説明

耕耘機

【課題】耕耘時に石などに当たって衝撃を受けた際に、耕耘爪の損傷を防止して作業者への衝撃も軽減させることができる耕耘機を実現する。
【解決手段】
駆動源により回転駆動される駆動軸36と、傾斜する複数の第1耕耘爪41bが外周部に周方向に並べて設けられ駆動軸36に固定する軸心に円筒状のボスを有する第1ロータ板41と、第1ロータ板41側に傾斜する第1耕耘爪42bと反対側に傾斜する第2耕耘爪42cが外周部に設けられ駆動軸36に固定する軸心に円筒状のボスを有する第2ロータ板42を有する耕耘機において、ロータ板41、42の軸心の円筒状のボス43の駆動軸36への挿入穴部に弾性材40を設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業者が操作ハンドルを操作して歩行しながら耕耘作業を行う耕耘機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、田畑や家庭菜園等の土壌を耕耘するために耕耘機が使用されている。耕耘機はエンジンや電動モータ等の駆動源を備え、駆動源に回転駆動される耕耘爪により土壌を耕耘する。例えば、特許文献1には、エンジンにより回転駆動される駆動軸にロータ板を固定し、このロータ板の外周部に周方向に並べて複数の耕耘爪を設け、エンジンによりロータ板とともに回転駆動される耕耘爪により土壌を耕耘するようにした耕耘機が記載されている。
【0003】
このような耕耘機では、エンジンが搭載される機体フレームに操作ハンドルが連結され、作業者は操作ハンドルの操作により、ロータ板の耕耘爪を土壌に押し付けて土壌の耕耘作業を行うことができる。また、複数のロータ板が回転することにより、動力により駆動される駆動輪が無くても、耕耘機はロータ板の回転により前進駆動され、作業者は耕耘機の前進に合わせて歩行しながら土壌の耕耘作業を行うことができる。ロータ板は、外周方向に突出する複数の凸部を外周部に備えた花型の板材の凸部を折り曲げることにより形成され、各耕耘爪はロータ板に対して軸方向に傾斜した板状に構成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平8−98601号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような耕耘機では、一度の耕耘で残し無く土壌を耕耘できるように、隣り合うロータ板は、互いの耕耘爪の移動経路が一部重複するように近接して配置される。耕耘機で手入れされていない田畑などを耕耘する場合、土壌は石ころが入っていたり、粘土状になっていることがあるため、その場合は耕耘時に衝撃を受けて、耕耘爪が曲がったり、欠けたりして破損する恐れがある。また、その際、作業者にも衝撃が伝わる恐れがある。
【0006】
本発明は上記背景に鑑みてなされたもので、その目的は、耕耘爪の損傷を防止し、作業者への衝撃を軽減させることができる耕耘機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の耕耘機は、駆動源が搭載される機体フレームに操作ハンドルが連結された耕耘機であって、駆動源により回転駆動される駆動軸と、駆動軸の軸方向の一方側に向けて傾斜する複数の第1耕耘爪が外周部に周方向に並べて設けられ、駆動軸に固定する軸心に円筒状のボスを有する第1ロータ板と、第1ロータ板に対して第1耕耘爪が傾斜する軸方向の一方側にずれて駆動軸に固定され、第1ロータ板の側に向けて傾斜するとともに隣り合う一対の第1耕耘爪の間に移動経路を第1耕耘爪と一部重複させて配置される複数の第2耕耘爪が外周部に設けられる駆動軸に固定する軸心に円筒状のボスを有する第2ロータ板とを有する耕耘機において駆動源と耕耘爪の間に、好ましくは駆動軸と耕耘爪の間に弾性材を設けた。例えば、弾性材はロータ板の軸心に形成される円筒状のボスの駆動軸への挿入穴部に設けることができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、駆動軸とロータ板の駆動軸への取付ボス軸心間に弾性材を設けたので、耕耘時、耕耘爪が石ころなど硬いものに当たった時、弾性材が変形しつぶれ、衝撃が緩和されるため、耕耘爪の損傷を防止でき、かつ、作業者への衝撃も緩和され、耕耘機の作業効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の実施例に係る耕耘機の外観形状を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例に係る耕耘機の部分正面図である。
【図3】本発明の実施例に係る耕耘機の部分側面図である。
【図4】図1の内側ロータ板42単体の側面図である。
【図5】図1の内側ロータ板42単体の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例1】
【0010】
以下、本発明の一実施例について図面を用いて詳細に説明する。図1に示す耕耘機11は、作業者が歩行しながら耕耘作業を行うものであり、田畑や家庭菜園等の土壌を耕耘するために使用される。耕耘機11は金属や樹脂製のパイプ材により形成された左右一対の操作ハンドル12a、12bを備え、各操作ハンドル12a、12bの先端にはそれぞれハンドルグリップ13a、13bが装着される。これらのハンドルグリップ13a、13bは作業者の持ち手となる部分であり、作業者はこれらのハンドルグリップ13a、13bを把持して耕耘機11を操作する。
【0011】
各操作ハンドル12a、12bは中間フレーム14を介して機体フレーム15に連結される。中間フレーム14は金属や樹脂製のパイプ材によりU字形に形成され、各操作ハンドル12a、12bはノブ付きボルト16により中間フレーム14の両側部に固定される。機体フレーム15はU字形に曲げられた金属や樹脂製のパイプ材の中間部をL字状に曲げた形状に形成され、中間フレーム14の下端側にノブ付きボルト17により固定される。
【0012】
機体フレーム15には駆動源としてエンジン21が搭載される。エンジン21としては2サイクルのガソリンエンジンが用いられ、そのクランク軸21a(図2参照)を下方側に向けて突出させるように機体フレーム15に縦置きに配置される。機体フレーム15には金属や強化プラスチック等により形成された収容ケース22が取り付けられ、エンジン21や燃料タンク23等が収容ケース22の内部に収容される。
【0013】
右側の操作ハンドル12aにはハンドルグリップ13aに隣接してスロットルレバー24が取り付けられ、このスロットルレバー24はスロットルケーブル25を介してエンジン21に連結される。作業者は、ハンドルグリップ13a、13bを握りながらスロットルレバー24を操作することにより、エンジン21の回転数を制御することができる。
【0014】
エンジン21の下方側には耕耘装置31が設けられ、エンジン21の駆動力を受けて作動する耕耘装置31により土壌が耕耘される。エンジン21と耕耘装置31との間に位置して機体フレーム15には土よけカバー32が取り付けられ、この土よけカバー32により耕耘作業時にエンジン21に土が付着することが防止される。
【0015】
図2に示すように、耕耘装置31はエンジン21に固定されるギヤケース(軸ホルダ)33を備え、このギヤケース33はクランク軸21aと同軸となってエンジン21から下方に向けて突出する。ギヤケース33の内部にはクランク軸21aと同軸状に配置されたウォーム軸34が回転自在に収容され、ウォーム軸34は遠心クラッチ35を介してクランク軸21aに連結される。ギヤケース33の先端部分にはウォーム軸34と直交するとともに水平方向に向けて駆動軸(耕耘軸)36が装着される。駆動軸36は中央部分においてギヤケース33に回転自在に支持され、その両端部分はそれぞれギヤケース33から突出する。また、駆動軸36の中央部分にはウォームホイル37が固定され、このウォームホイル37がウォーム軸34に噛み合わされる。
【0016】
エンジン21が作動し、スロットルレバー24の操作によりクランク軸21aの回転数が所定回転数以上とされると、遠心クラッチ35が動力伝達状態に切り替わる。遠心クラッチ35が動力伝達状態となると、クランク軸21aの回転がウォーム軸34とウォームホイル37とを介して駆動軸36に伝達され、駆動軸36がエンジン21に駆動されて回転する。ギヤケース33から突出する駆動軸36の両先端には、それぞれ第1ロータ板としての外側ロータ板41が取り付けられる。また、駆動軸36の外側ロータ板41とギヤケース33との間の部分には、それぞれ第2ロータ板としての内側ロータ板42が取り付けられる。つまり、駆動軸36のギヤケース33を挟んで突出する両側には、それぞれギヤケース33を挟んで対称に一対のロータ板41、42が取り付けられる。各ロータ板41、42は、それぞれ駆動軸36とともにエンジン21により回転駆動され、回転するロータ板41、42を土壌に押し付けることにより土壌を耕耘することができる。ギヤケース33にはコネクトバー45(図1参照)が取り付けられる。コネクトバー45は耕耘装置31に対して後方側つまり機体フレーム15に対して操作ハンドル12a、12bが曲がる側に突出し、その先端には一対の車輪46が回転自在に取り付けられる。
【0017】
次に、耕耘装置31の詳細について図2及び図3を用いて説明する。外側ロータ板41は、それぞれ平板状に形成されたロータ本体41aと、ロータ本体41aの外周部に周方向に等間隔に並べて設けられた4つの耕耘爪(第1耕耘爪)41bとを備える。ロータ本体41aの軸心には円筒状のボス43が固定され、このボス43において外側ロータ板41は駆動軸36に取り付けられる。各耕耘爪41bは、その回転方向前方側を向く一辺が回転方向に対して鋭角に傾斜し、回転方向後方側の一辺が回転方向に対して略直角となった三角形の板状に形成され、それぞれロータ本体41a(駆動軸36の径方向)に対して駆動軸36の軸方向の一方側つまりギヤケース33の側に向けて傾斜している。なお、各ロータ板41、42の回転方向は図3において反時計回り方向である。
【0018】
内側ロータ板42は、それぞれ平板状に形成されたロータ本体42aと、ロータ本体42aの外周部に周方向に等間隔に並べて設けられた4つの耕耘爪42b、42cとを備えている。ロータ本体42aの軸心には円筒状のボス44が固定されており、このボス44において内側ロータ板42は外側ロータ板41に対して耕耘爪41bが傾斜する軸方向の一方側に所定の距離だけずれて駆動軸36に取り付けられる。内側ロータ板42の耕耘爪42b、42cは、外側ロータ板41の耕耘爪41bと同様に、その回転方向前方側を向く一辺が回転方向に対して鋭角に傾斜し、回転方向後方側の一辺が回転方向に対して略直角となった三角形の板状に形成される。また、内側ロータ板42の互いに回転対称に配置される一対の耕耘爪(第2耕耘爪)42bはロータ本体42a(駆動軸36の径方向)に対して外側ロータ板41の側に向けて傾斜しており、互いに回転対称に配置される残りの一対の耕耘爪(第1耕耘爪)42cはロータ本体42aに対してギヤケース33の側に向けて傾斜している。つまり、内側ロータ板42の4つの耕耘爪42b、42cは、ロータ本体42aに対して軸方向の一方側と他方側とに交互に逆向きに傾斜している。
【0019】
外側ロータ板41と内側ロータ板42との軸方向の間隔は、外側ロータ板41の耕耘爪41bの移動経路と、内側ロータ板42の外側ロータ板41の側に向けて傾斜する一対の耕耘爪42bの移動経路とが一部重複する間隔、つまり駆動軸36の軸方向についての外側ロータ板41の耕耘爪41bの位置と内側ロータ板42の耕耘爪42bの位置とが一部重複する間隔に設定される。また、図3に示すように、外側ロータ板41と内側ロータ板42は、外側ロータ板41の耕耘爪41bに対して内側ロータ板42の耕耘爪42b、42cが周方向に45度ずれるように配置される。つまり、内側ロータ板42の各耕耘爪42b、42cは、周方向について外側ロータ板41の隣り合う耕耘爪41bの間に配置される。これにより、駆動軸36とともに外側ロータ板41と内側ロータ板42とが回転すると、外側ロータ板41の耕耘爪41bと内側ロータ板42の耕耘爪42b、42cとが交互に土壌に食い込んで耕耘が行われることになる。また、このとき、外側ロータ板41の耕耘爪41bと内側ロータ板42の耕耘爪42bは互いに移動経路を一部重複させて配置され、それぞれの内側ロータ板42の他の耕耘爪42cはギヤケース33の側に曲げられて互いに近接配置されるので、一度耕耘機11が通過した場所の土壌を各ロータ板41、42の耕耘爪41b、42b、42cにより残し無く耕耘することができる。
【0020】
この耕耘機11は、エンジン21により外側ロータ板41と内側ロータ板42とを回転駆動し、作業者が操作ハンドル12a、12bを操作することにより、回転する外側ロータ板41の耕耘爪41bと内側ロータ板42の耕耘爪42b、42cとを土壌に押し付けて土壌の耕耘作業を行うことができる。この耕耘機11には動力により駆動される駆動輪が設けられていないが、外側ロータ板41と内側ロータ板42の回転により前進駆動され、作業者は耕耘機11の前進に合わせて歩行しながら土壌の耕耘作業を行うことができる。また、操作ハンドル12a、12bの操作により、コネクトバー45に設けられた車輪46を支点として土壌に対して各ロータ板41、42を上下に移動させることで、耕耘機11の進行速度や耕耘深さなどを調整することができる。
【0021】
図4は図1の内側ロータ板42単体の側面図であり、図5は正面図である。内側ロータ板42は、それぞれ打ち抜き加工やプレス加工等により外周部に周方向に等間隔(90度毎)に並ぶとともに外周側に突出する4つの凸形状を有する鋼板等の金属板を形成し、この金属板の凸形状の先端側をプレス装置等により曲げ加工することにより、平板状のロータ本体42aと4つの傾斜した耕耘爪42b、42cとを備えた形状に形成される。耕耘爪42b、42cの折り曲げ方向は図5から明らかであろう。本実施例では、内側(ギヤケース33側)に曲げた耕耘爪を第1耕耘爪と称し、外側に曲げた耕耘爪を第2耕耘爪と称する。内側ロータ板42には、強度を増すためのプレスにて形成した凸部42dが形成される。ロータ本体42aの中心付近には内側ロータ板42を駆動軸36に固定するためのボス44がボルト等により固定される。
【0022】
エンジン21により回転駆動される外側ロータ板41と内側ロータ板42とを土壌に押し付けて土壌を耕耘すると、各ロータ板41、42の耕耘爪41b、42bにより掻き上げられた土が外側ロータ板41と内側ロータ板42との間に入り込むことになる。本発明の耕耘機11では、駆動軸36は一部に平面部がある円柱形状をしており、外側ロータ板41のボス43と内側ロータ板42のボス44は逆に一部に平面部がある穴があいており、平面部が互いに対面するように取り付けられ、ロータ板を駆動軸36に挿入した際、平面部の嵌合が廻り止めとなり、駆動軸36が回転すると連動してロータ板41、42も回転する。本実施例ではボス43とボス44の穴の平面部に、クッション性のあるゴム材などでできた弾性材40を接着等により装着される。したがって、ボス43とボス44と駆動軸36の平面部は弾性材40を介して対面することになる。このように弾性材40を介在させるようにしてボス43とボス44を駆動軸36に固定するようにしたので、耕耘爪41b、42bが石ころなど硬いものに当たって強い衝撃を受けた際に、弾性材40が変形してつぶれることにより駆動軸36に伝わる衝撃が緩和される。弾性材40は、ある程度の硬度を要しないと耕耘時に常につぶれたままとなってしまうため、軟らかすぎず硬すぎないように、最適な硬度にすることが重要である。
【0023】
以上、本実施例の耕耘機11では、駆動軸36とロータ板のボス43、44の嵌合部(平面部)に弾性材40を設けたので、耕耘作業時に耕耘爪が石ころなど硬いものに当たった時、弾性材40が変形しつぶれ、衝撃が緩和されるため、耕耘爪の損傷を防止でき、作業者への衝撃も緩和され、耕耘機の作業効率を高めることができる。
【0024】
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば、前記弾性材40はボス43、44側に取り付けるように構成したが、固定する面を逆にして駆動軸36の平面部側に弾性材40を接着するように構成しても良い。また、駆動源と前記耕耘爪の間に弾性体があるならばその他の箇所でも良く、駆動軸やウォーム軸を途中で弾性体を備えた継手により接続しても良い。また、耕耘爪にそれぞれ弾性体を備えるように構成しても良い。耕耘刃が石等と接触した際に各耕耘刃と駆動軸が一体となって回転していると、回転体全体の慣性モーメントが作用することになるが、耕耘爪にそれぞれ弾性材を備えることにより、石等と接触した際に耕耘爪のみで吸収されることにより、作用する衝撃を小さくすることができ、耕耘爪の破損をより効果的に抑制することができる。
【0025】
上述の実施例においては、エンジン21として2サイクルガソリンエンジンを用いたが、これに限らず、4サイクルガソリンエンジンや、ガソリン以外の燃料を用いたエンジンなど、他の形式のエンジンを用いてもよい。また、駆動源としてはエンジン21に限らず、例えば同期電動機や誘導電動機などの電動モータを用いるようにしてもよい。この場合、収容ケース22には二次電池や燃料電池等のバッテリを収容するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0026】
11 耕耘機
12a、12b 操作ハンドル
13a、13b ハンドルグリップ
14 中間フレーム 15 機体フレーム
16、17 ノブ付きボルト 21 エンジン(駆動源)
21a クランク軸 22 収容ケース
23 燃料タンク 24 スロットルレバー
25 スロットルケーブル 31 耕耘装置
32 土よけカバー 33 ギヤケース
34 ウォーム軸 35 遠心クラッチ
36 駆動軸 37 ウォームホイル
40 弾性材 41 外側ロータ板(第1ロータ板)
41a ロータ本体 41b 耕耘爪(第1耕耘爪)
42 内側ロータ板(第2ロータ板) 42a ロータ本体
42b 耕耘爪(第2耕耘爪) 42c 耕耘爪(第1耕耘爪)
42d 凸部 43、44 ボス
45 コネクトバー 46 車輪


【特許請求の範囲】
【請求項1】
駆動源が搭載される機体フレームに操作ハンドルが連結された耕耘機であって、
前記駆動源により回転駆動される駆動軸と、
前記駆動軸の軸方向に向けて傾斜する複数の耕耘爪が設けられ、前記駆動軸に取り付けられる第1ロータ板と、
前記第1ロータ板の内側に位置し、前記駆動軸の軸方向に向けて傾斜する耕耘爪が設けられる第2ロータ板を有し、
前記第1ロータ板及び第2ロータ板には前記駆動軸に取り付けるためのボス部を有し、
前記駆動源と前記耕耘爪の間に弾性材があることを特徴とする耕耘機。
【請求項2】
前記弾性材は、前記駆動軸と前記耕耘爪の間にあることを特徴とする請求項1に記載の耕耘機。
【請求項3】
前記弾性材は、前記ボス部の前記駆動軸に取り付けるための嵌合穴に設けられることを特徴とする請求項2に記載の耕耘機。
【請求項4】
前記第1ロータ板には前記駆動軸の軸方向の一方側に向けて傾斜する複数の第1耕耘爪が外周部に周方向に並べて設けられ、
前記第2ロータ板には軸方向の一方側に傾斜する複数の第1耕耘爪と、他方側に傾斜する第2耕耘爪を有することを特徴とする請求項3に記載の耕耘機。
【請求項5】
前記駆動軸の前記第1ロータ板及び前記第2ロータ板と接する箇所に軸方向に長い平面部を形成し、
前記第1ロータ板及び前記第2ロータ板のボス部に前記駆動軸の前記平面部に対応する軸方向に長い平面部を形成し、
前記弾性材は前記第1ロータ板及び前記第2ロータ板の前記平面部に固定されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の耕耘機。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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