説明

穂先竿

【課題】 外嵌装着部材の穂先竿への取付状態を強固なものとすることのできる穂先竿を提供する点にある。
【解決手段】 竿先側部材1の竿先部の小径装着部1Cに凹入部1Eを設けるとともに、トップガイド本体3bを保持した筒状ホルダー3aを小径装着部1Cに外嵌した状態で、筒状ホルダー3aの外周壁を凹入部1Eに向けて押し込み、カシメ処理を行い、トップガイド3Aを穂先竿に取付固定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、竿先部部分が中実棒状に形成されている穂先竿に関する。
【背景技術】
【0002】
穂先竿の竿先部に外嵌して装着する外嵌装着部材としては、糸連結部材を支持している糸連結用保持部材(筒状連結具)がある(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】実開平05−67255号公報(公報段落番号〔0009〕、図1〜図3)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来技術においては、糸連結用保持部材を単に外嵌したことだけが記載されているが、糸連結用保時部材の穂先竿に対する取付強度を高めるために、糸連結用保持部材と穂先竿との接着面に接着剤等を併用することも行われていた。
しかし、接着剤は長期使用の間には変質して接着強度の低下を来たすことも多く、改善の余地があった。
【0005】
本発明の目的は、外嵌装着部材の穂先竿への取付状態を強固なものとすることのできる穂先竿を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
〔構成〕
請求項1に係る発明の特徴構成は、中実棒状の竿先部の外周面に、前記竿先部に外嵌して装着する外嵌装着部材をカシメ処理によって取付固定する為の凹入部を形成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0007】
〔作用〕
つまり、穂先竿の竿先部の外周面に凹入部を設けてあるので、外嵌装着部材を前記竿先部に外嵌装着した状態で、その外嵌装着部材の外周面の一部を前記凹入部に向けて押込み変形させてカシメ処理を行うと、その押し込まれた部分が凹入部の空間内に入り込んで、その入り込んだ部分が凹入部の壁面と係合して、外嵌装着部材の移動を阻止し取付状態を固定する。
【0008】
〔効果〕
カシメ処理によって外嵌装着部材の一部と穂先竿の竿先部の凹入部とが機械的に係合する状態を作り出し、カシメ処理を受けた外嵌装着部材の一部は永久変形に近い変形状態にあるので、外嵌装着部材の取り付け状態が安定する。
【0009】
請求項2に係る発明の特徴構成は、請求項1記載の穂先竿において、前記外嵌装着部材が前記竿先部に連結固定されるトップガイドである点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0010】
〔作用効果〕
請求項1に係る発明の作用効果において記載したように、トップガイドの取付状態が安定するところから、トップガイドが案内する釣り糸の強い張力が掛かってもガタツクことが少なく、長期に亘って安定した使用ができる。
【0011】
請求項3に係る発明の特徴構成は、請求項1において、前記外嵌装着部材が前記竿先部に取付固定されて回転自在に糸連結部材を保持する糸連結用保持部材である点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0012】
〔作用効果〕
請求項1に係る発明の作用効果において記載したように、糸連結用保持部材の穂先竿に対する取付状態が安定するところから、釣り糸の強い張力が糸連結部材に掛かってもガタツクことが少なく、長期に亘って安定した使用ができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
〔第1実施形態〕
並継式または振出式の釣り竿における穂先竿Aについて説明する。図1に示すように、穂先竿Aは、中実棒状の竿先部としての竿先側部材1とその竿先側部材1に連結固定される中空状の竿元側部材2とからなる。ここでは、竿先側部材1と竿元側部材2とに外付けの釣り糸ガイド3を備えたもので説明する。
【0014】
中実棒状の竿先側部材1について説明する。図1に示すように、竿先側部材1は、竿の軸線X方向に沿って徐々に大径化する円錐棒状のものに形成されるとともに、竿元端近くに形成される最大大径部aから竿元端側に竿元側程小径化する急傾斜面部1Aとそのさらに竿元側に円柱状の小径連結部1Bとを形成して、竿元側部材2に連結可能に構成してある。
【0015】
一方、中空状の竿元側部材2について説明する。図1(イ)(ロ)に示すように、竿元側部材2の竿先端開口部に奥側程小径化する入口急傾斜面部2Bを形成するとともに、その入口急傾斜面部2Bから更に奥側に向かって小径孔状の内嵌合膨出部2Aを形成してある。小径孔状の内嵌合膨出部2Aは一定長さに形成されているだけで、内嵌合膨出部2Aの竿元側端より更に竿元側には、通常の肉厚を有する竿体部分2Cを形成している。
【0016】
竿先側部材1の製作方法は次ぎの通りである。図示はしていないが、軸線に沿って束ねたガラス強化繊維の束(500本〜1000本)を熱硬化性樹脂液内に潜らせてその樹脂を含浸させた後ダイスより引き抜き所定長さに裁断して中実棒状の部材を形成する。ここで、強化繊維としては炭素繊維等も使用できるが、炭素繊維等に比して弾性率が低く柔軟性の高いガラス繊維を採用する。
このように穂先竿の先端に使用する部材を中実棒状としているのは、魚が掛かった場合に、竿が鋭敏に反応すべく構成する必要があるとともに、竿の先端に設けるものであるために、中実棒状の方が中空状のものに比べて軽量でありながら細径化できるからである。
【0017】
ただし、剛性が高すぎると急激な魚の引き等に対応できずに折れや割れが発生する虞があるので、靭性を保持する為にガラス繊維を採用する方がよい。
以上のように形成した中実棒状の部材の外周面に対して竿元側程徐々に大径化する円錐状に研削加工を施すとともに、竿元端部に削り加工を施して、竿元側程小径化する急傾斜面部1Aとそのさらに竿元側に一定の径を有する小径連結部1Bとを形成する。
【0018】
中空状の竿元側部材2の製作方法について説明するが、まず、芯金4の形状について説明する。図2に示すように、棒状の素材より研削加工を施して、先端側から元側に掛けてその外周面を、一定の割合で大径化する棒状体4Bに形成するとともに先端部に段付き面4aを介して竿先側程小径化する小径部4Aを形成する。
【0019】
このような芯金4に対して巻き付けられる側のプリプレグパターンについて説明する。図2に示すように、一方向に引き揃えた炭素繊維(又はガラス繊維)等からなる強化繊維c群にエポキシ等の熱硬化性樹脂(又は熱可塑性樹脂)を含浸させてプリプレグを形成する。プリプレグから竿元側部材2として必要な竿の長さに相当する長さに裁断してメインパターン5を形成し、プリプレグから竿に相当する長さよりも短い長さに裁断した補助パターン6を形成する。
【0020】
以上のように形成したメインパターン5と補助パターン6とから中空状の竿元側部材2を形成する。図2に示すように、補助パターン6の強化繊維cの方向を円周方向に引き揃える。引き揃えた補助パターン6を芯金4の先端側に形成された小径部4Aに巻き付ける。この場合に巻付ける回数として2〜3回(所謂2プライから3プライ)巻付けることにする。それによって、十分な肉厚を確保できる。巻付け方は、補助パターン6の一枚で3プライを賄えるパターンに裁断することでもよいが、1回巻のパターンのものを複数枚巻付けるものでもよい。
このように、複数回に亘って補助パターン6を巻付けることによって、芯金4の小径部4Aが覆われて段付き面4aが隠される。つまり、小径部4Aに巻き付けられた補助パターン6の表面と芯金4の中間部外周面とが段差の無い状態となる。
【0021】
次に、メインパターン5を巻き付ける。図2に示すように、メインパターン5として、強化繊維cの引き揃え方向を円周方向に設定した内側メインパターン5A、強化繊維cの引き揃え方向を軸線方向に設定した中間メインパターン5B、強化繊維cの引き揃え方向を円周方向に設定した外側メインパターン5Cを用意する。これらのメインパターン5を、補助パターン6の外周面を含んで芯金4の略全長に亘って巻回する。
メインパターン5を複数巻きした後は、図示していないが、セロファンテープ等で緊縛するとともに、焼成炉で焼成した後に、そのテープを剥離し、所定長さに裁断する。裁断した後には、センタレス研磨機等で所定の外面形状に加工する。つまり、竿元側に掛けて徐々に大径化する筒状体に形成され、所定の塗料や釣り糸ガイド3等を取り付けて竿元側部材2を形成する。
【0022】
図3(イ)に示すように、上記したような製作方法で竿元側部材2の竿先端内周面には、補助パターン6を巻回したことによる内嵌合膨出部2Aが設けてあり、竿先側部材1の小径連結部1Bを内嵌合すべく構成してある。
なお、センタレス研磨機等で所定の外面形状に加工する段階で、竿先側部材1との連結部を形成する為に、図3(イ)(ロ)に示すように、ドリル等の適当な工具によって内嵌合膨出部2Aの入口に竿元側程小径化する入口急傾斜面部2Bを形成してある。
【0023】
中空状の竿元側部材2に使用される強化繊維として20〜24トン/平方ミリメートルの弾性率を持つ繊維が選ばれる。この弾性率は一般的にみれば、中弾性系に属するものであり、強化繊維としてはPAN系炭素繊維やアラミド繊維、ボロン繊維等が使用できる。
中実棒状の竿先側部材1に使用される強化繊維としては、5〜10トン/平方ミリメートルの弾性率を持つ繊維が選ばれる。この弾性率は一般的にみれば、低弾性系に属するものであり、強化繊維としてはガラス繊維等が使用できる。
【0024】
以上のように構成した竿先側部材1と竿元側部材2とを連結するに、図1(ロ)(ハ)に示すように、竿先側部材1の急傾斜面部1Aと小径連結部1Bとを、竿元側部材2の入口急傾斜面部2Bから内嵌合膨出部2Aに亘って内嵌するように構成してある。この内嵌連結する場合に、入口急傾斜面部2Bから内嵌合膨出部2Aに掛けて接着剤を塗布することによって、連結構造を強固にできる。
【0025】
次に、外嵌装着部材としてのトップガイド3Aの取付構造について説明する。
トップガイド3Aの取付構造について説明する。図4に示すように、トップガイド3Aは、竿先側部材1へ外嵌される筒状のホルダー3aと、そのホルダー3aの先端から竿先側に延出されているガイド本体3bとで構成されており、ガイド本体3bに釣り糸をガイドする釣り糸ガイドリング3cが装着されている。
【0026】
一方、トップガイド3Aを取付固定する竿先側部材1の竿先端部には、カシメ処理の為の機構が形成されている。つまり、図4(イ)に示すように、竿先側部材1を中実棒状に形成し、竿先端から一定長さに亘って外径を略一定とした小径装着部1Cを形成するとともに、その小径装着部1Cの外周面で竿軸線Xを挟んで180°対角位置に夫々凹入部1E、1Eを形成してある。
ここでは、180°対角位置に凹入部1E、1Eを形成したが、外周面の一箇所だけに凹入部1Eを形成してもよい。
【0027】
以上のように構成したトップガイド3Aを竿先側部材1に連結するに、図4(ロ)に示すように、竿先側部材1の小径装着部1Cと凹入部1Eに対して、トップガイド3Aの筒状ホルダー3aを外嵌し、この状態で、竿先側部材1の凹入部1Eの外側に位置するトップガイド3Aの外周面を凹入部1Eに向けて押し込みカシメ処理を施すことによって、トップガイド3Aを竿先側部材1に連結固定する。
【0028】
〔第2実施形態〕
前記竿先側部材1に取付固定されて回転自在に金属製の糸連結部材7を保持する糸連結用保持部材8の取付構造について説明する。第2実施形態では、糸連結用保持部材8が外嵌装着部材である。ここでは、釣り竿の外面に釣り糸ガイド3を備えていない、鮎竿や渓流竿に使用される糸連結部材7の取り付け構造について説明する。
図5に示すように、金属製の糸連結部材7をアルミ等の金属で製作するとともに、前端と後端とにフランジ部7A、7Bとを備え、前後端のフランジ部7A、7Bの間に円形の糸巻き付け部7Cを設けて、糸連結部材7を構成してある。糸連結用保持部材8は樹脂等の筒状部材であり、前端面に前フランジ部7Aと糸巻き付け部7Cを挿通して筒状部材を保持し、後フランジ部7Bの抜け止めを行う貫通孔を形成したフランジ面8Aを形成してある。
【0029】
以上のような構成によって、糸連結部材7は、糸連結用保持部材8から突出している糸巻き付け部7Cに釣り糸を巻き付けた状態で、その糸巻き付け部7Cの軸芯周りに回動自在に支持されている。これによって、釣り糸が糸連結部材7に巻き付くことを阻止できる。
【0030】
一方、糸連結用保持部材8を取付固定する竿先側部材1の竿先端部には、前記したカシメ処理の為の機構が形成されている。つまり、図5(イ)に示すように、竿先側部材1を中実棒状に形成し、竿先端から一定長さに亘って所定のテーパ面とした小径装着部1Fを形成し、その小径装着部1Fの外周面で竿軸線Xを挟んで180°対角位置に夫々凹入部1E、1Eを形成してある。
【0031】
以上のように構成した糸連結用保持部材8を竿先側部材1に連結するに、図5(ロ)に示すように、竿先側部材1の小径装着部1Fと凹入部1Eに対して、糸連結用保持部材8を外嵌し、この状態で、竿先側部材1の凹入部1Bの外側に位置する糸連結用保持部材8の外周面を凹入部1Eに向けて押し込みカシメ処理を施すことによって、糸連結用保持部材8を竿先側部材1に連結固定する。
【0032】
糸連結用保持部材8を竿先側部材1に連結固定した状態で、糸連結部材7の後端フランジ部7Bと竿先側部材1の前端との間に、硬質球9を介在させて、糸連結部材7に対する回転抵抗を低減する構成を採っている。
【0033】
〔第3実施形態〕
第2実施形態では、金属製の糸連結部材7を使用した例を示したが、次に、リリアン等の柔軟な糸連結部材10を使用した場合の取付構造について説明する。第3実施形態では、糸連結用保持具12が外嵌装着部材である。
まず、糸連結部材10の取り付け構造について説明する。図6に示すように、糸連結部材10を接着固定した棒状の回転取付具11の後端面にフランジ部11Aを設けるとともに、回転取付具11を挿入保持した状態でその回転取付具11の軸芯回りでの回転を許容する状態で保持する筒状の糸連結用保持具12を設けてある。
【0034】
糸連結用保持具12に保持した状態で回転取付具11をその糸連結用保持具12の前壁から延出するとともに、延出された回転取付具11の先端部分にリリアン等の糸連結部材10を被着させて接着固定してある。回転取付具11は、後端のフランジ部11Aを、座金13を介して糸連結用保持具12の前壁に接当して抜け止め構成されているとともに前記したように回転自在に支持されている。
【0035】
一方、糸連結用保持具12を取付固定する竿先側部材1の竿先端部には、前記したカシメ処理の為の機構が形成されている。つまり、図6(イ)に示すように、竿先側部材1を中実棒状に形成し、竿先端から一定長さに亘って所定のテーパ面とした小径装着部1Fを形成するとともに、その小径装着部1Fの外周面で竿軸線Xを挟んで180°対角位置に夫々凹入部1E、1Eを形成してある。
【0036】
以上のように構成した糸連結用保持具12を竿先側部材1に連結するに、図6(ロ)に示すように、竿先側部材1の小径装着部1Fと凹入部1Eに対して、糸連結用保持具12を外嵌し、糸連結用保持具12の後部開口端が竿先側部材1の段差部1bに達するまで糸連結用保持具12を挿し込む。この状態で、竿先側部材1の凹入部1Bの外側に位置する糸連結用保持具12の外周面を凹入部1Eに向けて押し込みカシメ処理を施すことによって、糸連結用保持具12を竿先側部材1に連結固定する。
【0037】
糸連結用保持具12を竿先側部材1に取り付けた状態で、竿先側部材1の竿先端と回転取付具11の後端フランジ部11Aとの間に座金13を設けて、回転取付具11の回転を円滑にする構成を採っている。
【0038】
〔別の実施形態〕
(1) ここで、使用される竿先側部材1とは、竿元側部材2との組み合わせで穂先竿を構成する場合の竿先側部材と、穂先竿の全体が中実棒状に形成されており、その中実棒状の穂先竿の竿先部分を意味する場合との二通りの場合をいう。
(2) 外嵌装着部材として、トップガイド3Aを挙げたが、トップガイド3A以外の外付けガイドを取り付ける場合にも、前記したカシメ処理を行う形態を採用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】図中(イ)は、中実棒状の竿先側部材と中空状の竿元側部材とを連結して外付けガイドを装着する穂先竿を示す側面図、(ロ)は、竿先側部材の後端部と竿元側部材の先端部との連結前の状態を示す縦断側面図、(ハ)は、竿先側部材の後端部と竿元側部材の先端部との連結後の状態を示す縦断側面図
【図2】中空状の竿元側部材の製作方法を示すもので、芯金とメインパターン等を示す斜視図
【図3】竿元側部材の先端部に入口急傾斜面部を形成する状態を示し、(イ)は形成前の状態を示す縦断側面図、(ロ)は形成後の状態を示す縦断側面図
【図4】外嵌装着部材として、トップガイドを装着する状態を示し、(イ)は装着する前の状態を示す側面図、(ロ)は装着した状態を示す一部切り欠き側面図
【図5】外嵌装着部材として、金属製の糸連結部材を装着する状態を示し、(イ)は装着する前の状態を示す一部切り欠き側面図、(ロ)は装着した状態を示す一部切り欠き側面図
【図6】外嵌装着部材として、リリアン製の糸連結部材を装着する状態を示し、(イ)は装着する前の状態を示す一部切り欠き側面図、(ロ)は装着した状態を示す一部切り欠き側面図
【符号の説明】
【0040】
1 竿先側部材
1E 凹入部
2 竿元側部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
中実棒状の竿先部の外周面に、前記竿先部に外嵌して装着する外嵌装着部材をカシメ処理によって取付固定する為の凹入部を形成してある穂先竿。
【請求項2】
前記外嵌装着部材が前記竿先部に連結固定されるトップガイドである請求項1記載の穂先竿。
【請求項3】
前記外嵌装着部材が前記竿先部に取付固定されて回転自在に糸連結部材を保持する糸連結用保持部材である請求項1記載の穂先竿。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−20406(P2007−20406A)
【公開日】平成19年2月1日(2007.2.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−202608(P2005−202608)
【出願日】平成17年7月12日(2005.7.12)
【出願人】(000002439)株式会社シマノ (1,038)
【Fターム(参考)】