説明

花飾り付き街路灯

【課題】花飾り付き街路灯において、灯具へ電力を供給するための電気配線の電気的絶縁性を高める。
【解決手段】花飾り付き街路灯1は、筒状の支柱体4と、照明用の灯具が取付けられる灯具取付部と、花飾り(美観用の植物)が附設される花飾り部とを備える。また、花飾り付き街路灯1は、支柱体4内に、仕切板7と、チューブ用空配管8と、発泡樹脂9とを備える。発泡樹脂9は、チューブ用空配管8の周囲間隙に充填されている。花飾り部へ水を供給するための潅水用チューブ30は、チューブ用空配管8に通される。また、灯具取付部へ電力を供給するための灯具用電気配線21〜26は、仕切板7と支柱体4により構成される空間(電気配線用空配管)内に通される。灯具用電気配線21〜26は、仕切板7、チューブ用空配管8、及び発泡樹脂9により、潅水用チューブ30から隔離される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、美観用の植物が附設される花飾り付き街路灯に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、街路や公園に設置されて周囲を照明する街路灯において、美観向上のために、花飾り(美観用の植物)を附設するようにしたものが知られている(例えば特許文献1乃至3参照)。このような花飾りを附設するようにした街路灯は、一般的に、地面に立設される筒状の支柱体を有しており、照明用の灯具が支柱体の頂部付近に取付けられると共に、花飾りが支柱体の所定の高さ位置に附設され、また、灯具へ電力を供給するための電気配線、及び花飾りへ水を供給するための潅水用チューブが支柱体の内部に配設されるようになっている。
【0003】
一方、断熱パネル内の電気配線等挿通用パイプの周囲の空間部に断熱材を充填、発泡成形させた断熱パネルの構造が知られている(例えば特許文献4参照)。また、2重構造のパイプの間にウレタンフォームを注入した凍結防止用パイプの構造が知られている(例えば特許文献5参照)。
【特許文献1】特開2001−204255号公報
【特許文献2】特開2002−100208号公報
【特許文献3】特開2002−272273号公報
【特許文献4】特開平7−233589号公報
【特許文献5】特開平11−201381号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、上述した従来の街路灯においては、灯具へ電力を供給するための電気配線と花飾りへ水を供給するための潅水用チューブが支柱体内で隔離されておらず、電気配線と潅水用チューブが支柱体内で混在している。このため、潅水用チューブが疲労や腐食、凍結等により破損して潅水用チューブから水が漏れると、潅水用チューブから漏れた水が電気配線に流れ込んでしまい、電気配線の電気的絶縁性が確保できなくなる虞がある。なお、上述した特許文献4及び5に記載の構造は、電気配線及び潅水用チューブを支柱体の内部に配設する構造ではなく、従って、これら特許文献4及び5に開示の内容を適用したとしても、上記の課題を解決することはできない。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、灯具へ電力を供給するための電気配線の電気的絶縁性を高めることができる花飾り付き街路灯を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、筒状の支柱体と、照明用の灯具が取付けられる支柱体に設けられた灯具取付部と、美観用の植物が附設される支柱体に設けられた花飾り部とを備え、灯具取付部へ電力を供給するための灯具用電気配線及び花飾り部へ水を供給するための潅水用チューブが支柱体内に配設される花飾り付き街路灯において、灯具用電気配線を通すための支柱体内に設けられた電気配線用空配管と、潅水用チューブを通すための支柱体内に設けられたチューブ用空配管と、電気配線用空配管及びチューブ用空配管の周囲間隙に充填された発泡樹脂とを備えるものである。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載の花飾り付き街路灯において、電気配線用空配管は、支柱体と該支柱体内に設けられた仕切板とにより構成されているものである。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1に記載の花飾り付き街路灯において、チューブ用空配管は、支柱体と該支柱体内に設けられた仕切板とにより構成されているものである。
【発明の効果】
【0009】
請求項1の発明によれば、灯具用電気配線が電気配線用空配管、チューブ用空配管、及び発泡樹脂により潅水用チューブから隔離される。従って、潅水用チューブが破損して潅水用チューブから漏水した場合でも、灯具用電気配線に水が流れ込むことがなく、灯具用電気配線の電気的絶縁性を保つことができる。しかも、発泡樹脂により断熱効果がもたらされるため、潅水用チューブへの外気温の影響を緩和でき、潅水用チューブの凍結による破損を防止できる。また、発泡樹脂の断熱効果により電気配線用空配管及びチューブ用空配管の管内側の結露を防止でき、電気配線用空配管及びチューブ用空配管の腐食による破損を防止できる。さらに、発泡樹脂により電気配線用空配管及びチューブ用空配管が固定されるため、電気配線用空配管及びチューブ用空配管への振動、衝撃、揺れ等の影響を緩和でき、電気配線用空配管及びチューブ用空配管の疲労による破損を防止できる。
【0010】
請求項2の発明によれば、仕切板を用い、支柱体の一部を利用して電気配線用空配管を構成することにより、街路灯全体の低コスト化を図ることができる。
【0011】
請求項3の発明によれば、仕切板を用い、支柱体の一部を利用してチューブ用空配管を構成することにより、街路灯全体の低コスト化を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明を具体化した実施形態による花飾り付き街路灯について図面を参照して説明する。図1は、花飾り付き街路灯の構成を示す。花飾り付き街路灯1は、例えば街路や公園に設置されて灯具2により周囲を照明するものであり、美観向上のために花飾り(美観用の植物)3が附設されるようになっている。
【0013】
この花飾り付き街路灯1は、地面Gに立設される支柱体4と、灯具2が取付けられる2つの灯具取付部5a、5bと、花飾り3が附設される吊り下げ型の2つの花飾り部6a、6bとを備えている。支柱体4は、略円筒状であり、中空の鋼等の金属管から成る。灯具取付部5a、5bは、支柱体4の頂部付近に設けられており、灯具2は、灯具取付部5a、5bの各々に取付けられる。すなわち、花飾り付き街路灯1は、2つの灯具2が取付けられる2灯型の街路灯である。花飾り部6a、6bは、支柱体4の高さ方向の中間位置付近に設けられている。
【0014】
図2(a)(b)(c)は、支柱体4の内部構造を示す。支柱体4の内部には、灯具2へ電力を供給するための灯具用電気配線21〜26と、灯具2への電力供給を制御するための安定器などの電気器具27及びスイッチ28が配設される。また、支柱体4の内部には、花飾り3へ水を供給するための潅水用チューブ30が配設される。
【0015】
花飾り付き街路灯1は、上述の構成に加え、灯具用電気配線21〜26を潅水用チューブ30から隔離する隔離部材として、支柱体4の内部に、仕切板7と、チューブ用空配管8と、発泡樹脂9とを備えている。
【0016】
支柱体4には、潅水用チューブ30を支柱体4の内部に通すための給水用開口4a、4bと、潅水用チューブ30から不測の事態により水が漏れた場合に、その水を排水するための排水口4cが形成されている。また、支柱体4には、スイッチ28を支柱体4の外部から操作するためのスイッチ操作用開口4dが形成されており、スイッチ操作用開口4dを塞ぐための開閉自在な蓋4eが取付けられている。
【0017】
仕切板7は、支柱体4内の中程に配置されており、支柱体4の内部を2分している。この仕切板7は、例えば鋼板から成っており、支柱体4に溶接等されて支柱体4内に固定されている。チューブ用空配管8は、仕切板7により2分された一方の側に配設されており、支柱体4に設けられた給水用開口4a、4b、及び排水口4cに接続されている。このチューブ用空配管8は、例えば鋼管から成っており、仕切板7に溶接等されて支柱体4内に固定されている。
【0018】
発泡樹脂9は、例えば発泡ウレタンから成っており、仕切板7により2分された一方の側(チューブ用空配管8が配設されている側)において、チューブ用空配管8の周囲間隙に充填されている。この発泡樹脂9は、チューブ用空配管8及び仕切板7を支柱体4内に挿入して固定した後、発泡樹脂原料を支柱体4の複数個所に設けられた樹脂原料注入穴(不図示)からチューブ用空配管8の周囲空間に注入し、発泡樹脂原料を発泡させることにより、チューブ用空配管8の周囲間隙に充填される。
【0019】
潅水用チューブ30は、チューブ用空配管8内に通すことにより、支柱体4内に配設される。潅水用チューブ30の一方側は、支柱体4の給水用開口4aを通り、ジョイントボックス50(図1参照)を介して水道に導かれ、他方側は、支柱体4の給水用開口4bを通して花飾り部6a、6bに導かれる。チューブ用空配管8は、例えば直径が略30mm程度となっており、直径が略7〜10mm程度の潅水用チューブ30を通すことが可能になっている。
【0020】
灯具用電気配線21〜26は、仕切板7により2分された他方の側(チューブ用空配管8が配設されていない側)の空間内に通すことにより、支柱体4内に配設される。すなわち、仕切板7と支柱体4の一部により、灯具用電気配線21〜26を通すための電気配線用空配管が構成されている。灯具用電気配線21〜23は、灯具取付部5aと電気器具27とを電気的に接続するように配線され、灯具用電気配線24〜26は、灯具取付部5bと電気器具27とを電気的に接続するように配線される。
【0021】
スイッチ28は、支柱体4に設けられたスイッチ操作用開口4dに臨む位置に配設される。スイッチ操作用開口4dは、スイッチ28を操作しないときには、蓋4eを閉じることにより塞がれる。
【0022】
このような構成の花飾り付き街路灯1によれば、灯具用電気配線21〜26が仕切板7、チューブ用空配管8、及び発泡樹脂9により潅水用チューブ30から隔離される。従って、潅水用チューブ30が破損して潅水用チューブ30から漏水した場合でも、灯具用電気配線21〜26に水が流れ込むことがなく、灯具用電気配線21〜26の電気的絶縁性を保つことができる。
【0023】
しかも、発泡樹脂9により断熱効果がもたらされるため、潅水用チューブ30への外気温の影響を緩和でき、潅水用チューブ30の凍結による破損を防止できる。また、発泡樹脂9の断熱効果により仕切板7及びチューブ用空配管8の管内側の結露を防止でき、仕切板7及びチューブ用空配管8の錆や腐食による損傷を防止できる。さらに、発泡樹脂9により仕切板7及びチューブ用空配管8が固定されるため、仕切板7及びチューブ用空配管8への振動、衝撃、揺れ等の影響を緩和でき、仕切板7及びチューブ用空配管8の疲労による損傷を防止できる。
【0024】
図3は、花飾り付き街路灯1の別の構成例を示す。この花飾り付き街路灯1は、灯具用電気配線21〜26を潅水用チューブ30から隔離する隔離部材として、上記図2(a)(b)(c)の構成における仕切板7に代えて、2つの電気配線用空配管71、72を備えている。
【0025】
電気配線用空配管71、72は、例えば鋼管から成っている。潅水用チューブ30は、上記図2(a)(b)(c)の構成と同様である。発泡樹脂9は、チューブ用空配管8、及び電気配線用空配管71、72の周囲間隙に充填されている。
【0026】
灯具用電気配線21〜23は、電気配線用空配管71内に通すことにより、支柱体4内に配設され、灯具用電気配線24〜26は、電気配線用空配管72内に通すことにより、支柱体4内に配設される。潅水用チューブ30は、上記図2(a)(b)(c)の構成と同様に、チューブ用空配管8内に通すことにより、支柱体4内に配設される。花飾り付き街路灯1の他の構成については、上記図1及び図2(a)(b)(c)の構成と同様である。
【0027】
このような構成の花飾り付き街路灯1によれば、灯具用電気配線21〜23が電気配線用空配管71、チューブ用空配管8、及び発泡樹脂9により潅水用チューブ30から隔離され、灯具用電気配線24〜26が電気配線用空配管72、チューブ用空配管8、及び発泡樹脂9により潅水用チューブ30から隔離される。従って、上記図1及び図2(a)(b)(c)の構成と同様に、潅水用チューブ30が破損して潅水用チューブ30から漏水した場合でも、灯具用電気配線21〜26に水が流れ込むことがなく、灯具用電気配線21〜26の電気的絶縁性を保つことができる。また、上記図1及び図2(a)(b)(c)の構成と同様に、発泡樹脂9の断熱効果により潅水用チューブ30の凍結による破損を防止できる。
【0028】
また、発泡樹脂9の断熱効果により電気配線用空配管71、72、及びチューブ用空配管8の管内側の結露を防止でき、電気配線用空配管71、72、及びチューブ用空配管8の錆や腐食による損傷を防止できる。さらに、発泡樹脂9により電気配線用空配管71、72、及びチューブ用空配管8が固定されるため、電気配線用空配管71、72、及びチューブ用空配管8への振動、衝撃、揺れ等の影響を緩和でき、電気配線用空配管71、72、及びチューブ用空配管8の疲労による損傷を防止できる。
【0029】
図4は、花飾り付き街路灯1のさらに別の構成例を示す。この花飾り付き街路灯1は、灯具用電気配線21〜26を潅水用チューブ30から隔離する隔離部材として、上記図3の構成における2つの電気配線用空配管71、72に代えて、1つの電気配線用空配管73を備えている。
【0030】
電気配線用空配管73は、例えば鋼管から成っている。潅水用チューブ30は、上記図3の構成と同様である。発泡樹脂9は、チューブ用空配管8、及び電気配線用空配管73の周囲間隙に充填されている。
【0031】
灯具用電気配線21〜26は、電気配線用空配管73内に通すことにより、支柱体4内に配設される。潅水用チューブ30は、上記図3の構成と同様に、チューブ用空配管8内に通すことにより、支柱体4内に配設される。花飾り付き街路灯1の他の構成については、上記図3の構成と同様である。
【0032】
このような構成の花飾り付き街路灯1によれば、灯具用電気配線21〜26が電気配線用空配管73、チューブ用空配管8、及び発泡樹脂9により潅水用チューブ30から隔離される。従って、上記図3の構成と同様に、潅水用チューブ30が破損して潅水用チューブ30から漏水した場合でも、灯具用電気配線21〜26に水が流れ込むことがなく、灯具用電気配線21〜26の電気的絶縁性を保つことができる。また、上記図3の構成と同様に、発泡樹脂9の断熱効果により潅水用チューブ30の凍結による破損を防止できる。
【0033】
また、発泡樹脂9の断熱効果により電気配線用空配管73、及びチューブ用空配管8の管内側の結露を防止でき、電気配線用空配管73、及びチューブ用空配管8の錆や腐食による損傷を防止できる。さらに、発泡樹脂9により電気配線用空配管73、及びチューブ用空配管8が固定されるため、電気配線用空配管73、及びチューブ用空配管8への振動、衝撃、揺れ等の影響を緩和でき、電気配線用空配管73、及びチューブ用空配管8の疲労による損傷を防止できる。
【0034】
図5は、花飾り付き街路灯1のさらに別の構成例を示す。この花飾り付き街路灯1は、灯具用電気配線21〜26を潅水用チューブ30から隔離する隔離部材として、上記図4の構成におけるチューブ用空配管8に代えて、仕切板81を備えている。
【0035】
仕切板81は、上記図2(a)(b)(c)の構成における仕切板7と同様の構成である。電気配線用空配管73は、上記図4の構成と同様であり、仕切板81により2分された一方の側に配設されている。発泡樹脂9は、仕切板81により2分された一方の側(電気配線用空配管73が配設されている側)において、電気配線用空配管73の周囲間隙に充填されている。
【0036】
灯具用電気配線21〜26は、上記図4の構成と同様に、電気配線用空配管73内に通すことにより、支柱体4内に配設される。潅水用チューブ30は、仕切板81により2分された他方の側(電気配線用空配管73が配設されていない側)の空間内に通すことにより、支柱体4内に配設される。すなわち、仕切板81と支柱体4の一部により、潅水用チューブ30を通すためのチューブ用空配管が構成されている。花飾り付き街路灯1の他の構成については、上記図4の構成と同様である。
【0037】
このような構成の花飾り付き街路灯1によれば、灯具用電気配線21〜26が電気配線用空配管73、仕切板81、及び発泡樹脂9により潅水用チューブ30から隔離される。従って、上記図4の構成と同様に、潅水用チューブ30が破損して潅水用チューブ30から漏水した場合でも、灯具用電気配線21〜26に水が流れ込むことがなく、灯具用電気配線21〜26の電気的絶縁性を保つことができる。また、上記図4の構成と同様に、発泡樹脂9の断熱効果により潅水用チューブ30の凍結による破損を防止できる。
【0038】
また、発泡樹脂9の断熱効果により電気配線用空配管73の管内側、及び仕切板81の結露を防止でき、電気配線用空配管73、及び仕切板81の錆や腐食による損傷を防止できる。さらに、発泡樹脂9により電気配線用空配管73、及び仕切板81が固定されるため、電気配線用空配管73、及び仕切板81への振動、衝撃、揺れ等の影響を緩和でき、電気配線用空配管73、及び仕切板81の疲労による損傷を防止できる。
【0039】
図6は、花飾り付き街路灯1のさらに別の構成例を示す。この花飾り付き街路灯1は、上記図1の構成における2つの灯具取付部5a、5bに代えて、1つの灯具取付部5cを備えている。すなわち、この花飾り付き街路灯1は、1つの灯具2が取付けられる1灯型の街路灯である。また、花飾り付き街路灯1は、上記図1の構成における2つの花飾り部6a、6bに代えて、1つの花飾り部6cを備えている。花飾り付き街路灯1の他の構成については、上記図1及び図2(a)(b)(c)の構成と同様である。花飾り付き街路灯1は、このような構成であってもよい。
【0040】
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られず、種々の変形が可能である。例えば、仕切板7、81は、鋼板に限られず、鋼以外の材質の板状部材であってもよく、チューブ用空配管8及び電気配線用空配管71、72、73は、鋼管に限られず、塩化ビニル管であってもよく、また鋼や塩化ビニル以外の材質の管状部材であってもよい。発泡樹脂9は、発泡ウレタンに限られず、他の材質であってもよい。
【0041】
また、本発明は、2つの灯具2が取付けられる2灯型の花飾り付き街路灯や、1つの灯具2が取付けられる1灯型の花飾り付き街路灯に限られず、3つ以上の灯具が取付けられる多灯型の花飾り付き街路灯にも適用可能である。また、花飾り3が3箇所以上に附設される花飾り付き街路灯にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の一実施形態に係る花飾り付き街路灯の構成を示す側面図。
【図2】(a)は同花飾り付き街路灯の支柱体の内部構造を示す部分拡大した側断面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は(a)のB−B線断面図。
【図3】同花飾り付き街路灯の別の構成を示す図2(a)のA−A線断面に相当する断面図。
【図4】同花飾り付き街路灯のさらに別の構成を示す図2(a)のA−A線断面に相当する断面図。
【図5】同花飾り付き街路灯のさらに別の構成を示す図2(a)のA−A線断面に相当する断面図。
【図6】同花飾り付き街路灯のさらに別の構成を示す側面図。
【符号の説明】
【0043】
1 花飾り付き街路灯
2 灯具
3 花飾り
4 支柱体
4a、4b 給水用開口
4c 排水口
4d スイッチ操作用開口
4e 蓋
5a、5b、5c 灯具取付部
6a、6b、6c 花飾り部
7 仕切板
8 チューブ用空配管
9 発泡樹脂
21〜26 灯具用電気配線
27 電気器具
28 スイッチ
30 潅水用チューブ
50 ジョイントボックス
71、72、73 電気配線用空配管
81 仕切板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筒状の支柱体と、照明用の灯具が取付けられる前記支柱体に設けられた灯具取付部と、美観用の植物が附設される前記支柱体に設けられた花飾り部とを備え、前記灯具取付部へ電力を供給するための灯具用電気配線及び前記花飾り部へ水を供給するための潅水用チューブが前記支柱体内に配設される花飾り付き街路灯において、
前記支柱体内に設けられた、前記灯具用電気配線を通すための電気配線用空配管と、
前記支柱体内に設けられた、前記潅水用チューブを通すためのチューブ用空配管と、
前記電気配線用空配管及び前記チューブ用空配管の周囲間隙に充填された発泡樹脂とを備えることを特徴とする花飾り付き街路灯。
【請求項2】
前記電気配線用空配管は、前記支柱体と該支柱体内に設けられた仕切板とにより構成されていることを特徴とする請求項1に記載の花飾り付き街路灯。
【請求項3】
前記チューブ用空配管は、前記支柱体と該支柱体内に設けられた仕切板とにより構成されていることを特徴とする請求項1に記載の花飾り付き街路灯。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−338962(P2006−338962A)
【公開日】平成18年12月14日(2006.12.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−160502(P2005−160502)
【出願日】平成17年5月31日(2005.5.31)
【出願人】(390004282)
【Fターム(参考)】