かって、および互いから離れて移動可能な第1半金型と、第2半金型とを備える。第1半金型は、プレフォームのねじ山付ネックを形成するために成形された成形面を備える2つの可動ダイ部に結合されるパンチを備える。ダイ部は、成形方向に平行に配置されるヒンジ軸の周囲で回転可能であり、各ダイ部に結合される成形面が互いから離間する離間位置と、成形面が互いに近接する接触位置の間を移動することができる。
【0004】
中空プレッサーは接触位置でダイ部を互いに接触したまま維持し、実質的に量が不変の加圧ガスを包含する円筒形チャンバ内で摺動可能である。
【0005】
加圧ガスが中空プレッサーを円筒形チャンバから外へ押し、ダイ部に接触する。円筒形チャンバは成形方向の可動スライド上に形成される。
【0006】
ダイ部およびパンチは、成形方向に相互に可動である。
【0007】
第2半金型は、プレフォームの外側の実質的に円筒形の面を成形するために成形されるダイキャビティを備える。
【0008】
さらに成形すべきプラスチックの投与量をダイキャビティ内に導入する供給装置が設けられる。
【0009】
作動中、最初に第1半金型および第2半金型は、供給装置がダイキャビティ内に成形すべきプラスチックの投与量を堆積することができるような距離だけ互いから離れている。
【0010】
駆動装置が2つの可動ダイ部を相互接触位置に配置し、可動ダイ部およびパンチを成形方向に沿ってダイキャビティに接近させるためにそれらを駆動する。ダイの閉鎖動作の初期段階では、2つの可動ダイ部はダイキャビティと接触し停止し、パンチは、キャビティに接近し続け投与量を構成するプラスチックを圧縮し、パンチ、ダイキャビティおよび可動ダイ部の間に画定される形成チャンバ全体を徐々にプラスチックが占めるようにする。
【0011】
円筒形チャンバが形成されるスライドはパンチと共に移動し、ダイキャビティに接近するが、中空プレッサはダイキャビティに対して固定位置のままであり、2つの可動ダイ部に締付け力を加える。利用できる容積が減少するため、円筒形チャンバ内に包含されるガスが徐々に加圧される。その結果、2つの可動ダイ部を一緒に維持する締付け力は、円筒形チャンバ内の中空プレッサの位置によって次第に増大する。
【0012】
国際特許出願第03/072333号に開示される装置の欠点は、2つの可動ダイ部に最適な締付け力を加えることができない点である。実際、円筒形チャンバ内に存在するガスの圧力が低すぎる場合、可動ダイ部がプレフォームのネックを成形するとき中空プレッサに加えられる力が、プラスチックによって加えられる推力に対抗するのに十分でない場合がある。一方、円筒形チャンバ内に存在するガスの圧力が高すぎる場合、すでに閉鎖している可動ダイ部にまだプラスチックが到達していない段階で必要とされる力を超える締付け力が生成される。これは特に、かなり激しい場合もあり得るブローを伴って可動ダイ部がダイキャビティに接続する瞬間、装置の構成要素に過剰なストレスを生じさせる。
【0013】
国際特許出願第03/072333号に開示される装置の別の欠点は、可動ダイ部がすでに成形されたプレフォームの切り下げ部から分離するために、かなりの移動空間を要する点である。実際、各プレフォームのネックは通常、プレフォームの長手軸に対して非対称の外部ねじ山を備える。可動ダイ部がヒンジ軸の周りを回転する際、特定のねじ山を形成したダイ部の端部ゾーンがねじ山の隣接する部分に相互に影響し、それらを損傷する場合がある。この欠点を克服しようと試みる目的で、成形面が比較的大きな半径を有する外周アーチに沿って移動するように、各ダイ部の成形面とそれぞれのヒンジ軸の間の距離が拡大される。これは、装置の全体の寸法を増大させることになる。
【0014】
プレフォームのネックは通常、プレフォームの長手軸に対して実質的に平行な複数の溝を備える。これら溝により、プレフォームから形成されたボトル内に包含されるいかなるガスも、消費者がそのキャップを外す際、徐々にボトルから出て行くことができる。
プレフォームの長手軸に対して平行な上述の溝は、事前設定された角度に従って傾斜する側部によって区分される。可動ダイ部が、垂直ヒンジ軸の周りを回転することによって互いから離れて移動する場合、特に溝と側部の傾斜の特定の構成において、可動ダイ部が接触位置から離間位置まで移動するとき、ダイ部が溝の側部に接触する恐れがある。換言すると、特定の幾何学形状のネックを有するプレフォームの溝の側部は、可動ダイ部を対応するネックに接触させずに、国際特許出願第03/072333号に開示される金型から取り出すことのできない切り下げ部を構成する場合がある。
【0015】
既知の装置のさらに別の欠点は、可動ダイ部を適用されるダイキャビティおよび中空プレッサに対して精密に配置することができない点である。実際、可動ダイ部、または可動ダイ部を離間位置と接触位置に駆動するカムの製造誤差または組立体の欠陥によって、理論的接触面に沿って接触するべき可動ダイ部が、想定するものと異なる位置で接触する場合がある。このようなことが起こると、可動ダイ部が成形的結合によって係合するように意図される、ダイキャビティ内に形成されるシートに対しておよび/または中空プレッサ内に形成される別のシートに対して、可動ダイ部が誤って位置合わせされる恐れがある。これにより成形動作における非精密性、および望ましくないブローが生成される、または金型の閉鎖さえも妨げられる恐れがある。
【0016】
複数の金型が装着される成形カルーセルを備えた、圧縮成形によってキャップを成形するための装置が知られている。各金型は、プラスチックの投与量がダイの中に導入される開放位置と、キャップを形成するためにこの投与量が成形される閉鎖位置の間で、対応するパンチに対して成形方向に可動であるダイを備える。
【0017】
キャップを製造するための既知の装置では、ダイは、成形動作を調節する弁を備えた単一の油圧式回路に接続されたそれぞれの差動装置によって移動する。ダイが投与量を受け取ると、ダイをパンチに向けて移動させるために、油圧式回路は対応する作動装置に駆動流体を送る。ダイが閉鎖位置にあるときのみ、油圧式回路は、すでに新規の投与量を受け取った次のダイを駆動するのに使用することができる。
【0018】
上記に開示される装置の生産性を高める目的で、金型を開閉するのに要する時間をできるだけ短縮するために油圧式回路は極限状態で作動される。それでもやはり構成要素を急速に劣化させ、装置に深刻な損傷を与える恐れのある圧力のピークおよび急騰が駆動流体作動中に油圧式回路内に記録される。
【発明の開示】
【0019】
本発明の目的は、物品、詳細には容器のプレフォームを形成するための装置を改善することである。
【0020】
本発明の別の目的は、最適な締付け力によって互いとの接触を維持される少なくとも2つの可動部を備えるダイ手段を利用することによって、切り下げ部を有する物品を形成するための装置を提供することである。
【0021】
本発明のさらに別の目的は、形成された物品に損傷を与えることなく、物品の切り下げ部から完全に分離するために必要とする移動空間が短縮された少なくとも2つの可動部を備えるダイ手段を備える装置を実現することである。
【0022】
本発明のさらに別の目的は、精密で反復可能な方法で少なくとも2つの可動部を配置するためのデバイスを備えた装置を実現することである。
【0023】
本発明のさらに別の目的は、金型手段の開閉動作を最適にすることができる駆動回路手段によって駆動可能な金型手段を備える装置を提供することである。
【0024】
本発明の第1の態様において、投与量を受けるためのキャビティ、および物品の切り下げ部を成形するために相互に可動である少なくとも2つの部分を備えるダイ手段と、少なくとも2つの部分の接触を維持するために締付け力を付加するための流体手段とを備え、流体手段が、投与量がキャビティ内に実質的に包含されているとき適用可能な初期の力から、少なくとも2つの部分が切り下げ部を成形するとき適用可能な最終的な力まで締付け力を非連続的に増大させるためのものであることを特徴とする、プラスチックの投与量から物品を形成するための装置が提供される。
【0025】
本発明のこの態様により、次の形成段階で少なくとも2つの可動部に最適な締付け力が付加される装置を実現することができる。実際には最初キャビティ内で受けられるプラスチックが少なくとも2つの可動部に向かって流れ、まだそれらに到達していないとき、流体手段は比較的低い初期の力を加える。一方、少なくとも2つの可動部に到達したプラスチックがそれらを互いから分離しようとするとき、初期の力より著しく大きな最終的な力が加えられる。
【0026】
流体手段は、全体の寸法が極めて縮小された少なくとも2つの可動部に対して作用し、長期間の間高い作動効率を維持し、これにより維持コストを節約する。
【0027】
本発明の第2の態様において、投与量を受けるためのキャビティ、および物品の切り下げ部を成形するように適合された少なくとも2つの部分を備えるダイ手段を備え、少なくとも2つの部分がほぼ一直線の軌跡に沿って互いに対して可動であることを特徴とする、プラスチックの投与量から物品を圧縮成形するための装置が提供される。
【0028】
本発明のこの態様により、上記の少なくとも2つの部分が、これらの物品の切り下げ部に損傷を与えることなく、極めて縮小された移動空間で形成された物品から完全に分離することができる装置を実現することが可能になる。
【0029】
本発明の第3の態様において、接触位置で物品の切り下げ部を成形するために相互に可動である第1部および第2部を有するダイ手段を備え、このダイ手段が第1部を接触位置に配置するための配置手段と、接触位置で第2部を第1部に対して押すための押圧手段とを有することを特徴とする、物品を形成するための装置が提供される。
【0030】
本発明のこの態様により、ダイ手段の第1部および第2部を精密で反復可能な方法で配置することができる装置を実現することが可能になる。実際には、配置手段により絶対的に測定された接触位置を変更することなく、押圧手段は、接触位置において第2部を第1部に対して押すだけである。
【0031】
これにより、金型に望ましくないブローが生じたり形成された物品に欠陥が生じる恐れのある、ダイ手段の第1部および第2部の配置誤差をかなり減少させることができる。 本発明の第4の態様において、油圧式装置によって開閉可能な複数の金型を備え、この油圧式装置が、複数の金型の一部を駆動するために配置される油圧式回路手段と、該油圧式回路と別個であり、複数の金型の別の部分を駆動するために配置される別の油圧式回路手段とを備えることを特徴とする、物品を形成するための装置が提供される。
【0032】
本発明のこの態様により、金型の開閉時間を最適化することができる油圧式装置を備える装置を実現することが可能である。このように、油圧式装置の構成要素が極限作動状態を被る必要がなく、高い生産性を実現することができる。例えば、油圧式回路手段が第1油圧式回路を有し、別の油圧式回路手段が第2油圧式回路を有し、第1油圧式回路と第2油圧式回路は互いに別個であり、それぞれが上記の複数の金型の別々の部分を駆動するために配置される場合、成形中の特定の動作を完了させる目的で各金型が要する作動時間を倍速にすることが可能である。例えば、第1金型が成形すべきプラスチックの投与量を受け取った後、閉鎖を完了するための時間は、1つの油圧式回路のみが設けられる従来のケースの倍速となる。実際には、第2金型は第2油圧式回路に接続され第1金型から独立しているため、隣接する第2金型を駆動できるように、第1金型の閉鎖を完了する必要はない。第1金型の閉鎖は、第2金型に隣接し任意で第1油圧式回路に接続される第3金型の駆動を可能にするために、完了されなければならない。各金型が完全に自律し他の金型から独立する方法で各金型を駆動できるように、金型の数に匹敵する数の油圧式回路を設けることが可能である。
【0033】
非限定的例として、そのいくつかの実施例を例示する添付の図面を参照することにより、本発明はより十分に理解され実装され得る。
【0034】
図1から8を参照すると、プラスチックの投与量3から物品、詳細にはプレフォーム2を形成するための装置1が示されている。
【0035】
装置は、回転軸の周りを回転可能な成形カルーセルの周辺上に担持される複数の金型4を備える。各金型4は、回転軸に対して平行な成形軸Dに沿った方向で相互に接近する/離れて移動するように駆動可能な第1半金型5と、第2半金型6とを備える。
【0036】
第1半金型5は、壁10によって区分されるキャビティを備えた支持要素7を備える。上述のキャビティ内の中央に固定本体8が収容され、この本体によってパンチ9が支持要素7に固定される。
【0037】
指示要素7のキャビティ内に、成形軸Dと同軸である固定スリーブ要素11が固定される内部横断面12が設けられる。固定スリーブ要素11は下方に、壁10に向かって成形軸Dに対して半径方向に突出する当接部19を備える。当接部19は、通路部20を画定する距離だけ壁10から離れている。
【0038】
固定スリーブ要素11と壁10の間に成形軸Dに沿って摺動可能な可動スリーブ要素14が収容される。可動スリーブ要素14は上方に、横断面12に面し、支持要素7の内の可動スリーブ要素14の位置によって変わる距離だけ横断面12から離間する第1作動面15を備える。このように、第1作動面15、壁10の内面および固定スリーブ要素11の外面が、可動スリーブ要素14の位置によって成形軸Dに沿って測定される高さが変わる上部チャンバ16を画定する。
【0039】
可動スリーブ要素14は下方に、固定スリーブ要素11の当接部19上で停止するように成形された停止面18を備える。成形軸Dに対して横向きの第2作動面22を備える円筒形の付属物21が、停止面18から第2半金型6に向かって突出する。付属物21は、第2作動面22を当接部19より低い高さに配置するために、通路部20を横断することができる。
【0040】
停止面18を当接部19に接触するように配置するために可動スリーブ要素14を下方に押す流体、例えば圧縮空気が、導管17によって上部チャンバ16に供給される。上記の流体は、図示されないが導管17に接続されたタンク内に包含することができる。タンクが上方チャンバ16のものよりはるかに大きな容積を有する場合、チャンバ内の流体はほぼ一定の圧力を有すると言ってよい。
【0041】
可動スリーブ要素14の側面に、上部チャンバ16内の流体に密封作用を行うシールが配置される。
【0042】
図1および2に示すように固定スリーブ要素11と固定本体8の間に円筒形キャビティ23が形成されるように、固定スリーブ要素11は固定本体8に対して配置される。
【0043】
第1半金型5はさらに、部分的に支持要素7内に収容され、部分的にパンチ9を囲繞するように配置される保持スリーブ13を備える。保持スリーブ13は、パンチ9に対して成形軸Dに平行して摺動式に可動であり、共にパンチ9に面する円錐台面27および円筒形面79が形成され得る結合部24を備える。円筒形面79は、円錐台面27の上に配置される。
【0044】
結合部24は、成形軸Dに対して横方向に配置される接触面25によって上方で区分され、この結合部24から、円筒形キャビティ23内で受けられるような部分を有する円筒形部26が内部横断面12に向かって突出する。
【0045】
保持スリーブ13は、形成動作を促進するために、閉鎖動作中金型4の空気を吸引し、新規に成形されたプレフォーム2を容易に取り出すために、開放動作中金型4に空気を噴射するために使用される吸引および噴射導管50を備える。
【0046】
接触面25、壁10、付属物21、当接部19および円筒形部26の間に下方チャンバ28が画定され、成形軸Dに対して平行に測定されるその高さは、支持要素7に対する保持スリーブ13の位置によって可変である。下方チャンバ28は、図1および2に示すように、円筒形部26と固定スリーブ要素11の間に画定される空隙を介して円筒形キャビティ23のゾーン30と連通する。ゾーン30は、円筒形部26、固定スリーブ要素11および固定本体8によって区分される。別の導管29が、上方チャンバ16内に与えられる圧力を超えない圧力で、例えば圧縮空気など別の流体をゾーン30、次に下方チャンバ28に供給する。
【0047】
上述の別の流体は、図示されないが導管17に接続される別のタンク内に包含することができる。別のタンクが下方チャンバ28のものよりはるかに大きな容積を有する場合、、チャンバ内の別の流体はほぼ一定の圧力を有すると言ってよい。
【0048】
上方チャンバ16内の流体、および下方チャンバ28内の別の流体が圧縮空気である場合、導管17および別の導管29が接続されるタンクおよび別のタンクは、カルーセル上に設けることができる空気分配装置に周期的に接続することができる。このように、漏れが起こり得るため、上方チャンバ16および28内の圧力が過度に減少しないことが保証される。
【0049】
分配装置は、例えば6バールの比較的低圧の圧縮空気を工業用供給ラインから引き出すことができる。シールを備え分配装置の除去ポートを供給ラインの分配ポートに接続する回転継ぎ手が設けられる。供給ラインから入ってくる圧縮空気の圧力は比較的低いため、シールには回転継ぎ手内の漏れを防止するための複雑な配置は必要ない。
【0050】
分配装置はさらに、最初は供給ラインの圧力に匹敵する圧力を有する空気を例えば24バールの第1圧力値に達するまで圧縮し、下方チャンバ28にこれが供給される、第1倍加器を備える。
【0051】
分配装置はさらに、第1圧力値を超え、例えば48バールに等しい第2圧力値に達するまで空気を圧縮し、上方チャンバ16にこれが供給される、第2倍加器を備える。すでに圧力の第1増加を受けており、第2圧力値に達するまでさらに圧縮されることになっている空気流の一部を第1倍加器から受け取るために、第2倍加器を第1倍加器の下流に設けることができる。
【0052】
保持スリーブ13はその中央領域内の片側に、成形軸Dに対して横向きに配置され、壁10の下に固定される当接要素33によって担持式に受けられるように成形された別の停止面32によって下方で区分されるシールを備えた外部シール面31を備える。
【0053】
別の停止面32が当接要素33に接触するように、下方チャンバ28内の別の流体が保持スリーブ13を下方に押し下げる。
【0054】
パンチ9と保持スリーブ13の間に、成形動作中金型4を冷却するのに使用される温度調整導管34が設けられる。
【0055】
第1半金型5は、切り下げゾーンを備えるねじ山付ネックを備えるプレフォーム2の一部を成形するのに使用される一組の可動ダイ部35(図9から12にも示される)を備える。可動ダイ部35は、成形軸Dに対して、互いに向かって/互いから離れて駆動可能である。可動ダイ部35は、パンチ9を少なくとも部分的に囲繞し、上記のパンチに対して成形軸Dに平行して移動することができる。
【0056】
各可動ダイ部35は、少なくともプレフォーム2のねじ山付ネックの外面を成形するように適合した内部成形面36を備える。詳細には、プレフォームから容積が制限されたボトルを形成したいと望む場合、内部成形面36は、次にプレフォームが受ける延伸ブロー工程中、実質的な形状の変更を受けない外部ねじ山、環状突起およびカラーを備えるプレフォームのネックのみを成形する。一方、例えば1.5リットルの大容積のボトルを形成したいと望む場合、可動ダイ部35は、ネックのみではなく、ボトルの包含本体の一部を形成するようになされるプレフォームの中間部も成形する。
【0057】
各可動ダイ部35は、保持スリーブ13の円錐台面27と相互作用するのに好適な別の円錐台面37、および保持スリーブ13の円筒形面79と相互作用するために、別の円錐台面37の上に配置される別の円筒形面80によって外側を区分される。
【0058】
可動ダイ部35は、成形軸Dに対して横向きであり第2半金型6と相互作用するように成形された横断結合面57によって、下方で区分される。
【0059】
横断結合面57は、第2半金型6と相互作用するのに好適な円錐台形状の環状面60によって囲繞される。
【0060】
可動ダイ部35は上方に、図2に示すようにパンチ9の停止部78に当接可能な当接部77を備える。
【0061】
図14および15に示すように、可動ダイ部35を担持するキャリッジ38が設けられ、これは、誘導円柱40に沿って駆動バー41によって成形軸Dに平行して摺動式に移動することができる。以下に詳細に開示されるカムプロファイル49によって、キャリッジ38により可動ダイ部35が、図9および10に示すように閉鎖位置P1と離間位置P2の間を移動することが可能になる。閉鎖位置P1で可動ダイ部35は、少なくともプレフォーム2のネックを成形するために共に接触する。離間位置P2では、金型4からプレフォーム2を取り出すことができるように、可動ダイ部35は、プレフォーム2のネックを開放するために互いから離れて移動する。
【0062】
可動ダイ部35は、図13から15に示すように、第1支持アーム39aおよび第2支持アーム39bによってキャリッジ38上にそれぞれ支持される。第1支持アーム39aおよび第2支持アーム39bは、キャリッジ38に対して固定され成形軸Dに対して横向きに配置される支持円筒形バー43に沿ってEの方向に摺動することができる第1摺動部42aおよび第2摺動部42bをそれぞれ備える。
【0063】
円筒形バー43はその中間部に、第1支持アーム39aの第1摺動部42aを担持式に受けるように成形された円筒形突出物45を有する当接手段を備える。
【0064】
円筒形突出物45に対して第1摺動部42aを押すために、円筒形バー43の一部の周囲に配置される第1配置ばね46が設けられる。
【0065】
第1配置ばね46および円筒形突出物45は、第1支持アーム39aを上に装着される可動ダイ部35と共に精密で反復可能な方法で接触位置P1に配置することができる配置手段として作用する。
【0066】
装置1はさらに、第1配置ばね46より剛性が低い第2配置ばね47を備える押圧手段を備える。第2配置ばね47は、円筒形突出部45に対して第1配置ばね46が巻かれた部分と反対側の円筒形バー43の別の部分の周囲に配置される。
【0067】
第2配置ばね47は、第1支持アーム39a上に装着された可動ダイ部35に対して第2支持アーム39b上に装着された可動ダイ部35を押すために、第2摺動部42bに対して作用する。
【0068】
第2配置ばね47は第1配置ばね46より剛性が低いため、第2支持アーム39b上に装着された可動ダイ部35は、配置手段によって接触位置P1に保持される第1支持アーム39a上に装着された可動ダイ部35を有意に動かすことはできない。
【0069】
図15に示すように接触位置P1において、第2摺動部42bと円筒形突出物45の間に空隙Cを形成することが可能であることに留意されたい。空隙Cによって、接触位置P1において円筒形突出物45は、第2支持アーム39b上に装着された可動ダイ部35に影響を与えない。したがってこの部分は第1支持アーム39a上に装着された可動ダイ部35のみが配置される。
【0070】
これにより、可動ダイ部35を接触位置P1で成形軸Dに対して非常に精密に配置することが可能になる。
【0071】
第1摺動部42aおよび第2摺動部42b上に、成形軸Dに対して横向きのそれぞれの回転軸Gの周りを回転可能なローラ44がそれぞれ担持される。各ローラ44は、成形カルーセル上の固定位置に配置され図9から12に示される上述のカムプロファイル49に対して移動するように成形される。
【0072】
接触位置P1において、図11に示すようにローラ44はカムプロファイル49と相互作用しない。金型4からプレフォーム2を取り出すことを望むとき、駆動バー41によって誘導円柱40に沿ってキャリッジ38が移動され、その結果カムプロファイル49の各傾斜路とローラ44が相互作用し始め、ローラ44は、第1配置ばね46および第2配置ばね47によってそれぞれこの傾斜路との接触を維持される。
ローラ44は、それに沿って移動するカムプロファイル49のゾーンに従って、互いから離れたり互いに向かって移動したりする。詳細には示される実施例において、キャリッジ38が成形軸Dに沿って下方に移動するときローラ44は互いから離れて移動し、キャリッジ38が上方に移動するときローラ44は互いに向かって移動する。
【0073】
各ローラ44によって移動する第1摺動部42aおよび第2摺動部42bは、図13から15に示すようにEの方向で、互いから離れてまたは互いに向かって移動することができる。その結果可動ダイ部35はまた、図9から12に示すようにカムプロファイル49に対するローラ44の位置によって、互いから離れてまたは互いに向かって移動することができる。キャリッジ38が成形軸Dに対して平行に走行するとき、キャリッジ38上に装着された可動ダイ部35は、互いに対して一直線に移動することに留意されたい。
【0074】
このように可動ダイ部35は成形軸Dに対するその配向を変えずに移動することができる。
【0075】
図1から8に示すように、第2半金型6は、中央キャビティ53を区分する外部成形面55を内部に備えるダイ部54を備える。外部成形面55は、プレフォーム2が形成される側壁56および低壁81を外側に成形するのに好適である。
【0076】
ダイ部54はさらに、可動ダイ部35の横断結合面57に接触するように企図された別の横断結合面58を上方に備える。
【0077】
別の横断結合面58は、第1半金型5に向かって突出し、図4に示すように内部に円錐台形状を有し環状面60に接触するようにされる別の環状面61を備える環状突出物59によって周囲を区分される。別の横断結合面58および環状面60によって、ダイ部54に対して可動ダイ部35を正確に配置することが保証される。
【0078】
動作中第1半金型5および第2半金型6は最初は、図1に示すように中央キャビティ53内に投与量3のプラスチックを投入することができるように互いから離れている。
【0079】
キャリッジ38が、カムプロファイル49によって制御され接触位置P1に配置される可動ダイ部35を成形軸Dに対して平行に移動させる。次に可動ダイ部35は、保持スリーブ13と相互作用し始める。詳細には、別の円錐台面37が円錐台面27と相互作用し始める前に、可動ダイ部35の別の円筒形面80が保持スリーブ13の円筒形面79と相互作用し始める。これにより、可動ダイ部35を保持スリーブ13に対して正確に中央に配置することができる。さらに、図1に示すように可動ダイ部35は保持スリーブ13と完全に接触するようになり、円筒形面79は別の円筒形面80と協働し、円錐台面27は円錐台面37と協働して可動ダイ部35を接触位置P1に維持する。
【0080】
図1に示す構成において、保持スリーブ13は、下方チャンバ28内に包含される別の流体によって当接要素33に対して押される。
【0081】
次に第2半金型6が、成形軸Dに沿って第1半金型5に向けて進められる。一定の時間、図2に示すようにダイ部54は可動ダイ部35に接触するようになる。パンチ9は中央キャビティ53内で受けられ、可動ダイ部35に向かって流れる投与量3と相互作用し始める。
【0082】
第2半金型6が第1半金型5に向かって移動し続けると、ダイ部54が可動ダイ部35を押し上げ、可動ダイ部35が保持スリーブ13を持ち上げ、下方チャンバ28内に包含される別の流体を圧縮する。上述の別の流体が、保持スリーブ13と可動ダイ部35の接触を維持し、その結果結合部24が、別の円筒形面80および別の円錐台面37に下方チャンバ28内に包含される別の流体の圧力に比例する初期締付け力を付加する。この圧力は、上方チャンバ16内に包含される流体の圧力より小さいため、初期締付け力は著しく大きくはない。一方これらの成形段階において、可動ダイ部35にはまだ、これらを分離しやすいプラスチックが達していないため、可動ダイ部35の接触を維持するために大きな締付け力は必要ではない。
【0083】
同時に、噴射および吸引導管50によって、パンチ9と可動ダイ部35の間に形成される空隙を介して中央キャビティ53から空気が吸引される。これは、投与量3が上方に流れ、パンチ9、可動ダイ部35およびダイ部54の間に形成される形成チャンバ内に含まれる高温の空気によって、プラスチックが劣化するのを防ぐ助けとなる。上述のチャンバ内の空気は実際には、形成過程中に生成される大きな圧力によって著しく加熱されるようになる。
【0084】
続いて、第2半金型6が第1半金型5に接近し続けると、保持スリーブ13の接触面25は可動スリーブ要素14の第2作動面22に当接する。保持スリーブ13はしたがって、可動スリーブ要素14と相互作用し始め、これを支持要素7の内部横断面12に対して押し、上方チャンバ16内に包含される流体を圧縮する。同時にプラスチックが、プレフォーム3のねじ山付ネックを徐々に生成する成形面36付近に流れる。
【0085】
また図3に示すように当接部77が停止部78にぶつかると、可動ダイ部35したがって保持スリーブ13は上方ストロークを終える。投与量3を構成するプラスチックが、パンチ9、可動ダイ部35およびダイ部54の間に形成される形成チャンバを完全に満たす。
【0086】
この段階で、保持スリーブ13は、上方チャンバ16内の流体の圧力による最終締付け力によって可動ダイ部35を接触位置P1に維持する。より詳細には、上方チャンバ16内に包含される流体は、上方チャンバ16内の圧力に比例する第1力を可動スリーブ要素14に加える。成形軸Dに対してほぼ平行であり、可動ダイ部35に向けられる上述の第1力は、可動スリーブ要素14によって完全には保持スリーブ13に伝送されない。実際には可動スリーブ要素14上には、成形軸Dに対してほぼ平行であり支持要素7に向けられ、下方チャンバ28内の圧力に比例する第2力が加えられる。第1力および第2力は互いに反対方向であり、可動スリーブ要素14は、第1力から第2力を除くことによって得られる第3力を保持スリーブ13に伝送する。保持スリーブ13は次に、この第3力に比例する締付け力を可動ダイ部35に対して加える。
【0087】
上方チャンバ16内の圧力は下方チャンバ28内に存在するものより著しく大きいので、可動スリーブ要素14を支持要素7に対して押そうとする第2力は、可動スリーブ要素14が保持スリーブ13に向けて押される第1力より著しく小さい。このように第3力が獲得され、この第3力に比例し、下方チャンバ28内の圧力による初期締付け力より著しく大きい最終締付け力が実現する。これにより、図3に示すようにプラスチックがパンチ9と可動ダイ部35の間に形成される空間を満たし、ダイ部を互いから離れて移動させようとする推力をダイ部に加えるときですら、可動ダイ部35を接触位置P1に維持することが可能になる。
【0088】
保持スリーブ13が可動ダイ部35を相互接触に維持する締付け力は、最初はむしろ低く下方チャンバ28内の圧力に比例する。保持スリーブ13が可動スリーブ要素14と相互作用し始めると、上方チャンバ16内に包含される比較的高い圧力を有する流体が圧縮されるため、締付け力は非連続的にすなわちほとんど瞬間的に増加する。プラスチックが可動ダイ部35付近に到達するとき、上方チャンバ16内に包含される流体が圧縮され始めるように、金型4を構成する構成要素、特に保持スリーブ13および可動スリーブ要素14のストロークは範囲を決められる。このように、実際に必要とされる、すなわちプラスチックが可動ダイ部35を分離しようとするときのみ、締付け力が増加する。
【0089】
プレフォーム2がその形状を安定させるのに十分な時間金型4内に留まり、プレフォームを構成するプラスチックが十分に冷却された後、プレフォーム2からパンチ9のを容易に取り外すために、噴射および吸引導管50を介して第2半金型6内に空気が噴射される。
【0090】
第2半金型6は次いで、第1半金型5から離れて移動する。パンチ9は、すでに成形されたプレフォーム2から部分的に分離され、可動ダイ部35は保持スリーブ13によって互いに結合されたままであり、図4に示すようにねじ山付ネック上に形成される切り下げによってプレフォーム2を保持する。
【0091】
第2半金型6が第1半金型5から分離すると、可動ダイ部35は保持スリーブ13と共に、それぞれ上方チャンバ16および下方チャンバ28内に包含される流体の圧力の効果によって、図5に示す位置に達するまで支持要素7から離れて移動する。この位置において、可動スリーブ要素14の停止面18は固定スリーブ要素11の当接面19に接触しており、保持スリーブ13の別の停止面32は当接要素33に接触している。したがって、上方チャンバ16および下方チャンバ28の容積は最適である。
【0092】
続いて可動ダイ部35は、図6および7に示すようにキャリッジ38によって保持スリーブ13から分離するように下方に移動される。
【0093】
ねじ山付ネックの切り下げに接続する障害物を生成することなく、プレフォーム2のねじ山付ネックから可動ダイ部35を分離するように、カムプロファイル49が可動ダイ部35を互いから離れるように移動させる。この地点で、図8に示すように、プレフォーム2を金型4から取り出しその後の処理ステーションに移送することができる。
【0094】
図示されない実施形態において、著しく大きくない初期締付け力を可動ダイ部35に付加するために、上方チャンバ16および下方チャンバ28の代わりに比較的低い初期圧力を有する流体を移送する単一のチャンバを設けることができる。プラスチックが可動ダイ部35と相互作用し始めると、上述の単一チャンバに送られる流体の圧力は急激に著しく増大する。これにより、プラスチックが可動ダイ部35を分離しようとするときでさえ、可動ダイ部35を開放したままに維持するように、締付け力を増大させることが可能になる。
【0095】
図示されない別の実施形態において、徐々に増大する圧力値を有する流体をそれぞれ包含する3つ以上のチャンバを設けることができる。これにより、金型を閉鎖する際締付け力を十分に較正することができる。
【0096】
図16を参照すると、回転軸Hの周りを回転可能であり、図示されないが例えば図1から15を参照して上記に開示したタイプの複数の金型を周辺領域に備えるカルーセル68を備える装置100が示されている。
【0097】
各金型は、プラスチックの投与量を金型の内部に挿入することができる図1のタイプの開放位置と、例えばボトル用のプレフォームなど所望の物品を形成するために該投与量が成形される図3に示すタイプの閉鎖位置の間で可動である。金型を開放位置から閉鎖位置まで動かす、またはその逆を行うために、固定されたままの別の金型構成要素に対して金型構成要素を駆動することができる。例えば金型が図1から8に示すタイプである場合、第2半金型6は、下記に開示される油圧式装置によってパンチ9に対して移動される。
【0098】
上述の油圧式装置は、カルーセル68の上に装着される複数の金型の第1部分、詳細には第1半数を駆動する第1油圧式回路66と、上述の複数の金型の第2部分、詳細には第2半数を駆動する第2油圧式回路67とを備える。
【0099】
第1油圧式回路66および第2油圧式回路67は、交互にカルーセル68の上に装着される金型に接続される、すなわち第1油圧式回路66は、第2油圧式回路67に結合された複数の第2金型の2つの第2金型の間にそれぞれ介挿される複数の第1金型を駆動する、また逆も同様である。
【0100】
図17および18に示すように、第1油圧式回路66は、図示されないが、回転軸Hに対して平行に配置される第1入口導管82に、例えば油などの第1加圧駆動流体を移送する第1ポンプを備える。第1入口導管82は、回転軸Hの周りに延在する第1環状導管83につながり、この第1環状導管から複数の第1分配導管69が離れてつながっている。第1分配導管69は環状導管83に対して半径方向に配置され、回転軸Hの周囲で角度を有して等距離にある。
【0101】
各第1分配導管69は、カルーセル68の周辺領域に形成され、第1分配導管69に対して横向きに配置される複数の第1供給導管84と流体連通する。各第1供給導管84は、図示されないが金型の第1部分の第1金型に連結される対応する第1作動装置に第1駆動流体を導入することができる第1弁85に連結される。
【0102】
各第1弁85は、カルーセル68上に形成され、図20でよりはっきりと見ることができる第1シート86内に装着される。第1シート86は、回転軸Hを中心としカルーセル68の外周P付近に配置される第1外周C1に沿って配置される。第1シート86は、第1外周C1に沿って等距離で角度を成して離間している。
【0103】
さらに、第1弁85から入ってくる第1駆動流体を対応する第1差動装置に送ることができる第1接続導管87が各第1弁85に結合される。第1弁85は、対応する第1金型が開放しているとき、第1駆動流体を放出する第1放出チャネル88に隣接する。
【0104】
第1油圧式回路66はさらに、図16に示される、第1放出チャネル88から第1ポンプに第1駆動流体を送る第1戻り導管手段70を備える。
【0105】
同様に、図19および20に詳細に示される第2油圧式回路67は、図示されないが、回転軸Hに対して平行に配置された第2入口導管89に、例えば油などの第2加圧駆動流体を移送する第2ポンプを備える。第2入口導管89は、第2環状導管90につながり、この環状導管から複数の第2分配導管71が離れる方向へつながっている。第2分配導管71は第2環状導管90に対して半径方向に配置され、回転軸Hの周囲で角度を有して等距離にある。
【0106】
各第2分配導管71は、第2分配導管71対して横向きにカルーセル68上に形成される複数の第2供給導管91と流体連通する。第2供給導管91は、第1供給導管84が形成されるカルーセル68の周辺領域内の、第1供給導管84より内側の位置に配置される。
【0107】
各第2供給導管91は、図示されないが金型の第2部分の第2金型に連結される対応する第2作動装置に第2駆動流体を導入することができる第2弁92に連結される。
【0108】
各第1弁92は、カルーセル68上に形成され、図18でよりはっきりと見ることができる第2シート93内に装着される。第2シート93は、回転軸Hを中心とし第1外周C1より内側の位置に配置される第2外周C2に沿って配置される。第2シート93は、第2外周C2に沿って等距離で角度を成して離間している。第2シート93はさらに、第1シート86に対して中央軸Hの周りに角度を成して互い違いの位置に配置される。
【0109】
さらに、第2弁92から入ってくる第2駆動流体を対応する第2差動装置に送ることができる第2接続導管94が各第2弁92に結合される。第2弁92は、対応する第2金型が開放しているとき、第2駆動流体を放出する第2放出チャネル95に隣接して配置される。
【0110】
第2油圧式回路67はさらに、図16に示される、第2放出チャネル95から第2ポンプに第2駆動流体を送る第2戻り導管手段72を備える。
【0111】
動作中、第1油圧式回路66に結合される第1金型は最初、プラスチックを分配するための分配装置がプラスチックの投与量3を中に導入することができるように、開放位置にある。カルーセル68が回転軸Hの周りを回転し続けると、第1弁85は、図示されないが、上記の弁の位置を回転軸Hに沿って変更する第1カム手段と相互作用する。詳細には、第1金型が分配装置から投与量3を受け取った後、第1カム手段は、対応する第1弁85を駆動位置に配置し、第1供給導管84が第1接続導管87と連通する。したがって対応する第1作動装置に第1駆動流体が送られ、対応する第2半金型6を第1半金型5に対して移動させ、これにより第1金型を閉鎖する。
【0112】
第1金型が閉鎖すると、第1金型に隣接し開放位置に配置される第2金型が、プラスチックの投与量を受けるために分配装置と相互作用する。続いて第2油圧式回路67が、第1金型に関して上記に開示したのと同様の方法で第2金型を閉鎖する。第2油圧式回路67が第2金型を閉鎖し始めると、第1油圧式回路66は、第2油圧式回路67から独立しているため、第1金型の閉鎖を止めることができる。
【0113】
その間に、第1油圧式回路66に結合される第3金型に各投与量を供給できるように、第2金型は分配装置から離れて移動する。
【0114】
第1金型を完全に閉鎖した後、すでに形成されたプレフォームを冷却しその形状を安定させることができるように、第1駆動流体は、第1金型を閉鎖位置に維持するために第1作動装置内にとどまる。
【0115】
第1金型に関して上記に開示したのと全く同様の方法で第3金型を閉鎖するために、すでに第1金型を閉鎖した第1ポンプは、第1駆動流体を第3金型に送り始めることができる。
【0116】
第2油圧式回路67は次に、第3金型に隣接した位置に配置される第4金型など、カルーセル68上に装着されたすべての金型を閉鎖することができる。
【0117】
第1金型が開放位置をとらなければならないとき、第1カム手段が、第1差動装置内に包含される第1駆動流体を第1放出チャネル88内に排出することができる放出位置に第1弁85を配置する。これは、例えば第1接続導管87を第1放出チャネル88に連通させることによって実現することができる。そうすることにより、第1金型が開放し、対応するプレフォームを取り出すことができる。
【0118】
金型の第2部分の金型は、完全に同様の方法で開放することができる。
第1金型、すなわち他の全ての金型も同様に、閉鎖するために利用可能なインターバル時間が、単一駆動油圧式回路が設けられる従来のケースの2倍になることに留意されたい。この後者の場合、実際には全ての金型を駆動する単一の駆動油圧式回路が設けられるため、第1金型の閉鎖動作は、第2金型が閉鎖する前に完了しなければならない。
【0119】
3つ以上の数の油圧式回路を設けることが可能である。完全に自律し互いに独立した方法で金型を駆動し、金型の操作を最適化するために、金型の数と同一である油圧式回路の数を設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0120】
【図1】第1作動構成における物品を形成するための装置の一部の部分断面図である。
【図2】第2作動構成における図1の装置の図である。
【図3】第3作動構成における図1の装置の図である。
【図4】第4作動構成における図1の装置の図である。
【図5】第5作動構成における図1の装置の図である。
【図6】第6作動構成における図1の装置の図である。
【図7】第7作動構成における図1の装置の図である。
【図8】第8作動構成における図1の装置の図である。
【図9】いくつかの可動ダイ部を備える図1の装置の一部の斜視図である。
【図10】図9に示す装置の一部を上から見た図である。
【図11】図9に示す装置の一部の後部の斜視図である。
【図12】図9に示す装置の一部を後部の別の図である。
【図13】図9の可動ダイ部を支持するための支持アームを示す、部分的な側部断面図である。
【図14】図13の支持アームの平面図である。
【図15】図13の面XV−XVで切り取った断面図である。
【図16】油圧式回路手段および別の油圧式回路手段を備えた、物品を形成するための装置の一部の部分断面図である。
【図17】図16の油圧式回路手段を示す部分的な概略断面図である。
【図18】図17の油圧式回路手段を示す部分的な概略断面平面図である。
【図19】図16の別の油圧式回路手段を示す部分的な概略断面図である。
【図20】図19の別の油圧式回路手段を示す部分的な概略断面平面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プラスチックの投与量(3)から物品(2)を形成するための装置であって、前記投与量(3)を受けるためのキャビティ(53)、および前記物品(2)の切り下げ部を成形するために相互に可動である少なくとも2つの部分(35)を備えるダイ手段(54)と、前記少なくとも2つの部分(35)の接触を維持するために締付け力を加えるための流体手段とを備え、前記流体手段が、前記投与量(3)が前記キャビティ(53)内に実質的に包含されているとき適用可能な初期の力から、前記少なくとも2つの部分(35)が前記切り下げ部を成形するとき適用可能な最終的な力まで前記締付け力を非連続的に増大させるためのものであることを特徴とする装置。
【請求項2】
前記流体手段で満たされるチャンバ手段(16;28)をさらに備える、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記チャンバ手段(16;28)に前記流体手段を供給するのに好適な導管手段(17;29)をさらに備える、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記チャンバ手段(16;28)が、前記導管手段(17;29)の導管(29)によって前記流体手段の第1流体を受け取る第1チャンバ(28)を備える、請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記第1流体が、前記第1チャンバ(28)内で前記少なくとも2つの部分(35)に対して前記初期の力を生成する第1圧力を有する、請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記チャンバ手段(16;28)が、前記導管手段(17;29)の別の導管(17)によって前記流体手段の第2流体を受け取る第2チャンバ(16)を備える、請求項4または5に記載の装置。
【請求項7】
前記第2流体が、前記第2チャンバ(16)内で前記少なくとも2つの部分(35)に対して前記最終的な力を生成し前記第1圧力を超える第2圧力を有する、請求項5に従属する請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記第1チャンバ(28)および前記第2チャンバ(16)が、成形軸(D)に沿って延在する内部中空支持要素(7)の内側に配置される、請求項6または7に記載の装置。
【請求項9】
前記支持要素(7)の内部横断面(12)に固定され、前記成形軸(D)と同軸であるスリーブ手段(11)をさらに備える、請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記スリーブ手段(11)と、前記支持要素(7)の壁(10)の間に配置され、前記成形軸(D)に沿って可動な可動スリーブ手段(14)をさらに備える、請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記可動スリーブ手段(14)が第1端部に、前記金型軸Dに対して横向きであり、前記スリーブ手段(11)、前記壁(10)および前記内部横断面(12)と共に前記第2チャンバ(16)を区分する第1作動面(15)を備える、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記可動スリーブ手段(14)が前記第1端部と反対側の第2端部に、前記スリーブ手段(11)の当接部(19)に接触するように適合された停止面(18)を備える、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記当接部(19)が、前記スリーブ手段(11)から前記壁(10)まで横方向に延在する請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記停止面(18)から前記成形軸(D)に沿って、前記当接部(19)と前記壁(10)の間に配置される付属物(21)が突出する、請求項12または13に記載の装置。
【請求項15】
前記可動スリーブ手段(14)が、前記付属物(21)上に形成され、前記当接部(19)と前記少なくとも2つの部分(35)の間に介挿される第2作動面(22)を備える、請求項14に記載の装置。
【請求項16】
接触を維持するために前記少なくとも2つの部分(35)と相互作用することができる保持手段(13)をさらに備える、前記請求項のいずれか一項に記載の装置。
【請求項17】
前記保持手段(13)が、前記支持要素(7)に対して可動であり、部分的にその中に収容される請求項8から10のいずれか一項に従属する請求項16に記載の装置。
【請求項18】
前記保持手段(13)が、前記少なくとも2つの部分(35)と前記可動スリーブ手段(14)の間に配置される、請求項10から15のいずれか一項に従属する請求項16または17に記載の装置。
【請求項19】
前記保持手段(13)が、前記成形軸(D)に対して横向きであり、前記第2作動面(22)と相互作用するように成形される接触面(25)を備える、請求項15に従属する請求項16から18のいずれか一項に記載の装置。
【請求項20】
前記接触面(25)が、前記壁(10)、前記付属物(21)および前記当接部(19)と共に前記第1チャンバ(28)の一部を区分する、請求項19に記載の装置。
【請求項21】
前記保持手段(13)が、前記接触面(25)から前記内部横断面(12)まで突出する円筒形部(26)を備える、請求項19または20に記載の装置。
【請求項22】
前記支持要素(7)上に本体(8)が同軸に固定され、前記本体(8)が、中に前記円筒形部(26)を受ける前記第1チャンバ(28)のゾーン(30)を画定するように前記スリーブ手段(11)によって囲繞される、請求項21に記載の装置。
【請求項23】
前記保持手段が、円錐台面(27)によって内部を区分され前記円筒形部(26)の反対側に配置され、前記流体手段によって前記少なくとも2つの部分(35)の上に設けられる別の円錐台面(37)に対して押されるスリーブ(13)を備える、請求項21または22に記載の装置。
【請求項24】
前記保持手段(13)が、これにより前記支持要素(7)に結合される当接部(33)で停止することができる各停止面(32)を備える、請求項8から15のいずれか一項に従属する請求項16、または請求項17から23のいずれか一項に記載の装置。
【請求項25】
前記保持手段(13)が前記投与量(3)が成形されるとき、前記ダイ手段(54)から空気を吸入するための吸入手段(50)を備える、請求項16から24のいずれか一項に記載の装置。
【請求項26】
前記保持手段(13)が、前記物品(2)を前記ダイ手段(54)から取り出すとき、前記物品(2)付近に空気を噴射するための噴射手段(50)を備える、請求項16から25のいずれか一項に記載の装置。
【請求項27】
前記噴射手段および前記吸入手段が、前記保持手段(13)内に形成される共通の導管(50)を備える、請求項25に従属する請求項26に記載の装置。
【請求項28】
前記流体手段がガスを含む、前記請求項のいずれか一項に記載の装置。
【請求項29】
前記ダイ手段(54)が、回転軸(H)の周囲で回転可能なカルーセル(68)の周辺領域に配置される複数の金型(4)を有する形成手段に含まれる、前記請求項のいずれか一項に記載の装置。
【請求項30】
前記回転軸(H)が垂直方向に配置される、請求項29に記載の装置。
【請求項31】
前記複数の金型の各金型が油圧式装置によって開放および閉鎖可能である、請求項29または30に記載の装置。
【請求項32】
前記油圧式装置が、前記複数の金型の一部を駆動するために配置される油圧式回路手段(66)を備える、請求項31に記載の装置。
【請求項33】
前記油圧式回路手段(66)がポンプ手段を備える、請求項32に記載の装置。
【請求項34】
前記油圧式回路手段(66)が、これを使用して前記ポンプ手段によって加圧駆動流体が前記部分の各金型に移送される送達導管手段(69、82、83、84)を備える、請求項33に記載の装置。
【請求項35】
前記送達導管手段(69、82、83、84)が、前記回転軸(H)に対して実質的に平行な入り口導管(82)を備える、請求項34に記載の装置。
【請求項36】
前記送達導管手段(69、82、83、84)が、前記入り口導管(82)がつながり前記回転軸(H)の周囲に延在する環状導管(83)を備える、請求項35に記載の装置。
【請求項37】
前記送達導管手段(69、82、83、84)が、前記環状導管(83)から半径方向に延在する複数の分配導管(69)を備える、請求項36に記載の装置。
【請求項38】
前記送達導管手段(69、82、83、84)が、前記周辺領域に前記分配導管(69)に対して横向きに配置される複数の供給導管(84)を備える、請求項37に記載の装置。
【請求項39】
前記油圧式回路手段(66)が、これを使用して前記駆動流体が前記部分の各金型によって前記ポンプ手段に移送される戻り導管手段(70)を備える、請求項34から38のいずれか一項に記載の装置。
【請求項40】
前記油圧式回路手段(66)が、前記部分の対応する各金型に前記駆動流体を送るために駆動可能な複数の弁(85)を備える、請求項34から39のいずれか一項に記載の装置。
【請求項41】
前記複数の弁(85)を駆動するためのカム駆動手段をさらに備える、請求項40に記載の装置。
【請求項42】
前記油圧式回路手段(66)が、前記複数の弁(85)の各弁(85)と、前記部分の対応する金型の間に介挿される複数の接続導管(87)を備える、請求項40または41に記載の装置。
【請求項43】
前記複数の弁(85)の各弁(85)が、前記複数の接続導管(87)のそれぞれの接続導管(87)が前記送達導管手段(69、82、83、84)と流体連通する駆動位置と、前記それぞれの接続導管(87)が前記戻り導管手段(70)に接続された放出手段(88)と流体連通する放出位置との間で作動可能である、請求項40が請求項39に従属する際、請求項42に記載の装置。
【請求項44】
前記複数の弁(85)の各弁(85)が、前記周辺領域内に配置される外周(C1)に沿って配置される、請求項40から43のいずれか一項に記載の装置。
【請求項45】
前記複数の弁(85)の各弁(85)が前記外周(C1)に沿って等距離である、請求項44に記載の装置。
【請求項46】
前記油圧式回路手段(66)と別個の前記油圧式装置が、前記複数の金型の別の部分を駆動するために配置される別の油圧式回路手段(67)を備える、請求項32から45のいずれか一項に記載の装置。
【請求項47】
前記部分が前記複数の金型の半数を含み、前記別の部分が前記複数の金型の別の半数を含む、請求項46に記載の装置。
【請求項48】
前記部分の各金型が、前記別の部分の2つの連続する金型の間に介挿される、請求項46または47に記載の装置。
【請求項49】
前記別の油圧式回路手段(67)が別のポンプ手段を備える、請求項46が請求項33から45のいずれか一項に従属する際、請求項46から48のいずれか一項に記載の装置。
【請求項50】
前記別の油圧式回路手段(67)が、これを使用して前記別のポンプ手段によって、別の加圧駆動流体が前記別の部分の各金型に移送される別の送達導管手段(71、89、90、91)を備える、請求項49に記載の装置。
【請求項51】
前記別の送達導管手段(71、89、90、91)が、前記回転軸(H)に対して実質的に平行な別の入り口導管(89)を備える、請求項50に記載の装置。
【請求項52】
前記別の送達導管手段(71、89、90、91)が、前記回転軸(H)の周囲に延在し、前記別の入り口導管(89)がつながる別の環状導管(90)を備える、請求項51に記載の装置。
【請求項53】
前記別の送達導管手段(71、89、90、91)が、前記別の環状導管(90)から半径方向に延在する複数の別の分配導管(71)を備える、請求項52に記載の装置。
【請求項54】
前記別の送達導管手段(71、89、90、91)が、前記周辺領域内に前記別の分配導管(71)に対して横向きに配置される複数の別の供給導管(91)を備える、請求項53に記載の装置。
【請求項55】
前記別の油圧式回路手段(67)が、これを使用して前記別の駆動流体が、前記別の部分の各金型によって前記別のポンプ手段に移送される別の戻り導管手段(72)を備える、請求項50から54のいずれか一項に記載の装置。
【請求項56】
前記別の油圧式回路手段(67)が、前記別の部分の対応する各金型に前記別の駆動流体を送るために駆動可能な複数の別の弁(92)を備える、請求項50から55のいずれか一項に記載の装置。
【請求項57】
前記複数の別の弁(92)を駆動するためのカム駆動手段をさらに備える、請求項56に記載の装置。
【請求項58】
前記別の油圧式回路手段(67)が、前記複数の別の弁(92)の各別の弁(92)と、前記別の部分の対応する金型の間に介挿される複数の別の接続導管(94)を備える、請求項56または57に記載の装置。
【請求項59】
前記複数の別の弁(92)の各別の弁(92)が、前記複数の別の接続導管(94)のそれぞれの別の接続導管(94)が前記別の送達導管手段(71、89、90、91)と流体連通する駆動位置と、前記それぞれの別の接続導管(94)が前記別の戻り導管手段(72)に接続された別の放出手段(95)に流体連通する放出位置との間で作動可能である、請求項56が請求項55に従属する際、請求項58に記載の装置。
【請求項60】
前記複数の別の弁(92)の別の弁(92)が、前記周辺領域内に配置される別の外周(C2)に沿って配置される、請求項46が請求項44または請求項45に従属する際、請求項56から59のいずれか一項に記載の装置。
【請求項61】
前記複数の別の弁(85)の各弁(92)が前記別の外周(C2)に沿って等距離に離間する、請求項60に記載の装置。
【請求項62】
前記外周(C1)および前記別の外周(C2)が同軸である、請求項60または61に記載の装置。
【請求項63】
前記別の外周(C2)が前記外周(C1)の内側に配置される、請求項62に記載の装置。
【請求項64】
前記複数の弁(85)の弁(85)が、前記複数の別の弁(92)の別の弁(92)に対して角度を成して交互に配置される、請求項60から63のいずれか一項に記載の装置。
【請求項65】
前記投与量(3)を圧縮成形することによって容器プレフォーム(2)を形成することができるように、前記形成手段が成形される、請求項29から64のいずれか一項に記載の装置。
【請求項66】
前記少なくとも2つの部分(35)が、ほぼ一直線の軌跡に沿って互いに対して可動である、前記請求項のいずれか一項に記載の装置。
【請求項67】
前記少なくとも2つの部分(35)が第1部および第2部を備える、前記請求項のいずれかに記載の装置。
【請求項68】
前記第1部および第2部が、前記投与量(3)を成形するために前記ダイ手段(54)およびパンチ手段(9)が共にこれに沿って移動する接近方向(D)に平行して可動であるキャリッジ(38)の上に装着される、請求項67に記載の装置。
【請求項69】
前記キャリッジ(38)が、駆動バー手段(41)によって、前記接近方向(D)に対して平行して誘導手段(4)に沿って摺動式に駆動可能である、請求項68に記載の装置。
【請求項70】
前記第1部および前記第2部が、第1支持手段(39a)および第2支持手段(39b)にそれぞれ固定される、請求項67から69のいずれか一項に記載の装置。
【請求項71】
前記第1支持手段(39a)および前記第2支持手段(39b)が、前記軌跡に平行して互いに対して可動である第1摺動部(42a)および第2摺動部(42b)をそれぞれ備える、請求項67が請求項66に従属する際、請求項70に記載の装置。
【請求項72】
前記第1摺動部(42a)および第2摺動部(42b)が、前記接近方向(D)に対して横向きに配置される、前記キャリッジ(38)のバー(43)に沿って摺動式に可動である、請求項70が請求項68または請求項69に従属する際、請求項71に記載の装置。
【請求項73】
前記第1摺動部(42a)および第2摺動部(42b)が、前記バー(43)および前記接近方向(D)に対して横向きに配置されるそれぞれの回転軸(G)の周囲で回転可能な各ローラ(44)を備える、請求項72に記載の装置。
【請求項74】
前記回転軸(G)が前記バー(43)および前記接近方向(D)に実質的に直交する、請求項73に記載の装置。
【請求項75】
前記第1部および第2部を前記軌跡に沿って駆動するためにカムプロファイル(49)をさらに備える、請求項67が請求項66に従属する際、請求項67から請求項70のいずれか一項に記載の、または請求項71から請求項74のいずれか一項に記載の装置。
【請求項76】
前記カムプロファイル(49)が、前記ローラ(44)がこれに沿って走行することができ、前記接近方向(D)に対して平行な面に関して対称的に配置される一組の経路を備える、請求項73または74に従属する請求項75に記載の装置。
【請求項77】
前記切り下げ部を成形することができる接触位置(P1)に前記第1部を配置するための配置手段(45、46)をさらに備える、請求項67から76のいずれか一項に記載の装置。
【請求項78】
前記配置手段(45、46)が、前記接触位置(P1)で前記第1摺動部(42a)が突出物(45)に当接することができるように、前記バー(43)から横方向に突出する前記突出物(45)を備える、請求項72から74のいずれか一項に従属する請求項77、または請求項72から74のいずれか一項に従属する請求項75、または請求項76に記載の装置。
【請求項79】
前記突出物(45)が、前記バー(43)の長手軸に実質的に直交して前記バー(43)の中間部から突出する、請求項78に記載の装置。
【請求項80】
前記配置手段(45、46)が、前記接触位置(P1)で前記第1摺動部(42a)を前記突出物(45)に対して押すために配置される弾性手段(46)を備える、請求項78または79に記載の装置。
【請求項81】
前記弾性手段が、前記バー(43)の周囲に巻かれるらせんばね(46)を備える、請求項80に記載の装置。
【請求項82】
前記接触位置(P1)で前記第1部に対して前記第2部を押すために配置される押圧手段(47)をさらに備える、請求項77から81のいずれか一項に記載の装置。
【請求項83】
前記押圧手段が、前記弾性手段(46)より小さい剛性を有する別の弾性手段(47)を備える、請求項80または81に従属する請求項82に記載の装置。
【請求項84】
前記別の弾性手段が前記バー(43)の周囲に巻かれる別のらせんばね(47)を備える、請求項83に記載の装置。
【請求項85】
前記接触位置(P1)で前記第2摺動部(42b)と前記突出物(45)の間に空隙(C)が形成される、請求項78から81のいずれか一項に記載の、または請求項78から81のいずれか一項に従属する請求項82、または請求項83または84に記載の装置。
【請求項86】
油圧式装置(66;67)によって開閉可能な複数の金型を備え、前記油圧式装置が、前記複数の金型の一部を駆動するために配置される油圧式回路手段(66)、および前記油圧式回路手段(66)と別個であり、前記複数の金型の別の部分を駆動するために配置される別の油圧式回路手段(67)を備えることを特徴とする物品(2)を形成するための装置。
【請求項87】
前記部分が前記複数の金型の半数を有し、前記別の部分が前記複数の金型の残りの半数を有する、請求項86に記載の装置。
【請求項88】
前記部分の各金型が前記別の部分の2つの連続する金型の間に介挿される、請求項86または87に記載の装置。
【請求項89】
前記別の部分の各金型が前記部分の2つの連続する金型の間に介挿される、請求項86から88のいずれか一項に記載の装置。
【請求項90】
前記複数の金型(4)が、前記回転軸(H)の周囲で回転可能なカルーセル(68)の周辺領域内に配置される、請求項86から89のいずれか一項に記載の装置。
【請求項91】
前記回転軸(H)が垂直方向に配置される、請求項90に記載の装置。
【請求項92】
前記油圧式回路手段(66)がポンプ手段を備える、請求項86から91のいずれか一項に記載の装置。
【請求項93】
前記別の油圧式回路手段(67)が別のポンプ手段を備える、請求項92に記載の装置。
【請求項94】
前記油圧式回路手段(66)が、これを使用して前記ポンプ手段により、加圧駆動流体が前記部分の各金型に移送される送達導管手段(69、82、83、84)を備える、請求項92または93に記載の装置。
【請求項95】
前記送達導管手段(69、82、83、84)が、前記回転軸(H)に対して実質的に平行な入り口導管(82)を備える、請求項92が請求項90または91に従属する際請求項94に記載の装置。
【請求項96】
前記送達導管手段(69、82、83、84)が、前記回転軸(H)の周囲に延在し、前記入り口導管(82)が中に通じる環状導管(83)を備える、請求項95に記載の装置。
【請求項97】
前記送達導管手段(69、82、83、84)が、前記環状導管(83)から半径方向に延在する複数の分配導管(69)を備える、請求項96に記載の装置。
【請求項98】
前記送達導管手段(69、82、83、84)が、前記周辺領域内で前記分配導管(69)に対して横向きに配置される複数の供給導管(84)を備える、請求項97に記載の装置。
【請求項99】
前記別の油圧式回路手段(67)が、これを使用して前記別のポンプ手段により、加圧駆動流体が前記別の部分の各金型に移送される別の送達導管手段(71、89、90、91)を備える、請求項94が請求項93に従属する際請求項94から98のいずれか一項に記載の装置。
【請求項100】
前記別の送達導管手段(71、89、90、91)が、前記回転軸(H)に対して実質的に平行な別の入り口導管(89)を備える、請求項92が請求項90または91に従属する際、請求項99に記載の装置。
【請求項101】
前記送達導管手段(71、89、90、91)が、前記回転軸(H)の周囲に延在し、前記別の入り口導管(89)がこの中に通じる別の環状導管(90)を備える、請求項100に記載の装置。
【請求項102】
前記送達導管手段(71、89、90、91)が、前記別の環状導管(90)から半径方向に延在する複数の別の分配導管(71)を備える、請求項101に記載の装置。
【請求項103】
前記送達導管手段(71、89、90、91)が、前記周辺領域内で前記別の分配導管(71)に対して横向きに配置される複数の別の供給導管(91)を備える、請求項102に記載の装置。
【請求項104】
前記油圧式回路手段(66)が、これを使用して前記部分の各金型によって前記ポンプ手段に前記駆動流体が移送される戻り導管手段(70)を備える、請求項94から103のいずれか一項に記載の装置。
【請求項105】
前記別の油圧式回路手段(67)が、これを使用して前記別の部分の各金型によって前記別のポンプ手段に前記別の駆動流体が移送される別の戻り導管手段(72)を備える、請求項99から103のいずれか一項に従属する請求項104に記載の装置。
【請求項106】
前記油圧式回路手段(66)が、前記駆動流体を前記部分の対応する金型に送るために駆動可能である複数の弁(85)を備える、請求項94から105のいずれか一項に記載の装置。
【請求項107】
前記油圧式回路手段(66)が、前記複数の弁(85)の各弁(85)と前記部分の対応する金型の間に介挿される複数の接続導管(87)を備える、請求項106に記載の装置。
【請求項108】
前記複数の弁(85)の各弁(85)が、前記複数の接続導管(87)のそれぞれの接続導管(87)が、前記送達導管手段(69、82、83、84)と流体連通する駆動位置と、前記それぞれの接続導管(87)が前記戻り導管手段(70)に接続される放出手段(88)と流体連通する放出位置との間で作動可能である、請求項106が請求項104または105に従属する際請求項107に記載の装置。
【請求項109】
前記複数の弁(85)を駆動するためのカム駆動手段をさらに備える、請求項106から108のいずれか一項に記載の装置。
【請求項110】
前記複数の弁(85)の弁(85)が、前記周辺領域内に配置される外周(C1)に沿って配置される、請求項92が請求項90または91に従属する際請求項106から109のいずれか一項に記載の装置。
【請求項111】
前記複数の弁(85)の弁(85)が前記外周(C1)に沿って等距離である、請求項110に記載の装置。
【請求項112】
前記別の油圧式回路手段(67)が、前記別の駆動流体を前記別の部分の対応する金型に送るために駆動可能である複数の別の弁(92)を備える、請求項106が請求項99から103のいずれか一項に従属する、または請求項105に従属する際、請求項106から111のいずれか一項に記載の装置。
【請求項113】
前記別の油圧式回路手段(67)が、前記複数の別の弁(92)の各弁(92)と、前記別の部分の対応する金型の間に介挿される複数の別の接続導管(94)を備える、請求項112に記載の装置。
【請求項114】
前記複数の別の弁(92)の各別の弁(92)が、前記複数の別の接続導管(94)のそれぞれの別の接続導管(94)が、前記別の送達導管手段(71、89、90、91)と流体連通する駆動位置と、前記それぞれの別の接続導管(94)が前記別の戻り導管手段(72)に接続される別の放出手段(95)と流体連通する放出位置との間で作動可能である、請求項106が請求項105に従属する際請求項113に記載の装置。
【請求項115】
前記複数の別の弁(92)を駆動するための別のカム駆動手段をさらに備える、請求項112が請求項109に従属する際請求項112から114のいずれか一項に記載の装置。
【請求項116】
前記複数の別の弁(92)の別の弁(92)が、前記周辺領域内に配置される別の外周(C2)に沿って配置される、請求項112が請求項110または111に従属する際請求項112から115のいずれか一項に記載の装置。
【請求項117】
前記複数の別の弁(92)の別の弁(92)が、前記別の外周(C2)に沿って等距離に離間する、請求項116に記載の装置。
【請求項118】
前記外周(C1)および前記別の外周(C2)が等軸である、請求項116または117に記載の装置。
【請求項119】
前記別の外周(C2)が前記外周(C1)の内側に配置される、請求項118に記載の装置。
【請求項120】
前記複数の弁(85)の弁(85)が、前記複数の別の弁(92)の別の弁(92)に対して角度を成して交互に配置される、請求項116から119のいずれか一項に記載の装置。
【請求項121】
プラスチックの投与量(3)を圧縮成形することにより前記物品(2)を形成するように、前記複数の金型が成形される、請求項86から120のいずれか一項に記載の装置。
【請求項122】
前記投与量(3)から容器のプレフォーム(2)を形成するように前記複数の金型が成形される、請求項121に記載の装置。
【請求項123】
前記複数の金型の各金型が、前記物品(2)の切り下げ部を成形するために相互に可動である少なくとも2つの部分(35)を備える、請求項86から122のいずれか一項に記載の装置。
【請求項124】
前記少なくとも2つの部分(35)が、ほぼ一直線の軌跡に沿って互いに対して可動である、請求項123に記載の装置。
【請求項125】
前記少なくとも2つの部分(35)が第1部および第2部を備える、請求項123または124に記載の装置。
【請求項126】
前記第1部および第2部が、前記物品(2)を成形するために前記複数の金型の前記ダイ手段(54)およびパンチ手段(9)が共にこれに沿って移動する接近方向(D)に対して平行に可動であるキャリッジ(38)の上に装着される、請求項125に記載の装置。
【請求項127】
前記キャリッジ(38)が、駆動バー手段(41)によって、前記接近方向(D)に対して平行して誘導手段(4)に沿って摺動式に駆動可能である、請求項126に記載の装置。
【請求項128】
前記第1部および前記第2部が、第1支持手段(39a)および第2支持手段(39b)にそれぞれ固定される、請求項125から127のいずれか一項に記載の装置。
【請求項129】
前記第1支持手段(39a)および前記第2支持手段(39b)が、前記軌跡に平行して互いに対して可動である第1摺動部(42a)および第2摺動部(42b)をそれぞれ備える、請求項125が請求項124に従属する際請求項128に記載の装置。
【請求項130】
前記第1摺動部(42a)および第2摺動部(42b)が、前記キャリッジ(38)のバー(43)に沿って摺動式に可動であり、前記接近方向(D)に対して横向きに配置される、請求項128が請求項126または請求項127に従属する際、請求項129に記載の装置。
【請求項131】
前記第1摺動部(42a)および第2摺動部(42b)が、前記バー(43)および前記接近方向(D)に対して横向きに配置されるそれぞれの回転軸(G)の周囲で回転可能なそれぞれの回転可能ローラ(44)を備える、請求項130に記載の装置。
【請求項132】
前記回転軸(G)が前記バー(43)および前記接近方向(D)に実質的に直交する、請求項131に記載の装置。
【請求項133】
前記第1部および第2部を前記軌跡に沿って駆動するためにカムプロファイル(49)をさらに備える、請求項125が請求項124に従属する際請求項125から請求項128のいずれか一項に記載の、または請求項129から132のいずれか一項に記載の装置。
【請求項134】
前記カムプロファイル(49)が、前記ローラ(44)がこれに沿って走行することができ、前記接近方向(D)に対して平行な面に対して対称的に配置される一組の経路を備える、請求項131または132に従属する請求項133に記載の装置。
【請求項135】
前記切り下げ部が成形され得る接触位置(P1)に前記第1部を配置するための配置手段(45、46)をさらに備える、請求項125から134のいずれか一項に記載の装置。
【請求項136】
前記配置手段が、前記接触位置(P1)で前記第1摺動部(42a)が突出物(45)に当接することができるように、前記バー(43)から横方向に突出する前記突出物(45)を備える、請求項130から132のいずれか一項に従属する請求項135、または請求項130から132のいずれか一項に従属する請求項133、または請求項134に記載の装置。
【請求項137】
前記突出物(45)が、前記バー(43)の長手軸に実質的に直交して前記バー(43)の中間部から突出する、請求項136に記載の装置。
【請求項138】
前記配置手段(45、46)が、前記接触位置(P1)で前記第1摺動部(42a)を前記突出物(45)に対して押すために配置される弾性手段(46)を備える、請求項136または137に記載の装置。
【請求項139】
前記弾性手段が前記バー(43)の周囲に巻かれるらせんばね(46)を備える、請求項138に記載の装置。
【請求項140】
前記接触位置(P1)で前記第1部に対して前記第2部を押すために配置される押圧手段(47)をさらに備える、請求項135から139のいずれか一項に記載の装置。
【請求項141】
前記押圧手段が、前記弾性手段(46)より小さい剛性を有する別の弾性手段(47)を備える、請求項138または139に従属する請求項140に記載の装置。
【請求項142】
前記別の弾性手段が前記バー(43)の周囲に巻かれる別のらせんばね(47)を備える、請求項141に記載の装置。
【請求項143】
前記接触位置(P1)で前記第2摺動部(42b)と、前記突出物(45)の間に空隙(C)が形成される、請求項136から139のいずれか一項に記載の、または請求項136から139のいずれか一項に従属する請求項140、または請求項141または142に記載の装置。
【請求項144】
プラスチックの投与量(3)から物品(2)を圧縮成形するための装置であって、前記投与量(3)を受けるためのキャビティ(53)、および前記物品(2)の切り下げ部を成形するのに好適な少なくとも2つの部分(35)を備えるダイ手段(54)を備え、前記少なくとも2つの部分(35)が、ほぼ一直線の軌跡に沿って互いに対して可動であることを特徴とする装置。
【請求項145】
前記少なくとも2つの部分(35)が第1部および第2部を備える、請求項144に記載の装置。
【請求項146】
前記第1部および第2部が、前記投与量(3)を成形するために前記ダイ手段(54)およびパンチ手段(9)が共にこれに沿って移動する接近方向(D)に対して平行して可動であるキャリッジ(38)上に装着される、請求項145に記載の装置。
【請求項147】
前記キャリッジ(38)が、駆動バー手段(41)によって、前記接近方向(D)に対して平行して誘導手段(4)に沿って摺動式に駆動可能である、請求項146に記載の装置。
【請求項148】
前記第1部および前記第2部が、第1支持手段(39a)および第2支持手段(39b)にそれぞれ固定される、請求項145から147のいずれか一項に記載の装置。
【請求項149】
前記第1支持手段(39a)および前記第2支持手段(39b)が、前記軌跡に平行して互いに対して可動である第1摺動部(42a)および第2摺動部(42b)をそれぞれ備える、請求項148に記載の装置。
【請求項150】
前記第1摺動部(42a)および第2摺動部(42b)が、前記キャリッジ(38)のバー(43)に沿って摺動式に可動であり前記接近方向(D)に対して横向きに配置される、請求項148が請求項146または147に従属する際請求項149に記載の装置。
【請求項151】
前記第1摺動部(42a)および第2摺動部(42b)が、前記バー(43)および前記接近方向(D)に対して横向きに配置されるそれぞれの回転軸(G)の周囲を回転可能な各ローラ(44)を備える、請求項150に記載の装置。
【請求項152】
前記回転軸(G)が前記バー(43)および前記接近方向(D)に実質的に直交する、請求項151に記載の装置。
【請求項153】
前記第1部および第2部を前記軌跡に沿って駆動するためにカムプロファイル(49)をさらに備える、請求項145から請求項152のいずれか一項に記載の装置。
【請求項154】
前記カムプロファイル(49)が、前記ローラ(44)がこれに沿って走行することができ、前記接近方向(D)に対して平行な面に対して対称的に配置される一組の経路を備える、請求項153に記載の装置。
【請求項155】
前記切り下げ部が成形され得る接触位置(P1)に前記第1部を配置するための配置手段(45、46)をさらに備える、請求項145から154のいずれか一項に記載の装置。
【請求項156】
前記配置手段(45、46)が、前記第1摺動部(42a)が前記接触位置(P1)で突出物(45)に当接することができるように、前記バー(43)から横方向に突出する前記突出物(45)を備える、請求項150から152のいずれか一項に従属する請求項155、または請求項153が請求項150から152のいずれか一項に従属する際請求項153または154に記載の装置。
【請求項157】
前記突出物(45)が前記バー(43)の長手軸に実質的に直交して前記バー(43)の中間部から突出する、請求項156に記載の装置。
【請求項158】
前記配置手段(45、46)が、前記接触位置(P1)で前記第1摺動部(42a)を前記突出物(45)に対して押すために配置される弾性手段(46)を備える、請求項156または157に記載の装置。
【請求項159】
前記弾性手段が、前記バー(43)の周囲に巻かれるらせんばね(46)を備える、請求項158に記載の装置。
【請求項160】
前記接触位置(P1)で前記第1部に対して前記第2部を押すために配置される押圧手段(47)をさらに備える、請求項155から159のいずれか一項に記載の装置。
【請求項161】
前記押圧手段が、前記弾性手段(46)より小さい剛性を有する別の弾性手段(47)を備える、請求項158または159に従属する請求項160に記載の装置。
【請求項162】
前記別の弾性手段が前記バー(43)の周囲に巻かれる別のらせんばね(47)を備える、請求項161に記載の装置。
【請求項163】
前記接触位置(P1)で、前記第2摺動部(42b)と前記突出物(45)の間に空隙(C)が形成される、請求項156から159のいずれか一項に記載の、または請求項156から159のいずれか一項に従属する請求項160、あるいは請求項161または162に記載の装置。
【請求項164】
前記ダイ手段(54)が前記投与量(3)から容器のプレフォーム(2)を圧縮成形するための形成手段に含まれる、請求項144から163のいずれか一項に記載の装置。
【請求項165】
前記形成手段が、回転軸(H)の周囲で回転可能なカルーセルの周辺上に配置される複数の金型を備える、請求項164に記載の装置。
【請求項166】
前記回転軸(H)が実質的に垂直方向に配置される、請求項165に記載の装置。
【請求項167】
物品(2)を形成するための装置であって、ダイ手段(54)が、接触位置(P1)で前記物品(2)の切り下げ部を成形するために相互に可動な第1部および第2部を有し、前記第1部を前記接触位置(P1)に配置するための配置手段(45、46)、および前記接触位置(P1)で前記第2部を前記第1部に対して押すための押圧手段(47)を備えることを特徴とする装置。
【請求項168】
前記第1部および第2部が、前記物品(2)を成形するためにこれに沿って前記ダイ手段(54)およびパンチ手段(9)が相互に接近する接近方向(D)に対して平行に可動であるキャリッジ(38)の上に装着される、請求項167に記載の装置。
【請求項169】
前記キャリッジ(38)が、駆動バー手段(41)によって、前記接近方向(D)に対して平行して誘導手段(4)に沿って摺動式に駆動可能である、請求項168に記載の装置。
【請求項170】
前記第1部および前記第2部が、第1支持手段(39a)および第2支持手段(39b)にそれぞれ固定される、請求項167から169のいずれか一項に記載の装置。
【請求項171】
前記第1支持手段(39a)および前記第2支持手段(39b)が、前記第1部および前記第2部を前記接触位置(P1)と離間位置(P2)の間で移動するように互いに対して可動である第1摺動部(42a)および第2摺動部(42b)をそれぞれ備える、請求項170に記載の装置。
【請求項172】
前記第1摺動部(42a)および第2摺動部(42b)が前記キャリッジ(38)のバー(43)に沿って摺動式に可動であり、前記接近方向(D)に対して横向きに配置される、請求項170が請求項168または169に従属する際、請求項171に記載の装置。
【請求項173】
前記配置手段(45、46)が、前記第1摺動部(42a)が前記接触位置(P1)で当接することができる突出物(45)を備える、請求項171または172に記載の装置。
【請求項174】
前記突出物(45)が前記バー(43)から横方向に突出する、請求項172に従属する請求項173に記載の装置。
【請求項175】
前記突出物(45)が、前記バー(43)の長手軸に実質的に直交して前記バー(43)の中間部から突出する、請求項174に記載の装置。
【請求項176】
前記配置手段(45、46)が、前記接触位置(P1)で前記第1摺動部(42a)を前記突出物(45)に対して押すために配置される弾性手段(46)を備える、請求項173から175のいずれか一項に記載の装置。
【請求項177】
前記弾性手段が、前記バー(43)の周囲に巻かれるらせんばね(46)を備える、請求項174または175に従属する請求項176、または請求項172に従属する請求項173に記載の装置。
【請求項178】
前記接触位置(P1)で前記第1部に対して前記第2部を押すために配置される押圧手段(47)をさらに備える、請求項167から177のいずれか一項に記載の装置。
【請求項179】
前記押圧手段が、前記弾性手段(46)より剛性が小さい別の弾性手段(47)を備える、請求項176または177に従属する請求項178に記載の装置。
【請求項180】
前記接触位置(P1)で、前記第2摺動部(42b)と前記突出部(45)の間に空隙(C)が形成される、請求項173から177のいずれか一項に記載の、または請求項173から177のいずれか一項に従属する請求項178、または請求項179に記載の装置。
【請求項181】
前記ダイ手段(54)がプラスチックの前記投与量(3)から前記物品(2)を圧縮成形するための形成手段に含まれる、請求項167から180のいずれか一項に記載の装置。
【請求項182】
前記形成手段が、前記投与量(3)から容器のプレフォーム(2)を形成するように成形される、請求項181に記載の装置。
【請求項183】
前記形成手段が、回転軸(H)の周囲で回転可能なカルーセルの上に装着される複数の金型を備える、請求項181または182に記載の装置。
【請求項184】
前記回転軸(H)が実質的に垂直方向である、請求項183に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公表番号】特表2009−504437(P2009−504437A)
【公表日】平成21年2月5日(2009.2.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−525538(P2008−525538)
【出願日】平成18年8月1日(2006.8.1)
【国際出願番号】PCT/EP2006/064921
【国際公開番号】WO2007/017418
【国際公開日】平成19年2月15日(2007.2.15)
【出願人】(507015435)サクミ コオペラティヴァ メッカニチ イモラ ソシエタ コオペラティヴァ (22)
【Fターム(参考)】