説明

苗の育成容器

【課題】苗を植えつける際に肥料を早く持続的に吸収させるための容器を提供する。
【解決手段】腐葉土と赤玉土に緩行性肥料を加えて混ぜ合わせた用土と、布海苔を水に浸した後煮汁を作り冷ました汁を前記の用土へ加えて、粘土状になるよう混ぜ合わせて乾燥させた容器。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、苗を植え付ける際に肥料を早く持続的に吸収させるための容器に関する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
耕した土壌へ化成肥料を蒔いた直後に苗を植えつけた場合、化成肥料によって苗の根が肥料やけとなり根の機能が衰え成長を悪くする場合により枯れてしまう。
【0003】
石油製品又は、紙で作られた種蒔の容器は、植え替えする際にその容器を取り外す作業がありますまた、リサイクルしない場合は、ゴミとして廃棄処分します。
【0004】
土壌を耕し肥料を土壌全体にバラ蒔きすることによって苗の根が伸びていない土壌の肥料が雑草の根から吸収されされる。
【0005】
花木への追肥は、根の周り数カ所に穴を掘って粒状又は、顆粒の肥料をそのまま土に埋めるため雨水により肥料が下に流され持続性がない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記目的を達成するために腐葉土と赤玉土と緩行性肥料を混ぜた用土に布海苔の煮汁を加え乾燥させた本発明の容器を使用することにより肥料が根の外側全体で吸収しやすくした形状の容器です。
【0007】
プランターや花壇へ本発明の容器に苗を入れて植え付けした場合には、雑草が吸収する肥料が少ないため、雑草の成長を遅らせることができまた、抑えられます。
【0008】
また、材質が石油製品及び紙を使用しない容器のため土に埋め込んだ際には、容器自体が土となるため掘り出してゴミとして廃棄する必要がありません。
【0009】
花木の根の周りに穴を掘って追肥する際、本発明の容器の材料で中に緩行性肥料が入った肥料団子を掘った穴に入れて肥料が雨水で下に流れるのを遅延させる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の容器は、苗を入れて土壌へ植え付ける場合事前に化成肥料をバラ蒔かないで容器に入れて植え付けするため土壌に肥料をバラ蒔きする必要が無く、雑草の成長を鈍くすることができます。
【0011】
本発明の種蒔き用の容器で発芽させて苗を育てて移植する場合四角又は円形に仕切った部分を分離してその容器を付けて植え付けることができます。
【0012】
本発明の肥料団子を花木の根の周囲に穴を掘って埋めることによりカプセル状であるため通常の肥料を埋めた時と比較して持続性がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。
【0014】
図においては、1は容器の底に2の穴をあける形状。3は、1の容器を左右に2分割した形状の容器で、4は1の容器に穴をあけた形状の容器で、5は1の容器の下部にスリットを入れた形状の容器です。
【0015】
6は1を作る時と同じ材料で四角形の仕切りを作り7の仕切り線から容易分離できるように厚さを薄くします。8は分離した1個の容器です。
【0016】
9は1を作る時と同じ材料で円形の仕切りを作り10の仕切り線から容易分離できるように厚さを薄くします。11は分離した1個の容器です。
【0017】
12は1を作る時と同じ材料で団子の外側を作り、中に13の緩行性肥料を入れます。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明となる苗を入れて育てる容器の外観図
【図2】苗の根を左右から挟み込むように2分割した容器の外観図
【図3】容器全体に穴をあけた容器の外観図
【図4】容器の下部にスリットを入れた外観図
【図5】種蒔き用の容器で四角に仕切った容器の外観図
【図6】種蒔き用の容器で四角に仕切った容器を切り離した外観図
【図7】種蒔き用の容器で円形に仕切った容器の外観図
【図8】種蒔き用の容器で円形に仕切った容器を切り離した外観図
【図9】花木の追肥用に容器と同じ材料で団子の中に肥料を入れた断面図

【特許請求の範囲】
【請求項1】
腐葉土と赤玉土に緩行性肥料を加えて混ぜ合わせた用土と、布海苔を水に浸した後煮汁を作り冷ました汁を前記の用土へ加えて、粘土状になるよう混ぜ合わせて乾燥させた容器。
【請求項2】
布海苔の煮汁を用土へ加える際に、天草を水に浸した後煮汁を冷ました汁を同時に加えた請求項1記載の容器。
【請求項3】
容器の形状は、ビニールポットをした厚みのある形状と、それを2分割した形状と、小さな穴をあけた形状と、下部にスリットを入れた形状をした容器。
【請求項4】
浅い容器に四角又は、円形の仕切りの形状をして必要な時に仕切りを分離できるように切れ込み又は、点線のような穴を加工した容器。
【請求項5】
容器の中へ緩行性肥料を入れて団子の形状にした肥料団子ものと、厚みのある板状にした形状をしたもの。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−289465(P2008−289465A)
【公開日】平成20年12月4日(2008.12.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−164362(P2007−164362)
【出願日】平成19年5月27日(2007.5.27)
【出願人】(507207878)
【出願人】(507207889)
【Fターム(参考)】