説明

自動スケジュール管理及び実行のための装置及び方法

【課題】多様な入力手段でスケジュールの入力を遂行するスケジュール管理及び実行のための装置及び方法を提供する。
【解決手段】本発明は、ユーザースケジュール管理方法であって、データを入力する段階と、前記入力データがスケジュールデータであるか要求データであるかを判断する段階と、前記スケジュールデータ又は要求データに対して特定時点にユーザーが遂行しなくてはならないアクション遂行に必要な機能を抽出する段階と、前記抽出された機能により所定の主要素形態を決定する段階と、前記決定された主要素形態に対応してスケジュールデータである場合にはこれを貯蔵し、要求データである場合には前記抽出された機能を遂行し、遂行された結果を出力する段階とを含むことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はスケジュール管理及び実行のための装置及び方法に関するもので、特に、ユーザーの入力又はユーザーに伝送されたデータを構造的に分類及び解析して該当イベントの発生時に特定情報を出力するスケジュール管理に関するものである。
【背景技術】
【0002】
現代社会では、人々は、電話、郵便、インターネット、及び交通体系などの発展により、多くの人々と直接又は間接的に接触する。
また、日々、自分と直間接的に関連した多様な情報を接する現代人において、数多くの情報の中で自分と関連した情報のみを抽出して活用するためには、個人的に相当に多くの努力と時間が要求されている。したがって、情報を体系的に管理し活用して效率的にスケジュールを管理しようとする多様な方案が提示されている。
一般的にスケジュール管理手段は、電子手帳、個人携帯通信端末機(Personal Digital Assistant:以下、“PDA”とする)又は携帯電話に搭載されているオーガナイザー(organizer)が存在する。電子手帳又はPDAで、ユーザーは、これらに装置された入力道具を用いてスケジュールを登録し、ユーザーの入力によって管理されるスケジュールプログラムは、時間概念のみを考慮して該当時間に入力された情報をディスプレーするものである。
【0003】
以下、図1を参照して、一般的にスケジュール管理手段でスケジュール管理を遂行する方法について説明する。
図1は、一般的なスケジュール管理手段でスケジュールの入力又は管理時に示すカレンダーを示す図である。
【0004】
図1を参照すると、一般的にスケジュール入力は、単純に該当日付又は時間に区分して遂行すべき仕事をテキスト形態で入力する。例えば、PDAを使用するユーザーは、図1のようにPDAディスプレーウィンドウにディスプレーされたカレンダーから入力する希望の日付又は時間を選択し、各種入力手段を用いて希望するスケジュール内容を入力する。
より詳しく説明すると、図1に示すように、2004年11月5日12時に“金代理と昼食約束”というスケジュールを入力しなくてはならない場合に、PDAユーザーは、PDA用ペンを用いてタッチスクリーン(touch screen)にディスプレーされたカレンダーの11月5日をタッチする。すると、11月5日に該当するスケジュール入力画面がディスプレーされる。したがって、PDAユーザーは、画面にPDA用ペンを用いてスケジュールをこの画面に入力し、その他の入力手段を用いて‘12:00 金代理と昼食約束'というスケジュールを入力する。以後、このPDAは、特定の設定時間に入力されたスケジュール内容をユーザーに通報する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
以上のような従来技術は、次のような問題点を有する。
第1に、入力方法は、ユーザーが直接入力する原始的な水準に限定されている。すなわち、PDAにスケジュールを入力する場合に、ユーザーは、PDA用ペンを用いてテキスト形態でスケジュールを入力しなくてはならない。
【0006】
第2に、従来のスケジュール管理機能は、入力されるスケジュールにより簡単なアラームを提供する。例えば、2004年11月3日午後2時‘ビジネス会議'というスケジュールである場合に、ユーザーは、スケジュール管理機能から該当時間又は予め設定された時間にアラームを鳴らす。したがって、ユーザーは、該当時間に健康検診結果の確認が必要であることを認知し、病院に電話をかけ、或いは、インターネットを通じて健康検診の結果を確認する。この場合、従来のスケジュール管理機能の限界で、ユーザーは直接自分で健康検診の結果を確認しなくてはならない。
【0007】
第3に、貯蔵されたスケジュールのうちの特定スケジュールを検索しようとする場合に、この特定スケジュールの中で特定機能に対してユーザーが直接検索して実行しなくてはならない。例えば、今日のスケジュールの中で‘会議’のみを見たい場合に、ユーザーは貯蔵された一日のスケジュールをすべて見つつ直接に目で確認し、或いは単語フィルターリング(filtering)機能を通じて会議スケジュールを直接検索しなくてはならない。
【0008】
したがって、本発明の目的は、多様な入力手段でスケジュールの入力を遂行するスケジュール管理及び実行のための装置及び方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、スケジュールの入力によるスケジュールの管理を構造的で效率的に遂行するスケジュール管理及び実行のための装置及び方法を提供することにある。
また、本発明の目的は、スケジュールの区分によるスケジュールの出力を多様に遂行するスケジュール管理及び実行のための装置及び方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記のような目的を達成するために、本発明は、ユーザースケジュール管理方法であって、データを入力する段階と、前記入力データがスケジュールデータであるか要求データであるかを判断する段階と、前記スケジュールデータ又は要求データに対して特定時点でユーザーが遂行しなくてはならないアクション遂行に必要な機能を抽出する段階と、前記抽出された機能により所定の主要素形態を決定する段階と、前記入力データが、前記決定された主要素形態に対応してスケジュールデータである場合にはこれを貯蔵し、前記入力データが要求データである場合には、前記抽出された機能を遂行し、遂行された結果を出力する段階とを含むことを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、ユーザースケジュール管理装置であって、ユーザースケジュールに関連したデータを入力手段によって入力し、前記データがスケジュールデータであるか、要求データであるかを区分し、前記スケジュールデータ及び要求データの各々に対して特定時点にユーザーが遂行しなくてはならないアクションに必要な機能を抽出し、前記抽出された機能によって所定の主要素形態を決定し、前記決定された主要素形態に対応してスケジュールデータである場合にこれを貯蔵し、要求データである場合にこれを遂行するために要求データを出力する入力部と、前記出力された要求データの主要素により機能を分類して実行し、実行された結果を出力する実行部と、前記実行部の出力を入力としてこれをディスプレーする出力部とを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によるスマートオーガナイザーは、多様な種類のデータを受信し、自動解析によってスケジュール管理を遂行することができる。また、スマートオーガナイザーは、日付と時間に基づくスケジュールだけでなく場所やユーザーの特定状態のようなイベント要素も処理することができる。それによって、ユーザーは効率的なスケジュール管理が遂行可能となり、サービス提供業者は多様なサービスの提供が可能になるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の望ましい実施形態を添付の図面を参照して詳細に説明する。
以下で、本発明に関連した公知の構成或いは機能が本発明の要旨を不明にすると判断された場合に、その詳細な説明を省略する。
【0013】
本発明は、ユーザーが直接入力したデータ又は他の手段によって入力された情報を自動的に分類及び解析して該当イベントが発生した場合に、これに対応する特定のアクションを出力する装置及び方法を提案する。下記に、本発明で提案するスケジュール管理又は実行機能を有する手段は、‘スマートオーガナイザー(Smart Organizer)'又は‘オーガナイザー'と呼ばれる。
【0014】
下記に使用する用語である“スケジュール”及び“要求”について説明する。
この“スケジュール”は、‘イベント'と‘アクション'に区分可能である。ここで、“イベント”は、ユーザーのスケジュール実行のための時間、場所及び特定状態を意味し、“アクション”は、特定時点にユーザーが実行することを希望することを意味する。例えば、“2004年11月5日12:00に金代理と昼食約束”というスケジュールにおいて、“2004年11月5日 12:00”はイベントに該当し、“金代理と昼食約束”はアクションに該当する。
【0015】
“要求”は、現在時点に該当するイベントを意味する。ここで、現在時点とは、現在時間を意味し、或いは、現在場所を意味することができる。例えば、‘貯蔵されたスケジュールの中から“会議”だけを出力'というイベントは、現在時間でアクションを取ることを願うことであるため、要求に分類できる。
【0016】
また、上記に説明したように、'スケジュール’を受信して解析及び分類過程を経て入力されたスケジュールを構造的、效率的に管理し実行し、適切なアクションを取るなどの一連の機能を実現する手段を'スマートオーガナイザー'又は‘オーガナイザー'と称する。スマートオーガナイザーは、独立された装置で構成可能であるが、望ましくは、携帯端末、コンピュータ又は電子手帳などで一つの機能モジュールとして含まれて構成される。したがって、本発明で提案するスマートオーガナイザーは、その自体の構成及び機能に重点をおいて説明する。電子手帳又は携帯端末などの個人化装置の独立された一つの機能モジュールとして含まれて構成されると仮定する。
【0017】
図2は、スマートオーガナイザーが特定端末機の機能モジュールとして含まれる構成を示す図である。
図2を参照すると、端末機は、無線部202と、制御部204と、キー入力部206と、処理部208と、表示部210と、オーガナイザー212とを含む。無線部202は、アンテナを通じて受信した無線信号を所定信号に変換して制御部204に伝送する。ここで、無線部202は、端末が有線と無線を共に用いる端末である場合に、有/無線部として動作することができる。
【0018】
キー入力部206は、キー入力形態の構造を有し、ダイアリングのための数字キーと、各種機能を遂行するための機能キーで構成される。また、場合によっては、別途の機能キーが備えられ、タッチパッドや仮想(virtual)入力キー方式でも実現することができる。キー入力部206は、ユーザーが入力するキーに対応するキー信号を発生して制御部204に提供する。
【0019】
制御部204は、携帯端末の全般的な動作、すなわち、呼の設定又は電力制御及びデータ送受信と関連した動作を制御する。制御部204は、入力されるすべての入力データをオーガナイザー212に伝送してスケジュール処理関連作業を遂行するように制御する。ここで、スケジュール処理関連動作については、以下に詳細に説明する。
処理部208は、受信した呼又は発信する呼を処理する動作を遂行する。
【0020】
オーガナイザー212は、本発明によるスマートオーガナイザーで実現されており、制御部204から出力されたデータを処理する役割を遂行する。このスマートオーガナイザーの詳細な構成と機能は、図4を参照して詳細に説明する。
表示部210は、処理部208及びオーガナイザー212から出力される映像信号、オーディオ信号、テキスト(text)信号などをユーザーが認知するように画面にディスプレーしたり、スピーカーを通じて出力する。
【0021】
以下、スケジュール入力を提供するための方法を説明する。
図3は、本発明の実施形態によるスマートオーガナイザーにデータが入力される多様な方法を示す図である。
図3を参照すると、スマートオーガナイザー300は、ユーザーから直接データを受信し、或いは他のユーザーから伝送されるデータやネットワークを通じて入力されるデータなど外部からデータを受信することができる。ユーザーから直接受信されるデータは、映像、オーディオ、及びテキストなどを含む。すなわち、テキストの場合に、ユーザーは、キーボードなどを通じてテキストを入力する。音声の場合に、ユーザーは、マイクロホン(microphone)を通じて入力可能である。この入力された音響信号は電気的な信号に変換される。静止画像又は動画像の場合に、ユーザーは、カメラのような映像獲得手段を用いてこの静止画像又は動画像を入力することができる。入力されたデータの中で、スケジュール又は要求に関連した内容が含まれた情報のみがスマートオーガナイザーの入力として意味があり、スケジュール及び要求に関連した内容が含まれない情報は、スマートオーガナイザーの入力として処理されない。下記に、このようなスマートオーガナイザーの入力と関連して詳細に説明する。
【0022】
一方、スマートオーガナイザー300が外部から受信するデータも、多様な方法を通じて入力可能である。ここで、データは、ユーザーが直接入力するデータと同様に映像、オーディオ、及びテキストなどを含む。すなわち、このデータは、他のユーザーによってメッセージ形態で自分のスマートオーガナイザーに直接或いは間接に入力される。直接入力の場合に、ユーザーは、スマートオーガナイザーが固有に有しているアドレスにポイントツウポイント(point-to-point)メッセージの伝送を遂行する。また、間接入力の場合に、サービス提供事業者は、予め与えられたユーザー識別子(例えば、電子メールアドレスなど)を用いてメッセージサーバを通じてメッセージを伝送する。
【0023】
スマートオーガナイザーの構成について説明する。
図4は、本発明の実施形態によるスマートオーガナイザーの構成を示すブロック構成図である。
図4を参照すると、スマートオーガナイザー300は、入力部302と、実行部304と、出力部306と、ユーザー情報データベース308と、イベント処理部310とを含む。
【0024】
まず、入力部302は、入力されるデータを解析して分類する機能を遂行し、データ解析部312とデータ分類部322で構成される。
データ解析部312は、映像、オーディオ、及びテキストなどで入力されるデータを解析して主要素クリエータ(creator)を結果として生成する。この主要素クリエータは、入力データのうちのユーザー要求、すなわち、イベントとアクションを代表する特定単語又は簡単な文章などからなる。主要素クリエータの形態は、図8を参照してより詳細に説明する。
【0025】
また、データ解析部312は、ユーザーとサービス提供業者共によって設定可能な数個のフィルターと主要素クリエータを含む。ここで、フィルターは、スケジュール/要求判断器、機能抽出器、イベント抽出器、及びアクション抽出器などを意味する。ここで、イベント抽出器とアクション抽出器は、分離又は統合された形態を有する。
データ分類部322は、データ解析部312から受信された入力データの主要素クリエータを検出してスケジュール又は要求を分類する役割を遂行する。入力データがスケジュールである場合に、データ分類部322は、ユーザーデータベースに入力データを貯蔵し、入力データが要求である場合に、該当アクションを実行するために実行部304にこの入力データを伝送する。
【0026】
実行部304は、ユーザーが要求するアクションを処理するために入力部302から受信した各入力データの主要素クリエータにより該当機能を実行して、結果を出力する機能を遂行する。この実行部304は、その機能により実行分類部314と、スマートオーガナイザーによって支援可能な複数の機能を遂行する機能遂行部324,334,344と、結果整理部354とを含む。
【0027】
実行分類部314は、入力部302のデータ分類部322から受信した入力データの主要素クリエータを認知し、特定機能の遂行を要求する入力データである場合に、該当機能を遂行する機能遂行部324,334,344に出力する。
機能遂行部324,334,344が遂行する機能は、スマートオーガナイザーで支援するすべての種類の機能を意味し、該当機能によるアクションを遂行する。例えば、機能遂行部324,334,344は、特定単語又は文章をフィルターリング(filtering)する機能、電子メール(e-mail)の発信機能、MMS(Multimedia Messaging Service)発信機能などを遂行することができる。遂行しなくてはならない機能が同時多発的に発生する場合に、機能遂行部324,334,344は、複数の機能遂行部が一緒に、個別に、又は順次、動作することができる。
【0028】
結果整理部354は、遂行機能部324,334,344で遂行した機能又は遂行する機能の結果を整理する役割を遂行する。例えば、結果整理部354は、特定単語に対してフィルターリングするアクションを遂行した特定機能遂行部からアクション遂行による結果を入力して整理する役割を遂行可能である。特定機能遂行部が、“会議”という単語に対してフィルターリングし、これに対する結果を結果整理部354に出力すると、結果整理部354は、入力された結果を整理する役割を果たす。すなわち、結果整理部354は、複数の機能遂行部324,334,344から入力される結果を整理して分類する。
【0029】
出力部306は、結果整理部354から受信した結果又は結果をユーザーに最適にディスプレーするための実行手段を決定し、決定された結果をユーザー端末のディスプレー部に出力する。
ユーザー情報データベース308は、データ分類部322によって分類されたデータ属性が“スケジュール”であるデータを受信して貯蔵する。イベント処理部310は、ユーザー情報データベース308と通信を遂行しつつ、主要素の中でイベントを管理し、該当イベントが発生したか否かを確認する。より詳細に、イベント処理部310は、貯蔵されたスケジュールのイベント(いつ/どこで/どんな状況でアクションを取るべきであるか)を周期的に確認する。もし、該当イベントが発生した場合に、イベント処理部310は、ユーザー情報データベース308に貯蔵されているスケジュールを実行部304に出力する。
【0030】
例えば、時間イベントは、時間関連サービスを利用可能な端末(例えば、日付及び現在時間がディスプレーされる携帯電話、電子手帳、及びPDA)を用いて確認可能で、場所イベントは位置基盤サービス(Location-based Service:LBS)を用いて確認可能である。すなわち、衛星航法システム(Global Positioning System:GPS)機能が搭載されている端末である場合に、現在位置の把握が可能で場所イベント発生有無を判断することができる。
【0031】
前記スマートオーガナイザーの動作に関して説明する。
図5は、本発明の実施形態によるスマートオーガナイザーにデータが入力されるときの処理過程を示すフローチャートである。
図5を参照すると、ステップS502で、スマートオーガナイザーにデータが入力される。その後、ステップS504、S506,S508,S510,S512は、入力部302のデータ解析部312及びデータ分類部322で遂行する動作を示す。ステップS504で、スマートオーガナイザーのデータ解析部312は、入力されたデータがスケジュール又は要求であるかを判別する。
【0032】
入力されたデータがスケジュールであるか要求であるかを区分するために、ユーザーは、予め定められた特定語尾のみを用いてデータを入力することができる。本発明の一実施形態によると、ユーザーは、データを受信する瞬間に受信データがスケジュール又は要求であるかを自分で判断してスケジュール/要求識別子を付与する。例えば、相手方から受信される音声又はメッセージデータを受信する瞬間に、該当データがスケジュール又は要求に関連したことであるか、ユーザーが自分で判断して該当短縮キーを入力することによって、該当受信データにスケジュール又は要求を区分する識別ビット又はタグ(tag)を追加することも可能である。これは、データ分類の正確度を高め、状況に合う適切なデータ分類が可能な方法である。
【0033】
本発明の他の実施形態によると、ユーザーによって又は他の媒体(例えば、インターネット)から入力される情報の中で、“〜する要求”という語尾のデータが入力されると、データは自動的に要求に分類可能である。
本発明の他の実施形態によると、データベースに貯蔵されたデータと入力されたデータとを比較してスケジュールと要求を区分することができる。これは、ユーザーにより特定語尾が付いて入力されたデータに対して要求に区分する方法より発展された形態である。ここで、データベース(以下、“スケジュール/要求データベース”と称する)は、スマートオーガナイザーと共にユーザー個人の装置内に備えられ、入力データに対する迅速なアクセスが可能である。データベースは、ユーザーが直接維持及び管理し、或いは、ネットワークを通じてサービス提供者から維持及び管理サービスが提供されることが可能である。スケジュール/要求データベースのフィールドは、スケジュールフィールドと要求フィールドで構成され、各フィールドは、各々の区分可能な単語又は簡単な文章などがフィールド値で貯蔵されている。一方、スケジュール/要求データベースは、要求フィールドのみを含み、ユーザーの入力から要求を識別可能な単語又は簡単な文章などがデータベースのフィールド値で貯蔵されている。この場合に、スケジュールと要求のうち、要求のみが判別可能で、残りはスケジュールで処理される。
【0034】
上述したように、スケジュール/要求データベースは、要求フィールドに“〜する要求”という語尾、又は“今”、“すぐに”及び“ここ”などの単語リストを貯蔵する。
ステップS506で、データ解析部312は、スケジュール及び要求に区分されたデータに対して機能抽出を遂行する。この機能抽出は、アクション遂行に必要な機能を判断することを意味する。本発明で、機能抽出は、スケジュール/要求データベースに類似した機能抽出データベースに貯蔵された単語又は簡単な文章を参照して遂行される。この機能抽出データベースは、サービス提供業者とユーザー共に設定可能で、アクションを処理するのに必要な機能を抽出する単語又は簡単な文章などが貯蔵される。例えば、入力されたデータが“今日スケジュールの中で会議のみを選択してディスプレーしてくれ'というテキストデータである場合に、スマートオーガナイザーは ‘選択して'という単語を感知してユーザーが希望する機能が‘フィルターリング’機能であることを決定する。
【0035】
ステップS508で、データ解析部312は、入力データに対して主要素の設定を遂行する。主要素の設定時に、主要素は、抽出された機能(一例として、フィルターリング機能)により形態が決定される。すなわち、主要素の設定過程を通じて入力されたデータに対応して決定された主要素は、アクション部分を示す表示部を有する。
例えば、フィルターリング機能を使用して機能が抽出された場合に、フィルターリング対象、抽出された単語又は文章、フィルターリング結果を処理する方法などが、主要素の構成要素である。
【0036】
ステップS510で、データ解析部312は、入力データに対してイベント又はアクション抽出を遂行する。イベント又はアクション抽出過程は、図6を参照して詳細に説明する。
ステップS512で、データ分類部322は、データ解析部312から受信した入力データの主要素を検出し、そのデータをスケジュール又は要求に分類する。すなわち、決定された主要素の特定フィールドがスケジュールとして記録されている場合に、ステップS514で、データ分類部322は、ユーザーデータベースに入力データを貯蔵する。その反面、主要素の特定フィールドが要求として記録されている場合には、ステップS516に進む。
【0037】
以下、ステップS516,S518,S520,S522,S524は、実行部304で遂行する動作手順を示す。
ステップS516で、実行部304の実行分類部314は、入力部302のデータ分類部322から受信された入力データの主要素を認知する。この主要素が特定機能の遂行を要する主要素である場合に、実行分類部314は、該当機能を遂行する機能遂行部324,334,344に入力データを出力し、ステップS518、S520,S522のうちの少なくとも一つ以上のステップを遂行する。すなわち、実行分類部314は、主要素に各機能別に記録されたフィールド情報によって該当 機能を遂行可能に入力データを該当機能遂行部に出力する。これらステップS518、S520,S522のうちの一つ以上のステップで、該当機能が遂行可能な機能遂行部は該当機能を遂行する。ステップS524で、結果整理部354は、機能遂行部によって遂行された機能又は遂行する機能の結果を整理し、ステップS526に進行する。
【0038】
ステップS526は、出力部306で遂行する動作を示す。
ステップS526で、出力部306は、結果整理部354から受信された結果をユーザーに最適にディスプレーするための実行手段を判断し、判断された結果をスマートオーガナイザーが搭載されているユーザー端末のディスプレー部に出力する。
【0039】
図6は、本発明の望ましい実施形態によるイベント/アクション抽出部で入力データの処理過程を示すフローチャートである。
イベント/アクション抽出部は、入力されるデータに対して時間に関連した単語抽出過程、場所に関連した単語抽出過程、ユーザーの特定状態に関連した単語抽出過程を遂行する。上述したように、イベント抽出過程は、実現方法に従って異なる手順で遂行しうる。例えば、イベント/アクション抽出部は、入力されたデータに対して場所に関連した単語抽出、時間に関連した単語抽出、特定状態に関連した単語抽出順にイベントを抽出し、主要素の各イベントフィールドを設定することもできる。
【0040】
図6を参照すると、ステップS602で、イベント/アクション抽出部(図示せず)は、入力されたデータに対して予め貯蔵されている時間イベント単語のリストと比較し、その入力データに時間イベント要素が存在するか否かを判断する。その判断の結果、入力データに時間イベント要素が存在する場合に、ステップS604に進み、そうでない場合はステップS606に進む。ここで、イベント/アクション抽出部が、入力されたデータに対して特定イベント要素が存在しているか否かに対する決定は、入力されたデータに予め貯蔵されている時間イベント単語リストの単語の中で一致する単語が存在するかに対する比較によりなされる。予め貯蔵されている時間イベント単語リストは、時間データベースに貯蔵されていると仮定する。
【0041】
時間データベースは、前述したスケジュール/要求データベースに類似した形態で、スマートスケジュール管理器内に存在し、サービス提供業者及びユーザーによってデータベース貯蔵リストの設定が可能である。貯蔵リストは、特定単語、文句など多様な要素に設定可能である。例えば、イベント/アクション抽出部は、“2004年10月27日16時、金代理と会議約束”というデータの入力に対して‘yyyy年mm月dd日xx時'という時間表現パターンを感知して該当単語を主要構成として抽出する。この時間データベースに貯蔵可能なリスト、日付、時間だけでなく、‘午前'、‘午後'、‘明日'、‘〜後'、及び‘〜前'などのテキストも含む。
【0042】
上述したように、ユーザーは、時間関連イベント要素の入力時にユーザーによって多く使用される単語又は文章などを時間データベースに追加フィールド値として予め入力することが可能である。また、ユーザーは、スマートスケジュール管理サービスを提供するサービス提供業者により定期的/非定期的にデータベースの更新を 受信することも可能である。
【0043】
ステップS604で、イベント/アクション抽出部は、抽出された時間イベント要素を主要素クリエータ(図示せず)に出力する。
ステップS606で、イベント/アクション抽出部は、入力データに対して予め貯蔵されている場所イベント単語リストと比較し、この入力データに場所イベント要素が存在するか否かを判断する。その結果、入力データに場所イベント要素が存在すると、ステップS608に進み、それともステップS610に進む。ここで、イベント/アクション抽出部が入力されたデータに対して特定イベント要素が存在しているかどうかに対する決定は、入力されたデータに予め貯蔵されている場所イベント単語リストの単語の中で一致する単語が存在するかどうかを調べることにより遂行する。予め貯蔵されている場所イベント単語リストは、場所データベースに貯蔵されていると仮定する。
【0044】
場所データベースもスマートオーガナイザーに貯蔵されるが、これは、サービス提供業者とユーザーが設定可能な場所に対する要素と関連した単語又は文句が貯蔵されたリストである。例えば、“家に帰ったら、Aに電話すること”というデータがイベント/アクション抽出部に入力されると、イベント/アクション抽出部は、場所データベースに貯蔵されているリストの中で‘家’という単語を抽出する。すなわち、この場所データベースは、‘家’、‘事務室'、‘デパート前’、‘食堂'、及び‘運動センター'など場所と関連したイベント要素の貯蔵が可能である。これは、時間データベースに時間イベント単語リストを入力する方法と類似する。すなわち、ユーザーは、場所関連イベントリストの入力時にユーザーが多く使用する単語を場所データベースに入力でき、スマートスケジュール管理サービスを提供するサービス提供業者がデータベースに関連パターンをアップグレードできる。一方、イベント/アクション抽出部に入力されるデータは、ユーザーにより直接又は間接に入力することもできるが、他の手段、例えば電子メール又は文字メッセージなどによるデータであることもできる。すなわち、電子メール又は文字メッセージに場所関連イベント要素が存在すると、イベント/アクション抽出部部はイベントを抽出して主要素の場所因子を設定することができる。
【0045】
ステップS608で、イベント/アクション抽出部は、抽出された場所イベント要素を主要素設定部に出力する。
ステップS610で、イベント/アクション抽出部は、入力データからユーザーの特定状態に関連した単語の抽出が可能であるかを判断する。その結果、入力データから該単語の抽出が可能であると、ステップS612に進み、そうでない場合は、ステップS614に進む。ステップS612で、イベント/アクション抽出部は、抽出された特定状態イベント要素を主要素クリエータに出力し、ステップS614に進む。
【0046】
ここで、特定状態データベースは、前述した時間データベースと場所データベースに非常に類似している。すなわち、特定状態データベースは、特定状態イベント単語リストを貯蔵している。また、特定状態データベースもスマートオーガナイザー内に存在し、サービス提供業者とユーザーによってリストの設定が可能である。例えば、イベント/アクション抽出部は、“運転中に今日のスケジュールを音声で出力すること”というデータの入力時に特定状態イベント要素として‘運転中'という文句を抽出する。‘運転中'という文句は、既に特定状態データベースにリストとして貯蔵されているため抽出可能である。その他に、特定状態データベースは、‘業務中'、 ‘会議中'、‘不在中'、‘食事中'、‘睡眠'、‘運転中'などの単語又は簡単な文句を貯蔵可能である。前述したように、ユーザーが、特定状態リストの入力時によく使用する単語を特定状態データベースに貯蔵することにより、スマートスケジュール管理サービスを提供するサービス提供業者がデータベースに関連パターンをアップグレードできる。アップグレード方法は、上記のようにインターネットを通じる自動アップグレード、サービスセンターで直接遂行される手動アップグレード方法を含む。
【0047】
ステップS614で、イベント/アクション抽出部は、主要素クリエータで決定された主要素形態によってアクション要素を抽出する。イベント/アクション抽出部は、アクション要素を抽出できるアクションデータベースを有する。アクションデータベースは、スマートオーガナイザー内に貯蔵され、サービス提供業者とユーザーによりリストの設定が可能である。このリストには、各機能によってアクション要素を抽出可能な単語又は簡単な文句を含む。このように、ステップS602、S604,S606,S608,S610,S612,S614を通じるイベント又はアクション抽出過程により、イベント/アクション抽出部から出力された入力データは、本発明による主要素形態を有する。
【0048】
図6に示したイベント/アクション抽出過程は、スマートオーガナイザーの実現方法により異なる順序で遂行することもできる。
一方、図5を参照して説明したように、スマートオーガナイザーは、イベント/アクション抽出過程を経た入力データを要求とスケジュールに区分する。スケジュールに分類された入力データの主要素は、該当イベントが発生するまでユーザー情報データベースに貯蔵され、要求に分類された主要素は実行部304に伝送され、機能実行分類により機能遂行部で判別された機能を遂行する。判別された機能の遂行を完了したスマートオーガナイザーは、機能遂行の完了による結果を整理する結果整理過程を遂行する。その結果は、出力部306に伝送される。出力部306は、この結果に適合した出力部を選択し、ユーザーに入力データ実行結果をディスプレーする。
【0049】
図7は、本発明の実施形態によるスケジュールでイベントが発生した場合の処理過程を示すフローチャートである。
図7を参照すると、ステップS702で、イベント処理器は、待機状態でユーザー情報データベースと通信を遂行する。ステップS704で、イベント処理器は、ユーザー情報データベースと通信を遂行する途中で貯蔵されているスケジュールのうち、特定イベントが発生したことを感知すると、特定イベントが主要素のイベント要素と一致するか否かを判断した後に、ステップS706に進む。ステップS706で、発生したイベントが貯蔵されたイベント要素と一致すると、イベント処理器は、ユーザー情報データベースに貯蔵された該当主要素を実行部304に出力する(ステップS708)。
【0050】
図8は、本発明の実施形態による主要素の構造を示す図である。
図8を参照すると、主要素は、入力データが入力された時間を示す入力時間フィールド802と、スケジュール/要求区分フィールド804と、機能抽出部の結果によって判断された機能を示す判断機能フィールド806と、イベント抽出部の結果に該当するイベントのターゲット時間フィールド808と、ターゲット場所フィールド810と、ターゲット状態フィールド812と、アクション抽出部の結果に該当するアクション因子フィールド814、816、及び820とを含む。主要素フィールドのうち、ターゲット時間フィールド808はアクションが実行されることを希望する時間を意味し、ターゲット場所フィールド810はアクションが実行されることを希望する場所を意味し、ターゲット状態フィールド812はアクションが実行されることを希望するユーザーの特定状態を意味する。
【0051】
以下に、多様な種類のデータが入力され処理される過程について、具体的に説明する。上述したように、データは、映像、オーディオ、及びテキストなどを含む。また、スマートオーガナイザーは、ユーザーによって直接多様な種類のデータを受信する場合と、外部から受信する場合がある。
【0052】
まず、ユーザーが、スマートオーガナイザーに直接データを入力する場合を説明する。ユーザーは、スマートオーガナイザーが搭載された端末の入力手段を用いてスケジュール又は要求をテキストで入力する。端末の機能キー又は短縮キーを用いてスケジュール又は要求の識別子を入力し、該当スケジュール又は要求の内容を音声又はキーボードを用いてテキストで入力することが望ましい。
テキストで構成された入力データは、データの入力と同時に又は入力が完了した後に解析及び分類過程を通じて該当データベースに貯蔵され、或いは、特定機能の遂行のために実行部に入力される。
【0053】
一方、オーディオ入力データは、テキストに変換されて解析及び分類過程を通じて該当データベースに貯蔵され、或いは特定機能の遂行のために実行部に入力される。また、映像入力データは、動画像と静止映像に分類できる。大部分の動画像の場合、オーディオデータを含み、オーディオデータは大部分の主要素を含んでおり、映像は位置情報を含んでいる。スマートオーガナイザーは、実現方法又は設定により動映像のオーディオ要素から主要素の大部分を抽出し、映像要素から位置情報を抽出する。静止画像である場合に、大部分の動画像のように大部分の静止画像も位置情報を含む。この場合、スマートオーガナイザーは、ユーザーが映像を入力する時点で該当映像の位置情報をGPSなどを用いて認知することができる。
【0054】
一方、外部からデータが入力される場合も、ユーザーが直接入力する方式と同様である。
スマートオーガナイザーは、ユーザーの選択によってスケジュール管理機能のオン/オフが可能である。また、スマートオーガナイザーは、単独に特定端末機で動作できるが、他のサービスと共存することもができるため、ユーザー端末機のメニューで実現することが望ましい。
【0055】
以上、本発明の具体的な実施形態に関して詳細に説明したが、本発明の範囲を外れない限り、様々な変形が可能であることは、当該技術分野における通常の知識を持つ者には自明なことであろう。したがって、本発明の範囲は、上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲及びこの特許請求の範囲と均等なものに基づいて定められるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】一般的なスケジュール管理手段でスケジュールの入力又は管理時にディスプレーされるカレンダーを示す図である。
【図2】本発明の実施形態によるスマートオーガナイザーを示すブロック構成図である。
【図3】本発明の実施形態によるスマートオーガナイザーにデータを入力する多様な方法を示す図である。
【図4】本発明の実施形態によるスマートオーガナイザーの細部構造を示すブロック構成図である。
【図5】本発明の実施形態により、スマートオーガナイザーにデータが入力されるときの処理過程を示すフローチャートである。
【図6】本発明の望ましい実施形態により、イベント/アクション抽出部で入力データの処理過程を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施形態によるスケジュールで、イベントが発生した場合に処理過程を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施形態による主要素の構造を示す図である。
【符号の説明】
【0057】
202…無線部
204…制御部
206…キー入力部
208…処理部
210…表示部
212…オーガナイザー
300…スマートオーガナイザー
302…入力部
304…実行部
306…出力部
308…ユーザー情報データベース
310…イベント処理部
312…データ解析部
322…データ分類部
324,334,344…機能遂行部
354…結果整理部
802…入力時間フィールド802
804…スケジュール/要求区分フィールド
806…判断機能フィールド
808…ターゲット時間フィールド
810…ターゲット場所フィールド
812…ターゲット状態フィールド
814,816,818…アクション因子フィールド

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザースケジュール管理方法であって、
データを入力する段階と、
前記入力データがスケジュールデータであるか要求データであるかを判断する段階と、
前記スケジュールデータ又は要求データに対して特定時点でユーザーが遂行しなくてはならないアクション遂行に必要な機能を抽出する段階と、
前記抽出された機能により主要素形態を決定する段階と、
前記入力データが、前記決定された主要素形態に対応してスケジュールデータである場合には、これを貯蔵し、前記入力データが要求データである場合には、前記抽出された機能を遂行し、また、遂行した結果を出力する段階と
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記データを入力する段階においては、ユーザーオーガナイザーを通じてユーザーの入力によってデータを入力するか、或いは、外部通信網から受信されるデータを入力することを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記ユーザーによるデータの入力においては、ユーザーによりスケジュールデータ又は要求データの各々を識別するための識別子が付与されて、入力データをスケジュール又は要求に区分することを特徴とする請求項2記載の方法。
【請求項4】
前記ユーザー又は外部通信網から受信されるデータに特定語尾が含まれた場合には、予め定められた特定語尾分類基準により入力データをスケジュール又は要求に区分することを特徴とする請求項2記載の方法。
【請求項5】
前記主要素形態は、データ入力時間フィールド、スケジュール又は要求で示すスケジュール/要求区分フィールド、前記データ入力により遂行される機能を判断する判断機能フィールド、イベント因子フィールド、及びアクション因子フィールドのうちの少なくとも一つ以上のフィールドを含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項6】
前記イベント因子フィールドは、該当イベント情報を意味するターゲット時間、ターゲット場所及びターゲット状態因子のうちいずれか一つを含むフィールドであることを特徴とする請求項5記載の方法。
【請求項7】
前記イベント因子の中に、現在時間又は現在場所を検索した結果と一致するイベント因子が少なくとも一つ存在する場合に、イベントの発生をユーザーに知らせることを特徴とする請求項6記載の方法。
【請求項8】
前記アクション因子は、該当イベントによって遂行されるべきアクションを意味するアクション因子であることを特徴とする請求項5記載の方法。
【請求項9】
前記入力データは、映像データ、オーディオデータ、及びテキストデータのうちのいずれか一つであることを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項10】
ユーザースケジュール管理装置であって、
ユーザースケジュールに関連したデータを入力し、前記データがスケジュールデータであるか、要求データであるかを区分し、前記スケジュールデータ及び要求データの各々に対して特定時点にユーザーが遂行しなくてはならないアクションに必要な機能を抽出し、前記抽出された機能によって所定の主要素形態を決定し、前記決定された主要素形態に対応してスケジュールデータである場合にこれを貯蔵し、要求データである場合にこれを遂行するために要求データを出力する入力部と、
前記出力された要求データの主要素により機能を分類して実行し、実行された結果を出力する実行部と、
前記実行部の出力を入力としてこれをディスプレーする出力部と
を含むことを特徴とする装置。
【請求項11】
前記入力部は、ユーザーから、或いは、外部通信網からデータを受信することを特徴とする請求項10記載の装置。
【請求項12】
前記入力部は、前記ユーザーの入力又は外部通信網から受信するデータに特定語尾が含まれた場合に、前記特定語尾分類により入力データをスケジュール又は要求に区分することを特徴とする請求項11記載の装置。
【請求項13】
前記入力部は、前記入力データの特定単語又は文句がスケジュール又は要求に各々区分されて予め貯蔵されている単語又は文句のリストに存在するか否かによって、前記入力データをスケジュール又は要求に区分することを特徴とする請求項11記載の装置。
【請求項14】
前記入力部は、前記所定の主要素形態を入力時間フィールド、スケジュール/要求区分フィールド、判断機能フィールド、イベント因子フィールド、及びアクション因子のうちの少なくとも一つのフィールドとして決定することを特徴とする請求項10記載の装置。
【請求項15】
前記アクション因子は、該当イベントによって遂行されるべきアクションを意味するアクション因子であることを特徴とする請求項14記載の装置。
【請求項16】
前記イベント因子は、該当イベント情報を意味するターゲット時間、ターゲット場所、及びターゲット状態因子であることを特徴とする請求項14記載の装置。
【請求項17】
前記主要素形態で貯蔵されたスケジュールデータの中で、現在時間又は現在場所を検索した結果と一致するイベント因子が少なくても一つ存在する場合に、イベントの発生をユーザーに知らせるイベント処理器をさらに含むことを特徴とする請求項10記載の装置。
【請求項18】
前記入力データは、映像データ、オーディオデータ、及びテキストデータのうちのいずれか一つであることを特徴とする請求項10記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−190283(P2006−190283A)
【公開日】平成18年7月20日(2006.7.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−376043(P2005−376043)
【出願日】平成17年12月27日(2005.12.27)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【Fターム(参考)】