説明

警報付計量装置

【課題】 目標重量に対する計量値をその遠近に応じて警報音で知らせること。
【解決手段】 被計量物を計量計12に搭載すると、計量計12の計量値がデジタル表示装置16にデジタル表示され、計量値が大小いずれの目標重量に接近したことがCPU22で判定されると、警報音がアラーム発生器14から発生し、この警報音の音圧レベルまたは断続状態が計量値と目標重量との差に応じて変化し、目標重量に対する計量値をその遠近に応じて警報音で知らせる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被計量物の計量値をデジタル表示するとともに、計量値が目標重量に接近したことを警報音で報知するようにした警報付計量装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、粉粒物、枚数計算される紙、医薬材料、袋詰された農産物や小魚、混合用液体材料、料理用の材料など、連続して搭載されるものを被計量物とし、この被計量物の計量値を設定重量値とともにデジタル表示したもの(特許文献1参照)、あるいは計量値が目標重量値に達したときに「YES」の文字を表示するようにしたもの(特許文献2参照)が提案されている。
【0003】
【特許文献1】特開60−27821号公報
【特許文献2】特許第2546961号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術では、計量値とともに設定重量値をデジタル表示したり、計量値が目標重量値に達したときに「YES」の文字を表示したりしているため、計量値が設定重量値または目標重量値に達したことを目視で確認することができる。
【0005】
しかし、前者のものは、設定重量値をその都度設定しなければならず、設定作業が面倒であるとともに、計量値が設定重量値に達したことを目視で確認するときに、搭載作業を一時中断しなければならず、連続して搭載作業を行うことができない。
【0006】
また、後者のものは、計量値が目標重量値に達したときにのみ「YES」の文字が表示され、計量値が目標重量値に接近する状態が表示されないので、計量値が目標重量値に達したか否かを確認する作業が必要となり、被計量物の搭載作業を円滑に行うことが困難である。
【0007】
本発明は、前記従来技術の課題に鑑みて為されたものであり、その目的は、目標重量または目標個数に対する計量値をその遠近に応じて警報音で知らせることにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するために、請求項1に係る警報付計量装置においては、計量センサーを収容し、変化する計量値を表示する計量器と、量り取る目標重量または目標個数を任意に記憶する目標重量設定手段と、前記計量値が前記目標重量または目標個数に接近したことを判定する重量判定手段と、該重量判定手段の指令により接近を報知する警報手段とからなり、警報を目安として目標重量または目標個数を量り取りする警報付計量装置であって、前記目標重量設定手段は、目標重量または目標個数を段階的に記憶せしめており、前記記憶された目標重量または目標個数に応じて、夫々警報する構成とした。
【0009】
(作用)計量器に被計量物が搭載されると、その計量値が表示されるとともに、計量値が各目標重量または各目標個数と比較され、計量値がいずれかの目標重量または目標個数に接近したときには、目標重量または目標個数に応じて、警報が発せられる。このため、作業者は、計量値が目標重量または目標個数に達したか否かを目視することなく、計量値が目標重量または目標個数に達したか否かを音で確認することができ、計量作業を迅速に行うことができる。
【0010】
請求項2に係る警報付計量装置においては、請求項1記載の警報付計量装置において、前記目標重量設定手段に記憶された目標重量のうち、作業者の選択操作により、警報すべき目標重量を選択できる目標重量選択手段を備え、量り取りする作業者が単一の警報に選択できる構成とした。
【0011】
(作用)計量作業を行うに際して、複数の目標重量のうちいずれか1つを選択する操作を行うと、計量値が、選択された目標重量に接近したときにのみ警報が発せられるので、作業者は、計量値が、作業者の選択した目標重量に接近したことを容易に確認することができる。
【0012】
請求項3に係る警報付計量装置においては、請求項2に記載の警報付計量装置において、計量すべき被計量物の材料名を入力する材料名入力手段が設けられており、前記目標重量選択手段は、前記材料名に対応した前回の目標重量を警報すべき目標重量に選択してなる構成とした。
【0013】
(作用)被計量物の材料名を入力すると、入力された材料名に対応した前回の目標重量が警報すべき目標重量として選択されるため、作業者は、警報すべき目標重量を再度設定することなく、計量値が、材料名に対応した前回の目標重量に接近したことを容易に確認することができる。
【0014】
請求項4に係る警報付計量装置においては、前記警報手段は、前記計量値が前記目標重量または前記目標個数の前後では警報音を発生し、前記計量値が前記目標重量または目標個数に達したときには、前記警報音の発生を停止させ、前記警報音の有無により計量値が目標に達したことを確認する構成とした。
【0015】
(作用)計量値が目標重量または目標個数の前後では警報音を発生し、計量値が目標重量または目標個数に達したときには、警報音の発生を停止させるようにしたため、警報音の有無により計量値が目標に達したことを確認することができる。
【発明の効果】
【0016】
以上の説明から明らかなように、請求項1に係る計量装置によれば、計量作業を迅速に行うことができる。
【0017】
請求項2によれば、計量値が、作業者の選択した目標重量に接近したことを容易に確認することができる。
【0018】
請求項3によれば、警報すべき目標重量を再度設定することなく、計量値が、材料名に対応した前回の目標重量に接近したことを容易に確認することができる。
【0019】
請求項4によれば、警報音の有無により計量値が目標に達したことを確認することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施例を示す警報付計量装置のブロック構成図、図2と図3は、本発明に係る警報付計量装置の作用を説明するためのフローチャートである。
【0021】
これらの図において、警報付計量装置10は、計量計12、アラーム発生器14、デジタル表示装置16、コントロールユニット18、入力装置20を備えて構成されており、コントロールユニット18は、CPU22、ROM24、RAM26、バスライン28を備えて構成されている。CPU22は、計量計12、アラーム発生器14、デジタル表示装置16、入力装置20、ROM24、RAM26とバスライン28を介して接続されている。
【0022】
計量計12は、ロードセル、静電容量式または電磁平衡式計量センサなどを用いて構成され、被計量物が搭載されたときに、被計量物の計量値をバスライン28を介してデジタル表示装置16に転送するようになっている。デジタル表示装置16は、計量計12の計量値をデジタル表示するようになっている。すなわち、計量計12とデジタル表示装置16は、計量センサーを収容し、変化する計量値を表示する計量器として構成されている。
【0023】
アラーム発生器14は、CPU22からの指令に応答して、計量計12の計量値が目標重量に接近したことを警報音で報知する警報手段として構成されている。
【0024】
コントロールユニット18のROM24には、計量計12の計量範囲内における計量値として、大小の目標重量、例えば、計量計12の秤量を0.1g〜200kgとしたときには、1g、10g、100g、1kg、10kg、100kg、200kgの7種類の目標重量が段階的に設定されて記憶されている。このROM24は、量り取る目標重量として段階的に設定された大小の目標重量を任意に記憶する目標重量設定手段として構成されている。
【0025】
CPU22は、計量計12の計量値とROM24に記憶された各目標重量とを比較して、計量値がいずれかの目標重量に接近したことを判定する重量判定手段として構成されており、計量値がいずれかの目標重量に接近したときには、アラーム発生器14に警報指令を出力するようになっている。この場合、アラーム発生器14を、計量値が目標重量の前後では警報音を発生し、計量値が目標重量に達したときには、警報音の発生を停止するように構成することで、作業者は、警報音の有無により計量値が目標に達したことを確認することができる。
【0026】
入力装置20は、例えば、プッシュボタンやキーボードなどを備えて構成されており、作業者の操作に応答した各種の情報を入力する入力手段として構成されている。例えば、作業者が警報すべき目標重量を選択するための操作を行ったときには、大小の目標重量のうち警報すべき目標重量を1つ選択できる目標重量選択手段として機能するようになっている。この場合、複数の目標重量のうちいずれか1つを選択する操作を作業者が行うと、計量値が、選択された目標重量に接近したときにのみ警報が発せられるので、作業者は、計量値が、作業者の選択した目標重量に接近したことを容易に確認することができることになる。
【0027】
また、作業者が被計量物の材料名を入力する操作を行ったときには、この操作に応答して被計量物の材料名を入力する材料名入力手段として機能するようになっている。この場合、入力装置20により入力された材料名の情報はCPU22とデジタル表示装置16に転送されるようになっており、入力装置20の入力による材料名はデジタル表示装置16に表示されるようになっている。
【0028】
被計量物の材料名を入力するに際して、例えば、計量装置10をキッチンスケールとして用い、数人前のケーキ材料を秤取りする場合、ケーキの材料として、小麦、卵、砂糖などの材料名が入力され、これらの材料名は被計量物の計量値とともに一括してデジタル表示装置16に表示されることになる。
【0029】
また、入力装置20は、被計量物の材料名が入力されたときには、材料名に対応した目標重量のうち前回の目標重量を警報すべき目標重量に選択するようになっている。この場合、作業者が被計量物の材料名を入力すると、入力された材料名に対応した前回の目標重量が警報すべき目標重量として選択されるため、作業者は、警報すべき目標重量を再度設定することなく、計量値が、材料名に対応した前回の目標重量に接近したことを容易に確認することができることになる。
【0030】
さらに、入力装置20は、作業者が、反復する搭載作業と個別の搭載作業のうちいずれかの作業を選択するための操作を行ったときには、この操作に応答して選択された作業を入力する作業選択手段としての機能を備えて構成されており、選択された作業の内容がデジタル表示装置16に表示されるようになっている。
【0031】
反復する搭載作業としては、例えば、ナット、ワッシャ、コイルスプリングなど小さな工業部品を100個ずつ袋詰する搭載作業が挙げられる。
【0032】
また、個別の搭載作業としては、俵(大袋)から小袋へ被計量物を所定量移し変える袋詰作業や、乾燥した小魚を100gごとに袋詰する作業が挙げられ、これらの袋詰作業は同一作業を反復して行う場合が多い。
【0033】
次に、目標重量1gの計量作業を行うに際して、初期作業として、作業者は、目標重量1gに対して、それよりも少ない重量、例えば、0.1gの被計量物を計量計12に搭載する。0.1gの被計量物が計量計12に搭載されると、その計量値がデジタル表示装置16に表示される。このとき、CPU22は、0.1gの属するレンジの目標重量として1gを選択し、選択した目標重量1gと計量値0.1gとを比較し、両者の差に応じた警報指令を生成し、この警報指令にしたがった警報音をアラーム発生器14から発生させる。この場合、警報音の音圧レベルが1〜10に設定されているときには、音圧レベル5の警報音が発生する。この警報音は、断続音としてその発生間隔は長く、例えば、小さい音から大きい音へと「ピーピー」と鳴る。
【0034】
次に、被計量物を連続して搭載し、計量値が0.8gになったときにはその計量値がデジタル表示装置16に表示されるとともに、音圧レベル8の警報音が発生する。この警報音は、計量値が0.1gのときよりも、断続の間隔が短くなる。
【0035】
この後、さらに被計量物を計量計12に搭載し、計量値が1gになると、その計量値がデジタル表示装置16に表示されるとともに、アラーム発生器14からは、音圧レベル10の警報音が連続音として発生する。これにより作業者は被計量物の計量値が目標重量に達したことを音で確認することができる。
【0036】
一方、被計量物を計量計12に搭載していく過程で、計量値が目標重量1gをオーバーしたときには、アラーム発生器14からは、警報音が断続音として発生するとともに、そのレベルが漸次小さくなる。これにより、作業者は計量値が目標重量をオーバーしたことを音で確認することができる。
【0037】
次に、目標重量を100gとし、計量値が1g変化するごとに警報音の鳴らし方を替えたときの作用を図2および図3のフローチャートにしたがって説明する。
【0038】
まず、作業者が被計量物を計量計12に搭載するに際して、目標重量100gよりも少ない重量の被計量物を計量計12に搭載すると、計量計12による計量が行われ(ステップS1)、この計量値が90gであるか否かの判定がCPU22によって行われる(ステップS2)。このとき計量値が90gのときにはCPU22からの警報指令にしたがってアラーム発生器14からは、連続音による警報音が発生する(ステップS3)。計量値が90gでないときには、計量値が91gか否かの判定がCPU22によって行われる(ステップS4)。このとき計量値が91gのときにはアラーム発生器14からは、早い断続音による警報音が発生する(ステップS5)。
【0039】
また、計量値が91gでないときには計量値が92gであるか否かの判定がCPU22によって行われる(ステップS6)。このとき計量値が92gのときにはアラーム発生器14からは、少し早い断続音による警報音が発生する(ステップS7)。また計量値が92gでないときには、計量値が93gであるか否かの判定がCPU22によって行われ(ステップS8)、計量値が93gのときにはアラーム発生器14からは、通常の断続音による警報音が発生する(ステップS9)。計量値が93gでないときには計量値が94gであるか否かの判定がCPU22によって行われ(ステップS10)、計量値が94gのときにはアラーム発生器14からは、少し遅い断続音による警報音が発生する(ステップS11)。計量値が94gでないときには計量値が95gであるか否かの判定がCPU22によって行われ(ステップS12)、計量値が95gのときにはアラーム発生器14からは、遅い断続音による警報音が発生する(ステップS13)。
【0040】
また、計量値が95gでないときには計量値が96gであるか否かの判定がCPU22によって行われ(ステップS14)、計量値が96gであるときにはアラーム発生器14からは、少し早い断続音による警報音が発生する(ステップS15)。計量値が96gでないときには計量値が97gであるか否かの判定がCPU22によって行われ(ステップS16)、計量値が97gのときにはアラーム発生器14からは、通常の断続音による警報音が発生する(ステップS17)。計量値が97gでないときには、計量値が98gであるか否かの判定がCPU22によって行われ(ステップS18)、計量値が98gのときには少し早い断続音による警報音がアラーム発生器14から発生する(ステップS19)。計量値が98gでないときには計量値が99gであるか否かの判定がCPPU22によって行われ(ステップS20)、計量値が99gのときにはアラーム発生器12からは、早い断続音による警報音が発生する(ステップS21)。
【0041】
計量値が99gでないときには計量値が100gであるか否かの判定がCPU22によって行われ(ステップS22)、計量値が100gのときにはアラーム発生器14からは、連続音による警報音が発生する(ステップS23)。計量値が100gでないときには計量値が101gであるか否かの判定がCPU22によって行われ(ステップS24)、アラーム発生器14からは少し早い連続音による警報音が発生する(ステップS25)。計量値が101gでないときには全ての計量を終了したか否かの判定がCPU22によって行われ(ステップS26)、全ての計量が終了していないときにはステップS1の処理に戻り、全ての計量が終了したときにはこのルーチンでの処理を終了する。
【0042】
このように、本実施例においては、目標重量を100gとしたときには、被計量物の計量値が目標重量100gに近づくかあるいは計量値が目標重量100gから離れるにしたがって、警報音の音圧レベルまたは警報音の断続状態が変化するため、デジタル表示装置16を目視することなく、アラーム発生器14から発生する警報音によって、被計量物の計量値が目標重量に達したか否かを確認することができ、搭載作業を迅速に行うことができる。
【0043】
また、警報音の音圧レベルまたは警報音の断続状態を変化させるための警報指令を生成するに際しては、以下の構成を採用することができる。
【0044】
例えば、目標重量を10kgとした場合、計量値が4gのとき、音圧レベルを1とし、警報音の発生間隔を長くするとともに徐々に音圧レベルを大きくする。また、計量値が1kgのときには音圧レベルを3とし、警報音の発生間隔を長くするとともに音圧レベルを徐々に大きくする。計量値が2kgのときには音圧レベルを5とし、警報音として通常の断続音にするとともに音圧レベルを徐々に大きくする。
【0045】
計量値が8kgのときには音圧レベルを8とし、警報音の発生間隔をより短くするとともに音圧レベルを徐々に大きくする。
【0046】
次に、計量値が目標重量の10kgに達したときには、音圧レベルを10とし、連続音による警報音を発生させるとともに音圧レベルを一定の状態に保つ。
【0047】
次に、計量値が10kgを超えたときには音圧レベルを1とし、警報音の発生間隔を長くし、警報音の音圧レベルを徐々に小さくする。
【0048】
このように、本実施例においては、被計量物を計量計12に搭載する作業を繰り返す場合、被計量物の計量値が目標重量に達する前後で警報音の音圧レベルまたは警報音の断続状態を変化させるようにしたため、デジタル表示装置16の計量値を見ることなく、被計量物の計量値が目標重量に達するまで搭載作業を集中して一気に行うことができ、搭載作業の迅速化に寄与することができる。
【0049】
また、警報音のレベルや断続状態を確認しながら搭載作業を行うことで、被計量物の計量値が目標重量をオーバーすることが少なくなり、計量計12から余分な被計量物を取り除くための作業を解消できる。
【0050】
本実施例においては、複数の目標重量をROM24に予め格納しておくものについて述べたが、入力装置20から目標重量を入力し、入力した目標重量をRAM26に格納する構成を採用することにより、目標重量を任意に設定することもできる。
【0051】
また、計量計12の代わりに、被計量物の個数を計数する個数計を用いることができる。この場合、アラーム発生器14は、CPU22からの指令に応答して、個数計12の計量値が目標個数に接近したことを警報音で報知する警報手段として構成されることになる。また、コントロールユニット18のROM24には、個数計の計量範囲内における計量値(計数値)として、例えば、20個、40個、60個……と20個ごとの目標個数が段階的に設定されて記憶されている。このROM24は、量り取る目標個数として段階的に設定された大小の目標個数を任意に記憶する目標重量設定手段を構成することになる。この場合、入力装置20において、数字20を入力するための入力操作キーと、繰り返し連続操作キーの2つのキー操作だけで、目標個数を容易に行うことができる。
【0052】
また、個数計の場合、計量(計数)する工業部品などの重さにより、部品20個毎と部品50個毎の設定を行うときには、両者を設定後、設定キーの操作だけで、いずれかを選択できる。
【0053】
CPU22は、個数計の計数値とROM24に記憶された各目標個数とを比較して、計量値(計数値)がいずれかの目標個数に接近したことを判定する重量判定手段を構成し、計量値がいずれかの目標個数に接近したときには、アラーム発生器14に警報指令を出力するようになっている。この場合、アラーム発生器14は、計量値が目標個数の前後では警報音を発生し、計量値が目標個数に達したときには、警報音の発生を停止するようになっている。これにより、作業者は、警報音の有無により計量値が目標に達したことを確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】本発明の一実施例を示す計量装置のブロック構成図である。
【図2】本発明に係る計量装置の作用を説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明に係る計量装置の作用を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0055】
10 計量装置
12 計量計
14 アラーム発生器
16 デジタル表示装置
18 コントロールユニット
20 入力装置
22 CPU
24 ROM
26 RAM

【特許請求の範囲】
【請求項1】
計量センサーを収容し、変化する計量値を表示する計量器と、量り取る目標重量または目標個数を任意に記憶する目標重量設定手段と、前記計量値が前記目標重量または目標個数に接近したことを判定する重量判定手段と、該重量判定手段の指令により接近を報知する警報手段とからなり、警報を目安として目標重量または目標個数を量り取りする警報付計量装置であって、前記目標重量設定手段は、目標重量または目標個数を段階的に記憶せしめており、前記記憶された目標重量または目標個数に応じて、夫々警報することを特徴とする警報付計量装置。
【請求項2】
前記目標重量設定手段に記憶された目標重量のうち、作業者の選択操作により、警報すべき目標重量を選択できる目標重量選択手段を備え、量り取りする作業者が単一の警報に選択できることを特徴とする請求項1に記載の警報付計量装置。
【請求項3】
計量すべき被計量物の材料名を入力する材料名入力手段が設けられており、前記目標重量選択手段は、前記材料名に対応した前回の目標重量を警報すべき目標重量に選択してなることを特徴とする請求項2に記載の警報付計量装置。
【請求項4】
前記警報手段は、前記計量値が前記目標重量または前記目標個数の前後では警報音を発生し、前記計量値が前記目標重量または目標個数に達したときには、前記警報音の発生を停止させ、前記警報音の有無により計量値が目標に達したことを確認することを特徴とする請求項1に記載の警報付計量装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2007−3427(P2007−3427A)
【公開日】平成19年1月11日(2007.1.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−185945(P2005−185945)
【出願日】平成17年6月27日(2005.6.27)
【出願人】(000127570)株式会社エー・アンド・デイ (136)
【Fターム(参考)】