説明

身体のバランスを維持するための靴インソール

【課題】正常歩行のためにバランス維持用パッドを具備する靴インソールを提供する。
【解決手段】本発明の靴インソールは、靴インソール本体(20)と、内側ヒールパッド(30)と、外側ヒールパッド(40)と、内側縦アーチパッド(50)と、外側縦アーチパッド(60)と、内側中足骨パッド(70)と、外側中足骨パッド(80)と、横アーチパッド(90)と、を有する。偏平足が正常な歩行のためには、内側中足骨パッドは内側面の厚さが厚く、外側面の方に行くほど厚さが薄くなってウエッジを形成し、内側中足骨頭の高い足圧を外側に移動させ、内側縦アーチパッドは履き物の内側底面ライン対応部の厚さが厚く、内側及び外側に行くほど厚さが薄くなってウエッジを形成し、内側の崩れたアーチをあげ、内側ヒールパッドは内側面の厚さが厚く、外側面の方に行くほど厚さが薄くなってウエッジを形成し、内側ヒールの高い足圧を外側に移動させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は正常歩行のためのバランス維持用パッドを具備する靴インソール(insole)に関する。より詳細には、偏平足、回内転足(pronation)、凹足(Pes Cavus)によって、又はアーチが崩れた程度によって、バランス維持用パッド(pad)を具備し、外れた体重心を正常の体重心に移動させるバランス維持用パッドを具備する靴インソールに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的にインソールは弾性を持つ合成樹脂材で作られており、上部面にはすべりを防止するためにシーツが接着される。このようなインソールは靴の裏の底面に配置されるように靴の内部に挿入されて、荷重を緩衝するクッション役目を遂行する。
従来のインソールは、その形象が平板に近い形を持ち、且つ、同じ形象で大量生産されることで、相互に違う足裏の形態を持つ個人によってインソールと個人の足裏が均等に密着されなくて重さ重心(center of gravity、セントロイド)が分散して、歩行及び運動などをする時インソールの上部表面と個人の足裏に生じる空間で足裏の特定部位に非正常的に体重と衝撃が加えられて足が疲れやすくて、使用者が足裏と合わないインソールを長期間使う場合、悪い歩き方の習慣が生じられる問題点があり、又は足裏や足指が変形する問題点もある。
【0003】
足は精巧で纎細な機関として約26個の骨と、33個の関節と、107個の靭帯と、多くの筋肉や腱とで構成されており、足の一般的な骨格の名称に対して図1a及び図1bに提示されている。図1aは右側足を足の甲から見た足の骨格を示し、図1bは右側足を側面から見た足の骨格を示す。
【0004】
足裏に凹んでいる所を足のアーチ(arch)と言うので、私たちの足は三つのアーチ(足弓)を持っている。この三つのアーチ中、身の正中部に近いものを内側アーチであり、遠いものを外側アーチである。足の甲の部位の5個の中足骨が形成するアーチを横アーチと言う。また、この中、内側アーチ及び外側アーチは、縦軸にアーチを形成し、縦アーチと言う。
【0005】
一般的に足の内側縦アーチを内側縦足弓(med. longitudinal arch)とも言い、足の外側縦アーチを外側縦足弓(lat.longitudinal arch)とも言う。これは図1cに示している。
【0006】
内側縦アーチ(内側縦足弓)は足の踵骨(heel bone、calcaneus)から起始して距骨(ankle bone、talus)、舟状骨(navicular bone)、楔状骨(cuneiform bone)(3個)、中足骨(第1中足骨〜第3中足骨)で形成するアーチを言い、外側縦アーチ(外側縦足弓)は足の踵骨(heel bone)から起始して立方骨(cuboid bone)、中足骨(第4中足骨、第5中足骨)で形成するアーチを言う。
【0007】
一般的にアーチが下った場合(アーチが崩れた場合)の足を偏平足と言い、より詳しく言えば、偏平足は内側中足骨(第1中足骨はし)、内側縦アーチ、内側ヒール(内側踵、即ち、第2楔状骨の下面)が崩れて下った場合である。
【0008】
内側ヒール部分だけが崩れた場合の足を回内転足(pronation)と言い、アーチが高い足を凹足(Pes Cavus)と言う。
【0009】
人間の足類型では偏平足が約5%、回内転足(pronation)が約85%、凹足(Pes Cavus)が9%、正常的な足が約1%を占める。
【0010】
偏平足、回内転足(pronation)、凹足(Pes Cavus)は悪い歩行習慣などによって足の体重心(重さ重心(center of gravity))がずれて生ずる。
【0011】
一般的に足の正常な中心線(重心線)は、足のきびす中央部から2番目足指まで、または足のきびすの中央部から2番目の足指と3番目の足指との間までの線を言う(図2参照)。
【0012】
偏平足、回内転足(pronation)、凹足(Pes Cavus)も歩行の時に正常な中心線を維持するために、偏平足、回内転足(pronation)、凹足(Pes Cavus)によって、又は、アーチが崩れた程度によって、オーダーメード型バランス維持用パッドを具備するインソールが要望される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
本発明が達成しようとする技術的な課題は、偏平足、回内転足(pronation)、凹足(Pes Cavus)によって、又は、アーチが崩れた程度によって、バランス維持用パッドを具備して、外れた体重心を正常の体重心に移動させるようにするバランス維持用パッドを具備する靴インソールを提供することである。
【0014】
本発明が達成しようとする他の技術的な課題は、インソールの本体に内側ヒールパッド、外側ヒールパッド(heel pad)、内側縦アーチパッド(arch pad)、外側縦アーチパッド、内側中足骨パッド、外側中足骨パッド及び横アーチパッドを選択的に附着することで、歩行者の体重中心を正常的に校正されるように調節して正常歩行が可能にさせて、インソールと足裏との密着面積を広げて重さ重心(center of gravity)を集中させて、安定感ある均衡を維持して足が疲れないし、足つきが校正する、正常歩行のためのバランス維持用パッドを具備する靴インソールを提供するのでる。
【0015】
本発明が達成しようとする更なる他の技術的な課題は、偏平足のために内側ヒールパッド、内側縦アーチパッド、内側中足骨パッド、横アーチパッドを具備し、且つ、内側ヒールパッド及び内側縦アーチパッドは中心部に行くほど厚さが薄くなるようにして足が体重心から脱しても足が滑って正常な体重心に戻して、正常な体重心を維持するように形成されている偏平足のためのバランス維持用パッドを具備する靴インソールを提供するのであろう。
【0016】
本発明が達成しようとする更なる他の技術的な課題は、回内転足(pronation)のために内側ヒールパッド、内側縦アーチパッド、横アーチパッドを具備し、且つ、内側ヒールパッド及び内側縦アーチパッドは中心部に行くほど厚さが薄くなるようにして足が体重心から脱しても足が滑って正常な体重心に戻して、正常な体重心を維持するように形成されている回内転足(pronation)のためのバランス維持用パッドを具備する靴インソールを提供するのである。
【0017】
本発明が達成しようとする更なる他の技術的な課題は、凹足(Pes Cavus)のために外側ヒールパッド、外側縦アーチパッド、外側中足骨パッド、横アーチパッドを具備し、且つ、外側ヒールパッド及び外側縦アーチパッドは中心部に行くほど厚さが薄くなるようにして足が体重心が脱しても足が滑って正常な体重心に戻して、正常な体重心を維持するように形成されている凹足(Pes Cavus)のためのバランス維持用パッドを具備する靴インソールを提供するのである。
【課題を解決するための手段】
【0018】
本発明のバランス維持用パッドを具備する靴インソールは、履き物の内部底に敷くもので、大きさ及び形態が履き物の内側底面のと同一になるように形成されているインソール本体と、インソール本体の底面の先端部で、第1中足骨頭ないし第3中足骨頭の部位に対応するように附着し、且つ、内側面が傾斜を持つ四角形であり、内側面の厚さが厚く、外側面の方に行くほど厚さが薄くなるようになっている内側中足骨パッドと、インソール本体の底面の中間部で、内側縦アーチ部位に対応するように附着し、且つ、流線形の半円を形成し、足の踵骨(heel bone)から載距突起(sustentaculum tali)を通して距骨(ankle bone)、舟状骨(navicular bone)、楔状骨(cuneiform bone)、第1中足骨頭ないし第3中足骨頭までの部位に対応する履き物の内側底面ライン対応部の厚さが厚く、外側及び内側に行くほど厚さが薄くなるようになっている内側縦アーチパッドと、インソール本体の底面のヒール部の内側に附着し、且つ、1/4等分した楕円形で、内側面が前記楕円形の曲線部であり、内側面の厚さが厚く、外側面の方に行くほど厚さが薄くなるようになっている内側ヒールパッドと、を有することを特徴とする。
【0019】
ここで、内側中足骨パッドが内側面の厚さが厚く、外側面の方に行くほど厚さが薄くなってウエッジ(wedge)を形成し、内側縦アーチパッドが履き物の内側の底面ライン対応部の厚さが厚く、内側及び外側に行くほど厚さが薄くなってウエッジ(wedge)を形成し、内側ヒールパッドが内側面の厚さが厚く、外側面の方に行くほど厚さが薄くなってウエッジ(wedge)を形成し、偏平足が正常な歩行をするように助けるようになっている。
【0020】
また、本発明のバランス維持用パッドを具備する靴インソールは、履き物の内部底に敷くもので、大きさ及び形態が履き物の内側底面のと同一になるように形成されているインソール本体と、インソール本体の底面の中間部で、内側縦アーチ部位に対応するように附着し、且つ、流線形の半円を形成し、足の踵骨(heel bone)から載距突起(sustentaculum tali)を通じて距骨(ankle bone)、舟状骨(navicular bone)、楔状骨(cuneiform bone)、第1中足骨頭ないし第3中足骨頭までの部位に対応する履き物の内側底面ライン対応部の厚さが厚く、内側及び外側に行くほど厚さが薄くなるようになっている内側縦アーチパッドと、インソール本体の底面のヒール部の内側に附着して、且つ、1/4等分した楕円形で、内側面が前記楕円形の曲線部であり、内側面の厚さが厚く、外側面の方に行くほど厚さが薄くなるようになっている内側ヒールパッドと、を有することを特徴とする。
【0021】
ここで、内側縦アーチパッドが履き物の内側底面ライン対応部の厚さが厚く、内側及び外側に行くほど厚さが薄くなってウエッジ(wedge)を形成し、内側ヒールパッドが内側面の厚さが厚く、外側面の方に行くほど厚さが薄くなってウエッジ(wedge)を形成し、回内転足(pronation)が正常な歩行をするように助けるようになっている。
【0022】
また、本発明のバランス維持用パッドを具備する靴インソールは、履き物の内部底に敷くもので、大きさ及び形態が履き物の内側底面のと同一になるように形成されているインソール本体と、インソール本体の底面の先端部で、第3ないし第5中足骨頭の部位に対応するように附着し、且つ、外側面が傾斜を持つ四角形であり、外側面の厚さが厚く、内側面の方に行くほど厚さが薄くなるようになっている外側中足骨パッドと、インソール本体の底面の中間部で、外側縦アーチ部位に対応するように附着し、且つ、流線形の半円を形成し、立方骨(cuboid bone)ラインに対応する履き物の外側底面ライン対応部の厚さが厚く、内側及び外側に行くほど厚さが薄くなるようになっている外側縦アーチパッドと、インソール本体の底面のヒール部の外側に附着し、且つ、1/4等分した楕円形で、外側面が前記楕円形の曲線部であり、外側面の厚さが厚く、内側面の方に行くほど厚さが薄くなるようになっている外側ヒールパッドと、を有することを特徴とする。
【0023】
ここで、外側中足骨パッドが外側面の厚さが厚く、内側面の方に行くほど厚さが薄くなってウエッジ(wedge)を形成し、外側縦アーチパッドが履き物の外側底面ライン対応部の厚さが厚く、内側及び外側に行くほど厚さが薄くなってウエッジ(wedge)を形成し、外側ヒールパッドが外側面の厚さが厚く、内側面の方に行くほど厚さが薄くなってウエッジ(wedge)を形成し、凹足(Pes Cavus)が正常な歩行をするように助けるようになっている。
【0024】
また本発明のバランス維持用パッドを具備する靴インソールは、インソール本体の上面で横アーチ部位に対応するように附着し、且つ、三角形型であって中央部が隆起している横アーチパッドを更に具備することを特徴とする。
【0025】
前記内側ヒールパッドでは、内側ヒールパッドの上部が、足のヒールの終点である第2楔状骨(cuneiform bone)の下面と対応し、内側ヒールパッドの一側面が、足のきびす部分で足の中心線に対応し、前記外側ヒールパッドでは、外側ヒールパッドの上部が、足のヒールの終点である第2楔状骨(cuneiform bone)の下面と対応し、外側ヒールパッドの一側面が、足のきびす部分で足の中心線に対応する。
【0026】
内側縦アーチパッドは、第1中足骨の後面からヒールの終点である第2楔状骨(cuneiform bone)の下面までに対応するように位置し、内側縦アーチパッドは、履き物の内側底面ライン対応部を境界として両側が一定な角度を維持するようになつている。
【0027】
外側縦アーチパッドは、第5中足骨の後面からヒールの終点である第2楔状骨(cuneiform bone)の下面までに対応するように位置し、外側縦アーチパッドは履き物の外側底面ライン対応部を境界として両側が一定な角度を維持するようになつている。
【0028】
内側中足骨パッドで、内側中足骨パッドの内側面は第1中足骨頭の端に対応し、内側中足骨パッドの上部は第1ないし第3中足骨頭線に対応するようにインソール本体に附着して、外側中足骨パッドで、外側中足骨パッドの外側面は第5中足骨頭の端に対応し、外側中足骨パッドの上部は第3ないし第5中足骨頭線に対応するようにインソール本体に附着することを特徴とする。
【0029】
横アーチパッドは横の長さを第1中足骨頭の外側の端から第4中足骨頭の内側の端までにして、縦の長さを第2中足骨と第3中足骨との中間地点で中足骨頭の先端から中足骨頭の縦断までの長さにして、中心点は第2中足骨と第3中足骨との中間地点にして、中心点の高さは第2中足骨頭と第3中足骨頭の中間地点での高さにする。
【0030】
内側中足骨パッド、内側縦アーチパッド、内側ヒールパッド、外側中足骨パッド、外側縦アーチパッド、外側ヒールパッドは弾性を持つ合成樹脂の材質でなっている。
【0031】
内側ヒールパッドの材質はゴムあるいは硬度90以上の高硬度エチレンビニールアセテート(EVA)であり、内側ヒールパッドの内側面の厚さは3〜6mmであり、外側ヒールパッドの材質はゴムあるいは硬度90以上の高硬度エチレンビニールアセテート(EVA)であり、外側ヒールパッドの外側面の厚さは3〜6mmである。
【0032】
内側縦アーチパッドの材質は硬度80以上の高硬度エチレンビニールアセテート(EVA)であり、履き物の内側底面ライン対応部の厚さは約7mmであり、外側縦アーチパッドの材質は硬度80以上の高硬度エチレンビニールアセテート(EVA)であり、履き物の外側底面ライン対応部の厚さは約3mmである。
【0033】
内側中足骨パッドは硬度80以上の高硬度EVAで形成され、内側中足骨パッドの内側面の厚さは約3mmで、外側中足骨パッドは硬度80以上の高硬度EVAで形成され、外側中足骨パッドの外側面の厚さは約3mmである。
【0034】
横アーチパッドは三角形型であり、前記三角形の頂点から4/5になる地点が3mmで最も厚く、横アーチパッドの材質は硬度80以上の高硬度EVAである。
【発明の効果】
【0035】
本発明のバランス維持用パッドを具備する靴インソールによれば、偏平足、回内転足(pronation)、凹足(Pes Cavus)によって、又はアーチが崩れた程度によって、バランス維持用パッドを具備して外れた体重心が正常の体重心に戻るようにする。
【0036】
本発明である、正常歩行のためのバランス維持用パッドを具備する靴インソールはインソール本体に内側ヒールパッド、外側ヒールパッド、内側縦アーチパッド、外側縦アーチパッド、内側中足骨パッド、外側中足骨パッド、横アーチパッドを選択的に附着することで、歩行者の体重中心を正常に校正するように調節して正常歩行が可能にして、インソールと足裏の密着面積を広げて重さ重心(center of gravity)を集中させて安定感ある均衡を維持して足が疲れないし、足つきが校正される効果がある。
【0037】
本発明によれば、偏平足のために内側ヒールパッド、内側縦アーチパッド、内側中足骨パッド、横アーチパッドを具備し、且つ、内側ヒールパッド及び内側縦アーチパッドは中心部に行くほど厚さが薄くなるようにして、偏平足が体重心から脱しても足が滑って、正常な体重心を維持するようになっている。
【0038】
本発明によれば、回内転足(pronation)のために内側ヒールパッド、内側縦アーチパッド、横アーチパッドを具備し、且つ、内側ヒールパッド及び内側縦アーチパッドは中心部に行くほど厚さが薄くなるようにして、回内転足(pronation)が体重心が脱しても足が滑って、正常な体重心を維持するようになっている。
【0039】
本発明によれば、凹足(Pes Cavus)のために外側ヒールパッド、外側縦アーチパッド、外側中足骨パッド、横アーチパッドを具備し、且つ、外側ヒールパッド及び外側縦アーチパッドは中心部に行くほど厚さが薄くなるようにして、凹足(Pes Cavus)が体重心が脱しても足が滑って、正常な体重心を維持するようになっている。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1a】右側足を足の甲で見た足の骨格である。
【図1b】右側足を側面で見た足の骨格である。
【図1c】内側縦アーチ及び外側縦アーチの説明図である。
【図2】靴インソール内に示す正常足の中心線である。
【図3】本発明によるバランス維持用パッドを具備する靴インソールを示す分解斜視図である。
【図4】図3のバランス維持用パッドが装着された靴インソールの平面図を示す。
【図5】図4の靴インソールの左側面図を示す。
【図6】図4の靴インソールの正面図を示す。
【図7】図3のバランス維持用パッド中で内側ヒールパッドの側面図を示す。
【図8】図3のバランス維持用パッド中で内側縦アーチパッドの側面図を示す。
【図9】図3のバランス維持用パッド中で外側縦アーチパッドの側面図を示す。
【図10】図3のバランス維持用パッド中で内側中足骨パッドの側面図を示す。
【図11】図3のバランス維持用パッド中で横アーチパッドの側面図を示す。
【図12】本発明の一実施例として偏平足のためのバランス維持用パッドを具備する靴インソールの例である。
【図13】本発明の一実施例として回内転足(pronation)のためのバランス維持用パッドを具備する靴インソールの例である。
【図14】本発明の一実施例として凹足(Pes Cavus)のためのバランス維持用パッドを具備する靴インソールの例である。
【図15】本発明の一実施例による上面にバランス維持用パッドを具備する靴インソールの例である。
【図16】図15の靴インソールの側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0041】
以下、添付図面を参照して本発明によるバランス維持用パッドを具備する靴インソールの望ましい実施例を説明する。この過程で図面に図示した線の厚さや構成要素の大きさなどは説明の明瞭性と便宜上に誇張して図示することもあり得る。また、後述する用語は本発明での機能を考慮して定義した用語として、これは使用者、運用者の意図または慣例によって変わることが可能である。それで、このような用語に対する正義は本明細書の全般にわたった内容を基にして取り扱うことである。
【0042】
また、下記の実施例は本発明の権利範囲を限定するのではなくで、ただ例示として提示することであり、本発明は本技術思想を通じて具現化される多様な実施例があり得る。
【0043】
図3は本発明によるバランス維持用パッドを具備する靴インソールを示す分解斜視図であり、図4は図3のバランス維持用パッドが装着された靴インソールの平面図を示し、図5は図4の靴インソールの左側面図を示し、図6は図4の靴インソールの正面図を示す。
【0044】
本発明の靴インソール(10)はインソール本体(20)、内側ヒールパッド(30)、外側ヒールパッド(40)、内側縦アーチパッド(50)、外側縦アーチパッド(60)、内側中足骨パッド(70)、外側中足骨パッド(80)、横アーチパッド(90)で形成されている。
【0045】
前記インソール本体(20)は履き物の内部底に敷くもので、弾性を持つ合成樹脂材で形成されており、履き物の内側底面と同一に形成され、その上面は足裏形態と似ているように屈曲を持つようになる。この時、前記インソール本体(20)の上面には、滑ることを防止するための纎維シーツ(図示省略)を接着固定することができる。
【0046】
図3ないし図5は、靴インソール(10)の底面にバランス維持用パッドの中で内側ヒールパッド(30)、外側ヒールパッド(40)、内側縦アーチパッド(50)、外側縦アーチパッド(60)、内側中足骨パッド(70)、外側中足骨パッド(80)が装着され、靴インソール(10)の上面に横アーチパッド(90)が装着されていることを示し、バランス維持用パッドは、靴インソール(10)の上面、または底面に装着されてもよいし、インソール本体(20)の上面の纎維シーツの下に装着されてもよい。
【0047】
内側ヒールパッド(30)は弾性を持つ合成樹脂材で形成されており、中心部に行くほど厚さが薄くなるようになっており、インソール本体(20)のヒール部(きびす部)の内側に接着剤によって附着する。内側ヒールパッド(30)は、足のきびす部分の内側で、内側ヒールパッド(30)の上部は足のヒール終点である足の踵骨(heel bone)の下面(即、第2楔状骨(cuneiform bone)の下面)と対応し、内側ヒールパッド(30)の一側面(すなわち、中心部側面)は足のきびす部分で足の中心線(5)に対応する。
【0048】
外側ヒールパッド(40)は弾性を持つ合成樹脂材で形成されており、中心部に行くほど厚さが薄くなるようになっており、インソール本体(20)のヒール部(きびす部)の外側に接着剤によって附着する。外側ヒールパッド(40)は、足のきびす部分の外側で、外側ヒールパッド(40)の上部は足のヒール終点である足の踵骨(heel bone)の下面(即、第2楔状骨(cuneiform bone)の下面)と対応し、外側ヒールパッド(40)の一側面(すなわち、中心部側面)は足のきびす部分で足の中心線(5)に対応する。
【0049】
足のきびす部分には内側ヒールパッド(30)と外側ヒールパッド(40)とが足の中心線(5)を基準で左右に附着する。
【0050】
内側縦アーチパッド(50)は弾性を持つ合成樹脂材で形成されており、インソール本体(20)の内側縦アーチ部分に対応するように接着剤によって附着し、この場合、内側縦アーチパッドの一端は上向きに突き出して形成させることが望ましい。内側縦アーチパッド(50)は第1中足骨の後面からヒールの終点(第2楔状骨(cuneiform bone)下面)までに対応するように位置する。内側縦アーチパッド(50)は流線形半円を形成し、足の踵骨(heel bone)から載距突起(sustentaculum tali)を通して距骨(ankle bone)、舟状骨(navicular bone)、楔状骨(cuneiform bone)、第1ないし第3中足骨頭までの部位に対応する履き物の内側底面ラインに対応する部分、すなわち、履き物の内側底面ライン対応部(55)の厚さが最も厚く、履き物の内側底面ライン対応部(55)から中心線側及び内側に行くほど薄くなるようになっており、履き物の内側底面ライン対応部(55)を境界として両側が一定な角度を維持するようになっている。
【0051】
外側縦アーチパッド(60)は、弾性を持つ合成樹脂材で形成されており、インソール本体(20)の外側縦アーチ部分に対応するように接着剤によって附着し、この時、外側縦アーチチパッドの一端は上向きに曲線を持つように突き出し形成されることが望ましい。外側縦アーチパッド(60)は、第5中足骨の後面でヒールの終点(第2楔状骨(cuneiform bone)下面)までに対応するように位置する。外側縦アーチパッド(60)は流線形半円を形成し、立方骨(cuboid bone)ラインに対応する履き物の外側底面ラインに対応する部分、すなわち、履き物の外側底面ライン対応部の厚さが最も厚く、履き物の外側底面ライン対応部から中心線側及び外側に行くほど薄くなるようになっており、履き物の外側底面ライン対応部を境界として両側が一定な角度を維持するようになっている。
【0052】
内側縦アーチパッド(50)と外側縦アーチパッド(60)が足の中心線(5)を基準で左右に附着する。
【0053】
内側中足骨パッド(70)は、弾性を持つ合成樹脂材に形成されて、中心部に行くほど厚さが薄くなるようになっており、断面が三角形形態に形成されるようになっており、インソール本体(20)の先端部、即、第1ないし第3中足骨頭の部位に対応するように接着剤によって附着する。すなわち、内側中足骨パッド(70)の内側面は、第1中足骨頭の端に対応し、内側中足骨パッド(70)の上部は第1ないし第3中足骨頭線に対応するようにインソール本体(20)に装着される。
【0054】
外側中足骨パッド(80)は弾性を持つ合成樹脂材に形成されて、中心部に行くほど厚さが薄くなるようになっており、断面が三角形の形態に形成されるようになっており、インソール本体(20)の先端部、即、第3ないし第5中足骨頭の部位に対応するように接着剤によって附着する。すなわち、外側中足骨パッド(80)の外側面は第5中足骨頭の端に対応し、外側中足骨パッド(80)の上部は第3ないし第5中足骨頭線に対応するようにインソール本体(20)に装着される。
【0055】
内側中足骨パッド(70)と外側中足骨パッド(80)とが足の中心線(5)を基準で左右に附着する。
【0056】
横アーチパッド(90)は、足元部位の5個の中足骨が形成する横アーチを支持するためのもので、インソール本体(20)に中足骨頭が触れる部分に対応して装着されて、中足骨頭に集中する圧力を分散する。横アーチパッド(90)は横の長さを第1中足骨頭の外側の端から第4中足骨頭の内側の端までにして、縦長さを第2中足骨と第3中足骨との中間地点で中足骨頭の先端から中足骨頭の縦断までの長さにして、中心点は第2中足骨と第3中足骨との中間地点にして、中心点の高さは第2中足骨頭と第3中足骨頭との中間地点での高さにする。横アーチパッド(90)はその底面が三角形に近い円形を形成する。
【0057】
ここで、内側ヒールパッド(30)、外側ヒールパッド(40)、内側縦アーチパッド(50)、外側縦アーチパッド(60)、内側中足骨パッド(70)、外側中足骨パッド(80)、横アーチパッド(90)をベルクロテープ(図示省略)によって脱着可能に付着させることも可能である。また、インソール本体(20)には使用者の足裏形象及び歩き習慣によって内側ヒールパッド(30)、外側ヒールパッド(40)、内側縦アーチパッド(50)、外側縦アーチパッド(60)、内側中足骨パッド(70)、外側中足骨パッド(80)、横アーチパッド(90)を選択的に付着または脱去して使うことも可能である。
【0058】
インソール本体(20)の底面には、中心線(5)が表示され、前記中心線を基準で両側には各パッドの整列線が更に表示されて使われてもよい。すなわち、前記中心線及び整列線に沿って内側ヒールパッド(30)、外側ヒールパッド(40)、内側縦アーチパッド(50)、外側縦アーチパッド(60)、内側中足骨パッド(70)、外側中足骨パッド(80)、横アーチパッド(90)を附着して使うこともできる。
【0059】
図7は図3のバランス維持用パッド中で、内側ヒールパッドの側面図として、(a)内側ヒールパッドの正面図、(b)内側ヒールパッドの右側面図、(c)内側ヒールパッドの左側面図である。
【0060】
内側ヒールパッド(30)は、楕円を中心点を基準にして1/4等分した形態、即ち、1/4等分した楕円の形態で、中心部に行くほど厚さが薄くなるようになっており、その断面が三角形を形成する。
【0061】
外側ヒールパッド(40)も内側ヒールパッド(30)のような形態なので、ここでは別途の説明は略する。
【0062】
外側ヒールパッド(40)及び内側ヒールパッド(30)の材質はゴムあるいは硬度90以上の高硬度エチレンビニールアセテート(EVA)であるのが望ましくて、内側ヒールパッド(30)の内側面及び内側ヒールパッド(30)の外側面での厚さ、すなわち、ウエッジ(wedge)高さは約3mmにして、症状によって約6mmまでにすることが望ましい。
【0063】
図8は図3のバランス維持用パッド中で、内側縦アーチパッドの側面図を示し、(a)内側縦アーチパッドの正面図、(b)内側縦アーチパッドの背面図、(c)内側縦アーチパッドの左側面図、(d)内側縦アーチパッドの右側面図である。
【0064】
内側縦アーチパッド(50)は流線形半円を形成し、履き物の内側底面ライン対応部(55)の厚さが最も厚く、履き物の内側底面ライン対応部(55)から中心線側及び内側に行くほど薄くなるようになっており、履き物の内側底面ライン対応部(55)を境界として両側が一定な角度を維持するように形成する。内側縦アーチパッド(50)の材質として、硬度80以上の高硬度エチレンビニールアセテート(EVA)で形成するのが望ましい。履き物の内側底面ライン対応部(55)の厚さは約7mmであるのが望ましい。
【0065】
図9は図3のバランス維持用パッド中で、外側縦アーチパッドの側面図を示し、(a)外側縦アーチパッドの左側面図、(b)外側縦アーチパッドの正面図、(c)外側縦アーチパッドの背面図である。
【0066】
外側縦アーチパッド(60)は、流線形半円を形成し、履き物の外側底面ライン対応部(65)の厚さが最も厚く、履き物の外側底面ライン対応部から中心線側及び外側に行くほど薄くなるようになっており、履き物の外側底面ライン対応部を境界に両側が一定な角度を維持するようになっている。
【0067】
外側縦アーチパッド(60)の材質として、硬度80以上の高硬度エチレンビニールアセテート(EVA)で形成するのが望ましい。履き物の外側底面ライン対応部(65)の厚さは約3mmであるのが望ましい。
【0068】
図10は図3のバランス維持用パッド中で、内側中足骨パッドの側面図を示し、(a)内側中足骨パッドの左側面図、(b)内側中足骨パッドの右側面図、(c)内側中足骨パッドの正面図、(d)内側中足骨パッドの背面図である。
【0069】
内側中足骨パッド(70)は、内側面が傾斜を持つ四角形で形成され、中心部(外側面)に行くほど厚さが薄くなるようになっており、断面が三角形の形態に形成されるようになっている。言い換えれば、傾斜を持つ側面が最も厚く、次第に薄くなるようになっている。
【0070】
外側中足骨パッド(80)も内側中足骨パッド(70)のような形態なのでここでは別途の説明は略する。
【0071】
内側中足骨パッド(70)や外側中足骨パッド(80)の材質は、硬度80以上の高硬度EVAで形成されるのが望ましく、内側中足骨パッド(70)の内側面や外側中足骨パッド(80)の外側面の厚さ、すなわちウエッジ(wedge)の高さは約3mmであるのが望ましい。
【0072】
図11は図3のバランス維持用パッド中で、横アーチパッドの側面図を示し、(a)横アーチパッドの背面図、(b)横アーチパッドの側面図である。
【0073】
横アーチパッド(90)は、その底面が三角形に近い円形を形成し、中央部が最も厚さが厚く、端に行くほど厚さが薄くなるようになっていて、中央部が隆起している。横アーチパッド(90)の三角形の頂点から4/5になる地点、すなわち横アーチパッド(90)の上部から頂点を向けて1/5になる地点が最高の厚さを持って、その厚さは3mmであるのが望ましい。
【0074】
横アーチパッド(90)の材質は、硬度80以上の高硬度EVAで形成されるのが望ましい。
【0075】
図12は本発明の一実施例として偏平足のためのバランス維持用パッドを具備する靴インソールの例である。
【0076】
偏平足は内側中足骨、内側縦アーチ、内側ヒールが崩れて下った場合として、偏平足のための靴インソールはインソール本体(20)に内側ヒールパッド(30)、内側縦アーチパッド(50)、内側中足骨パッド(70)、横アーチパッド(90)を具備するようになっている。横アーチパッド(90)は、省略してもよい。インソール本体(20)の底面に内側ヒールパッド(30)、内側縦アーチパッド(50)、内側中足骨パッド(70)を装着して、横アーチパッド(90)は、インソール本体(20)の上面に装着されてもよい。
【0077】
図13は本発明の一実施例として回内転足(pronation)のためのバランス維持用パッドを具備する靴インソールの例である。
【0078】
内側ヒール部分だけが崩れて下った場合である回内転足(pronation)のための靴インソールは、インソール本体(20)に内側ヒールパッド(30)、内側縦アーチパッド(50)、横アーチパッド(90)を具備するようになっている。場合によって、横アーチパッド(90)は略することができる。インソール本体(20)の底面に内側ヒールパッド(30)、内側縦アーチパッド(50)を装着して、インソール本体(20)の上面に横アーチパッド(90)を装着することができる。
【0079】
図14は本発明の一実施例として凹足(Pes Cavus)のためのバランス維持用パッドを具備する靴インソールの例である。
【0080】
アーチが高い足である凹足(Pes Cavus)のための靴インソールはインソール本体(20)に外側ヒールパッド(40)、外側縦アーチパッド(60)、外側中足骨パッド(80)、横アーチパッド(90)を具備するようになっている。横アーチパッド(90)は、省略してもよい。インソール本体(20)の底面に外側ヒールパッド(40)、外側縦アーチパッド(60)、外側中足骨パッド(80)を装着し、インソール本体(20)の上面に横アーチパッド(90)を装着してもよい。
【0081】
図15は本発明の一実施例による上面にバランス維持用パッドを具備する靴インソールの場合であり、図16は図15の靴インソールの側面図である。
【0082】
図15及び図16は靴インソール(10)の上面にバランス維持用パッドを装着した場合であり、図3及び図4は靴インソール(10)の底面にバランス維持用パッドを装着した場合である。
【0083】
図15及び図16のように、バランス維持用パッドを靴インソール(10)の上面に装着した後、その上に纎維シーツを更に装着してもよい。
【0084】
図15及び図16の靴インソール(10)はインソール本体(20)に内側ヒールパッド(30)、外側ヒールパッド(40)、内側縦アーチパッド(50)、外側縦アーチパッド(60)、内側中足骨パッド(70)、外側中足骨パッド(80)、横アーチパッド(90)が装着され、且つ隆起した部分が上面を向けるように装着される。
【符号の説明】
【0085】
5 中心線
10 靴インソール
20 インソール本体
30 内側ヒールパッド
40 外側ヒールパッド
50 内側縦アーチパッド
55 履き物の内側底面ライン対応部
60 外側縦アーチパッド
65 履き物の外側底面ライン対応部
70 内側中足骨パッド
80 外側中足骨パッド
90 横アーチパッド

【特許請求の範囲】
【請求項1】
履き物の内部底に敷くもので、大きさ及び形態が履き物の内側底面のと同一になるように形成されているインソール本体と、
インソール本体の底面の先端部で、第1中足骨頭ないし第3中足骨頭の部位に対応するように附着し、且つ、内側面が傾斜を持つ四角形であり、内側面の厚さが厚く、外側面の方に行くほど厚さが薄くなるようになっている内側中足骨パッドと、
インソール本体の底面の中間部で、内側縦アーチ部位に対応するように附着し、且つ、流線形の半円を形成し、足の踵骨(heel bone)から載距突起(sustentaculum tali)を通して距骨(ankle bone)、舟状骨(navicular bone)、楔状骨(cuneiform bone)、第1中足骨頭ないし第3中足骨頭までの部位に対応する履き物の内側底面ライン対応部の厚さが厚く、外側及び内側に行くほど厚さが薄くなるようになっている内側縦アーチパッドと、
インソール本体の底面のヒール部の内側に附着し、且つ、1/4等分した楕円形で、内側面が前記楕円形の曲線部であり、内側面の厚さが厚く、外側面の方に行くほど厚さが薄くなるようになっている内側ヒールパッドと、
を有することを特徴とするバランス維持用パッドを具備する靴インソール。
【請求項2】
内側中足骨パッドは、内側面の厚さが厚く、外側面の方に行くほど厚さが薄くなってウエッジ(wedge)を形成して、
内側縦アーチパッドが履き物の内側底面ライン対応部の厚さが厚く、内側及び外側に行くほど厚さが薄くなってウエッジ(wedge)を形成して、
内側ヒールパッドが内側面の厚さが厚く、外側面の方に行くほど厚さが薄くなってウエッジ(wedge)を形成し、
偏平足が正常な歩行をするよう助けるようになっていることを特徴とする請求項1記載のバランス維持用パッドを具備する靴インソール。
【請求項3】
履き物の内部底に敷くもので、大きさ及び形態が履き物の内側底面のと同一になるように形成されているインソール本体と、
インソール本体の底面の中間部で、内側縦アーチ部位に対応するように附着して、且つ、流線形の半円を形成し、足の踵骨(heel bone)から載距突起(sustentaculum tali)を通して距骨(ankle bone)、舟状骨(navicular bone)、楔状骨(cuneiform bone)、第1中足骨頭ないし第3中足骨頭までの部位に対応する履き物の内側底面ライン対応部の厚さが厚く、内側及び外側に行くほど厚さが薄くなるようになっている内側縦アーチパッドと、
インソール本体の底面のヒール部の内側に附着し、且つ、1/4等分した楕円形で、内側面が前記楕円形の曲線部であり、内側面の厚さが厚く、外側面の方に行くほど厚さが薄くなる内側ヒールパッドと、
を有することを特徴とするバランス維持用パッドを具備する靴インソール。
【請求項4】
内側縦アーチパッドが履き物の内側底面ライン対応部の厚さが厚く、内側及び外側に行くほど厚さが薄くなってウエッジ(wedge)を形成し、
内側ヒールパッドが内側面の厚さが厚く、外側面の方に行くほど厚さが薄くなってウエッジ(wedge)を形成し、
回内転足(pronation)が正常な歩行をするよう助けるようになっていることを特徴とする請求項3記載のバランス維持用パッドを具備する靴インソール。
【請求項5】
履き物の内部底に敷くもので、大きさ及び形態が履き物の内側底面のと同一になるように形成されているインソール本体と、
インソール本体の底面の先端部で、第3中足骨頭ないし第5中足骨頭の部位に対応するように附着し、且つ、外側面が傾斜を持つ四角形であり、外側面の厚さが厚く、内側面の方に行くほど厚さが薄くなるようになっている外側中足骨パッドと、
インソール本体の底面の中間部で、外側縦アーチ部位に対応するように附着し、且つ、流線形の半円を形成し、立方骨(cuboid bone)ラインに対応する履き物の外側底面ライン対応部の厚さが厚く、内側及び外側に行くほど厚さが薄くなるようになっている外側縦アーチパッドと、
インソール本体の底面のヒール部の外側に附着し、且つ、1/4等分した楕円形で、外側面が前記楕円形の曲線部であり、外側面の厚さが厚く、内側面の方に行くほど厚さが薄くなるようになっている外側ヒールパッドと、
を有することを特徴とするバランス維持用パッドを具備する靴インソール。
【請求項6】
外側中足骨パッドは外側面の厚さが厚く、内側面の方に行くほど厚さが薄くなってウエッジ(wedge)を形成し、
外側縦アーチパッドは履き物の外側底面ライン対応部の厚さが厚く、内側及び外側に行くほど厚さが薄くなってウエッジ(wedge)を形成して、
外側ヒールパッドは外側面の厚さが厚く、内側面の方に行くほど厚さが薄くなってウエッジ(wedge)を形成し、
凹足(Pes Cavus)が正常な歩行をするよう助けるようになっていることを特徴とする請求項5記載のバランス維持用パッドを具備する靴インソール。
【請求項7】
インソール本体の上面で横アーチ部位に対応するように附着し、三角形であって中央部が隆起している横アーチパッドを更に具備することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のバランス維持用パッドを具備する靴インソール。
【請求項8】
前記内側ヒールパッドは、内側ヒールパッドの上部が足のヒール終点である踵骨(heel bone)下面と対応し、内側ヒールパッドの一側面が足のきびす部分で足の中心線に対応することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のバランス維持用パッドを具備する靴インソール。
【請求項9】
前記外側ヒールパッドは、外側ヒールパッドの上部が足のヒール終点である踵骨(heel bone)下面と対応し、外側ヒールパッドの一側面が足のきびす部分で足の中心線に対応することを特徴とする請求項5記載のバランス維持用パッドを具備する靴インソール。
【請求項10】
内側縦アーチパッドは、第1中足骨の後面からヒール終点である踵骨(heel bone)下面までに対応するように位置することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のバランス維持用パッドを具備する靴インソール。
【請求項11】
内側縦アーチパッドは、履き物の内側底面ライン対応部を境界として両側が一定な角度を維持するようになっていることを特徴とする請求項10記載のバランス維持用パッドを具備する靴インソール。
【請求項12】
外側縦アーチパッドは、第5中足骨の後面からヒール終点である踵骨(heel bone)下面までに対応するように位置することを特徴とする請求項5記載のバランス維持用パッドを具備する靴インソール。
【請求項13】
外側縦アーチパッドは履き物の外側底面ライン対応部を境界として両側が一定な角度を維持するようになっていることを特徴とする請求項12記載のバランス維持用パッドを具備する靴インソール。
【請求項14】
内側中足骨パッドで、内側中足骨パッドの内側面は第1中足骨頭の端に対応し、内側中足骨パッドの上部は第1中足骨頭ないし第3中足骨頭線に対応するようにインソール本体に附着することを特徴とする請求項1記載のバランス維持用パッドを具備する靴インソール。
【請求項15】
外側中足骨パッドで、外側中足骨パッドの外側面は第5中足骨頭の端に対応し、外側中足骨パッドの上部は第3中足骨頭ないし第5中足骨頭線に対応するようにインソール本体に附着することを特徴とする請求項5記載のバランス維持用パッドを具備する靴インソール。
【請求項16】
横アーチパッドは、横の長さを第1中足骨頭の外側の端から第4中足骨頭の内側の端までにして、縦の長さを第2中足骨と第3中足骨との中間地点で中足骨頭の先端から中足骨頭の縦断までの長さにして、中心点は第2中足骨と第3中足骨との中間地点にして、中心点の高さは第2中足骨頭と第3中足骨頭との中間地点での高さにすることを特徴とする請求項7記載のバランス維持用パッドを具備する靴インソール。
【請求項17】
内側中足骨パッド、内側縦アーチパッド、内側ヒールパッドは、弾性を持つ合成樹脂材で形成されていることを特徴とする請求項1記載のバランス維持用パッドを具備する靴インソール。
【請求項18】
外側中足骨パッド、外側縦アーチパッド、外側ヒールパッドは、弾性を持つ合成樹脂材で形成されていることを特徴とする請求項5記載のバランス維持用パッドを具備する靴インソール。
【請求項19】
内側ヒールパッドの材質はゴムあるいは硬度90以上の高硬度エチレンビニールアセテート(EVA)で、内側ヒールパッドの内側面の厚さは3ないし6mmであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のバランス維持用パッドを具備する靴インソール。
【請求項20】
外側ヒールパッドの材質はゴムあるいは硬度90以上の高硬度エチレンビニールアセテート(EVA)で、外側ヒールパッドの外側面の厚さは3ないし6mmであることを特徴とする請求項5記載のバランス維持用パッドを具備する靴インソール。
【請求項21】
内側縦アーチパッドの材質は硬度80以上の高硬度エチレンビニールアセテート(EVA)であって、履き物の内側底面ライン対応部の厚さは約7mmであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のバランス維持用パッドを具備する靴インソール。
【請求項22】
外側縦アーチパッドの材質は硬度80以上の高硬度エチレンビニールアセテート(EVA)であって、履き物の外側底面ライン対応部の厚さは約3mmであることを特徴とする請求項5記載のバランス維持用パッドを具備する靴インソール。
【請求項23】
内側中足骨パッドは硬度80以上の高硬度EVAであって、内側中足骨パッドの内側面の厚さは約3mmであることを特徴とする請求項1記載のバランス維持用パッドを具備する靴インソール。
【請求項24】
外側中足骨パッドは硬度80以上の高硬度EVAであって、外側中足骨パッドの外側面の厚さは約3mmであることを特徴とする請求項5記載のバランス維持用パッドを具備する靴インソール。
【請求項25】
横アーチパッドは、三角形であり、且つ、前記三角形の頂点から4/5になる地点が3mmで最も厚く、横アーチパッドの材質は硬度80以上の高硬度EVAであることを特徴とする請求項7記載のバランス維持用パッドを具備する靴インソール。
【請求項26】
履き物の内部底に敷くもので、大きさ及び形態が履き物の内側底面のと同一になるように形成されているインソール本体と、
インソール本体の上面の先端部で、第1中足骨頭ないし第3中足骨頭の部位に対応するように附着し、且つ、内側面が傾斜を持つ四角形であり、内側面の厚さが厚く、外側面の方に行くほど厚さが薄くなる内側中足骨パッドと、
インソール本体の上面の中間部で、内側縦アーチ部位に対応するように附着し、且つ、流線形の半円を形成し、足の踵骨(heel bone)から載距突起(sustentaculum tali)を通して距骨(ankle bone)、舟状骨(navicular bone)、楔状骨(cuneiform bone)、第1中足骨頭ないし第3中足骨頭までの部位に対応する履き物の内側底面ライン対応部の厚さが厚く、外側及び内側に行くほど厚さが薄くなる内側縦アーチパッドと、
インソール本体の上面のヒール部の内側に附着し、且つ、1/4等分した楕円形で、内側面が前記楕円形の曲線部であり、内側面の厚さが厚く、外側面の方に行くほど厚さが薄くなるようになっている内側ヒールパッドと、
を有することを特徴とするバランス維持用パッドを具備する靴インソール。
【請求項27】
履き物の内部底に敷くもので、大きさ及び形態が履き物の内側底面のと同一になるように形成されているインソール本体と、
インソール本体の上面の中間部で、内側縦アーチ部位に対応するように附着し、且つ、流線形の半円を形成し、足の踵骨(heel bone)から載距突起(sustentaculum tali)を通して距骨(ankle bone)、舟状骨(navicular bone)、楔状骨(cuneiform bone)、第1中足骨頭ないし第3中足骨頭までの部位に対応する履き物の内側底面ライン対応部の厚さが厚く、内側及び外側に行くほど厚さが薄くなる内側縦アーチパッドと、
インソール本体の上面のヒール部の内側に附着し、且つ、1/4等分した楕円形で、内側面が前記楕円形の曲線部であり、内側面の厚さが厚く、外側面の方に行くほど厚さが薄くなるようになっている内側ヒールパッドと、
を有することを特徴とするバランス維持用パッドを具備する靴インソール。
【請求項28】
履き物の内部底に敷くもので、大きさ及び形態が履き物の内側底面のと同一になるように形成されているインソール本体と、
インソール本体の上面の先端部で、第3中足骨頭ないし第5中足骨頭の部位に対応するように附着し、且つ、外側面が傾斜を持つ四角形であり、外側面の厚さが厚く、内側面の方に行くほど厚さが薄くなるように形成されている外側中足骨パッドと、
インソール本体の上面の中間部で、外側縦アーチ部位に対応するように附着し、且つ、流線形の半円を形成し、立方骨(cuboid bone)ラインに対応する履き物の外側底面ライン対応部の厚さが厚く、内側及び外側に行くほど厚さが薄くなるように形成されている外側縦アーチパッドと、
インソール本体の上面のヒール部の外側に附着し、且つ、1/4等分した楕円形で、外側面が前記楕円形の曲線部で厚さが厚く、内側面の方に行くほど厚さが薄くなるように形成されている外側ヒールパッドと、
を有することを特徴とするバランス維持用パッドを具備する靴インソール。
【請求項29】
インソール本体の上面に内側中足骨パッド、内側縦アーチパッド、内側ヒールパッドを装着した後、その上に纎維シーツを更に装着することを特徴とする請求項26記載のバランス維持用パッドを具備する靴インソール。

【図1a】
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【図1b】
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【図1c】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2013−103019(P2013−103019A)
【公開日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−249963(P2011−249963)
【出願日】平成23年11月15日(2011.11.15)
【出願人】(511277423)株式会社 学山 (1)
【Fターム(参考)】