説明

空調装置の節電システム

【課題】 最適なタイミングで省電力化を実現することができる空調装置の節電システムを提供する。
【解決手段】 空調装置2を駆動する空調モータを所定の設定時間内に少なくとも1回停止するための設定時間を計測する計時手段と、設定時間内において空調モータの駆動に要する電流の変化データを取得する電流変化データ取得手段と、その電流変化データ取得手段により取得された電流変化データが所定のしきい値範囲にあるかどうかを判定する電流変化レベル判定手段と、その電流レベル判定手段により電流変化レベルが所定のしきい値範囲にあると判定された場合は空調モータを設定時間内で所定短時間停止させ、閾値値範囲外と判定された場合は空調モータを停止させることなく設定時間内において電流変化データ取得手段による次の電流変化データの取得に移行させる空調モータ停止制御手段と、を含むことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空調装置の節電システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、契約電力については、契約受電設備の容量または契約負荷設備の容量にもとづき算定した値(契約設備電力の値)により決定されていたが、近年では、省エネルギー技術の進展や効率的な使用実態を反映した契約電力の決定方法が求められ、料金改定等が行われ、公平で合理的な契約電力の決定方法「実量料金制度」が導入された。具体的には、実量料金制度による各月の契約電力は、記録型計量器により計量した『その月の最大需要電力と前11か月の最大需要電力のうち、いずれか大きい値』により決定される。なお一般的に最大需要電力は、刻々と変わる需要電力を記録型計量器により30分単位の平均電力(平均値)として計量しており、この平均電力のうち、1ヶ月の最大の値をその月の最大需要電力として求められる。
【0003】
最大需要電力を小さくすることが契約電力の減少に繋がるため、例えば、冷凍機や空調機などの空調装置においては、その空調装置が備えるコンプレッサの電力使用量が大きく、契約電力量を削減したり省電力化を図るため、コントロールしたいデマンド(需要電力)の値を設定することで、その設定に従い電力の使用状況をチェックして、その設定した値を超過しそうな場合に警報などでの報知する、いわゆるデマンドコントロール装置等が用いられることがある。
【0004】
また、デマンドコントロール装置には、予め電力使用量を設定しておくことで、一定時間毎にその設定された通りに対象装置(空調装置等)を自動的に停止し、一定時間が経過すればその装置を自動的に復帰させるものがある。これによると、対象装置が一定時間停止するので、契約電力の削減や省電力化を実現することができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような冷凍機や空調機などの空調装置におけるデマンドコントロールでは、その空調装置の動作状態や空調対象である部屋の温度に関係なく一義的に制御されるため、対象装置(コンプレッサ)を停止するタイミングが装置自らの温度調節機構によって送風状態にある場合等、その制御される時間により省電力化につながらない場合が発生する問題がある。また、対象装置が動作状態にあるべき温度にもかかわらず、停止状態となり空調対象である部屋の温度が急激に変化して利用者に不快感を与える問題がある。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、最適なタイミングで省電力化を実現することができる空調装置の節電システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の空調装置の節電システムは、
空調装置の駆動源となる空調モータを周期的に停止制御して該空調モータを間欠的に駆動することにより空調装置の消費電力を節減する空調装置の節電システムであって、空調装置を駆動する空調モータを所定の設定時間内に少なくとも1回停止するための設定時間を計測する計時手段と、設定時間内において空調モータの駆動に要する電流の変化データを取得する電流変化データ取得手段と、その電流変化データ取得手段により取得された電流変化データが所定のしきい値範囲にあるかどうかを判定する電流変化レベル判定手段と、その電流レベル判定手段により電流変化レベルが所定のしきい値範囲にあると判定された場合は空調モータを設定時間内で所定短時間停止させ、しきい値範囲外と判定された場合は空調モータを停止させることなく設定時間内において電流変化データ取得手段による次の電流変化データの取得に移行させる空調モータ停止制御手段と、を含むことを特徴とする。
【0008】
上記本発明によれば、空調装置を駆動する空調モータを所定の設定時間内に1回停止するための設定時間を計測する計時手段を備えている。これにより、上記したように、デマンド値は30分間における平均電力であり、例えば30分という設定時間を計時手段により計測してその間に確実に空調装置を1回停止することができるので、停止した時間分だけ省電力化となり、デマンド値(最大需要電力)を軽減することができる。ひいては契約電力を削減することができる。
【0009】
さらには、その空調モータの駆動に要する電流の変化データを取得し、その電流の変化データが所定の閾値範囲内にあるかどうかを判定して、その判定結果により空調モータの停止を制御している。これにより、空調モータの駆動に要する電流の変化データ、すなわち空調モータの動作状態を検出して停止を制御しているので、閾値範囲を超えた場合には停止されなくなり、最適な時間に空調モータの駆動を停止することができる。すなわち、エアコンや冷凍機などの空調装置の運転状況を感知しながら、適切なタイミングで空調モータの駆動をコントロールし、その空調装置(エアコンや冷凍機)の快適さや能力を損ねることなく(確保したまま)消費電力の削減とデマンド(需要要求)の低減を自動的に実現することができる。
【0010】
また、上記課題を解決するために、本発明の空調装置の節電システムは、
空調装置の駆動源となる空調モータを周期的に停止制御して該空調モータを間欠的に駆動することにより空調装置の消費電力を節減する空調装置の節電システムであって、空調装置を駆動する空調モータを所定の設定時間内に少なくとも1回停止するための設定時間を計測する計時手段と、設定時間内において空調装置において熱交換を行う冷媒の温度又は温度変化を含む冷媒温度データを取得する冷媒温度データを取得する冷媒温度データ取得手段と、その冷媒温度データ取得手段により取得された冷媒温度データが所定のしきい値範囲にあるかどうかを判定する冷媒温度レベル判定手段と、その冷媒温度レベル判定手段により冷媒温度レベルが所定のしきい値範囲にあると判定された場合は空調モータを設定時間内で所定短時間停止させ、しきい値範囲外と判定された場合は空調モータを停止させることなく設定時間内において冷媒温度データ取得手段による次の冷媒温度データの取得に移行させる空調モータ停止制御手段と、を含むことを特徴とする。
【0011】
上記本発明によれば、空調装置を駆動する空調モータを所定の設定時間内に1回停止するための設定時間を計測する計時手段を備えている。これにより、上記したように、デマンド値は30分間における平均電力であり、例えば30分という設定時間を計時手段により計測してその間に確実に空調装置を1回停止することができるので、停止した時間分だけ省電力化となり、デマンド値(最大需要電力)を軽減することができる。ひいては契約電力を削減することができる。
【0012】
さらには、その空調装置において熱交換を行う冷媒の温度又は温度変化を含む冷媒温度データを取得し、その冷媒温度データが所定の閾値範囲内にあるかどうかを判定して、その判定結果により空調モータの停止を制御している。これにより、空調装置において熱交換を行う冷媒の温度又は温度変化を含む冷媒温度データ、すなわち空調装置の動作状態を検出して停止を制御しているので、閾値範囲を超えた場合には停止されなくなり、最適な時間に空調モータの駆動を停止することができる。すなわち、エアコンや冷凍機などの空調装置の運転状況を感知しながら、適切なタイミングで空調モータの駆動をコントロールし、その空調装置(エアコンや冷凍機)の快適さや能力を損ねることなく(確保したまま)消費電力の削減とデマンド(需要要求)の低減を自動的に実現することができる。
【0013】
また、本発明の空調装置の節電システムは、
計時手段による計時過程で設定時間の残り時間が所定の限界値以下になった場合であって空調モータの停止制御が設定時間内に行われていない場合は電流変化レベル判定手段により電流変化レベルがしきい値範囲外と判定された場合においても空調モータを所定短時間停止させる空調モータ強制停止手段を備えることができる。これによると、設定時間内において確実に停止が行われるので省電力化に寄与する。
【0014】
また、本発明の空調装置の節電システムは、
最終的に設定時間内において電流変化レベル判定手段により電流変化レベルがしきい値範囲にあると判定されることが1度もなかった場合は空調モータを停止させることなく計時手段による次の設定時間に空調モータの停止制御を先送りする空調モータ停止先送り手段を備えることができる。これによると、空調モータに過負荷をかけることがなく、より適切な時期に空調モータを停止することができる。
【0015】
また、本発明の空調装置の節電システムは、
電流レベル判定手段により電流変化レベルが所定のしきい値範囲にあると判定され、かつ冷媒温度レベル判定手段により冷媒温度レベルが所定のしきい値範囲にあると判定されるアンド条件を満たすかどうかを判定するアンド条件判定手段と、そのアンド条件を満たす場合は、空調モータを設定時間内で所定短時間停止させ、アンド条件を満たさない場合は、空調モータを停止させることなく設定時間内において電流変化データ取得手段による次の電流変化データの取得及び冷媒温度データ取得手段による次の冷媒温度データの取得に移行させるアンド条件空調モータ停止制御手段を備えることができる。これによると、電流変化データと冷媒温度レベルデータとの二つのパラメータから適切な停止時期を特定(推定)しているので、より適切な停止時期に空調モータの停止を行うことができる。
【0016】
また、本発明の空調装置の節電システムは、
電流レベル判定手段により電流変化レベルが所定のしきい値範囲にあると判定されるか、または冷媒温度レベル判定手段により冷媒温度レベルが所定のしきい値範囲にあると判定されるかのオア条件を満たすかどうかを判定するオア条件判定手段と、そのオア条件を満たす場合は、空調モータを設定時間内で所定短時間停止させ、オア条件を満たさない場合は、空調モータを停止させることなく設定時間内において電流変化データ取得手段による次の電流変化データの取得及び冷媒温度データ取得手段による次の冷媒温度データの取得に移行させるオア条件空調モータ停止制御手段を備えることができる。これによると、電流変化データと冷媒温度レベルデータとの二つのパラメータのどちらか一方から適切な停止時期を特定(推定)しているので、適切な停止時期に空調モータの停止を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、添付の図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の構成の一例を概念的に示すブロック図である。図1に示すように、本発明の空調装置の節電システム100は、節電装置1と、その節電装置1が接続された、例えば冷凍機や空調機(送風機も含む)等の空調装置2とを備えており、この節電装置1によって空調装置2が備える電力使用量の大きなコンプレッサの駆動モータによる消費電力量の削減又は省電力化を図るためのシステムである。
【0018】
節電装置1は、マイクロコンピュータ(以下、マイコンと略す)10と、電源スイッチ7と、制御パラメータ操作部8と、タイマ15(計時手段)とを主として構成している。
【0019】
マイコン10は、空調装置2が備えるコンプレッサの駆動モータ12の停止動作等を制御するものであり、周知の入出力回路であるI/O6、CPU7、RAM8、ROM9、及びこれらの構成を接続するバスライン10が備えられている。CPU7は、RAM8およびROM9に記憶されたプログラムおよびデータにより制御を行う。ROM9は、プログラム格納領域とデータ記憶領域とを有している。プログラム格納領域には、主プログラム9a、第1停止プログラム9b、第2停止プログラム9c及び第3停止プログラム9dが格納されており、また、データ記憶領域にはそれらのプログラムの動作に必要なデータとして初期パラメータ9eが格納されている。プログラム格納領域に記憶されるプログラムは、RAM3のワークメモリ3を作業領域とする形で作動する。
【0020】
制御パラメータ操作部5は、例えば、節電装置1外部に設けられた多段階の切り換え可能なメカニカルのスイッチや、図示しない表示部と一体になったタッチスイッチ、図示しないリモコン端末のスイッチ等の複数の操作部として構成することができる。タッチスイッチは図示しない表示部の画面上に縦横に微細に配置された赤外線センサより構成されており、例えば指やタッチペン等でその赤外線を遮断すると、その遮断した位置が2次元座標(X,Y)として検出される。これらの制御パラメータ操作部5により、その切り換え位置(設定)に応じて制御パラメータを設定するようになっている。例えば、制御パラメータとしては、後述するサンプルデータの時間スパンの設定や、設定範囲(例えば20%の制御率と設定した場合には30分における設定範囲は24分となる。)、サンプルデータの個数、先送り設定等を設定できる。なお、節電装置1にインターフェース部を設けてそのインターフェース部を介して外部(例えばコンピュータ等)から制御パラメータの設定を行う構成としてもよい。
【0021】
さらに、I/O6には、空調装置2が備える駆動部11、電流変化データ取得手段としての電流検出部13、及び冷媒温度データ取得手段としての冷媒温度検出部等が接続され、駆動部11はCPU7の指令に基づきコンプレッサ駆動モータ(空調モータ)を駆動停止および駆動再開等の動作をさせる。なお、CPU7は、電流検出部13及び冷媒温度検出部14により取得したデータに基づいて、駆動部11に指令を送出してコンプレッサ駆動モータ12を駆動停止等させる制御手段(電流変化レベル判定手段、空調モータ停止制御手段、空調モータ強制停止手段、空調モータ停止先送り手段、冷媒温度レベル判定手段、アンド条件判定手段、アンド条件空調モータ停止制御手段、オア条件判定手段、オア条件空調モータ停止制御手段)として機能する。なお、空調装置2は、特に限定されるものではないが、所定の部屋又は区画された空間の調和を図るための冷凍機や空調機などである。
【0022】
空調装置2は、例えば室内機と室外機とを備え、その両者の間を空気調和媒体(例えば冷媒)を循環させて通風することにより空気を調和するものである。具体的には、室外機には、調和媒体を圧縮するコンプレッサと、調和媒体を液化する凝縮器(冷房時)としての室外熱交換器と、ファンとが備え付けられている。ここで、例えば冷房運転時には、コンプレッサで圧縮された冷媒が、凝縮器で液化され、これが空調装置2の熱交換器(蒸発器)で気化する際に周りの熱を奪い、ここに送風ファンで通風される空気が冷やされる。蒸発器を経た冷媒は室外機のコンプレッサで圧縮され、再び凝縮器で液化するサイクルを繰り返す。なお、暖房運転時には冷媒の流れが上記とは逆になり、空調装置2の熱交換器は凝縮器となって、冷媒の液化の際に熱を放出し、ここに通風された空気が加熱されて室内へ流れる。液化された冷媒は、蒸発器となる室外熱交換器で気化し、コンプレッサで加圧されて、以後同様のサイクルを繰り返す。
【0023】
駆動部11は、例えば周知のモータドライバー等(例えばインバータ回路等)であり、入力する直流電圧の値を変化させることで、交流出力側に接続されたコンプレッサ駆動モータ12を駆動させる。電流検出部13は、電流センサなどを用いてコンプレッサ駆動モータ12の駆動に要する電流の変化を検出するものである。冷媒温度検出部14は、冷媒サイクルの所定位置に温度センサなどを用いて、冷媒による温度又は温度変化を検出するものであり、または、上記蒸発器を通過した直後の空気の温度に応じた信号を出力する蒸発器後センサとして備えることができる。
【0024】
次に、以上のように説明した空調装置の節電システムが行う処理の流れについて説明する。図2は、主プログラム9aに係る処理の流れの一例を示したフロー図である。まず、電源スイッチ4で節電装置1の電源をオンにした後(電源をオンにする前)、例えば制御パラメータ操作部5がダイヤル式などの多段階切り換え可能なメカニカルなスイッチであれば、そのダイヤルを回して(切り換えて)制御パラメータの設定を行う(S1)。ここで、制御パラメータの設定は、ROM9に格納された初期パラメータ9eが読み出され、RAM8に一時的に記憶される。設定が切り換えられると初期パラメータ9eに基づいてRAM8上で設定値が切り換えられる。なお、制御パラメータは、上述したように設定範囲(制御率)、サンプルデータの時間スパンの設定や、サンプルデータの個数及び先送り設定である。
【0025】
ここで、制御率は、例えば、10%から30%の間で設定することができる(30分間において3分から9分の間で設定可能)。なお、制御率とは、後述する所定条件を満たした場合に設定時間に対する停止時間の割合であり、例えば制御率10%であれば設定時間30分における10%、すなわち3分間だけコンプレッサ駆動モータ12を停止させる。サンプルデータの時間スパンは、制御率によって定めることもでき、上記のように制御率10%とした場合には3分間だけ省電力化モードに移行するため、同様にサンプリングする時間スパンを3分間単位とする。なお、制御率と関係なくサンプルデータの時間スパンをさらに細分化してより細かく区切ってもよい。その場合には、より最適な時間に空調装置2(コンプレッサ)を省電力化モードにすることができる。サンプルデータの個数は、その時間スパンの間にサンプリングする個数であり、例えば、上記したようにサンプルデータの時間スパンが3分間と設定され、サンプルデータを30個と設定すると、6秒毎に一つのサンプルデータとして検出することになる。
【0026】
これらのサンプルデータ、時間スパン及び制御率におけるデータを基にCPU7が統計及び演算を行い、コンプレッサ駆動モータ12を設定時間内における適切(最適)な時刻で停止させるようにすることができる。例えば以下のように適切制御時刻推定を行うことができる。
【0027】
<推定サンプルデータの取り方>
設定範囲(3から30−(30×制御率)まで)例えば20%の制御率と設定したら設定範囲は最大24分までとなり、サンプルデータの個数設定は任意設定(最小20以上とする)。
・サンプルデータの時間スパン:6分間
・サンプルデータT:30個
推定対象となる30通りのサンプルデータは、6分間において30個なので、12秒/個となり、12秒毎に1通りの電流データ(冷媒温度データ)を取り出して、サンプルデータとして用意する。
【0028】
<推定式>
例えば、部屋の温度変化は安定になる場合、或いは空調液体温度(冷媒温度)は効率な状態になっている場合において空調が過負荷になることはなく、電流変化もなく安定になるので、目的関数として数1に示す式(1)と表すことができる。この式(1)をノンパラメータ推定でダービンワトソン統計量を用いてD統計量を作成し、両側5%又は1%を信頼区間で仮説検定を行う。この仮説が棄却されれば制御となる。つまり、空調負荷が一定と仮定するため、冷媒も効率になり、電流値も一定となるので、ゆえに電流値を定常状態と仮定でき、コンプレッサの消費電力はコンプレッサの容量及び負荷率により決められるので、安定時負荷が一定であれば、負荷変化率により電流値を変化させることがない。Atは観測された圧縮機(コンプレッサ)に入る電流値であるため、真の電流値は一定であることを証明するのに、DW統計量(ダービンワトソン統計量)を作成し、検定を行う。これにより得られた値を有意水準5%と1%で検定すると(制御が入り安くする場合には5%と設定し、推定を厳密にしたい場合には1%と設定することができる。)、データを得ることができる。先に得られた値を有意水準及びサンプルデータの数に応じ、該データに比べ、もし閾値範囲以内であれば、つまり撹乱項はランダムで制御してもよいという意味となり、そうでなければ撹乱項は自己相関で、電流は一定ではなく上昇傾向もしくは降下傾向にあるという意味となり、制御できない(例えば、電流は降下状態にあるときには、つまり負荷低減するときにも制御をしてもよいのであれば制御の閾値範囲の所定条件を省くことができる)。
【0029】
【数1】

【0030】
また、次のようにして、適切制御時刻推定を行うこともできる。設定時間内において、例えば6秒毎(設定可能)に電流検出部13から電流変化データを読み出し、30秒経過したときに、すなわち5つ(設定可能)の電流変化データが得られたときにそのデータの標準偏差値を算出する。さらに、6秒経過して新しい次の電流変化データを読み出した場合は、その最新のデータを含む新しい順に5つの電流変化データの標準偏差値を算出していく。この標準偏差値に対する上限下限の閾値を定めておき、その閾値範囲内に算出された標準偏差値が存在した場合に、コンプレッサ駆動モータが安定した状態で駆動していると判断して停止を行うようにすることができる。
【0031】
また、次のようにして、適切制御時刻推定を行うこともできる。設定時間内において、冷媒温度検出部14により常時冷媒による温度又は温度変化を検出し、その温度変化に対する上限下限の閾値を定めておき、その閾値範囲内に温度変化データが存在する場合に、コンプレッサ駆動モータが安定した状態で駆動していると判断して停止を行うようにすることができる。
【0032】
なお、上記したように適切な停止時期と判定された場合において、その時点でコンプレッサの駆動を停止制御してもよいし、所定期間遅延時間を設けて駆動停止制御させるようにしてもよい(強制停止制御のときはこの限りではない)。
【0033】
このように、各パラメータによってコンプレッサの駆動状況を感知しながら、適切なタイミングで停止させることができるので、空調装置2の快適さや、能力を確保したまま消費電力の削減とデマンド(需要・要求)の低減を自動的に実現することができ、ひいては、コンプレッサの保護を最優先に配慮して設計されており、空調機自体に悪影響を及ぼすことがない。なお、空調機や冷凍機における空調装置に使われる電力使用量のうち略90%をコンプレッサの稼動が占めるため、それを効率よく制御して消費電力を削減することができる。
【0034】
図2に戻り、S2でタイマ15が起動され、空調装置を駆動する空調モータ(コンプレッサを駆動するコンプレッサ駆動モータ)を所定の設定時間内に少なくとも1回停止するための設定時間が計時される。なお、本実施例においては30分に設定時間が設定されたものとする。次に、S3で現在の設定時間内においてコンプレッサ駆動モータ12が既に停止動作が実行されたか否かが判断され、既に停止動作実行済みであれば(S3:Yes)、S9に移行して設定時間である30分が経過するまで通常通りコンプレッサの動作を継続する。
【0035】
一方、設定時間内において、まだ停止動作が実行されていなければ(S3:No)、まず、第1時間範囲内において(S4:Yes)、電流検出部13が検出する電流の変化データ及び冷媒温度検出部14が検出する冷媒の温度又は温度変化データを基に第1停止処理(S5、後述する)が行われる。続いて、S3でまだ停止動作が実行されておらず(S3:No)、第2時間範囲内において(S5:Yes)、電流検出部13が検出する電流の変化データ及び冷媒温度検出部14が検出する冷媒の温度又は温度変化データを基に第2停止処理(S7、後述する)が行われる。次に、S3でまだ停止動作が実行されておらず(S3:No)、第1時間範囲外(S4:No)かつ第2時間範囲外(S6:No)である場合には、第3停止処理が行われる。ここで、第1時間範囲とは第1停止処理が行われる時間範囲のことであり、同様に第2時間範囲とは第2停止処理が行われる時間範囲のことである。
【0036】
例えば、タイマ起動後15分は第1時間範囲とし、その後12分まで(タイマ起動後15分から27分まで)を第2時間範囲とすることができる。この場合には、タイマ起動後27分が設定時間30分における残り時間3分(制御率10%の場合)となる限界値であるため、第3停止処理へと移行することになる。これにより、設定時間内で画一的にコンプレッサを停止させるのに比して、より適切な動作状態時期に停止することができ、省エネに寄与する。
【0037】
また、この第1停止処理及び第2停止処理は両方又は少なくともどちらか一方の処理が行われればよく、第2停止処理を省略する場合には、タイマ起動後27分(限界値)まで第1停止処理が行われ、一方、第1停止処理を省略する場合には、タイマ起動後27分(限界値)まで第2停止処理が行われることになる。これにより、適切な停止時間を推定することができる。
【0038】
次に、第1ないし3のいずれかの停止処理が行われた後、S9において、タイマ起動後30分(設定時間)が経過したかが判定され、30分(設定時間)が経過していなければ、(S9:No)、電源オフされなければ(S11:No)上記同様の処理が繰り返される。また、30分(設定時間)が経過した場合には、S10でタイマのリセットを行い、次の設定時間における上記同様の処理を繰り返すことになる。
【0039】
次に、図3を用いて第1停止処理に係る処理の流れの一例を説明する。まず、S21で上述したように電流検出部13から電流変化データ及び冷媒温度検出部14から温度又は温度変化データを読み出し、S22でそれらのデータに基づいて第1停止条件判定が行われる。ここで第1停止条件とは、電流変化データのパラメータに基づく値が予め設定された閾値の範囲内にある場合と(すなわち、電流変化データに基づく停止適切時期であると判定された場合と)、冷媒温度変化による温度又は温度変化データのパラメータに基づく値が予め設定された閾値の範囲内にある場合と(すなわち、冷媒温度に要する温度データに基づく停止適切時期であると判定された場合と)のアンド条件にあるか否かで判定が行われる。次に、S23で停止条件(アンド条件)である場合には(S23:Yes)、CPU7の指令に基づき駆動部11を介してコンプレッサ駆動モータ12の駆動を停止させる(S24)。続いて、S26で本実施例においては3分間(所定停止時間)が経過すると(S26:Yes)、CPU7の指令に基づき駆動部11を介してコンプレッサ駆動モータ12の駆動を再開させる(S27)。なお、S23において、停止条件(アンド条件)でない場合には、そのままコンプレッサ駆動モータ12の駆動は継続される(S25)。これにより、より最適な時間に停止することができる。
【0040】
次に、図4を用いて第2停止処理に係る処理の流れの一例を説明する。まず、S31で上述したように電流検出部13から電流変化データ及び冷媒温度検出部14から温度又は温度変化データを読み出し、S32でそれらのデータに基づいて第1停止条件判定が行われる。ここで第2停止条件とは、電流変化データのパラメータに基づく値が予め設定された閾値の範囲内にある場合と(すなわち、電流変化データに基づく停止適切時期であると判定された場合と)、冷媒温度変化による温度又は温度変化データのパラメータに基づく値が予め設定された閾値の範囲内にある場合と(すなわち、冷媒温度に要する温度データに基づく停止適切時期であると判定された場合と)のオア条件にあるか否かで判定が行われる。次に、S33で停止条件(オア条件)である場合には(S33:Yes)、CPU7の指令に基づき駆動部11を介してコンプレッサ駆動モータ12の駆動を停止させる(S34)。続いて、S36で本実施例においては3分間(所定停止時間)が経過すると(S36:Yes)、CPU7の指令に基づき駆動部11を介してコンプレッサ駆動モータ12の駆動を再開させる(S37)。なお、S33において、停止条件(オア条件)でない場合には、そのままコンプレッサ駆動モータ12の駆動は継続される(S35)。これにより、より適切な時間に停止することができる。なお、停止条件として、2つのパラメータのアンド条件或いはオア条件とすることで、より適切な時期に停止することができるが、必要に応じてどちらか一方のみから停止条件を特定する構成としてもよい。その場合には単純な構造とすることができる。
【0041】
次に、図5を用いて第3停止処理に係る処理の流れの一例を説明する。まず、制御パラメータ操作部5により限界値による先送り設定が選択されており、CPU7がその設定を読み出して先送りしない場合には(S41:No)、限界値に達したとされコンプレッサ駆動モータ12を強制的に停止させる(S42)。これにより、設定時間内において確実にコンプレッサ駆動モータ12を停止することができるので、省電力化を実現することができる。続いて、S43で本実施例においては3分間(所定停止時間)が経過すると(S43:Yes)、CPU7の指令に基づき駆動部11を介してコンプレッサ駆動モータ12の駆動を再開させる(S44)。なお、S41において、先送りする場合には、現設定時間内において適切な停止時期がなかったとみなされ、次の設定時間へと移行することになる。なお、先送り設定の選択は必要に応じて設ければよい。
【0042】
図6に、コンプレッサ駆動に係る設定時間毎におけるチャート図を示す。図6に示すように、上述した第1ないし第3停止処理が設定時間毎に行われているので、設定時間A、Bのように確実に1回だけコンプレッサ駆動モータがオフ(停止)されている。なお、この本実施例においては設定時間内に停止する回数を1回として例示したが、これらに限定するものではなく、設定時間Cのように停止回数を2回以上としてもよい。また、設定時間内における停止回数を設定するのではなく、設定時間内において常時検出を継続していき、適切停止条件であった場合に停止していってもよい(最低1回は停止制御を行うものとする)。その場合には、一回停止制御が行われても、その後も継続して適切停止時期の推定が行われ再度適切停止時期を検出した場合には、停止指令を送出して所定時間だけ停止することになる。これにより、さらなる省電力化となる。
【0043】
以上のように、本発明によれば、快適さを優先した場合と、省電力を重視した場合によって異なり、また、電力会社との契約形態により使用量のみ下がる場合と、基本料金も合わせて下がる場合の2通りあるが、コンプレッサだけを無理なく停止することで(30分のうち3分から9分)コンプレッサの稼動にかかる電気代の10%から30%を省電力化することが可能である。
【0044】
また、本発明による制御はコンプレッサを停止してもファンは回転し送風状態になる。したがって、制御中の数分間も室内の空気は循環しているので、多少の室温上昇は認められるが、体感上の変化は殆どないものとされ、(例えば、室温情報1℃以内)また、空調機の機能上、制御中に上昇した室温を下げるために要する時間は、コンプレッサが停止していた時間より短時間であり、この差が実質的な省エネの効果がある部分である。
【0045】
さらに、複数台ある空調機、冷凍機の室外機に一台ずつ節電システムを採用することができ、個々の使用目的・環境に合った制御率設定を行ってコンップレッサを無理なく停止させることで、デマンド値及び使用電力の削減が図れる。
【0046】
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明に係る全体構成の一例を示すブロック図。
【図2】主プログラムに係る処理の流れの一例を示すフロー図。
【図3】第1停止処理に係る処理の流れの一例を示すフロー図。
【図4】第2停止処理に係る処理の流れの一例を示すフロー図。
【図5】第3停止処理に係る処理の流れの一例を示すフロー図。
【図6】コンプレッサ駆動に係る設定時間毎におけるチャート図。
【符号の説明】
【0048】
1 節電装置
2 空調装置
3 マイクロコンピュータ
4 電源スイッチ
5 制御パラメータ操作部
11 駆動部
12 コンプレッサ駆動モータ
13 電流検出部
14 冷媒温度検出部
100 節電システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
空調装置の駆動源となる空調モータを周期的に停止制御して該空調モータを間欠的に駆動することにより前記空調装置の消費電力を節減する空調装置の節電システムであって、
前記空調装置を駆動する前記空調モータを所定の設定時間内に少なくとも1回停止するための前記設定時間を計測する計時手段と、
前記設定時間内において前記空調モータの駆動に要する電流の変化データを取得する電流変化データ取得手段と、
その電流変化データ取得手段により取得された電流変化データが所定のしきい値範囲にあるかどうかを判定する電流変化レベル判定手段と、
その電流レベル判定手段により前記電流変化レベルが所定のしきい値範囲にあると判定された場合は前記空調モータを前記設定時間内で所定短時間停止させ、前記しきい値範囲外と判定された場合は前記空調モータを停止させることなく前記設定時間内において前記電流変化データ取得手段による次の電流変化データの取得に移行させる空調モータ停止制御手段と、
を含むことを特徴とする空調装置の節電システム。
【請求項2】
空調装置の駆動源となる空調モータを周期的に停止制御して該空調モータを間欠的に駆動することにより前記空調装置の消費電力を節減する空調装置の節電システムであって、
前記空調装置を駆動する前記空調モータを所定の設定時間内に少なくとも1回停止するための前記設定時間を計測する計時手段と、
前記設定時間内において前記空調モータの駆動に要する電流の変化データを取得する電流変化データ取得手段と、
その電流変化データ取得手段により取得された電流変化データが所定のしきい値範囲内にあるかどうかを判定する電流変化レベル判定手段と、
その電流変化レベル判定手段により前記電流変化レベルが所定のしきい値範囲にあると判定された場合は前記空調モータを前記設定時間内で所定短時間停止させ、前記電流変化レベル判定手段により前記しきい値範囲外と判定された場合は前記空調モータを停止させることなく前記設定時間内において前記電流変化データ取得手段による次の電流変化データの取得に移行させる空調モータ停止制御手段と、
前記計時手段による計時過程で前記設定時間の残り時間が所定の限界値以下になった場合であって前記空調モータの停止制御が前記設定時間内に行われていない場合は前記電流変化レベル判定手段により前記電流変化レベルが前記しきい値範囲外と判定された場合においても前記空調モータを所定短時間停止させる空調モータ強制停止手段と、
を含むことを特徴とする空調装置の節電システム。
【請求項3】
空調装置の駆動源となる空調モータを周期的に停止制御して該空調モータを間欠的に駆動することにより前記空調装置の消費電力を節減する空調装置の節電システムであって、
前記空調装置を駆動する前記空調モータを所定の設定時間内に少なくとも1回停止するための前記設定時間の経過を計測する計時手段と、
前記設定時間内において前記空調モータの駆動に要する電流の変化データを取得する電流変化データ取得手段と、
その電流変化データ取得手段により取得された電流変化データが所定のしきい値範囲内にあるかどうかを判定する電流変化レベル判定手段と、
その電流レベル判定手段により前記電流変化レベルが所定のしきい値範囲にあると判定された場合は前記空調モータを前記設定時間内で所定短時間停止させ、前記電流レベル判定手段により前記電流変化レベルが前記しきい値範囲外と判定された場合は前記空調モータを停止させることなく前記設定時間内において前記電流変化データ取得手段による次の電流変化データの取得に移行させる空調モータ停止制御手段と、
最終的に前記設定時間内において前記電流変化レベル判定手段により前記電流変化レベルが前記しきい値範囲にあると判定されることが1度もなかった場合は前記空調モータを停止させることなく前記計時手段による次の設定時間に前記空調モータの停止制御を先送りする空調モータ停止先送り手段と、
を含むことを特徴とする空調装置の節電システム。
【請求項4】
空調装置の駆動源となる空調モータを周期的に停止制御して該空調モータを間欠的に駆動することにより前記空調装置の消費電力を節減する空調装置の節電システムであって、
前記空調装置を駆動する前記空調モータを所定の設定時間内に少なくとも1回停止するための前記設定時間を計測する計時手段と、
前記設定時間内において前記空調装置において熱交換を行う冷媒の温度又は温度変化を含む冷媒温度データを取得する冷媒温度データを取得する冷媒温度データ取得手段と、
その冷媒温度データ取得手段により取得された冷媒温度データが所定のしきい値範囲にあるかどうかを判定する冷媒温度レベル判定手段と、
その冷媒温度レベル判定手段により前記冷媒温度レベルが所定のしきい値範囲にあると判定された場合は前記空調モータを前記設定時間内で所定短時間停止させ、前記しきい値範囲外と判定された場合は前記空調モータを停止させることなく前記設定時間内において前記冷媒温度データ取得手段による次の冷媒温度データの取得に移行させる空調モータ停止制御手段と、
を含むことを特徴とする空調装置の節電システム。
【請求項5】
空調装置の駆動源となる空調モータを周期的に停止制御して該空調モータを間欠的に駆動することにより前記空調装置の消費電力を節減する空調装置の節電システムであって、
前記空調装置を駆動する前記空調モータを所定の設定時間内に少なくとも1回停止するための前記設定時間を計測する計時手段と、
前記設定時間内において前記空調装置での熱交換を行う冷媒の温度又は温度変化を含む冷媒温度データを取得する冷媒温度データを取得する冷媒温度データ取得手段と、
その冷媒温度データ取得手段により取得された冷媒温度データが所定のしきい値範囲にあるかどうかを判定する冷媒温度レベル判定手段と、
その冷媒温度レベル判定手段により前記冷媒温度レベルが所定のしきい値範囲にあると判定された場合は前記空調モータを前記設定時間内で所定短時間停止させ、前記しきい値範囲外と判定された場合は前記空調モータを停止させることなく前記設定時間内において前記冷媒温度データ取得手段による次の冷媒温度データの取得に移行させる空調モータ停止制御手段と、
前記計時手段による計時過程で前記設定時間の残り時間が所定の下限値以下になった場合であって前記空調モータの停止制御が前記設定時間内に行われていない場合は前記冷媒温度レベル判定手段により前記冷媒温度レベルが前記しきい値範囲外と判定された場合においても前記空調モータを所定短時間停止させる空調モータ強制停止手段と、
を含むことを特徴とする空調装置の節電システム。
【請求項6】
空調装置の駆動源となる空調モータを周期的に停止制御して該空調モータを間欠的に駆動することにより前記空調装置の消費電力を節減する空調装置の節電システムであって、
前記空調装置を駆動する前記空調モータを所定の設定時間内に少なくとも1回停止するための前記設定時間を計測する計時手段と、
前記設定時間内において前記空調装置での熱交換を行う冷媒の温度又は温度変化を含む冷媒温度データを取得する冷媒温度データを取得する冷媒温度データ取得手段と、
その冷媒温度データ取得手段により取得された冷媒温度データが所定のしきい値範囲にあるかどうかを判定する冷媒温度レベル判定手段と、
その冷媒温度レベル判定手段により前記冷媒温度レベルが所定のしきい値範囲にあると判定された場合は前記空調モータを前記設定時間内で所定短時間停止させ、前記しきい値範囲外と判定された場合は前記空調モータを停止させることなく前記設定時間内において前記冷媒温度データ取得手段による次の冷媒温度データの取得に移行させる空調モータ停止制御手段と、
最終的に前記設定時間内において前記冷媒温度レベル判定手段により前記冷媒温度レベルが前記しきい値範囲にあると判定されることが1度もなかった場合は前記空調モータを停止させることなく前記計時手段による次の設定時間に前記空調モータの停止制御を先送りする空調モータ停止先送り手段と、
を含むことを特徴とする空調装置の節電システム。
【請求項7】
空調装置の駆動源となる空調モータを周期的に停止制御して該空調モータを間欠的に駆動することにより前記空調装置の消費電力を節減する空調装置の節電システムであって、
前記空調装置を駆動する前記空調モータを所定の設定時間内に少なくとも1回停止するための前記設定時間を計測する計時手段と、
前記設定時間内において前記空調モータの駆動に要する電流の変化データを取得する電流変化データ取得手段と、
前記設定時間内において前記空調装置での熱交換を行う冷媒の温度又は温度変化を含む冷媒温度データを取得する冷媒温度データを取得する冷媒温度データ取得手段と、
前記電流変化データ取得手段により取得された電流変化データが所定のしきい値範囲にあるかどうかを判定する電流変化レベル判定手段と、
前記冷媒温度データ取得手段により取得された冷媒温度データが所定のしきい値範囲にあるかどうかを判定する冷媒温度レベル判定手段と、
前記電流レベル判定手段により前記電流変化レベルが所定のしきい値範囲にあると判定され、かつ前記冷媒温度レベル判定手段により前記冷媒温度レベルが所定のしきい値範囲にあると判定されるアンド条件を満たすかどうかを判定するアンド条件判定手段と、
そのアンド条件を満たす場合は、前記空調モータを前記設定時間内で所定短時間停止させ、前記アンド条件を満たさない場合は、前記空調モータを停止させることなく前記設定時間内において前記電流変化データ取得手段による次の電流変化データの取得及び前記冷媒温度データ取得手段による次の冷媒温度データの取得に移行させるアンド条件空調モータ停止制御手段と、
を含むことを特徴とする空調装置の節電システム。
【請求項8】
空調装置の駆動源となる空調モータを周期的に停止制御して該空調モータを間欠的に駆動することにより前記空調装置の消費電力を節減する空調装置の節電システムであって、
前記空調装置を駆動する前記空調モータを所定の設定時間内に少なくとも1回停止するための前記設定時間を計測する計時手段と、
前記設定時間内において前記空調モータの駆動に要する電流の変化データを取得する電流変化データ取得手段と、
前記設定時間内において前記空調装置での熱交換を行う冷媒の温度又は温度変化を含む冷媒温度データを取得する冷媒温度データを取得する冷媒温度データ取得手段と、
前記電流変化データ取得手段により取得された電流変化データが所定のしきい値範囲にあるかどうかを判定する電流変化レベル判定手段と、
前記冷媒温度データ取得手段により取得された冷媒温度データが所定のしきい値範囲にあるかどうかを判定する冷媒温度レベル判定手段と、
前記電流レベル判定手段により前記電流変化レベルが所定のしきい値範囲にあると判定されるか、または前記冷媒温度レベル判定手段により前記冷媒温度レベルが所定のしきい値範囲にあると判定されるかのオア条件を満たすかどうかを判定するオア条件判定手段と、
そのオア条件を満たす場合は、前記空調モータを前記設定時間内で所定短時間停止させ、前記オア条件を満たさない場合は、前記空調モータを停止させることなく前記設定時間内において前記電流変化データ取得手段による次の電流変化データの取得及び前記冷媒温度データ取得手段による次の冷媒温度データの取得に移行させるオア条件空調モータ停止制御手段と、
を含むことを特徴とする空調装置の節電システム。
【請求項9】
空調装置の駆動源となる空調モータを周期的に停止制御して該空調モータを間欠的に駆動することにより前記空調装置の消費電力を節減する空調装置の節電システムであって、
前記空調装置を駆動する前記空調モータを所定の設定時間内に少なくとも1回停止するための前記設定時間を計測する計時手段と、
前記設定時間内において前記空調モータの駆動に要する電流の変化データを取得する電流変化データ取得手段と、
前記設定時間内において前記空調装置での熱交換を行う冷媒の温度又は温度変化を含む冷媒温度データを取得する冷媒温度データを取得する冷媒温度データ取得手段と、
前記電流変化データ取得手段により取得された電流変化データが所定のしきい値範囲にあるかどうかを判定する電流変化レベル判定手段と、
前記冷媒温度データ取得手段により取得された冷媒温度データが所定のしきい値範囲にあるかどうかを判定する冷媒温度レベル判定手段と、
前記電流レベル判定手段により前記電流変化レベルが所定のしきい値範囲にあると判定され、かつ前記冷媒温度レベル判定手段により前記冷媒温度レベルが所定のしきい値範囲にあると判定されるアンド条件を満たすかどうかを判定するアンド条件判定手段と、
そのアンド条件を満たす場合は、前記空調モータを前記設定時間内で所定短時間停止させ、前記アンド条件を満たさない場合は、前記空調モータを停止させることなく前記設定時間内において前記電流変化データ取得手段による次の電流変化データの取得及び前記冷媒温度データ取得手段による次の冷媒温度データの取得に移行させるアンド条件モータ停止制御手段と、
前記計時手段による計時過程で前記設定時間の残り時間が所定の限界値以下になった場合であって前記空調モータの停止制御が前記設定時間内に行われていない場合は、前記電流レベル判定手段により前記電流変化レベルが所定のしきい値範囲にあると判定されるか、又は前記冷媒温度レベル判定手段により前記冷媒温度レベルが所定のしきい値範囲にあると判定されるかのオア条件を満たすかどうかを判定するオア条件判定手段と、
前記設定時間の残り時間が前記の限界値以下となって前記オア条件を満たす場合は前記設定時間内において前記空調モータを所定短時間停止させるオア条件モータ停止停止手段と、
を含むことを特徴とする空調装置の節電システム。
【請求項10】
空調装置の駆動源となる空調モータを周期的に停止制御して該空調モータを間欠的に駆動することにより前記空調装置の消費電力を節減する空調装置の節電システムであって、
前記空調装置を駆動する前記空調モータを所定の設定時間内に少なくとも1回停止するための前記設定時間を計測する計時手段と、
前記設定時間内において前記空調モータの駆動に要する電流の変化データを取得する電流変化データ取得手段と、
前記設定時間内において前記空調装置での熱交換を行う冷媒の温度又は温度変化を含む冷媒温度データを取得する冷媒温度データを取得する冷媒温度データ取得手段と、
前記電流変化データ取得手段により取得された電流変化データが所定のしきい値範囲にあるかどうかを判定する電流変化レベル判定手段と、
前記冷媒温度データ取得手段により取得された冷媒温度データが所定のしきい値範囲にあるかどうかを判定する冷媒温度レベル判定手段と、
前記電流レベル判定手段により前記電流変化レベルが所定のしきい値範囲にあると判定され、かつ前記冷媒温度レベル判定手段により前記冷媒温度レベルが所定のしきい値範囲にあると判定されたアンド条件を満たすかどうかを判定するアンド条件判定手段と、
そのアンド条件を満たす場合は、前記空調モータを前記設定時間内で所定短時間停止させ、前記アンド条件を満たさない場合は、前記空調モータを停止させることなく前記設定時間内において前記電流変化データ取得手段による次の電流変化データの取得及び前記冷媒温度データ取得手段による次の冷媒温度データの取得に移行させるアンド条件空調モータ停止制御手段と、
前記計時手段による計時過程で前記設定時間の残り時間が所定の限界値以下になった場合であって前記空調モータの停止制御が前記設定時間内に行われていない場合は前記アンド条件が満たされない場合においても前記空調モータを所定短時間停止させる空調モータ強制停止手段と、
を含むことを特徴とする空調装置の節電システム。
【請求項11】
空調装置の駆動源となる空調モータを周期的に停止制御して該空調モータを間欠的に駆動することにより前記空調装置の消費電力を節減する空調装置の節電システムであって、
前記空調装置を駆動する前記空調モータを所定の設定時間内に少なくとも1回停止するための前記設定時間を計測する計時手段と、
前記設定時間内において前記空調モータの駆動に要する電流の変化データを取得する電流変化データ取得手段と、
前記設定時間内において前記空調装置での熱交換を行う冷媒の温度又は温度変化を含む冷媒温度データを取得する冷媒温度データを取得する冷媒温度データ取得手段と、
前記電流変化データ取得手段により取得された電流変化データが所定のしきい値範囲にあるかどうかを判定する電流変化レベル判定手段と、
前記冷媒温度データ取得手段により取得された冷媒温度データが所定のしきい値範囲にあるかどうかを判定する冷媒温度レベル判定手段と、
前記電流レベル判定手段により前記電流変化レベルが所定のしきい値範囲にあると判定されるか、又は前記冷媒温度レベル判定手段により前記冷媒温度レベルが所定のしきい値範囲にあると判定されるかのオア条件を満たすかどうかを判定するオア条件判定手段と、
そのオア条件を満たす場合は、前記空調モータを前記設定時間内で所定短時間停止させ、前記オア条件を満たさない場合は、前記空調モータを停止させることなく前記設定時間内において前記電流変化データ取得手段による次の電流変化データの取得及び前記冷媒温度データ取得手段による次の冷媒温度データの取得に移行させるアンド条件空調モータ停止制御手段と、
前記計時手段による計時過程で前記設定時間の残り時間が所定の限界値以下になった場合であって前記空調モータの停止制御が前記設定時間内に行われていない場合は、前記オア条件が満たされない場合においても前記空調モータを所定短時間停止させる空調モータ強制停止手段と、
を含むことを特徴とする空調装置の節電システム。
【請求項12】
空調装置の駆動源となる空調モータを周期的に停止制御して該空調モータを間欠的に駆動することにより前記空調装置の消費電力を節減する空調装置の節電システムであって、
前記空調装置を駆動する前記空調モータを所定の設定時間内に少なくとも1回停止するための前記設定時間を計測する計時手段と、
前記設定時間内において前記空調モータの駆動に要する電流の変化データを取得する電流変化データ取得手段と、
前記設定時間内において前記空調装置での熱交換を行う冷媒の温度又は温度変化を含む冷媒温度データを取得する冷媒温度データを取得する冷媒温度データ取得手段と、
前記電流変化データ取得手段により取得された電流変化データが所定のしきい値範囲にあるかどうかを判定する電流変化レベル判定手段と、
前記冷媒温度データ取得手段により取得された冷媒温度データが所定のしきい値範囲にあるかどうかを判定する冷媒温度レベル判定手段と、
前記電流レベル判定手段により前記電流変化レベルが所定のしきい値範囲にあると判定され、かつ前記冷媒温度レベル判定手段により前記冷媒温度レベルが所定のしきい値範囲にあると判定されるアンド条件を満たすかどうかを判定するアンド条件判定手段と、
そのアンド条件を満たす場合は、前記空調モータを前記設定時間内で所定短時間停止させ、前記アンド条件を満たさない場合は、前記空調モータを停止させることなく前記設定時間内において前記電流変化データ取得手段による次の電流変化データの取得及び前記冷媒温度データ取得手段による次の冷媒温度データの取得に移行させるアンド条件空調モータ停止制御手段と、
最終的に前記設定時間内において前記アンド条件を満足することが1度もなかった場合は前記空調モータを停止させることなく前記計時手段による次の設定時間に前記空調モータの停止制御を先送りする空調モータ停止先送り手段と、
を含むことを特徴とする空調装置の節電システム。
【請求項13】
空調装置の駆動源となる空調モータを周期的に停止制御して該空調モータを間欠的に駆動することにより前記空調装置の消費電力を節減する空調装置の節電システムであって、
前記空調装置を駆動する前記空調モータを所定の設定時間内に少なくとも1回停止するための前記設定時間を計測する計時手段と、
前記設定時間内において前記空調モータの駆動に要する電流の変化データを取得する電流変化データ取得手段と、
前記設定時間内において前記空調装置での熱交換を行う冷媒の温度又は温度変化を含む冷媒温度データを取得する冷媒温度データを取得する冷媒温度データ取得手段と、
前記電流変化データ取得手段により取得された電流変化データが所定のしきい値範囲にあるかどうかを判定する電流変化レベル判定手段と、
前記冷媒温度データ取得手段により取得された冷媒温度データが所定のしきい値範囲にあるかどうかを判定する冷媒温度レベル判定手段と、
前記電流レベル判定手段により前記電流変化レベルが所定のしきい値範囲にあると判定されるか、又は前記冷媒温度レベル判定手段により前記冷媒温度レベルが所定のしきい値範囲にあると判定されるかのオア条件を満たすかどうかを判定するオア条件判定手段と、
そのオア条件を満たす場合は、前記空調モータを前記設定時間内で所定短時間停止させ、前記オア条件を満たさない場合は、前記空調モータを停止させることなく前記設定時間内において前記電流変化データ取得手段による次の電流変化データの取得及び前記冷媒温度データ取得手段による次の冷媒温度データの取得に移行させるオア条件モータ停止制御手段と、
最終的に前記設定時間内において前記オア条件を満足することが1度もなかった場合は前記空調モータを停止させることなく前記計時手段による次の設定時間に前記空調モータの停止制御を先送りする空調モータ停止先送り手段と、
を含むことを特徴とする空調装置の節電システム。
【請求項14】
空調装置の駆動源となる空調モータを周期的に停止制御して該空調モータを間欠的に駆動することにより前記空調装置の消費電力を節減する空調装置の節電システムであって、
前記空調装置を駆動する前記空調モータを所定の設定時間内に少なくとも1回停止するための前記設定時間を計測する計時手段と、
前記設定時間内において前記空調モータの駆動に要する電流の変化データを取得する電流変化データ取得手段と、
前記設定時間内において前記空調装置での熱交換を行う冷媒の温度又は温度変化を含む冷媒温度データを取得する冷媒温度データを取得する冷媒温度データ取得手段と、
前記電流変化データ取得手段により取得された電流変化データが所定のしきい値範囲にあるかどうかを判定する電流変化レベル判定手段と、
前記冷媒温度データ取得手段により取得された冷媒温度データが所定のしきい値範囲にあるかどうかを判定する冷媒温度レベル判定手段と、
前記電流レベル判定手段により前記電流変化レベルが所定のしきい値範囲にあると判定され、かつ前記冷媒温度レベル判定手段により前記冷媒温度レベルが所定のしきい値範囲にあると判定されるアンド条件を満たすかどうかを判定するアンド条件判定手段と、
そのアンド条件を満たす場合は、前記空調モータを前記設定時間内で所定短時間停止させ、前記アンド条件を満たさない場合は、前記空調モータを停止させることなく前記設定時間内において前記電流変化データ取得手段による次の電流変化データの取得及び前記冷媒温度データ取得手段による次の冷媒温度データの取得に移行させるアンド条件モータ停止制御手段と、
前記計時手段による計時過程で前記設定時間の残り時間が第1の限界値以下になった場合であって前記空調モータの停止制御が前記設定時間内に行われていない場合は、前記電流レベル判定手段により前記電流変化レベルが所定のしきい値範囲にあると判定されるか、又は前記冷媒温度レベル判定手段により前記冷媒温度レベルが所定のしきい値範囲にあると判定されるかのオア条件を満たすかどうかを判定するオア条件判定手段と、
前記設定時間の残り時間が前記の第1の限界値以下となって前記オア条件を満たす場合は前記設定時間内において前記空調モータを所定短時間停止させるオア条件モータ停止停止手段と、
前記設定時間の残り時間が前記第1の限界値より更に短い第2の限界値以下となった場合は前記オア条件が満たされない場合でも前記設定時間内において前記空調モータを所定短時間だけ停止させるモータ強制停止手段と、
を含むことを特徴とする空調装置の節電システム。
【請求項15】
空調装置の駆動源となる空調モータを周期的に停止制御して該空調モータを間欠的に駆動することにより前記空調装置の消費電力を節減する空調装置の節電システムであって、
前記空調装置を駆動する前記空調モータを所定の設定時間内に少なくとも1回停止するための前記設定時間を計測する計時手段と、
前記設定時間内において前記空調モータの駆動に要する電流の変化データを取得する電流変化データ取得手段と、
前記設定時間内において前記空調装置での熱交換を行う冷媒の温度又は温度変化を含む冷媒温度データを取得する冷媒温度データを取得する冷媒温度データ取得手段と、
前記電流変化データ取得手段により取得された電流変化データが所定のしきい値範囲にあるかどうかを判定する電流変化レベル判定手段と、
前記冷媒温度データ取得手段により取得された冷媒温度データが所定のしきい値範囲にあるかどうかを判定する冷媒温度レベル判定手段と、
前記電流レベル判定手段により前記電流変化レベルが所定のしきい値範囲にあると判定され、かつ前記冷媒温度レベル判定手段により前記冷媒温度レベルが所定のしきい値範囲にあると判定されるアンド条件を満たすかどうかを判定するアンド条件判定手段と、
そのアンド条件を満たす場合は、前記空調モータを前記設定時間内で所定短時間停止させ、前記アンド条件を満たさない場合は、前記空調モータを停止させることなく前記設定時間内において前記電流変化データ取得手段による次の電流変化データの取得及び前記冷媒温度データ取得手段による次の冷媒温度データの取得に移行させるアンド条件モータ停止制御手段と、
前記計時手段による計時過程で前記設定時間の残り時間が所定の第1の限界値以下になった場合であって前記空調モータの停止制御が前記設定時間内に行われていない場合は、前記電流レベル判定手段により前記電流変化レベルが所定のしきい値範囲にあると判定されるか、又は前記冷媒温度レベル判定手段により前記冷媒温度レベルが所定のしきい値範囲にあると判定されるかのオア条件を満たすかどうかを判定するオア条件判定手段と、
前記設定時間の残り時間が前記の第1の限界値以下となって前記オア条件を満たす場合は前記設定時間内において前記空調モータを所定短時間停止させるオア条件モータ停止停止手段と、
前記設定時間の残り時間が前記第1の限界値以下となって前記オア条件を満たさない場合は、前記計時手段による次の設定時間に前記級長モータの停止制御を先送りするモータ停止先送り手段と、
を含むことを特徴とする空調装置の節電システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−327729(P2007−327729A)
【公開日】平成19年12月20日(2007.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−161604(P2006−161604)
【出願日】平成18年6月9日(2006.6.9)
【出願人】(506133909)株式会社ネクストジャパン (1)
【出願人】(300074226)株式会社ボトレー (1)
【Fターム(参考)】