説明

薄肉部を有するチューブ容器及びその製造方法

【課題】押出す際に、チューブ容器に亀裂を生じさせず、最後まで内容物を絞り出しやすくすることができるチューブ容器
【解決手段】内容物を収納する胴部と、該胴部の先端に設けられる肩部と、該肩部に連続する開口部を形成した口部とを備え、前記肩部の直下付近の胴部に、薄肉部が形成してあることを特徴とするチューブ容器において、前記肩部と胴部の交点の外周面のアールを
0.3〜2.0mmに形成したことを特徴とする薄肉部を有するチューブ容器。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、チューブ容器に関するものであり、さらに詳しくは、チューブ容器に亀裂を生じさせずに、最後まで内容物を絞り出しやすくすることができるチューブ容器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、図10に示すようなチューブ容器100がある。図10において、内容物を収納する胴部101と、胴部101の先端に設けられる肩部102と、肩部102に連続する開口部103を形成した口部104とを備え、胴部101には薄肉部105が形成してあることを特徴とするチューブ容器100である。そして、薄肉部105の肉厚に関しては、チューブ容器100内の内容物を絞り出す際に胴部101に破損を生じさせないためにも、胴部101の肉厚に対して40%〜90%程度に薄肉に形成されている。また、薄肉部101の形成箇所は、肩部102の直下付近、即ち胴部101上端付近に形成してある。胴部101に薄肉部105を形成することにより、肉厚の薄い薄肉部105において胴部101を容易に折り畳むことが可能となり、内容物を容易に絞り出しやすくすることができる。したがって、胴部101内の内容物の残量を著しく減少させることができ、チューブ容器100内に内容物を残存させることを確実に防ぐことができる。
【特許文献1】特願昭2005−3465号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、上記の従来例においては、通常のチューブ容器の胴部101の肉厚は、0.8〜1.0mmであり、薄肉部105の肉厚は、0.5〜0.7mmに形成されているため、内容物を押し出す際に、この薄肉部105を押圧すると、図11に示すように薄肉部105に亀裂を生じる(X矢視図)という欠点があった。この原因は、肩部102と薄肉部105の交点の外周面、内周面にアールが形成されず、かつ肩部102が肉厚に形成されているため、内容物の押圧時に肩部102が変形せず、そのため薄肉部105を押圧すると、薄肉部105に部分的に異常に大きな荷重がかかり、この大きな荷重がかかった部位で亀裂が発生するためである。この発明は、このような欠点に着目したもので、内容物の押し出し時に、チューブ容器100の胴部101の薄肉部105に亀裂を発生させずに、チューブ容器100内に収容した内容物を、チューブ容器100内に残存させることなく、最後まで内容物を絞り出しやすくすることができるチューブ容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
請求項1記載の発明の解決手段は、内容物を収納する胴部と、胴部の先端に設けられる肩部と、肩部に連続する開口部を形成した口部とを備え、肩部の直下付近の胴部に、薄肉部が形成してあることを特徴とするチューブ容器において、肩部と胴部の交点の外周面のアールを0.3〜2.0mmに形成したことを特徴とする薄肉部を有するチューブ容器である。肩部と胴部の交点の外周面にアールを設けたから、内容物を押し出す場合に、薄肉部に亀裂が生じるおそれがなく、内容物を容易に押し出すことができる。
【0005】
請求項2記載の発明の解決手段は、肩部と胴部の交点の内周面のアールを0.2〜1.0mmに形成したことを特徴とする薄肉部を有するチューブ容器である。肩部と胴部の交点の外周面だけでなく、肩部と胴部の交点の内周面にアールを設けたから、内容物を押し出す場合に、一層、薄肉部に亀裂が発生するのを防止できる。
【0006】
請求項3記載の発明の解決手段は、肩部の肉厚を0.3〜0.8mmに形成したことを特徴とするチューブ容器である。肩部の肉厚を薄くすることにより、内容物を押し出す場合に、肩部が湾曲して変形するので、薄肉部の一部に集中的に荷重が掛かるのを防止することができるので、薄肉部の亀裂を防止できる。
【0007】
請求項4記載の発明の解決手段は、雌型内周面の雌型肩部と雌型胴部の交点近傍に、内側に突出する段部を形成し、雄型でインパクトスラグを打ち抜く際に、段部と雄型との間の隙間を狭くすることにより、インパクトスラグの胴部方向への流量を制限して、金属チューブの肩部の直下付近に、薄肉部を有する胴部を形成することを特徴とする金属チューブ容器の製造方法において、雌型肩部と段部の交点のアールを、0.3〜2.0mmに形成すると共に、雄型肩部と雄型胴部の交点のアールを、0.2〜1.0mmに形成したことを特徴とするチューブ容器の製造方法である。段部の形成により、インパクトスラグの胴部方向への流量を制限できるが、雌型肩部と雌型胴部の交点のアール、又は雄型肩部と雄型胴部の交点のアールを形成し、肩部の肉厚を薄くすることにより、胴部方向へインパクトスラグを、よりスムーズにかつ安定的に流すことができ、成形された胴部の寸法も安定的である。
【発明の効果】
【0008】
この発明にかかる薄肉部を有するチューブ容器によれば、内容物の押し出し時に、チューブ容器の胴部の薄肉部に、亀裂を発生させることなく、かつチューブ容器内に収容した内容物を残存させることなく、最後まで内容物を絞り出しやすくすることができる効果を有する。又
この発明にかかる薄肉部を有するチューブ容器の製造方法によれば、胴部方向へインパクトスラグを、よりスムーズかつ安定的に流すことができる。そして、成形されたチューブ容器の胴部の各部の寸法も安定化する効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態の一例を図面に基づいて説明する。
【実施例1】
【0010】
図1は、本発明の実施例1を示すものであり、この実施例1のチューブ容器7は、金属チューブ、ラミネートチューブ、単層又は多層の樹脂チューブのいずれのチューブ容器であってもよい。内容物を出し入れするための開口部1を形成した口部2と、この口部2から下方へ一様に傾斜したテーパ状の肩部3と、この肩部3の下方に続く内容物を収容する胴部4とから構成されている。口部2は円筒形状をなしており、外周壁にはキャップ(図示せず)と螺合する雄ねじ5が形成されている。胴部4は円筒形状をなしており、下端部分は偏平状に潰して、口部2に向けて二重又は三重に折り曲げることにより封鎖されている。また、肩部3の直下付近、即ち胴部4の上端位置には、肉厚の薄い薄肉部6が形成されている。この薄肉部6は、外周壁が段差状になるように形成されているが、必ずしもこの形態に限定されるものではなく、内周壁が段差状になるように薄肉に形成してもよい。そして、図2に示すように、外周面又は内周面にアールR1(8)及びアールR2(9)を形成し、さらに肩部3の肉厚を薄肉に形成したから、胴部4内の内容物を絞り出す際に、薄肉部6に亀裂を生じさせることなく、肩部3の直下付近の胴部4の薄肉部6を、肩部3内に容易に折り畳むことができ、胴部4内は勿論のこと、肩部3内の内容物も、完全に絞り出しやすくすることが可能となる。したがって、チューブ容器内に内容物が残存されることを確実に防ぐことができる。
【0011】
チューブ容器7に関しては、チューブ容器7内に充填する内容物によって様々な寸法のものが挙げられる。薄肉部6の肉厚に関しては、胴部4を折り畳んだ際に、胴部4に破損を生じさせない強度を有し、かつチューブ容器7内の内容物のほとんど全てを絞り出しやすくすることが可能であるように、胴部4の肉厚に対して薄肉部6の肉厚を40%〜80%に形成されている。そして、肩部3と胴部4の交点の外周面のアールR1が0.3〜2.0mmに形成されると共に、内周面のアールR2(9)が0.2〜1.0mmに形成され、さらに肩部3の肉厚が0.3〜0.8mmに形成されているので、図5に示すように、内容物を押し出す場合に、肩部3が湾曲して変形する(矢印方向に湾曲する)ことにより、薄肉部6の一部に集中的に荷重がかかるのを防止することができる。すなわち、肩部の変形により薄肉部の亀裂を防止できる。なお、外周面のアールR1(8)と内周面のアールR2(9)の両方を形成する場合、或いは外周面のアールR1(8)と内周面のアールR2(9)のいずれかを形成する場合であってもよい。
【0012】
本発明に適用されるチューブ容器7は、金属チューブ、ラミネートチューブ、単層又は多層の樹脂チューブ等である。金属チューブ容器の場合においては、内容物による金属の腐食を防止するために、チューブ容器7の内周面に、内面塗料を塗装することが望ましい。内面塗料としては熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、ディスパージョン型塗料又は低温硬化型塗料が挙げられ、そのうち1種類又は2種類の内面塗料を、チューブ容器7の内周面に塗装することで、金属の腐食をより一層効果的に防止することができる。熱硬化性樹脂としてはエポキシフェノール、熱可塑性樹脂としてはビニルオルガノゾル、ディスパージョン型塗料としては、酸変性ポリエチレン又は酸変性ポリプロピレン、低温硬化型塗料としてはエポキシメラミンを使用することが非常に効果的であり望ましい。
【実施例2】
【0013】
図3は、本発明の実施例2を示すものであり、実施例1と相違する点は、口部12の内周面には、未使用時にキャップ20を外し誤って内容物が外部に出ないよう、また、内容物が外気などに触れないようにするための封緘蓋11が形成されている。又口部12には、キャップ20を螺合して装着させるのではなく、キャップ20を係脱自在に嵌合して装着させている点である。口部12の外周壁には、傾斜部18、突起部19が下方に向かって順に一体的に形成されている。キャップ20は断面円形状をなしており、キャップ20の内側には、嵌合筒21が形成されている。この嵌合筒21の上下方向の中央部には、天面22が形成されており、下端には口部12の突起部19に、弾発的に係合する係止片23が、嵌合筒21の内面全周において複数形成されている。天面22には、口部12の封緘蓋11を開口させるための突起部24が上方に向かって突設されている。開封する場合は、キャップ20を外し、逆さにして突起部24を封緘蓋11に上から突き刺すことによって封緘蓋11を破ることができる。
【0014】
このように形成されたチューブ容器17の口部12及びキャップ20において、口部12に、キャップ20を嵌合する場合は、キャップ20の嵌合筒21内に口部12を挿入し、キャップ20の上部を指で軽く押圧するだけで、キャップ20の係止片23は、口部12に形成された傾斜部18を介して突起部19に弾発的に嵌合する。逆に、口部12とキャップ20との嵌合を解除する場合は、キャップ20の側面を内側方向に押圧するだけで、キャップ20の下端が湾曲し、それに伴い中央部が外側方向に膨出するため、下端はチューブ容器17の肩部13上に乗り上げ、キャップ20及び嵌合筒21は上方に移動する。そして、嵌合筒21の係止片23と口部12の突起部19との嵌合が解除される。このように、チューブ容器の口部12にキャップ20を係脱自在に嵌合させることにより、キャップ20の上部を軽く押圧するだけのワンタッチ操作で、キャップ20をチューブ容器の口部12に装着することが可能となり、キャップ20の装着作業を容易に行うことができる。
【実施例3】
【0015】
図4は、本発明の実施例3を示すものであり、胴部44の上部に薄肉部46が形成され、肩部43と胴部44の交点の外周面及び肩部43と胴部44の交点の内周面に、実施例1と同様に、各々アールR1、R2が形成されると共に、肩部43の肉厚を薄肉に形成した点は実施例1と同様である。実施例1と相違するところは、金属チューブ容器47内に、内筒48が挿入された点である。すなわち、チューブ容器47の内側には、口部、肩部および胴部が一体的に形成された内筒48が嵌装されている。内筒48の口部49先端は、図4に示すようにチューブ容器47の肩部43から口部42先端を覆うように外方に折り曲げられ、その上から中栓体45が圧入されている。そして、この中栓体45には、キャップが螺合され(図示せず)、開口部41が閉鎖されている。このように、金属チューブ容器47の口部42先端を外方に折り曲げて覆うことにより、内容物が口部42の金属部分に付着し、口部42が腐食するのを防止することができる。内筒48の素材は、ポリエチレンの他、ポリプロピレン、ナイロン等の単層の合成樹脂、或いはこれらの合成樹脂と変性ポリエチレン、エチレン・ビニールアルコール共重合体等の多層の合成樹脂で構成される。
【実施例4】
【0016】
図6〜図8は、本発明の実施例4を示すものであり、この発明に係る金属チューブ容器の製造方法を示す発明の実施例を示している。金属チューブは、一般に雌型50内に載置されたインパクトスラグ55を雄型54で打ち抜く、インパクト成形により製造されることが知られている。本発明の製造方法は、雌型50内周面の雌型肩部51と、雌型胴部52の交点近傍に、内側に突出する段部53を形成した点が特徴である。そして、このような段部53を有する雌型50内にインパクトスラグ55を載置し、雄型54により打ち抜く際に、前記段部53と雄型54との間の隙間を狭くすることで、インパクトスラグ55が胴部方向へ流れる量を制限することができる。しかし、雌型50の任意の部位に段部53を形成したのでは、金属チューブ容器の胴部の所望する部位に、薄肉部を形成することができない。発明者等は創意工夫の結果、雌型肩部51と段部53の交点にアールQ1(56)を形成すると共に、雄型肩部58と雄型胴部59の交点にアールQ2(57)を形成したから、胴部方向へインパクトスラグを、よりスムーズかつ安定的に流すことができ、又チューブ容器7の胴部4の各部の寸法が安定することを見出したのである。
【0017】
そして、図9に示すように、雌型肩部51と段部53の交点のアールQ1(56)を、0.3〜2.0mmに形成すると共に、雄型肩部58と雄型胴部59の交点のアールQ2(57)を、0.2〜1.0mmに形成したものである。図6〜図8は、各々雄型54が雌型50に近づく様子を、順次間隙L、S、M(間隙の寸法は、L>S>Mである)で段階的に表現した図面である。図6は、雄型54と雌型50との間隙が、離れている状態(間隔L)において、インパクトスラグ55が雌型胴部52方向に流れる様子を示した断面図であり、図7は、雄型54と雌型50との間隙が、間隔Lよりも近づいた状態(間隔S)において、インパクトスラグ55が雌型胴部52方向に流れる様子を示した断面図である。図6及び図7の状態においては、インパクトスラグ55は、段部53の影響は受けないので、雌型胴部52方向への流れは、通常の金属チューブ容器の胴部4の肉厚の分だけ流れる。図8は、雄型54と雌型50との間隙が、さらに近づき狭くなった状態(間隔M)において、インパクトスラグ55が、雌型胴部52方向に流れる様子を示した断面図である。この状態においては、インパクトスラグ55は、内側に突出した段部53の影響を直接受け、薄肉部の肉厚の分だけ流れる。このようにして、図1に示す金属チューブ容器7の肩部3の直下付近の胴部4には薄肉部6が形成される。雌型肩部51と段部53の交点のアールQ1(56)を、0.3〜2.0mmに形成すると共に、雄型肩部58と雄型胴部59の交点アールQ2(57)を、0.2〜1.0mmに形成したから、胴部方向へインパクトスラグを、よりスムーズかつ安定的に流すことができる。そして、成形されたチューブ容器7の胴部4の各部の寸法も安定化する効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明に係る薄肉部を有するチューブ容器の実施例1を示す断面図。
【図2】本発明に係る薄肉部を有するチューブ容器の実施例1のアールR1及びアールR2を示した拡大断面図。
【図3】本発明に係る薄肉部を有するチューブ容器の実施例2を示す断面図。
【図4】本発明に係る薄肉部を有するチューブ容器の実施例3を示す断面図。
【図5】本発明に係る薄肉部を有するチューブ容器の実施例1において、押出し時に、肩部が湾曲している状態を示す拡大断面図。
【図6】本発明に係る薄肉部を有するチューブ容器の製造方法を示す、実施例4を示す断面図。
【図7】本発明に係る薄肉部を有するチューブ容器の製造方法を示す、実施例4を示す断面図。
【図8】本発明に係る薄肉部を有するチューブ容器の製造方法を示す、実施例4を示す断面図。
【図9】本発明に係る薄肉部を有するチューブ容器の製造方法である実施例4において、アールQ1及びアールQ2を示す断面図。
【図10】従来の薄肉部を有するチューブ容器を示す断面図。
【図11】従来の薄肉部を有するチューブ容器を示す断面図。
【符号の説明】
【0019】
4 14 44 胴部
3 13 43 肩部
1 41 開口部
2 12 口部
6 16 46 薄肉部
7 17 47 チューブ容器
8 アールR1
9 アールR2
3 肩部(肉厚T)
50 雌型
51 雌型肩部
52 雌型胴部
53 段部
54 雄型
55 インパクトスラグ
56 アールQ1
57 アールQ2
L、S、M 隙間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内容物を収納する胴部と、該胴部の先端に設けられる肩部と、該肩部に連続する開口部を形成した口部とを備え、前記肩部の直下付近の胴部に、薄肉部が形成してあることを特徴とするチューブ容器において、前記肩部と胴部の交点の外周面のアールを、
0.3〜2.0mmに形成したことを特徴とする薄肉部を有するチューブ容器。
【請求項2】
前記肩部と胴部の交点の内周面のアールを、0.2〜1.0mmに形成したことを特徴とする請求項1記載のチューブ容器。
【請求項3】
前記肩部の肉厚を、0.3〜0.8mmに形成したことを特徴とする請求項1又は2記載のチューブ容器。
【請求項4】
雌型内周面の雌型肩部と雌型胴部の交点近傍に、内側に突出する段部を形成し、雄型でインパクトスラグを打ち抜く際に、前記段部と雄型との間の隙間を狭くすることにより、インパクトスラグの胴部方向への流量を制限して、金属チューブの肩部の直下付近に、薄肉部を有する胴部を形成することを特徴とする金属チューブ容器の製造方法において、雌型肩部と段部との交点のアールを、0.3〜2.0mmに形成すると共に、雄型肩部と雄型胴部の交点のアールを、0.2〜1.0mmに形成したことを特徴とするチューブ容器の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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