説明

複数ピースのミッドソールを有する履物

【課題】つま先キャップが一体的に形作られたミッドソールを備えた履物物品を提供する。
【解決手段】着用者のつま先を覆って延びる一体的に形作られたつま先キャップ16を備える単一のミッドソールを有する履物物品が開示され、それにおいて前記ミッドソールは複数の部分で形作られ、その内の1つは前記一体的に形作られたつま先キャップを含み、それらは前記単一のミッドソールを提供するべく、互いに結合される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
この出願は、2004年6月8日に出願された、米国特許出願第60/578,328号からの35USC119条(e)に基づく利益を主張する出願であり、それの全内容は参照により本願に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
靴やサンダルは、通常は、ソールアッセンブリにつなげられたアッパーを含む。ソールアッセンブリは、一般に、アウトソール、ミッドソール、インソールを含む。これらのコンポーネンツが様々な形式のシートストックから切り取られることができる場合、とりわけスポーツシューズ、スポーツサンダル、ランニングシューズおよびその他場合に、様々なソールコンポーネンツを形作り、そして接着剤、熱および/または圧力を用いてそれらを互いにつなげることは、より一般的になってきている。我々は近年、着用者のつま先を実質的に覆う程度の覆いを有するように特徴付けられ得る、一連のスポーツシューズやサンダルを送り出している。サンダルの場合、これは、着用者の足、特につま先に対する、新規な程度の保護を提供する。それは、履物に対して独特の且つ魅力的なデザイン要素を与え、耐久力に寄与し得る。
【0003】
このつま先の覆いは、アウトソールが履物の中に組み込まれるとき、所望のつま先防護物が提供されるように、アウトソールの中につま先防護物を一体化して形作ることによって成し遂げられることができる。このアプローチは、特許文献1(2002年12月20日出願のUSSN29/173,098)および特許文献2(2002年12月20日出願のUSSN29/173,099)に見られ得る。ここに記載のように、つま先防護物は、ミッドソールの中に一体的に形作られたつま先キャップと、ミッドソールに一体的に形作られたつま先キャップの少なくとも一部に対応し、それを覆うように、アウトソールに一体的に形作られた広範囲に上向きのつま先防護領域との組み合わせによって、また提供され得ることが理解できる。
【0004】
この種のミッドソール構造は、製造時、困難を生じさせる。ミッドソールに採用される材料は、若干曲がり易く、弾力性のある、もっとも一般的な気泡を入れ込まれた材料である。しかしながら、ミッドソールは、最終履物製品の全形状および柔軟性を定める重要な役割を果たす。この役割において、ミッドソールは、かなりの程度の構造や剛性を有する必要がある。これは、型で作ること(molding)はミッドソールを形成するために最もコスト効率が良く、最も一般に認められた方法であるので、成形ミッドソールで成し遂げられる必要がある。これは、成形ミッドソールが履物製品の中へ組み込まれたときのその形は、それが成型された形に正確に対応し、この形が製造中および最終履物製品の中で保たれ得ることを意味している。
【0005】
実質的なつま先覆いあるいはキャップを有するミッドソールを形作るとき、特別の問題が生じる。一般に行われている成型プロセスを、容易に用いることができない。底面、頂面、および、直立したあるいは徐々に外に向かって張り出しているがつま先キャップを有しない任意の側壁を有する月並みのミッドソールに対して、底面および任意の側壁の外面を定める型の雌部と、ミッドソールの頂面あるいは内面および任意の側壁の内面を定める型の雄部とを備えた単純なツーピースの射出成型型が用いられ得る。この型は、ミッドソールを作るために通常閉じられ得、ミッドソールの発泡体を射出した後に開かれるとき、成型パーツが単に外に持ち上げられることを許す。月並みなツーピースの型を用いてミッドソールを形成することは不可能ではないにしても、ツーピースの重ね合わせは雄部がつま先部分内に存在する状態で雌型部がつま先領域の外側部分を本質的に取り囲み、これが2つの半分の型の直接の分離および製品ミッドソールの単純な分離を妨げるような困難をなすので、一体化されて形成されたつま先キャップの存在はかなりこれを変える。
【0006】
先行技術は、複数ピースのミッドソールを記載した、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7、特許文献8、特許文献9、特許文献10、特許文献11を含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】米国意匠第498,575号公報
【特許文献2】米国意匠第498,523号公報
【特許文献3】米国特許第130,162号明細書
【特許文献4】米国特許第168,051号明細書
【特許文献5】米国特許第3,444,572号明細書
【特許文献6】米国特許第4,676,010号明細書
【特許文献7】米国特許第6,405,456号明細書
【特許文献8】米国特許第6,516,540号明細書
【特許文献9】米国特許第6,715,218号明細書
【特許文献10】米国特許出願第2002/0184793号明細書
【特許文献11】米国特許出願第2003/0172458号明細書
【発明の概要】
【0008】
我々は、つま先キャップが一体的に形作られたミッドソールに対して、新しい構成のデザインや様式をまさに見出した。この新しい構成のデザインや様式は、その上、成形ミッドソールを作る新しい方法ももたらす。この構成のデザインや様式は、従来のミッドソールや製造方法よりもいくらかより複雑になるけれども、一体化して拡張されたあるいは拡大されたつま先キャップを有する、成形ミッドソールの製造を大いに平易にする。
【0009】
一つの態様において、この発明は、かかと部とつま先部とそれらの間に延びる長手方向軸とを有し、そして成形ミッドソールおよび成形アウトソールを備える履物物品を提供する。この履物物品に関して、ミッドソールは、一体的に形作られたつま先キャップを有する足前部支持部分と、足中部およびかかと支持部分とを含む、複数の別個の部分で作られる。これらの2つの独立して形作られた部分は、軸を横断する合わせ目すなわち結合部で、互いに取り付けられる。アウトソールは、ミッドソールの両部分を越えて延び、そしてそれ自体が上向きに、ミッドソールのつま先キャップの少なくとも一部を覆って延びる一体的に形作られた部分を有する。アウトソールは、ミッドソールにおける結合部の少なくとも大部分を隠す。
【0010】
別の態様において、この発明は、かかと部とつま先部とそれらの間に延びる軸を有する履物物品のための成形ミッドソールを提供する。このミッドソールは、一体的に形作られたつま先キャップで終わる足前部支持部分と、足中部およびかかと支持部分とを含む複数の別個の部分で形作られる。これらの2つの独立した部分は、その軸を横断する合わせ目すなわち結合部で、互いに取り付けられる。
【0011】
さらに付加的な態様において、この発明は、かかと領域から足中部支持部分を通し、足前部およびつま先支持部分を通して延び、一体的に成形されたつま先キャップにおけるつま先端部で終わる成形アウトソールおよび成形ミッドソールを有する履物物品を作るための方法を提供する。長手方向軸は、履物物品のかかと部からつま先部まで延びる。また、アウトソールは、上向きに、ミッドソールのつま先キャップの少なくとも一部を覆って延びる一体的に形作られたつま先部分を有する。この作るプロセスにおいて、ミッドソールは、1つのパーツとして形作られるつま先支持領域およびミッドソールのつま先キャップと、第2のパーツとして典型的に形作られるミッドソールの残部とを備える2以上のパーツで形作られる。これらの別個に形作られたパーツは、軸を横切る合わせ目で合わされる。この結合は、接着剤で、あるいは、熱や圧力による融合を用いることによって行われる。このプロセスの一実施形態において、ミッドソールの2つ以上の部分は、履物物品にミッドソールを組み入れる前に、合わされる。別の実施形態において、個別のミッドソール部分は、履物物品に別々に組み入れられ、所定の位置で互いに結合される。その後、アウトソールは、ミッドソールを構成するパーツ間の1つ以上の合わせ目の少なくとも大部分を隠すように位置合わされて、靴に取り付けられる。
【0012】
この発明は、添付の図面のように作られた参照を伴って、さらに記述されるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】右足用履物物品のための本発明の複数ピースのミッドソールの外側の正面図である。
【図2】図1に表されたミッドソールと連結して用いられるアウトソールの、同様の外側の正面図である。
【図3】線a−aに沿うかかと部からつま先部までの長手方向軸を有する、左足用履物物品のためのアウトソールと組み合わされる本発明のミッドソールの平面図である。
【図4】軸a−aに沿った図3のミッドソールとアウトソールとの断面図である。
【図5】本発明のアウトソールとミッドソールとの外側の正面図である。
【図6】図5に表されたアウトソールとミッドソールとの底面図である。
【図7】図5のアウトソールとミッドソールとの逆さにされた内側の正面図である。
【図8】図1に示された複数ピースのミッドソールの分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明は、サンダルおよびスポーツシューズやカジュアルシューズのようなシューズのような履物物品用の改善された構成を提供する。図1から図4に示されているように、これら履物物品は、ミッドソール10およびアウトソール20を含む。ミッドソールは、つま先端部あるいは足前部支持端部12、および、後あるいはかかと支持端部14を有する。長手方向軸は、線a−aに沿ってこれらの端部間に延びる。ミッドソール10のつま先端部は、一体的に形作られたつま先キャップ16を有することによって特徴付けられ、つま先キャップ16はミッドソール10の基部18と連続的であり、上向きに且つ後ろ向きに延び、着用者のつま先の少なくともいくらかの少なくとも先端を囲み且つ覆う。ミッドソールは、1つよりも多いピースで作られる。図のように、それは、結合部あるいは合わせ目26で合わされる、前あるいは足前部支持ピース22と足後部支持ピース24とを含む。合わせ目26は、相対的により横の部分32に隣接した相対的に縦の部分28、30を備えた段形の合わせ目として示されている。この段形にしたことの目的は、結合部26に強度を加えるべく、その2つの部分に、互いに影響し合い、しっかりくっつくことを可能にすることである。図3に示されているように、たった1つの直線を提示しないように、複数の曲がった部分および/または複数のより直線状の部分のような、複数の整列されていない部分において、結合部26が長手方向軸a−aを横切るならば概ね好ましい。図3において、分割された結合部26は、着用者の足の膨らみが使用中一般的に位置付けられる領域、すなわち着用者の側面の弓形のものに隣接した領域周りに曲がる曲線としてみられ得る。
【0015】
図4に示されているように、(真っ直ぐでない)区分された結合部は、履物物品が着用されているとき、ミッドソールの最大屈曲部から離れた領域の少なくとも一部分で、履物物品のソールを横切ることを結合部に許可するという、付加的な利益を与える。これは、ミッドソールの耐久力を増し、全ソールおよびそれの関連する履物物品のより連続的でより快適な屈曲をもたらす。
【0016】
図8は、相互に結合される前の2つのピース22、24を示し、縁部、すなわち縦の部分28、30および相対的に横の部分32を含む段状の合わせ目26をさらに明らかにする。
【0017】
アウトソール20は、一体化されて形作られたつま先ピース34もその上有する。つま先ピース34は、ミッドソールのつま先ピースあるいはつま先キャップ16の少なくとも一部を覆う。靴やサンダルのアッパーは、直接的には示されていないが、図4には、一形態の構成におけるつま先キャップ16の領域においてミッドソール10にどのように加えられるのかを示すように、36として想像線で示されている。
【0018】
アウトソール20は、合わせ目26の外側縁部28および側部28、30、32の少なくとも大部分を隠すようにデザインされている。これは、図4に与えられた断面において理解され得る。合わせ目26の位置が黒線で示されているところが図5、6、7において見られ得る。合わせ目は、上向きに延びた翼部40、42を含むアウトソール20によって実質的に覆われ、翼部40、42は結合部あるいは合わせ目26の縁部28、30、32の全体的な領域に関してミッドソールの側部の上方へ延びる。図5、6、7において、アウトソール20は、ミッドソールと区別するべく点描で示され、ミッドソールは点描なしに示されている。
【0019】
そして、この発明の履物構成は、ツーピースのミッドソールを含んで描かれている。ミッドソールがなおさらに部分に分けられるならば、同一の利点が理解されるだろうということが評価されるだろう。この特許がこれらの実施形態を含まなければならないということが我々の意図であるが、まさに描かれたようにミッドソールが2つの合わされるピースで形成されるという構成を有することが概して好まれる。
【0020】
この発明の実質的な利点あるいは履物構成は、ミッドソール10の成型の容易さである。図8に表され得るように、足前部部分22は、従来型のツーピースの射出成型型で形作られ得る。後部分24もそうすることが出来る。これら2つの部分が、単一のピースで形作られるために結合されるならば、更に多くの複雑で且つ高価な成型プロセスが、つま先キャップ16の下部にキャビティを形成するために必要とされるだろう。
【0021】
現在の履物に関して採用されている材料は、全て比較的決まりきったものである。ミッドソールは、軽量のために、典型的には気泡を入れ込まれたゴム材料やプラスチック材料から作られる。多くの場合、2つのミッドソール部分は、同じ、気泡を入れ込まれたゴムあるいはプラスチックで作られるが、かかとから足前部までの特性を変えるように各端部に対して異なる材料を使うことも可能であり、しかしてより良い安定性、より良い緩衝性などが実現される。しかして、例えば、ミッドソールは、後部(かかと)と足中部部分により堅い発泡体を、そして足前部部分により堅くなくより緩衝性のある発泡体を備えて構成され得る。この構成は、より良いかかとの安定性や回内制御を備えた靴を提供するだろう。逆にいえば、より柔らかい(堅くない)かかとや足中部部分を備えるインソールを有する靴は、より良い緩衝性を有する靴を提供するだろう。
【0022】
代表的なミッドソール材料は、気泡を入れ込まれたウレタンあるいはファイロン(phylon)のような気泡を入れ込まれたEVAsなどである。ミッドソールの複数の成形ピースは、シアノアクリレート接着剤あるいはウレタン接着剤あるいは結合溶剤などのような接着剤を用いて結合され得る。熱および圧力は、接合プロセスおよび結合プロセスを助けるために適用され得る。
【0023】
アウトソールは、柔軟性と耐久力との組み合わせのために一般的に選ばれたゴム材料やプラスチック材料で形成される。天然ゴムおよび合成ゴムを含むゴムは、ウレタンやより高い密度のEVA材料のようなプラスチックが用いられるのと同様に、使われ得る。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
かかと部とつま先部とそれらの間に延びる軸とを有する履物物品において、
a. 足前部支持部分と、足中部およびかかと支持部分とを、あるいは、足中部支持部分とかかと支持部分とを含む複数の別個の部分を含むミッドソールであって、これら別個の部分は前記軸を横断する1つ以上の結合部で互いに取り付けられ、前記足前部支持部分は一体的に形作られたつま先キャップで終わるミッドソールと、そして、
b. 前記ミッドソールの複数の別個の部分を越えて延び、それ自体が上向きに前記ミッドソールのつま先キャップの少なくとも一部を覆って延びる一体的に形作られたつま先部分を有するアウトソールであって、前記ミッドソールにおける前記1つ以上の結合部の少なくとも1つの少なくとも大部分を隠すアウトソールと、
を備える履物物品。
【請求項2】
前記履物物品が身に付けられているとき、前記足前部支持部分とそれに続く隣の部分とを結合する結合部は、前記ミッドソールの最大屈曲領域から離れた位置にあることを特徴とする請求項1に記載の履物物品。
【請求項3】
前記足前部支持部分とそれに続く隣の部分との間の結合部は段のある結合部であり、該段は互いに対して前記2つの部分に位置付けられていることを特徴とする請求項1に記載の履物物品。
【請求項4】
前記結合部は、少なくとも2つの関連した部分を有することを特徴とする請求項1に記載の履物物品。
【請求項5】
前記ミッドソールは、単一の結合部で互いに取り付けられる2つの別個の部分を含むことを特徴とする請求項1に記載の履物物品。
【請求項6】
前記足前部支持部分と前記足中部部分と前記かかと支持部分とは気泡を入れ込まれた材料で作られていることを特徴とする請求項5に記載の履物物品。
【請求項7】
前記足中部およびかかと支持部分の気泡を入れ込まれた材料は、前記足前部部分の気泡を入れ込まれた材料と異なることを特徴とする請求項6に記載の履物物品。
【請求項8】
かかと部とつま先部とそれらの間に延びる軸とを有し、アッパーと、ミッドソールと、そしてアウトソールとを備える履物物品であって、
a. 形作られた前記ミッドソールであって、一体的に形作られたつま先キャップを有し、そして該ミッドソールのつま先キャップに取り付けられたアッパーを有する前記ミッドソールと、そして、
b. 前記ミッドソールを越えて延びる前記アウトソールであって、それ自体が上向きに、前記ミッドソールのつま先キャップの少なくとも一部を覆って延びる一体的に形作られたつま先部分を有する前記アウトソールと、
を備える履物物品。
【請求項9】
着用者の足を受け入れ、そして該着用者のつま先を衝撃に対して保護するために、前記履物物品は、形作られたアウトソールがくっつけられる、形作られたミッドソールを備え、
該ミッドソールは、前記着用者のつま先を少なくとも支持するように位置付けられ且つ構成された足前部支持部分を有し、該足前部支持部分はそれのつま先端部において、前記着用者のつま先の先端を越えて、その前に、そしてそれを覆って延び、それによって一体的に形作られたミッドソールのつま先キャップを作り出し、
前記アウトソールは、前記ミッドソールの前記足前部支持部分を支持するように、そして、前記一体的に形作られたミッドソールのつま先キャップの前記つま先端部の少なくとも一部を超えて、その前に、そしてそれを覆って延びる、一体的に形作られたアウトソールのつま先キャップを提供するように、位置付けられ且つ構成されていることを特徴とする請求項8に記載の履物物品。
【請求項10】
前記ミッドソールと前記アウトソールとは互いに取り付けられていることを特徴とする請求項9に記載の履物物品。
【請求項11】
前記ミッドソールのつま先キャップと前記アウトソールのつま先キャップとは、互いに取り付けられていることを特徴とする請求項10に記載の履物物品。
【請求項12】
かかと部とつま先部とそれらの間に延びる軸とを有する履物物品のためのミッドソールであって、
該ミッドソールは、足前部支持部分と足中部およびかかと支持部分との2つの別個に形作られた部分とを備え、これらの2つの別個の部分は、前記軸を横断する結合部で互いに取り付けられ、前記足前部支持部分は一体的に形作られたつま先キャップで終わることを特徴とするミッドソール。
【請求項13】
前記足前部支持部分と前記足中部およびかかと支持部分とは気泡を入れ込まれた材料で作られていることを特徴とする請求項12に記載のミッドソール。
【請求項14】
前記足中部およびかかと支持部分の気泡を入れ込まれた材料は、前記足前部部分の気泡を入れ込まれた材料とは異なることを特徴とする請求項13に記載のミッドソール。
【請求項15】
前記2つの部分間の結合部は段のある結合部であり、該段は互いに対して前記2つの部分に位置付けられていることを特徴とする請求項12に記載のミッドソール。
【請求項16】
前記結合部は、少なくとも2つの関連した部分を有することを特徴とする請求項15に記載のミッドソール。
【請求項17】
着用者用の履物物品のためのミッドソールであって、前記着用者のかかとから前記着用者のつま先まで延び、そして前記着用者の前記つま先を覆って延びる一体的に形作られたつま先キャップによって特徴付けられるミッドソールを作るための方法であって、
一体的に形作られるつま先キャップを有する足前部支持部分をツーピースの型で形作る工程、
足後部およびかかと支持部分をツーピースの型で形作る工程、
前記つま先および足前部支持部分と、前記足後部およびかかと支持部分とを1つの結合部で合わせて、単一のミッドソールにする工程、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項18】
前記結合部は段のある結合部であり、該段は互いに対して前記2つの部分に位置付けられていることを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記段のある結合部は、区分された結合部であることを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記単一のミッドソールに、一体的に形作られたつま先キャップを有し、そして前記結合部の少なくとも一部を隠すように構成されたアウトソールを取り付ける付加的な工程を備えることを特徴とする請求項19に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−130713(P2012−130713A)
【公開日】平成24年7月12日(2012.7.12)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−15488(P2012−15488)
【出願日】平成24年1月27日(2012.1.27)
【分割の表示】特願2007−527691(P2007−527691)の分割
【原出願日】平成17年6月8日(2005.6.8)
【出願人】(506408715)キーン インコーポレイテッド (3)
【Fターム(参考)】