説明

英語学習に供される記録媒体

【課題】簡略な辞書ないし記録媒体によって、英単語の綴り字からではなく、発音に伴う口唇と舌を示す口の開け方から語意を知ることを可能とする学習媒体を提供する。
【解決手段】記録媒体は、文字、図形、記号を含み、1つの英単語に関する多要素を横方向に配置し、各単語の同類要素を縦方向に配置した表構成を有し、前記各要素は、少なくとも、以下の要素1〜6を有する英語学習に供される記録媒体。要素1:英単語の子音又は母音の綴り字(スペル)表示、要素2:上記綴り字表示の子音又は母音の国際発音記号(IPA)表示、要素3:上記発音記号を発音するときの口唇と舌の位置を示す口の開け方を図示化した解説図表示、要素4:上記発音記号が表す意味表示、要素5:要素2の発音記号が適用される英単語例の綴り字表示、要素6:前記要素3の解説図表示に関する解説文表示、によって構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、英語学習に供される記録媒体に関し、詳しくは、英単語の発音を表す発音記号によって、その英単語の意味を理解することができる英語学習に供される記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
コンピュータを使った教育用システムによって、検索する英単語の発音記号列に対応する英単語綴り字を検索する方法(特許文献1参照)、及び英単語の発音からその英単語のスペルを検索するに際し、音感が近いものをより近くに配置する統一的方法を基準にした、英単語出力を行うための発音索引の作成方法(特許文献2)に示されるように、発音記号に着目した英語教育用システムが知られている。
【0003】
一方、英単語の基本音声(母音音素、子音音素、アクセント音素)の国際発音記号(IPA)表記を要素1とし、英語音声のIPA表記から子音音素を抽出し、ローマ字へ転記したものを要素2とし、英単語の綴り字(スペル)を要素3とし、英語の対訳語(日本語、その他の言語の対訳語)を要素4とし、これら要素1〜4の並べ基準第1〜第4を規定し、発音を手掛かりにして段階的に発音記号で辞書を引くことができる対訳辞書(特許文献3参照)が知られている。
【0004】
これら特許文献1〜3のいずれも、対訳辞書類の範疇に止まり、英単語の綴り字、語意を知るには、その都度、発音記号による英単語毎に辞書を引くなり、コンピュータ操作する必要を含む記録媒体の整理が必要であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開昭61−265633号
【特許文献2】特開2002−328938号
【特許文献3】特許第4232957号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、簡略な辞書ないし記録媒体によって、英単語の綴り字からではなく、発音に伴う口唇と舌を示す口の開け方から語意を知ることを可能とする英語学習に供される記録媒体を明らかにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記本発明の課題は、下記の手段により達成される。
1.英語は綴り字が意味を表すのではなく、発音に伴う口唇と舌の位置を示す口の開け方が意味を表し、それを記号化したものが発音記号であることを学習する英語学習に供される記録媒体において、
この記録媒体は、文字、図形、記号を含み、
1つの英単語に関する多要素を横方向に配置し、各単語の同類要素を縦方向に配置した表構成を有し、
前記各要素は、6つ以上の要素からなり、少なくとも、
要素1:英単語の子音又は母音の綴り字(スペル)表示、
要素2:上記綴り字表示の子音又は母音の国際発音記号(IPA)表示、
要素3:上記発音記号を発音するときの口唇と舌の位置を示す口の開け方を図示化した
解説図表示、
要素4:上記発音記号が表す意味表示、
要素5:要素2の発音記号が適用される英単語例の綴り字表示、
要素6:前記要素3の解説図表示に関する解説文表示、
を含み、
前記要素1は、第1列に配置されてあり、
前記要素5は、前記第1列に合わせて若しくは第1列と第2列とに分けて配置又は上記表構成の外に加えて表示してあり、
前記要素2から4は、この順序で横方向に配置してあり、
前記要素6は、前記要素3の表構成中に又は表構成外に表示してあり、この解説文は、下記子音又は母音の概念論拠に基づく意味表示である、
ことを特徴とする英語学習に供される記録媒体。
但し、下記子音又は母音の概念論拠における[ ]で閉じられた文字は、下記表1に示すように国際発音記号(IPA)を表す。

<子音の概念論拠>
(1)太陽:子音の国際発音記号の[b]、[d]、[h]、[s]、[r]、[t]、[l]、[9]は、太陽と熱と光に関する意味を表し、
(2)水平線:子音の国際発音記号の[l]は、水平線、線、平面、水に関する意味を表し、
(3)月:子音の国際発音記号の[m]、[d3]は、月とほのかな光、喜びに関する意味を表し、
(4)火:子音の国際発音記号の[b]、[f]は、火に関する意味を表し、
(5)波・水:子音の国際発音記号の[w]、[l]は、波、水に関する意味を表し、
(6)力:子音の国際発音記号の[∫]、[t∫]、[d3]、[k]、[v]は、力に関する意味を表し、
(7)風・火:子音の国際発音記号[f]は、風、火に関する意味を表し、
(8)方向:
(8−1)子音の国際発音記号の[r]は、「上に向かう」方向に関する意味を表し、
(8−2)子音の国際発音記号の[w]、[s]、[n]、[r]、[v]は、回転、変化に関する意味を表し、
(8−3)子音の国際発音記号の[d]は、「下に向かう」方向に関する意味を表し、
(8−4)子音の国際発音記号の[t]は、じっとしている状態を表す「滞」に関する意味を表し、
(8−5)子音の国際発音記号の[m]、[d3]は、合流、結合、増加に関する意味を表し、
(8−6)子音の国際発音記号の[p]、[f]は、「生じる」、「前に、先に現れる」に関する意味を表し、
(8−7)子音の国際発音記号の[k]は、「くっつく」、「近づく」に関する意味を表し、
(8−8)子音の国際発音記号の[f]、[9]は、「離れる」、「進む」に関する意味を表す。

<母音の概念論拠>
母音とは、目的、目標までの空間、隔たり、距離を刻む太陽の軌道を意味し、口を大きく開ければ開けるほど、目的とする、意図する、目標とするまでに時間がかかり、距離があり、隔たりがあり、空間があることを意味する。

【表1】

【0008】
2.前記要素3及び要素6が、
前記要素6の基礎となる「子音の概念論拠」が、太陽に関する意味を有する子音の国際発音記号[b]、[d]、[h]、[s]、[r]、[t]、[l]又は[9]である場合、
下記(1−1)〜(1−8)であることを特徴とする請求項1に記載の英語学習に供される記録媒体。

(1−1)国際発音記号[b]の場合
前記要素3の解説図表示が、『縦長の楕円形の中に横長の楕円形が包含され、中心水平線が引かれ、その中心水平線の上左側と下右側とに太陽を示す図形があり、その図形が時計回りに移動する旨を示す矢印が引かれた図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[b]の発音は、ハァーという吐く息を出しながら両唇をしっかり閉じて吐く息の溜めを一気に外に出して[b]と発音する。[b]は、東から
昇る太陽を表し、同時に西に沈む太陽を表す。口全体を太陽の軌道とすると、両唇を完全に閉じた状態を[b]といい、口内の内圧が高まって、我慢できるだけ我慢することを表し、真っ暗な闇の意味を象徴し、「吐く息を堪える」を意味する。』旨の表示であること。

(1−2)国際発音記号[d]の場合
前記要素3の解説図表示が、『口を大きく開け、舌先を一番上の歯の後の付け根の部分につけた横顔の図であって、[d]の記号が併記され、舌先を下に向かって下ろす様子を示す矢印が付された図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[d]の発音は、ハァーと吐く息を出しながら口を縦に開け、舌先を一番上の歯の後の付け根の部分につけて、そこから舌先を蹴って、下ろして[d]と発音する。[d]は、子午線から下、水平線から下の方向を意味する太陽を表し、「下に」、「暗くなる」、「精神的に滅入る」、「危険」を意味する。』旨の表示であること。

(1−3)国際発音記号[h]の場合
前記要素3の解説図表示が、『息を口からハァーと吐く様子を表した横顔図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[h]の発音は、ハァーという吐く息そのものであり、腹式呼吸では息を吐きながら単語を発音するので、無声音といっても吐く息が伴うので、英語の音は[h]がベースといっても過言ではない。』、
『[h]は、吐く息を意味し、比喩的に「熱」、「太陽」を意味し、東から太陽が昇るときから「光を放つ」、「外に強い力で放つ」を意味し、喜び、祝福、名誉を授かる」、「手」、「すでに与えられている」を意味する。』旨の表示であること。

(1−4)国際発音記号[s]の場合
前記要素3の解説図表示が、『太陽を表す図形の中心水平線に沿って上下の口唇を表すと共に、中心水平線の左端から右端に向け、太陽を表す円形の上半円周に沿って矢符表示し、そのまま右端から左端に向け下半円周に沿って矢符表示し、かつ、前記中心水平線と上半円周矢符線と下半円周矢符線とによる[s]の記号を併記した図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[s]の発音は、ハァーと吐く息だけ出しながら上下の歯を噛み合わせて、その間から[s]と発音する無声音(吐く息だけの音)であり、その舌の位置は上下の歯の真中において発音する。[s]の太陽は上下の歯を噛み合わせて[s(ス)]と発音するとき、水平線を中心とした太陽を表すので、太陽が出るときと沈むときの位置が水平線の左右に分かれ相対向して「並ぶ」、その結果、「似通った」を意味し、「対面方向」、「分かれる」、「分かれて存在する」を意味するだけでなく、太陽が「沈む」、「下に進む」、「下に進める」、「水の中に入る」、「浸す」、「鎮める」も意味する。』旨の表示であること。

(1−5)国際発音記号[r]の場合
前記要素3の解説図表示が、『太陽の図形に見立てた口がハァーと吐く円形に開くと共に、舌が口蓋につかないように左から右方向へ丸く内側に巻かれた口蓋、口唇、舌の線表示であり、かつ、この線表示の舌と口唇(鎖線)で表現される[r]の記号を併記した図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[r]の発音は、ハァーと吐く息を出しながら口を縦に一杯一杯開けて、下を口蓋につけないように丸く内側に巻いて発音する。[r]は下を内側に丸く巻いて発音するので「太陽が回転する」、「丸いもの」、「変わる」、「変える」、「変化する」、「運ぶ」、「もたらす」を表す太陽である。』旨の表示であること。
(1−6)国際発音記号[t]の場合
前記要素3の解説図表示が、『太陽の図形に見立てた口がハァーと吐くときに円形に開
くと共に、舌先が前歯の後の歯の付け根の所にピーンと張っている口蓋、舌の線表示であり、かつ、この舌と前歯で表現される[t]の記号を併記した図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[t]の発音は、ハァーと吐く息を出しながら舌先を前歯の後の歯の付け根の所に下からピーンと張るようにつけて[t]と発音する。[t]の意味は「立つ」、「建てる」、比喩的に「子午線」、「存在する」、「ピーンと張る」などを表す太陽である。』、
『[t]の意味は、「時」を刻み、子午線の位置に来ることを象徴し、「上に」、「先に」、「頂点」、「高い所」、比喩的に「高い音色」を意味する。』旨の表示であること。

(1−7)国際発音記号[l]の場合
『語頭にくる[l]』と『語尾にくる[l]』旨のタイトル表示によって、表構成が分離され、
前者について、前記要素3の解説図表示が、『口を大きく開け、舌先を上前歯の裏の付け根の部分につけた横顔の図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[l]の発音は、ハァーという吐く息を出しながら舌先を[t]、[d]と同じく上の歯の裏側の付け根のところにつけたまま[l(ル)]と発音する。[l]の意味は、舌の位置が一番高いところにあり、ピーンと張り詰めた位置から「力を緩める」、そして「下方向に向かう」から「力を緩める」、「力が緩む」、その結果「横たえる」、「横たわる」、「長い体をなす」、「長い」を意味する。』旨の表示であり、
後者について、前記要素3の解説図表示が、『口を大きく開け、舌先を上前歯の裏の付け根の部分につけ、舌をピーンと伸ばした様子を表す横顔の図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[l]の発音は、舌先を上の前歯の真後ろにしっかりと[t]、[d]よりやや長くつけ[l(ル)]と発音する。[l]の意味は、水平線、線状のもの、地平線、水平線の端から端まで、太陽が東から昇り西に沈み、また水平線に達するまで「全体」、「丸くなったもの」、「まとめたもの」、「丸いもの」を表す。』旨の表示であること。

(1−8)国際発音記号[9]の場合
前記要素3の解説図表示が、『[9]の記号を口に擬えた横顔であって、[9]の記号を下から上へ押すような矢印が付された図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[9]の発音は、ハァーという吐く息を出しながら、喉のところでハァーと吐く息にブレーキをかけ、吐く息を抑えるので濁音になる。[9]の意味は、神から与えられた「光るもの」、「大地」、「手で握る」、「押さえる」、「小さくする」、「与えられる喜び」、「感謝」、「楽しみ」を意味し、「小さい」を意味する。』旨の表示であること。
【0009】
3.前記要素3及び要素6が、
前記要素6の基礎となる「子音の概念論拠」が、水平線に関する意味を有する子音の国際発音記号[l]である場合、
下記であることを特徴とする請求項1に記載の英語学習に供される記録媒体。

前記要素3の解説図表示が、『口を大きく開け、舌先を前歯の裏側の付け根の所に下からピーンと張るようにつけた様子を表した横顔図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[l]の発音は、ハァーと吐く息を出しながら舌を[t]と同じ位置にピーンと張り、[l(ル)]と発音する。[l]の意味は、「水平線」、「平らなところ」、「横の線」、「線状のもの」を表し、[t]が「立つ」、「建てる」という縦の線を意味する対比上、容易に区別される。』旨の表示であること。
【0010】
4.前記要素3及び要素6が、
前記要素6の基礎となる「子音の概念論拠」が、月に関する意味を有する子音の国際発音記号[m]又は[d3]である場合、
下記(3−1)〜(3−2)であることを特徴とする請求項1に記載の英語学習に供される記録媒体。

(3−1)子音の国際発音記号[m]の場合
前記要素3の解説図表示が、『太陽が西の水平線に沈む一方で、月が東から昇る様子を表した図』、『唇を正面から観察した図であって、上唇を[m]の記号に擬えて描かれた図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[m]の発音は、ハァーという吐く息を力を入れて上唇と下唇とを完全に閉じ、すべてを鼻にかけ吐く息が口から一切漏れないように力を入れるので「力」の意味を象徴し、[m]は太陽の光の反射と考えられ、太陽が西に沈む頃に東から月が昇るのを表すので、太陽が水平線から沈んでからを表す。[m]は5つの意味を有しており、1つ目の「月が昇る」という意味では水平線、地平線を含むそれから上にという意味と同時に、2つ目の「水平線下に太陽が沈む」を象徴し、発音の際に力を入れることから3つ目の「力」、「圧する」、「縛る」、「くっつける」、「固める」、「形にする」を意味する。4つ目は、吐く息は鼻から出るので、外に言いたい事を言えない事から「心に留める」、「気にする」、「執着する」、「思う」、「思いを募らせる」、「留まる」を意味する。5つ目は、[m]の発音は、両唇を閉じるところから言いたい事が言えない状態が続くから「溜まる」、「維持する」、「思いを募らせる」を意味する。』旨の表示であること。

(3−2)国際発音記号[d3]の場合
前記要素3の解説図表示が、『太陽を表す楕円形が、ほのかな光を放っている様子を示す図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[d3]の発音は、唇を前に尖らせて、上下の歯と歯とを閉じた位置からやや口を縦に開けて、舌の位置は上下の歯と歯との中間よりやや下にずらした位置で[d3(ジ)]と発音する。[d3]の意味は、太陽を表す子音が光を象徴するのに対して、太陽とは違ってほのかな光を表し、ハァーという吐く息を口に窄めて圧するので、「力」の意味を象徴し、「戦う」、「競う」、「制する」を意味する。』旨の表示であること。
【0011】
5.前記要素3及び要素6が、
前記要素6の基礎となる「子音の概念論拠」が、火に関する意味を有する子音の国際発音記号[b]又は[f]である場合、
下記(4−1)〜(4−2)であることを特徴とする請求項1に記載の英語学習に供される記録媒体。

(4−1)国際発音記号[b]の場合
前記要素3の解説図表示が、『吐く息の溜めを一気に外に出して[b]と発音する様子を表す横顔図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[b]の発音は、ハァーという吐く息を出しながら両唇をしっかり閉じて吐く息の溜めを一気に外に出して[b]と発音する。[b]の意味は、「爆発する」、「炎上する」、「燃える」、「煮る」、「沸騰させる」、「焦がす」など「火」を意味する。』旨の表示であること。

(4−2)国際発音記号[f]の場合
前記要素3の解説図表示が、『ハァーと吐く息を出しながら上の歯で下唇を軽く摩擦させて[f]を発音する様子を表す横顔図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[f]の発音は、ハァーと吐く息を出しながら上の歯で下唇を軽く摩擦させて出す音なので、「風」を意味する。』旨の表示でであること。
【0012】
6.前記要素3及び要素6が、
前記要素6の基礎となる「子音の概念論拠」が、波・水に関する意味を有する子音の国際発音記号[w]又は[l]である場合、
下記(5−1)〜(5−2)であることを特徴とする請求項1に記載の英語学習に供される記録媒体。

(5−1)国際発音記号[w]の場合
前記要素3の解説図表示が、『顔面を正面から描いた図であって、口を大きく開き、唇に波打つようなしわが寄っている様子を表す図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[w]は、口を丸く突き出した位置から口を開く唇の格好が、波打つように唇にしわを寄せるので、[w]は、丸くなっているもの、回転運動の意味を象徴し、「風」、「雨」、「水」、「重み」を表す。』旨の表示であること。

(5−2)国際発音記号[l]の場合
前記要素3の解説図表示が、『垂直に立てられた線状のものが、徐々に傾きながら水平に倒れる様子を表す図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[l]の発音は、ハァーと吐く息を出しながら舌を[t]と同じ位置にピーンと張り、[l(ル)]と発音する。[l]は、舌先を上の歯の裏側の付け根の位置に真っ直ぐつけることから、「線状のもの」を意味し、「地平線」、「湖」、「力が緩む」、「解ける」、「水」、「液状のもの」を意味する。』旨の表示であること。
【0013】
7.前記要素3及び要素6が、
前記要素6の基礎となる「子音の概念論拠」が、力に関する意味を有する子音の国際発音記号[∫]、[t∫]、[d3]、[k]又は[v]である場合、
下記(6−1)〜(6−5)であることを特徴とする請求項1に記載の英語学習に供される記録媒体。

(6−1)国際発音記号[∫]の場合
『語頭にくる[∫]』と『語尾にくる[∫]』旨のタイトル表示によって、表構成が分離され、
前者について、前記要素3の解説図表示が、『口唇の形が左・右の矢符で示される力によって押圧され、縦長の二重楕円を表した図と、この図の左・右の矢符を受ける平行線を加えた図と、この平行線を加えた図を90度回転させた図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[∫]の発音は、唇を前に尖らせて、思い切り口を丸くして、[∫(シ)]と発音する。[∫]の意味は、「圧する」、「こする」、「剃る」、「磨く」、「輝かせる」があり、その結果「縮む」、「浅い」、比喩的に「冷たく感じる」という力に関する意味を有する。』旨の表示であり、
後者について、前記要素3の解説図表示が、『横視した顔の口が縦長に大きく開き、前方に向かう上下2本の矢符で表される吐く息の力が表現された図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『唇を前に尖らせて、思い切り口を丸くして、∫(シ)]と発音する。[∫]の意味は、「押し流してしまう」、「押し出す」、「素早く他に渡してしまう」、「渡す」、「勢いよく外に、他に追いやってしまう」、「力で放つ」、「近づけない」を表す。』旨の表示であること。

(6−2)国際発音記号[t∫]の場合
『語頭にくる[t∫]』と『語尾にくる[t∫]』旨のタイトル表示によって、表構成
が分離され、
前者について、前記要素3の解説図表示が、『正面視した顔の口が縦長に大きく開き、口が二重の縦長楕円形で表され、この縦長楕円形を左右から矢印で挟みこみ、縦長楕円形の中に[t∫]の記号が記載された図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[t∫]の発音は、ハァーという吐く息を出しながら口を丸く前に突き出し、[t∫(チ)]と発音する。[t∫]の意味は、唇の両方に圧力を加えたようになるので、「圧する」、「絞る」、「縮む」、比喩的に「気温が下がる」、「目を細める」、「細くて長いもの」、「先が尖る」、「小さい」、「固める」を意味する。』旨の表示であり、
後者について、前記要素3の解説図表示が、『縦長楕円形から矢印が付され、この矢印が指し示す方向に”ch−”のスペルが付された縦長楕円形が表された図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[t∫]の発音は、ハァーという吐く息を出しながら両唇を丸めて前に突き出し、上下の歯と歯とをくっつけて、下の歯の方が上の歯よりもほんの少しだけ前の方にくるようにして[t∫(チ)]と発音する。[t∫]の意味は、「至る」、「導く」、「達する」、「受け止める」を意味する。』旨の表示であること。

(6−3)国際発音記号[d3]の場合
『語頭にくる[d3]』と『語尾にくる[d3]』旨のタイトル表示によって、表構成が分離され、
前者について、前記要素3の解説図表示が、『口唇を表した図であって、口唇が左右から圧せられる様子を示す図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[d3]の発音は、唇を前に尖らせて、上下の歯と歯とを閉じた位置からやや口を縦に開けて、下の位置は上下の歯と歯との中間よりやや下にずらした位置で[d3(ジ)]と発音する。[d3]の意味は、太陽を表す子音が光を象徴するのに対して、太陽とは違ってほのかな光を表し、ハァーという吐く息を口に窄めて圧するので、「力」の意味を象徴し、「戦う」、「競う」、「制する」を意味する。』旨の表示であり、
後者について、前記要素3の解説図表示が、『口唇を表した図であって、口唇が左右から圧せられる様子を示す図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[d3]の発音は、唇を前に尖らせて、上下の歯と歯とを閉じた位置からやや口を縦に開けて、下の位置は上下の歯と歯との中間よりやや下にずらした位置で、語頭にくる[d3]よりも圧力を加えて[d3(ジ)]と発音する。[d3]の意味は、発音する時、「圧力」を表すので、「まとめる」、「合わせる」、「加える」、「受け止める」、「囲う」、「整える」を意味する。』旨の表示であること。

(6−4)国際発音記号[k]の場合
『語頭にくる[k]』と『語尾にくる[k]』旨のタイトル表示によって、表構成が分離され、
前者について、前記要素3の解説図表示が、『水平線の位置で[k]と発音することを示す図であって、右に90度回転した[k]の記号が、横顔の口の位置に描かれた図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[k]の発音は、ハァーと吐く息を出しながら、口を縦に少し開け、その時、上下の歯と歯の隙間を少し開けた格好になり、両方の歯と歯との隙間で発音するので、ちょうど水平線の位置で[k]と発音する。語頭にくる[k]が有声音である場合は、口を丸く前に尖らせて、歯をむき出すところから、「角」、「先」、「鋭く突起しているもの又は場所」、「切る」、「切り捨てる」、「鎮める」、「静かな」、「刃を向ける」を意味する。』旨の表示であり、
後者について、前記要素3の解説図表示が、『矢印が壁に当たって跳ね返る様子と、矢印が壁に当たって止まる様子を示す図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[k]の発音は、ハァーと吐く息を急に止めるので、「
止める」、「止まる」、「留まる」、その結果「跳ね返る」、「後退する」、「跳ね返す」を意味する。』旨の表示であること。

(6−5)国際発音記号[v]の場合
前記要素3の解説図表示が、『上前歯で下唇を強く噛んだ横顔を示す図であって、喉から口を通って口の外に出る吐く息の流れを表した図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[v]の発音は、ハァーという吐く息を出しながら下唇を[f]よりも強く噛んで勢いよく発音する。[f]が吐く息だけの摩擦音であるのに対して、[v]は破裂音である。[v]は、V字状に口と眼とを結ぶ線の位置から、「目」、「確かな目」、「価値」、「村」を意味する。』旨の表示であること。
【0014】
8.前記要素3及び要素6が、
前記要素6の基礎となる「子音の概念論拠」が、風・火に関する意味を有する子音の国際発音記号[f]である場合、
下記であることを特徴とする請求項1に記載の英語学習に供される記録媒体。

『語頭にくる[f]』と『語尾にくる[f]』旨のタイトル表示によって、表構成が分離され、
前者について、前記要素3の解説図表示が、『ハァーという吐く息を出しながら上の歯で下唇を軽く押さえて摩擦をさせて[f]と発音する様子を表す横顔図であって、吐いた息によって物体が吹いて飛ぶ様子を表した図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[f]の発音は、ハァーという吐く息を出しながら上の歯で下唇を軽く押さえて摩擦をさせて[f]と発音するので、「フゥ」という吐く息だけを出す音なので比喩的に「風」を表し、「上に浮かぶ」、「中身のない」、「飛ぶ」、「浮ついた」、「地に着かない」、「落ち着きのない」、「はしゃぐ」、「吹いて飛ぶような」、「嘘」、「気まぐれ」、「本心でない」、「信じられない」などを表す。』、
『[f]は、「表れる」の意味から、「表、前、表面を表す」、「姿」、「形」、「数字」を表す。』旨の表示であり、
後者について、前記要素3の解説図表示が、『ハァーという吐く息を出しながら上の歯で下唇を軽く押さえて摩擦をさせて[f]と発音する様子を表す横顔図であって、吐いた息によって物体が吹いて飛ぶ様子を表した図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『語尾にくる[f]の発音は、語頭にくる[f]の発音と同じであるが、[f]は、「吐く息を強く外に向ける」、「吹く」、「動物のうなり声」、「生物」、「生命」、その結果「多様なものと関わり合う」、「多様に使う、使われる」を意味する。』旨の表示であること。
【0015】
9.前記要素3及び要素6が、
前記要素6の基礎となる「子音の概念論拠」が、方向(上に向かう)に関する意味を有する子音の国際発音記号[r]である場合、
下記であることを特徴とする請求項1に記載の英語学習に供される記録媒体。

前記要素3の解説図表示が、『円形の弧上に矢印が付され、回転する様子を示した図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[r]の発音は、ハァーと吐く息を出しながら口を縦に一杯一杯開けて、下を口蓋につけないように丸く内側に巻いて発音する。[r]は、太陽が東から昇り、「上に向かう」、子午線を通り、「回転し」、「下に向かう」、そして「上に向ける」という回転を意味するが、「上下する」という意味で「主に上に向かう」の意味で用いる。』旨の表示であること。
【0016】
10.前記要素3及び要素6が、
前記要素6の基礎となる「子音の概念論拠」が、方向(回転、変化)に関する意味を有する子音の国際発音記号[w]、[s]、[n]、[r]又は[v]である場合、
下記(8−2−1)〜(8−2−5)であることを特徴とする請求項1に記載の英語学習に供される記録媒体。

(8−2−1)国際発音記号[w]の場合
前記要素3の解説図表示が、『口を丸く突き出し、唇が波打つ様子を表した「w」の記号が付された横顔図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[w]の発音は、口を丸く突き出した位置から口を開く唇の格好が、波打つように唇にしわを寄せて発音する。[w]は、口を丸く尖らせて発音するので、その姿から「丸いもの」、「回転する」を意味する。』旨の表示であること。
(8−2−2)国際発音記号[s]の場合
前記要素3の解説図表示が、『太陽を表す[s]が、東から昇って西に沈む様子を表す図であって、西に沈む太陽が「下方向に」、「下に沈む」、「水に浸かる」様子を表す図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[s]の発音は、ハァーと吐く息だけ出しながら上下の歯を噛み合わせて、その間から[s]と発音する無声音(吐く息だけの音)であり、その舌の位置は上下の歯の真中において発音する。[s]は、上の歯と下の歯とをくっつけた間から洩れる吐く息の音で口を閉じるときの音なので、太陽が東から昇るときの[s]と、太陽が西に沈むときの[s]とが、水平線上で時をおいて並ぶを意味し、この意味で[s]は、「2つの目」を意味する。そして、方向としては「東に沈む太陽」を意味するので、「下方向に」、「下に沈む」、「水に浸かる」を意味する。』旨の表示であること。
(8−2−3)国際発音記号[n]の場合
前記要素3の解説図表示が、『吐く息が喉から鼻を通って外に抜ける様子を示す横顔図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[n]の発音は、ハァーという吐く息を両唇で閉じ、鼻から吐く息を抜いて[n(ンヌ)]と発音する。[n]は、丁度、上の唇と下の唇とをしっかり合わせ、鼻に抜ける位置から太陽が東から昇り、西に沈む水平線から円運動を続ける「太陽」、「神」を表し、水面上、つまり「地平線」の位置、0、無、中和、その結果「必要とする」、「与える」を表す。』旨の表示であること。

(8−2−4)国際発音記号[r]の場合
前記要素3の解説図表示が、『太陽が時計回りの方向に回転する様子を表す図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[r]の発音は、ハァーという吐く息を出しながら口を縦一杯に開きながら、舌先を口蓋につけないようにくるりと内側に丸めて、[r(ア)]と発音する。[r]は、口を縦一杯に開けるので「太陽」が東から昇り、子午線の位置まで「昇る」、そして「子午線の位置からr状に回転する」、「めぐる」、「運ぶ」、「他に渡る」、「至る」を意味する。』旨の表示であること。

(8−2−5)国際発音記号[v]の場合
前記要素3の解説図表示が、『2つの矢印がV字型に上方向を指した態様で表され、その2つの矢印と交差する水平線が表され、2つの矢印の接点から回転しながら上に出てくる様子を表す図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[v]の発音は、ハァーという吐く息を出しながら下唇を上の歯で軽く噛んで[v]と発音する。その時、口の中で舌先を内側に巻いて発音するので、「内側から回転して外に出す(外に出る)」、「地中から根を張って上に出る」、「地中から外に出てくる」、「運ぶ」、「穴を開ける」、「空の」を表し、「軸を中心に大きく回転する」を意味し、「猛威」、「暴力」、「物凄い力」を意味する。』旨の表示であること。
【0017】
11.前記要素3及び要素6が、
前記要素6の基礎となる「子音の概念論拠」が、方向(下に向かう)に関する意味を有する子音の国際発音記号「d]である場合、
下記であることを特徴とする請求項1に記載の英語学習に供される記録媒体。

『語頭にくる「d]』と『語尾にくる「d]』旨のタイトル表示によって、表構成が分離され、
前者について、前記要素3の解説図表示が、『太陽が水平線に沈み、水平線下の闇に向かっていく様子を表した図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『「d]の発音は、ハァーという吐く息を出しながら口を縦に一杯一杯開けて、舌先を上の前歯の後ろの歯茎の付け根の部分にしっかり下に降ろす。[d]の意味は、「下に向かう」、「下方向に」を意味する。』旨の表示であり、
後者について、前記要素3の解説図表示が、『太陽が水平線に沈み、水平線下の闇に向かっていく様子を表した図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『語尾にくる[d]の発音は、舌先を前歯の後ろの付け根のところにつけて[d(ド)]と下方向に発音する。[d]は、「下に向かう」から太陽が西に沈む意味を象徴し、「力が減じる」、「差がつく」、「しおれる」、「寝る」、「悪い方向に向かう」、「死」を意味する。』旨の表示であること。
【0018】
12.前記要素3及び要素6が、
前記要素6の基礎となる「子音の概念論拠」が、方向(じっとしている状態を表す「滞」)に関する意味を有する子音の国際発音記号[t]である場合、
下記であることを特徴とする請求項1に記載の英語学習に供される記録媒体。

『語頭にくる[t]』と『語尾にくる[t]』旨のタイトル表示によって、表構成が分離され、
前者について、前記要素3の解説図表示が、『舌先を前歯の裏の付け根のところに下からピーンと張るようにつけた横顔図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[t]の発音は、ハァーと吐く息を出しながら舌先を前歯の後の歯の付け根の所に下からピーンと張るようにつけて[t]と発音する。[t]は、下から上に舌先を前歯の後ろの歯の付け根のところにつけるを意味し、日中の照射時間が比較的長く、舌先が上の歯の後ろの歯茎の付け根のところにしっかりつけたままの状態から「立つ」、「じっとしている」、「存在する」、「ピーンと張る」を意味する。舌先が一番高いところに達するところから、舌の意味を象徴し、「舌」、「舌を使って」を意味する。』旨の表示であり、
後者について、前記要素3の解説図表示が、『太陽の軌道を表す円形と、その円形の中心点で交差する十字が表され、その十字が[t]を表すことを示した図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『語尾にくる[t]の発音は、舌先を前歯の後ろの歯の付け根のところにピーンとつけて発音する。語尾に[t]がくる場合、舌先を一番高い所にやるので、「行き着くところまで行く」、「ある動作をしてしまう」、「隙間を埋める」、「動かない」という結果を表し、「置く」、「立ち止まる」、「・・・した状態」、「・・・する性質の」、「場所」を意味する。』旨の表示であること。
【0019】
13.前記要素3及び要素6が、
前記要素6の基礎となる「子音の概念論拠」が、方向(合流、結合、増加)に関する意味を有する子音の国際発音記号[m]又は[d3]である場合、
下記(8−5−1)〜(8−5−2)であることを特徴とする請求項1に記載の英語学習に供される記録媒体。

(8−5−1)国際発音記号[m]の場合
『語頭にくる[m]』と『語尾にくる[m]』旨のタイトル表示によって、表構成が分離され、
前者について、前記要素3の解説図表示が、『口を閉じ、吐く息が鼻にかかる様子を表した横顔図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[m]の発音は、ハァーと吐く息を出しながら、口を閉じ一気に鼻にかけ[m(ム)]と発音する。[m]の発音は、ハァーと言いながら両唇を合わせて閉じるので、「2つ」、「2人が1つになる」を意味する。』旨の表示であり、
後者について、前記要素3の解説図表示が、『口を閉じ、吐く息が鼻にかかる様子を表した横顔図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『語尾にくる[m]の発音は、語頭にくる[m]と同じであり、ハァーと吐く息を出しながら、口を閉じ一気に鼻にかけ[m(ム)]と発音する。語尾にくる[m]は、「力で抑える」、「制する」、「刷り込む」、「くっついているもの」、「閉ざす」、「固める」、比喩的に「姿、形にする」を意味する。』旨の表示であること。

(8−5−2)国際発音記号[d3]の場合
前記要素3の解説図表示が、『口を縦に開け、左右か唇を圧する様子を表す図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[d3]は、ハァーという吐く息を出しながら口を縦に少し開け、唇を前に丸く突き出し、上下の歯と歯とを噛み合わせ、舌を動かさないで、下の歯を少し前にずらして[d3(ジ)]と発音する。[d3]は、ハァーと吐く息を圧した音なので、「圧する」、「圧して潰す」、「縮ませる」、「縮む」、「絞り込む」、「液状化する」、「判断する」、「制する」、「小さくする」、「削り取る」を意味する。』旨の表示であること。
【0020】
14.前記要素3及び要素6が、
前記要素6の基礎となる「子音の概念論拠」が、方向(生じる、前に、先に現れる)に関する意味を有する子音の国際発音記号[p]又は[f]である場合、
下記(8−6−1)〜(8−6−2)であることを特徴とする請求項1に記載の英語学習に供される記録媒体。

(8−6−1)国際発音記号[p]の場合
『語頭にくる[p]』と『語尾にくる[p]』旨のタイトル表示によって、表構成が分離され、
前者について、前記要素3の解説図表示が、『ハァーという吐く息を上下の唇で閉じ、口を閉じて吐く息の溜めを作る様子を表した横顔図と、[p]の記号の略円形部分から、何かが外に飛び出す様子を表した図とが併記された図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[p]の発音は、ハァーという吐く息を上下の唇で閉じると、[p]は口を閉じた分、吐く息の溜めを作り、一気に外に勢いよく[p(プ)]と吐き出して発音する。[p]の意味は、吐く息を両唇で閉じるということは、「言いたいことが言えない」、「我慢をする」を意味する。』旨の表示であり、
後者について、前記要素3の解説図表示が、『円形の中に、その円形と中心を同じくする十文字が描かれ、円形と十文字の接点を接続した四角形が描かれ、その円形と十文字の接点に[p]の記号が表された図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『語尾にくる[p]の発音は、ハァーという吐く息を出しながら唇を完全に閉じた位置から外へプッと吐く息だけを出す無声音である。[p]は、両唇を締め、音を出さないので、「止める」、「秘める」、「囲う」、「包む」という意味と、突き出した唇の形から「外に突き出る」、「外に出る」を意味する。』旨の表示であること。

(8−6−2)国際発音記号[f]の場合
『語頭にくる[f]』と『語尾にくる[f]』旨のタイトル表示によって、表構成が分離され、
前者について、前記要素3の解説図表示が、『上唇で軽く下唇を抑え、吐く息に摩擦を生じさせる様子を表した横顔図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『語頭にくる[f]は、上唇で軽く下唇を抑え、摩擦を生じさせる音であり、ハァーと吐く息を上の歯で下唇を軽く抑えて[f(フッ)]と発音する。下唇を前歯で軽く押さえて[f]と発音することは、「風」、「火」、「音」、「香り」など、「表面から出てくる」意味を象徴し、「上に向かう」、「下から上に」、「上から下に」、「煽り立てる」、「舞い上がる」、「前に」、「先に」、「表に現れる」、「心がフワついた」、「落ち着きのない」、「浮かぶ」、「飛ぶ」、「上げる」、「揚げる」、「空の嘘」、「信じられない」、「頼れない」、「その場しのぎの」、「詐欺」、「膨らむ」、「真実でない」、「偽りの」、「吹いて飛ぶような」、「遠くに及ぶ」、「的を絞りきれない」などの意味を表す。』旨の表示であり、
後者について、前記要素3の解説図表示が、『上唇で軽く下唇を抑え、吐く息に摩擦を生じさせる様子を表した横顔図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『語尾にくる[f]の発音は、語頭にくる[f]の発音と変わらず、ハァーと吐く息を上の歯で下唇を軽く抑えて[f(フッ)]と発音する。語尾にくる[f]は、上唇と下唇で吐く息を一気に吐き出す音なので、「笑う」、「飛ばす」、「吐く息を外に出す」、「風を送る」、「波立てる」、「怒鳴る」、「威嚇をする」を意味する。』旨の表示であること。
【0021】
15.前記要素3及び要素6が、
前記要素6の基礎となる「子音の概念論拠」が、方向(くっつく、近づく)に関する意味を有する子音の国際発音記号[k]である場合、
下記であることを特徴とする請求項1に記載の英語学習に供される記録媒体。

前記要素3の解説図表示が、『口を縦に開け、吐く息を一点に集めて発音する様子を表す図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[k]の発音は、ハァーと吐く息を出しながら、口を縦に少し開け、その時、上下の歯と歯の隙間を少し開けた格好になり、両方の歯と歯との隙間で発音するので、ちょうど水平線の位置で[k]と発音する。[k]は、ハァーという吐く息を一点に集めて[k]と発音するので、「鋭いもの」、「角」、「先端部」の意味を象徴し、「蹴る」、「殺す」、「集める」、「集まる」、「一点に集中する」、「近づく」、「くっつく」を意味する。』旨の表示であること。
【0022】
16.前記要素3及び要素6が、
前記要素6の基礎となる「子音の概念論拠」が、方向(離れる、進む)に関する意味を有する子音の国際発音記号[f]又は[9]である場合、
下記(8−8−1)〜(8−8−2)であることを特徴とする請求項1に記載の英語学習に供される記録媒体。

(8−8−1)国際発音記号[f]の場合
前記要素3の解説図表示が、「吹いた風が上に向かう様子を表す図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[f]は、ハァーという吐く息を出しながら上の歯で下唇を軽く押さえるように[f]と発音する。「下から上に向かう、火の意味」と、火のあるところに「風」はつきものである。「風」は「上に向かう」、「飛ぶ」、「宙に舞う」、「落ち着かない」、「空の」、「たわごと」、「信じられない」、「不安」、「つかの間の楽しみ」、「偽り」、「詐欺の」など風化するを意味する。[f]の方向としては、
「上に向かう」を意味する。』旨の表示であること。

(8−8−2)国際発音記号[9]の場合
『語頭にくる[9]』と『語尾にくる[9]』旨のタイトル表示によって、表構成が分離され、
前者について、前記要素3の解説図表示が、『人が光るものを握っている様子を表した図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[9]の発音は、ハァーという吐く息を外に漏らすまいと内側に圧力をかけ、[9(グ)]と発音する。[9]は、「太陽の光」、「光っているもの」、「手で握る」、「掴む」を意味する。』旨の表示であり、
後者について、前記要素3の解説図表示が、『[9]を発音しない場合を表したものが、回転する様子を表した円形の下半部に[ng]の記号に擬えた表示が付された図、
円形状を丸い物体が時計回りに連続して回転する様子を表した図』、『[9]を発音する場合を表したものが、人の横顔図であって、縦に開けた口の形状を[9]の記号又は「G」の文字に擬えて表した図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『語尾にくる[9]は、発音するものと発音しないものの2つがある。』、
後者について、『[9]を発音しない場合は、ハァーという吐く息を口を縦に開けて、声を一切かけず、すべて鼻にかけて[ng]と発音するので、言いたい事が言えず悲しみを歌で伝えるので、「鼻で響かせる」、「歌う」、「連続する」、「状態の連続」、「回転する」、「進む」、「上方向に向かう」、比喩的に「空を舞う」、「まるいもの」を意味する。』、
前者について、『[9]を発音する場合は、[9]はハァーという吐く息を抑えた形であり、「抑える」、「包む」、「囲う」、「覆う」を表す。』旨の表示であること。
【発明の効果】
【0023】
前記1に示す発明によれば、簡略な辞書ないし記録媒体によって、英単語の綴り字からではなく、発音に伴う口唇と舌の位置を示す口の開け方から語意を知ることを可能とする英語学習に供される記録媒体を提供することができる。英語学習では、従来は英単語の意味を覚えることが必要であったが、前記1に係る英語学習に供される記録媒体によれば、英単語の意味を覚えなくても、英単語の発音から意味を理解することができ、学習効率を格段に向上することができる。
【0024】
前記2〜16に示す発明によれば、各発音記号が有する意味を理解し、1つの英単語を構成する各発音記号の意味を組み合わせることで、その英単語の意味を理解することができ、英語学習の効率性を向上することができる。
【発明を実施するための形態】
【0025】
本発明に係る英語学習に供される記録媒体は、以下に記載する、本発明者が創出した理論を基礎として構成される。
【0026】
英語の歴史の起源として、古代エジプトが有力視されているが、「話し言葉として、それ以前から英語は話されていた」と考えられる。本発明者は、「英語の意味はスペルではなく、発音で決まる」という確かな証拠を発見し、その英語の考え方の核を発明をしたのである。
【0027】
英単語についての現代の英語教育は、スペルとは無関係に、古代エジプト以降、絵文字、壁に書かれた文字、手紙、文章、話し言葉など今日まで英語の確かな足跡をたどり、英英辞典にし、数多くの優れた言語学者などによって議論され、論文体系化し、校正、編集、編纂されたもので、その根源は英英辞典の「語源」にあるといっても過言ではない。
【0028】
信じ難いことだが、初めに、「英語の意味はスペルではなく、発音で決まる」ということを断言できる身近な例として挙げられるのは、sun[sΛn]とson[sΛn]との違いである。sunは「太陽」という意味であり、sonは「息子」の意味であるが、son[sΛn]という発音と、sun[sΛn]が全く同じ発音なのである。
【0029】
そこで、それを証明してくれるものは旧約聖書であった。「創世記第1章6節」では、「太陽はイエスキリスト」とし、sonもイエスキリストとある。だから「救うもの」と「救われるもの」とを一体化した意味から、sun=sonが発音上で[Λ]となる。「どうして、sonもsunも同じ発音をするのか?」という謎を解明しない限り、前に進めなかったのを覚えている。
【0030】
このことによって、「英語の意味はスペルではなく、発音で決まる」という究極の研究に拍車がかかった。その裏付けとして、近書としては「美術で読み解く旧約聖書の真実」(秦剛平著)がある。
しかも、同書では、旧約聖書の天地創造のところで「神であるイエスキリストは吐く息の神とも、風の神とも訳せる」とある。しかし、どうして「イエスキリスト」=「息の神」「風の神」と解釈できるのか。
【0031】
これは、何を意味するのかと言えば、旧約聖書では、「神は人間と同じ口をしている」という記述に基づくものである。英語ではハアーという吐く息(=h)の音は、口からでてくる[h]の息の音であり、比喩的に吐く息は「風」とも解釈できるからである。
ではどうして、[h](吐く息の音)が太陽を表わすのか、という素朴な疑問がでてくるが、それを説くカギは英語の発声法にある。
【0032】
日本語は、普段「胸式呼吸」いって、肋膜筋によって発音する呼吸法を用いる。それは、鼻から吸ったり、口から吐いたりする呼吸を肋膜筋を使って発音する呼吸法をいう。
これに対して、英語は、「腹式呼吸」である。腹式呼吸で発音される音は、「吐く息+音」なのである。つまり、息を吐きながら音を出すのである。その吐く息そのものの音が[h]の音なのである。
【0033】
その呼吸法とは、本来はお腹を膨らませたり、凹ませたりしながら、ハアーという吐く息を出しながら発声するが、一度ハアーという息を出してみるとよい。
その時、英語を母国語とする者は、肺活量も大きく、顎も発達しているので意識的にしているわけではないが、日本人の多くは、胸式呼吸で呼吸をしているので、最初はお腹に手をのせてお腹の中に溜まった空気をすべて吐くようにすることが大切である。つまり、意識的にお腹に手を当てて、ハアーとお腹の中の空気をすべて抜きながらハアーという吐く息を出して発声するのである。英語では、吐く息がベースなのである。この吐く息の音のことを[h]の音と言う。腹式呼吸で[h](ハアー)という音を発声するとき、日本語と英語との大きな違いは、例えば「おげんきですか」であれば、日本語では7語だが、英語ではそれを日本語で言うと、「おげえんきいでえすうかあ」のように11語になるのである。
【0034】
どうしてそのような発音をするのかといえば、それは英語では「おげ」と「ん」との間に「エ」という母音が入り、「で」と「す」との間に「エ」という母音が、そして「す」と「か」との間にも「ウ」という母音が入り、「か]の次には「ア」が入るのためである。つまり、子音よりも母音(アイウエオ)の方の音が強められるのである。日本語では子音が重視されるが、英語では発声法に関しては母音の方が重視されるのである。アクセント(強勢)は、母音の上に置かれるのもこのためである。
【0035】
このように、英語の音は[h](吐く息)がベースなのである。従って、子音で始まる音の次は、すべての音に吐く息の音を伴うと考えられる。
【0036】
詳しくは後述するが、[h]とは「吐く息」であり、「太陽」、「光」、「喜び」であり、光を浴びるから「生かされている」、その結果「生きている」を意味し、太陽が東から昇り誕生し、西に沈むまで息をして人間は生かされ、西に太陽が沈む時、息を閉じて人間の一生は終わる。それが、ハアーという象徴的な[h]という吐く息の音である。
【0037】
神は、人間の吐く息そのものであり、「太陽=sun」とあり、太陽は、口の形を表し、人間の吐く息そのものが神から与えられた生命の息としていることが考えられる。
【0038】
ここで、どうして吐く息が大切なのかと言うと、母音を強めるには、飛行機が浮力を受けるだけの勢いをつけるために滑走路を必要とするように、母音を強めるために勢いをつけないと子音のところで失速し、一気に言っているつもりでも、息が途絶えて一気に発音できないのためである。
お[h]+(ほ)
げ+[h](へ)+え

き+[h](ひ)+い
で+[h](へ)+え
す+[h](ふ)+う
か+[h](は)+あ
【0039】
このように、[h]+母音の音が関係するので、英語は、吐く息[h]の音がベースなのである。
ですから、[h]+母音で始まる音のすべての音に、吐く息の音を伴うと考えられる。
【0040】
このように、英語はこの太陽と切っても切れない関係にある。
神は、人間の吐く息そのもの=[h]の音であり、「太陽=sun」といい、太陽は口の形を表し、人間の吐く息そのものが神から与えられた生命の息としていることが考えられる。
【0041】
どうして発音と太陽とが関係あるのかと言えば、1つは、吐く息が[h]という吐く息がベースであること、そしてそれが「神=太陽」であり、”神は人間と同じ口の形をしている”ということが「旧約聖書」創世記に書かれているという事実があるためである。しかも、太陽を表すのは[h]ばかりではない。すべての発音と関係がある。[a],[ae],[au],[⊃],[b],[d],[g],[h],[l],[n],[r ],[s],[t]などは、すべて「太陽」またはそれに関係する意味を持つ音を表す。この意味で、太陽は森羅万象を表し、この宇宙のすべてを表す。
[h]は、吐く息そのものであり、すべての音が腹式呼吸をする基礎となるものである。
【0042】
英語の話し言葉の発想が、何を根拠に言葉を定義づけているのかと言えば、それは一番目には森羅万象を表す「太陽」である。
もし、自ら思っていることと、現実とが同じであれば、”コーヒーが欲しい”と思っていれば、コーヒが目の前に表れ、20歳に戻りたいと思えば、身も心も20歳になることができれば、言葉など要らないのである。
【0043】
思っていることが実現しないのは、人間は無力ではないが、非力であるためである。非力であるから、何事をするにしても他の人と共に生きていく必要がある。その為に、心と
心をつなぐ道具としての言葉が必要なのである。
では、神は「人間と同じ口をしている」とあるが、太陽は神の口を表し、地球を表し、人間の目を表す。
【0044】
上記のとおり、英語は、英単語の発音に伴う唇と舌の位置からなる口の開き方に意味があるところ、本発明者は、この発音毎の意味を見出したので、英単語が持つ意味を知らなくても、各発音が持つ意味を知っていれば、その英単語の意味を理解することができるという英語学習方法を見出した。この発音毎の意味は、発音を表す発音記号毎に定義することで、英語学習はより効率性を増すといえる。これらの理論から見出されたのが、本発明に係る英語学習に供される記録媒体である。
【0045】
以下に、本発明に係る英語学習に供される記録媒体について詳述する。
尚、この明細書において、[ ]で閉じられた文字は、発音を表し、表2に示すように、国際発音記号(IPA)に対応している。
【0046】
【表2】

【0047】
本発明は、英語は綴り字が意味を表すのではなく、発音に伴う口唇と舌の位置を示す口の開け方が意味を表し、それを記号化したものが発音記号であることを学習する英語学習に供される記録媒体である。
【0048】
本発明において、記録媒体とは、この種の分野における記録媒体として公知公用のものを制限なく採用することができるが、特に、書籍・参考書・辞書等の紙媒体や、DVDやハードディスク等に電子データとして記録された記録媒体をいう。
【0049】
本発明は、文字、図形、記号を含み、1つの英単語に関する多要素を横方向に配置し、各英単語の同類要素を縦方向に配置した表構成を有し、
前記各要素は、6つ以上の要素からなり、少なくとも、
要素1:英単語の子音又は母音の綴り字(スペル)表示、
要素2:上記綴り字表示の子音又は母音の国際発音記号(IPA)表示、
要素3:上記発音記号を発音するときの口唇と舌の位置を示す口の開け方を図示化した解説図表示、
要素4:上記発音記号が表す意味表示、
要素5:要素2の発音記号が適用される英単語例の綴り字表示、
要素6:前記要素3の解説図表示に関する解説文表示、
を含むものである。
【0050】
要素1は、第1列に配置されてあり、
要素5は、第1列に合わせて若しくは第1列と第2列とに分けて配置又は上記表構成の外に加えて表示してあり、
要素2から4は、この順序で配置してあり、
要素6は、前記要素3の表構成中に又は表構成外に表示してある。
【0051】
前記要素6に係る解説文は、下記子音又は母音の概念論拠に基づく意味表示である。
【0052】
<子音の概念論拠>
(1)太陽:子音の国際発音記号の[b]、[d]、[h]、[s]、[r]、[t]、[l]、[9]は、太陽と熱と光に関する意味を表し、
(2)水平線:子音の国際発音記号の[l]は、水平線、線、平面、水に関する意味を表し、
(3)月:子音の国際発音記号の[m]、[d3]は、月とほのかな光、喜びに関する意味を表し、
(4)火:子音の国際発音記号の[b]、[f]は、火に関する意味を表し、
(5)波・水:子音の国際発音記号の[w]、[l]は、波、水に関する意味を表し、
(6)力:子音の国際発音記号の[∫]、[t∫]、[d3]、[k]、[v]は、力に関する意味を表し、
(7)風・火:子音の国際発音記号[f]は、風、火に関する意味を表し、
(8)方向:
(8−1)子音の国際発音記号の[r]は、「上に向かう」方向に関する意味を表し、
(8−2)子音の国際発音記号の[w]、[s]、[n]、[r]、[v]は、回転、変化に関する意味を表し、
(8−3)子音の国際発音記号の[d]は、「下に向かう」方向に関する意味を表し、
(8−4)子音の国際発音記号の[t]は、じっとしている状態を表す「滞」に関する意味を表し、
(8−5)子音の国際発音記号の[m]、[d3]は、合流、結合、増加に関する意味を表し、
(8−6)子音の国際発音記号の[p]、[f]は、「生じる」、「前に、先に現れる」に関する意味を表し、
(8−7)子音の国際発音記号の[k]は、「くっつく」、「近づく」に関する意味を表し、
(8−8)子音の国際発音記号の[f]、[9]は、「離れる」、「進む」に関する意味を表す。
【0053】
<母音の概念論拠>
母音とは、目的、目標までの空間、隔たり、距離を刻む太陽の軌道を意味し、口を大きく開ければ開けるほど、目的とする、意図する、目標とするまでに時間がかかり、距離があり、隔たりがあり、空間があることを意味する。
【0054】
次に、子音の各国際発音記号について、発音、意味及び解説図を説明し、これらを含む6つの要素を表構成にしたものを示す。
尚、以下に示す表は、前記要素1は第1列に表示され、前記要素2〜4は第2〜4列に表示され、前記要素5は、第1列に前記要素1と併せて表示され、前記要素6は前記要素3の表構成外に表示された態様である。
【0055】
・太陽に関する意味を有する子音の国際発音記号[b]
[b]の発音は、ハァーという吐く息を出しながら両唇をしっかり閉じて吐く息の溜めを一気に外に出して[b]と発音する。
【0056】
[b]は、東から昇る太陽を表し、同時に西に沈む太陽を表す。口全体を太陽の軌道とすると、両唇を完全に閉じた状態を[b]といい、口内の内圧が高まって、我慢できるだけ我慢することを表し、真っ暗な闇の意味を象徴し、「吐く息を堪える」を意味する。また、口内の空気を外に漏らそうとして、それでもなお我慢するので、唇は硬直し、「腫れる」、「外に膨らむ」を意味し、この口内の内圧が高まる時、唇を閉じる力が大きければ大きいだけ「支える力」、「礎」、「底力」、「基礎」、「基板」を意味する。そして、やがて吐く息の溜めを作る力が限界に達すると、一気に「破裂する」、「破く」、「壊す」、「壊れる」、「外に強く弾く」、「跳ね除ける」、「近づけない」、「遠ざける」を意味し、これが転じて、比喩的に母体からの破水である「命の誕生」を意味するので、「中断する」、「外に大きく開く」、「破裂する」、「外に勢いよく出て行く」、その結果「強い力で進む」を意味する。
【0057】
解説図表示は、縦長の楕円形の中に横長の楕円形が包含され、中心水平線が引かれ、その中心水平線の上左側と下右側とに太陽を示す図形があり、その図形が時計回りに移動する旨を示す矢印が引かれた図、
縦長の楕円形の中に横長の楕円形が包含され、中心水平線が引かれ、横長の楕円形の中に[b]の記号が併記され、上下から[b]の記号に向かって矢印が付された図、
口を噤んだ横顔の図、
口を開放した横顔の図、である。
【0058】
【表3】

【0059】
・太陽に関する意味を有する子音の国際発音記号[d]
[d]の発音は、ハァーと吐く息を出しながら口を縦に開け、舌先を一番上の歯の後の付け根の部分につけて、そこから舌先を蹴って、下ろして[d]と発音する。
【0060】
[d]は、子午線から下、水平線から下の方向を意味する太陽を表し、「下に」、「暗くなる」、「精神的に滅入る」、「危険」を意味する。
【0061】
解説図表示は、口を大きく開け、舌先を一番上の歯の後の付け根の部分につけた横顔の図であって、[d]の記号が併記され、舌先を下に向かって下ろす様子を示す矢印が付された図、
太陽を示す図形が、子午線若しくは水平線の下にあること又は子午線若しくは水平線の下に向かうことを示す図、である。
【0062】
【表4】

【0063】
・太陽に関する意味を有する子音の国際発音記号[h]
[h]の発音は、ハァーという吐く息そのものであり、腹式呼吸では息を吐きながら単
語を発音するので、無声音といっても吐く息が伴うので、英語の音は[h]がベースといっても過言ではない。
【0064】
旧約聖書では、神は太陽であり、吐く息の神とも、風の神とも訳されているとおり、[h]は吐く息を意味し、比喩的に「熱」、「太陽」を意味し、東から太陽が昇るときから「光を放つ」、「外に強い力で放つ」を意味し、喜び、祝福、名誉を授かる」、「手」、「すでに与えられている」を意味する。
[h]は、「太陽」、「天」、「高い所」、比喩的に「栄光」、「栄誉」、「強い力で外に向ける」、「進む」、比喩的に「悪魔に熱をかける」、「清浄する」を表す。
【0065】
解説図表示は、息を口からハァーと吐く様子を表した横顔図、である。
【0066】
【表5】

【0067】
・太陽に関する意味を有する子音の国際発音記号[s]
[s]の発音は、ハァーと吐く息だけ出しながら上下の歯を噛み合わせて、その間から[s]と発音する無声音(吐く息だけの音)であり、その舌の位置は上下の歯の真中において発音する。
【0068】
[s]の太陽は上下の歯を噛み合わせて[s(ス)]と発音するとき、水平線を中心とした太陽を表すので、太陽が出るときと沈むときの位置が水平線の左右に分かれ相対向して「並ぶ」、その結果、「似通った」を意味し、「対面方向」、「分かれる」、「分かれて存在する」を意味するだけでなく、太陽が「沈む」、「下に進む」、「下に進める」、「水の中に入る」、「浸す」、「鎮める」も意味し、比喩的に、太陽の形から「全体」、「目」、「丸いもの」、「覆う」、「包む」をも意味する。
【0069】
解説図表示は、太陽を表す図形の中心水平線に沿って上下の口唇を表すと共に、中心水平線の左端から右端に向け、太陽を表す円形の上半円周に沿って矢符表示し、そのまま右端から左端に向け下半円周に沿って矢符表示し、かつ、前記中心水平線と上半円周矢符線と下半円周矢符線とによる[s]の記号を併記した図、である。
【0070】
【表6】

【0071】
・太陽に関する意味を有する子音の国際発音記号[r]
[r]の発音は、ハァーと吐く息を出しながら口を縦に一杯一杯開けて、下を口蓋につけないように丸く内側に巻いて発音する。
【0072】
[r]は、下を内側に丸く巻いて発音するので「太陽が回転する」、「丸いもの」、「変わる」、「変える」、「変化する」、「運ぶ」、「もたらす」を表す太陽である。
【0073】
解説図表示は、太陽の図形に見立てた口がハァーと吐く円形に開くと共に、舌が口蓋につかないように左から右方向へ丸く内側に巻かれた口蓋、口唇、舌の線表示であり、かつ、この線表示の舌と口唇(鎖線)で表現される[r]の記号を併記した図、である。
【0074】
【表7】

【0075】
・太陽に関する意味を有する子音の国際発音記号[t]
[t]の発音は、ハァーと吐く息を出しながら舌先を前歯の後の歯の付け根の所に下からピーンと張るようにつけて[t]と発音する。
【0076】
[t]の意味は「立つ」、「建てる」、比喩的に「子午線」、「存在する」、「ピーンと張る」などを表す太陽である。
[t]は、「時」を刻み、子午線の位置に来ることを象徴し、「上に」、「先に」、「頂点」、「高い所」、比喩的に「高い音色」を意味する。
[t]は話すとき、舌を使うので「舌」を意味し、舌先を真っ直ぐ立てるようにピーン
と張るので、「立つ」、「建てる」、「立てる」、「ピーンと張る」、「存在する」、「高い」、「放り投げる」を意味する。
気温が上がったり、下がったり、「気温」を意味し、気性の変化の意味から比喩的に「気分の変化」、「気性」を意味する。
【0077】
解説図表示は、太陽の図形に見立てた口がハァーと吐くときに円形に開くと共に、舌先が前歯の後の歯の付け根の所にピーンと張っている口蓋、舌の線表示であり、かつ、この舌と前歯で表現される[t]の記号を併記した図、である。
【0078】
【表8】

【0079】
・太陽に関する意味を有する子音の国際発音記号[l](語頭にくる[l])
語頭にくる[l]の発音は、ハァーという吐く息を出しながら舌先を[t]、[d]と同じく上の歯の裏側の付け根のところにつけたまま[l(ル)]と発音する。
【0080】
[l]の意味は、舌の位置が一番高いところにあり、ピーンと張り詰めた位置から「力を緩める」、そして「下方向に向かう」から「力を緩める」、「力が緩む」、その結果「横たえる」、「横たわる」、「長い体をなす」、「長い」、比喩的に「ぐずぐずする」、「時間が遅れる」を意味する。
【0081】
解説図表示は、口を大きく開け、舌先を上前歯の裏の付け根の部分につけた横顔の図、
[l]、[t]及び[d]を発する場合の口の動きを説明する図であって、[t]は下から舌先を持ち上げて、[d]は上前歯の裏の付け根の位置から下方向に突き跳ねて発音する様子を示し、[l]は、[t]又は[d]より時間的に長く、下から舌先を上前歯の裏の付け根にピッタリとつけて発音する様子を示した図、である。
【0082】
【表9】

【0083】
・太陽に関する意味を有する子音の国際発音記号[l](語尾にくる[l])
語尾にくる[l]の発音は、舌先を上の前歯の真後ろにしっかりと[t]、[d]よりやや長くつけ[l(ル)]と発音する。
【0084】
[l]の意味は、水平線、線状のもの、地平線、水平線の端から端まで、太陽が東から昇り西に沈み、また水平線に達するまで「全体」、「丸くなったもの」、「まとめたもの」、「丸いもの」、比喩的に「小さいもの」、「壁状のもの」、「倒れる」、「失敗」を表す。
【0085】
解説図表示は、口を大きく開け、舌先を上前歯の裏の付け根の部分につけ、舌をピーンと伸ばした様子を表す横顔の図、である。
【0086】
【表10】

【0087】
・太陽に関する意味を有する子音の国際発音記号[9]
[9]の発音は、ハァーという吐く息を出しながら、喉のところでハァーと吐く息にブ
レーキをかけ、吐く息を抑えるので濁音になる。
【0088】
[9]の意味は、神から与えられた「光るもの」、「大地」、「手で握る」、「押さえる」、「小さくする」、「与えられる喜び」、「感謝」、「楽しみ」を意味し、「小さい」を意味する。
【0089】
解説図表示は、[9]の記号を口に擬えた横顔であって、[9]の記号を下から上へ押すような矢印が付された図、である。
【0090】
【表11】

【0091】
・水平線に関する意味を有する子音の国際発音記号[l]
[l]の発音は、ハァーと吐く息を出しながら舌を[t]と同じ位置にピーンと張り、[l(ル)]と発音する。
【0092】
[l]の意味は、「水平線」、「平らなところ」、「横の線」、「線状のもの」を表し、[t]が「立つ」、「建てる」という縦の線を意味する対比上、容易に区別される。
【0093】
解説図表示は、口を大きく開け、舌先を前歯の裏側の付け根の所に下からピーンと張るようにつけた様子を表した横顔図、である。
【0094】
【表12】

【0095】
・月に関する意味を有する子音の国際発音記号[m]
[m]の発音は、ハァーという吐く息を力を入れて上唇と下唇とを完全に閉じ、すべてを鼻にかけ吐く息が口から一切漏れないように力を入れて[m]と発音する。
【0096】
[m]は、力を入れるので「力」の意味を象徴し、[m]は太陽の光の反射と考えられ、太陽が西に沈む頃に東から月が昇るのを表すので、太陽が水平線から沈んでからを表す。[m]は5つの意味を有しており、1つ目の「月が昇る」という意味では水平線、地平線を含むそれから上にという意味と同時に、2つ目の「水平線下に太陽が沈む」を象徴し、発音の際に力を入れることから3つ目の「力」、「圧する」、「縛る」、「くっつける」、「固める」、「形にする」を意味する。4つ目は、吐く息は鼻から出るので、外に言いたい事を言えない事から「心に留める」、「気にする」、「執着する」、「思う」、「思いを募らせる」、「留まる」を意味する。5つ目は、[m]の発音は、両唇を閉じるところから言いたい事が言えない状態が続くから「溜まる」、「維持する」、「思いを募らせる」、比喩的に「山のようになる」、「大きくなる」、「威厳を持つ」、「縛る」、「力」を意味する。
【0097】
解説図表示は、太陽が西の水平線に沈む一方で、月が東から昇る様子を表した図、
唇を正面から観察した図であって、上唇を[m]の記号に擬えて描かれた図、である。
【0098】
【表13】

【0099】
・月に関する意味を有する子音の国際発音記号[d3]
[d3]の発音は、唇を前に尖らせて、上下の歯と歯とを閉じた位置からやや口を縦に
開けて、舌の位置は上下の歯と歯との中間よりやや下にずらした位置で[d3(ジ)]と発音する。
【0100】
[d3]の意味は、太陽を表す子音が光を象徴するのに対して、太陽とは違ってほのかな光を表し、ハァーという吐く息を口に窄めて圧するので、「力」の意味を象徴し、「戦う」、「競う」、「制する」、比喩的に「裁く」、「縮ませる」、「圧する」、「潰す」、「壊す」、「柔らかくする」、「液化する」を意味する。
【0101】
解説図表示は、太陽を表す楕円形が、ほのかな光を放っている様子を示す図、である。
【0102】
【表14】

【0103】
・火に関する意味を有する子音の国際発音記号[b]
[b]の発音は、ハァーという吐く息を出しながら両唇をしっかり閉じて吐く息の溜めを一気に外に出して[b]と発音する。
【0104】
[b]の意味は、「爆発する」、「炎上する」、「燃える」、「煮る」、「沸騰させる」、「焦がす」など「火」を意味する。
【0105】
解説図表示は、吐く息の溜めを一気に外に出して[b]と発音する様子を表す横顔図、である。
【0106】
【表15】

【0107】
・火に関する意味を有する子音の国際発音記号[f]
[f]の発音は、ハァーと吐く息を出しながら上の歯で下唇を軽く摩擦させて[f]と発音する。
【0108】
[f]は、摩擦させて出す音なので、「風」、比喩的に「笑い」を表し、「燃え明る火に風を送る」を表すので、「火」、「火を煽ぎたてる」、「燃え盛る炎」、「きれいにする」を意味する。
【0109】
解説図表示は、ハァーと吐く息を出しながら上の歯で下唇を軽く摩擦させて[f]を発音する様子を表す横顔図、である。
【0110】
【表16】

【0111】
・波・水に関する意味を有する子音の国際発音記号[w]
[w]の発音は、口を丸く突き出した位置から口を開き、波打つように唇にしわを寄せながら[w]と発音する。
【0112】
[w]は、口を丸く突き出した位置から口を開く唇の格好が、波打つように唇にしわを寄せるので、[w]は、丸くなっているもの、回転運動の意味を象徴し、「風」、「雨」、「水」、「重み」を表す。
【0113】
解説図表示は、顔面を正面から描いた図であって、口を大きく開き、唇に波打つようなしわが寄っている様子を表す図、である。
【0114】
【表17】

【0115】
・波・水に関する意味を有する子音の国際発音記号[l]
[l]の発音は、ハァーと吐く息を出しながら舌を[t]と同じ位置にピーンと張り、[l(ル)]と発音する。
【0116】
[l]は、舌先を上の歯の裏側の付け根の位置に真っ直ぐつけることから、「線状のもの」を意味し、「地平線」、「湖」、「力が緩む」、「解ける」、「水」、「液状のもの」を意味する。
[l]は、線状の意味から、「水平線」や「地平線」を意味し、「水平、垂直状の」、「平面、壁状の」を意味し、更に、線で結ぶから「関係する」、「導く」、「結ぶ」を意味する。
「力が緩む」からは、「傾く」、その結果「伏す」、「横たえる」、「横たわる」という意味が出てくる。
【0117】
解説図表示は、垂直に立てられた線状のものが、徐々に傾きながら水平に倒れる様子を表す図、である。
【0118】
【表18】

【0119】
・力に関する意味を有する子音の国際発音記号[∫](語頭にくる[∫])
[∫]の発音は、唇を前に尖らせて、思い切り口を丸くして、[∫(シ)]と発音する。
【0120】
語頭にくる[∫]の意味は、「圧する」、「こする」、「剃る」、「磨く」、「輝かせる」があり、その結果「縮む」、「浅い」、比喩的に「冷たく感じる」という力に関する意味を有する。
【0121】
解説図表示は、口唇の形が左・右の矢符で示される力によって押圧され、縦長の二重楕円を表した図と、この図の左・右の矢符を受ける平行線を加えた図と、この平行線を加えた図を90度回転させた図、である。
【0122】
【表19】

【0123】
・力に関する意味を有する子音の国際発音記号[∫]のとき、(語尾にくる[∫])
語尾にくる[∫]の発音は、唇を前に尖らせて、思い切り口を丸くして、∫(シ)]と発音する。
【0124】
[∫]の意味は、「押し流してしまう」、「押し出す」、「素早く他に渡してしまう」、「渡す」、「勢いよく外に、他に追いやってしまう」、「力で放つ」、「近づけない」を表す。
[∫]の意味は、「押しのける」、「押し払う」、「強い力で押す」、「素早く動く」、「終える」、「あたる」、「つぶす」、「粉々状態にする」、「きれいにする」、「入れ替わる」、「新鮮な」、「形を整える」という力に関する意味を有する。
【0125】
解説図表示は、横視した顔の口が縦長に大きく開き、前方に向かう上下2本の矢符で表される吐く息の力が表現された図、である。
【0126】
【表20】

【0127】
・力に関する意味を有する子音の国際発音記号[t∫](語頭にくる[t∫])
語頭にくる[t∫]の発音は、ハァーという吐く息を出しながら口を丸く前に突き出し、[t∫(チ)]と発音する。
【0128】
[t∫]の意味は、唇の両方に圧力を加えたようになるので、「圧する」、「絞る」、「縮む」、比喩的に「気温が下がる」、「目を細める」、「細くて長いもの」、「先が尖る」、「小さい」、「固める」を意味する。
【0129】
解説図表示は、正面視した顔の口が縦長に大きく開き、口が二重の縦長楕円形で表され、この縦長楕円形を左右から矢印で挟みこみ、縦長楕円形の中に[t∫]の記号が記載された図、
縦長楕円形と横長楕円形が、各中心点を同心として重なり合い、この重なり合った部分に”ch−”のスペルが記載され、この重なり合った部分に向かって、上下左右から矢印が付された図、
”ch−”のスペルが付された縦長楕円形と、”ch−”のスペルが付された横長楕円形とが、縦長楕円形の下部と横長楕円形の中心部で重なり有り、縦長楕円形には下方向の矢印が、横長楕円形には右方向の矢印が、それぞれ付された図、である。
【0130】
【表21】

【0131】
・力に関する意味を有する子音の国際発音記号[t∫](語尾にくる[t∫])
語尾にくる[t∫]の発音は、ハァーという吐く息を出しながら両唇を丸めて前に突き出し、上下の歯と歯とをくっつけて、下の歯の方が上の歯よりもほんの少しだけ前の方にくるようにして[t∫(チ)]と発音する。
【0132】
[t∫]の意味は、「至る」、「導く」、「達する」、「受け止める」を意味する。
【0133】
解説図表示は、縦長楕円形から矢印が付され、この矢印が指し示す方向に”ch−”のスペルが付された縦長楕円形が表された図、である。
【0134】
【表22】

【0135】
・力に関する意味を有する子音の国際発音記号[d3](語頭にくる[d3])
語頭にくる[d3]の発音は、唇を前に尖らせて、上下の歯と歯とを閉じた位置からやや口を縦に開けて、下の位置は上下の歯と歯との中間よりやや下にずらした位置で[d3(ジ)]と発音する。
【0136】
[d3]の意味は、太陽を表す子音が光を象徴するのに対して、太陽とは違ってほのかな光を表し、ハァーという吐く息を口に窄めて圧するので、「力」の意味を象徴し、「戦う」、「競う」、「制する」、比喩的に「裁く」、「縮ませる」、「圧する」、「潰す」、「壊す」、「柔らかくする」、「液化する」を意味する。
【0137】
解説図表示は、口唇を表した図であって、口唇が左右から圧せられる様子を示す図、である。
【0138】
【表23】

【0139】
・力に関する意味を有する子音の国際発音記号[d3](語尾にくる[d3])
語尾にくる[d3]の発音は、唇を前に尖らせて、上下の歯と歯とを閉じた位置からやや口を縦に開けて、下の位置は上下の歯と歯との中間よりやや下にずらした位置で、語頭にくる[d3]よりも圧力を加えて[d3(ジ)]と発音する。
【0140】
[d3]の意味は、発音する時、「圧力」を表すので、「まとめる」、「合わせる」、
「加える」、「受け止める」、「囲う」、「整える」を意味する。
【0141】
解説図表示は、口唇を表した図であって、口唇が左右から圧せられる様子を示す図、である。
【0142】
【表24】

【0143】
・力に関する意味を有する子音の国際発音記号[k](語頭にくる[k])
語頭にくる[k]の発音は、ハァーと吐く息を出しながら、口を縦に少し開け、その時、上下の歯と歯の隙間を少し開けた格好になり、両方の歯と歯との隙間で発音するので、ちょうど水平線の位置で[k]と発音する。
【0144】
語頭にくる[k]が有声音である場合は、口を丸く前に尖らせて、歯をむき出すところから、「角」、「先」、「鋭く突起しているもの又は場所」、「切る」、「切り捨てる」、「鎮める」、「静かな」、「刃を向ける」を意味する。
[k]は、ハァーという吐く息を何の抵抗もなく一点に力を入れて、発音することができるので、一番高い声を出すことができるところから、「甲高い声」、「叫ぶ声」、「攻撃的な意味」を表す。
[k]は、「他を攻撃する」という意味と、その結果「攻撃から守る」という2つの意味を持ち、「一点に力を集めて声を出す」、「力を一点に集める」、「威厳」、「近づく」、「集まる」、「集める」、「くっつける」、「守る」、「囲う」、「覆う」、「丸い形状をしているもの」、「丸みを帯びた」、「やさしい」を意味する。
語頭にくる[k]が無声音である場合は、[k]が音を出さないので、「隠れた」、「隠す」を意味する。
【0145】
解説図表示は、水平線の位置で[k]と発音することを示す図であって、右に90度回転した[k]の記号が、横顔の口の位置に描かれた図、である。
【0146】
【表25】

【0147】
・力に関する意味を有する子音の国際発音記号[k](語尾にくる[k])
語尾にくる[k]の発音は、ハァーと吐く息を急に止めて[k]と発音する。
【0148】
息を急に止めるので、「止める」、「止まる」、「留まる」、その結果「跳ね返る」、「後退する」、「跳ね返す」を意味する。
【0149】
解説図表示は、矢印が壁に当たって跳ね返る様子と、矢印が壁に当たって止まる様子を示す図、である。
【0150】
【表26】

【0151】
・力に関する意味を有する子音の国際発音記号[v]
[v]の発音は、ハァーという吐く息を出しながら下唇を[f]よりも強く噛んで勢いよく発音する。[f]が吐く息だけの摩擦音であるのに対して、[v]は破裂音である。
【0152】
[v]は、V字状に口と眼とを結ぶ線の位置から、「目」、「確かな目」、「価値」、「村」を意味する。
[v]は、「物凄い力で外に放つ」を意味し、発音するときに口を丸くするので、「回転する」、「連続する」、「勢いよく上に吹き上げる」を意味する。
語尾にくるスペル”ve”は、[v]と発音する。[v]は強い破裂音なので、「削る」、「削り取る」、「与える」、「運ぶ」、「達する」を意味する。
【0153】
解説図表示は、上前歯で下唇を強く噛んだ横顔を示す図であって、喉から口を通って口の外に出る吐く息の流れを表した図、
正面視した顔面の図に、両目と口とを結ぶ[v]の記号が示された図、である。
【0154】
【表27】

【0155】
・風・火に関する意味を有する子音の国際発音記号[f](語頭にくる[f])
語頭にくる[f]の発音は、ハァーという吐く息を出しながら上の歯で下唇を軽く押さえて摩擦をさせて[f]と発音する。
【0156】
[f]は、「フゥ」という吐く息だけを出す音なので比喩的に「風」を表し、「上に浮かぶ」、「中身のない」、「飛ぶ」、「浮ついた」、「地に着かない」、「落ち着きのない」、「はしゃぐ」、「吹いて飛ぶような」、「嘘」、「気まぐれ」、「本心でない」、「信じられない」などを表す。
[f]は、「表れる」の意味から、「表、前、表面を表す」、「姿」、「形」、「数字」を表す。
[f]は、上の歯で下唇を抑えるので、フゥーと吹いて「火」を起こすから「風と火」の意味を象徴する。「火」は、同時に「炎」を表し、比喩的に「怒り」、「火をつけて銃を撃つ」、「煽り立てる」、「飛ばす」を意味する。
【0157】
解説図表示は、ハァーという吐く息を出しながら上の歯で下唇を軽く押さえて摩擦をさせて[f]と発音する様子を表す横顔図であって、吐いた息によって物体が吹いて飛ぶ様子を表した図、である。
【0158】
【表28】

【0159】
・風・火に関する意味を有する子音の国際発音記号[f](語尾にくる[f])
語尾にくる[f]の発音は、語頭にくる[f]の発音と同じである。
【0160】
[f]は、「吐く息を強く外に向ける」、「吹く」、「動物のうなり声」、「生物」、「生命」、その結果「多様なものと関わり合う」、「多様に使う、使われる」、比喩的に「原料」、「素材」、「雑多なもの」、「群れをなすもの」、比喩的に「召し使い」、「多様化したものを固める」を意味する。
【0161】
解説図表示は、ハァーという吐く息を出しながら上の歯で下唇を軽く押さえて摩擦をさせて[f]と発音する様子を表す横顔図であって、吐いた息によって物体が吹いて飛ぶ様子を表した図、である。
【0162】
【表29】

【0163】
・方向(上に向かう)に関する意味を有する子音の国際発音記号[r]
[r]の発音は、ハァーと吐く息を出しながら口を縦に一杯一杯開けて、下を口蓋につけないように丸く内側に巻いて発音する。
【0164】
[r]は、太陽が東から昇り、「上に向かう」、子午線を通り、「回転し」、「下に向かう」、そして「上に向ける」という回転を意味するが、「上下する」という意味で「主に上に向かう」の意味で用いる。
【0165】
解説図表示は、円形の弧上に矢印が付され、回転する様子を示した図、である。
【0166】
【表30】

【0167】
・方向(回転・変化)に関する意味を有する子音の国際発音記号[w]
[w]の発音は、口を丸く突き出した位置から口を開く唇の格好が、波打つように唇にしわを寄せて発音する。
【0168】
[w]は、口を丸く尖らせて発音するので、その姿から「丸いもの」、「回転する」、比喩的に「2つの目」を意味し、「包む」、「巻く」、「覆う」を意味する。
【0169】
解説図表示は、口を丸く突き出し、唇が波打つ様子を表した「w」の記号が付された横顔図、である。
【0170】
【表31】

【0171】
・方向(回転・変化)に関する意味を有する子音の国際発音記号[s]
[s]の発音は、ハァーと吐く息だけ出しながら上下の歯を噛み合わせて、その間から[s]と発音する無声音(吐く息だけの音)であり、その舌の位置は上下の歯の真中において発音する。
【0172】
[s]は、上の歯と下の歯とをくっつけた間から洩れる吐く息の音で口を閉じるときの音なので、太陽が東から昇るときの[s]と、太陽が西に沈むときの[s]とが、水平線上で時をおいて並ぶを意味し、この意味で[s]は、「2つの目」を意味する。そして、方向としては「東に沈む太陽」を意味するので、「下方向に」、「下に沈む」、「水に浸かる」を意味する。
【0173】
解説図表示は、太陽を表す[s]が、東から昇って西に沈む様子を表す図であって、西に沈む太陽が「下方向に」、「下に沈む」、「水に浸かる」様子を表す図、である。
【0174】
【表32】

【0175】
・方向(回転・変化)に関する意味を有する子音の国際発音記号[n]
[n]の発音は、ハァーという吐く息を両唇で閉じ、鼻から吐く息を抜いて[n(ンヌ)]と発音する。
【0176】
[n]は、丁度、上の唇と下の唇とをしっかり合わせ、鼻に抜ける位置から太陽が東から昇り、西に沈む水平線から円運動を続ける「太陽」、「神」を表し、水面上、つまり「地平線」の位置、0、無、中和、その結果「必要とする」、「与える」を表す。
「地平線」の位置は、太陽が東から昇る位置であり、「神から与えられた」、「他から与えられた」、「頭を下げる」、「うなずく」の意味を象徴する。
【0177】
解説図表示は、吐く息が喉から鼻を通って外に抜ける様子を示す横顔図、
東から昇った太陽が、西に沈むまで移動する様子を表す図、である。
【0178】
【表33】

【0179】
・方向(回転・変化)に関する意味を有する子音の国際発音記号[r]
[r]の発音は、ハァーという吐く息を出しながら口を縦一杯に開きながら、舌先を口蓋につけないようにくるりと内側に丸めて、[r(ア)]と発音する。
【0180】
[r]は、口を縦一杯に開けるので「太陽」が東から昇り、子午線の位置まで「昇る」、そして「子午線の位置からr状に回転する」、「めぐる」、「運ぶ」、「他に渡る」、「至る」を意味する。比喩的に、太陽は時計回りの方向に連続して回転運動を続けるので「素早く動く」、「連続して動く」を意味する。
【0181】
解説図表示は、太陽が時計回りの方向に回転する様子を表す図、である。
【0182】
【表34】

【0183】
・方向(回転・変化)に関する意味を有する子音の国際発音記号[v]
[v]の発音は、ハァーという吐く息を出しながら下唇を上の歯で軽く噛んで[v]と発音する。
【0184】
その時、口の中で舌先を内側に巻いて発音するので、「内側から回転して外に出す(外に出る)」、「地中から根を張って上に出る」、「地中から外に出てくる」、「運ぶ」、「穴を開ける」、「空の」を表し、「軸を中心に大きく回転する」を意味し、「猛威」、「暴力」、「物凄い力」を表し、比喩的に「気を揉んで溜め込んだものを一気に外に出す」、「一気にぶち壊す」を意味する。また、口からV状に延びたところに目があるので「目」、比喩的に「真価」を意味する。
【0185】
解説図表示は、2つの矢印がV字型に上方向を指した態様で表され、その2つの矢印と交差する水平線が表され、2つの矢印の接点から回転しながら上に出てくる様子を表す図、
口からV字状に延びたところに目があることを示す図、である。
【0186】
【表35】

【0187】
・方向(下に向かう)に関する意味を有する子音の国際発音記号「d](語頭にくる「d])
語頭にくる「d]の発音は、ハァーという吐く息を出しながら口を縦に一杯一杯開けて、舌先を上の前歯の後ろの歯茎の付け根の部分にしっかり下に降ろす。
【0188】
[d]の意味は、「下に向かう」、「下方向に」を意味し、太陽が西に沈む方法を表す。比喩的に「死」、「衰弱」、「衰退」を意味する。
【0189】
解説図表示は、太陽が水平線に沈み、水平線下の闇に向かっていく様子を表した図、
舌先を上の前歯の後ろの歯茎の付け根の部分にしっかり下に降ろす様子を表した横顔図、
太陽が西に沈んでいく様子を表した図、である。
【0190】
【表36】

【0191】
・方向(下に向かう)に関する意味を有する子音の国際発音記号[d](語尾にくる[d])
語尾にくる[d]の発音は、舌先を前歯の後ろの付け根のところにつけて[d(ド)]と下方向に発音する。
【0192】
語尾にくる[d]は、「下に向かう」から太陽が西に沈む意味を象徴し、「力が減じる」、「差がつく」、「しおれる」、「寝る」、「悪い方向に向かう」、「死」を意味する。
語尾が[d]で終わっているときは、太陽が沈む位置を表し、「過ぎ去った」、「終えて」、「止まっている」ことを意味し、「固める」、「心に決める」、「定着しているもの」、「方向」としての意味は、「下方向に」、「次から次へと下位の者に伝える」、「言い伝える」、「受け継ぐ」、「下に沈む」、比喩的に「悲しさ」、「土の中」、「闇」を意味する。
【0193】
解説図表示は、太陽が水平線に沈み、水平線下の闇に向かっていく様子を表した図、
舌先を上の前歯の後ろの歯茎の付け根の部分にしっかり下に降ろす様子を表した横顔図、
太陽が西に沈んでいく様子を表した図、である。
【0194】
【表37】

【0195】
・方向(滞)に関する意味を有する子音の国際発音記号[t](語頭にくる[t])
語頭にくる[t]の発音は、ハァーと吐く息を出しながら舌先を前歯の後の歯の付け根の所に下からピーンと張るようにつけて[t]と発音する。
【0196】
[t]は、下から上に舌先を前歯の後ろの歯の付け根のところにつけるを意味し、日中の照射時間が比較的長く、舌先が上の歯の後ろの歯茎の付け根のところにしっかりつけたままの状態から「立つ」、「じっとしている」、「存在する」、「ピーンと張る」を意味する。舌先が一番高いところに達するところから、舌の意味を象徴し、「舌」、「舌を使って」を意味する。
【0197】
解説図表示は、舌先を前歯の裏の付け根のところに下からピーンと張るようにつけた横顔図、である。
【0198】
【表38】

【0199】
・方向(滞)に関する意味を有する子音の国際発音記号[t](語尾にくる[t])
語尾にくる[t]の発音は、舌先を前歯の後ろの歯の付け根のところにピーンとつけて発音する。
【0200】
語尾に[t]がくる場合、舌先を一番高い所にやるので、「行き着くところまで行く」、「ある動作をしてしまう」、「隙間を埋める」、「動かない」という結果を表し、「置く」、「立ち止まる」、「・・・した状態」、「・・・する性質の」、「場所」を意味する。
【0201】
解説図表示は、太陽の軌道を表す円形と、その円形の中心点で交差する十字が表され、その十字が[t]を表すことを示した図、である。
【0202】
【表39】

【0203】
・方向(合流・結合)に関する意味を有する子音の国際発音記号[m](語頭にくる[m])
語頭にくる[m]の発音は、ハァーと吐く息を出しながら、口を閉じ一気に鼻にかけ[m(ム)]と発音する。
【0204】
[m]の発音は、ハァーと言いながら両唇を合わせて閉じるので、「2つ」、「2人が1つになる」を意味する。
[m]は、両唇を閉じるので、「言いたいことが言えない」、また、口を閉じる位置が唇と唇との中間から「毒を中和する」、「解かす」、「中間の」を意味し、口を閉じているので、「口の中にこもる」、「気になる」、「気にする」、その結果「言いたいことを述べる」、「他に薦める」を意味する。
【0205】
解説図表示は、口を閉じ、吐く息が鼻にかかる様子を表した横顔図、である。
【0206】
【表40】

【0207】
・方向(合流・結合)に関する意味を有する子音の国際発音記号[m](語尾にくる[m])
語尾にくる[m]の発音は、語頭にくる[m]と同じであり、ハァーと吐く息を出しながら、口を閉じ一気に鼻にかけ[m(ム)]と発音する。
【0208】
語尾にくる[m]は、「力で抑える」、「制する」、「刷り込む」、「くっついているもの」、「閉ざす」、「固める」、比喩的に「姿、形にする」を意味する。
【0209】
解説図表示は、口を閉じ、吐く息が鼻にかかる様子を表した横顔図、である。
【0210】
【表41】

【0211】
・方向(合流・結合)に関する意味を有する子音の国際発音記号[d3]
[d3]は、ハァーという吐く息を出しながら口を縦に少し開け、唇を前に丸く突き出し、上下の歯と歯とを噛み合わせ、舌を動かさないで、下の歯を少し前にずらして[d3
(ジ)]と発音する。
【0212】
[d3]は、ハァーと吐く息を圧した音なので、「圧する」、「圧して潰す」、「縮ませる」、「縮む」、「絞り込む」、「液状化する」、「判断する」、「制する」、「小さくする」、「削り取る」を意味する。
上の歯と下の歯とでは、下の歯を前にずらして発音するものの、上下の歯がしっかりと合わせて、くっつけて下を震わしながら[d3(ジ)]と発音するので、「合流」、「結合」、「増加」を意味する。
【0213】
解説図表示は、口を縦に開け、左右か唇を圧する様子を表す図、である。
【0214】
【表42】

【0215】
・方向(生じる)に関する意味を有する子音の国際発音記号[p](語頭にくる[p])
語頭にくる[p]の発音は、ハァーという吐く息を上下の唇で閉じると、[p]は口を閉じた分、吐く息の溜めを作り、一気に外に勢いよく[p(プ)]と吐き出して発音する。
【0216】
[p]の意味は、吐く息を両唇で閉じるということは、「言いたいことが言えない」、「我慢をする」を意味する。
[p]は、吐く息を思い切り外に出すところから「外に出す」、「外側に突き出ているもの」、「押す」、「押し出す」、「破裂する」を意味する。
【0217】
解説図表示は、ハァーという吐く息を上下の唇で閉じ、口を閉じて吐く息の溜めを作る様子を表した横顔図と、[p]の記号の略円形部分から、何かが外に飛び出す様子を表し
た図とが併記された図、である。
【0218】
【表43】

【0219】
・方向(生じる)に関する意味を有する子音の国際発音記号[p](語尾にくる[p])
語尾にくる[p]の発音は、ハァーという吐く息を出しながら唇を完全に閉じた位置から外へプッと吐く息だけを出す無声音である。
【0220】
語尾にくる[p]は、両唇を締め、音を出さないので、「止める」、「秘める」、「囲う」、「包む」という意味と、突き出した唇の形から「外に突き出る」、「外に出る」を意味する。
【0221】
解説図表示は、円形の中に、その円形と中心を同じくする十文字が描かれ、円形と十文字の接点を接続した四角形が描かれ、その円形と十文字の接点に[p]の記号が表された図、である。
【0222】
【表44】

【0223】
・方向(生じる)に関する意味を有する子音の国際発音記号[f](語頭にくる[f])
語頭にくる[f]は、上唇で軽く下唇を抑え、摩擦を生じさせる音であり、ハァーと吐
く息を上の歯で下唇を軽く抑えて[f(フッ)]と発音する。
【0224】
下唇を前歯で軽く押さえて[f]と発音することは、「風」、「火」、「音」、「香り」など、「表面から出てくる」意味を象徴し、「上に向かう」、「下から上に」、「上から下に」、「煽り立てる」、「舞い上がる」、「前に」、「先に」、「表に現れる」、「心がフワついた」、「落ち着きのない」、「浮かぶ」、「飛ぶ」、「上げる」、「揚げる」、「空の嘘」、「信じられない」、「頼れない」、「その場しのぎの」、「詐欺」、「膨らむ」、「真実でない」、「偽りの」、「吹いて飛ぶような」、「遠くに及ぶ」、「的を絞りきれない」などの意味を表す。
火の意味からは比喩的に心の「カッとなる」、「怒る」、「熱心な」、「舞い上がる」を表す。
[f]だけでは意味が定まらず、それ以降か、語尾の意味を加えて初めて一語の意味が出てくることになる。
【0225】
解説図表示は、上唇で軽く下唇を抑え、吐く息に摩擦を生じさせる様子を表した横顔図、
吐く息が外に漏れる様子を表した横顔図、である。
【0226】
【表45】

【0227】
・方向(生じる)に関する意味を有する子音の国際発音記号[f](語尾にくる[f])
語尾にくる[f]の発音は、語頭にくる[f]の発音と変わらず、ハァーと吐く息を上の歯で下唇を軽く抑えて[f(フッ)]と発音する。
【0228】
語尾にくる[f]は、上唇と下唇で吐く息を一気に吐き出す音なので、「笑う」、「飛ばす」、「吐く息を外に出す」、「風を送る」、「波立てる」、「怒鳴る」、「威嚇をする」を意味する。
【0229】
解説図表示は、上唇で軽く下唇を抑え、吐く息に摩擦を生じさせる様子を表した横顔図、
吐く息が外に漏れる様子を表した横顔図、である。
【0230】
【表46】

【0231】
・方向(くっつく)に関する意味を有する子音の国際発音記号[k]
[k]の発音は、ハァーと吐く息を出しながら、口を縦に少し開け、その時、上下の歯と歯の隙間を少し開けた格好になり、両方の歯と歯との隙間で発音するので、ちょうど水平線の位置で[k]と発音する。
【0232】
[k]は、ハァーという吐く息を一点に集めて[k]と発音するので、「鋭いもの」、「角」、「先端部」の意味を象徴し、「蹴る」、「殺す」、「集める」、「集まる」、「一点に集中する」、「近づく」、「くっつく」を意味する。
【0233】
解説図表示は、口を縦に開け、吐く息を一点に集めて発音する様子を表す図、である。
【0234】
【表47】

【0235】
・方向(離れる)に関する意味を有する子音の国際発音記号[f]
[f]は、ハァーという吐く息を出しながら上の歯で下唇を軽く押さえるように[f]と発音する。
【0236】
「下から上に向かう、火の意味」と、火のあるところに「風」はつきものである。「風」は「上に向かう」、「飛ぶ」、「宙に舞う」、「落ち着かない」、「空の」、「たわごと」、「信じられない」、「不安」、「つかの間の楽しみ」、「偽り」、「詐欺の」など風化するを意味する。[f]の方向としては、「上に向かう」を意味する。
【0237】
解説図表示は、吹いた風が上に向かう様子を表す図、である。
【0238】
【表48】

【0239】
・方向(離れる)に関する意味を有する子音の国際発音記号[9](語頭にくる[9])
語頭にくる[9]の発音は、ハァーという吐く息を外に漏らすまいと内側に圧力をかけ、[9(グ)]と発音する。
【0240】
[9]は、「太陽の光」、「光っているもの」、「手で握る」、「掴む」を意味する。
「9」は、「光」、「光るもの」、「恵まれるもの」、「育まれる」、「与えられる喜び」、比喩的に「素晴らしいもの」、「握る」、「抱く」、「手」を意味する。
【0241】
解説図表示は、人が光るものを握っている様子を表した図、である。
【0242】
【表49】

【0243】
・方向(離れる)に関する意味を有する子音の国際発音記号[9](語尾にくる[9])
語尾にくる[9]は、発音するものと発音しないものの2つがある。
【0244】
[9]を発音しない場合は、ハァーという吐く息を口を縦に開けて、声を一切かけず、すべて鼻にかけて[ng]と発音するので、言いたい事が言えず悲しみを歌で伝えるので、「鼻で響かせる」、「歌う」、「連続する」、「状態の連続」、「回転する」、「進む」、「上方向に向かう」、比喩的に「空を舞う」、「まるいもの」を意味する。
[9]を発音する場合は、[9]はハァーという吐く息を抑えた形であり、「抑える」、「包む」、「囲う」、「覆う」を表す。
【0245】
解説図表示は、
[9]を発音しない場合を表したものが、回転する様子を表した円形の下半部に[ng]の記号に擬えた表示が付された図、
円形状を丸い物体が時計回りに連続して回転する様子を表した図、
[9]を発音する場合を表したものが、人の横顔図であって、縦に開けた口の形状を[9]の記号又は「G」の文字に擬えて表した図、である。
【0246】
【表50】

【0247】
続いて、母音の各国際発音記号について、発音、意味及び解説図を説明し、これらを含む6つの要素を表構成にしたものを示す。
【0248】
・母音の国際発音記号[α]
[α]の発音は、ハァーと吐く息を出しながら口を縦に一杯一杯開ける。
【0249】
このように、口を一杯一杯に開けるところから、下記(1)〜(3)の意味で用いる。(1)口を縦一杯一杯に大きく開けて声を出す
[α]という口の開け方から、大声を出す、大声を出して怒鳴る、泣く、苦痛、叫び、怒りを表す。一杯一杯開けた口の正面視から、目を開ける、手足を広げる、広がり、空間、隔たり、時間、距離とイメージする。このように、[α]は、口を一杯一杯に広げるので、比喩的に「目を開ける」、「見る」、「見る対象となる一点」、「目標」、「目的とする」を表し、そこからの「広がり」を表する。
(2)[α]は丸いもの、弧状を意味する
口を大きく縦に開けることは、「何かを相手に訴えようとする」、「意図する」、「目的とする」、「「目標とする」、「欲しがる」を意味し、口を一杯一杯に縦に開けた格好から、「絶叫」、「怒り」を表する。
(3)[α]は口を縦に開けるので、「空間」、「空」、「空気」、「宇宙」、「ガス」、「広がり」、「大きい」、「でかい」、比喩的に「満足する」をイメージする。
【0250】
解説図表示は、上下の歯と歯をくっつけた位置から口を縦に一杯一杯開けた口蓋を示す横顔図、
上記口蓋の正面視図に上方に向かう矢符と下方に向かう矢符とを併記した図、
上記横顔図における目を大きく開けた目と眉との斜視図、である。
【0251】
【表51】

【0252】
・母音の国際発音記号[ae]
[ae]の発音は、口を縦に一杯一杯に開き、[α]と発音しながら、真横一文字に口を左右に裂く。そして、縦に口を開いて[α]=aと発音し、[α]と言いながら、口を真横に開いて[e]と発音する。そうすると、[ae]は、[α]と[e]を一語で発音する音をいう。
【0253】
[α]で口の形状は、縦長の楕円形となり、[e]で口の形状は、横長の楕円形となるので、[ae]で口の開け方は、縦横共に大きく開けたようになる。この形は、[α]と[ae]とは全く同じ意味で[α]にアクセントがくるときに用い、「広がる」という意味で用いる。
【0254】
解説図表示は、口を縦に大きく開いた横顔図と[α]とを併記した図と、口を横に大きく開いた横顔図と[e]とを併記した図の和が、[ae]である旨を示す図、
縦長の楕円形図、
横長の楕円形図、
内側に[e]と記載した円の中に、内側に[α]と記載した楕円形を包含した図であって、当該図の外側に[ae]と記載した図、
上段に、[α]+[e]=[ae]と文字を記載し、下段に、口を縦に大きく開けた横顔が[α]を示す旨の図と、口を横に大きく開けた横顔が[e]を示す旨の図を、+の記号で結んだ図、である。
【0255】
【表52】

【0256】
・母音の国際発音記号[α:]
[α:]の発音は、[α]を長く伸ばして発音し、多くは[α:r(アール)]のように[r]と共に用いられる。
【0257】
[α:r]の発音は、[α]は縦に口を開け、[r]はハァーという吐く息を出しながら舌先を丸く内側に巻いて発音し、このとき、舌の格好が「弧状の」を表すので、「丸い」、「丸いもの」、「弧状の」、「弧状に広がった」、「弧運動の」、「囲う」を意味する。
[α]は太陽の軌道であり、丸いものから我々が目標とする、目的とする対象となる。[α]に[:r]が入ると、[r]が「弧」、「円状の運動」、「弧状に見えるもの」を表すので、[r]は[α](空間)の一部を表す。従って、[α:r]は、「太陽の軌道」、「円の一部」、「弧状の」を表す。
[α:]のように[:]を用いると、「伸ばす」を意味し、「連続」を意味する。
[α:r]と発音するときの口の格好から口蓋(上のお皿)の部分が発音するとき、「丸くなる」、「弧状に広がる」から「弧状のもの」、「アーチ型のもの」、「包む」、「覆う」、「抱く」、「握る」というイメージを描く。
【0258】
解説図表示は、縦長の楕円形図であって、上半分が破線で、下半分が実線で描かれた図、
左半分の縦長の楕円形図、縦長の楕円形図、上半分の縦長の楕円形図が、左から順に描かれた図、
口を大きく開けた横顔図であって、大きく開けた口から、上半分の楕円形図と左半分の楕円形図とが出てきたように描かれた図、である。
【0259】
【表53】

【0260】
・母音の国際発音記号[∂:]
[∂:]の発音は、ハァーという吐く息を出しながら、唇を丸く思い切り前に突き出しながら、舌先を内側に巻いて[∂:(アー)]と伸ばして発音する。
【0261】
[∂:]の意味は、「回転する」、「ネジを締める方向に回転する」、「えぐる」、「傷をつける」、「回る」、「小さくて丸い形状のもの」、「ぐるり」、「変化する」、「生じる」、「飛び回る」、「小さい」、「固まる」、「固める」を表す。
【0262】
解説図表示は、唇を丸く思い切り前に突き出しながら、舌先を内側に巻いて[∂:(アー)]と発音する様子を表す横顔図、
縦長の楕円形の中に水平線が描かれ、その水平線上に[α]の表示から上下に矢印が描かれた図、
円形の中に水平線が描かれ、その水平線上に[ae]を表示した図、
円形の中に[⊃]を表示した図、
縦長の楕円形の中に[∂]を表示した図、である。
【0263】
【表54】

【0264】
・母音の国際発音記号[Λ]
[Λ]の発音は、[α]、[ae]の開け方よりも小さくハァーと吐く息を出しながら、少し縦に口を開け[Λ(ハ)]と発音する。
【0265】
[Λ]は、[α]、[ae]を発音するときよりも口の開け方が小さいことから、「半分だけ太陽が水平線から顔を出し、後半分は水面に漬かっている」姿を象徴する。[Λ]の意味は、「全体が分からない」、「欠けている」、「足りない」、「すぶす」、「短くなる」、「至らない」、「完璧でない」、「形が整ってない」、「形が崩れる」、「削る」、「切る」、「空間をなくす」、「粗い」、「ぶっきらぼうな」、「中途半端な」、「壊れる」を意味する。
【0266】
解説図表示は、水平線を示す直線状に、太陽を示す円形の中に[Λ]の表示がされたものが、半分だけ水平線から上に出ており、その太陽を示す円形が昇って、再び水平線に沈んでいく様子を示した図、である。
【0267】
【表55】

【0268】
・母音の国際発音記号[e]
[e]の発音は、ハァーという息を出しながら両唇を少し縦に開け、横一文字に切って発音する。
【0269】
[e]は、普通に話すスタイルの口の形であり、「分け隔てなく」、「等しく」、「同じように」を意味する。[e]と発音するときに、均等に横に口を引き裂くところから、「長い」、「横に伸びる」、「広がる」、「連続する」、「やや幅のある線」を意味する。[e]は、[α]という音と比べると横に唇を裂く分、外側に突き出るところから、「余分」、「取り除く」、「外に」を意味する。
【0270】
解説図表示は、縦長の楕円形の中に、横長の楕円形が包含されており、その水平方向の中心位置に直線が描かれた図があり、その図と[e]とが、=(イコール)で結ばれた図、
縦長の楕円形と、横長の楕円形とが、互いの中心を同一点のして重なっており、横長の楕円形の、縦長の楕円形と重なっていない部分のみが色づけされた図、である。
【0271】
【表56】

【0272】
・母音の国際発音記号[i]
[i]の発音は、ハァーと吐く息を出しながら[i(イ)]と唇を真一文字にきって発音する。
【0273】
[i]は、上の歯と下の歯とがくっつく方向、上下の歯を噛み合わせる方向に発音するので、「くっつける」、「合わせる」、「連続する」、「線の」を意味し、[α]の発音から見ると、円の部分が[e]という音よりも[i]はさらに横にはみ出るので、[i]も[e]も、[α]に比べると、横にはみ出る部分が「外に」、「除く」という意味として用いられる。
【0274】
解説図表示は、[α]を示す縦長の楕円形と、[e]を示す横長の楕円形と、[i]を示す[e]よりもさらに横長な楕円形とが、互いの中心を同一点として重なっており、[i]の楕円形の、[e]の楕円形と重なっていない部分のみが色づけされた図、である。
【0275】
【表57】

【0276】
・母音の国際発音記号[i:]
[i:]の発音は、唇を思い切り真横十文字に切って[i]の音を伸ばして発音する。
【0277】
[i:]は、口を横に広げて発音するので、「横に広げる」、「横に広がる」を意味し、比喩的に「力を緩める」、「心を広げる」から比喩的に「くつろぐ」、「安楽」を意味する。[i:]は、「連続する」、「まっすぐ」、「導く」、「至る」、「受け止める」を意味する。[i:]は、スペルがeeのとき、「目」を象徴し、「2つの目」、「合わせる」、「合う」、「合流する」を意味する。
【0278】
解説図表示は、唇を正面から観察した図であって、唇を真横に一杯一杯広げて発音する様子を表す図、である。
【0279】
【表58】

【0280】
・母音の国際発音記号[⊃]
[⊃]の発音は、口を縦に開いて唇を丸めて[⊃]と発音する。
【0281】
[⊃]は、「丸くなっているもの」、「半円」、「中途半端な」、「いずれかの」を意味する。[⊃]は、しばしば、一方が90度又は180度西に向くと、他方が逆方向の90度又は180度の方向に向かうので、「反目」、「戦争」、「争い」などを意味する。
【0282】
解説図表示は、水平線上に縦長の楕円形が描かれ、その楕円形の中に一回り小さい楕円
形が描かれ、その楕円形の左側の弧上に、下方向を指す矢印と上方向を指す矢印とが、相対向して描かれた図があり、その図の左側に[⊃]の記号が記載された図、である。
【0283】
【表59】

【0284】
・母音の国際発音記号[⊃:]
[⊃:]の発音は、口を縦に開いて唇を丸めて[⊃:(オー)]と[⊃]の発音を伸ばした形で発音する。
【0285】
[⊃:]は、「⊃」を伸ばした音なので、「連続する」、更に「⊃:」=「回転する」、「連続」、その結果「円運動」、「元の位置に戻る」、「絡ませる」、「対面方向のものと向き合う」、「妨げる」、「妨害する」を意味する。
【0286】
解説図表示は、相互に向き合う矢印の間に×が描かれ、対面方向のものと向き合う様子を示した図、
口を縦に開いて唇を丸めて「⊃:(オー)」と発音する様子を表す横顔図であって、この唇を丸めた様子が「⊃:」の記号に似通っていることを示す図、である。
【0287】
【表60】

【0288】
・母音の国際発音記号[u]
[u]の発音は、ハァーという吐く息を出しながら思い切り唇を前に突き出し、丸く[u:(ウー)]と伸ばして発音する。
【0289】
[α]、[ae]よりも小さい「円」、「目」、「丸い形状のもの」、「包む」、「守る」、「覆う」、「形にしたもの」、「全体」、「一つのまとまったもの」を意味する。
【0290】
解説図表示は、思い切り唇を前に突き出し、丸く[u(ウ)]と発音する様子を表した正面視顔面図、である。
【0291】
【表61】

【0292】
・母音の国際発音記号[u:]
[u:]の発音は、という吐く息を出しながら思い切り唇を前に突き出し、丸く[u(ウ)]と発音する。
【0293】
[u:]の意味は、[u]の連続を意味するので、[u:]は、[u]の唇の格好から「丸いもの」、「回転するもの」、「太陽、月」、「回転する」、「球体」、「球体の」、「月」、「力」(引っ張り続ける、吸い続ける、張り続ける)の意味を象徴し、弧状の意味から「覆う」、「囲う」を表し、「月」を表す意味としては、「力」という意味と、力を表す「月」を意味する。また、[u:]は、「引きつける」、「引っ張られる」、「押す」、「押しやる」、「動く」、「動かす」を表し、太陽と同じように回転するため、「回る」、比喩的に「日常の」、「引きつけられる」、「取る」、「口の中に入れる」を意味する。
【0294】
解説図表示は、思い切り唇を前に突き出し、丸く[u(ウ)]と発音する様子を表した正面視顔面図、
円形の弧上に時計回りの矢印が付され、回転する様子を表した図、である。
【0295】
【表62】

【0296】
以上のとおり、英語は、発音に伴う口唇と舌の位置を示す口の開け方が意味を表し、各子音又は母音の発音が有する意味は、上記したとおりである。
各子音又は母音の発音を記号化したものが発音記号である。
従って、本発明に係る英語学習に供される記録媒体によって、各発音(発音記号)が表す意味を知り、1つの単語を構成する発音(発音記号)の意味を合成することにより、英単語の意味を理解することができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
英語は綴り字が意味を表すのではなく、発音に伴う口唇と舌の位置を示す口の開け方が意味を表し、それを記号化したものが発音記号であることを学習する英語学習に供される記録媒体において、
この記録媒体は、文字、図形、記号を含み、
1つの英単語に関する多要素を横方向に配置し、各単語の同類要素を縦方向に配置した表構成を有し、
前記各要素は、6つ以上の要素からなり、少なくとも、
要素1:英単語の子音又は母音の綴り字(スペル)表示、
要素2:上記綴り字表示の子音又は母音の国際発音記号(IPA)表示、
要素3:上記発音記号を発音するときの口唇と舌の位置を示す口の開け方を図示化した解説図表示、
要素4:上記発音記号が表す意味表示、
要素5:要素2の発音記号が適用される英単語例の綴り字表示、
要素6:前記要素3の解説図表示に関する解説文表示、
を含み、
前記要素1は、第1列に配置されてあり、
前記要素5は、前記第1列に合わせて若しくは第1列と第2列とに分けて配置又は上記表構成の外に加えて表示してあり、
前記要素2から4は、この順序で横方向に配置してあり、
前記要素6は、前記要素3の表構成中に又は表構成外に表示してあり、この解説文は、下記子音又は母音の概念論拠に基づく意味表示である、
ことを特徴とする英語学習に供される記録媒体。
但し、下記子音又は母音の概念論拠における[ ]で閉じられた文字は、下記表1に示すように国際発音記号(IPA)を表す。

<子音の概念論拠>
(1)太陽:子音の国際発音記号の[b]、[d]、[h]、[s]、[r]、[t]、[l]、[9]は、太陽と熱と光に関する意味を表し、
(2)水平線:子音の国際発音記号の[l]は、水平線、線、平面、水に関する意味を表し、
(3)月:子音の国際発音記号の[m]、[d3]は、月とほのかな光、喜びに関する意味を表し、
(4)火:子音の国際発音記号の[b]、[f]は、火に関する意味を表し、
(5)波・水:子音の国際発音記号の[w]、[l]は、波、水に関する意味を表し、
(6)力:子音の国際発音記号の[∫]、[t∫]、[d3]、[k]、[v]は、力に関する意味を表し、
(7)風・火:子音の国際発音記号[f]は、風、火に関する意味を表し、
(8)方向:
(8−1)子音の国際発音記号の[r]は、「上に向かう」方向に関する意味を表し、
(8−2)子音の国際発音記号の[w]、[s]、[n]、[r]、[v]は、回転、変化に関する意味を表し、
(8−3)子音の国際発音記号の[d]は、「下に向かう」方向に関する意味を表し、
(8−4)子音の国際発音記号の[t]は、じっとしている状態を表す「滞」に関する意味を表し、
(8−5)子音の国際発音記号の[m]、[d3]は、合流、結合、増加に関する意味を表し、
(8−6)子音の国際発音記号の[p]、[f]は、「生じる」、「前に、先に現れる」に関する意味を表し、
(8−7)子音の国際発音記号の[k]は、「くっつく」、「近づく」に関する意味を表し、
(8−8)子音の国際発音記号の[f]、[9]は、「離れる」、「進む」に関する意味を表す。

<母音の概念論拠>
母音とは、目的、目標までの空間、隔たり、距離を刻む太陽の軌道を意味し、口を大きく開ければ開けるほど、目的とする、意図する、目標とするまでに時間がかかり、距離があり、隔たりがあり、空間があることを意味する。

【表1】

【請求項2】
前記要素3及び要素6が、
前記要素6の基礎となる「子音の概念論拠」が、太陽に関する意味を有する子音の国際発音記号[b]、[d]、[h]、[s]、[r]、[t]、[l]又は[9]である場合、
下記(1−1)〜(1−8)であることを特徴とする請求項1に記載の英語学習に供される記録媒体。

(1−1)国際発音記号[b]の場合
前記要素3の解説図表示が、『縦長の楕円形の中に横長の楕円形が包含され、中心水平線が引かれ、その中心水平線の上左側と下右側とに太陽を示す図形があり、その図形が時計回りに移動する旨を示す矢印が引かれた図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[b]の発音は、ハァーという吐く息を出しながら両唇をしっかり閉じて吐く息の溜めを一気に外に出して[b]と発音する。[b]は、東から昇る太陽を表し、同時に西に沈む太陽を表す。口全体を太陽の軌道とすると、両唇を完全に閉じた状態を[b]といい、口内の内圧が高まって、我慢できるだけ我慢することを表し、真っ暗な闇の意味を象徴し、「吐く息を堪える」を意味する。』旨の表示であること。

(1−2)国際発音記号[d]の場合
前記要素3の解説図表示が、『口を大きく開け、舌先を一番上の歯の後の付け根の部分につけた横顔の図であって、[d]の記号が併記され、舌先を下に向かって下ろす様子を示す矢印が付された図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[d]の発音は、ハァーと吐く息を出しながら口を縦に開け、舌先を一番上の歯の後の付け根の部分につけて、そこから舌先を蹴って、下ろして[d]と発音する。[d]は、子午線から下、水平線から下の方向を意味する太陽を表し、「下に」、「暗くなる」、「精神的に滅入る」、「危険」を意味する。』旨の表示であること。

(1−3)国際発音記号[h]の場合
前記要素3の解説図表示が、『息を口からハァーと吐く様子を表した横顔図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[h]の発音は、ハァーという吐く息そのものであり、腹式呼吸では息を吐きながら単語を発音するので、無声音といっても吐く息が伴うので、英語の音は[h]がベースといっても過言ではない。』、
『[h]は、吐く息を意味し、比喩的に「熱」、「太陽」を意味し、東から太陽が昇るときから「光を放つ」、「外に強い力で放つ」を意味し、喜び、祝福、名誉を授かる」、「手」、「すでに与えられている」を意味する。』旨の表示であること。

(1−4)国際発音記号[s]の場合
前記要素3の解説図表示が、『太陽を表す図形の中心水平線に沿って上下の口唇を表すと共に、中心水平線の左端から右端に向け、太陽を表す円形の上半円周に沿って矢符表示し、そのまま右端から左端に向け下半円周に沿って矢符表示し、かつ、前記中心水平線と上半円周矢符線と下半円周矢符線とによる[s]の記号を併記した図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[s]の発音は、ハァーと吐く息だけ出しながら上下の歯を噛み合わせて、その間から[s]と発音する無声音(吐く息だけの音)であり、その舌の位置は上下の歯の真中において発音する。[s]の太陽は上下の歯を噛み合わせて[s(ス)]と発音するとき、水平線を中心とした太陽を表すので、太陽が出るときと沈むときの位置が水平線の左右に分かれ相対向して「並ぶ」、その結果、「似通った」を意味し、「対面方向」、「分かれる」、「分かれて存在する」を意味するだけでなく、太陽が「沈む」、「下に進む」、「下に進める」、「水の中に入る」、「浸す」、「鎮める」も意味する。』旨の表示であること。

(1−5)国際発音記号[r]の場合
前記要素3の解説図表示が、『太陽の図形に見立てた口がハァーと吐く円形に開くと共に、舌が口蓋につかないように左から右方向へ丸く内側に巻かれた口蓋、口唇、舌の線表示であり、かつ、この線表示の舌と口唇(鎖線)で表現される[r]の記号を併記した図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[r]の発音は、ハァーと吐く息を出しながら口を縦に一杯一杯開けて、下を口蓋につけないように丸く内側に巻いて発音する。[r]は下を内側に丸く巻いて発音するので「太陽が回転する」、「丸いもの」、「変わる」、「変える」、「変化する」、「運ぶ」、「もたらす」を表す太陽である。』旨の表示であること。
(1−6)国際発音記号[t]の場合
前記要素3の解説図表示が、『太陽の図形に見立てた口がハァーと吐くときに円形に開くと共に、舌先が前歯の後の歯の付け根の所にピーンと張っている口蓋、舌の線表示であり、かつ、この舌と前歯で表現される[t]の記号を併記した図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[t]の発音は、ハァーと吐く息を出しながら舌先を前歯の後の歯の付け根の所に下からピーンと張るようにつけて[t]と発音する。[t]の意味は「立つ」、「建てる」、比喩的に「子午線」、「存在する」、「ピーンと張る」などを表す太陽である。』、
『[t]の意味は、「時」を刻み、子午線の位置に来ることを象徴し、「上に」、「先に」、「頂点」、「高い所」、比喩的に「高い音色」を意味する。』旨の表示であること。

(1−7)国際発音記号[l]の場合
『語頭にくる[l]』と『語尾にくる[l]』旨のタイトル表示によって、表構成が分離され、
前者について、前記要素3の解説図表示が、『口を大きく開け、舌先を上前歯の裏の付け根の部分につけた横顔の図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[l]の発音は、ハァーという吐く息を出しながら舌先を[t]、[d]と同じく上の歯の裏側の付け根のところにつけたまま[l(ル)]と発音する。[l]の意味は、舌の位置が一番高いところにあり、ピーンと張り詰めた位置から「力を緩める」、そして「下方向に向かう」から「力を緩める」、「力が緩む」、その結果「横たえる」、「横たわる」、「長い体をなす」、「長い」を意味する。』旨の表示であり、
後者について、前記要素3の解説図表示が、『口を大きく開け、舌先を上前歯の裏の付け根の部分につけ、舌をピーンと伸ばした様子を表す横顔の図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[l]の発音は、舌先を上の前歯の真後ろにしっかりと[t]、[d]よりやや長くつけ[l(ル)]と発音する。[l]の意味は、水平線、線状のもの、地平線、水平線の端から端まで、太陽が東から昇り西に沈み、また水平線に達するまで「全体」、「丸くなったもの」、「まとめたもの」、「丸いもの」を表す。』旨の表示であること。

(1−8)国際発音記号[9]の場合
前記要素3の解説図表示が、『[9]の記号を口に擬えた横顔であって、[9]の記号を下から上へ押すような矢印が付された図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[9]の発音は、ハァーという吐く息を出しながら、喉のところでハァーと吐く息にブレーキをかけ、吐く息を抑えるので濁音になる。[9]の意味は、神から与えられた「光るもの」、「大地」、「手で握る」、「押さえる」、「小さくする」、「与えられる喜び」、「感謝」、「楽しみ」を意味し、「小さい」を意味する。』旨の表示であること。
【請求項3】
前記要素3及び要素6が、
前記要素6の基礎となる「子音の概念論拠」が、水平線に関する意味を有する子音の国際発音記号[l]である場合、
下記であることを特徴とする請求項1に記載の英語学習に供される記録媒体。

前記要素3の解説図表示が、『口を大きく開け、舌先を前歯の裏側の付け根の所に下からピーンと張るようにつけた様子を表した横顔図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[l]の発音は、ハァーと吐く息を出しながら舌を[t]と同じ位置にピーンと張り、[l(ル)]と発音する。[l]の意味は、「水平線」、「平らなところ」、「横の線」、「線状のもの」を表し、[t]が「立つ」、「建てる」という縦の線を意味する対比上、容易に区別される。』旨の表示であること。
【請求項4】
前記要素3及び要素6が、
前記要素6の基礎となる「子音の概念論拠」が、月に関する意味を有する子音の国際発音記号[m]又は[d3]である場合、
下記(3−1)〜(3−2)であることを特徴とする請求項1に記載の英語学習に供される記録媒体。

(3−1)子音の国際発音記号[m]の場合
前記要素3の解説図表示が、『太陽が西の水平線に沈む一方で、月が東から昇る様子を表した図』、『唇を正面から観察した図であって、上唇を[m]の記号に擬えて描かれた図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[m]の発音は、ハァーという吐く息を力を入れて上唇と下唇とを完全に閉じ、すべてを鼻にかけ吐く息が口から一切漏れないように力を入れるので「力」の意味を象徴し、[m]は太陽の光の反射と考えられ、太陽が西に沈む頃に東から月が昇るのを表すので、太陽が水平線から沈んでからを表す。[m]は5つの意味を有しており、1つ目の「月が昇る」という意味では水平線、地平線を含むそれから上にという意味と同時に、2つ目の「水平線下に太陽が沈む」を象徴し、発音の際に力を入れることから3つ目の「力」、「圧する」、「縛る」、「くっつける」、「固める」、「形にする」を意味する。4つ目は、吐く息は鼻から出るので、外に言いたい事を言えない事から「心に留める」、「気にする」、「執着する」、「思う」、「思いを募らせる」、「留まる」を意味する。5つ目は、[m]の発音は、両唇を閉じるところから言いたい事が言えない状態が続くから「溜まる」、「維持する」、「思いを募らせる」を意味する。』旨の表示であること。

(3−2)国際発音記号[d3]の場合
前記要素3の解説図表示が、『太陽を表す楕円形が、ほのかな光を放っている様子を示す図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[d3]の発音は、唇を前に尖らせて、上下の歯と歯とを閉じた位置からやや口を縦に開けて、舌の位置は上下の歯と歯との中間よりやや下にずらした位置で[d3(ジ)]と発音する。[d3]の意味は、太陽を表す子音が光を象徴するのに対して、太陽とは違ってほのかな光を表し、ハァーという吐く息を口に窄めて圧するので、「力」の意味を象徴し、「戦う」、「競う」、「制する」を意味する。』旨の表示であること。
【請求項5】
前記要素3及び要素6が、
前記要素6の基礎となる「子音の概念論拠」が、火に関する意味を有する子音の国際発
音記号[b]又は[f]である場合、
下記(4−1)〜(4−2)であることを特徴とする請求項1に記載の英語学習に供される記録媒体。

(4−1)国際発音記号[b]の場合
前記要素3の解説図表示が、『吐く息の溜めを一気に外に出して[b]と発音する様子を表す横顔図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[b]の発音は、ハァーという吐く息を出しながら両唇をしっかり閉じて吐く息の溜めを一気に外に出して[b]と発音する。[b]の意味は、「爆発する」、「炎上する」、「燃える」、「煮る」、「沸騰させる」、「焦がす」など「火」を意味する。』旨の表示であること。

(4−2)国際発音記号[f]の場合
前記要素3の解説図表示が、『ハァーと吐く息を出しながら上の歯で下唇を軽く摩擦させて[f]を発音する様子を表す横顔図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[f]の発音は、ハァーと吐く息を出しながら上の歯で下唇を軽く摩擦させて出す音なので、「風」を意味する。』旨の表示でであること。
【請求項6】
前記要素3及び要素6が、
前記要素6の基礎となる「子音の概念論拠」が、波・水に関する意味を有する子音の国際発音記号[w]又は[l]である場合、
下記(5−1)〜(5−2)であることを特徴とする請求項1に記載の英語学習に供される記録媒体。

(5−1)国際発音記号[w]の場合
前記要素3の解説図表示が、『顔面を正面から描いた図であって、口を大きく開き、唇に波打つようなしわが寄っている様子を表す図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[w]は、口を丸く突き出した位置から口を開く唇の格好が、波打つように唇にしわを寄せるので、[w]は、丸くなっているもの、回転運動の意味を象徴し、「風」、「雨」、「水」、「重み」を表す。』旨の表示であること。

(5−2)国際発音記号[l]の場合
前記要素3の解説図表示が、『垂直に立てられた線状のものが、徐々に傾きながら水平に倒れる様子を表す図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[l]の発音は、ハァーと吐く息を出しながら舌を[t]と同じ位置にピーンと張り、[l(ル)]と発音する。[l]は、舌先を上の歯の裏側の付け根の位置に真っ直ぐつけることから、「線状のもの」を意味し、「地平線」、「湖」、「力が緩む」、「解ける」、「水」、「液状のもの」を意味する。』旨の表示であること。
【請求項7】
前記要素3及び要素6が、
前記要素6の基礎となる「子音の概念論拠」が、力に関する意味を有する子音の国際発音記号[∫]、[t∫]、[d3]、[k]又は[v]である場合、
下記(6−1)〜(6−5)であることを特徴とする請求項1に記載の英語学習に供される記録媒体。

(6−1)国際発音記号[∫]の場合
『語頭にくる[∫]』と『語尾にくる[∫]』旨のタイトル表示によって、表構成が分
離され、
前者について、前記要素3の解説図表示が、『口唇の形が左・右の矢符で示される力によって押圧され、縦長の二重楕円を表した図と、この図の左・右の矢符を受ける平行線を加えた図と、この平行線を加えた図を90度回転させた図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[∫]の発音は、唇を前に尖らせて、思い切り口を丸くして、[∫(シ)]と発音する。[∫]の意味は、「圧する」、「こする」、「剃る」、「磨く」、「輝かせる」があり、その結果「縮む」、「浅い」、比喩的に「冷たく感じる」という力に関する意味を有する。』旨の表示であり、
後者について、前記要素3の解説図表示が、『横視した顔の口が縦長に大きく開き、前方に向かう上下2本の矢符で表される吐く息の力が表現された図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『唇を前に尖らせて、思い切り口を丸くして、∫(シ)]と発音する。[∫]の意味は、「押し流してしまう」、「押し出す」、「素早く他に渡してしまう」、「渡す」、「勢いよく外に、他に追いやってしまう」、「力で放つ」、「近づけない」を表す。』旨の表示であること。

(6−2)国際発音記号[t∫]の場合
『語頭にくる[t∫]』と『語尾にくる[t∫]』旨のタイトル表示によって、表構成が分離され、
前者について、前記要素3の解説図表示が、『正面視した顔の口が縦長に大きく開き、口が二重の縦長楕円形で表され、この縦長楕円形を左右から矢印で挟みこみ、縦長楕円形の中に[t∫]の記号が記載された図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[t∫]の発音は、ハァーという吐く息を出しながら口を丸く前に突き出し、[t∫(チ)]と発音する。[t∫]の意味は、唇の両方に圧力を加えたようになるので、「圧する」、「絞る」、「縮む」、比喩的に「気温が下がる」、「目を細める」、「細くて長いもの」、「先が尖る」、「小さい」、「固める」を意味する。』旨の表示であり、
後者について、前記要素3の解説図表示が、『縦長楕円形から矢印が付され、この矢印が指し示す方向に”ch−”のスペルが付された縦長楕円形が表された図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[t∫]の発音は、ハァーという吐く息を出しながら両唇を丸めて前に突き出し、上下の歯と歯とをくっつけて、下の歯の方が上の歯よりもほんの少しだけ前の方にくるようにして[t∫(チ)]と発音する。[t∫]の意味は、「至る」、「導く」、「達する」、「受け止める」を意味する。』旨の表示であること。

(6−3)国際発音記号[d3]の場合
『語頭にくる[d3]』と『語尾にくる[d3]』旨のタイトル表示によって、表構成が分離され、
前者について、前記要素3の解説図表示が、『口唇を表した図であって、口唇が左右から圧せられる様子を示す図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[d3]の発音は、唇を前に尖らせて、上下の歯と歯とを閉じた位置からやや口を縦に開けて、下の位置は上下の歯と歯との中間よりやや下にずらした位置で[d3(ジ)]と発音する。[d3]の意味は、太陽を表す子音が光を象徴するのに対して、太陽とは違ってほのかな光を表し、ハァーという吐く息を口に窄めて圧するので、「力」の意味を象徴し、「戦う」、「競う」、「制する」を意味する。』旨の表示であり、
後者について、前記要素3の解説図表示が、『口唇を表した図であって、口唇が左右から圧せられる様子を示す図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[d3]の発音は、唇を前に尖らせて、上下の歯と歯とを閉じた位置からやや口を縦に開けて、下の位置は上下の歯と歯との中間よりやや下にずらした位置で、語頭にくる[d3]よりも圧力を加えて[d3(ジ)]と発音する。[d3]の意味は、発音する時、「圧力」を表すので、「まとめる」、「合わせる」、「加え
る」、「受け止める」、「囲う」、「整える」を意味する。』旨の表示であること。

(6−4)国際発音記号[k]の場合
『語頭にくる[k]』と『語尾にくる[k]』旨のタイトル表示によって、表構成が分離され、
前者について、前記要素3の解説図表示が、『水平線の位置で[k]と発音することを示す図であって、右に90度回転した[k]の記号が、横顔の口の位置に描かれた図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[k]の発音は、ハァーと吐く息を出しながら、口を縦に少し開け、その時、上下の歯と歯の隙間を少し開けた格好になり、両方の歯と歯との隙間で発音するので、ちょうど水平線の位置で[k]と発音する。語頭にくる[k]が有声音である場合は、口を丸く前に尖らせて、歯をむき出すところから、「角」、「先」、「鋭く突起しているもの又は場所」、「切る」、「切り捨てる」、「鎮める」、「静かな」、「刃を向ける」を意味する。』旨の表示であり、
後者について、前記要素3の解説図表示が、『矢印が壁に当たって跳ね返る様子と、矢印が壁に当たって止まる様子を示す図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[k]の発音は、ハァーと吐く息を急に止めるので、「止める」、「止まる」、「留まる」、その結果「跳ね返る」、「後退する」、「跳ね返す」を意味する。』旨の表示であること。

(6−5)国際発音記号[v]の場合
前記要素3の解説図表示が、『上前歯で下唇を強く噛んだ横顔を示す図であって、喉から口を通って口の外に出る吐く息の流れを表した図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[v]の発音は、ハァーという吐く息を出しながら下唇を[f]よりも強く噛んで勢いよく発音する。[f]が吐く息だけの摩擦音であるのに対して、[v]は破裂音である。[v]は、V字状に口と眼とを結ぶ線の位置から、「目」、「確かな目」、「価値」、「村」を意味する。』旨の表示であること。
【請求項8】
前記要素3及び要素6が、
前記要素6の基礎となる「子音の概念論拠」が、風・火に関する意味を有する子音の国際発音記号[f]である場合、
下記であることを特徴とする請求項1に記載の英語学習に供される記録媒体。

『語頭にくる[f]』と『語尾にくる[f]』旨のタイトル表示によって、表構成が分離され、
前者について、前記要素3の解説図表示が、『ハァーという吐く息を出しながら上の歯で下唇を軽く押さえて摩擦をさせて[f]と発音する様子を表す横顔図であって、吐いた息によって物体が吹いて飛ぶ様子を表した図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[f]の発音は、ハァーという吐く息を出しながら上の歯で下唇を軽く押さえて摩擦をさせて[f]と発音するので、「フゥ」という吐く息だけを出す音なので比喩的に「風」を表し、「上に浮かぶ」、「中身のない」、「飛ぶ」、「浮ついた」、「地に着かない」、「落ち着きのない」、「はしゃぐ」、「吹いて飛ぶような」、「嘘」、「気まぐれ」、「本心でない」、「信じられない」などを表す。』、
『[f]は、「表れる」の意味から、「表、前、表面を表す」、「姿」、「形」、「数字」を表す。』旨の表示であり、
後者について、前記要素3の解説図表示が、『ハァーという吐く息を出しながら上の歯で下唇を軽く押さえて摩擦をさせて[f]と発音する様子を表す横顔図であって、吐いた息によって物体が吹いて飛ぶ様子を表した図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『語尾にくる[f]の発音は、語頭にくる[f]の発音と
同じであるが、[f]は、「吐く息を強く外に向ける」、「吹く」、「動物のうなり声」、「生物」、「生命」、その結果「多様なものと関わり合う」、「多様に使う、使われる」を意味する。』旨の表示であること。
【請求項9】
前記要素3及び要素6が、
前記要素6の基礎となる「子音の概念論拠」が、方向(上に向かう)に関する意味を有する子音の国際発音記号[r]である場合、
下記であることを特徴とする請求項1に記載の英語学習に供される記録媒体。

前記要素3の解説図表示が、『円形の弧上に矢印が付され、回転する様子を示した図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[r]の発音は、ハァーと吐く息を出しながら口を縦に一杯一杯開けて、下を口蓋につけないように丸く内側に巻いて発音する。[r]は、太陽が東から昇り、「上に向かう」、子午線を通り、「回転し」、「下に向かう」、そして「上に向ける」という回転を意味するが、「上下する」という意味で「主に上に向かう」の意味で用いる。』旨の表示であること。
【請求項10】
前記要素3及び要素6が、
前記要素6の基礎となる「子音の概念論拠」が、方向(回転、変化)に関する意味を有する子音の国際発音記号[w]、[s]、[n]、[r]又は[v]である場合、
下記(8−2−1)〜(8−2−5)であることを特徴とする請求項1に記載の英語学習に供される記録媒体。

(8−2−1)国際発音記号[w]の場合
前記要素3の解説図表示が、『口を丸く突き出し、唇が波打つ様子を表した「w」の記号が付された横顔図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[w]の発音は、口を丸く突き出した位置から口を開く唇の格好が、波打つように唇にしわを寄せて発音する。[w]は、口を丸く尖らせて発音するので、その姿から「丸いもの」、「回転する」を意味する。』旨の表示であること。
(8−2−2)国際発音記号[s]の場合
前記要素3の解説図表示が、『太陽を表す[s]が、東から昇って西に沈む様子を表す図であって、西に沈む太陽が「下方向に」、「下に沈む」、「水に浸かる」様子を表す図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[s]の発音は、ハァーと吐く息だけ出しながら上下の歯を噛み合わせて、その間から[s]と発音する無声音(吐く息だけの音)であり、その舌の位置は上下の歯の真中において発音する。[s]は、上の歯と下の歯とをくっつけた間から洩れる吐く息の音で口を閉じるときの音なので、太陽が東から昇るときの[s]と、太陽が西に沈むときの[s]とが、水平線上で時をおいて並ぶを意味し、この意味で[s]は、「2つの目」を意味する。そして、方向としては「東に沈む太陽」を意味するので、「下方向に」、「下に沈む」、「水に浸かる」を意味する。』旨の表示であること。
(8−2−3)国際発音記号[n]の場合
前記要素3の解説図表示が、『吐く息が喉から鼻を通って外に抜ける様子を示す横顔図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[n]の発音は、ハァーという吐く息を両唇で閉じ、鼻から吐く息を抜いて[n(ンヌ)]と発音する。[n]は、丁度、上の唇と下の唇とをしっかり合わせ、鼻に抜ける位置から太陽が東から昇り、西に沈む水平線から円運動を続ける「太陽」、「神」を表し、水面上、つまり「地平線」の位置、0、無、中和、その結果「必要とする」、「与える」を表す。』旨の表示であること。

(8−2−4)国際発音記号[r]の場合
前記要素3の解説図表示が、『太陽が時計回りの方向に回転する様子を表す図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[r]の発音は、ハァーという吐く息を出しながら口を縦一杯に開きながら、舌先を口蓋につけないようにくるりと内側に丸めて、[r(ア)]と発音する。[r]は、口を縦一杯に開けるので「太陽」が東から昇り、子午線の位置まで「昇る」、そして「子午線の位置からr状に回転する」、「めぐる」、「運ぶ」、「他に渡る」、「至る」を意味する。』旨の表示であること。

(8−2−5)国際発音記号[v]の場合
前記要素3の解説図表示が、『2つの矢印がV字型に上方向を指した態様で表され、その2つの矢印と交差する水平線が表され、2つの矢印の接点から回転しながら上に出てくる様子を表す図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[v]の発音は、ハァーという吐く息を出しながら下唇を上の歯で軽く噛んで[v]と発音する。その時、口の中で舌先を内側に巻いて発音するので、「内側から回転して外に出す(外に出る)」、「地中から根を張って上に出る」、「地中から外に出てくる」、「運ぶ」、「穴を開ける」、「空の」を表し、「軸を中心に大きく回転する」を意味し、「猛威」、「暴力」、「物凄い力」を意味する。』旨の表示であること。
【請求項11】
前記要素3及び要素6が、
前記要素6の基礎となる「子音の概念論拠」が、方向(下に向かう)に関する意味を有する子音の国際発音記号「d]である場合、
下記であることを特徴とする請求項1に記載の英語学習に供される記録媒体。

『語頭にくる「d]』と『語尾にくる「d]』旨のタイトル表示によって、表構成が分離され、
前者について、前記要素3の解説図表示が、『太陽が水平線に沈み、水平線下の闇に向かっていく様子を表した図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『「d]の発音は、ハァーという吐く息を出しながら口を縦に一杯一杯開けて、舌先を上の前歯の後ろの歯茎の付け根の部分にしっかり下に降ろす。[d]の意味は、「下に向かう」、「下方向に」を意味する。』旨の表示であり、
後者について、前記要素3の解説図表示が、『太陽が水平線に沈み、水平線下の闇に向かっていく様子を表した図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『語尾にくる[d]の発音は、舌先を前歯の後ろの付け根のところにつけて[d(ド)]と下方向に発音する。[d]は、「下に向かう」から太陽が西に沈む意味を象徴し、「力が減じる」、「差がつく」、「しおれる」、「寝る」、「悪い方向に向かう」、「死」を意味する。』旨の表示であること。
【請求項12】
前記要素3及び要素6が、
前記要素6の基礎となる「子音の概念論拠」が、方向(じっとしている状態を表す「滞」)に関する意味を有する子音の国際発音記号[t]である場合、
下記であることを特徴とする請求項1に記載の英語学習に供される記録媒体。

『語頭にくる[t]』と『語尾にくる[t]』旨のタイトル表示によって、表構成が分離され、
前者について、前記要素3の解説図表示が、『舌先を前歯の裏の付け根のところに下か
らピーンと張るようにつけた横顔図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[t]の発音は、ハァーと吐く息を出しながら舌先を前歯の後の歯の付け根の所に下からピーンと張るようにつけて[t]と発音する。[t]は、下から上に舌先を前歯の後ろの歯の付け根のところにつけるを意味し、日中の照射時間が比較的長く、舌先が上の歯の後ろの歯茎の付け根のところにしっかりつけたままの状態から「立つ」、「じっとしている」、「存在する」、「ピーンと張る」を意味する。舌先が一番高いところに達するところから、舌の意味を象徴し、「舌」、「舌を使って」を意味する。』旨の表示であり、
後者について、前記要素3の解説図表示が、『太陽の軌道を表す円形と、その円形の中心点で交差する十字が表され、その十字が[t]を表すことを示した図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『語尾にくる[t]の発音は、舌先を前歯の後ろの歯の付け根のところにピーンとつけて発音する。語尾に[t]がくる場合、舌先を一番高い所にやるので、「行き着くところまで行く」、「ある動作をしてしまう」、「隙間を埋める」、「動かない」という結果を表し、「置く」、「立ち止まる」、「・・・した状態」、「・・・する性質の」、「場所」を意味する。』旨の表示であること。
【請求項13】
前記要素3及び要素6が、
前記要素6の基礎となる「子音の概念論拠」が、方向(合流、結合、増加)に関する意味を有する子音の国際発音記号[m]又は[d3]である場合、
下記(8−5−1)〜(8−5−2)であることを特徴とする請求項1に記載の英語学習に供される記録媒体。

(8−5−1)国際発音記号[m]の場合
『語頭にくる[m]』と『語尾にくる[m]』旨のタイトル表示によって、表構成が分離され、
前者について、前記要素3の解説図表示が、『口を閉じ、吐く息が鼻にかかる様子を表した横顔図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[m]の発音は、ハァーと吐く息を出しながら、口を閉じ一気に鼻にかけ[m(ム)]と発音する。[m]の発音は、ハァーと言いながら両唇を合わせて閉じるので、「2つ」、「2人が1つになる」を意味する。』旨の表示であり、
後者について、前記要素3の解説図表示が、『口を閉じ、吐く息が鼻にかかる様子を表した横顔図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『語尾にくる[m]の発音は、語頭にくる[m]と同じであり、ハァーと吐く息を出しながら、口を閉じ一気に鼻にかけ[m(ム)]と発音する。語尾にくる[m]は、「力で抑える」、「制する」、「刷り込む」、「くっついているもの」、「閉ざす」、「固める」、比喩的に「姿、形にする」を意味する。』旨の表示であること。

(8−5−2)国際発音記号[d3]の場合
前記要素3の解説図表示が、『口を縦に開け、左右か唇を圧する様子を表す図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[d3]は、ハァーという吐く息を出しながら口を縦に少し開け、唇を前に丸く突き出し、上下の歯と歯とを噛み合わせ、舌を動かさないで、下の歯を少し前にずらして[d3(ジ)]と発音する。[d3]は、ハァーと吐く息を圧した音なので、「圧する」、「圧して潰す」、「縮ませる」、「縮む」、「絞り込む」、「液状化する」、「判断する」、「制する」、「小さくする」、「削り取る」を意味する。』旨の表示であること。
【請求項14】
前記要素3及び要素6が、
前記要素6の基礎となる「子音の概念論拠」が、方向(生じる、前に、先に現れる)に関する意味を有する子音の国際発音記号[p]又は[f]である場合、
下記(8−6−1)〜(8−6−2)であることを特徴とする請求項1に記載の英語学習に供される記録媒体。

(8−6−1)国際発音記号[p]の場合
『語頭にくる[p]』と『語尾にくる[p]』旨のタイトル表示によって、表構成が分離され、
前者について、前記要素3の解説図表示が、『ハァーという吐く息を上下の唇で閉じ、口を閉じて吐く息の溜めを作る様子を表した横顔図と、[p]の記号の略円形部分から、何かが外に飛び出す様子を表した図とが併記された図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[p]の発音は、ハァーという吐く息を上下の唇で閉じると、[p]は口を閉じた分、吐く息の溜めを作り、一気に外に勢いよく[p(プ)]と吐き出して発音する。[p]の意味は、吐く息を両唇で閉じるということは、「言いたいことが言えない」、「我慢をする」を意味する。』旨の表示であり、
後者について、前記要素3の解説図表示が、『円形の中に、その円形と中心を同じくする十文字が描かれ、円形と十文字の接点を接続した四角形が描かれ、その円形と十文字の接点に[p]の記号が表された図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『語尾にくる[p]の発音は、ハァーという吐く息を出しながら唇を完全に閉じた位置から外へプッと吐く息だけを出す無声音である。[p]は、両唇を締め、音を出さないので、「止める」、「秘める」、「囲う」、「包む」という意味と、突き出した唇の形から「外に突き出る」、「外に出る」を意味する。』旨の表示であること。

(8−6−2)国際発音記号[f]の場合
『語頭にくる[f]』と『語尾にくる[f]』旨のタイトル表示によって、表構成が分離され、
前者について、前記要素3の解説図表示が、『上唇で軽く下唇を抑え、吐く息に摩擦を生じさせる様子を表した横顔図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『語頭にくる[f]は、上唇で軽く下唇を抑え、摩擦を生じさせる音であり、ハァーと吐く息を上の歯で下唇を軽く抑えて[f(フッ)]と発音する。下唇を前歯で軽く押さえて[f]と発音することは、「風」、「火」、「音」、「香り」など、「表面から出てくる」意味を象徴し、「上に向かう」、「下から上に」、「上から下に」、「煽り立てる」、「舞い上がる」、「前に」、「先に」、「表に現れる」、「心がフワついた」、「落ち着きのない」、「浮かぶ」、「飛ぶ」、「上げる」、「揚げる」、「空の嘘」、「信じられない」、「頼れない」、「その場しのぎの」、「詐欺」、「膨らむ」、「真実でない」、「偽りの」、「吹いて飛ぶような」、「遠くに及ぶ」、「的を絞りきれない」などの意味を表す。』旨の表示であり、
後者について、前記要素3の解説図表示が、『上唇で軽く下唇を抑え、吐く息に摩擦を生じさせる様子を表した横顔図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『語尾にくる[f]の発音は、語頭にくる[f]の発音と変わらず、ハァーと吐く息を上の歯で下唇を軽く抑えて[f(フッ)]と発音する。語尾にくる[f]は、上唇と下唇で吐く息を一気に吐き出す音なので、「笑う」、「飛ばす」、「吐く息を外に出す」、「風を送る」、「波立てる」、「怒鳴る」、「威嚇をする」を意味する。』旨の表示であること。
【請求項15】
前記要素3及び要素6が、
前記要素6の基礎となる「子音の概念論拠」が、方向(くっつく、近づく)に関する意
味を有する子音の国際発音記号[k]である場合、
下記であることを特徴とする請求項1に記載の英語学習に供される記録媒体。

前記要素3の解説図表示が、『口を縦に開け、吐く息を一点に集めて発音する様子を表す図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[k]の発音は、ハァーと吐く息を出しながら、口を縦に少し開け、その時、上下の歯と歯の隙間を少し開けた格好になり、両方の歯と歯との隙間で発音するので、ちょうど水平線の位置で[k]と発音する。[k]は、ハァーという吐く息を一点に集めて[k]と発音するので、「鋭いもの」、「角」、「先端部」の意味を象徴し、「蹴る」、「殺す」、「集める」、「集まる」、「一点に集中する」、「近づく」、「くっつく」を意味する。』旨の表示であること。
【請求項16】
前記要素3及び要素6が、
前記要素6の基礎となる「子音の概念論拠」が、方向(離れる、進む)に関する意味を有する子音の国際発音記号[f]又は[9]である場合、
下記(8−8−1)〜(8−8−2)であることを特徴とする請求項1に記載の英語学習に供される記録媒体。

(8−8−1)国際発音記号[f]の場合
前記要素3の解説図表示が、「吹いた風が上に向かう様子を表す図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[f]は、ハァーという吐く息を出しながら上の歯で下唇を軽く押さえるように[f]と発音する。「下から上に向かう、火の意味」と、火のあるところに「風」はつきものである。「風」は「上に向かう」、「飛ぶ」、「宙に舞う」、「落ち着かない」、「空の」、「たわごと」、「信じられない」、「不安」、「つかの間の楽しみ」、「偽り」、「詐欺の」など風化するを意味する。[f]の方向としては、「上に向かう」を意味する。』旨の表示であること。

(8−8−2)国際発音記号[9]の場合
『語頭にくる[9]』と『語尾にくる[9]』旨のタイトル表示によって、表構成が分離され、
前者について、前記要素3の解説図表示が、『人が光るものを握っている様子を表した図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『[9]の発音は、ハァーという吐く息を外に漏らすまいと内側に圧力をかけ、[9(グ)]と発音する。[9]は、「太陽の光」、「光っているもの」、「手で握る」、「掴む」を意味する。』旨の表示であり、
後者について、前記要素3の解説図表示が、『[9]を発音しない場合を表したものが、回転する様子を表した円形の下半部に[ng]の記号に擬えた表示が付された図、
円形状を丸い物体が時計回りに連続して回転する様子を表した図』、『[9]を発音する場合を表したものが、人の横顔図であって、縦に開けた口の形状を[9]の記号又は「G」の文字に擬えて表した図』であって、
前記要素6の解説文表示が、『語尾にくる[9]は、発音するものと発音しないものの2つがある。』、
後者について、『[9]を発音しない場合は、ハァーという吐く息を口を縦に開けて、声を一切かけず、すべて鼻にかけて[ng]と発音するので、言いたい事が言えず悲しみを歌で伝えるので、「鼻で響かせる」、「歌う」、「連続する」、「状態の連続」、「回転する」、「進む」、「上方向に向かう」、比喩的に「空を舞う」、「まるいもの」を意味する。』、
前者について、『[9]を発音する場合は、[9]はハァーという吐く息を抑えた形であり、「抑える」、「包む」、「囲う」、「覆う」を表す。』旨の表示であること。

【公開番号】特開2013−64905(P2013−64905A)
【公開日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−204117(P2011−204117)
【出願日】平成23年9月20日(2011.9.20)
【出願人】(311013764)西村式語学教育研究所株式会社 (1)