説明

畜舎及び家畜の飼育方法

【課題】シンプルな構成によって畜舎内の温度変動を抑制でき、且つ安価に建築可能な畜舎を提供する。また、該畜舎を用いて、高品質の家畜を効率的に飼育する方法を提供する。
【解決手段】左右略中央を貫通する中央通路7と該中央通路7と直交して左右に並設された横穴状の飼育舎8,…を有する畜舎本体1,畜舎本体1を囲繞する囲壁2,並びに囲壁2内に配置され、少なくとも飼育舎8,…を覆う覆土3を具えてなる畜舎である。覆土3によって畜舎本体1内の温度変動を抑制し、高品質の家畜を効率的に飼育し肥育することができる。地中及び覆土3内に設けられた吸気配管4を通り、更には熱交換器6によって地下水と熱交換されることによって、吸気は年間を通じてほぼ一定の温度に保たれ、より確実に温度変動を抑制できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、畜舎、及び該畜舎を用いた家畜の飼育方法に関する。
【背景技術】
【0002】
畜舎内で家畜を健康に飼育するためには、当該畜舎内の温度,湿度等の飼育環境を厳密に維持管理する必要があり、冷暖房機器又は送風機が頻用される。例えば、豚の生育に適した温度範囲は約15乃至25℃とされるが、豚の体熱によって豚舎内の温度は容易に上昇し、豚の体力を奪い疾病の要因となる。この温度上昇は、特に、夏場において顕著である。そのため、冷房機器によって温度調節を行い、又は送風機によって熱を逃し、豚舎内温度を前記温度範囲に保つ努力がなされている。
【0003】
冷暖房機器又は送風機を稼動させるためにはエネルギーを必要し、特に多数の家畜を飼育する大型の畜舎では、甚大なエネルギーを消費する。エネルギー消費を抑制するために、例えば、吸水材料を含む吸水体が配されていることを特徴とする動物舎が開示されている(例えば、特許文献1参照)。高分子材料等の吸水材料を含む吸水体を動物舎の屋根や壁に配し、前記吸水材料に保持された水が日照のエネルギーにより気化する際に奪う気化熱を利用して、動物舎内の温度上昇を防止するものである。
【0004】
【特許文献1】特開2005−130760号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載の動物舎は、吸水材料で保持可能な水量に限りがあり、対象とする動物舎が大型となるほど多量の吸水材料を必要とする。特許文献1に例示される犬小屋等の小型の動物舎には適用可能であるものの、大型の畜舎に適用するには極めて多量の吸水材料が必要であり、現実的ではない。吸水材料の漏出による環境汚染を防止するためには、例えば特許文献1に記載される様に、水透過性袋状体で吸水材料を包み可とう性網状体で固定する等の対策が必要であるが、吸水材料が動物舎の屋根や壁に直接接触しないから、熱伝導効率が低く効率的に冷却できない。また、多量の吸水材料を用いて吸水体を作成するために、多額の費用が必要である。
【0006】
上記問題点に鑑み、本発明は、シンプルな構成によって、畜舎内の温度変動を抑制でき、且つ安価に建築可能な畜舎を提供することを課題とする。また、該畜舎を用いて、高品質の家畜を効率的に飼育する方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の発明者は、地中温度がほぼ一定に保たれることに着目し、建築物を土で覆うことによって建築物内の温度変動を抑制できることを見出した。即ち、第1の発明は、
(A)左右略中央を貫通する中央通路と、該中央通路と直交して左右に並設された横穴状の飼育舎を有する畜舎本体
(B)畜舎本体を囲繞する囲壁
(C)囲壁内に配置され、少なくとも飼育舎を覆う覆土
上記(A),(B)及び(C)を具えてなることを特徴とする畜舎である。
【0008】
第2の発明は、第1の発明に係る畜舎であって、
(D)略中央部が地中に埋設され、覆土内に延出された側の端部が畜舎本体内で開口し、他端が囲壁外の地上で開口する吸気配管
(E)覆土を貫通し、畜舎本体内と外気とを連通する排気配管
上記(D)及び(E)を具えてなる。
【0009】
第3の発明は、第1又は第2の発明に係る畜舎であって、吸気配管に、地下水と吸気との熱交換を行う熱交換器が取り付けられてなる。
【0010】
第4の発明は、飼育舎が、前記中央通路の一端側から順に、母豚舎,分娩舎,仔豚舎及び肥育舎とされ、且つ、母豚舎と連通する中央通路の一部が幅広くされて設けられた給餌場上部の屋根が透光性材料で作成されてなると共に、前記給餌場上部の屋根を除く全ての屋根及び壁が覆土されてなる第1乃至第3の発明の何れかに係る畜舎である。
【0011】
第5の発明は、第1乃至第4の発明の何れかに係る畜舎で家畜を飼育する、家畜の飼育方法である。
【発明の効果】
【0012】
本発明に係る畜舎は、屋根及び壁が覆土されているから、畜舎本体内の温度変動を抑制できる。それによって、冷暖房又は送風のためのエネルギーを節約することができる。
【0013】
吸水材料等の効果な材料を必要とせず、シンプルな構成で安価に建築でき、家畜の畜舎への搬出入及び各房への移動が容易である。
【0014】
覆土が防音効果を有するから、畜舎内の静寂を保ち又は雑音の影響を排して畜舎内に音楽を流すことによって、家畜のストレスを回避できる。より良好な飼育環境を保つことによって、高品質の畜産物を得ることができる。また、その一方で、家畜の啼き声を初めとする、畜舎内で生じる音が周囲に漏れ難く、近隣の住環境を侵すことを回避できる。畜舎本体が外から見えないため、外観も良い。
【0015】
第2の発明に係る畜舎によれば、吸気配管を通った新鮮な吸気が畜舎本体内に導かれると共に、排気配管を介して畜舎本体内の空気が排出される。地中及び覆土内の温度は年間を通じてほぼ一定に保たれているから、吸気配管内を通った吸気も年間を通じてほぼ一定の温度に保たれていて、畜舎本体内の温度変動をより確実に抑制できる。畜舎本体内の温度が上昇し易い夏場において、特に顕著な効果を発揮する。
【0016】
第3の発明に係る畜舎は、年間を通してほぼ一定の温度を保つ地下水との熱交換によって、吸気温度の季節間変動を更に確実に抑制できる。
【0017】
第4の発明に係る畜舎は、母豚房と連通する給餌場のみが屋根から採光されているから、母豚は自身の意思で、明るい給餌場及び暗い母豚房を自由に行き来できる。母豚がストレスを受けず、健全に生活し、出産を迎えることができる。一方、出産直後から肉豚として出荷されるまでの間、仔豚は常に肥育に適した暗所に置かれるから、品質の高い肉豚を生産することができる。更に、母豚舎,分娩舎,仔豚舎及び肥育舎がこの順番で連設されているから、隣の飼育舎に移動させるだけで、仔豚の成育に適した環境を維持することができる。また、母豚舎及び肥育舎が畜舎の端部に配置されているから、母豚の畜舎への搬入及び肉豚の畜舎からの搬出が容易である。
【0018】
第5の発明によれば、上記第1乃至第4の発明の何れかに係る畜舎を用いて飼育することにより、高品質の家畜を、効率良く飼育することが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ詳しく説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0020】
図1は、本発明に係る畜舎の平面断面図である。図2は、図1のA−A線断面図である。図3は、図1のB−B線断面図である。また、図4は、本発明に係る畜舎の吸気口付近を示す要部側方視断面図である。尚、図中、白抜きの矢印は、気流又は水流の向きを示す。
【0021】
本発明に係る畜舎は、図1乃至図3に示される様に、畜舎本体1,囲壁2及び覆土3を具えてなる。畜舎本体1は、左右略中央を貫通する中央通路7と、該中央通路7と直交して左右に並設された横穴状の飼育舎8,…を有している。囲壁2が前記畜舎本体1を囲繞する様に立設され、囲壁2内に配置された覆土3によって、少なくとも飼育舎8,…が覆われている。
【0022】
畜舎本体1は、鉄筋コンクリート造の建築物であって、その基礎及び一部部材を除き、地上に建築されている。畜舎本体1は、地下に建設されていても良いが、畜舎本体1の建築及び畜舎本体1への家畜の搬出入を容易ならしめるために、地上に建築されることが好ましい。
【0023】
略平板状のコンクリート製枠材が、その一部を地中に埋設されて連設され、囲壁2が形成されている。該囲壁2によって、畜舎本体1は囲繞されている。囲壁2の材質は、覆土3を支えるに充分な強度を有するものであれば、特に限定されない。また、囲壁2の形状は特に限定されず、例えば、略L字状断面を有する枠材が、該枠材の一面を地面に接する様にして載置されて連設されていても良く、又は囲壁2が一体的に打設されて形成されていても良い。
【0024】
囲壁2の内部には、覆土3が配置され前記囲壁2内に保持されていて、覆土3によって、畜舎本体1の屋根及び壁が覆われている。覆土3は、畜舎本体1内の温度変動を抑制する。覆土3の上端面は、外方へ向けてなだらかな傾斜で徐々に低くされていて、覆土3に吸収されなかった余剰の雨水は囲壁2外へ流出するが、覆土3は流出し難い構成とされている。
【0025】
覆土3によって、必ずしも、畜舎本体1の屋根及び壁全体が覆われている必要は無く、少なくとも中央通路7を除く飼育舎8,…の屋根及び外壁が覆われていれば良い。好ましくは、給餌場7a上部の屋根が透光性材料で作成され、前記給餌場7a上部の屋根を除く全ての屋根及び壁が覆土されていることが好ましい。この場合において、透光性材料の材質は特に限定されず、例えば、ポリメタクリル酸エステル等の合成樹脂又はガラスを用いることができる。
【0026】
覆土3の量は、囲壁2及び畜舎本体1が覆土3の荷重に堪えられれば特に限定されないが、何れの箇所においても1.0m以上3.0m以下とされていることが好ましい。覆土3が1.0m以上とされることによって、温度変動の抑制と防音の充分な能力を発揮できるからであり、また、覆土3が3.0m以下であれば、その荷重に堪えられる畜舎本体1を建築することが容易だからである。
【0027】
畜舎本体1の左右略中央には、畜舎本体を貫通する中央通路7が設けられている。中央通路7に連通する多数の飼育舎8,…が、前記中央通路7と直交するようにして、左右に並設されている。飼育舎8,…の床下には排尿ピット9,9が穿設され、飼育舎8,…の床の一部は簀の子張りとされていて、家畜の放出した屎尿を集め効率的に廃棄できる構成とされている。
【0028】
飼育舎8,…は、中央通路7と連通する部分のみが開口した、一端開口の構造とされている。飼育舎8,…は、中央通路7の手前側の一端から順に、母豚舎81,…,分娩舎82,…,仔豚舎83,…,及び肥育舎84,…とされている。中央通路7の母豚舎81,…と連通する部分は幅広くされ、給餌場7aが設けられていて、更に母豚舎81,…と給餌場7aの間に排便場7bが設けられている。
【0029】
母豚は、母豚舎81,…,排便場7b,及び給餌場7aの間を自由に行き来できる。母豚自身の意思に任せて、給餌場7aにおいて摂食し、歩行して運動し、又は日光浴をすることができる。苦痛やストレスによる異常行動及びそれによって惹起される感染症等の原因とされ、動物愛護の立場から問題視されているストール飼いを回避することができる。
【0030】
産期の近付いた母豚は、隣接する分娩舎82,…の分娩房82e,…に移され、食事等の世話を受けて、安全に出産を行うことができる。産後、母豚は母豚舎81,…へ移されて産前同様の生活を送り、一方仔豚は仔豚舎83,…に移される。これによって、仔豚が母豚に押し潰されて圧死する事故が、回避される。分娩舎82,…は柵,壁材等の仕切り材10,…によって仕切られていて、分娩房82e,…の他、雄豚を収容する雄豚房82a,…,雌豚を一時的に収容し人工授精を行う人工授精雌豚房82b,…,雄豚から精液を採取する採取室82c,…,及び精液の希釈,瓶詰め,冷蔵保存等を行う精液処理室82d,…が設けられている。これら全てが分娩舎82,…内に設けられることによって、効率的な人工授精が可能とされている。
【0031】
仔豚舎83,…には、仕切り材10,…によって仕切られた、仔豚房83a,…が設けられている。仔豚舎83,…に移された仔豚は、個別の仔豚房83a,…に入れられて飼育される。これによって、仔豚同士で餌を奪い合うことが回避され、何れの仔豚にも充分な餌を与えることができる。また、スペースの限られた仔豚房83a,…で運動をさせずに飼育するから、短期間で成長させ肥え太らせることができる。
【0032】
肥育舎84,…には、仕切り材10,…で仕切られた肥育房84a,…が設けられている。肥育房84a,…は、仔豚房83a,…よりも広くされている。肥育房84a,…は、必ずしも全てが等しい広さとされていることに限られず、広さの異なる肥育房84a,…が設けられていても良い。好ましくは、肥育房84a,…は、仔豚舎83,…に近い側の肥育舎84,…から順次広くなる様に設けられる。仔豚舎83,…で充分に肥育された豚は、その後の成長に伴って肥育舎84,…へ移され、体躯に適した広さの肥育房84a,…で飼育され出荷される。
【0033】
本発明の畜舎は、叙上の通り、豚の成長や出産に適した飼育舎8,…が、区画化されて多数設けられている。しかも、順次隣接する区画の飼育舎8,…に豚を移すだけで、豚の成長に合わせて、適した飼育環境を与えることができる。母豚舎81,…及び肥育舎84,…が畜舎の端部に配置されているから、購入した母豚を畜舎内に搬入し、又は出荷のために肉豚を搬出することが容易である。これらの理由により、効率的な養豚が可能となる。
【0034】
略中央部が地中に埋設され、覆土3内に延出された側の端部が畜舎本体1内で開口し、他端が囲壁2外の地上で開口する吸気配管4が設けられている。吸気配管4の一端は、囲壁2外部の地上に延出された開口端が吸気口4aとされ、吸気配管4の他端は畜舎本体1内で開口している。吸気口4a及び畜舎本体1内開口付近にはそれぞれファン4b,4bが設けられていて、該吸気口4aから吸入された吸気は、吸気配管4を通って畜舎本体1内に導かれ、多数穿孔されたシート11を介して飼育舎に至る構成とされている。シート11によって圧力差が解消され、畜舎本体1内各所に、均等な圧力で吸気される構成とされている。
【0035】
畜舎本体1内から屋根及び覆土3を通り、覆土3上方に開口端を有する排気配管5,…が設けられている。排気配管5,…の略中央部にはファン5a,…が設けられていて、該ファン5a,…によって、畜舎本体1内の空気は屋外に排出される構成とされている。
【0036】
上記の様に構成した本発明の畜舎においては、年間を通じてほぼ一定の温度に保たれる地中及び覆土3内に吸気配管4が設けられていて、吸気配管4内を通る吸気も年間を通じてほぼ一定の温度に保たれる。当該吸気が畜舎本体1に吸入され、畜舎本体1内の空気が排気配管5,…から排出されることによって、覆土3による効果と相俟って、畜舎本体1内の温度変動はより確実に抑制される。
【0037】
吸気配管4の吸気口4a付近には、図2乃至図4に示される様に、熱交換器6が、その外周面を吸気配管4の内周面に当接する様にして設けられている。熱交換器6には、地下水の水流入口6a及び水流出口6bが突設されると共に、吸気流方向の貫通孔6c,…が穿設されている。地下水が、図示しないポンプによって水流入口6aから流入し、水流出口6bから流出する構成とされていて、吸気は貫通孔6c,…を通る間に地下水と熱交換される。地下水は、年間を通じてほぼ一定の温度に保たれているから、外気温の高い夏季にあっては冷房の、対して外気温の低い冬季にあっては暖房の効果が得られる。熱交換後、水流出口6bから流出した地下水は、畜舎本体1内に通じる配管を通し、家畜用の飲用水として用いることもできる。熱交換器6の取付位置は特に限定されず、吸気配管4の任意位置であってよいが、地面を深く掘削する必要が無く設置容易な吸気口4a付近であることが好ましい。
【0038】
叙上の通り、本発明の畜舎及び該畜舎を用いた飼育方法は豚の効率的な飼育及び肥育に有用であるが、それに限られず、牛,鶏等の豚以外の家畜の肥育にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明に係る畜舎の平面断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】本発明に係る畜舎の吸気口付近を示す要部側方視断面図である。
【符号の説明】
【0040】
1 畜舎本体
2 囲壁
3 覆土
4 吸気配管
4a 吸気口
4b ファン
5 排気配管
5a ファン
6 熱交換器
6a 水流入口
6b 水流出口
6c 貫通孔
7 中央通路
7a 給餌場
7b 排便場
8 飼育舎
81 母豚舎
81a 母豚房
82 分娩舎
82a 雄豚房
82b 人工授精雌豚房
82c 採取室
82d 精液処理室
82e 分娩房
83 仔豚舎
83a 仔豚房
84 肥育舎
84a 肥育房
9 排尿ピット
10 仕切り材
11 シート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(A)左右略中央を貫通する中央通路と、該中央通路と直交して左右に並設された横穴状の飼育舎を有する畜舎本体
(B)畜舎本体を囲繞する囲壁
(C)囲壁内に配置され、少なくとも飼育舎を覆う覆土
上記(A),(B)及び(C)を具えてなることを特徴とする畜舎。
【請求項2】
(D)略中央部が地中に埋設され、覆土内に延出された側の端部が畜舎本体内で開口し、他端が囲壁外の地上で開口する吸気配管
(E)覆土を貫通し、畜舎本体内と外気とを連通する排気配管
上記(D)及び(E)を具えてなることを特徴とする請求項1に記載の畜舎。
【請求項3】
吸気配管に、地下水と吸気との熱交換を行う熱交換器が取り付けられてなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の畜舎。
【請求項4】
飼育舎が、前記中央通路の一端側から順に、母豚舎,分娩舎,仔豚舎及び肥育舎とされ、且つ、母豚舎と連通する中央通路の一部が幅広くされて設けられた給餌場上部の屋根が透光性材料で作成されてなると共に、前記給餌場上部の屋根を除く全ての屋根及び壁が覆土されてなることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の畜舎。
【請求項5】
請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の畜舎で家畜を飼育することを特徴とする家畜の飼育方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−29118(P2010−29118A)
【公開日】平成22年2月12日(2010.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−195673(P2008−195673)
【出願日】平成20年7月30日(2008.7.30)
【出願人】(508230983)
【Fターム(参考)】