説明

背中洗い器具

【課題】先端に取り付けたブラシ毛付きスポンジの部分が回転し、背中を洗う器具を提供するものである。
【解決手段】湾曲形棒状本体の先端にモーターケースを設け、モーターケースの先端に回転台を設け、回転台の縁周部にブラシ毛を設け、ブラシ毛に囲まれた内側にスポンジ部を設ける。モーターケースの中にモーターを取り付ける。モーターケースの中のモーターの手前、又は、把手部の中に電池を設け、把手部の適所にスイッチを設ける。モーター、電池、スイッチは、湾曲形本体の中を通る配線で連結されることを特徴とする背中洗い器具

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は先端のブラシ毛付きスポンジを回転させて、背中を洗う器具である。
【背景技術】
【0002】
従来、イスの背もたれに、回転しながら、上下運動をするブラシを取り付けた自動背中洗い機がある。(特許文献1参照)。又、円形状の物にスポンジをはめ込んで、裏側に5ケの吸盤を取り付け、それを壁に吸着させて、手の届かなかった背中を洗う物がある。(特許文献2参照)。あるいは、棒の先に紐で固定させたスポンジで、手の届きにくい背中を洗い、そのスポンジを取り外して利用する物がある。(特許文献3参照)。
【特許文献1】特開平10−309243号公報
【特許文献2】特開平11−290234号公報
【特許文献3】実用新案登録第3114745号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これらには次のような問題点があった。
(イ) イスに取り付けたものは、浴室にイスが要るという事、そして、出したり片付けたり、そのイスを掃除したり、結構手間がかかる。
(ロ) 一般家庭で使用するには、大き過ぎるし、置き場所も必要になってくるので、簡単には使えそうにない。
(ハ) 壁に吸着させる方式のものは、その都度、壁の所迄、移動しなくてはいけないので、腰や足が悪い方には、立ったり座ったりが苦痛に思える。更に自分で体を動かさなければ洗えないのでは無理が生じ、誰もが使えるという訳にはいかない。
(ニ) スポンジ脱着棒式のものは、洗う部分を取り付けたりはずしたり手間がかかり、手の不自由な人や老眼鏡の使用者には面倒な作業だと思われる。
本発明は、以上の問題点を解決する為のものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
湾曲形棒状本体の先端にモーターケースを設け、モーターケースの先端に回転台を設け、回転台の縁周部にブラシ毛を設け、ブラシ毛に囲まれた内側にスポンジ部を設ける。モーターケースの中にモーターを取り付ける。モーターケースの中のモーターの手前、又は、把手部の中に電池を設け、把手部の適所にスイッチを設ける。モーター、電池、スイッチは、湾曲形本体の中を通る配線で連結される。
以上を特徴とする背中洗い器具である。
【発明効果】
【0005】
(イ) イス等の扱いにくい道具を浴室に持ち込む必要がない。
(ロ) 小型軽量型なので、置き場所に困る事もない。
(ハ) 片毛で軽く握って使えるので、取付場所に体を移動させたり、不自由な体を無理に動かして、立ったり座ったりする必要がない。
(ニ) 電池の取替え時以外には、部品の取り付け、取り外しなどの面倒な作業は一切必要ない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
湾曲形棒状本体(1)の先端にモーターケース(5)を設け、モーターケース(5)の先端に回転台(2)を設ける。回転台(2)の縁周部にブラシ毛(4)をもうけ、ブラシ毛(4)に囲まれた内側に、スポンジ部(3)を設ける。モーターケース(5)の中にモーター(6)を取り付ける。モーターケース(5)の中のモーター(6)の手前、又は、把手部(7)の中に電池(9)を設け、把手部(7)の適所にスイッチ(8)を設ける。
本発明は以上の構成よりなっている
本発明を使用する時は、スポンジ部(3)及びブラシ毛(4)の部分に石鹸をつけ、スイッチ(8)を入れると回転台(2)が回転し背中が洗える。又、本体の湾曲形棒状本体(1)の部分には、敢えて、カーブをつけ、背中への密着度を計り、より良い効果を出した。更に先端のスポンジ部(3)とブラシ毛(4)の回転が速い為、洗浄力が増すと共に、使用後は通常のタオル等とは違い、すすぎ水も少なくて、1、2回できれいになる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の斜視図
【図2】本発明の側面図
【図3】本発明の他の実施例を示す側面図
【図4】本発明の使用状態を示す図
【符号の説明】
【0008】
1 湾曲形棒状本体
2 回転台
3 スポンジ部
4 ブラシ毛
5 モーターケース
6 モーター
7 把手部
8 スイッチ
9 電池

【特許請求の範囲】
【請求項1】
湾曲形棒状本体の先端にモーターケースを設け、モーターケースの先端に回転台を設け、回転台の縁周部にブラシ毛を設け、ブラシ毛に囲まれた内側にスポンジ部を設け、モーターケースの中にモーターを取り付け、モーターケースの中のモーターの手前、又は、把手部の中に電池を設け、把手部の適所にスイッチを設け、モーター、電池、スイッチは、湾曲形本体の中を通る配線で連結されることを特徴とする背中洗い器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−246868(P2010−246868A)
【公開日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−113970(P2009−113970)
【出願日】平成21年4月14日(2009.4.14)
【出願人】(509128786)
【Fターム(参考)】