説明

発光素子駆動回路および発光素子異常検出方法

【課題】発光素子の異常検出の精度を向上させる、発光素子駆動回路および発光素子異常検出方法を提供する。
【解決手段】発光素子駆動回路1は、2以上の直列に接続された同数の発光素子を含む素子列10a、10bを備える。素子列10a、10bは、並列に接続されている。比較回路30は、素子列10a、10bの中央の発光素子間または中央の発光素子の一端における、それぞれの電圧に基づき、素子列10a、10bの電圧差を検出する。比較回路30は、素子列10a、10bの電圧差が所定の範囲を超えている場合には、素子列10a、10bの内、いずれかの発光素子に異常があると判定する。比較回路30は、判定結果を発光素子駆動回路1の外部に通知する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、発光素子駆動回路および発光素子異常検出方法に関する。
【背景技術】
【0002】
発光ダイオード(以下、LEDと記す)などの発光素子は様々な機器に用いられており、LEDの劣化、個別特性、故障、不具合などの異常を検出する技術が開発されている。異常の検出方法としては、各LEDに流れる電流を、抵抗を用いて電圧変換し、その電圧が所定の範囲内にあるか否かを判定する方法や、LEDに流れる電流の合計を、抵抗を用いて電圧変換し、その電圧が所定の範囲内にあるか否かを判定する方法がある。
【0003】
特許文献1に開示されている発光素子駆動回路は、直列に接続された複数のLEDを含むLED列を複数備え、並列に接続された各LED列のカソード側の電圧の内、最も低い電圧を検出する。検出した電圧が基準電圧を下回る場合は、基準電圧と等しくなるように、各LED列にかかる電圧を制御する。
【0004】
特許文献2に開示されている点灯装置は、LEDの両端電圧を検出し、検出した電圧が予めLEDの短絡判別用に規定した所定の値以下の場合には、LEDに流れる電流を制限する。
【0005】
特許文献3に開示されているLED照明保護回路は、直列に接続された複数のLEDから成るLED列を複数備え、並列に接続された各LED列の中点における電圧を2個のトランジスタで監視して、中点の電圧が所定の範囲を超えていることを検出すると、LEDに異常があると判定し、電流を停止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2010−109006号公報
【特許文献2】特開2010−129612号公報
【特許文献3】特開2010−278039号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1、2、3に開示されている技術では、検出した電圧が所定の範囲にあるか否かに基づき、LEDの異常を検出している。LEDの順方向電圧は、例えば温度などのLEDの外部の影響を受けて変化する。LEDが正常であるにも関わらず、誤ってLEDに異常があると判定することを防ぐには、LEDの外部の影響による電圧変化の誤差を考慮し、正常とされる所定の範囲を、所望の範囲より広く設定しなければならない。そのため、例えば、多数の直列に接続されたLEDを備える回路において、1個のLEDがショートした場合の電圧変化のように、考慮された誤差より小さい変化については、異常として検出することができない。
【0008】
本発明は、上述の状況に鑑みてなされたものであり、発光素子の異常検出の精度を向上させる、発光素子駆動回路および発光素子異常検出方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る発光素子駆動回路は、
並列に接続される2以上の発光素子列であって、それぞれが1または2以上の直列に接続される同数の発光素子を含む発光素子列と、
任意の2の前記発光素子列について、1の前記発光素子列内の、任意の前記発光素子間または前記発光素子列のカソード側における電圧と、他方の前記発光素子列内の前記1の発光素子列内での電圧の検出位置と同じ位置における電圧との電圧差を検出する、電圧差検出手段と、
前記電圧差が所定の範囲を超えている場合に、前記2の発光素子列の内、いずれかの前記発光素子に異常があると判定する、異常判定手段と、
を備えることを特徴とする。
【0010】
本発明の第2の観点に係る発光素子異常検出方法は、
並列に接続される2以上の発光素子列であって、それぞれが1または2以上の直列に接続される同数の発光素子を含む発光素子列を備える、発光素子駆動回路が行う、発光素子異常検出方法であって、
任意の2の前記発光素子列について、1の前記発光素子列内の、任意の前記発光素子間または前記発光素子列のカソード側における電圧と、他方の前記発光素子列内の前記1の発光素子列内での電圧の検出位置と同じ位置における電圧との電圧差を検出する、電圧差分検出ステップと、
前記電圧差が所定の範囲を超えている場合に、前記2の発光素子列の内、いずれかの前記発光素子に異常があると判定する、異常判定ステップと、
を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、発光素子の異常検出の精度を向上させる、発光素子駆動回路および発光素子異常検出方法を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施の形態1に係る発光素子駆動回路の構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態2に係る発光素子駆動回路の構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお図中、同一または同等の部分には同一の符号を付す。
【0014】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る発光素子駆動回路の構成例を示すブロック図である。発光素子駆動回路1(以下、駆動回路1と記す)は、発光素子であるLEDが直列に接続された発光素子列(以下、素子列と記す)10a、10bを備える。素子列10a、10bは並列に接続されている。素子列10a、10bにそれぞれ含まれるLEDの数は同じである。駆動回路1は、素子列10aの検出位置における電圧と、素子列10bの検出位置における電圧との電圧差に基づき、LEDの異常の有無を判定し、判定結果を駆動回路1の外部に通知する。駆動回路1の各部について以下に説明する。
【0015】
コンデンサ21は、素子列10a、10bと並列に接続され、インダクタ22は、コンデンサ21および素子列10a、10bのカソード側と直列に接続され、他端は、N型MOSトランジスタ24(以下、NMOS24と記す)のドレインおよびダイオード23に接続されている。素子列10a、10bのカソード側は、比較回路30にも接続されている。NMOS24のソースは、接地されている。NMOS24のゲートは、ゲート電源26に接続されている。
【0016】
コンデンサ21、インダクタ22、ダイオード23およびNMOS24により、直流電源25の電圧の降圧を行う。素子列10a、10bのアノード側には、降圧された電圧が供給される。
【0017】
比較回路30は、素子列10a内の、中央のLED間または中央のLEDの一端における電圧を検出する。そして、素子列10b内の、素子列10a内での検出位置と同じ位置での電圧を検出する。同じ位置とは、同じLED間または同じLEDの一端を意味する。中央のLED間とは、その位置よりアノード側のLEDの数と、カソード側のLEDの数とが同じである位置を意味する。比較回路30は、素子列10a内の検出位置での電圧と、素子列10b内の検出位置での電圧に基づき、素子列10a、10bの電圧差を検出する。
【0018】
素子列10a、10bの電圧差が所定の範囲を超えている場合には、比較回路30は、素子列10a、10b内の、いずれかのLEDに異常があると判定し、判定結果を駆動回路1の外部に通知する。所定の範囲を超えている場合とは、素子列10a、10bの電圧差が基準値を超えていることを意味する。所定の範囲は、例えば、LEDの個別特性による順方向電圧のばらつきを考慮して決定される。素子列10a、10bは共に、例えば温度などのLEDの外部からの影響を受けるので、所定の範囲を決定する際に、LEDの外部からの影響は考慮しなくともよい。
【0019】
比較回路30は例えば以下のようにLEDの異常を検出する。素子列10aの電圧の検出位置より、アノード側に位置するLEDの1つが、短絡故障した場合には、検出位置における電圧は、大きくなる。一方、素子列10aの電圧の検出位置より、カソード側に位置するLEDの1つが、短絡故障した場合には、検出位置における電圧は、小さくなる。また、素子列10aの電圧の検出位置より、アノード側に位置するLEDの1つが、開放故障した場合には、検出位置における電圧は、小さくなる。一方、素子列10aの電圧の検出位置より、カソード側に位置するLEDの1つが、開放故障した場合には、検出位置における電圧は、大きくなる。
【0020】
上述のように素子列10aの電圧の検出位置における電圧が変化すると、素子列10bの電圧の検出位置における電圧との電圧差が変化する。そして、素子列10a、10bの電圧差が基準値を超えると、比較回路30は素子列10a、10b内のいずれかのLEDに異常があると判定する。比較回路30は、判定結果を駆動回路1の外部に通知する。
【0021】
図1には、2つの素子列10a、10bを備える駆動回路1の例を示したが、駆動回路1は、任意の数の素子列10を備えることができる。図1の例では、比較回路30は、素子列10a、10bのどちらに含まれるLEDに異常があるかを判定することができない。しかし、駆動回路1が3つ以上の素子列10を備える場合は、例えば以下のようにLEDの異常がある素子列10を検出することができる。
【0022】
駆動回路1は、素子列10a、10b、10cを備えるとする。比較回路30は、素子列10a、10bの電圧差、素子列10a、10cの電圧差、および素子列10b、10cの電圧差を検出する。ここで、素子列10a、10bの電圧差および素子列10b、10cの電圧差が所定の範囲を超えており、素子列10a、10cの電圧差が所定の範囲内であるとすると、素子列10b内のLEDに異常があると判定できる。
【0023】
なお素子列10a、10bにおける電圧は、上述した位置の他に、任意のLED間または素子列10a、10bのカソード側において検出するよう構成してもよい。素子列10a、10bのカソード側において検出する際には、素子列10a、10bのカソード側にそれぞれ直列に同じ抵抗値をもつ抵抗を接続し、素子列10a、10bのカソード側の電圧を検出する。素子列10a、10bは、任意の数のLEDを含むことができる。素子列10a、10bに含まれるLEDが1つの場合は、上述のように、素子列10a、10bのカソード側において素子列10a、10bの電圧の検出を行う。
【0024】
以上説明したとおり、本発明の実施の形態1に係る駆動回路1は、2の素子列内の電圧の検出位置における電圧に基づき、検出された電圧差が所定の範囲内にあるか否かに基づきLEDの異常を検出する。そのため、実施の形態1に係る駆動回路1では、正常とみなす所定の範囲を決める際に、LEDの外部の影響による電圧変化の誤差を考慮する必要がなく、発光素子の異常検出の精度を向上させることができる。
【0025】
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2に係る発光素子駆動回路の構成例を示すブロック図である。実施の形態2に係る駆動回路1は、実施の形態1と同様に、LEDの異常を検出し、異常を検出した場合には、素子列10a、10bに流れる電流および/または素子列10a、10bにかかる電圧を変化させ、保護動作を行う。実施の形態1と異なる、駆動回路1の各部について以下に説明する。
【0026】
駆動回路1は、実施の形態1の駆動回路1に加え、抵抗27および制御回路40を備える。NMOS24のゲートは、GATE端子を介して制御回路40に接続されている。NMOS24は、抵抗27を介して接地されている。抵抗27は、素子列10a、10bを流れる電流の総量を電圧変換するために用いられる。抵抗27で生じる電圧降下は、CS端子を介して制御回路に送られる。制御回路40の一端は、GND端子を介して接地されている。
【0027】
比較回路30は、実施の形態1と同様に、素子列10a、10bの電圧差に基づきLEDの異常の有無を判定し、例えば、素子列10a、10bの電圧差が所定の範囲から逸脱している電圧量をFB端子を介して制御回路40に送る。
【0028】
制御回路40は、例えば以下のように保護動作を行う。制御回路40は、FB端子の入力に基づき、ゲート電源26を制御する。ゲート電源26を制御すると、NMOS24のゲート電圧が変化し、それに伴ってNMOS24のドレイン電流が変化し、素子列10a、10bに流れる電流の総量を減少させることができる。実施の形態1において説明したとおり、駆動回路1が3つ以上の素子列10を備える場合には、LEDの異常が発生した素子列10を特定できることがある。そこで、素子列10にそれぞれスイッチまたはスイッチング素子を設け、LEDの異常が発生した素子列10には電流が流れなくなるように制御するよう構成してもよい。
【0029】
なお、ゲート電源26を制御し、NMOS24のゲート電圧が閾値を超える時間と超えない時間を制御することにより、素子列10a、10bにかかる電圧を制御するよう構成してもよい。また例えば、比較回路30でLEDの異常が検出された場合には、素子列10a、10b内の各LEDにかかる電圧が、立ち上がり電圧より小さくなるように、素子列10a、10bにかかる電圧を制御するよう構成してもよい。
【0030】
さらに制御回路40は、上述の制御において、例えば以下のようにCS端子の入力を考慮するよう構成してもよい。CS端子の入力は、素子列10a、10bに流れる電流の合計を、抵抗27を用いて電圧変換した結果である。制御回路40は、CS端子の入力が所定の範囲内であるか否かを判定し、判定結果を考慮して、ゲート電源26の制御を行うよう構成してもよい。所定の範囲とは、素子列10a、10bに流れる電流が過電流とならない範囲である。
【0031】
以上説明したとおり、本発明の実施の形態2に係る駆動回路1は、実施の形態1と同様に発光素子の異常検出の精度を向上させることができる。さらに、実施の形態2に係る駆動回路1は、異常が検出されれば、発光素子列に流れる電流および/または発光素子列にかかる電圧を制御することが可能となる。
【0032】
本発明の実施の形態は上述の実施の形態に限られない。図1、2の例では、降圧回路を設けたが、昇圧回路を設けるよう構成してもよい。
【0033】
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
【0034】
(付記1)
並列に接続される2以上の発光素子列であって、それぞれが1または2以上の直列に接続される同数の発光素子を含む発光素子列と、
任意の2の前記発光素子列について、1の前記発光素子列内の、任意の前記発光素子間または前記発光素子列のカソード側における電圧と、他方の前記発光素子列内の前記1の発光素子列内での電圧の検出位置と同じ位置における電圧との電圧差を検出する、電圧差検出手段と、
前記電圧差が所定の範囲を超えている場合に、前記2の発光素子列の内、いずれかの前記発光素子に異常があると判定する、異常判定手段と、
を備えることを特徴とする発光素子駆動回路。
【0035】
(付記2)
前記発光素子列は2以上の前記発光素子を含み、
前記電圧差検出手段は、前記発光素子列内の、中央の前記発光素子間または中央の前記発光素子の一端における電圧に基づき、電圧差を検出する、
ことを特徴とする付記1に記載の発光素子駆動回路。
【0036】
(付記3)
前記異常判定手段において、異常があると判定されると、前記2の発光素子列に流れる電流および/または前記2の発光素子列にかかる電圧を変化させて保護動作を行う、回路保護手段をさらに備える、
ことを特徴とする付記1または2に記載の発光素子駆動回路。
【0037】
(付記4)
並列に接続される2以上の発光素子列であって、それぞれが1または2以上の直列に接続される同数の発光素子を含む発光素子列を備える、発光素子駆動回路が行う、発光素子異常検出方法であって、
任意の2の前記発光素子列について、1の前記発光素子列内の、任意の前記発光素子間または前記発光素子列のカソード側における電圧と、他方の前記発光素子列内の前記1の発光素子列内での電圧の検出位置と同じ位置における電圧との電圧差を検出する、電圧差分検出ステップと、
前記電圧差が所定の範囲を超えている場合に、前記2の発光素子列の内、いずれかの前記発光素子に異常があると判定する、異常判定ステップと、
を備えることを特徴とする発光素子異常検出方法。
【0038】
(付記5)
前記発光素子列は2以上の前記発光素子を含み、
前記電圧差検出ステップにおいて、前記発光素子列内の、中央の前記発光素子間または中央の前記発光素子の一端における電圧に基づき、電圧差を検出する、
ことを特徴とする付記4に記載の発光素子異常検出方法。
【0039】
(付記6)
前記異常判定ステップにおいて、異常があると判定されると、前記2の発光素子列に流れる電流および/または前記2の発光素子列にかかる電圧を変化させて保護動作を行う、回路保護ステップをさらに備える、
ことを特徴とする付記4または5に記載の発光素子異常検出方法。
【符号の説明】
【0040】
1 発光素子駆動回路
10、10a、10b 発光素子列
21 コンデンサ
22 インダクタ
23 ダイオード
24 N型MOSトランジスタ
25 直流電源
26 ゲート電源
27 抵抗
30 比較回路
40 制御回路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
並列に接続される2以上の発光素子列であって、それぞれが1または2以上の直列に接続される同数の発光素子を含む発光素子列と、
任意の2の前記発光素子列について、1の前記発光素子列内の、任意の前記発光素子間または前記発光素子列のカソード側における電圧と、他方の前記発光素子列内の前記1の発光素子列内での電圧の検出位置と同じ位置における電圧との電圧差を検出する、電圧差検出手段と、
前記電圧差が所定の範囲を超えている場合に、前記2の発光素子列の内、いずれかの前記発光素子に異常があると判定する、異常判定手段と、
を備えることを特徴とする発光素子駆動回路。
【請求項2】
前記発光素子列は2以上の前記発光素子を含み、
前記電圧差検出手段は、前記発光素子列内の、中央の前記発光素子間または中央の前記発光素子の一端における電圧に基づき、電圧差を検出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の発光素子駆動回路。
【請求項3】
前記異常判定手段において、異常があると判定されると、前記2の発光素子列に流れる電流および/または前記2の発光素子列にかかる電圧を変化させて保護動作を行う、回路保護手段をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の発光素子駆動回路。
【請求項4】
並列に接続される2以上の発光素子列であって、それぞれが1または2以上の直列に接続される同数の発光素子を含む発光素子列を備える、発光素子駆動回路が行う、発光素子異常検出方法であって、
任意の2の前記発光素子列について、1の前記発光素子列内の、任意の前記発光素子間または前記発光素子列のカソード側における電圧と、他方の前記発光素子列内の前記1の発光素子列内での電圧の検出位置と同じ位置における電圧との電圧差を検出する、電圧差分検出ステップと、
前記電圧差が所定の範囲を超えている場合に、前記2の発光素子列の内、いずれかの前記発光素子に異常があると判定する、異常判定ステップと、
を備えることを特徴とする発光素子異常検出方法。
【請求項5】
前記発光素子列は2以上の前記発光素子を含み、
前記電圧差検出ステップにおいて、前記発光素子列内の、中央の前記発光素子間または中央の前記発光素子の一端における電圧に基づき、電圧差を検出する、
ことを特徴とする請求項4に記載の発光素子異常検出方法。
【請求項6】
前記異常判定ステップにおいて、異常があると判定されると、前記2の発光素子列に流れる電流および/または前記2の発光素子列にかかる電圧を変化させて保護動作を行う、回路保護ステップをさらに備える、
ことを特徴とする請求項4または5に記載の発光素子異常検出方法。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2013−21135(P2013−21135A)
【公開日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−153331(P2011−153331)
【出願日】平成23年7月11日(2011.7.11)
【出願人】(300022353)NECライティング株式会社 (483)
【Fターム(参考)】