練習用ゴルフシューズ
【課題】スウェーなどの体重移動を矯正するために使用するゴルフシューズとして、前後左右を含む微妙な体重移動をも使用者が感得し得るようにすることをを課題とする。
【解決手段】練習用ゴルフシューズとして、靴底の重心位置を囲む任意の3点を含む部分に固定される、柔軟かつ弾性を有する補助体であって、下部に接する平面がインナーソールにほぼ平行になるように形成された補助体を有する。このような構成により、使用者は、真直ぐ安定して立つことが出来るとともに、体重を偏らせると補助体が変形して靴底が傾斜するので前後左右の微妙な体重移動を感得することができる。
【解決手段】練習用ゴルフシューズとして、靴底の重心位置を囲む任意の3点を含む部分に固定される、柔軟かつ弾性を有する補助体であって、下部に接する平面がインナーソールにほぼ平行になるように形成された補助体を有する。このような構成により、使用者は、真直ぐ安定して立つことが出来るとともに、体重を偏らせると補助体が変形して靴底が傾斜するので前後左右の微妙な体重移動を感得することができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はゴルフスイングにおける体重移動を矯正するために使用する練習用ゴルフシューズに関する。
【背景技術】
【0002】
ゴルフのスイングにおいて過度の体重移動により生じるスウェーは、スイングに大きな影響を与える。このスウェーを矯正し、より適正なスイングを行うために、様々な工夫が提案されている。例えば、図12(a)に示す練習用ゴルフシューズPaのようにインナーソールPa1に重心が内側を向くように斜めに傾斜が設けられたものや図12(b)に示す練習用ゴルフシューズPbのように靴底Pb1に同様に傾斜が設けられたものがある。これは、体重が内側によるので強制的にスウェーを防止することができるが、実際のプレイ時に一般のゴルフシューズに履き替えると、感覚が異なってしまうためにスウェーを防止する効果が十分に得られないという問題が生じる。
これに対して、下記特許文献に記載の発明は、靴底の底面のスウェーを防止する側の約5分の3に靴底が薄くなるように傾斜を設けたものが示されている。このゴルフシューズを用いるとスウェーが発生すると傾斜部分によりバランスを崩すことから、バランスを崩さないように練習することでスウェーが矯正でき、また、真直ぐな状態でゴルフシューズを履いて練習できるので、一般的なゴルフシューズに履き代えても感覚が変わることがない。
【特許文献1】実用新案登録第3004849号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、上記特許文献に記載の発明は、硬いソールを用いて一定位置以上に重心が側方に移動した場合に傾斜部側にゴルフシューズが転動するものであるために、微妙な体重移動がわからないという問題がある。スウェーの矯正は使用者の感覚によって習得することが望ましく、そのためには微細な体重移動を感覚として捉えることが望ましい。また、体重移動の問題はスウェーのみならず、前後斜め方向の体重移動を感覚として捉えることが望ましいが、上記特許文献に記載の発明では一方向の体重移動しか捉えることができない。
本発明は、このような問題に鑑みて、スウェーなどの体重移動を矯正するために使用するゴルフシューズとして、前後左右を含む微妙な体重移動をも使用者が感得し得るようにすることをを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決するために、本発明は次のような構成を有する。
請求項1に記載の発明は、靴底の重心位置を囲む任意の3点を含む部分に固定される、柔軟かつ弾性を有する補助体であって、下部に接する平面がインナーソールにほぼ平行になるように形成された補助体を有する練習用ゴルフシューズである。
請求項2に記載の発明は、前記練習用ゴルフシューズを、スパイク鋲を有するゴルフシューズからスパイク鋲を取り外したゴルフシューズ本体と、前記スパイク鋲が取り付けられた係合部に係合する手段を有し、当該係合部に係合する前記補助体とより構成したものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の練習用ゴルフシューズにおいて、前記補助体は、各スパイク鋲が取り付けられた係合部ごとに取り付けられる複数の補助体片から構成されるものである。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の練習用ゴルフシューズにおいて、前記補助体は、各スパイク鋲が取り付けられた2以上の係合部に取り付けられる1以上の補助体片から構成されるものである。
【0005】
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の練習用ゴルフシューズを、スパイク鋲を有するゴルフシューズ本体であって、靴底に前記補助体を固定する補助体固定手段を有するゴルフシューズ本体と、前記補助体固定手段に固定される前記補助体とから構成したものである。
請求項6に記載のゴルフシューズは請求項1に記載の練習用ゴルフシューズであって、 靴底を前記補助体により形成したものである。
【0006】
請求項7に記載の発明は、スパイク鋲を有するゴルフシューズのスパイク鋲を取り外した部分に係合可能に形成される、柔軟かつ弾性を有する補助体片である。
請求項8に記載の発明は、前記補助体が各スパイク鋲を取り外した部分に個別に固定されるものである。
請求項9に記載の発明は、請求項7に記載の補助体片が2以上のスパイク鋲を取り外した部分に渡って固定されるものである。
【発明の効果】
【0007】
請求項1に記載の発明は、下部に接する平面がインナーソールにほぼ平行に形成される補助体を靴底の重心を囲む3点以上の部分に設けることで、使用者は装着時に安定して立つことができる。また、補助体が柔軟かつ弾性を有するので体重移動により体重がかかった方がよりつぶれ、体重がかからないほうが伸びるので、体重移動により靴底の傾きが柔軟に変わることとなる。従って、この練習用ゴルフシューズを履いてスイング練習をすると、重心が靴の中心にあるときはほぼ平行に立つことができ、スイングにより体重移動をすると微細な体重移動に対してもこれに追従して靴底が傾くので、使用者はスイング時の前後左右斜め方向の微妙な体重移動を感得することができる。
請求項2に記載の発明は、スパイク鋲を有する一般的なゴルフシューズからスパイク鋲を外して補助体を取り付けることで練習用ゴルフシューズを構成することができ、経済的である。
請求項3に記載の発明は、スパイク鋲の位置に補助体片を置換することでスパイク鋲をつけた状態に近い感覚で練習をすることができる。
請求項4に記載の発明は、2以上のスパイク鋲に渡る大きな補助体片を使用することで、補助体の構成部分を少なくし、取り扱いやすくすることができる。
【0008】
請求項5に記載の発明は、スパイク鋲をつけたまま補助体を固定することで、補助体の取付に際してスパイク鋲を外す手間を省くことができ、作業効率が高い。
請求項6に記載の発明は、練習用ゴルフシューズの靴底自体を補助体により形成することにより、靴底全体が体重移動により変形するのでより微妙な体重移動を感得することができる。
【0009】
請求項7に記載の発明は、一般的なスパイク鋲付きのゴルフシューズがあれば、練習用ゴルフシューズにすることができる。
請求項8に記載の発明は、各スパイク鋲の位置に置換できるので、スパイクをつけた状態に近い感覚で練習することができる。
請求項9に記載の発明は、2以上のスパイク鋲に渡る大きな補助体片を使用することで、補助体の構成部分を少なくし、取り扱いやすくすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に本実施形態に係る練習用ゴルフシューズXの底面図を示す。図に示すのは右足用のものであるが、左足用のものも対象に形成される。練習用ゴルフシューズXは、ゴルフシューズ本体Sと、補助体片10とより構成される。
図2にゴルフシューズ本体Sから取り外した状態における補助体片10の斜視図を示す。補助体片10は、底面にやや硬いゴムの円板からなる底板11、底板11の上部に固定される円筒体からなるゴムスポンジからなる弾性部12、弾性部12の上面に固定される金属の円板からなる固定部13、固定部13の中央に立設するねじ部14から構成される。補助体片10は上方から使用者の体重を受けて、ある程度圧縮され変形し、体重移動に追従して変形できる程度の柔らかさと弾性を有する。ここでは補助体片10が8つ使用され、8つの補助体片10により補助体が形成される。補助体全体でみると、同一の補助体片10により形成されるので、補助体の下面はゴルフシューズ本体Sのインナーソール及び靴底とほぼ平行となる。また、ゴルフシューズ本体10の靴底の重心を囲む3以上の点を含んでいるので、装着者は重心近傍に片足側の体重を掛けることで真直ぐに立つことができる。
図3に補助体を取り外したシューズ本体の底面図を示す。シューズ本体Sは一般的なスパイク付きのゴルフシューズからスパイク鋲を取り外したものであり、スパイク鋲を取り付けるねじ穴S1が複数設けられている。補助体のねじ部14はこのねじ穴S1に係合する径および長さを有するものに設定されており、このねじ穴S1に補助体片10は係合固定される。
【0011】
次に、以上のような構成を有する練習用ゴルフシューズXの作用について説明する。使用者は練習用ゴルフシューズXを履いてゴルフスイングの練習を行う。補助体片10は、図4(a)に示すように地面に触れていない状態においては変形していない。使用者が練習用ゴルフシューズXを履いた状態で、地面Gに真直ぐに立つと補助体は下面はインナーソールに平行であり、靴底の重心を囲む複数の点を支持しているので、練習用ゴルフシューズXの靴底は地面Gにほぼ平行となり、各補助体片10は図4(b)に示すように均等に潰れる。この状態から、補助体片10の片側により体重がかかるように体重移動させると、補助体片10は図4(c)に示すように片側がより潰れ、逆側はややもとに戻るように変形する。これにより、靴底は地面に対して傾くこととなり、これにより装着者はこの傾きを足裏や足首の感覚として知覚することで、体重移動を感得することができる。
図5(a)に示すように内側に体重が移動すると、内側に配列される補助体片10がより潰れて、内側に練習用ゴルフシューズXが傾き、図5(b)に示すように外側に体重が移動すると、外側に配列される補助体片10がより潰れて、外側に練習用ゴルフシューズXが傾く。また、図5(c)に示すように前側に体重が移動すると、前側に配列される補助体片10がより潰れて、前側に練習用ゴルフシューズXが傾き、図5(d)に示すように後ろ側に体重が移動すると、後ろ側に配列される補助体片10がより潰れて、後ろ側に練習用ゴルフシューズXが傾く。このように、前後左右の体重移動に追従して練習用ゴルフシューズは傾き、また、体重移動量に応じて傾き量も変わるので、前後左右さらには斜め方向に関して微細な体重移動を練習者は感得することができる。
【0012】
(変形例1)
図6に補助体の変形例を表す練習用ゴルフシューズXaの底面図を示す。練習用ゴルフシューズXは補助体を大きな補助体片20a、20bにより形成したものである。補助体片20a、20bは、やはり、ゴルフシューズ本体Sのスパイク鋲用のねじ穴S1を利用して固定するものであり、ねじ穴S1の位置に対応する位置にザグリがついた貫通孔が設けられており、この貫通孔を介してねじ21によりゴルフシューズ本体Sに固定される。補助体片20a、20bはほぼ同じ厚さであり、また、靴底の重心位置を囲む3以上点をカバーする広い面積を有するので、使用者は練習用ゴルフシューズXaを履いて真直ぐ立つことができる。
【0013】
補助体の形状は、このように種々の形態をとることができ、図7(a)に示す練習用ゴルフシューズXbのように補助体片30を一体にしたり、図7(b)に示す練習用ゴルフシューズXcのように、一部の補助体片30b、30c、30dを複数のねじ穴S1に渡る大きなものに、一部の補助体片30aを各ねじ穴S1ごとに固定するものにするようにしてもよい。
【0014】
補助体片は平面形状の他、立体的な形状も種々変更してよく。図8(a)の正面図に示す補助体片10Xのように下面側11X、12X半球状に形成してもよい。また、補助体の構成も適宜変更することができる。例えば、図8(b)に一部破断斜視図を示す補助体片10Yのように弾性力を強化するために、バネ14を内蔵するようにしてよい。この他、内部を密閉した袋体により空気バネを構成することで弾性力を得たり、複数のゴム素材や合成樹脂材料を積層したり等種々の変形が可能である。
なお、補助体片の固定方法はねじに限らず、ゴルフシューズ本体Sのスパイク鋲の取付方法に対応して、適合するものに適宜変更してよいことはいうまでもない。
【0015】
(変形例2)
上記実施形態では、スパイク鋲を取り外したシューズ本体に補助体片を取り付けたが、スパイク鋲を付けたまま補助体片取り付けるようにしてもよい。このような構造を有する練習用ゴルフシューズXdの縦断面図を図9(a1)に、底面図を図9(a2)に示す。練習用ゴルフシューズXdはスパイク付きのゴルフシューズSxと補助体片40a、40bとから構成される。補助体片40a、40bはゴムスポンジにより形成される。図9(b)に補助体片40a、40bを取り外したスパイク付きゴルフシューズSxの底面図を示す。スパイク付きゴルフシューズSxは、補助体片40a、40bを取り付けるためのねじ穴Sxaが設けられており、これにねじ41を介して補助体片40a、40bは取り付けられる。即ち、ねじ穴Sxaとねじ41とにより補助体片固定手段が構成される。補助体片40a、40bは柔軟かつ弾性を有するゴムスポンジにより形成されるので、スパイク鋲Ssは補助体片40a、40b内にめり込み、補助体片40a、40bは安定して靴底に固定される。
なお、補助体を構成する補助体片の形状や構造などは上述した通り種々の変形が可能なのはいうまでもない。
【0016】
また、スパイク付きのゴルフシューズSxに補助体片を取り付ける際にスパイク鋲に被せることで補助体片を取り付けるようにしてもよい。図10(a)にこのような構造を有する練習用ゴルフシューズXeの底面図を示す。ここに示すスパイク付きゴルフシューズSxのスパイク鋲Ssは円筒径をしている。そして、これに対して補助体片50は図10(b)に示すように上面側にスパイク鋲に嵌合する大きさの円筒状の穴51が形成されており、この穴51部分にスパイク鋲Ssを被せることで補助体片50を固定するようになっている。
【0017】
(変形例3)
上記の実施形態では既存のゴルフシューズを利用して練習用ゴルフシューズを構成するものが示されたが、シューズ全体を練習用ゴルフシューズ専用のものとして形成することもできる。図11に練習用ゴルフシューズXfの縦断面図を示す。練習用ゴルフシューズXfは全体がゴムスポンジにより形成されている。これにより、底面全体が補助体を構成することとなり、補助体下面はインナーソールとほぼ平行となり、補助体は靴底の重心を囲む3点以上を含むこととなる。
この練習用ゴルフシューズXfは裸足で使用することが望ましい。これにより、下半身にかかる加重等を敏感に感じ取ることができる。また、インナーソールには、適宜、足裏を安定させるソール部材を設けてもよい。このような構成を有する練習用ゴルフシューズXfは甲部を含め全体が柔らかい素材により形成されるので、折りたたんで容易に持ち運ぶことができるので、練習場において素足で履くようにすることで、練習場で一般の人の前で行うには恥ずかしさもありなかなかできない素足での練習と同じような効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】実施形態に係る練習用ゴルフシューズの底面図である。
【図2】ゴルフシューズ本体から取り外した状態における補助体片の斜視図である。
【図3】補助体を取り外したシューズ本体の底面図である。
【図4】(a)は地面に触れていない状態の補助体片の正面図であり、(b)は地面に真直ぐに押し付けられた状態の補助体片の正面図であり、(c)は地面に偏った加重を受けて押し付けられた状態の補助体片の正面図である。
【図5】(a)は内側に体重がかかった状態における練習用ゴルフシューズの底面図であり、(b)は外側に体重がかかった状態における練習用ゴルフシューズの底面図であり、(c)は前側に体重がかかった状態における練習用ゴルフシューズの底面図であり、(d)後ろ側に体重がかかった状態における練習用ゴルフシューズの底面図である。
【図6】補助体の平面形状の変形例を示す練習用ゴルフシューズの底面図である。
【図7】(a)(b)とも補助体の他の平面形状の変形例を示す練習用ゴルフシューズの底面図である。
【図8】(a)は補助体片の立体形状の変形例を示す正面図であり、(b)は補助体片の構造の変形例を示す一部破断斜視図である。
【図9】(a1)はスパイク鋲を付けたまま補助体を取り付ける練習用ゴルフシューズの縦断面図であり、(a2)はこれの底面図であり、(b)は補助体を取り外した練習用ゴルフシューズの底面図である。
【図10】(a)は、スパイク鋲ごとに補助体片を取り付ける練習用ゴルフシューズの底面図であり、(b)は当該補助体片の斜視図である。
【図11】全体が専用のものとして形成された練習用ゴルフシューズの縦断面図である。
【図12】(a)(b)ともに従来のスウェー矯正用のゴルフシューズの正面図である。
【符号の説明】
【0019】
X、Xa、Xb、Xc、Xd、Xe、Xf 練習用ゴルフシューズ
S ゴルフシューズ本体
Sx スパイク付きゴルフシューズ
S1 ねじ穴
10、10X、10Y、20a、20b、30、30a、30b、40a、40b、50 補助体片
13 ねじ部
21 ねじ
【技術分野】
【0001】
本発明はゴルフスイングにおける体重移動を矯正するために使用する練習用ゴルフシューズに関する。
【背景技術】
【0002】
ゴルフのスイングにおいて過度の体重移動により生じるスウェーは、スイングに大きな影響を与える。このスウェーを矯正し、より適正なスイングを行うために、様々な工夫が提案されている。例えば、図12(a)に示す練習用ゴルフシューズPaのようにインナーソールPa1に重心が内側を向くように斜めに傾斜が設けられたものや図12(b)に示す練習用ゴルフシューズPbのように靴底Pb1に同様に傾斜が設けられたものがある。これは、体重が内側によるので強制的にスウェーを防止することができるが、実際のプレイ時に一般のゴルフシューズに履き替えると、感覚が異なってしまうためにスウェーを防止する効果が十分に得られないという問題が生じる。
これに対して、下記特許文献に記載の発明は、靴底の底面のスウェーを防止する側の約5分の3に靴底が薄くなるように傾斜を設けたものが示されている。このゴルフシューズを用いるとスウェーが発生すると傾斜部分によりバランスを崩すことから、バランスを崩さないように練習することでスウェーが矯正でき、また、真直ぐな状態でゴルフシューズを履いて練習できるので、一般的なゴルフシューズに履き代えても感覚が変わることがない。
【特許文献1】実用新案登録第3004849号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、上記特許文献に記載の発明は、硬いソールを用いて一定位置以上に重心が側方に移動した場合に傾斜部側にゴルフシューズが転動するものであるために、微妙な体重移動がわからないという問題がある。スウェーの矯正は使用者の感覚によって習得することが望ましく、そのためには微細な体重移動を感覚として捉えることが望ましい。また、体重移動の問題はスウェーのみならず、前後斜め方向の体重移動を感覚として捉えることが望ましいが、上記特許文献に記載の発明では一方向の体重移動しか捉えることができない。
本発明は、このような問題に鑑みて、スウェーなどの体重移動を矯正するために使用するゴルフシューズとして、前後左右を含む微妙な体重移動をも使用者が感得し得るようにすることをを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決するために、本発明は次のような構成を有する。
請求項1に記載の発明は、靴底の重心位置を囲む任意の3点を含む部分に固定される、柔軟かつ弾性を有する補助体であって、下部に接する平面がインナーソールにほぼ平行になるように形成された補助体を有する練習用ゴルフシューズである。
請求項2に記載の発明は、前記練習用ゴルフシューズを、スパイク鋲を有するゴルフシューズからスパイク鋲を取り外したゴルフシューズ本体と、前記スパイク鋲が取り付けられた係合部に係合する手段を有し、当該係合部に係合する前記補助体とより構成したものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の練習用ゴルフシューズにおいて、前記補助体は、各スパイク鋲が取り付けられた係合部ごとに取り付けられる複数の補助体片から構成されるものである。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の練習用ゴルフシューズにおいて、前記補助体は、各スパイク鋲が取り付けられた2以上の係合部に取り付けられる1以上の補助体片から構成されるものである。
【0005】
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の練習用ゴルフシューズを、スパイク鋲を有するゴルフシューズ本体であって、靴底に前記補助体を固定する補助体固定手段を有するゴルフシューズ本体と、前記補助体固定手段に固定される前記補助体とから構成したものである。
請求項6に記載のゴルフシューズは請求項1に記載の練習用ゴルフシューズであって、 靴底を前記補助体により形成したものである。
【0006】
請求項7に記載の発明は、スパイク鋲を有するゴルフシューズのスパイク鋲を取り外した部分に係合可能に形成される、柔軟かつ弾性を有する補助体片である。
請求項8に記載の発明は、前記補助体が各スパイク鋲を取り外した部分に個別に固定されるものである。
請求項9に記載の発明は、請求項7に記載の補助体片が2以上のスパイク鋲を取り外した部分に渡って固定されるものである。
【発明の効果】
【0007】
請求項1に記載の発明は、下部に接する平面がインナーソールにほぼ平行に形成される補助体を靴底の重心を囲む3点以上の部分に設けることで、使用者は装着時に安定して立つことができる。また、補助体が柔軟かつ弾性を有するので体重移動により体重がかかった方がよりつぶれ、体重がかからないほうが伸びるので、体重移動により靴底の傾きが柔軟に変わることとなる。従って、この練習用ゴルフシューズを履いてスイング練習をすると、重心が靴の中心にあるときはほぼ平行に立つことができ、スイングにより体重移動をすると微細な体重移動に対してもこれに追従して靴底が傾くので、使用者はスイング時の前後左右斜め方向の微妙な体重移動を感得することができる。
請求項2に記載の発明は、スパイク鋲を有する一般的なゴルフシューズからスパイク鋲を外して補助体を取り付けることで練習用ゴルフシューズを構成することができ、経済的である。
請求項3に記載の発明は、スパイク鋲の位置に補助体片を置換することでスパイク鋲をつけた状態に近い感覚で練習をすることができる。
請求項4に記載の発明は、2以上のスパイク鋲に渡る大きな補助体片を使用することで、補助体の構成部分を少なくし、取り扱いやすくすることができる。
【0008】
請求項5に記載の発明は、スパイク鋲をつけたまま補助体を固定することで、補助体の取付に際してスパイク鋲を外す手間を省くことができ、作業効率が高い。
請求項6に記載の発明は、練習用ゴルフシューズの靴底自体を補助体により形成することにより、靴底全体が体重移動により変形するのでより微妙な体重移動を感得することができる。
【0009】
請求項7に記載の発明は、一般的なスパイク鋲付きのゴルフシューズがあれば、練習用ゴルフシューズにすることができる。
請求項8に記載の発明は、各スパイク鋲の位置に置換できるので、スパイクをつけた状態に近い感覚で練習することができる。
請求項9に記載の発明は、2以上のスパイク鋲に渡る大きな補助体片を使用することで、補助体の構成部分を少なくし、取り扱いやすくすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に本実施形態に係る練習用ゴルフシューズXの底面図を示す。図に示すのは右足用のものであるが、左足用のものも対象に形成される。練習用ゴルフシューズXは、ゴルフシューズ本体Sと、補助体片10とより構成される。
図2にゴルフシューズ本体Sから取り外した状態における補助体片10の斜視図を示す。補助体片10は、底面にやや硬いゴムの円板からなる底板11、底板11の上部に固定される円筒体からなるゴムスポンジからなる弾性部12、弾性部12の上面に固定される金属の円板からなる固定部13、固定部13の中央に立設するねじ部14から構成される。補助体片10は上方から使用者の体重を受けて、ある程度圧縮され変形し、体重移動に追従して変形できる程度の柔らかさと弾性を有する。ここでは補助体片10が8つ使用され、8つの補助体片10により補助体が形成される。補助体全体でみると、同一の補助体片10により形成されるので、補助体の下面はゴルフシューズ本体Sのインナーソール及び靴底とほぼ平行となる。また、ゴルフシューズ本体10の靴底の重心を囲む3以上の点を含んでいるので、装着者は重心近傍に片足側の体重を掛けることで真直ぐに立つことができる。
図3に補助体を取り外したシューズ本体の底面図を示す。シューズ本体Sは一般的なスパイク付きのゴルフシューズからスパイク鋲を取り外したものであり、スパイク鋲を取り付けるねじ穴S1が複数設けられている。補助体のねじ部14はこのねじ穴S1に係合する径および長さを有するものに設定されており、このねじ穴S1に補助体片10は係合固定される。
【0011】
次に、以上のような構成を有する練習用ゴルフシューズXの作用について説明する。使用者は練習用ゴルフシューズXを履いてゴルフスイングの練習を行う。補助体片10は、図4(a)に示すように地面に触れていない状態においては変形していない。使用者が練習用ゴルフシューズXを履いた状態で、地面Gに真直ぐに立つと補助体は下面はインナーソールに平行であり、靴底の重心を囲む複数の点を支持しているので、練習用ゴルフシューズXの靴底は地面Gにほぼ平行となり、各補助体片10は図4(b)に示すように均等に潰れる。この状態から、補助体片10の片側により体重がかかるように体重移動させると、補助体片10は図4(c)に示すように片側がより潰れ、逆側はややもとに戻るように変形する。これにより、靴底は地面に対して傾くこととなり、これにより装着者はこの傾きを足裏や足首の感覚として知覚することで、体重移動を感得することができる。
図5(a)に示すように内側に体重が移動すると、内側に配列される補助体片10がより潰れて、内側に練習用ゴルフシューズXが傾き、図5(b)に示すように外側に体重が移動すると、外側に配列される補助体片10がより潰れて、外側に練習用ゴルフシューズXが傾く。また、図5(c)に示すように前側に体重が移動すると、前側に配列される補助体片10がより潰れて、前側に練習用ゴルフシューズXが傾き、図5(d)に示すように後ろ側に体重が移動すると、後ろ側に配列される補助体片10がより潰れて、後ろ側に練習用ゴルフシューズXが傾く。このように、前後左右の体重移動に追従して練習用ゴルフシューズは傾き、また、体重移動量に応じて傾き量も変わるので、前後左右さらには斜め方向に関して微細な体重移動を練習者は感得することができる。
【0012】
(変形例1)
図6に補助体の変形例を表す練習用ゴルフシューズXaの底面図を示す。練習用ゴルフシューズXは補助体を大きな補助体片20a、20bにより形成したものである。補助体片20a、20bは、やはり、ゴルフシューズ本体Sのスパイク鋲用のねじ穴S1を利用して固定するものであり、ねじ穴S1の位置に対応する位置にザグリがついた貫通孔が設けられており、この貫通孔を介してねじ21によりゴルフシューズ本体Sに固定される。補助体片20a、20bはほぼ同じ厚さであり、また、靴底の重心位置を囲む3以上点をカバーする広い面積を有するので、使用者は練習用ゴルフシューズXaを履いて真直ぐ立つことができる。
【0013】
補助体の形状は、このように種々の形態をとることができ、図7(a)に示す練習用ゴルフシューズXbのように補助体片30を一体にしたり、図7(b)に示す練習用ゴルフシューズXcのように、一部の補助体片30b、30c、30dを複数のねじ穴S1に渡る大きなものに、一部の補助体片30aを各ねじ穴S1ごとに固定するものにするようにしてもよい。
【0014】
補助体片は平面形状の他、立体的な形状も種々変更してよく。図8(a)の正面図に示す補助体片10Xのように下面側11X、12X半球状に形成してもよい。また、補助体の構成も適宜変更することができる。例えば、図8(b)に一部破断斜視図を示す補助体片10Yのように弾性力を強化するために、バネ14を内蔵するようにしてよい。この他、内部を密閉した袋体により空気バネを構成することで弾性力を得たり、複数のゴム素材や合成樹脂材料を積層したり等種々の変形が可能である。
なお、補助体片の固定方法はねじに限らず、ゴルフシューズ本体Sのスパイク鋲の取付方法に対応して、適合するものに適宜変更してよいことはいうまでもない。
【0015】
(変形例2)
上記実施形態では、スパイク鋲を取り外したシューズ本体に補助体片を取り付けたが、スパイク鋲を付けたまま補助体片取り付けるようにしてもよい。このような構造を有する練習用ゴルフシューズXdの縦断面図を図9(a1)に、底面図を図9(a2)に示す。練習用ゴルフシューズXdはスパイク付きのゴルフシューズSxと補助体片40a、40bとから構成される。補助体片40a、40bはゴムスポンジにより形成される。図9(b)に補助体片40a、40bを取り外したスパイク付きゴルフシューズSxの底面図を示す。スパイク付きゴルフシューズSxは、補助体片40a、40bを取り付けるためのねじ穴Sxaが設けられており、これにねじ41を介して補助体片40a、40bは取り付けられる。即ち、ねじ穴Sxaとねじ41とにより補助体片固定手段が構成される。補助体片40a、40bは柔軟かつ弾性を有するゴムスポンジにより形成されるので、スパイク鋲Ssは補助体片40a、40b内にめり込み、補助体片40a、40bは安定して靴底に固定される。
なお、補助体を構成する補助体片の形状や構造などは上述した通り種々の変形が可能なのはいうまでもない。
【0016】
また、スパイク付きのゴルフシューズSxに補助体片を取り付ける際にスパイク鋲に被せることで補助体片を取り付けるようにしてもよい。図10(a)にこのような構造を有する練習用ゴルフシューズXeの底面図を示す。ここに示すスパイク付きゴルフシューズSxのスパイク鋲Ssは円筒径をしている。そして、これに対して補助体片50は図10(b)に示すように上面側にスパイク鋲に嵌合する大きさの円筒状の穴51が形成されており、この穴51部分にスパイク鋲Ssを被せることで補助体片50を固定するようになっている。
【0017】
(変形例3)
上記の実施形態では既存のゴルフシューズを利用して練習用ゴルフシューズを構成するものが示されたが、シューズ全体を練習用ゴルフシューズ専用のものとして形成することもできる。図11に練習用ゴルフシューズXfの縦断面図を示す。練習用ゴルフシューズXfは全体がゴムスポンジにより形成されている。これにより、底面全体が補助体を構成することとなり、補助体下面はインナーソールとほぼ平行となり、補助体は靴底の重心を囲む3点以上を含むこととなる。
この練習用ゴルフシューズXfは裸足で使用することが望ましい。これにより、下半身にかかる加重等を敏感に感じ取ることができる。また、インナーソールには、適宜、足裏を安定させるソール部材を設けてもよい。このような構成を有する練習用ゴルフシューズXfは甲部を含め全体が柔らかい素材により形成されるので、折りたたんで容易に持ち運ぶことができるので、練習場において素足で履くようにすることで、練習場で一般の人の前で行うには恥ずかしさもありなかなかできない素足での練習と同じような効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】実施形態に係る練習用ゴルフシューズの底面図である。
【図2】ゴルフシューズ本体から取り外した状態における補助体片の斜視図である。
【図3】補助体を取り外したシューズ本体の底面図である。
【図4】(a)は地面に触れていない状態の補助体片の正面図であり、(b)は地面に真直ぐに押し付けられた状態の補助体片の正面図であり、(c)は地面に偏った加重を受けて押し付けられた状態の補助体片の正面図である。
【図5】(a)は内側に体重がかかった状態における練習用ゴルフシューズの底面図であり、(b)は外側に体重がかかった状態における練習用ゴルフシューズの底面図であり、(c)は前側に体重がかかった状態における練習用ゴルフシューズの底面図であり、(d)後ろ側に体重がかかった状態における練習用ゴルフシューズの底面図である。
【図6】補助体の平面形状の変形例を示す練習用ゴルフシューズの底面図である。
【図7】(a)(b)とも補助体の他の平面形状の変形例を示す練習用ゴルフシューズの底面図である。
【図8】(a)は補助体片の立体形状の変形例を示す正面図であり、(b)は補助体片の構造の変形例を示す一部破断斜視図である。
【図9】(a1)はスパイク鋲を付けたまま補助体を取り付ける練習用ゴルフシューズの縦断面図であり、(a2)はこれの底面図であり、(b)は補助体を取り外した練習用ゴルフシューズの底面図である。
【図10】(a)は、スパイク鋲ごとに補助体片を取り付ける練習用ゴルフシューズの底面図であり、(b)は当該補助体片の斜視図である。
【図11】全体が専用のものとして形成された練習用ゴルフシューズの縦断面図である。
【図12】(a)(b)ともに従来のスウェー矯正用のゴルフシューズの正面図である。
【符号の説明】
【0019】
X、Xa、Xb、Xc、Xd、Xe、Xf 練習用ゴルフシューズ
S ゴルフシューズ本体
Sx スパイク付きゴルフシューズ
S1 ねじ穴
10、10X、10Y、20a、20b、30、30a、30b、40a、40b、50 補助体片
13 ねじ部
21 ねじ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
靴底の重心位置を囲む任意の3点を含む部分に固定される、柔軟かつ弾性を有する補助体であって、下部に接する平面がインナーソールにほぼ平行になるように形成された補助体を有する練習用ゴルフシューズ。
【請求項2】
前記練習用ゴルフシューズは
スパイク鋲を有するゴルフシューズからスパイク鋲を取り外したゴルフシューズ本体と、
前記スパイク鋲が取り付けられた係合部に係合する手段を有し、当該係合部に係合する前記補助体と
から構成されるものである請求項1に記載の練習用ゴルフシューズ。
【請求項3】
前記補助体は、各スパイク鋲が取り付けられた係合部ごとに取り付けられる複数の補助体片から構成される請求項2に記載の練習用ゴルフシューズ。
【請求項4】
前記補助体は、各スパイク鋲が取り付けられた2以上の係合部に取り付けられる1以上の補助体片から構成される請求項2に記載の練習用ゴルフシューズ。
【請求項5】
前記練習用ゴルフシューズは、
スパイク鋲を有するゴルフシューズ本体であって、靴底に前記補助体を固定する補助体固定手段を有するゴルフシューズ本体と、
前記補助体固定手段に固定される前記補助体と
から構成される請求項1に記載の練習用ゴルフシューズ。
【請求項6】
靴底が前記補助体により形成される請求項1に記載の練習用ゴルフシューズ。
【請求項7】
スパイク鋲を有するゴルフシューズのスパイク鋲を取り外した部分に係合可能に形成される、柔軟かつ弾性を有する補助体片。
【請求項8】
各スパイク鋲を取り外した部分に個別に固定されるものである請求項7に記載の補助体片。
【請求項9】
2以上のスパイク鋲を取り外した部分に渡って固定されるものである請求項7に記載の補助体片。
【請求項1】
靴底の重心位置を囲む任意の3点を含む部分に固定される、柔軟かつ弾性を有する補助体であって、下部に接する平面がインナーソールにほぼ平行になるように形成された補助体を有する練習用ゴルフシューズ。
【請求項2】
前記練習用ゴルフシューズは
スパイク鋲を有するゴルフシューズからスパイク鋲を取り外したゴルフシューズ本体と、
前記スパイク鋲が取り付けられた係合部に係合する手段を有し、当該係合部に係合する前記補助体と
から構成されるものである請求項1に記載の練習用ゴルフシューズ。
【請求項3】
前記補助体は、各スパイク鋲が取り付けられた係合部ごとに取り付けられる複数の補助体片から構成される請求項2に記載の練習用ゴルフシューズ。
【請求項4】
前記補助体は、各スパイク鋲が取り付けられた2以上の係合部に取り付けられる1以上の補助体片から構成される請求項2に記載の練習用ゴルフシューズ。
【請求項5】
前記練習用ゴルフシューズは、
スパイク鋲を有するゴルフシューズ本体であって、靴底に前記補助体を固定する補助体固定手段を有するゴルフシューズ本体と、
前記補助体固定手段に固定される前記補助体と
から構成される請求項1に記載の練習用ゴルフシューズ。
【請求項6】
靴底が前記補助体により形成される請求項1に記載の練習用ゴルフシューズ。
【請求項7】
スパイク鋲を有するゴルフシューズのスパイク鋲を取り外した部分に係合可能に形成される、柔軟かつ弾性を有する補助体片。
【請求項8】
各スパイク鋲を取り外した部分に個別に固定されるものである請求項7に記載の補助体片。
【請求項9】
2以上のスパイク鋲を取り外した部分に渡って固定されるものである請求項7に記載の補助体片。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2009−61200(P2009−61200A)
【公開日】平成21年3月26日(2009.3.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−233583(P2007−233583)
【出願日】平成19年9月10日(2007.9.10)
【出願人】(504327513)
【出願人】(508084009)株式会社ウィルビー (5)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年3月26日(2009.3.26)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年9月10日(2007.9.10)
【出願人】(504327513)
【出願人】(508084009)株式会社ウィルビー (5)
【Fターム(参考)】
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