説明

皮膚外用剤

【課題】皮膚老化防止効果(荒れ肌改善効果、角質改善効果、ターンオーバー促進効果等)の優れた有用な皮膚老化防止化粧料を提供する。
【解決手段】化粧品や医薬部外品などの皮膚外用剤にリン酸化糖カルシウムを配合することによりアンチエイジング効果に優れた皮膚老化防止外用剤が実現される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リン酸化糖カルシウムを含有することにより、ターンオーバー促進作用、ケラチノサイト分化促進作用、タイトジャンクション形成促進作用、細胞賦活作用、ヒアルロン酸産生促進作用等のアンチエイジング効果に優れた皮膚外用剤に関する。
【背景技術】
【0002】
皮膚は、構造的に大きく分けて、外側の薄い表皮(上皮組織)とその下層の厚みのある真皮(結合組織)から構成される。表皮は、体の最外層を形成し、外界から生体を保護すると共に内部の水分や栄養分が外界に漏れ出るのを防ぐ役割を果たしている。また真皮は、主に線維芽細胞、膠原(コラーゲン)線維、弾性繊維、プロテオグリカン等が複合的に三次元状に広がった構造を有する結合組織であり、皮膚に強度、伸展性および弾力性等をもたらす。皮膚状態は、表皮と真皮が共にそれぞれの健全な組織構造および生理機能を維持することによって保たれている。
【0003】
例えば、加齢により表皮細胞の代謝機能が低下して、皮膚のターンオーバー速度が遅くなると、皮膚の老化や肌荒れの原因となることや、角層表面から剥がれ落ちる角層細胞が滞留することにより、メラノサイトから表皮細胞に排出されたメラニンの排出がスムーズになされないことから色素沈着や肌のくすみの原因となることが知られている。(非特許文献1参照)また、加齢や疾患等によって、ケラチノサイトの増殖や分化が抑制されると、下層からの角質細胞の供給が減って角質層のターンオーバーが滞り、角質層の肥厚化および水分量の減少等が生じ、さらには角質層による保湿機能およびバリア機能が低下することが知られている。 また、これまで皮膚のバリア機能は最も外側に存在する角層だけが担っていると考えられてきたが、近年になって、細胞と細胞の間をシールする接着装置「タイトジャンクション」も皮膚のバリア機能にとって重要であることが分かってきている。(非特許文献2参照)さらに、表皮の透過バリアとして働いているタイトジャンクションは紫外線曝露等により破壊されて皮膚の透過バリア機能が低下してしまうことも分かってきている。(非特許文献3参照) また、加齢により真皮において線維芽細胞やヒアルロン酸の減少、コラーゲンやエラスチンなどの変性が起こり、しわの形成や弾性の低下といった皮膚の老化や肌荒れ症状の原因となることが知られている。これらの進行を防止あるいは改善するため、多くの皮膚外用剤が提案されてきた。
【0004】
例えば、従来のターンオーバー促進剤としては、琥珀抽出物(特許文献1参照)ケラチノサイト分化促進剤としては、セイロンテツボク種子抽出物(特許文献2参照)タイトジャンクション形成促進剤としては、キンギンカ抽出物(特許文献3参照)細胞賦活剤としては、セイヨウオオバコ種子抽出物(特許文献4参照)ヒアルロン酸産生促進剤としては、アマチャヅル抽出物(特許文献5参照)等が知られている。 また、馬鈴薯澱粉の酵素分解物であるリン酸化糖カルシウム(特許文献6参照)は初期う蝕の再石灰化促進効果(非特許文献4参照)、保湿剤や線維芽細胞のコラーゲン産生促進剤としての効果(特許文献7参照)が見出されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−314522号公報
【特許文献2】特開2005−213187号公報
【特許文献3】特開2009−269900
【特許文献4】特開2009−234976
【特許文献5】特開2007−51091
【特許文献6】特開平8−104696号公報
【特許文献7】特開平18−249077号公報
【非特許文献1】化粧品の有用性評価技術の進歩と将来展望 210ページ薬事日報社
【非特許文献2】J. Cell Biol, 117:1050−1058(2002)
【非特許文献3】Archives of Dermatological Reserch, 300:61−68(2008)
【非特許文献4】J. Apply. Glycosci, 51, 129-134(2004)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
皮膚状態を改善する様々な物質および皮膚組成物が多数報告されているが、それらはいずれも表皮または真皮のいずれか一方の症状の改善のみに着目したものであり、表皮と真皮の両方の症状を改善して総合的かつ高い皮膚改善効果をもたらすことができる新規な物質および皮膚改善剤が望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明は、例えば、以下の手段を提供する
【0008】
リン酸化糖カルシウムをターンオーバー促進成分として含有することを特徴とする皮膚外用剤。
【0009】
リン酸化糖カルシウムをケラチノサイト分化促進成分として含有することを特徴とする皮膚外用剤。
【0010】
リン酸化糖カルシウムをタイトジャンクション形成促進成分として含有することを特徴とする皮膚外用剤。
【0011】
リン酸化糖カルシウムを細胞賦活成分として含有することを特徴とする皮膚外用剤。
【0012】
リン酸化糖カルシウムをヒアルロン酸産生促進成分として含有することを特徴とする皮膚外用剤。
【発明の効果】
【0013】
リン酸化糖糖カルシウムには歯の再石灰化促進効果、カルシウム吸収促進効果、コラーゲン産生促進効果があることが知られている。しかしながら、表皮のターンオーバー促進作用、表皮ケラチノサイトの分化促進作用、表皮のタイトジャンクション形成促進作用、皮膚線維芽細胞賦活作用、皮膚線維芽細胞からのヒアルロン酸産生促進作用等のアンチエイジング効果を有することについては全く知られていなかった。また、これまでのアンチエイジング効果物質は表皮または真皮のいずれか一方の症状の改善のみに着目したものであったが、リン酸化糖カルシウムは表皮と真皮の両方の症状を改善して総合的かつ高いアンチエイジング効果をもたらすことができる。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明のリン酸化糖カルシウムを表皮のターンオーバー促進作用成分、表皮ケラチノサイトの分化促進作用成分、表皮のタイトジャンクション形成促進作用成分、皮膚線維芽細胞賦活作用成分、皮膚線維芽細胞からのヒアルロン酸産生促進作用成分として、定法に従い、通常の皮膚外用剤に使用される種々の形態の基材に配合し、製剤化することにより皮膚改善効果を持つ皮膚外用剤を得ることが出来る。
【0015】
本発明において使用されるリン酸化糖カルシウムは、糖部分とリン酸基のカルシウム塩とからなっている。本明細書で用いる場合、用語「リン酸化糖」とは、分子内に少なくとも1個のリン酸基を有する糖をいう。本明細書で用いる場合、用語「リン酸化糖カルシウム」とは、リン酸化糖のカルシウム塩をいう。本発明において使用されるリン酸化糖カルシウムにおいては、糖部分が重合度2〜8のグルカンであり、リン酸基の数が1〜2個である。リン酸化糖カルシウム中のカルシウムイオンの数は、1〜2個であり、好ましくはリン酸化糖カルシウム中のリン酸基の数とリン酸イオンの数とは等しい。
【0016】
本発明で用いられるリン酸化糖カルシウムは、純粋な1種類の化合物として用いられてもよく、複数種の混合物として用いられてもよい。本発明で用いられるリン酸化糖カルシウムは、好ましくは、特開平8−104696号公報に記載されるリン酸化糖カルシウムである。特開平8−104696号公報に記載される方法に従って製造すると複数種類のリン酸化糖カルシウムの混合物が得られる。その混合物をそのまま用いてもよく、純粋な化合物に分離した後に、1種類の化合物のみを選択して用いてもよい。リン酸化糖カルシウムは、1種類で用いた場合も、混合物として用いた場合も、優れた性能を発揮する。
【0017】
リン酸化糖カルシウムは、例えば、公知の糖類をリン酸化してリン酸化糖を得て、その後、リン酸化糖をカルシウム塩とすることにより製造され得る。リン酸化糖の製造方法は、特開平8−104696号公報に記載される。リン酸化糖カルシウムの粉末はまた、江崎グリコ株式会社からリン酸化オリゴ糖カルシウムとして販売されている。
【0018】
本発明の皮膚外用剤におけるリン酸化糖カルシウムの含有量は、乾燥固形分として好ましくは0.01〜10質量%(以下単に「%」で示す)であり、より好ましくは0.05〜5%であり、さらに好ましくは0.1〜3%である。この範囲内であれば、リン酸化糖カルシウムを安定に配合することが出来、かつ高い表皮のターンオーバー促進作用、表皮ケラチノサイトの分化促進作用、表皮のタイトジャンクション形成促進作用、皮膚線維芽細胞賦活作用、皮膚線維芽細胞からのヒアルロン酸産生促進作用を発揮することが出来る。
【0019】
本発明で用いるリン酸化糖カルシウムは、さらに他の薬効成分と組み合わせることにより、より効果の優れた皮膚外用剤組成物が得られる。他の薬効成分としては、保湿剤、抗酸化剤、細胞賦活剤、美白剤、紫外線防止剤から選ばれるものであり、具体的な薬効剤としては、それぞれ以下に示すものが挙げられる。
【0020】
まず保湿剤としては、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、タンパク質またはその誘導体もしくは加水分解物並びにそれらの塩(コラーゲン、エラスチン、ケラチン等)、ムコ多糖及びその誘導体(ヒアルロン酸、加水分解ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸等)、アミノ酸及びその誘導体(ヒスチジン、セリン、グリシン、テアニン、アスパラギン酸、アルギニン、リジン、ピロリドンカルボン酸、N−メチル−L−セリン等)、糖類(ソルビトール、エリスリトール、トレハロース、イノシトール、グルコース、キシリトール、N−アセチルグルコサミン、ラフィノース、蔗糖およびその誘導体、デキストリン及びその誘導体、ハチミツ等)、D−パンテノール及びその誘導体、糖脂質、セラミド、糖セラミド、アマチャ抽出物、アーモンド抽出物、アシタバ抽出物、アボカド抽出物、アルテア抽出物、アルニカ抽出物、温泉水、チンピエキス、アロエ抽出物、ウスベニアオイ抽出物、コガネバナ(オウゴン)抽出物、オウレン抽出物、オトギリソウ抽出物、オドリコソウ抽出物、オノニス抽出物、カミツレ抽出物、カラスムギ抽出物、グラブリジン、グラブレン、リクイリチン、イソリクイリチン及びこれらを含有するカンゾウ抽出物、水溶性および油溶性甘草抽出物、キイチゴ抽出物、ヒマラヤンラズベリーエキス、スイカズラ(キンギンカ)抽出物、クインスシード(マルメロ)抽出物、クララ(クジン)抽出物、クチナシ抽出物、クマザサ抽出物、水溶性葉緑素、モミジ葉エキス、ユズエキス、グレープフルーツ抽出物、クレソン抽出物、ゲンチアナ(リンドウ)抽出物、ゲンノショウコ抽出物、ゴボウ抽出物、ゴマ抽出物、コムギ抽出物、小麦胚芽エキス、コンフリー(ヒレハリソウ)抽出物、サイシン抽出物、サボテン抽出物、サボンソウ抽出物、サルビア(セージ)抽出物、サンザシ抽出物、ジオウ抽出物、シソ抽出物、ヒメフウロエキス、シモツケ抽出物、シャクヤク抽出物、ショウガ抽出物、ショウブ抽出物、シラカバ抽出物、ハッカ(ペパーミント、ミドリハッカ、スペアミント等)抽出物、ゼニアオイ(ウスベニタチアオイ)抽出物、スギナ抽出液、センキュウ抽出物、クワ(ソウハクヒ)抽出物、タチジャコウソウ(タイム)抽出物、ツバキ抽出物、トウキ抽出液、トウチュウカソウ抽出物、トウモロコシ抽出物、ドクダミ抽出物、ハイビスカスエキス、セイヨウシロヤナギエキス、トルメンチラ抽出物、パセリ抽出物、ハトムギ(ヨクイニン)抽出物、ハマメリス(ウイッチヘーゼル)抽出物、バラ抽出物、ヒノキ抽出物、ヒマワリ抽出物、フキタンポポ抽出物、ブッチャーズブルーム抽出物、ブドウ抽出物、プルーン(スモモ)抽出物、ヘチマ抽出物、アボカドエキス、オクラエキス、ボダイジュ抽出物、月桃葉エキス、ボタン(ボタンピ)抽出物、ホップ抽出物、ホホバ葉エキス、ホホバ油、マカデミアナッツ油、オリーブ油、杏仁油、パーシック油、サフラワー油、ヒマワリ油、アボガド油、ツバキ油、アーモンド油、エゴマ油、ゴマ油、ボラージ(ルリジサ)油、カカオ脂、シア脂、マツ抽出物、マロニエ抽出物、ムクロジ抽出物、ムチン、ムラサキ(シコン)抽出物、メドウホーム油、メリッサ抽出物、ヤグルマソウ抽出物、ユキノシタ抽出物、ユリ抽出物、ライム抽出物、ラベンダー抽出物、リンゴ抽出物、リンドウ(リュウタン)抽出物、リン脂質(大豆、卵黄等由来)、レンゲソウ抽出物、ワレモコウ(ジユ)抽出物、茶(烏龍茶、緑茶、紅茶等)抽出物、モクツウ抽出物、尿素、羅漢果抽出物、シロキクラゲ多糖体、海藻抽出物(コンブ、マコンブ、ワカメ、ヒジキ、ヒバマタ、スジメ、トロロコンブ、カジメ、ツルアラメ、チガイソ、ホンダラワ、ジャイアントケルプ等の褐藻類;テングサ、オオキリンサイ、キリンサイ、ツノマタ、スギノリ、ウスバノリ、アサクサノリ、マツノリ、トサカマツ、フノリ、オゴノリ、カイメンソウ、イギス、エゴノリ等の紅藻類;クロレラ、アオノリ、ドナリエラ、クロロコッカス、アナアオサ、カワノリ、マリモ、シオグサ、カサノリ、フトジュズモ、タマジュズモ、ヒトエグサ、アオミドロ等の緑藻類;スピルリナ等の藍藻類等)、セイヨウナシ果汁発酵液やハイビスカス醗酵液、コメ醗酵液等の植物醗酵液等が挙げられる。これらの保湿剤を配合することにより、より表皮のターンオーバー促進作用、表皮ケラチノサイトの分化促進作用、表皮のタイトジャンクション形成促進作用、皮膚線維芽細胞賦活作用、皮膚線維芽細胞からのヒアルロン酸産生促進作用を発揮することができる。(なお、抽出物におけるかっこ内の表示は、植物の別名または生薬名を示す。以下同じ。)
【0021】
また抗酸化剤としては、ビタミンEおよびその誘導体(dl−α(β、γ)−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、ニコチン酸−dl−α−トコフェロール、リノール酸−dl−α−トコフェロール、コハク酸dl−α−トコフェロール等のトコフェロール及びその誘導体、ユビキノン類等)、ビタミンA及びその誘導体(レチノール及びパルミチン酸レチノール、酢酸レチノール等の誘導体、デヒドロレチナール等のレチナール及びその誘導体等)、カロチノイド(カロチン、リコピン、アスタキサンチン等)、ビタミンB及びその誘導体(チアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩、リボフラビン、酢酸リボフラビン、塩酸ピリドキシン、ピリドキシンジオクタノエート、フラビンアデニンヌクレオチド、シアノコバラミン、葉酸類、ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等のニコチン酸類、コリン類等)、ビタミンC及びその誘導体(L−アスコルビン酸リン酸エステル、L−アスコルビン酸硫酸エステル、ジパルミチン酸L−アスコルビル、テトライソパルミチン酸L−アスコルビル、アスコルビン酸グルコシド等)、ビタミンD及びその誘導体(エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール、ジヒドロキシスタナール等)、メバロノラクトン、ルチン及びその誘導体、チオタウリン、タウリン、ハイドロキノン及びその誘導体(アルブチン、α-アルブチン)、ヒスチジン、カテキン及びその誘導体、グラブリジン、グラブレン、リクイリチン、イソリクイリチン及びこれらを含有するカンゾウ抽出物、グルタチオン及びその誘導体、没食子酸及びその誘導体、ピクノジェノール、トウヒエキス、メマツヨイグサエキス、キュウリ抽出物、ケイケットウ抽出物、ゲンチアナ(リンドウ)抽出物、ゲンノショウコ抽出物、コレステロール及びその誘導体、サンザシ抽出物、シャクヤク抽出物、スーパーオキサイドディスムターゼ、イチョウ抽出物、コガネバナ(オウゴン)抽出物、ニンジン抽出物、マイカイカ(マイカイ、ハマナス)抽出物、サンペンズ(カワラケツメイ)抽出物、トルメンチラ抽出物、パセリ抽出物、ブドウ抽出物、ボタン(ボタンピ)抽出物、マンニトール、モッカ(ボケ)抽出物、メリッサ抽出物、ヤシャジツ(ヤシャ)抽出物、ユキノシタ抽出物、ローズマリー(マンネンロウ)抽出物、ビルベリーエキス、ビルベリー葉抽出液、ステビアエキス、レタス抽出物、茶抽出物(烏龍茶、紅茶、緑茶等)、微生物醗酵代謝産物、海藻抽出物、霊芝抽出物、卵殻膜抽出物、胎盤抽出物、羅漢果抽出物等が挙げられる。
【0022】
細胞賦活剤としては、ビタミンA及びその誘導体(レチノール及びパルミチン酸レチノール、酢酸レチノール等の誘導体;レチナール及びデヒドロレチナール等の誘導体等)、ビタミンC及びその誘導体(L−アスコルビン酸リン酸エステル、L−アスコルビン酸硫酸エステル、ジパルミチン酸L−アスコルビル、テトライソパルミチン酸L−アスコルビル、アスコルビン酸グルコシド等)、 ビタミンB及びその誘導体(チアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩、リボフラビン、酢酸リボフラビン、塩酸ピリドキシン、ピリドキシンジオクタノエート、フラビンアデニンヌクレオチド、シアノコバラミン、ジイソプロピルアミンジクロロ酢酸、葉酸類、ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等のニコチン酸類、コリン類等)、コエンザイムQ10、リボ核酸及びその塩、デオキリリボ核酸及びその塩、α−及びγ−リノレン酸、キサンチン及びその誘導体(カフェイン等)、アーモンド抽出物、アスパラガス抽出物、アミノ酸及びその誘導体(セリン、グルタミン酸、テアニン、ヒドロキシプロリン、ピロリドンカルボン酸、γ−アミノ酪酸、γ−アミノ−β−ヒドロキシ酪酸等)、アンズ(キョウニン)抽出物、ハウチワマメエキス、イチョウ抽出物、ドコサヘキサエン酸及びその誘導体、エイコサペンタエン酸及びその誘導体、キハダ(オウバク)抽出物、オオムギ(バクガ)抽出物、キウイ抽出物、キュウリ抽出物、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、シイタケ抽出物、スギナ抽出物、センブリ抽出物、ダイズ抽出物、ナツメ(タイソウ)抽出物、ツボクサ抽出物、トウガラシ抽出物、トウキンセンカ抽出物、小麦胚芽エキス、トマト抽出物、ニンニク抽出物、ニンジン抽出物、ヒノキチオール、ブクリョウ抽出物、ブドウ種子油、ブナ抽出物、スターフルーツエキス、モモ抽出物、ユーカリ抽出物、ユリ抽出物、ラン抽出液、レタス抽出物、レモン抽出物、ローズマリー(マンネンロウ)抽出物、麦芽根抽出物、動物由来抽出物(イカスミ等軟体動物抽出物、貝殻抽出物、貝肉抽出物、真珠蛋白抽出液、魚肉抽出物、鶏冠抽出物、ローヤルゼリー、シルクプロテイン及びその分解物、胎盤抽出物、血清除蛋白抽出物)、ラクトフェリン又はその分解物等、微生物由来抽出物(酵母抽出物)、微生物醗酵液(乳酸菌、ビフィズス菌等由来)、霊芝抽出物等が挙げられる。
【0023】
美白剤としては、ビタミンC及びその誘導体(L−アスコルビン酸リン酸エステル、L−アスコルビン酸硫酸エステル、ジパルミチン酸L−アスコルビル、テトライソパルミチン酸L−アスコルビル、アスコルビン酸グルコシド等)、胎盤抽出物、グリチルリチン酸ジカリウム、グラブリジン、グラブレン、リクイリチン、イソリクイリチン及びこれらを含有するカンゾウ抽出物、ヨクイニン(ハトムギ)抽出物、コガネバナ(オウゴン)抽出物、海藻抽出物(コンブ、マコンブ、ワカメ、ヒジキ、ヒバマタ、スジメ、トロロコンブ、カジメ、ツルアラメ、チガイソ、ホンダラワ、ジャイアントケルプ等の褐藻類;テングサ、ツノマタ、スギノリ、ウスバノリ、アサクサノリ、マツノリ、トサカマツ、フノリ、オゴノリ、カイメンソウ、イギス、エゴノリ等の紅藻類;クロレラ、アオノリ、ドナリエラ、クロロコッカス、アナアオサ、カワノリ、マリモ、シオグサ、カサノリ、フトジュズモ、タマジュズモ、ヒトエグサ、アオミドロ等の緑藻類;スピルリナ等の藍藻類等)、ビャクレン抽出物、センプクカ抽出物、ブドウ抽出物、コムギ抽出物、トマト抽出物、ビタミンA及びその誘導体(レチノール及びパルミチン酸レチノール、酢酸レチノール等の誘導体;レチナール及びデヒドロレチナール等の誘導体等)、カロチノイド(カロチン、リコピン、アスタキサンチン等)、アガロース、オリゴサッカライド、ネオアガロビオース、ハイドロキノン及びその誘導体(アルブチン、α-アルブチン)、システイン及びその誘導体、アスパラガス抽出物、アセロラ抽出液、シーカーサーエキス、ユズエキス、サクラエキス、イブキトラノオ抽出物、ノイバラ(エイジツ)抽出物、エンドウ豆抽出物、オオバナサルスベリエキス、カミツレ抽出物、カムカム抽出物、ケイケットウ抽出物、オレンジ抽出物、キイチゴ抽出物、火棘抽出物、キウイ抽出物、クララ(クジン)抽出物、メマツヨイグサエキス、コーヒー抽出物、ゴマ油、エゴマ油、ゴカヒ抽出物、エソウコギ抽出物、コメ抽出物、サイシン抽出物、サンザシ抽出物、サンペンズ(カワラケツメイ)抽出物、シャクヤク抽出物、シラユリ抽出物、クワ(ソウハクヒ)抽出液、トウキ抽出液、ブナ抽出物、ブラックカラント抽出物、ホウセンカ抽出物、ホップ抽出物、マイカイカ(マイカイ、ハマナス)抽出物、モッカ(ボケ)抽出物、ユキノシタ抽出物、茶抽出物(烏龍茶、紅茶、緑茶等)、霊芝抽出物、微生物醗酵代謝産物、大豆抽出物、糖蜜抽出物、羅漢果抽出物等が挙げられる。
【0024】
これらの美白剤のうち、特に好ましいものとしては、リン酸化糖カルシウムとは異なるメカニズムで美白効果を発揮するものである。例えばビタミンC及びその誘導体、α−アルブチン等が挙げられる。すなわちリン酸化糖カルシウムは表皮のターンオーバー促進効果によりメラノサイトから表皮細胞に排出されたメラニンの排出をスムーズにすることによって色素沈着や肌のくすみを緩和するのに対して、ビタミンC及びその誘導体はメラニンの色を薄くすることによって美白効果を発揮する。また、α-アルブチンはメラニン合成酵素であるチロシナーゼを阻害することによってメラニンの生成を抑制することによって美白効果を発揮するものである。よってリン酸化糖カルシウムとこれらの美白剤を組み合わせることによって相乗的な美白効果を発揮することができる。
【0025】
紫外線防止剤としては、パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン及びその誘導体(2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウム等)、酸化チタン、微粒子酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム等が挙げられる。
【0026】
上記の成分とリン酸化糖カルシウムを組み合せた皮膚外用剤組成物も、定法に従い、必須成分である成分リン酸化糖カルシウムと上記成分とを通常の皮膚外用剤として知られる種々の形態の基剤に配合して調製することができる。
【0027】
本発明の皮膚外用剤組成物の調製における上記成分の配合量は、薬効剤の種類により相違するが、以下に示す範囲とすることが好ましい。この範囲であれば、リン酸化糖カルシウムと組み合わせた場合、製剤及び製剤中のリン酸化糖カルシウムの経時安定性に影響を及ぼすことがなく、より高い表皮のターンオーバー促進作用、表皮ケラチノサイトの分化促進作用、表皮のタイトジャンクション形成促進作用、皮膚線維芽細胞賦活作用、皮膚線維芽細胞からのヒアルロン酸産生促進作用を発揮することができる。
【0028】
すなわち、本発明の皮膚外用剤組成物における保湿剤の配合量は、好ましくは0.00001〜25%であり、より好ましくは0.0001〜20%の範囲である。抽出物を抽出液のまま用いる場合は乾燥固形分としてこの範囲であれば良い。この範囲であれば、より優れた保湿効果を示し、かつ、べたつきのない使用感の良好な皮膚外用剤が得られる。
【0029】
また、本発明の皮膚外用剤組成物における抗酸化剤の配合量は、好ましくは0.00001〜5%、より好ましくは0.0001〜3%の範囲である。抽出物を抽出液のまま用いる場合は乾燥固形分としてこの範囲であれば良い。この範囲であればより優れた抗酸化効果の発現がみられ、かつ、優れた老化防止効果を示す皮膚外用剤が得られる。
【0030】
更に、本発明の皮膚外用剤組成物における細胞賦活剤の配合量としては、好ましくは0.00001〜5%、より好ましくは0.0001〜3%の範囲である。抽出物を抽出液のまま用いる場合は、乾燥固形分としてこの範囲であれば良い。この範囲であればより優れた肌荒れ改善効果が発現し、かつ、優れた老化防止効果を示す皮膚外用剤が得られる。
【0031】
更にまた、本発明の皮膚外用剤組成物における美白剤の配合量は、好ましくは0.00001〜10%であり、より好ましくは0.0001〜5%の範囲である。抽出物を抽出液のまま用いる場合は乾燥固形分としてこの範囲であれば良い。この範囲であればより優れた美白、美肌効果を示し、かつ、使用感の良好な皮膚外用剤が得られる。
【0032】
また更に、本発明の皮膚外用剤組成物における紫外線防止剤の配合量としては、好ましくは0.001〜20%、より好ましくは0.01〜10%の範囲である。この範囲であればより優れた紫外線防止効果が発現し、かつ、優れた老化防止効果を示す皮膚外用剤が得られる。
【0033】
これらの保湿剤、抗酸化剤、細胞賦活剤、美白剤及び紫外線防止剤は、一種又は二種以上組み合わせて用いることができる。
【0034】
また、本発明の皮膚外用剤には、必要に応じて本発明の効果を損なわない範囲で、通常、化粧料や医薬部外品、外用医薬品等の製剤に使用される他の任意成分、すなわち、水(精製水、温泉水、植物などを蒸留、抽出した際に得られる水分も含む)、油剤、界面活性剤、金属セッケン、ゲル化剤、粉体、アルコール類、水溶性高分子、皮膜形成剤、樹脂、包接化合物、抗菌剤、香料、消臭剤、塩類、pH調整剤、清涼剤、植物・動物・微生物由来の抽出物、血行促進剤、収斂剤、抗脂漏剤、キレート剤、角質溶解剤、酵素、ホルモン類、ビタミン類等を加えることができる。好適な成分の具体例としてはそれぞれ以下に示すものが挙げられる。ここで、「誘導体」には形成可能な塩が含まれる。
【0035】
油剤としては、基剤の構成成分又は使用性、使用感を良くするものとして、通常の化粧料に使用されるものであれば、天然系油であるか、合成油であるか、或いは、固体、半固体、液体であるか等の性状は問わず、炭化水素類、ロウ類、脂肪酸類、高級アルコール類、エステル油、シリコーン油類、フッ素系油類等を使用することができる。この油剤の具体例としては、流動パラフィン、スクワラン、植物スクワラン、ワセリン等の炭化水素類、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、ミンク油、米ぬか油、マカデミアンナッツ油、杏仁油、パーシック油、サフラワー油、ヒマワリ油、アボカド油、メドゥフォーム油、ツバキ油、アルガンオイル、アーモンド油、エゴマ油、ゴマ油、ボラージ油、カカオ脂、シア脂等の植物や動物由来の油脂、ミツロウ、サラシミツロウ、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、ゲイロウ等のロウ類、ステアリン酸、イソステアリン酸、イソステアリン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソセチル、オクタン酸オクチル、炭酸ジオクチル、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル、長鎖分岐脂肪酸コレステリル、メチルポリシロキサン、ジメチルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、POE変性シリコン、共変性シリコン、メチルフェニルポリシロキサン等が挙げられる。
【0036】
界面活性剤は、油剤等の乳化や可溶化等のために用いられ、アニオン性、カチオン性、非イオン性及び両性の界面活性剤を用いることができる。例えば、POE硬化ヒマシ油、ショ糖脂肪酸エステル、モノラウリン酸ポリオキシエチレン(20)、モノステアリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン、モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン等のPOEソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレン(20)ラウリルエーテル、ポリオキシエチレン(20)ステアリルエーテル等のPOEアルキルエーテル類、ソルビタンイソステアリン酸ソルビタン、ヤシ油脂肪酸POEソルビタン、ポリオキシプロピレン(10)メチルグルコシド、モノステアリン酸グリセリン、イソステアリン酸デカグリセリル、トリオクタン酸グリセリル、POEトリイソステアリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリド、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、水素添加レシチン、N−ステアロイルグルタミン酸ナトリウム、サーファクチンナトリウム、マンノシルエリスリトールリピッド等が挙げられる。
【0037】
金属セッケンとしては、脂肪酸等のアルカリ塩以外の金属塩であり、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、ラウリン酸亜鉛等が挙げられる。
【0038】
ゲル化剤は、系の安定化や使用性、使用感を良くするために用いられ、N−ラウロイル−L−グルタミン酸等のアミノ酸誘導体、デキストリンパルミチン酸エステル等のデキストリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ベントナイト、有機変性粘土鉱物等が挙げられる。
【0039】
粉体は、主としてメーキャップ化粧料における着色や皮膚の隠蔽、又は使用感を良くするため等多目的に用いられ、通常の化粧料に使用されるものであれば、その形状(球状、針状、板状、等)や粒子径(煙霧状、微粒子、顔料級等)、粒子構造(多孔質、無孔質等)を問わず、いずれのものも使用することができる。例えば、無機粉体としては、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、タルク、雲母、合成雲母、マイカ、カオリン、セリサイト、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、セラミックスパウダー、窒化ホウ素、シリコンエラストマー、球状シリコン紛体等が挙げられ、有機粉体としては、ポリエステルパウダー、ポリエチレンパウダー、ポリスチレンパウダー、ナイロンパウダー、ラウロイルリジン等が挙げられる。また、有色顔料としては、酸化鉄、カーボンブラック、酸化クロム、紺青、群青等の無機系顔料、タール系色素をレーキ化したもの、天然色素をレーキ化したものが挙げられ、パール顔料としては、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆マイカ、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タルク、魚鱗箔、酸化チタン被覆着色雲母等、その他タール色素、カルミン酸等の天然色素等が挙げられる。これらの粉体を複合化したり、油剤やシリコーン、又はフッ素化合物で表面処理を行なっても良い。
【0040】
アルコール類としてはエタノール、イソプロパノール等の低級アルコール、グリセリン、ジグリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコ−ル、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、セタノール等が挙げられる。
【0041】
水溶性高分子は、系の安定化や使用性、使用感を良くするため、あるいは保湿効果を得るためにも用いられる。水溶性高分子の具体例として、カラギーナン、ペクチン、寒天、ローカストビーンガム等の植物系高分子、キサンタンガム等の微生物系高分子、カゼイン、ゼラチン等の動物系高分子、カルボキシメチルグルカン、デンプン等のデンプン系高分子、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ニトロセルロース、結晶セルロース等のセルロース系高分子、アルギン酸ナトリウム等のアルギン酸系高分子、アルキル変性カルボマー、カルボキシビニルポリマー等のビニル系高分子、ポリオキシエチレン系高分子、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体系高分子、ポリアクリル酸ナトリウム等のアクリル系高分子等が挙げられる。また、この中には、ポリビニルアルコールやポリビニルピロリドン等の皮膜形成剤も含まれる。
【0042】
植物抽出物や動物または微生物由来抽出物としては、上記成分(保湿剤、抗酸化剤、細胞賦活剤、美白剤及び紫外線防止剤)として挙げた以外のものを用いることができる。
【0043】
抗菌剤としては、安息香酸、安息香酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸エステル、パラクロルメタクレゾール、塩化ベンザルコニウム、フェノキシエタノール、イソプロピルメチルフェノール、クロルフェネシン等が挙げられる。
【0044】
活性酸素除去剤は、過酸化脂質生成抑制等の目的で用いられ、スーパーオキサイドディスムターゼ、マンニトール、クエルセチン、カテキン及びその誘導体、チアミン類(チアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩)、リボフラビン類(リボフラビン、酢酸リボフラビン等)、ピリドキシン類(塩酸ピリドキシン、ピリドキシンジオクタノエート等)、ニコチン酸類(ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等)等のビタミンB類;ジブチルヒドロキシトルエン及びブチルヒドロキシアニソール等が挙げられる。
【0045】
血行促進剤としては、アルニカ抽出液、トウガラシチンキ、イチョウ抽出物、酢酸トコフェロール、γ―オリザノール、ニコチン酸、ニコチン酸トコフェロール等のニコチン酸誘導体、ルチン等が挙げられ、酵素としてはリパーゼ、パパイン等が挙げられる。
【0046】
かくして得られた本発明の皮膚外用剤は、特に制約なく種々の形態とすることができるが、その代表的な配合形態の例としては、乳液、クリーム、化粧水、パック、洗浄料、メーキャップ化粧料、分散液、軟膏などの化粧料や外用医薬品等を挙げることができる。
【実施例】
【0047】
次に参考例、試験例及び実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらになんら制約されるものではない。以下の実施例および参考例に用いたリン酸化糖カルシウムは、特開平8−104696号の実施例1の手順で、塩化ナトリウムの代わりに塩化カルシウムを用いて、馬鈴薯澱粉より調製したリン酸化糖カルシウムを指す。つまり、α−1,4結合した2から8個のグルコースからなるオリゴ糖に分子内に1個から2個のリン酸基が結合し、これらのリン酸化糖にそれぞれカルシウムが結合したリン酸化糖カルシウムの混合物である。このリン酸化糖カルシウムは、3、4または5個のグルコースからなるオリゴ糖に分子内で1個のリン酸基が結合し、このリン酸基にカルシウムが結合しているものと5、6、7または8個のグルコースからなるオリゴ糖に分子内で2個のリン酸基が結合し、このリン酸基にカルシウムが結合しているものとの混合物である。ここで、1個のリン酸基が結合しているものと2個のリン酸基が結合しているものとのモル比は約8:2である。以下の実施例および試験例では、このようにして調製した塩を用いた。イオン交換樹脂を用いる本方法以外にも、一般的な電気透析によって、脱塩後、各金属塩を添加することで容易に各種金属塩のリン酸化糖が調製できる。なお、リン酸化糖のカルシウム塩については、江崎グリコ株式会社からリン酸化オリゴ糖カルシウムとして販売されているものも好適に用いることができる。リン酸化オリゴ糖カルシウムは、粉末または溶液として用いている。
【0048】
実施例1 ヒト皮膚線維芽細胞のヒアルロン酸産生促進作用
正常ヒト皮膚線維芽細胞NB1RGBをウェルあたり2.5×10個となるように96ウェルマイクロプレートに播種した。播種培地にはダルベッコ改変イーグル(D-MEM)培地に10容量%のウシ胎児血清(FBS)を添加した培地を用いて96ウェルプレート上で24時間プレインキュベートした。培地を除去した後、次に4容量% FBS添加D-MEMにて調整したリン酸化オリゴ糖カルシウムを0.5%含有するサンプル培養液に交換し37℃、5%CO2下で48時間培養した。培養終了後、培地中のヒアルロン酸量をヒアルロン酸測定キット(生化学バイオビジネス製)を用いて測定した。これらの結果を表1に示す。
【0049】
【表1】

【0050】
表1の結果から明らかなように、0.5%リン酸化オリゴ糖カルシウム添加区において有意なヒアルロン酸産生促進効果が認められた。
【0051】
実施例2 ヒト皮膚線維芽細胞の細胞増殖促進作用
正常ヒト皮膚線維芽細胞NB1RGBをウェルあたり2.5×10個となるように96ウェルマイクロプレートに播種した。播種培地にはダルベッコ改変イーグル(D-MEM)培地に10容量%のウシ胎児血清(FBS)を添加した培地を用いて96ウェルプレートで37℃、5%CO中にて24時間プレインキュベートした。培地を除去した後、次に4容量%FBS添加D-MEMにて調整したリン酸化オリゴ糖カルシウムを各種濃度(0.2〜0.6%)で含有するサンプル培養液に交換し37℃、5%CO下で培養した。72時間後、細胞の成育をテトラカラーワン (生化学工業)を用いて測定した。対照区の生育率を100とし、リン酸化オリゴ糖カルシウム添加時の細胞増殖率を求めた。これらの結果を表2に示す。
【0052】
【表2】

【0053】
表2の結果から明らかなように、0.2〜0.6%リン酸化オリゴ糖カルシウム添加区においてヒアルロン酸産生促進効果が認められた。
【0054】
実施例3 ヒト皮膚表皮角化細胞の分化促進作用(インボルクリンタンパク産生促進効果)
正常ヒト皮膚線維芽細胞NHEKをウェルあたり7.1×10個となるように12ウェル培養プレートに播種した。培地としてインスリン、hEGF、ハイドロコーチゾン、抗菌剤、BPEを添加したEpiLife KG-2培地を用いて37℃、5%CO中にて48時間プレインキュベートした。培地を除去した後、次に0.1%リン酸化オリゴ糖カルシウムを含有するサンプル培養液に交換し37℃、5%CO下で培養した。144時間後、細胞を回収し、分化マーカーであるインボルクリンの発現量をウェスタンブロッティングにより比較した。HRP基質の発光シグナルをルミノ・イメージアナライザーLAS-4000UV
mini(FUJIFILM)で検出して、対照区のインボルクリン発現量を100とし、リン酸化オリゴ糖カルシウム添加時のインボルクリン発現量を求めた。(内部標準補正にはGAPDHを使用した。)
これらの結果を表3に示す。
【0055】
【表3】

【0056】
表3の結果から明らかなように、0.1%リン酸化オリゴ糖カルシウム添加区において有意なインボルクリン産生促進効果が認められた。分化マーカーであるインボルクリンの発現量が上昇したことからリン酸化オリゴ糖カルシウムによるヒト皮膚表皮角化細胞の分化促進作用が確認された。
【0057】
実施例4 ヒト皮膚表皮角化細胞の分化促進作用(インボルクリン遺伝子発現促進効果)
正常ヒト皮膚線維芽細胞NHEKをウェルあたり7.1×10個となるように12ウェル培養プレートに播種した。培地としてインスリン、hEGF、ハイドロコーチゾン、抗菌剤、BPEを添加したEpiLife KG-2培地を用いて37℃、5%CO中にて48時間プレインキュベートした。培地を除去した後、次に0.1%リン酸化オリゴ糖カルシウムを含有するサンプル培養液に交換し37℃、5%CO下で培養した。144時間後、細胞からtotal RNAを抽出しリアルタイムPCRによってインボルクリン遺伝子の発現量の比較を行った。
対照区のインボルクリン遺伝子発現量を100とし、リン酸化オリゴ糖カルシウム添加時のインボルクリン遺伝子発現量を求めた。(内部標準補正にはGAPDHを使用した。)
これらの結果を表4に示す。
【0058】
【表4】

【0059】
表4の結果から明らかなように、0.1%リン酸化オリゴ糖カルシウム添加区においてインボルクリン遺伝子発現促進効果が認められた。分化マーカーであるインボルクリンの遺伝子発現量が上昇したことから、リン酸化オリゴ糖カルシウムによるヒト皮膚表皮角化細胞の分化促進作用が確認された。
【0060】
実施例5 ヒト皮膚表皮角化細胞のタイトジャンクション形成促進作用
正常ヒト皮膚線維芽細胞NHEKをTranswell (Millipore社製)に4.3×10個となるように播種した。培地としてインスリン、hEGF、ハイドロコーチゾン、抗菌剤、BPEを添加したEpiLife KG-2培地を用いて37℃、5%CO中にて4日間培養した。培地を除去した後、次に各種濃度のリン酸化オリゴ糖カルシウムを含有するサンプル培養液に交換し37℃、5%CO下で72時間培養した。Millicell-ERS epithelial voltohmmeter
(Millipore)で経時的にTER(transepithelial
electric resistance)を測定することによりタイトジャンクションの形成を評価した。これらの結果を図1に示す。
(図1)

【0061】
図1の結果から明らかなように、リン酸化オリゴ糖カルシウムの培地への添加によって濃度依存的に正常ヒト表皮角化細胞のタイトジャンクションの形成が促進されることが明らかとなった。
【0062】
実施例6 表皮のターンオーバー促進作用
健常日本人4名(男性3名 女性1名)の各前腕部2箇所に10質量%ジヒドロキシアセトン(DHA)水溶液0.35mlを染み込ませたリント布(2.5×2.5cm)を8〜10時間貼付し、角層染色部位を作製した。2%リン酸化オリゴ糖カルシウム水溶液あるいは対照液を染色部位に朝夕1日2回、約2週間連続塗付した。ターンオーバーの評価は色彩色差計(ミノルタCR-400)を用いて塗布開始、6日後、12日後に各塗付部位および隣接部位を測定した。DHAによる角層染色後から染色前への回復率を色差を求めることにより評価した。これらの結果を表5に示す。
【0063】
【表5】

【0064】
表5の結果から明らかなように、2%リン酸化オリゴ糖カルシウム水溶液塗付区において染色部位の色の戻りが早い、すなわち角層ターンオーバー促進作用が示された。
【0065】
以下に本発明のリン酸化糖カルシウムを含有した各種剤型の皮膚外用剤を例示する。
(実施例7)化粧水
(成分) (%)
(1)グリセリン

3.0
(2)1,3−ブチレングリコール

2.0
(3)プロピレングリコール

4.0
(4)オレイルアルコール

0.1
(5)モノラウリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン 1.5
(6)ポリオキシエチレン(20)ラウリルエーテル

0.5
(7)オリーブ油

0.2
(8)エチルアルコール

20.0
(9)パラオキシ安息香酸メチル

0.1
(10)酢酸dl−α−トコフェロール

0.2
(11)グリチルリチン酸ジカリウム

0.5
(12)ワレモコウ抽出物

0.5
(13)dl‐ピロリドンカルボン酸

0.2
(14)セリン

0.2
(15)ヒアルロン酸ナトリウム1%溶液

1.0
(16)リン酸化オリゴ糖カルシウム

10
(17)精製水

残 量
【0066】
(製法)
A.成分(1)〜(10)を混合溶解する。
B.成分(11)〜(17)を混合溶解する。
C.AとBを均一に混合して化粧水を得た。
【0067】
(実施例8)クリーム
(成分) (%)
(1)スクワラン

20.0
(2)ミツロウ

5.0
(3)ホホバ油

5.0
(4)モノステアリン酸グリセリル

2.0
(5)モノステアリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン 2.0
(6)モノステアリン酸ソルビタン
2.0
(7)フィトステロール

0.5
(8)キャンデリラロウ

1.0
(9)グリセリン

5.0
(10)パラオキシ安息香酸メチル

0.1
(11)ハマメリス抽出物

1.0
(12)モクツウ抽出物

1.0
(13)ニンジン抽出物

1.0
(14)イチョウ抽出物

1.0
(15)加水分解米抽出物

1.0
(16)カンゾウ抽出物

1.0
(17)リン酸化オリゴ糖カルシウム

1.0
(18)精製水

残 量
(19)香料

適 量
【0068】
(製法)
A.成分(1)〜(10)を加熱混合し、70℃に保つ。
B.成分(18)を加熱混合し、70℃に保つ。
C.AとBを混合、乳化し、冷却する。
D.冷却後、Cに成分(11)〜(17)、(19)を加えてクリームを得た。
【0069】
(実施例9)乳液
(成分) (%)
(1)モノステアリン酸ソルビタン

0.3
(2)モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン 0.1
(3)親油型モノステアリン酸グリセリル

0.2
(4)ステアリン酸

0.5
(5)セタノール

0.5
(6)スクワラン

3.0
(7)流動パラフィン

4.0
(8)ブドウ種子油

0.2
(9)トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル

2.0
(10)ジメチルポリシロキサン

1.0
(11)水素添加大豆リン脂質

0.1
(12)ニコチン酸dl−α−トコフェロール

0.1
(13)パラオキシ安息香酸エチル

0.1
(14)カルボキシビニルポリマー

0.1
(15)水酸化ナトリウム

0.05
(16)グリセリン

5.0
(17)1,3−ブチレングリコール

7.0
(18)エチルアルコール

5.0
(19)リン酸化オリゴ糖カルシウム
3.0
(20)酵母抽出物

2.0
(21)シラカバ抽出物

2.0
(22)マルトース

0.2
(23)精製水

残 量
(24)香料

適 量
【0070】
(製法)
A.成分(14)〜(17)、(23)を加熱混合する。
B.成分(1)〜(13)を加熱混合する。
C.AをBを混合し、均一に乳化する。
D.冷却後、Cに成分(18)〜(22)、(24)を加えて乳液を得た。
【0071】
実施例7、実施例8及び実施例9は、皮膚に対する安全性が高く、皮膚に適用することにより、しっとりとして滑らかで、生き生きとしたくすみのない美しい肌にする効果のある化粧水、クリーム、乳液であった。
【0072】
(実施例10)パック
(成分) (%)
(1)ポリビニルアルコール

15.0
(2)無水ケイ酸

0.5
(3)ポリエチレングリコール

0.5
(4)マカデミアナッツ油

0.5
(5)ポリオキシプロピレン(10)メチルグルコシド

5.0
(6)グリセリン

5.0
(7)リン酸化オリゴ糖カルシウム

0.5
(8)茶抽出物

0.5
(9)アボカド抽出物

0.5
(10)海藻抽出物

0.5
(11)エチルアルコール

20.0
(12)パラオキシ安息香酸エチル

0.1
(13)リン酸−L−アスコルビルマグネシウム

3.0
(14)精製水

残 量
【0073】
(製法)
A.成分(1)〜(6)を混合し、70℃に加熱し溶解する。
B.成分(7)〜(14)を混合溶解する。
C.AとBを混合後、冷却してパックを得た。
【0074】
実施例10は、皮膚に対する安全性が高く、また適用した結果、肌に潤いとハリを与え、くすみのない肌にする効果のあるパックであった。
【0075】
(実施例11)リキッドファンデーション
(成分) (%)
(1)液状ラノリン

2.0
(2)流動パラフィン

5.0
(3)ステアリン酸

2.0
(4)セタノール

1.0
(5)自己乳化型モノステアリン酸グリセリル

1.0
(6)パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル

8.0
(7)4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン 2.0
(8)パルミチン酸レチノール

0.2
(9)パラオキシ安息香酸メチル

0.1
(10)グリセリン

5.0
(11)トリエタノールアミン

1.0
(12)カルボキシメチルセルロース

0.2
(13)ベントナイト

0.5
(14)酸化チタン

6.0
(15)微粒子酸化チタン

2.0
(16)微粒子酸化亜鉛

5.0
(17)マイカ

2.0
(18)タルク

4.0
(19)着色顔料

4.0
(20)リン酸化オリゴ糖カルシウム

0.1
(21)ローズマリー抽出物

0.5
(22)オウゴン抽出物

0.5
(23)精製水

残 量
(24)香料

適 量
【0076】
(製法)
A.成分(1)〜(9)を混合溶解する。
B.Aに成分(14)〜(19)を加え、均一に混合する。
C.成分(10)〜(13)、(23)を均一に溶解する。
D.BとCを混合し、均一に乳化する。
E.Dを冷却後、成分(20)〜(22)、(24)を添加してリキッドファンデーションを得た。
【0077】
(実施例12)日焼け止め乳液
(成分) (%)
(1)ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン
1.0
(2)ジメチルポリシロキサン
5.0
(3)オクタメチルシクロテトラシロキサン

20.0
(4)イソノナン酸イソトリデシル

5.0
(5)パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル

5.0
(6)パラオキシ安息香酸メチル

0.1
(7)シリコーン処理微粒子酸化チタン

10.0
(8)シリコーン処理微粒子酸化亜鉛

10.0
(9)ポリスチレン末

3.0
(10)トリメチルシロキシケイ酸

0.5
(11)ジプロピレングリコール

3.0
(12)エチルアルコール

8.0
(13)アスコルビン酸リン酸マグネシウム

1.0
(14)α-アルブチン

1.0
(15)リン酸化オリゴ糖カルシウム

1.0
(16)塩化ナトリウム

0.2
(17)ワレモコウ抽出物

1.0
(18)アルテア抽出物

1.0
(19)スイカズラ抽出物

1.0
(20)精製水

残 量
(21)香料

適 量
【0078】
(製法)
A.成分(1)〜(10)を加温混合する。
B.成分(11)〜(16)、(20)を加温混合する。
C.AとBを混合し、均一に乳化する。
D.冷却後、Cに成分(17)〜(19)、(21)を加えて日焼け止め乳液を得た。
【0079】
実施例11及び12は皮膚に対する安全性が高く、皮膚に適用した結果、日焼け等による肌荒れを防止し、美しい肌を保つ効果のあるリキッドファンデーション及び日焼け止め乳液であった。特に実施例12はアスコルビン酸リン酸マグネシウム、α-アルブチン、リン酸化糖カルシウムがそれぞれ異なるメカニズムで美白作用を発揮するため相乗的な美白効果を有する。すなわち、アスコルビン酸リン酸マグネシウムは日焼けにより生成したメラニンの退色を促進する。α-アルブチンはメラニン生成酵素であるチロシナーゼを阻害することによってメラニンの生成を抑制する。また、リン酸化糖カルシウムは皮膚のターンオーバーを促進することによって日焼け後の肌色の回復を促進する。これらの作用によってそれぞれ単独で使用するよりも強い美白効果が確認された。
【0080】
(処方例13)クリーム
成分
(%)
(1)ステアリン酸

(2)モノステアリン酸グリセリン

(3)セタノール

(4)サラシミツロウ

(5)ミリスチン酸イソセチル

(6)イソステアリン酸デカグリセリル

(7)セラミド2
0.1
(8)水素添加レシチン
0.1
(9)植物スクワラン

(10)マカデミアナッツ油

(11)アルガンオイル
0.1
(12)キョウニン油
0.1
(13)リン酸化オリゴ糖カルシウム

(14)1,3ブチレングリコール

(15)濃グリセリン

(16)N―ステアロイルグルタミン酸ナトリウム
0.2
(17)アルキル変性カルボキシビニルポリマー
0.05
(18)ウーロン茶エキス
0.1
(19)褐藻エキス
0.5
(20)スギナ抽出液
0.1
(21)N−アセチルグルコサミン
0.1
(22)クレソンエキス
0.1
(23)サクラエキス
0.05
(24)アボカドエキス
0.2
(25)メマツヨイグサエキス
0.2
(26)加水分解シルク
0.1
(27)クロルフェネシン
0.1
(28)エデト酸塩
0.05
(29)パラオキシ安息香酸エステル
0.2
(30)精製水
残 量
【0081】
(製法)
A.成分(1)〜(12)を加温混合する。
B.成分(13)〜(30)を加温混合する。
C.AとBを混合し、均一に乳化後、冷却しクリームを得た。
【0082】
(処方例14)クリーム
成分
(%)
(1)ステアリン酸

(2)モノステアリン酸グリセリン

(3)セタノール

(4)サラシミツロウ

(5)ミリスチン酸イソセチル

(6)イソステアリン酸デカグリセリル

(7)セラミド2
0.1
(8)水素添加レシチン
0.1
(9)植物スクワラン

(10)マカデミアナッツ油

(11)アルガンオイル
0.1
(12)キョウニン油
0.1
(13)リン酸化オリゴ糖カルシウム

(14)1,3ブチレングリコール
10
(15)濃グリセリン

(16)N―ステアロイルグルタミン酸ナトリウム
0.2
(17)アルキル変性カルボキシビニルポリマー
0.05
(18)オウバク抽出液
0.3
(19)ウーロン茶エキス
0.1
(20)褐藻エキス
0.5
(21)スギナ抽出液
0.1
(22)N−アセチルグルコサミン
0.1
(23)クレソンエキス
0.1
(24)サクラエキス
0.05
(25)アボカドエキス
0.2
(26)メマツヨイグサエキス
0.2
(27)加水分解シルク
0.1
(28)クロルフェネシン
0.1
(29)エデト酸塩
0.05
(30)パラオキシ安息香酸エステル
0.2
(31)精製水
残 量
【0083】
(製法)
A.成分(1)〜(12)を加熱混合する。
B.成分(13)〜(31)を加熱混合する。
C.AとBを混合し、均一に乳化後、冷却しクリームを得た。
【0084】
(処方例15)クリーム
成分
(%)
(1)ステアリン酸
0.5
(2)イソステアリン酸 0.5
(3)モノステアリン酸グリセリン

(4)セタノール

(5)シア脂

(6)ミリスチン酸イソセチル

(7)イソステアリン酸デカグリセリル

(8)セラミド2
0.1
(9)水素添加レシチン
0.1
(10)植物スクワラン

(11)マカデミアナッツ油

(12)アルガンオイル
0.1
(13)キョウニン油
0.1
(14)リン酸化オリゴ糖カルシウム

(15)1,3ブチレングリコール

(16)濃グリセリン

(17)N―ステアロイルグルタミン酸ナトリウム
0.2
(18)アルキル変性カルボキシビニルポリマー
0.05
(19)オウバク抽出液
0.1
(20)ウーロン茶エキス
0.1
(21)褐藻エキス
0.5
(22)スギナ抽出液
0.1
(23)N−アセチルグルコサミン
0.1
(24)クレソンエキス
0.1
(25)サクラエキス
0.05
(26)アボカドエキス
0.2
(27)メマツヨイグサエキス
0.2
(28)加水分解シルク
0.1
(29)クロルフェネシン
0.1
(30)エデト酸塩
0.05
(31)パラオキシ安息香酸エステル
0.2
(32)精製水
残 量
【0085】
(製法)
A.成分(1)〜(13)を加熱混合する。
B.成分(14)〜(32)を加熱混合する。
C.AとBを混合し、均一に乳化後、冷却しクリームを得た。
【0086】
(処方例16)ローション
成分
(%)
(1)リン酸化オリゴ糖カルシウム

(2)ジイソステアリン酸デカグリセリル
0.05
(3)POE硬化ヒマシ油(60E.O.)
0.5
(4)1,3ブチレングリコール

(5)セイヨウシロヤナギエキス
0.2
(6)フェノキシエタノール
0.2
(7)アーティチョークエキス
0.05
(8)ハイビスカス発酵液
0.1
(9)ドクダミ抽出液
0.1
(10)クエン酸ナトリウム
0.05
(11)ジイソプロピルアミンジクロロ酢酸
0.2
(12)スギノリエキス
0.1
(13)カムカムエキス
0.1
(14)ホホバ葉エキス
0.1
(15)水溶性葉緑素
0.02
(16)アボカドエキス
0.2
(17)ソウハクヒエキス
0.2
(18)ヒマラヤンラズベリーエキス
0.2
(19)ヒアルロン酸ナトリウム
0.001
(20)ハイビスカスエキス
0.2
(21)火棘抽出物
0.1
(22)ハウチワマメエキス
0.5
(23)クロルフェネシン
0.05
(24)香料
0.02
(25)精製水
残 量
【0087】
(製法)
A.成分(1)〜(25)を加温混合、溶解後、冷却しローションを得た。
【0088】
(処方例17)ローション
成分
(%)
(1)リン酸化オリゴ糖カルシウム

(2)ジイソステアリン酸デカグリセリル
0.05
(3)POE硬化ヒマシ油(60E.O.)
0.5
(4)1,3ブチレングリコール

(5)ジプロピレングリコール

(6)セイヨウシロヤナギエキス
0.2
(7)エタノール

(8)フェノキシエタノール
0.2
(9)アーティチョークエキス
0.05
(10)ハイビスカス発酵液
0.1
(11)ドクダミ抽出液
0.1
(12)キサンタンガム
0.1
(13)クエン酸ナトリウム
0.05
(14)ジイソプロピルアミンジクロロ酢酸
0.2
(15)スギノリエキス
0.1
(16)カムカムエキス
0.1
(17)ホホバ葉エキス
0.1
(18)水溶性葉緑素
0.05
(19)アボカドエキス
0.2
(20)ソウハクヒエキス
0.2
(21)ヒマラヤンラズベリーエキス
0.2
(22)ヒアルロン酸ナトリウム
0.001
(23)ハイビスカスエキス
0.5
(24)火棘抽出物
0.3
(25)ハウチワマメエキス
0.5
(26)クロルフェネシン
0.05
(27)香料
0.02
(28)精製水
残 量
【0089】
(製法)
A.成分(1)〜(28)を加温混合、溶解後、冷却しローションを得た。
【0090】
(処方例18)ローション
成分
(%)
(1)リン酸化オリゴ糖カルシウム

(2)ジイソステアリン酸デカグリセリル
0.05
(3)POE硬化ヒマシ油(60E.O.)
0.5
(4)1,3ブチレングリコール

(5)セイヨウシロヤナギエキス
0.2
(6)エタノール

(7)フェノキシエタノール
0.2
(8)アーティチョークエキス
0.05
(9)ハイビスカス発酵液
0.1
(10)ドクダミ抽出液
0.1
(11)クエン酸ナトリウム
0.05
(12)カルボキシメチルグルカン液
0.2
(13)ジイソプロピルアミンジクロロ酢酸
0.2
(14)カラギーナン
0.1
(15)スギノリエキス
0.1
(16)カムカムエキス
0.1
(17)ホホバ葉エキス
0.1
(18)水溶性葉緑素
0.02
(19)アボカドエキス
0.2
(20)ソウハクヒエキス
0.2
(21)ヒマラヤンラズベリーエキス
0.2
(22)ヒアルロン酸ナトリウム
0.01
(23)ハイビスカスエキス
0.5
(24)ハウチワマメエキス
0.5
(25)クロルフェネシン
0.05
(26)香料
0.02
(27)精製水
残 量
【0091】
(製法)
A.成分(1)〜(27)を加温混合、溶解後、冷却しローションを得た。
【0092】
(処方例19)保湿ジェル
成分
(%)
(1)デカメチルシクロペンタシロキサン
10
(2)イソステアリン酸イソステアリル

(3)ホホバ油
0.1
(4)パルミチン酸レチニル
0.1
(5)ジメチルポリシロキサン(6cs)

(6)球状シリコン粉体(注1)

(7)アスコルビン酸テトライソパルミテート
0.5
(8)リン酸化オリゴ糖カルシウム

(9)月桃葉エキス
0.5
(10)アロエ抽出物
0.1
(11)ビルベリーエキス
0.2
(12)アスコルビン酸グルコシド
0.2
(13)1,3ブチレングリコール

(14)ソルビトール液

(15)ポリエチレングリコール4000

(16)カルボキシビニルポリマー
0.2
(17)ラン抽出液
0.1
(18)水溶性葉緑素
0.02
(19)ブクリョウエキス
0.1
(20)水酸化カリウム
0.05
(21)トウヒエキス
0.1
(22)メバロノラクトン
0.1
(23)ラフィノース

(24)パラオキシ安息香酸エステル
0.2
(25)ソルビン酸カリウム
0.02
(26)エデト酸塩
0.02
(27)精製水
残量
注1:Momentive社製 トスパール
【0093】
(製法)
A.成分(1)〜(7)を加温混合する。
B.成分(8)〜(27)を加温混合する。
C.AとBを混合し、均一に乳化後、冷却し保湿ジェルを得た。
【0094】
(処方例20)保湿ジェル
成分
(%)
(1)デカメチルシクロペンタシロキサン
10
(2)オリーブ油

(3)パルミチン酸レチニル
0.1
(4)ニコチン酸dlαトコフェロール
0.1
(5)ジメチルポリシロキサン(6cs)

(6)球状シリコン粉体(注1)

(7)アスコルビン酸テトライソパルミテート
0.5
(8)リン酸化オリゴ糖カルシウム

(9)月桃葉エキス
0.5
(10)アロエ抽出物
0.1
(11)ビルベリーエキス
0.2
(12)アスコルビン酸グルコシド
0.2
(13)1,3ブチレングリコール
10
(14)ソルビトール液

(15)ポリエチレングリコール4000

(16)カルボキシビニルポリマー
0.2
(17)ラン抽出液
0.1
(18)水溶性葉緑素
0.05
(19)ブクリョウエキス
0.1
(20)水酸化カリウム
0.05
(21)トウヒエキス
0.1
(22)メバロノラクトン
0.1
(23)ラフィノース

(24)パラオキシ安息香酸エステル
0.2
(25)ソルビン酸カリウム
0.02
(26)エデト酸塩
0.02
(27)精製水
残量
注1:Momentive社製 トスパール
【0095】
(製法)
A.成分(1)〜(7)を加温混合する。
B.成分(8)〜(27)を加温混合する。
C.AとBを混合し、均一に乳化後、冷却し保湿ジェルを得た。
【0096】
(処方例21)保湿ジェル
成分
(%)
(1)デカメチルシクロペンタシロキサン
10
(2)マカデミアナッツ油

(3)ホホバ油
0.1
(4)ジメチルポリシロキサン(6cs)

(5)球状シリコン粉体(注1)

(6)アスコルビン酸テトライソパルミテート
0.5
(7)リン酸化オリゴ糖カルシウム

(8)月桃葉エキス
0.5
(9)アロエ抽出物
0.1
(10)ビルベリーエキス
0.2
(11)水溶性甘草抽出物
0.1
(12)アスコルビン酸グルコシド
0.2
(13)1,3ブチレングリコール

(14)ソルビトール液

(15)ポリエチレングリコール4000

(16)カルボキシビニルポリマー
0.2
(17)ラン抽出液
0.1
(18)水溶性葉緑素
0.05
(19)ブクリョウエキス
0.1
(20)水酸化カリウム
0.05
(21)トウヒエキス
0.1
(22)メバロノラクトン
0.1
(23)ラフィノース

(24)パラオキシ安息香酸エステル
0.2
(25)ソルビン酸カリウム
0.02
(26)エデト酸塩
0.02
(27)精製水
残量
注1:Momentive社製 トスパール
【0097】
(製法)
A.成分(1)〜(6)を加温混合する。
B.成分(8)〜(27)を加温混合する。
C.AとBを混合し、均一に乳化後、冷却し保湿ジェルを得た。
【0098】
(処方例22)アイクリーム
成分
(%)
(1)共変性シリコン(注2)

(2)デカメチルシクロペンタシロキサン
15
(3)メチルポリシロキサン

(4)シリコンエラストマー分散液(注4) 5
(5)コエンザイムQ10
0.03
(6)油溶性甘草抽出物
0.01
(7)L−リジン塩酸塩
0.03
(8)リン酸化オリゴ糖カルシウム
0.02
(9)ピクノジェノール
0.05
(10)メマツヨイグサエキス
0.2
(11)ハイビスカスエキス

(12)乳酸菌培養液
0.1
(13)オクラエキス
0.1
(14)セイヨウナシ果汁発酵液
0.2
(15)ニコチン酸アミド
0.1
(16)γ−アミノ−β−ヒドロキシ酪酸
0.2
(17)プルーンエキス 0.1
(18)塩化ナトリウム

(19)ジプロピレングリコール

(20)濃グリセリン

(21)ラフィノース

(22)パラオキシ安息香酸エステル
0.3
(23)N−メチル−L−セリン
0.5
(24)精製水
残 量
注2:エボニック社製 ABIL
EM90
注3:東レダウコーニング社製 シリコンBY22−008
注4:東レダウコーニング社製 トレフィル
注5:日本精化社製 YOFCO
CLE−NH
【0099】
(製法)
A.成分(1)〜(6)を加温混合する。
B.成分(7)〜(24)を加温混合する。
C.AとBを混合し、均一に乳化後、冷却しアイクリームを得た。
【0100】
(処方例23)アイクリーム
成分
(%)
(1)共変性シリコン(注2)

(2)POE変性シリコン分散液(注3) 2
(3)デカメチルシクロペンタシロキサン 20
(4)メチルポリシロキサン

(5)シリコンエラストマー分散液(注4)

(6)コエンザイムQ10
0.03
(7)油溶性甘草抽出物
0.01
(8)L−リジン塩酸塩
0.03
(9)リン酸化オリゴ糖カルシウム
0.05
(10)ピクノジェノール
0.05
(11)メマツヨイグサエキス
0.2
(12)ハイビスカスエキス

(13)乳酸菌培養液
0.1
(14)オクラエキス
0.1
(15)セイヨウナシ果汁発酵液
0.2
(16)ニコチン酸アミド
0.1
(17)γ−アミノ−β−ヒドロキシ酪酸 0.2
(18)プルーンエキス
0.1
(19)塩化ナトリウム

(20)ジプロピレングリコール

(21)濃グリセリン

(22)ラフィノース

(23)パラオキシ安息香酸エステル
0.3
(24)N−メチル−L−セリン
0.5
(25)精製水
残 量
注2:エボニック社製 ABIL
EM90
注3:東レダウコーニング社製 シリコンBY22−008
注4:東レダウコーニング社製 トレフィル
注5:日本精化社製 YOFCO
CLE−NH
【0101】
(製法)
A.成分(1)〜(7)を加温混合する。
B.成分(8)〜(25)を加温混合する。
C.AとBを混合し、均一に乳化後、冷却しアイクリームを得た。
【0102】
(処方例24)アイクリーム
成分
(%)
(1)共変性シリコン(注2)

(2)スクワラン 10
(3)デカメチルシクロペンタシロキサン 10
(4)メチルポリシロキサン 3
(5)長鎖分岐脂肪酸コレステリル(注5) 3
(6)コエンザイムQ10
0.03
(7)油溶性甘草抽出物
0.01
(8)L−リジン塩酸塩
0.03
(9)リン酸化オリゴ糖カルシウム 0.05
(10)ピクノジェノール 0.05
(11)メマツヨイグサエキス
0.2
(12)ハイビスカスエキス 1
(13)乳酸菌培養液 0.1
(14)オクラエキス 0.1
(15)セイヨウナシ果汁発酵液
0.2
(16)ニコチン酸アミド 0.1
(17)γ−アミノ−β−ヒドロキシ酪酸
0.2
(18)プルーンエキス
0.1
(19)塩化ナトリウム

(20)ジプロピレングリコール

(21)濃グリセリン 5
(22)ラフィノース 1
(23)パラオキシ安息香酸エステル 0.3
(24)N−メチル−L−セリン
0.5
(25)精製水
残 量
注2:エボニック社製 ABIL
EM90
注3:東レダウコーニング社製 シリコンBY22−008
注4:東レダウコーニング社製 トレフィル
注5:日本精化社製 YOFCO
CLE−NH
【0103】
(製法)
A.成分(1)〜(7)を加温混合する。
B.成分(8)〜(25)を加温混合する。
C.AとBを混合し、均一に乳化後、冷却しアイクリームを得た。
【0104】
(処方例25)サンスクリーン
成分
(%)
(1)炭酸ジオクチル
22
(2)共変性シリコン(注2)

(3)酸化チタン

(4)酸化亜鉛

(5)コエンザイムQ10
0.03
(6)リン酸化オリゴ糖カルシウム

(7)オオバナサルスベリエキス
0.1
(8)シロキクラゲ多糖体
0.03
(9)γ−アミノ酪酸
0.1
(10)アスコルビン酸硫酸エステル2ナトリウム
0.3
(11)ステビアエキス
0.2
(12)糖セラミド(注6)
0.1
(13)塩化マグネシウム

(14)1、3ブチレングリコール

(15)フェノキシエタノール
0.3
(16)コメ発酵液

(17)甘草抽出物
0.1
(18)オウバクエキス
0.5
(19)酵母エキス(注7)

(20)真珠蛋白抽出液
0.1
(21)キョウニン抽出液
0.1
(22)グリチルリチン酸ジカリウム
0.2
(23)セイヨウシロヤナギエキス
0.2
(24)安息香酸ナトリウム
0.03
(25)精製水
残 量
注2:エボニック社製 ABIL EM90
注6:紀文フードケミカル社製 バイオセラミド
注7:ペンタファーム社製 ディスムチン
【0105】
(製法)
A.成分(1)〜(5)を加温混合する。
B.成分(6)〜(25)を加温混合する。
C.AとBを混合し、均一に乳化後、冷却しサンスクリーンを得た。
【0106】
(処方例26)サンスクリーン
成分
(%)
(1)炭酸ジオクチル
15
(2)共変性シリコン(注2)

(3)メチルフェニルポリシロキサン

(4)パラメトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル

(5)コエンザイムQ10
0.03
(6)リン酸化オリゴ糖カルシウム

(7)オオバナサルスベリエキス
0.1
(8)シロキクラゲ多糖体
0.03
(9)γ−アミノ酪酸
0.1
(10)アスコルビン酸硫酸エステル2ナトリウム
0.3
(11)ステビアエキス
0.2
(12)糖セラミド(注6)
0.1
(13)塩化マグネシウム

(14)1、3ブチレングリコール

(15)フェノキシエタノール
0.3
(16)コメ発酵液

(17)甘草抽出物
0.1
(18)オウバクエキス
0.5
(19)酵母エキス(注7)

(20)真珠蛋白抽出液
0.1
(21)キョウニン抽出液
0.1
(22)グリチルリチン酸ジカリウム
0.2
(23)セイヨウシロヤナギエキス
0.2
(24)安息香酸ナトリウム
0.03
(25)精製水
残 量
注2:エボニック社製 ABIL EM90
注6:紀文フードケミカル社製 バイオセラミド
注7:ペンタファーム社製 ディスムチン
【0107】
(製法)
A.成分(1)〜(5)を加温混合する。
B.成分(6)〜(25)を加温混合する。
C.AとBを混合し、均一に乳化後、冷却しサンスクリーンを得た。
【0108】
(処方例27)サンスクリーン
成分
(%)
(1)炭酸ジオクチル
10
(2)共変性シリコン(注2)

(3)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル

(4)硬化油
0.1
(5)マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル

(6)パラメトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル

(7)酸化チタン

(8)酸化亜鉛

(9)コエンザイムQ10
0.03
(10)リン酸化オリゴ糖カルシウム

(11)オオバナサルスベリエキス
0.1
(12)シロキクラゲ多糖体
0.03
(13)γ−アミノ酪酸
0.1
(14)アスコルビン酸硫酸エステル2ナトリウム
0.3
(15)ステビアエキス
0.2
(16)糖セラミド(注6)
0.1
(17)塩化マグネシウム

(18)1、3ブチレングリコール

(19)フェノキシエタノール
0.3
(20)コメ発酵液

(21)甘草抽出物
0.1
(22)オウバクエキス
0.5
(23)酵母エキス(注7)

(24)真珠蛋白抽出液
0.1
(25)キョウニン抽出液
0.1
(26)グリチルリチン酸ジカリウム
0.2
(27)セイヨウシロヤナギエキス
0.2
(28)安息香酸ナトリウム
0.03
(29)精製水
残 量
注2:エボニック社製 ABIL EM90
注6:紀文フードケミカル社製 バイオセラミド
注7:ペンタファーム社製 ディスムチン
【0109】
(製法)
A.成分(1)〜(9)を加温混合する。
B.成分(10)〜(29)を加温混合する。
C.AとBを混合し、均一に乳化後、冷却しサンスクリーンを得た。
【0110】
(処方例28)美容液
成分
(%)
(1)ホホバ油
0.5
(2)オリーブ油(注9)
0.1
(3)メドウフォーム油
0.2
(4)メチルフェニルポリシオキサン
0.5
(5)パルミチン酸レチノール
0.05
(6)POE硬化ヒマシ油(80E.O.)

(7)オリーブスクワラン
0.2
(8)リン酸化オリゴ糖カルシウム

(9)エタノール

(10)濃グリセリン

(11)クロルフェネシン
0.2
(12)サーファクチンNa
0.1
(13)アルキル変性カルボマー
0.3
(14)加水分解ヒアルロン酸
0.1
(15)乳酸菌培養液
0.2
(16)ジプロピレングリコール

(17)フェノキシエタノール
0.3
(18)ポリエチレングリコール1000

(19)ゲンチアナエキス
0.1
(20)アスコルビン酸硫酸エステル2ナトリウム
0.1
(21)エデト酸塩
0.05
(22)水酸化カリウム
0.02
(23)酵母エキス(注8)
0.03
(24)冬虫夏草抽出液
0.05
(25)シャクヤク抽出液
0.1
(26)スターフルーツエキス
0.1
(27)アシタバエキス
0.1
(28)シーカーサーエキス
0.3
(29)茶エキス
0.2
(30)精製水
残 量
注8:一丸ファルコス社製 イーストリキッドZB
注9:クローダジャパン社製 クロピュアOL
【0111】
(製法)
A.成分(1)〜(7)を加温混合する。
B.成分(8)〜(30)を加温混合する。
C.AとBを混合し、均一に乳化後、冷却し美容液を得た。
【0112】
(処方例28)クレンジング
成分
(%)
(1)イソステアリン酸ソルビタン

(2)マンノシルエリスリトールリピッド
0.1
(3)米ぬか油
10
(4)米スクワラン
0.1
(5)POEトリイソステアリン酸グリセリル

(6)オクタン酸オクチル


(7)リン酸化オリゴ糖カルシウム

(8)ジプロピレングリコール

(9)エタノール

(10)フェノキシエタノール
0.2
(11)パラオキシ安息香酸エステル
0.3
(12)エイジツエキス
0.1
(13)アルテアエキス
0.2
(14)やし油脂肪酸POEソルビタン
0.05
(15)油溶性甘草抽出物
0.01
(16)小麦胚芽エキス
0.1
(17)クロルフェネシン
0.05
(18)ヒメフウロエキス
0.2
(19)カルボキシビニルポリマー
0.2
(20)ビルベリー葉抽出液

(21)ツバキエキス
0.05
(22)カルボキシメチルセルロース
0.02
(23)アスコルビン酸燐酸エステルマグネシウム
0.01
(24)ユズエキス
0.2
(25)ソルビトール液

(26)モミジ葉エキス
0.1
(27)エデト酸塩
0.02
(28)水酸化カリウム
0.05
(29)ユキノシタエキス
0.1
(30)香料
0.02
(31)精製水
残 量
【0113】
(製法)
A.成分(1)〜(6)を加温混合する。
B.成分(7)〜(31)を加温混合する。
C.AとBを混合し、均一に乳化後、冷却しクレンジングを得た。
【0114】
(処方例29)クレンジング
成分
(%)
(1)イソステアリン酸ソルビタン

(2)マンノシルエリスリトールリピッド
0.1
(3)米ぬか油

(4)米スクワラン
0.1
(5)トリオクタン酸グリセリル

(6)POEトリイソステアリン酸グリセリル

(7)オクタン酸オクチル

(8)リン酸化オリゴ糖カルシウム

(9)ジプロピレングリコール

(10)エタノール

(11)フェノキシエタノール
0.2
(12)パラオキシ安息香酸エステル
0.3
(13)エイジツエキス
0.1
(14)アルテアエキス
0.2
(15)やし油脂肪酸POEソルビタン
0.05
(16)油溶性甘草抽出物
0.01
(17)小麦胚芽エキス
0.1
(18)クロルフェネシン
0.05
(19)ヒメフウロエキス
0.2
(20)カルボキシビニルポリマー
0.2
(21)ビルベリー葉抽出液

(22)ツバキエキス
0.05
(23)カルボキシメチルセルロース
0.02
(24)アスコルビン酸燐酸エステルマグネシウム
0.01
(25)ユズエキス
0.2
(26)ソルビトール液

(27)モミジ葉エキス
0.1
(28)エデト酸塩
0.02
(29)水酸化カリウム
0.05
(30)ユキノシタエキス
0.1
(31)香料
0.02
(32)精製水
残 量
【0115】
(製法)
A.成分(1)〜(7)を加温混合する。
B.成分(8)〜(32)を加温混合する。
C.AとBを混合し、均一に乳化後、冷却しクレンジングを得た。
【0116】
(処方例30)マッサージクリーム
成分
(%)
(1)イソステアリン酸ソルビタン
0.1
(2)メドフォーム油

(3)オリーブ油(注9)

(4)アボカド油
0.5
(5)流動パラフィン

(6)トリイソステアリン酸グリセリド
0.1
(7)テトライソパルミチン酸アスコルビル
0.1
(8)POE硬化ヒマシ油(40E.O.)

(9)リン酸化オリゴ糖カルシウム

(10)チンピエキス
0.2
(11)ジプロピレングリコール

(12)ラフィノース
0.5
(13)エタノール

(14)フェノキシエタノール
0.2
(15)ベントナイト
0.1
(16)ジオウエキス
0.1
(17)オオバナサルスベリエキス
0.1
(18)N−メチル−L−セリン
0.5
(19)キサンタンガム
0.2
(20)トウキエキス
0.1
(21)センキュウエキス
0.1
(22)オウゴンエキス
0.3
(23)ハトムギエキス
0.2
(24)油溶性甘草抽出物
0.01
(25)カルボキシビニルポリマー
0.3
(26)クロルフェネシン
0.05
(27)アスコルビン酸燐酸エステルマグネシウム
0.01
(28)ソルビトール液

(29)エデト酸塩
0.02
(30)水酸化カリウム
0.07
(31)香料
0.02
(32)精製水
残 量
注9:クローダジャパン社製 クロピュアOL
【0117】
(製法)
A.成分(1)〜(8)を加温混合する。
B.成分(9)〜(32)を加温混合する。
C.BにAを加えて混合し、均一に乳化し、マッサージクリームを得た。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
リン酸化糖カルシウムをターンオーバー促進成分として含有することを特徴とする皮膚外用剤。
【請求項2】
リン酸化糖カルシウムをケラチノサイト分化促進成分として含有することを特徴とする皮膚外用剤。
【請求項3】
リン酸化糖カルシウムをタイトジャンクション形成促進成分として含有することを特徴とする皮膚外用剤。
【請求項4】
リン酸化糖カルシウムを細胞賦活成分として含有することを特徴とする皮膚外用剤。
【請求項5】
リン酸化糖カルシウムをヒアルロン酸産生促進成分として含有することを特徴とする皮膚外用剤。


【公開番号】特開2012−77044(P2012−77044A)
【公開日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−225324(P2010−225324)
【出願日】平成22年10月5日(2010.10.5)
【出願人】(000000228)江崎グリコ株式会社 (187)
【Fターム(参考)】