説明

発光玩具

【課題】レンチキュラーレンズにより絵模様の変化を楽しむことができるとともに、鮮やかな絵模様を楽しむことができる発光玩具の提供。
【解決手段】透明部材で形成された導光板31と、導光板31の側面から内部へ光を照射する発光ダイオード34,35と、導光板31に形成されて当該導光板31内に照射された光を乱反射させる装飾部5と、装飾部5を覆うように導光板31に並設されたレンチキュラーレンズ32,33と、を備える発光玩具1。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、発光玩具に関し、特に、レンチキュラーレンズを備える発光玩具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、微細な細長い凸レンズが表面に複数形成されたレンチキュラーレンズを絵模様の上で平行移動させることにより、絵模様の変化を楽しむことのできる玩具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】登録実用新案第3033636号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような玩具では、表面に無数の凸レンズが形成されたレンチキュラーレンズを介して絵模様が観賞されるため、絵模様がぼやけて見えてしまうといった問題があった。
【0005】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたもので、レンチキュラーレンズにより絵模様の変化を楽しむことができるとともに、鮮やかな絵模様を楽しむことのできる発光玩具の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、発光玩具において、
透明部材で形成された導光板と、
前記導光板の側面から内部へ光を照射する光源と、
前記導光板に形成され、当該導光板内に照射された光を乱反射させる装飾部と、
前記装飾部を覆うように前記導光板に並設されたレンチキュラーレンズと、
を備えることを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発光玩具において、
前記導光板と前記レンチキュラーレンズとが一体的に構成されていることを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発光玩具において、
前記導光板と前記レンチキュラーレンズとは、互いの表面に沿って相対移動可能に構成されていることを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発光玩具において、
前記導光板を移動させる移動手段を備えることを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発光玩具において、
前記移動手段はゼンマイ機構であることを特徴とする。
【0011】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発光玩具において、
前記装飾部には、花火が火花を散らす絵模様が形成され、
前記ゼンマイ機構は、前記導光板を移動させるときに花火の発火音を模した機械音を発することを特徴とする。
【0012】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発光玩具において、
棒状の把持部を備え、
手持ち花火を模した形状に形成されることを特徴とする。
【0013】
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の何れか一項に記載の発光玩具において、
前記光源は、赤,緑及び青の各色を発光する発光ダイオードと、白色を発光する発光ダイオードとからなることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
請求項1に記載の発明によれば、光源からの光が乱反射される装飾部の絵模様が、レンチキュラーレンズを介して観賞される。したがって、遊技者は、レンチキュラーレンズを介すことにより、見る角度に応じた絵模様の変化を楽しむことができるとともに、鮮やかに光装飾された絵模様を楽しむことができる。
【0015】
請求項2に記載の発明によれば、導光板とレンチキュラーレンズとが一体的に構成されてので、当該発光玩具をコンパクトに構成することができる。
【0016】
請求項3に記載の発明によれば、導光板とレンチキュラーレンズとは互いの表面に沿って相対移動可能に構成されているので、遊技者は、これら導光板とレンチキュラーレンズとの相対移動によって変化する絵模様を楽しむことができる。
【0017】
請求項4に記載の発明によれば、導光板を移動させる移動手段を備えるので、遊技者は、導光板とレンチキュラーレンズとを手動で相対移動させる必要なく、これら導光板とレンチキュラーレンズとの相対移動によって変化する絵模様を楽しむことができる。
【0018】
請求項5に記載の発明によれば、導光板を移動させる移動手段がゼンマイ機構であるので、簡易な構成で導光板を移動させることができる。
【0019】
請求項6に記載の発明によれば、装飾部には花火を模した絵模様が形成され、ゼンマイ機構は導光板を移動させるときに花火の発火音を模した機械音を発するので、遊技者は、鮮やかに光装飾された花火の絵模様とともに疑似的な発火音を楽しむことができ、あたかも本物の花火で遊んでいるかのような臨場感を楽しむことができる。
【0020】
請求項7に記載の発明によれば、棒状の把持部を備え、手持ち花火を模した形状に形成されるので、本物の花火で遊んでいるかのような遊技者の臨場感を増幅させることができる。
【0021】
請求項8に記載の発明によれば、光源は、赤,緑及び青の各色を発光する発光ダイオードと、白色を発光する発光ダイオードとからなるので、絵模様に合わせて装飾部をあらゆる色に光装飾させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】実施形態における発光玩具の正面図である。
【図2】実施形態における発光部の側断面図である。
【図3】実施形態における移動機構部の内部構造を説明するための図である。
【図4】実施形態の変形例における発光玩具の正面図である。
【図5】実施形態の変形例における移動機構部の正面図である。
【図6】発光部の別例を示す側断面図である。
【図7】発光玩具の別例を示す外観図である。
【図8】発光玩具の他の別例を示す外観図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の実施形態について、図を参照して説明する。
【0024】
図1は、本発明に係る発光玩具1の正面図である。なお、以下の説明では、図1の上下方向をX方向とし、これと直交する図1の左右方向をY方向とする。
この図に示すように、発光玩具1は、手持ち花火を模した形状に形成されており、X方向に長尺な中空棒状の把持部2を有している。この把持部2の一端(図1の下端)には、平面視方形状の発光部3が配設され、他端(図1の上端)には、主に後述の導光板31をX方向へ移動させるための移動機構部4が配設されている。
【0025】
図2は、発光部3の側断面図である。
この図に示すように、発光部3は、導光板31と、2枚のレンチキュラーレンズ32,33と、2つの発光ダイオード34,35とを備えている。
このうち、導光板31は、方形板状の透明部材で形成され、把持部2に挿通された後述の軸部材21の下端に取り付けられてX−Y平面に平行に配設されている。導光板31の一方の面(図2の右面)には、複数の凹部31aが形成されており、当該複数の凹部31aによって、線香花火が火花を散らす絵模様が描かれている(図1参照)。この複数の凹部31aは、後述するように、導光板31内に照射された光を乱反射させる装飾部5を構成している。
レンチキュラーレンズ32,33は、微細な細長い蒲鉾状の凸レンズ32a,33aが一方の表面に複数配列された方形板状の透明部材である。レンチキュラーレンズ32,33は、この細長い凸レンズ32a,33aをY方向へ延在させつつそれぞれ外方へ露出させるように、導光板31を厚さ方向に挟んで並設されている。このレンチキュラーレンズ32,33の側面のうち下側を除く3方の側面は、把持部2の下端に接合されたカバー部材36と固定されている(図1参照)。また、レンチキュラーレンズ32,33は、導光板31と同程度のY方向長さに形成されるとともに、導光板31よりもX方向に長尺に形成されており、より詳しくは、後述するように、導光板31のX方向への移動範囲に亘るX方向長さに形成されている。こうして、レンチキュラーレンズ32,33は、導光板31の装飾部5を覆うように配設されている。
発光ダイオード34,35は、導光板31の上側面から内部へ光を照射する光源であり、発光面を導光板31の上側面に対向させた状態で後述の軸部材21の下端に固定されている。このうち、発光ダイオード34は、赤,緑及び青(RGB)の各色を発光するものであり、発光ダイオード35は、白色を発光するものである。
【0026】
図3は、移動機構部4の内部構造を説明するための図である。
この図に示すように、移動機構部4には、導光板31を移動させる歯車機構41の他、制御基板42及び電池ボックス43が配設されており、これらは把持部2の上端に固定された固定板40に取り付けられている。制御基板42は、電池ボックス43内の電池431と接続される他、軸部材21を通じて発光ダイオード34,35と接続されており、発光ダイオード34,35の発光を制御するように構成されている。
歯車機構41は、ラック部材411と、ピニオン部材412と、ギア部材413と、ゼンマイボックス414とから構成されている。ラック部材411は、把持部2に挿通された軸部材21に固定されており、X方向に沿ってラック歯が形成されている。ピニオン部材412は、同軸に形成された小径歯車412a及び大径歯車412bを有しており、このうちの小径歯車412aはラック部材411のラック歯と噛合し、大径歯車412bはギア部材413の歯と噛合している。ここで、ラック部材411が固定された軸部材21は、X方向に沿って移動可能なように把持部2の全長に亘って挿通されており、上述したように、下端に発光部3の導光板31が取り付けられている。また、軸部材21のX方向への移動は、当該軸部材21とともに移動するラック部材411のラック歯がピニオン部材412の小径歯車412aから外れない範囲に規制されている。
ゼンマイボックス414は、いわゆるプルバックゼンマイの構造を備えており、図示しない歯車部材及びゼンマイばねを有している。そして、このうちの歯車部材がギア部材413の軸部413aと係合しており、ギア部材413の回転(図3での時計回り方向への回転)に伴って歯車部材が回転され、ゼンマイばねが巻回される。また、ゼンマイばねが巻回されて付勢された後、その付勢力によって緩むときには、歯車部材を介してギア部材413が逆回転(図3での反時計回り方向への回転)されるとともに、歯車部材が回転する機械音が発せられるように構成されている。なお、このゼンマイボックス414は、従来より公知のプルバックゼンマイの構造となっているため、その詳しい説明は省略する。プルバックゼンマイについては、例えば登録実用新案第3023614号公報に開示されている。
【0027】
以上の構成を具備する発光玩具1では、遊技者によって軸部材21の上端が下方へ押し込まれると、軸部材21の下端に固定された導光板31が下方へ移動されると同時に、ラック部材411の移動によりピニオン部材412及びギア部材413が回転されてゼンマイボックス414内のゼンマイばねが巻回される。そして、遊技者が軸部材21から手を離すと、ゼンマイばねの付勢力によりピニオン部材412及びギア部材413を介してラック部材411が軸部材21とともに上方へ移動され、これに伴って導光板31も上方へ移動する。つまり、遊技者が軸部材21を下方へ押し込むと、導光板31が上下方向(X方向)へ往復移動する。
【0028】
このとき、導光板31のX方向への往復移動に伴って、発光ダイオード34,35が制御基板42に制御されて発光する。このときの発光態様としては、まず、最初は発光ダイオード35が微かな白色を発光し、徐々にその発光を強める。それから、発光ダイオード35に代わって発光ダイオード34がRGBの各色を発光し始め、次第に激しくRGBの各色を交互に明滅させていった後に、徐々に発光を弱めていく。そして、発光ダイオード34に代わって発光ダイオード35が白色を発光して、これを徐々に弱めていった後に発光を止める。また、発光ダイオード34がRGBの各色を激しく明滅させるときに、導光板31がゼンマイばねの付勢力で上方へ移動するように構成されており、このときにゼンマイボックス414内の歯車部材が回転する機械音が発せられるようになっている。
【0029】
このような発光態様によって導光板31内に照射された発光ダイオード34,35の光は、凹部31aで乱反射されることで当該凹部31a、つまり装飾部5を発光させる。これにより、装飾部5に形成された線香花火の絵模様は、あたかも線香花火が徐々に激しく発火した後に余韻を残しつつ消えていくように、鮮やかに照らされる。また、導光板31とレンチキュラーレンズ32,33とが互いの表面に沿ってX方向へ相対移動することにより、レンチキュラーレンズ32,33を介して観賞される装飾部5の絵模様が変化する。更に、ゼンマイボックス414内の歯車部材の機械音が、あたかも激しく火花を散らす線香花火の発火音のように発せられる。
【0030】
以上の発光玩具1によれば、発光ダイオード34,35からの光が乱反射される装飾部5の絵模様が、レンチキュラーレンズ32,33を介して観賞される。したがって、遊技者は、レンチキュラーレンズ32,33を介すことにより、見る角度に応じた絵模様の変化を楽しむことができるとともに、鮮やかに光装飾された絵模様を楽しむことができる。
【0031】
また、遊技者は、導光板31とレンチキュラーレンズ32,33との相対移動によって変化する絵模様を楽しむことができる。
更に、導光板31を移動させる歯車機構41を備えることにより、遊技者は、導光板31とレンチキュラーレンズ32,33とを手動で直接に相対移動させる必要なく、これら導光板31とレンチキュラーレンズ32,33との相対移動によって変化する絵模様を楽しむことができる。
加えて、この歯車機構41はゼンマイばねの付勢力を利用したゼンマイ機構であるため、簡易な構成で導光板31を移動させることができる。
【0032】
また、装飾部5には線香花火を模した絵模様が形成され、ゼンマイボックス414は導光板31を移動させるときに線香花火の発火音を模した機械音を発するので、遊技者は、鮮やかに光装飾された線香花火の絵模様とともに疑似的な発火音を楽しむことができ、あたかも本物の花火で遊んでいるかのような臨場感を楽しむことができる。
更に、棒状の把持部2を備えて手持ち花火を模した形状に形成されることにより、本物の線香花火で遊んでいるかのような遊技者の臨場感を増幅させることができる。
【0033】
[変形例]
続いて、上記実施形態の変形例について説明する。なお、上記実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図4は、本変形例における発光玩具1Aの正面図である。
この図に示すように、発光玩具1Aは、上記実施形態における移動機構部4に代えて、移動機構部4Aを備えている。移動機構部4Aは把持部2の下端に配設され、当該移動機構部4Aの下端に発光部3が配設されている。移動機構部4Aは、2枚のカバー部材44によって主要部を覆われており、この2枚のカバー部材44が各レンチキュラーレンズ32,33と把持部2とを固定している。
【0034】
図5は、図示手前側のカバー部材44を取り外した状態の移動機構部4Aの正面図である。
この図に示すように、移動機構部4Aには、カバー部材44に覆われた固定板40Aが設けられている。固定板40Aは、把持部2に挿通された軸部材21の下端に取り付けられるとともに、導光板31の上端に固定されている。
固定板40Aには、導光板31を移動させるためのベローズ45が取り付けられている。このベローズ45は、X方向に伸縮可能となっており、X方向の一端が固定板40Aに固定されるとともに、他端がレンチキュラーレンズ32,33に固定されている。
また、固定板40Aには、制御基板42Aと、発光ダイオード34,35と、図示しない電池及びスピーカーとが取り付けられている。制御基板42Aは、発光ダイオード34,35の他、電池及びスピーカーと接続されており、発光ダイオード34,35の発光を制御するとともに、この発光に合わせて線香花火の発火音を発するようスピーカーの動作を制御するように構成されている。なお、発光ダイオード34,35は、軸部材21でなく固定板40Aに固定されている点以外については、上記実施形態と同様に構成されている。
【0035】
以上の構成を具備する発光玩具1Aでは、遊技者によって軸部材21の上端が下方へ押し込まれると、軸部材21の下端に固定された導光板31が下方へ移動されると同時に、軸部材21に固定された固定板40Aの移動によりベローズ45がX方向に収縮される。そして、遊技者が軸部材21から手を離すと、その弾性反力で伸長するベローズ45により固定板40Aを介して軸部材21が上方へ移動され、これに伴って導光板31も上方へ移動する。つまり、遊技者が軸部材21を下方へ押し込むと、導光板31が上下方向(X方向)へ往復移動する。このときの発光ダイオード34,35の発光態様は、上記実施形態と同様である。
【0036】
以上のような発光玩具1Aによっても、上記実施形態における発光玩具1と同様の効果を奏することができる。但し、当該発光玩具1Aでは、歯車部材の回転による機械音ではなく、スピーカーからの音声出力によって線香花火の疑似的な発火音を楽しむことができる。
【0037】
なお、本発明は上記実施形態及びその変形例に限定して解釈されるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることは勿論である。
【0038】
例えば、上記実施形態及びその変形例では、導光板31とレンチキュラーレンズ32,33とを別体に構成するものとしたが、図6に示すように、導光板とレンチキュラーレンズとを一体的に構成してもよい。この場合には、装飾部5(複数の凹部31a)をレンチキュラーレンズ32の裏面(凸レンズ32aと反対の面)に設ければよい。このような発光玩具1では、導光板とレンチキュラーレンズとの相対移動による絵模様の変化は観賞できないものの、見る角度に応じた絵模様の変化は楽しむことができ、また、当該発光玩具1をコンパクトに構成することができる。
【0039】
また、発光玩具1は手持ち花火を模した形状でなくともよい。例えば、図7に示すように、時計板に発光部3を設けた目覚まし時計型の発光玩具としてもよいし、図8に示すように、ガラスコップを載置する底面に発光部3を設けたソーサー型の発光玩具としてもよい。この場合、装飾部5の絵模様は花火以外のものに自由に変えることができる。このように花火以外の絵模様の場合であっても、RGBの各色を発光する発光ダイオード34と、白色を発光する発光ダイオード35とにより、絵模様に合わせて装飾部5をあらゆる色に光装飾させることができる。
【0040】
また、複数の凹部31a(装飾部5)は導光板31の一方の面のみに形成するものとしたが、両面に形成してもよい。この場合に、両面で異なる絵模様の装飾部5を形成し、見る角度の変化や導光板31の移動によって絵模様が変わるように構成してもよいし、絵模様に立体感が得られるように構成してもよい。
【0041】
また、レンチキュラーレンズ32,33に対して導光板31を移動させるものとしたが、導光板31を動かさずにレンチキュラーレンズ32,33を移動させてもよい。
更に、導光板31を移動させるための歯車機構41やベローズ45は設けなくともよい。このような発光玩具1であっても、例えば遊技者が発光玩具1を振るなどすることによって導光板31とレンチキュラーレンズ32,33とが相対移動可能であれば、遊技者は装飾部5の絵模様の変化を楽しむことができる。
【符号の説明】
【0042】
1,1A 発光玩具
2 把持部
5 装飾部
31 導光板
32,33 レンチキュラーレンズ
34,35 発光ダイオード(光源)
41 歯車機構(移動手段)
45 ベローズ(移動手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
透明部材で形成された導光板と、
前記導光板の側面から内部へ光を照射する光源と、
前記導光板に形成され、当該導光板内に照射された光を乱反射させる装飾部と、
前記装飾部を覆うように前記導光板に並設されたレンチキュラーレンズと、
を備えることを特徴とする発光玩具。
【請求項2】
前記導光板と前記レンチキュラーレンズとが一体的に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の発光玩具。
【請求項3】
前記導光板と前記レンチキュラーレンズとは、互いの表面に沿って相対移動可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の発光玩具。
【請求項4】
前記導光板を移動させる移動手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の発光玩具。
【請求項5】
前記移動手段はゼンマイ機構であることを特徴とする請求項4に記載の発光玩具。
【請求項6】
前記装飾部には、花火が火花を散らす絵模様が形成され、
前記ゼンマイ機構は、前記導光板を移動させるときに花火の発火音を模した機械音を発することを特徴とする請求項5に記載の発光玩具。
【請求項7】
棒状の把持部を備え、
手持ち花火を模した形状に形成されることを特徴とする請求項6に記載の発光玩具。
【請求項8】
前記光源は、赤,緑及び青の各色を発光する発光ダイオードと、白色を発光する発光ダイオードとからなることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の発光玩具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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