農業ハウスで使用されるヒータ
放射ヒータは、床の所定距離上方に配置されると共に、概ね四角形の熱ゾーンを床上の所定温度範囲内、好ましくはおよそ華氏85度と華氏100度の間に生じさせるように構成されている。このヒータは、長尺なバーナーアセンブリと、内側円錐部材と、少なくとも1つのエミッタアセンブリと、端板とを備えて、燃焼室を規定する。エミッタアセンブリは、燃焼室内で発生された熱を下方向外向きに床に向けて、概ね四角形の熱ゾーンを形成するように構成されている。キャノピーが設けられて、上方向外側に向かう熱を下方向に戻して床に向けると共にエミッタアセンブリに向ける。バーナー及びエミッタアセンブリの下側にリフレクタパンが配置されて、エミッタアセンブリからの熱を床に向けることを助ける。ブロワーアセンブリをヒータ内に組み込んでもよい。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、一般的に農業的応用、例えば家禽ハウス内で使用される赤外線ヒータの分野に関する。
【背景技術】
【0002】
赤外熱は、主として家禽ハウス40の環境における強制空気加熱に幅広く適用されている。これは、放射熱が、家禽ハウス40の壁47と天井(図示せず)によって囲まれた空気空間全体を加熱する必要なしに、より効果的に直接床45に対し熱を与えるからである。従来、放射熱は、プロパン又は天然ガス点火型ヒータを利用して、家禽ハウス40に与えられていた。これらヒータは、
(a)その入力の小さな割合を赤外熱として生成するセラミックディスクを使う円形状(一般に“パンケーキ育雛器”50と呼ばれる)であるか、
(b)円形状の穿孔型エミッタ(一般に“放射育雛器”55と呼ばれる)であるか、
(c)SBMインターナショナル社によって製造されるタイプの比較的開かれたデザインの矩形状ヒータ(一般に“セラミック育雛器”60と呼ばれる)であって、傾斜して配置され、熱を下方向に角度を付けて床45に向けるヒータであるか、
(d)長管状パイプの形状(一般に“チューブヒータ”65と呼ばれる)である。
【0003】
これら異なるタイプの放射ヒータ50,55,60,65に関連した1つの欠点は、床45の大きな高温エリア70と、大きな第1及び第2の低温エリア75,80を作る熱パターンの生成である。飼育時間中の家禽ハウス40内の鳥達は、床45上の15度に広がる温度範囲(“快適ゾーン”85)内で最も良く行動する。快適ゾーン85は、典型的にはおよそ華氏85度と100度の間(85°〜100°)である。高温エリア70は、典型的にはおよそ華氏100度超のエリアである。第1の低温エリア75は、典型的にはおよそ華氏80度と85度の間(80°〜85°)のエリアである。第2の低温エリア80は、典型的にはおよそ華氏80度(80°)未満のエリアである。快適ゾーン85内で床45上に与える赤外熱出力の割合が大きいほど、ヒータはより効率的になる。図1は、(左側に図示された)パンケーキ育雛器50と(右側に図示された)放射育雛器55に関連した壁47間の、床45上の温度の広がりを一般的に描いている。ここで、ヒータ50,55は、床45上方の所定位置に配置されているものと理解されるべきである。図2は、(左側に図示された)セラミック育雛器60と(右側に図示された)チューブヒータ65に関連した壁47間の、床45上の温度の広がりを一般的に描いている。ここで、ヒータ60,65は、床45上方の所定位置に配置されているものと理解されるべきである。
【0004】
かくして、家禽ハウス40の床45上の高温及び低温エリア70,75,80を低減し、かくして家禽ハウス40の床45上の快適ゾーン85のサイズを増加する家禽ハウス40用ヒータに対する必要性がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
簡単に、そして前述したことに従って、本発明は、床の所定距離上方に配置されると共に概ね四角形の熱ゾーンを床上の所定温度範囲内(好ましくはおよそ華氏85度と華氏100度の間)に生じるように構成された放射ヒータを提供する。このヒータは、内面及び外面を持つ第1及び第2の端板を備える。このヒータはまた、少なくとも部分的に第1及び第2の端板の内面の間を延びる長尺なバーナーを有したバーナーアセンブリを備える。内側円錐部材がバーナーの上方に配置されると共に端板間を延びて、内側円錐空洞を規定する。内側円錐空洞内に絶縁体が設けられることがある。エミッタアセンブリが端板の間を延びて、エミッタアセンブリ、内側円錐部材、端板及びバーナーの間に燃焼室が規定される。バーナー及びエミッタアセンブリの下側にリフレクタパンが配置される。キャノピーが端板に固定され、そしてヒータ上及びヒータの一部分の回りに延びる。このヒータはまた、内側円錐空洞を通して延びるブロワーアセンブリを有することがある。
【0006】
バーナーアセンブリは、燃焼室内で熱を発生すると共にエミッタアセンブリ及び内側円錐部材を加熱するように構成されている。絶縁体は、内側円錐部材からの熱を再度エミッタアセンブリに向けて戻す。端板は、ヒータの端部から出る熱の損失を規制すると共に、その熱をエミッタアセンブリに向けて戻す。エミッタアセンブリは、熱の実質的な部分を下方向外側に床に向けるように構成され、概ね四角形の熱ゾーンを生じさせる。キャノピーは、側壁か天井に向かう熱を、床にむけてではなく、エミッタアセンブリに向けて戻し、再度その熱が床に向けて戻るようにする。リフレクタパンは、熱を床に向けることを更に助ける。ブロワーアセンブリがヒータに含まれる場合、それはヒータを冷却し、家禽ハウス内の周囲空気を、ヒータを通して方向付け、そして家禽ハウス内の空気を攪拌する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
新規であると信じられる発明の特徴は、以下で詳細に説明される。この発明の構造及び動作の組織及び手法は、その更なる目的及び利点と共に、添付の図面に関連してなされる以下の説明を参照することによって、最も良く理解される。図面では、同様の参照番号は、同様の要素を識別している。
【0008】
この発明は異なる形の実施形態に受け入れ可能であるが、具体的実施形態が図面に示され、ここで詳細に説明される。本開示は、発明の原理の例示として考えられるべきものであって、この発明をここに図示され説明されたものに限定することを意図されたものではない、と理解されるべきである。
【0009】
この発明の特徴を組み入れたヒータ100の第1実施形態は、図3〜9に示されており、この発明の特徴を組み入れたヒータ300の第2実施形態は、図9〜12に示されている。
【0010】
ヒータ100のアセンブリが先ず論じられる。ヒータ100は、バーナーアセンブリ102を備える。バーナーアセンブリ102は、バーナー104と、イグナイター106と、イグナイター制御器108と、接続ワイヤ110と、ガス制御器112とを有する。バーナー104は、対向する端部を持つ真っ直ぐな細長い管状部材であることが好ましい。イグナイター制御器108とガス制御器112は、バーナー104の端部の一方に設けられる。バーナー104は、そこを通して設けられたポート(バーナー104の対向する端部に点火するクロスオーバポートを含む)114を有する。これらポートは、その長さに沿って均一な熱を発生するようにサイズ設定され、配置されている。イグナイター106は、イグナイター制御器及びガス制御器108,112が設けられたバーナー104の端部に近い定位置に固定されている(ここで更に詳細に論じられるように)。イグナイター106は、接続ワイヤ110によってイグナイター制御器108に接続され、イグナイター制御器108からの信号を受信する。
【0011】
ヒータ100はまた、第1及び第2の端板116a,116bを備える。端板116a,116bは概ね同一であるので、第1の端板116aだけが図7を参照して詳細に説明される。この場合、第2の端板116bの説明も概ね同一であると理解されるべきである。
【0012】
第1の端板116aは、内面及び外面118a,120aを持つ。第1の端板116aはまた、第1の端板116aを、たとえ90度回転されても概ねE字型となる部材に形成する多数のエッジを持つ。第1及び第2のトップエッジ122a,124aは、互いに下方向外向きに角度を付けて延びている。第1及び第2の外側サイドエッジ126a,128aは、それぞれトップエッジ122a,124aの端部から真っ直ぐ下方向に延びている。第1及び第2の下側エッジ130a,132aは、それぞれ外側サイドエッジ126a,128aの端部から内向きに延びている。第1及び第2の内側サイドエッジ134a,136aは、下側エッジ130a,132aの端部から上方向内向きに角度を付けて延びている。第3及び第4の内側サイドエッジ138a,140aは、内側サイドエッジ134a,136aの端部から真っ直ぐ下方向に延びている。第5及び第6の内側サイドエッジ142a,144aは、内側エッジ138a,140aの端部から下方向内向きに角度を付けて延びている。第7及び第8の内側サイドエッジ146a,148aは、内側エッジ142a,144aの端部から下方向外向きに角度を付けて延びている。第3の下側エッジ150aは、内側サイドエッジ146a,148aの端部間を真っ直ぐに延びている。
【0013】
第1の端板116aはまた、そこを通って延びる第1開口152aを持つ。この開口は、第5及び第6の内側サイドエッジ142a,144a間の、第5及び第6の内側サイドエッジ142a,144aが第7及び第8の内側サイドエッジ146a,148aとそれぞれ一致する場所の付近にある。第1の端板116aは更に、そこを通って延びる第2開口154aを持つ。この開口は、第7及び第8の内側サイドエッジ146a,148a間の、第3の下側エッジ150aの上方にある。
【0014】
バーナー104は、その一端において、第2の端板116bの第1開口152b内に固定される。バーナー104はまた、第1の端板116aの第1開口152aを通して延び、イグナイター制御器108とガス制御器112が第1の端板116aの外面120a付近に設けられるようにする。イグナイター106は、第1及び第2の端板116a,116bの間に配置される。接続ワイヤ110は、第1の端板116aの第2開口154aを通って延び、イグナイター106をイグナイター制御器108に接続する。
【0015】
ヒータ100は、上面及び下面158,160を持つリフレクタパン156を備える。リフレクタパン156はまた、リフレクタパン156を、たとえ90度回転されても概ねC字型となる部材に形成する多数の一体形成された部分を持つ。第1及び第2の部分162,164は、互いに上方向外向きに角度を付けて延び、第1及び第2の部分162,164の接続部は、概ねバーナー104の下側に配置される。第1及び第2の部分162,164のエッジは、第5,第6,第7及び第8の内側サイドエッジ142a,142b;144a,144b;146a,146b;148a,148bが相互に接続される場所のほぼ間で、第1及び第2の端板116a,116bに固定されることが好ましい。イグナイター106は、リフレクタパン156の第1の部分162を通って延び、そこに固定される。第3及び第4の部分166,168は、それぞれ第1及び第2の部分162,164の遊端から下方向外向きに角度を付けて延びている。第3及び第4の部分166,168のエッジは、第1及び第2の端板116a,116bに対し、好ましくは第7及び第8の内側サイドエッジ146a,146b;148a,148b付近で固定されることが好ましい。第5及び第6の部分170,172は、それぞれ第3及び第4の部分166,168の遊端から僅かに下方向に角度を付けて延びて、それらの遊端が概ね第1及び第2の端板116a,116bの第3の下側エッジ150a,150bと概ね面一になるようにする。
【0016】
ヒータ100は、上面及び下面176,178を持つキャノピー174を備える。このキャノピー174は、概ねその端部が端板116a,116bのトップエッジ122a,122b;124a,124b及び外側エッジ126a,126b;128a,128bの回りに固定され、かくして端板116a,116bの間で、バーナー104、イグナイター106及びリフレクタパン156の上を延びている。フランジ部材175は更に、端板116a,116bのエッジ122a,122b;124a,124b;126a,126b;128a,128bの回りを延びている。かくしてキャノピー174は概ねC字型構成となる。
【0017】
ヒータ100は、内側円錐体180を備える。この内側円錐体180は、ベース部材182と、第1及び第2の脚部材184a,184bと、第1及び第2のフランジ部材186a,186bとを有する。これらは全て一体的に形成されることが好ましい。ベース部材182は、第1の開口152a,152bが設けられた場所の概ね直上で第1及び第2の端板116a,116bの内面118a,118bの間を延びて、それに接触する。第1及び第2の脚部材184a,184bは、ベース部材182の対向する側部から上方向外向きに(互いに逆方向に)延び、ベース部材182と脚部材184a,184bが概ねV字型構成となるようにすると共に、フランジ185a,185bが脚部材184a,184bの端部で端板116a,116bの内面118a,118bに接触して、そこに固定されるようにする。かくして、内側円錐空洞187は、概ね端板116a,116b、ベース部材182及び脚部材184a,184bの間に形成される。第1及び第2のフランジ部材186a,186bは、脚部材184a,184bの遊端から上方向に延びている。各フランジ部材186a,186bは、第1の部分188a,188bと、第2の部分190a,190bと、第3の部分192a,192bとを持つ。第1の部分188a,188bは、脚部材184a,184bから(互いに逆方向に)延びて、概ねそれと平面的になる。第2の部分190a,190bは、第1の部分188a,188bの遊端から真っ直ぐ外方向に延びている。第3の部分192a,192bは、第2の部分190a,190bの遊端から真っ直ぐ下方向に延びている。各フランジ部材186a,186bは、好ましくは端板116a,116bの各々に、その第2の部分190a,190bに沿って固定されることが好ましい。
【0018】
ヒータ100は、絶縁体194を備える。この絶縁体194は、所定の厚さ、例えば1インチの1/2の層をなす材料であって、内側円錐体180の一部の上に、即ちベース部材182と第1及び第2の脚部184a,184bの上に設けられている。絶縁体194は、絶縁体に概ね直交して、ベース部材182上を、内側円錐空洞の端部で端板116a,166bに接して延びるように設けられることが好ましい。
【0019】
ヒータ100はまた、第1及び第2のC字型フランジ196a,196bを備える。各フランジ196a,196bは、端板116a,166bの各々に、第1の開口152a,152bのいずれかの側で固定される。各C字型フランジ196a,196bは、ベース部材198a,198bと、このベース部材198a,198bの一方の端部から上方向に概ね直交して延びる第1の脚部材200a,200bと、ベース部材198a,198bの逆端部から上方向に概ね直交して延びる(第1の脚部材200a,200bと並行ではあるが、それから離れて配置されるように)第2の脚部材202a,202bとを有する。この結果、チャネル204a,204bがフランジ196a,196bによって与えられる。ベース部材198a,198bは、端板116a,166bの第5及び第6の内側サイドエッジ142a,142b;144a,144bと概ね直交している。
【0020】
ヒータ100は、第1及び第2のエミッタアセンブリ206a,206bを備える。エミッタアセンブリ206a,206bは概ね同一であるので、第1エミッタアセンブリ206aだけが図8を参照して詳細に説明される。この場合、第2のエミッタアセンブリ206bの説明は、概ね同一であると理解されるべきである。
【0021】
エミッタアセンブリ206aは、1以上の、好ましくは6枚のエミッタ板208aを有する。エミッタ板208aは、各々がステンレス鋼製であることが好ましい。各エミッタ板208aは、概ね矩形構成の概ね平面的なスクリーン部分210aを持つ。スクリーン部分210aの上端では、スクリーン部分210aから外側にスクリーン部分210aに対して傾斜して、トップ部分212aが延びている。スクリーン部分210aの側端では、スクリーン部分210aから外側にスクリーン部分210aに対して傾斜して、第1及び第2の側部分214a,214bが延びている。第1及び第2の側部分214a,214bは、スクリーン部分210aに直交しているが、互いに平行であって、離されていることが好ましい。エミッタ板208aは隣り合って配置され、この結果エミッタ板208aの全てが互いに平面的になり、且つ1つのエミッタ板208a上の第1の側部分214aが隣接するエミッタ板208a上の第2の側部分216aと直接接触するようになることが好ましい。スクリーン部分210aは穿孔され、その結果複数の小さな開口又は貫通孔218aがスクリーン部分210aを通して設けられることが好ましい。エミッタ板208aの各々は、その下端がフランジ部材196aのチャネル204a内に座し且つフランジ部材196aのベース部材198aに接して配置されるように位置決めされている。エミッタ板208aの各々はまた、そのトップ部分212aが内側円錐体180のフランジ部材186aの第3の部分192aに接触し、更にエミッタ板208aを定位置に保持するように位置決めされている。各エミッタアセンブリ206a,206bは、端板116a,166bの双方に接触することが好ましい。かくして、各エミッタ板208aは、本質的に平坦(スクリーン部分210a)であり、周辺にはエッジ(トップ、第1の側部分及び第2の側部分212a,214a,216a)が形成されている。
【0022】
ヒータ100は、燃焼室220を備える。この燃焼室は、内側円錐体180と、各エミッタアセンブリ206a,206bと、バーナー104と、イグナイター106との間で規定される。燃焼室220は、その上部が、エミッタ板208a,208bのトップ部分212a,212bと内側円錐体180のフランジ部材186a,186bの第3の部分192a,192bとの接触によって閉鎖されている。燃焼室220は、その端部が、端板116a,166bによって閉鎖されている。
【0023】
ヒータ100は、第1の端板116aの外面120aに固定された熱シールド222を備える。この熱シールド222は、イグナイター制御器及びガス制御器108,112と接続ワイヤ110の少なくとも一部分を囲んで保護する。
【0024】
ヒータ100は、第1、第2、第3及び第4のデフレクター224a,224b,224c,224dを更に備える。第1及び第2のデフレクター224a,224bは、第1の端板116aの外面120aから外方向に延び、また第3及び第4のデフレクター224c,224dは、第2の端板116bの外面120bから外方向に延びている。第1及び第3のデフレクター224a,224cは、概ね同一であるので、第3のデフレクター224cだけが図4を参照して詳細に説明される。この場合、第1のデフレクター224aの説明は概ね同一であると理解されるべきである。第2及び第4のデフレクター224b,224dは、概ね第1及び第3のデフレクター224a,224cの鏡像であって、それ故ここでは説明されない、と理解されるべきである。
【0025】
第3のデフレクター224cは、第2の端板116bから外方向に延び、そして第2の端板116bに(適切な手法で)固定されている。第3のデフレクター224cは、上側平面部分226cを持つ。この部分は、第2の端板116bから外方向に、概ね第1の外側サイドエッジ126aに近接した位置と第3の内側サイドエッジ138aの概ね上方の位置との間を、第5の内側サイドエッジ142aとの接続部に近接して延びている。第3のデフレクター224cは、第1のタブ部分228cを有する。この部分は、上側平面部分226cの一方の側部から下方向に延び、且つ第1の外側サイドエッジ126aに近接した位置から外方向に延びている。第3のデフレクター224cは、第2のタブ部分230cを有する。この部分は、上側平面部分226cの逆の側部から下方向に延び、且つ第5の内側サイドエッジ142aに沿った位置から外方向に延びている。第3のデフレクター224cは、第3のタブ部分232cを有する。この部分は、上側平面部分226cの遊端から下方向に、概ね第1及び第2のタブ部分228c,230cの間を延びている。第1のタブ部分228cは、必要であれば、そこを通って設けられた開口234cを持つことができる。
【0026】
以下、ヒータ100の動作が論じられる。床245及び側壁247を有する家禽ハウス240内で熱が必要とされるとき、イグナイター制御器108はガス制御器112をオンにして、煙道ガスがバーナー114から放出されて燃焼室220内に導入されるようにする。イグナイター制御器108は更に、イグナイター106をスパークさせて、燃焼室220内で火炎を発生させる。この燃焼室は、概ね楔形状で、完全燃焼に必要なサイズである。点火後に、イグナイター制御器108は、火炎をモニタし、そして火炎が失われた場合には煙道ガスを遮断する。
【0027】
本来自然に熱を発生してエミッタアセンブリ206a,206bを加熱する火炎は、煙道ガスが更に燃焼室220内で燃焼して、より多くの熱を燃焼室220内で発生するようにする(ここで留意されるべきことは、ヒータ100が単方向性ヒータであって、ここで説明されるヒータ100の基本的に半分であり、それ故クロスオーバーポートはバーナー104から取り除かれて、単一のエミッタアセンブリ206aだけが火炎によって加熱されることになる、という点である)。発生された熱は、更にエミッタアセンブリ206a,206bを加熱する。そして、エミッタアセンブリ206a,206bは、熱をヒータ100から外方向下向きに家禽ハウス240の床245に向けるために、上述したように構成され配置されている。キャノピー174は、エミッタアセンブリ206a,206bを更に加熱するために、家禽ハウス240の天井又は側壁247に向かう熱を反射してエミッタアセンブリ206a,206bに戻し、且つ下向きにリフレクタパン156に向けるために、上述したように構成され配置されている。キャノピー174による熱の再指向は、家禽ハウス240の側壁247及び天井への放射熱損失を低減すると共に、エミッタアセンブリ206a,206bの温度を上昇させ、この結果エミッタアセンブリ206a,206bの効率が増加される。リフレクタパン156は、放射熱を更に家禽ハウス240の床245に向けて反射する。燃焼室220で起こる加熱はまた、エミッタアセンブリ206a,206bの温度を増加するために、内側円錐体180を、それがエミッタアセンブリ206a,206bに対して放射熱を発する点へ、エミッタアセンブリ206a,206bの貫通孔218a,218bを通して加熱する。内側円錐体180内の絶縁体194は、内側円錐体180の熱を外側に、エミッタアセンブリ206a,206bに向けて且つキャノピー174から離れる方向に反射する。
【0028】
フランジ部材175を含むキャノピー174は、燃焼ガス及び煙道ガスの流れを制限して、燃焼及び煙道ガスが、端板116a,116bの貫通孔218a,218bを通して側壁247又は天井に逃げるのではなく、エミッタアセンブリ206a,206bに向けて強制的に戻されるときに、ヒータ100によって発生される熱の量を規制する。端板116a,116bは更に、ヒータ100の端部から出る熱の流れ並びに燃焼及び煙道ガスを規制する。ヒータ100の端部にあるデフレクター224a,224b,224c,224dは、燃焼及び/又は煙道ガスを、それらがヒータ100から出るときに分散して希釈し、更に放射熱を床245に向けて反射することを助ける。このようにデフレクター224a,224b,224c,224dを設けると、動作中にヒータ100の上方に必要とされるクリアランスの量を減少させる。
【0029】
放射熱をエミッタアセンブリ206a,206b、キャノピー174及びリフレクタパン156によって床245に方向付けることで、床245上に概ね四角形構成の快適ゾーン285が生じる。図9に描かれているように(ヒータ100によって図示されているが、ヒータ100は床245上方の所定位置に配置されている、と理解されるべきである)、ヒータ100によって生じた四角形の快適ゾーン285(左側に図示されている)は、図1及び2に示された既知の従来技術のヒータ50,55,60,65によって生じた快適ゾーン285よりも大きい。四角形の快適ゾーン285はまた、家禽及び他の家畜に対する加熱要求に見られるエリア及び/又は檻の形状に緊密に一致する。かくして、ヒータ100によって生じた四角形の快適ゾーン285はまた、図1及び2に示された既知の従来技術のヒータ50,55,60,65によって生じた高温エリア70と第1及び第2の低温エリア75,80と比べて、より小さな又は縮小された高温エリア270と、より小さな又は縮小された第1及び第2の低温エリア275,280を、図9に描かれているように生成する。発生された放射熱のほぼ全てを床245に集中することによって、側壁247及び天井で失われる放射熱は少なくなり、かくして床245上で必要とされる熱の量を増加する。
【0030】
ヒータ100によって生じた大きな快適ゾーン285は、燃料効率を増加させる。何故ならば、高温エリア270における過剰な熱は、そのエリアから鳥達を遠ざけようとすると共に、その熱が空気中に失われて、鳥達の加熱には使用されないからである。かくして、高温エリア270の量又はサイズを、ヒータ100がしているように、低減することが望ましい。
【0031】
また、第1及び第2の低温エリア275,280の量又はサイズを、ヒータ100がしているように、低減することが望ましい。これは、低温エリア275,280によって、鳥達が一緒に群がって暖を維持するようにさせるからであり、そのようなものとして、鳥達が給餌及び給水ラインに近づこうとせず、このことが体重増加及び餌転換に影響を与えるからである。
【0032】
より小さな又はより大きな快適ゾーン285が必要とされる場合、必要であれば、リフレクタパン156は、固定構成とされるか、あるいは調整可能とされる。同様に、より小さな又はより大きな快適ゾーン285が必要とされる場合、必要であれば、キャノピー174は、固定構成とされるか、あるいは調整可能な端部を持つことができる。
【0033】
ヒータ100は、好ましくは(一般に知られた構造の)ウインチケーブルアセンブリ290によって、家禽ハウス240内の天井又はトラスに懸架される。この結果、ヒータ100は、非使用時にはウインチで天井へ巻き上げられるか、周期的な清掃及び保守のために低下させられる。このようなヒータ100の懸架は、より多くの設備用クリアランスを与えると共に、より容易な保守用アクセスを可能にする。
【0034】
図9〜12及びヒータ300の第2の実施形態に注目される。このヒータ300は、以下で説明される点を除けばヒータ100と同一である。従って、ヒータ300の完全な説明は与えられない。この場合、ヒータ300の適切な説明はヒータ100を参照して与えられる、と理解されるべきである。
【0035】
初めに、ヒータ300は、ヒータ100で描かれたようなピークのある上部ではなく、平坦な上部を持つように描かれている。ヒータ100,300は、(図10及び11に描かれているように)平坦な上部か(図3〜6に描かれているように)ピークのある上部のいずれかを持つものと理解されるべきである。ヒータ300は、第1の開口152a,152bが設けられた場所の上方に、端板116a,116bを通して設けられた第3の開口355a,355bを有する。第3の開口355a,355bは、ブロワーアセンブリ又は攪拌ファン370がヒータ300中に組み込まれることを可能にするために設けられる。
【0036】
ブロワーアセンブリ370は、ブロワー又は循環ファン372と、内側チューブ374と、外側チューブ376とを有する。内側チューブ374は、内側円錐空洞187内を、第1の端板116aの第3の開口355aから第2の端板116bの第3の開口355bに向かって延びているが、第3の開口355bまでの全行程を延びていないことが好ましい。外側チューブ376は、内側円錐空洞187内を、第2の端板116bの第3の開口355bから第1の端板116aの第3の開口355aに向かって延びているが、第3の開口355aまでの全行程を延びていないことが好ましい。外側チューブ376は、内側チューブ374の長さの一部分だけの長さを持つことが好ましい。外側チューブ376は、内側チューブ374の外径よりも大きな内径を持ち、この結果内側チューブ374の少なくとも一部分が外側チューブ376内に配置されるか、突出するようにする。ブロワー372は、内側チューブ374と連通していて、内側円錐空洞187外で第1の端板116aに固定されている。例えば、第1の端板116aの外面120aから外側に且つバーナー104の上方に延びている。
【0037】
動作時に、ヒータ300は、ヒータ100と同一手法で動作するが、ブロワーアセンブリ370は、起動されると、多数の有利な活動をなす。例えば、家禽ハウス内の周囲空気を内側及び外側チューブ374,376を通して方向付ける。また、ベンチュリー効果によって、燃焼及び煙道ガスを内側円錐空洞187から外側チューブ376中へ、またヒータ300の端部から外へ引く抜く。更に、家禽ハウス内の空気を攪拌する。これらの活動は有利である。何故ならば、それらは集中的にヒータ300を冷却し、家禽ハウス内で空気が循環することを助けて、ヒータ300からの対流熱及び床から立ち登る対流熱を最小化又は減少し、更に最小対流空気と加熱空気との混合を伴う分配を補助する。ブロワーアセンブリ370がキャノピー174の上部を超えて空気を移動させる能力を備えている場合は、ヒータ300によって、燃焼可能な材料に対するクリアランスもまた低減される。この結果、ヒータ300上方の温度も低下させられる。
【0038】
本発明の好ましい実施形態が図示され説明されたが、当業者は、前述の説明及び添付された請求の範囲の精神及び範囲を逸脱することなく、種々の変形を工夫することが予測される。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】家禽ハウスの床と従来技術のパンケーキ及び放射育雛器により床上に生成された異なる熱のゾーンの上面図を示す。
【図2】家禽ハウスの床と従来技術のセラミック育雛器及びチューブヒータにより床上に生成された異なる熱のゾーンの上面図を示す。
【図3】この発明の第1実施形態の特徴を組み入れたヒータの斜視図である。
【図4】この発明の第1実施形態の特徴を組み入れたヒータの斜視図である。
【図5】図3及び4のヒータの、端板の一方及びある程度の絶縁体が取り除かれた斜視図である。
【図6】図3及び4のヒータの、端板の一方及びある程度の絶縁体が取り除かれた側面図である。
【図7】第1実施形態のヒータを形成することに使用された端板の一方の側面図である。
【図8】第1実施形態のヒータを形成することに使用されたエミッタアセンブリの一方の側面図である。
【図9】家禽ハウスの床と本発明のヒータにより床上に生成された異なる熱のゾーンの上面図を示す。
【図10】この発明の第2実施形態の特徴を組み入れたヒータの斜視図である。
【図11】この発明の第2実施形態の特徴を組み入れたヒータの斜視図である。
【図12】第2実施形態のヒータを形成することに使用された端板の一方の側面図である。
【符号の説明】
【0040】
100・・・ヒータ
102・・・バーナーアセンブリ
104・・・バーナー
116a,116b・・・第1及び第2の端板
180・・・内側円錐体
187・・・内側円錐空洞
206・・・エミッタアセンブリ
【技術分野】
【0001】
この発明は、一般的に農業的応用、例えば家禽ハウス内で使用される赤外線ヒータの分野に関する。
【背景技術】
【0002】
赤外熱は、主として家禽ハウス40の環境における強制空気加熱に幅広く適用されている。これは、放射熱が、家禽ハウス40の壁47と天井(図示せず)によって囲まれた空気空間全体を加熱する必要なしに、より効果的に直接床45に対し熱を与えるからである。従来、放射熱は、プロパン又は天然ガス点火型ヒータを利用して、家禽ハウス40に与えられていた。これらヒータは、
(a)その入力の小さな割合を赤外熱として生成するセラミックディスクを使う円形状(一般に“パンケーキ育雛器”50と呼ばれる)であるか、
(b)円形状の穿孔型エミッタ(一般に“放射育雛器”55と呼ばれる)であるか、
(c)SBMインターナショナル社によって製造されるタイプの比較的開かれたデザインの矩形状ヒータ(一般に“セラミック育雛器”60と呼ばれる)であって、傾斜して配置され、熱を下方向に角度を付けて床45に向けるヒータであるか、
(d)長管状パイプの形状(一般に“チューブヒータ”65と呼ばれる)である。
【0003】
これら異なるタイプの放射ヒータ50,55,60,65に関連した1つの欠点は、床45の大きな高温エリア70と、大きな第1及び第2の低温エリア75,80を作る熱パターンの生成である。飼育時間中の家禽ハウス40内の鳥達は、床45上の15度に広がる温度範囲(“快適ゾーン”85)内で最も良く行動する。快適ゾーン85は、典型的にはおよそ華氏85度と100度の間(85°〜100°)である。高温エリア70は、典型的にはおよそ華氏100度超のエリアである。第1の低温エリア75は、典型的にはおよそ華氏80度と85度の間(80°〜85°)のエリアである。第2の低温エリア80は、典型的にはおよそ華氏80度(80°)未満のエリアである。快適ゾーン85内で床45上に与える赤外熱出力の割合が大きいほど、ヒータはより効率的になる。図1は、(左側に図示された)パンケーキ育雛器50と(右側に図示された)放射育雛器55に関連した壁47間の、床45上の温度の広がりを一般的に描いている。ここで、ヒータ50,55は、床45上方の所定位置に配置されているものと理解されるべきである。図2は、(左側に図示された)セラミック育雛器60と(右側に図示された)チューブヒータ65に関連した壁47間の、床45上の温度の広がりを一般的に描いている。ここで、ヒータ60,65は、床45上方の所定位置に配置されているものと理解されるべきである。
【0004】
かくして、家禽ハウス40の床45上の高温及び低温エリア70,75,80を低減し、かくして家禽ハウス40の床45上の快適ゾーン85のサイズを増加する家禽ハウス40用ヒータに対する必要性がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
簡単に、そして前述したことに従って、本発明は、床の所定距離上方に配置されると共に概ね四角形の熱ゾーンを床上の所定温度範囲内(好ましくはおよそ華氏85度と華氏100度の間)に生じるように構成された放射ヒータを提供する。このヒータは、内面及び外面を持つ第1及び第2の端板を備える。このヒータはまた、少なくとも部分的に第1及び第2の端板の内面の間を延びる長尺なバーナーを有したバーナーアセンブリを備える。内側円錐部材がバーナーの上方に配置されると共に端板間を延びて、内側円錐空洞を規定する。内側円錐空洞内に絶縁体が設けられることがある。エミッタアセンブリが端板の間を延びて、エミッタアセンブリ、内側円錐部材、端板及びバーナーの間に燃焼室が規定される。バーナー及びエミッタアセンブリの下側にリフレクタパンが配置される。キャノピーが端板に固定され、そしてヒータ上及びヒータの一部分の回りに延びる。このヒータはまた、内側円錐空洞を通して延びるブロワーアセンブリを有することがある。
【0006】
バーナーアセンブリは、燃焼室内で熱を発生すると共にエミッタアセンブリ及び内側円錐部材を加熱するように構成されている。絶縁体は、内側円錐部材からの熱を再度エミッタアセンブリに向けて戻す。端板は、ヒータの端部から出る熱の損失を規制すると共に、その熱をエミッタアセンブリに向けて戻す。エミッタアセンブリは、熱の実質的な部分を下方向外側に床に向けるように構成され、概ね四角形の熱ゾーンを生じさせる。キャノピーは、側壁か天井に向かう熱を、床にむけてではなく、エミッタアセンブリに向けて戻し、再度その熱が床に向けて戻るようにする。リフレクタパンは、熱を床に向けることを更に助ける。ブロワーアセンブリがヒータに含まれる場合、それはヒータを冷却し、家禽ハウス内の周囲空気を、ヒータを通して方向付け、そして家禽ハウス内の空気を攪拌する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
新規であると信じられる発明の特徴は、以下で詳細に説明される。この発明の構造及び動作の組織及び手法は、その更なる目的及び利点と共に、添付の図面に関連してなされる以下の説明を参照することによって、最も良く理解される。図面では、同様の参照番号は、同様の要素を識別している。
【0008】
この発明は異なる形の実施形態に受け入れ可能であるが、具体的実施形態が図面に示され、ここで詳細に説明される。本開示は、発明の原理の例示として考えられるべきものであって、この発明をここに図示され説明されたものに限定することを意図されたものではない、と理解されるべきである。
【0009】
この発明の特徴を組み入れたヒータ100の第1実施形態は、図3〜9に示されており、この発明の特徴を組み入れたヒータ300の第2実施形態は、図9〜12に示されている。
【0010】
ヒータ100のアセンブリが先ず論じられる。ヒータ100は、バーナーアセンブリ102を備える。バーナーアセンブリ102は、バーナー104と、イグナイター106と、イグナイター制御器108と、接続ワイヤ110と、ガス制御器112とを有する。バーナー104は、対向する端部を持つ真っ直ぐな細長い管状部材であることが好ましい。イグナイター制御器108とガス制御器112は、バーナー104の端部の一方に設けられる。バーナー104は、そこを通して設けられたポート(バーナー104の対向する端部に点火するクロスオーバポートを含む)114を有する。これらポートは、その長さに沿って均一な熱を発生するようにサイズ設定され、配置されている。イグナイター106は、イグナイター制御器及びガス制御器108,112が設けられたバーナー104の端部に近い定位置に固定されている(ここで更に詳細に論じられるように)。イグナイター106は、接続ワイヤ110によってイグナイター制御器108に接続され、イグナイター制御器108からの信号を受信する。
【0011】
ヒータ100はまた、第1及び第2の端板116a,116bを備える。端板116a,116bは概ね同一であるので、第1の端板116aだけが図7を参照して詳細に説明される。この場合、第2の端板116bの説明も概ね同一であると理解されるべきである。
【0012】
第1の端板116aは、内面及び外面118a,120aを持つ。第1の端板116aはまた、第1の端板116aを、たとえ90度回転されても概ねE字型となる部材に形成する多数のエッジを持つ。第1及び第2のトップエッジ122a,124aは、互いに下方向外向きに角度を付けて延びている。第1及び第2の外側サイドエッジ126a,128aは、それぞれトップエッジ122a,124aの端部から真っ直ぐ下方向に延びている。第1及び第2の下側エッジ130a,132aは、それぞれ外側サイドエッジ126a,128aの端部から内向きに延びている。第1及び第2の内側サイドエッジ134a,136aは、下側エッジ130a,132aの端部から上方向内向きに角度を付けて延びている。第3及び第4の内側サイドエッジ138a,140aは、内側サイドエッジ134a,136aの端部から真っ直ぐ下方向に延びている。第5及び第6の内側サイドエッジ142a,144aは、内側エッジ138a,140aの端部から下方向内向きに角度を付けて延びている。第7及び第8の内側サイドエッジ146a,148aは、内側エッジ142a,144aの端部から下方向外向きに角度を付けて延びている。第3の下側エッジ150aは、内側サイドエッジ146a,148aの端部間を真っ直ぐに延びている。
【0013】
第1の端板116aはまた、そこを通って延びる第1開口152aを持つ。この開口は、第5及び第6の内側サイドエッジ142a,144a間の、第5及び第6の内側サイドエッジ142a,144aが第7及び第8の内側サイドエッジ146a,148aとそれぞれ一致する場所の付近にある。第1の端板116aは更に、そこを通って延びる第2開口154aを持つ。この開口は、第7及び第8の内側サイドエッジ146a,148a間の、第3の下側エッジ150aの上方にある。
【0014】
バーナー104は、その一端において、第2の端板116bの第1開口152b内に固定される。バーナー104はまた、第1の端板116aの第1開口152aを通して延び、イグナイター制御器108とガス制御器112が第1の端板116aの外面120a付近に設けられるようにする。イグナイター106は、第1及び第2の端板116a,116bの間に配置される。接続ワイヤ110は、第1の端板116aの第2開口154aを通って延び、イグナイター106をイグナイター制御器108に接続する。
【0015】
ヒータ100は、上面及び下面158,160を持つリフレクタパン156を備える。リフレクタパン156はまた、リフレクタパン156を、たとえ90度回転されても概ねC字型となる部材に形成する多数の一体形成された部分を持つ。第1及び第2の部分162,164は、互いに上方向外向きに角度を付けて延び、第1及び第2の部分162,164の接続部は、概ねバーナー104の下側に配置される。第1及び第2の部分162,164のエッジは、第5,第6,第7及び第8の内側サイドエッジ142a,142b;144a,144b;146a,146b;148a,148bが相互に接続される場所のほぼ間で、第1及び第2の端板116a,116bに固定されることが好ましい。イグナイター106は、リフレクタパン156の第1の部分162を通って延び、そこに固定される。第3及び第4の部分166,168は、それぞれ第1及び第2の部分162,164の遊端から下方向外向きに角度を付けて延びている。第3及び第4の部分166,168のエッジは、第1及び第2の端板116a,116bに対し、好ましくは第7及び第8の内側サイドエッジ146a,146b;148a,148b付近で固定されることが好ましい。第5及び第6の部分170,172は、それぞれ第3及び第4の部分166,168の遊端から僅かに下方向に角度を付けて延びて、それらの遊端が概ね第1及び第2の端板116a,116bの第3の下側エッジ150a,150bと概ね面一になるようにする。
【0016】
ヒータ100は、上面及び下面176,178を持つキャノピー174を備える。このキャノピー174は、概ねその端部が端板116a,116bのトップエッジ122a,122b;124a,124b及び外側エッジ126a,126b;128a,128bの回りに固定され、かくして端板116a,116bの間で、バーナー104、イグナイター106及びリフレクタパン156の上を延びている。フランジ部材175は更に、端板116a,116bのエッジ122a,122b;124a,124b;126a,126b;128a,128bの回りを延びている。かくしてキャノピー174は概ねC字型構成となる。
【0017】
ヒータ100は、内側円錐体180を備える。この内側円錐体180は、ベース部材182と、第1及び第2の脚部材184a,184bと、第1及び第2のフランジ部材186a,186bとを有する。これらは全て一体的に形成されることが好ましい。ベース部材182は、第1の開口152a,152bが設けられた場所の概ね直上で第1及び第2の端板116a,116bの内面118a,118bの間を延びて、それに接触する。第1及び第2の脚部材184a,184bは、ベース部材182の対向する側部から上方向外向きに(互いに逆方向に)延び、ベース部材182と脚部材184a,184bが概ねV字型構成となるようにすると共に、フランジ185a,185bが脚部材184a,184bの端部で端板116a,116bの内面118a,118bに接触して、そこに固定されるようにする。かくして、内側円錐空洞187は、概ね端板116a,116b、ベース部材182及び脚部材184a,184bの間に形成される。第1及び第2のフランジ部材186a,186bは、脚部材184a,184bの遊端から上方向に延びている。各フランジ部材186a,186bは、第1の部分188a,188bと、第2の部分190a,190bと、第3の部分192a,192bとを持つ。第1の部分188a,188bは、脚部材184a,184bから(互いに逆方向に)延びて、概ねそれと平面的になる。第2の部分190a,190bは、第1の部分188a,188bの遊端から真っ直ぐ外方向に延びている。第3の部分192a,192bは、第2の部分190a,190bの遊端から真っ直ぐ下方向に延びている。各フランジ部材186a,186bは、好ましくは端板116a,116bの各々に、その第2の部分190a,190bに沿って固定されることが好ましい。
【0018】
ヒータ100は、絶縁体194を備える。この絶縁体194は、所定の厚さ、例えば1インチの1/2の層をなす材料であって、内側円錐体180の一部の上に、即ちベース部材182と第1及び第2の脚部184a,184bの上に設けられている。絶縁体194は、絶縁体に概ね直交して、ベース部材182上を、内側円錐空洞の端部で端板116a,166bに接して延びるように設けられることが好ましい。
【0019】
ヒータ100はまた、第1及び第2のC字型フランジ196a,196bを備える。各フランジ196a,196bは、端板116a,166bの各々に、第1の開口152a,152bのいずれかの側で固定される。各C字型フランジ196a,196bは、ベース部材198a,198bと、このベース部材198a,198bの一方の端部から上方向に概ね直交して延びる第1の脚部材200a,200bと、ベース部材198a,198bの逆端部から上方向に概ね直交して延びる(第1の脚部材200a,200bと並行ではあるが、それから離れて配置されるように)第2の脚部材202a,202bとを有する。この結果、チャネル204a,204bがフランジ196a,196bによって与えられる。ベース部材198a,198bは、端板116a,166bの第5及び第6の内側サイドエッジ142a,142b;144a,144bと概ね直交している。
【0020】
ヒータ100は、第1及び第2のエミッタアセンブリ206a,206bを備える。エミッタアセンブリ206a,206bは概ね同一であるので、第1エミッタアセンブリ206aだけが図8を参照して詳細に説明される。この場合、第2のエミッタアセンブリ206bの説明は、概ね同一であると理解されるべきである。
【0021】
エミッタアセンブリ206aは、1以上の、好ましくは6枚のエミッタ板208aを有する。エミッタ板208aは、各々がステンレス鋼製であることが好ましい。各エミッタ板208aは、概ね矩形構成の概ね平面的なスクリーン部分210aを持つ。スクリーン部分210aの上端では、スクリーン部分210aから外側にスクリーン部分210aに対して傾斜して、トップ部分212aが延びている。スクリーン部分210aの側端では、スクリーン部分210aから外側にスクリーン部分210aに対して傾斜して、第1及び第2の側部分214a,214bが延びている。第1及び第2の側部分214a,214bは、スクリーン部分210aに直交しているが、互いに平行であって、離されていることが好ましい。エミッタ板208aは隣り合って配置され、この結果エミッタ板208aの全てが互いに平面的になり、且つ1つのエミッタ板208a上の第1の側部分214aが隣接するエミッタ板208a上の第2の側部分216aと直接接触するようになることが好ましい。スクリーン部分210aは穿孔され、その結果複数の小さな開口又は貫通孔218aがスクリーン部分210aを通して設けられることが好ましい。エミッタ板208aの各々は、その下端がフランジ部材196aのチャネル204a内に座し且つフランジ部材196aのベース部材198aに接して配置されるように位置決めされている。エミッタ板208aの各々はまた、そのトップ部分212aが内側円錐体180のフランジ部材186aの第3の部分192aに接触し、更にエミッタ板208aを定位置に保持するように位置決めされている。各エミッタアセンブリ206a,206bは、端板116a,166bの双方に接触することが好ましい。かくして、各エミッタ板208aは、本質的に平坦(スクリーン部分210a)であり、周辺にはエッジ(トップ、第1の側部分及び第2の側部分212a,214a,216a)が形成されている。
【0022】
ヒータ100は、燃焼室220を備える。この燃焼室は、内側円錐体180と、各エミッタアセンブリ206a,206bと、バーナー104と、イグナイター106との間で規定される。燃焼室220は、その上部が、エミッタ板208a,208bのトップ部分212a,212bと内側円錐体180のフランジ部材186a,186bの第3の部分192a,192bとの接触によって閉鎖されている。燃焼室220は、その端部が、端板116a,166bによって閉鎖されている。
【0023】
ヒータ100は、第1の端板116aの外面120aに固定された熱シールド222を備える。この熱シールド222は、イグナイター制御器及びガス制御器108,112と接続ワイヤ110の少なくとも一部分を囲んで保護する。
【0024】
ヒータ100は、第1、第2、第3及び第4のデフレクター224a,224b,224c,224dを更に備える。第1及び第2のデフレクター224a,224bは、第1の端板116aの外面120aから外方向に延び、また第3及び第4のデフレクター224c,224dは、第2の端板116bの外面120bから外方向に延びている。第1及び第3のデフレクター224a,224cは、概ね同一であるので、第3のデフレクター224cだけが図4を参照して詳細に説明される。この場合、第1のデフレクター224aの説明は概ね同一であると理解されるべきである。第2及び第4のデフレクター224b,224dは、概ね第1及び第3のデフレクター224a,224cの鏡像であって、それ故ここでは説明されない、と理解されるべきである。
【0025】
第3のデフレクター224cは、第2の端板116bから外方向に延び、そして第2の端板116bに(適切な手法で)固定されている。第3のデフレクター224cは、上側平面部分226cを持つ。この部分は、第2の端板116bから外方向に、概ね第1の外側サイドエッジ126aに近接した位置と第3の内側サイドエッジ138aの概ね上方の位置との間を、第5の内側サイドエッジ142aとの接続部に近接して延びている。第3のデフレクター224cは、第1のタブ部分228cを有する。この部分は、上側平面部分226cの一方の側部から下方向に延び、且つ第1の外側サイドエッジ126aに近接した位置から外方向に延びている。第3のデフレクター224cは、第2のタブ部分230cを有する。この部分は、上側平面部分226cの逆の側部から下方向に延び、且つ第5の内側サイドエッジ142aに沿った位置から外方向に延びている。第3のデフレクター224cは、第3のタブ部分232cを有する。この部分は、上側平面部分226cの遊端から下方向に、概ね第1及び第2のタブ部分228c,230cの間を延びている。第1のタブ部分228cは、必要であれば、そこを通って設けられた開口234cを持つことができる。
【0026】
以下、ヒータ100の動作が論じられる。床245及び側壁247を有する家禽ハウス240内で熱が必要とされるとき、イグナイター制御器108はガス制御器112をオンにして、煙道ガスがバーナー114から放出されて燃焼室220内に導入されるようにする。イグナイター制御器108は更に、イグナイター106をスパークさせて、燃焼室220内で火炎を発生させる。この燃焼室は、概ね楔形状で、完全燃焼に必要なサイズである。点火後に、イグナイター制御器108は、火炎をモニタし、そして火炎が失われた場合には煙道ガスを遮断する。
【0027】
本来自然に熱を発生してエミッタアセンブリ206a,206bを加熱する火炎は、煙道ガスが更に燃焼室220内で燃焼して、より多くの熱を燃焼室220内で発生するようにする(ここで留意されるべきことは、ヒータ100が単方向性ヒータであって、ここで説明されるヒータ100の基本的に半分であり、それ故クロスオーバーポートはバーナー104から取り除かれて、単一のエミッタアセンブリ206aだけが火炎によって加熱されることになる、という点である)。発生された熱は、更にエミッタアセンブリ206a,206bを加熱する。そして、エミッタアセンブリ206a,206bは、熱をヒータ100から外方向下向きに家禽ハウス240の床245に向けるために、上述したように構成され配置されている。キャノピー174は、エミッタアセンブリ206a,206bを更に加熱するために、家禽ハウス240の天井又は側壁247に向かう熱を反射してエミッタアセンブリ206a,206bに戻し、且つ下向きにリフレクタパン156に向けるために、上述したように構成され配置されている。キャノピー174による熱の再指向は、家禽ハウス240の側壁247及び天井への放射熱損失を低減すると共に、エミッタアセンブリ206a,206bの温度を上昇させ、この結果エミッタアセンブリ206a,206bの効率が増加される。リフレクタパン156は、放射熱を更に家禽ハウス240の床245に向けて反射する。燃焼室220で起こる加熱はまた、エミッタアセンブリ206a,206bの温度を増加するために、内側円錐体180を、それがエミッタアセンブリ206a,206bに対して放射熱を発する点へ、エミッタアセンブリ206a,206bの貫通孔218a,218bを通して加熱する。内側円錐体180内の絶縁体194は、内側円錐体180の熱を外側に、エミッタアセンブリ206a,206bに向けて且つキャノピー174から離れる方向に反射する。
【0028】
フランジ部材175を含むキャノピー174は、燃焼ガス及び煙道ガスの流れを制限して、燃焼及び煙道ガスが、端板116a,116bの貫通孔218a,218bを通して側壁247又は天井に逃げるのではなく、エミッタアセンブリ206a,206bに向けて強制的に戻されるときに、ヒータ100によって発生される熱の量を規制する。端板116a,116bは更に、ヒータ100の端部から出る熱の流れ並びに燃焼及び煙道ガスを規制する。ヒータ100の端部にあるデフレクター224a,224b,224c,224dは、燃焼及び/又は煙道ガスを、それらがヒータ100から出るときに分散して希釈し、更に放射熱を床245に向けて反射することを助ける。このようにデフレクター224a,224b,224c,224dを設けると、動作中にヒータ100の上方に必要とされるクリアランスの量を減少させる。
【0029】
放射熱をエミッタアセンブリ206a,206b、キャノピー174及びリフレクタパン156によって床245に方向付けることで、床245上に概ね四角形構成の快適ゾーン285が生じる。図9に描かれているように(ヒータ100によって図示されているが、ヒータ100は床245上方の所定位置に配置されている、と理解されるべきである)、ヒータ100によって生じた四角形の快適ゾーン285(左側に図示されている)は、図1及び2に示された既知の従来技術のヒータ50,55,60,65によって生じた快適ゾーン285よりも大きい。四角形の快適ゾーン285はまた、家禽及び他の家畜に対する加熱要求に見られるエリア及び/又は檻の形状に緊密に一致する。かくして、ヒータ100によって生じた四角形の快適ゾーン285はまた、図1及び2に示された既知の従来技術のヒータ50,55,60,65によって生じた高温エリア70と第1及び第2の低温エリア75,80と比べて、より小さな又は縮小された高温エリア270と、より小さな又は縮小された第1及び第2の低温エリア275,280を、図9に描かれているように生成する。発生された放射熱のほぼ全てを床245に集中することによって、側壁247及び天井で失われる放射熱は少なくなり、かくして床245上で必要とされる熱の量を増加する。
【0030】
ヒータ100によって生じた大きな快適ゾーン285は、燃料効率を増加させる。何故ならば、高温エリア270における過剰な熱は、そのエリアから鳥達を遠ざけようとすると共に、その熱が空気中に失われて、鳥達の加熱には使用されないからである。かくして、高温エリア270の量又はサイズを、ヒータ100がしているように、低減することが望ましい。
【0031】
また、第1及び第2の低温エリア275,280の量又はサイズを、ヒータ100がしているように、低減することが望ましい。これは、低温エリア275,280によって、鳥達が一緒に群がって暖を維持するようにさせるからであり、そのようなものとして、鳥達が給餌及び給水ラインに近づこうとせず、このことが体重増加及び餌転換に影響を与えるからである。
【0032】
より小さな又はより大きな快適ゾーン285が必要とされる場合、必要であれば、リフレクタパン156は、固定構成とされるか、あるいは調整可能とされる。同様に、より小さな又はより大きな快適ゾーン285が必要とされる場合、必要であれば、キャノピー174は、固定構成とされるか、あるいは調整可能な端部を持つことができる。
【0033】
ヒータ100は、好ましくは(一般に知られた構造の)ウインチケーブルアセンブリ290によって、家禽ハウス240内の天井又はトラスに懸架される。この結果、ヒータ100は、非使用時にはウインチで天井へ巻き上げられるか、周期的な清掃及び保守のために低下させられる。このようなヒータ100の懸架は、より多くの設備用クリアランスを与えると共に、より容易な保守用アクセスを可能にする。
【0034】
図9〜12及びヒータ300の第2の実施形態に注目される。このヒータ300は、以下で説明される点を除けばヒータ100と同一である。従って、ヒータ300の完全な説明は与えられない。この場合、ヒータ300の適切な説明はヒータ100を参照して与えられる、と理解されるべきである。
【0035】
初めに、ヒータ300は、ヒータ100で描かれたようなピークのある上部ではなく、平坦な上部を持つように描かれている。ヒータ100,300は、(図10及び11に描かれているように)平坦な上部か(図3〜6に描かれているように)ピークのある上部のいずれかを持つものと理解されるべきである。ヒータ300は、第1の開口152a,152bが設けられた場所の上方に、端板116a,116bを通して設けられた第3の開口355a,355bを有する。第3の開口355a,355bは、ブロワーアセンブリ又は攪拌ファン370がヒータ300中に組み込まれることを可能にするために設けられる。
【0036】
ブロワーアセンブリ370は、ブロワー又は循環ファン372と、内側チューブ374と、外側チューブ376とを有する。内側チューブ374は、内側円錐空洞187内を、第1の端板116aの第3の開口355aから第2の端板116bの第3の開口355bに向かって延びているが、第3の開口355bまでの全行程を延びていないことが好ましい。外側チューブ376は、内側円錐空洞187内を、第2の端板116bの第3の開口355bから第1の端板116aの第3の開口355aに向かって延びているが、第3の開口355aまでの全行程を延びていないことが好ましい。外側チューブ376は、内側チューブ374の長さの一部分だけの長さを持つことが好ましい。外側チューブ376は、内側チューブ374の外径よりも大きな内径を持ち、この結果内側チューブ374の少なくとも一部分が外側チューブ376内に配置されるか、突出するようにする。ブロワー372は、内側チューブ374と連通していて、内側円錐空洞187外で第1の端板116aに固定されている。例えば、第1の端板116aの外面120aから外側に且つバーナー104の上方に延びている。
【0037】
動作時に、ヒータ300は、ヒータ100と同一手法で動作するが、ブロワーアセンブリ370は、起動されると、多数の有利な活動をなす。例えば、家禽ハウス内の周囲空気を内側及び外側チューブ374,376を通して方向付ける。また、ベンチュリー効果によって、燃焼及び煙道ガスを内側円錐空洞187から外側チューブ376中へ、またヒータ300の端部から外へ引く抜く。更に、家禽ハウス内の空気を攪拌する。これらの活動は有利である。何故ならば、それらは集中的にヒータ300を冷却し、家禽ハウス内で空気が循環することを助けて、ヒータ300からの対流熱及び床から立ち登る対流熱を最小化又は減少し、更に最小対流空気と加熱空気との混合を伴う分配を補助する。ブロワーアセンブリ370がキャノピー174の上部を超えて空気を移動させる能力を備えている場合は、ヒータ300によって、燃焼可能な材料に対するクリアランスもまた低減される。この結果、ヒータ300上方の温度も低下させられる。
【0038】
本発明の好ましい実施形態が図示され説明されたが、当業者は、前述の説明及び添付された請求の範囲の精神及び範囲を逸脱することなく、種々の変形を工夫することが予測される。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】家禽ハウスの床と従来技術のパンケーキ及び放射育雛器により床上に生成された異なる熱のゾーンの上面図を示す。
【図2】家禽ハウスの床と従来技術のセラミック育雛器及びチューブヒータにより床上に生成された異なる熱のゾーンの上面図を示す。
【図3】この発明の第1実施形態の特徴を組み入れたヒータの斜視図である。
【図4】この発明の第1実施形態の特徴を組み入れたヒータの斜視図である。
【図5】図3及び4のヒータの、端板の一方及びある程度の絶縁体が取り除かれた斜視図である。
【図6】図3及び4のヒータの、端板の一方及びある程度の絶縁体が取り除かれた側面図である。
【図7】第1実施形態のヒータを形成することに使用された端板の一方の側面図である。
【図8】第1実施形態のヒータを形成することに使用されたエミッタアセンブリの一方の側面図である。
【図9】家禽ハウスの床と本発明のヒータにより床上に生成された異なる熱のゾーンの上面図を示す。
【図10】この発明の第2実施形態の特徴を組み入れたヒータの斜視図である。
【図11】この発明の第2実施形態の特徴を組み入れたヒータの斜視図である。
【図12】第2実施形態のヒータを形成することに使用された端板の一方の側面図である。
【符号の説明】
【0040】
100・・・ヒータ
102・・・バーナーアセンブリ
104・・・バーナー
116a,116b・・・第1及び第2の端板
180・・・内側円錐体
187・・・内側円錐空洞
206・・・エミッタアセンブリ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
床の所定距離上方に配置されるように構成された放射ヒータであって、
長尺なバーナーを有するバーナーアセンブリと、
前記バーナーの概ね上方に配置された内側円錐部材と、
この内側円錐部材との間に燃焼室を規定する少なくとも1つのエミッタアセンブリとを備え、
前記バーナーアセンブリは、煙道ガスを前記燃焼室に導入すると共に火炎を生起するように構成され、この火炎は、熱を発生して前記少なくとも1つのエミッタアセンブリを加熱すると共に前記煙道ガスの少なくとも一部分を燃焼させて前記少なくとも1つのエミッタアセンブリを更に加熱するためのより多くの熱を発生させるものであり、前記少なくとも1つのエミッタアセンブリは、発生された熱の実質的な部分を床に向けるように位置決めされて、概ね四角形の熱ゾーンを床上の所定温度範囲内に生じさせるものであることを特徴とする放射ヒータ。
【請求項2】
前記所定温度範囲は、およそ華氏85度と華氏100度の間である請求項1に記載の放射ヒータ。
【請求項3】
前記少なくとも1つのエミッタアセンブリは、複数のエミッタパネルを有し、各前記エミッタパネルは、平面スクリーン部分と、そこから外側に延びた側部分とを持ち、隣接するエミッタパネルの前記スクリーン部分は、相互に平面的であり、前記側部分は、隣接するエミッタパネルの前記側部分と接触するように構成されている請求項1に記載の放射ヒータ。
【請求項4】
各前記スクリーン部分は、複数の貫通孔を有して、発生された熱及び煙道ガスが前記燃焼室から出ることを可能にする請求項3に記載の放射ヒータ。
【請求項5】
各前記エミッタパネルは、ステンレス鋼製である請求項3に記載の放射ヒータ。
【請求項6】
内面及び外面を持つ第1及び第2の端板を更に備え、前記バーナー、前記内側円錐部材及び前記少なくとも1つのエミッタアセンブリは、少なくとも部分的に前記第1及び第2の端板の間を延びると共にそこに固定され、前記第1及び第2の端板の前記内面は、前記燃焼室に対する端部境界を形成して、前記第1及び第2の端板は、発生された熱及び煙道ガスが前記ヒータの端部から流れ出ることを規制する請求項1に記載の放射ヒータ。
【請求項7】
前記第1及び第2の端板の前記外面の少なくとも1つから外側に延びる少なくとも1つのデフレクターを更に備える請求項6に記載の放射ヒータ。
【請求項8】
前記内側円錐部材は、内側円錐空洞を規定し、前記内側円錐部材は、前記内側円錐空洞を前記燃焼室から分離する請求項1に記載の放射ヒータ。
【請求項9】
前記内側円錐空洞内に絶縁体を更に備え、前記燃焼室内で発生された熱は、前記内側円錐部材を加熱し、前記内側円錐空洞内の前記絶縁体は、前記内側円錐部材を加熱する熱を前記少なくとも1つのエミッタアセンブリに向けて反射する請求項8に記載の放射ヒータ。
【請求項10】
少なくとも部分的に前記内側円錐空洞内に配置されるブロワーアセンブリを更に備える請求項8に記載の放射ヒータ。
【請求項11】
前記ブロワーアセンブリは、ブロワーと、内側チューブ部材と、外側チューブ部材とを有し、ブロワーは、前記内側円錐空洞外に配置され、内側チューブ部材は、前記ブロワーから延びて前記内側円錐空洞内に配置され、外側チューブ部材は、前記内側円錐空洞内で前記内側チューブ部材の一部分の回りを延び、前記外側チューブ部材は、前記内側チューブ部材の外径よりも大きな内径を持つ請求項10に記載の放射ヒータ。
【請求項12】
前記内側円錐部材及び少なくとも1つのエミッタアセンブリの上及び少なくとも部分的にその回りに延びたキャノピーを更に備え、このキャノピーは、発生された熱及び煙道ガスの少なくとも一部分を前記少なくとも1つのエミッタアセンブリに向けて反射して、前記少なくとも1つのエミッタアセンブリを更に加熱する請求項1に記載の放射ヒータ。
【請求項13】
前記バーナー及び前記少なくとも1つのエミッタアセンブリの下側に配置されたリフレクタパンを更に備え、このリフレクタパンは、発生された熱の実質的な部分を更に床に向けるように位置決めされて、前記概ね四角形の熱ゾーンを生じる請求項1に記載の放射ヒータ。
【請求項14】
床の所定距離上方に配置されると共に概ね四角形の熱ゾーンを床上の所定温度範囲内に生じるように構成された放射ヒータであって、
内面及び外面を持つ第1及び第2の端板と、
長尺なバーナーを有し、少なくとも部分的に前記第1及び第2の端板の前記内面の間を延びると共に前記第1及び第2の端板の少なくとも1つに固定されたバーナーアセンブリと、
前記バーナーの概ね上方に配置され、前記第1及び第2の端板の前記内面の間を延びると共に前記第1及び第2の端板の少なくとも1つに固定され、前記第1及び第2の端板の前記内面と内側円錐部材は、内側円錐空洞を規定し、
前記第1及び第2の端板の前記内面の間を延びると共に前記第1及び第2の端板の少なくとも1つに固定され、前記内側円錐部材、前記端板及び前記バーナーとの間に燃焼室を規定する少なくとも1つのエミッタアセンブリと、
前記バーナー及び前記少なくとも1つのエミッタアセンブリの下側に配置され、前記第1及び第2の端板の前記内面の間を延びると共に前記第1及び第2の端板の少なくとも1つに固定されたリフレクタパンと、
前記第1及び第2の端板の少なくとも1つに固定され、前記内側円錐部材の上及び前記少なくとも1つのエミッタアセンブリの少なくとも一部分の回りに延びたキャノピーとを備えることを特徴とする放射ヒータ。
【請求項15】
前記内側円錐部材並びに前記第1及び第2の端板の前記内面を前記内側円錐空洞から分離する絶縁体を更に備える請求項14に記載の放射ヒータ。
【請求項16】
ブロワーと、内側チューブと、外側チューブとを有するブロワーアセンブリを更に備え、前記ブロワーは、前記第1の端板に固定されると共に前記第1の端板の前記外面から外側に延び、前記内側チューブ部材は、前記ブロワーに固定されると共に前記内側円錐空洞内で前記第1の端板の前記内面から前記第2の端板の前記内面に向けて延び、前記外側チューブ部材は、前記第2の端板に固定されると共に前記内側円錐空洞内で前記第2の端板の前記内面から前記第1の端板の前記内面に向けて延び、前記内側チューブ部材は、少なくとも部分的に前記外側チューブ部材中に突出し、前記外側チューブ部材は、前記内側チューブ部材の外径よりも大きな内径を持つ請求項14に記載の放射ヒータ。
【請求項17】
床の所定距離上方に懸架されるように構成された放射ヒータであって、
この放射ヒータ中にガスを導入すると共に前記ガスの少なくとも一部分に点火して熱を発生するように構成されたバーナーアセンブリと、
前記バーナーによって発生された熱を床に向けるための指向手段であって、概ね四角形の熱ゾーンを床上の所定温度範囲内に生じさせる手法で前記熱を向けるように構成された指向手段と
を備えることを特徴とする放射ヒータ。
【請求項18】
前記所定温度範囲は、およそ華氏85度と華氏100度の間である請求項17に記載の放射ヒータ。
【請求項19】
前記指向手段は、エミッタアセンブリ、リフレクタパン及びキャノピーの少なくとも1つを有する請求項17に記載の放射ヒータ。
【請求項20】
前記ヒータの回りに位置する空気を移動させるように構成されたブロワーアセンブリを更に備える請求項17に記載の放射ヒータ。
【請求項1】
床の所定距離上方に配置されるように構成された放射ヒータであって、
長尺なバーナーを有するバーナーアセンブリと、
前記バーナーの概ね上方に配置された内側円錐部材と、
この内側円錐部材との間に燃焼室を規定する少なくとも1つのエミッタアセンブリとを備え、
前記バーナーアセンブリは、煙道ガスを前記燃焼室に導入すると共に火炎を生起するように構成され、この火炎は、熱を発生して前記少なくとも1つのエミッタアセンブリを加熱すると共に前記煙道ガスの少なくとも一部分を燃焼させて前記少なくとも1つのエミッタアセンブリを更に加熱するためのより多くの熱を発生させるものであり、前記少なくとも1つのエミッタアセンブリは、発生された熱の実質的な部分を床に向けるように位置決めされて、概ね四角形の熱ゾーンを床上の所定温度範囲内に生じさせるものであることを特徴とする放射ヒータ。
【請求項2】
前記所定温度範囲は、およそ華氏85度と華氏100度の間である請求項1に記載の放射ヒータ。
【請求項3】
前記少なくとも1つのエミッタアセンブリは、複数のエミッタパネルを有し、各前記エミッタパネルは、平面スクリーン部分と、そこから外側に延びた側部分とを持ち、隣接するエミッタパネルの前記スクリーン部分は、相互に平面的であり、前記側部分は、隣接するエミッタパネルの前記側部分と接触するように構成されている請求項1に記載の放射ヒータ。
【請求項4】
各前記スクリーン部分は、複数の貫通孔を有して、発生された熱及び煙道ガスが前記燃焼室から出ることを可能にする請求項3に記載の放射ヒータ。
【請求項5】
各前記エミッタパネルは、ステンレス鋼製である請求項3に記載の放射ヒータ。
【請求項6】
内面及び外面を持つ第1及び第2の端板を更に備え、前記バーナー、前記内側円錐部材及び前記少なくとも1つのエミッタアセンブリは、少なくとも部分的に前記第1及び第2の端板の間を延びると共にそこに固定され、前記第1及び第2の端板の前記内面は、前記燃焼室に対する端部境界を形成して、前記第1及び第2の端板は、発生された熱及び煙道ガスが前記ヒータの端部から流れ出ることを規制する請求項1に記載の放射ヒータ。
【請求項7】
前記第1及び第2の端板の前記外面の少なくとも1つから外側に延びる少なくとも1つのデフレクターを更に備える請求項6に記載の放射ヒータ。
【請求項8】
前記内側円錐部材は、内側円錐空洞を規定し、前記内側円錐部材は、前記内側円錐空洞を前記燃焼室から分離する請求項1に記載の放射ヒータ。
【請求項9】
前記内側円錐空洞内に絶縁体を更に備え、前記燃焼室内で発生された熱は、前記内側円錐部材を加熱し、前記内側円錐空洞内の前記絶縁体は、前記内側円錐部材を加熱する熱を前記少なくとも1つのエミッタアセンブリに向けて反射する請求項8に記載の放射ヒータ。
【請求項10】
少なくとも部分的に前記内側円錐空洞内に配置されるブロワーアセンブリを更に備える請求項8に記載の放射ヒータ。
【請求項11】
前記ブロワーアセンブリは、ブロワーと、内側チューブ部材と、外側チューブ部材とを有し、ブロワーは、前記内側円錐空洞外に配置され、内側チューブ部材は、前記ブロワーから延びて前記内側円錐空洞内に配置され、外側チューブ部材は、前記内側円錐空洞内で前記内側チューブ部材の一部分の回りを延び、前記外側チューブ部材は、前記内側チューブ部材の外径よりも大きな内径を持つ請求項10に記載の放射ヒータ。
【請求項12】
前記内側円錐部材及び少なくとも1つのエミッタアセンブリの上及び少なくとも部分的にその回りに延びたキャノピーを更に備え、このキャノピーは、発生された熱及び煙道ガスの少なくとも一部分を前記少なくとも1つのエミッタアセンブリに向けて反射して、前記少なくとも1つのエミッタアセンブリを更に加熱する請求項1に記載の放射ヒータ。
【請求項13】
前記バーナー及び前記少なくとも1つのエミッタアセンブリの下側に配置されたリフレクタパンを更に備え、このリフレクタパンは、発生された熱の実質的な部分を更に床に向けるように位置決めされて、前記概ね四角形の熱ゾーンを生じる請求項1に記載の放射ヒータ。
【請求項14】
床の所定距離上方に配置されると共に概ね四角形の熱ゾーンを床上の所定温度範囲内に生じるように構成された放射ヒータであって、
内面及び外面を持つ第1及び第2の端板と、
長尺なバーナーを有し、少なくとも部分的に前記第1及び第2の端板の前記内面の間を延びると共に前記第1及び第2の端板の少なくとも1つに固定されたバーナーアセンブリと、
前記バーナーの概ね上方に配置され、前記第1及び第2の端板の前記内面の間を延びると共に前記第1及び第2の端板の少なくとも1つに固定され、前記第1及び第2の端板の前記内面と内側円錐部材は、内側円錐空洞を規定し、
前記第1及び第2の端板の前記内面の間を延びると共に前記第1及び第2の端板の少なくとも1つに固定され、前記内側円錐部材、前記端板及び前記バーナーとの間に燃焼室を規定する少なくとも1つのエミッタアセンブリと、
前記バーナー及び前記少なくとも1つのエミッタアセンブリの下側に配置され、前記第1及び第2の端板の前記内面の間を延びると共に前記第1及び第2の端板の少なくとも1つに固定されたリフレクタパンと、
前記第1及び第2の端板の少なくとも1つに固定され、前記内側円錐部材の上及び前記少なくとも1つのエミッタアセンブリの少なくとも一部分の回りに延びたキャノピーとを備えることを特徴とする放射ヒータ。
【請求項15】
前記内側円錐部材並びに前記第1及び第2の端板の前記内面を前記内側円錐空洞から分離する絶縁体を更に備える請求項14に記載の放射ヒータ。
【請求項16】
ブロワーと、内側チューブと、外側チューブとを有するブロワーアセンブリを更に備え、前記ブロワーは、前記第1の端板に固定されると共に前記第1の端板の前記外面から外側に延び、前記内側チューブ部材は、前記ブロワーに固定されると共に前記内側円錐空洞内で前記第1の端板の前記内面から前記第2の端板の前記内面に向けて延び、前記外側チューブ部材は、前記第2の端板に固定されると共に前記内側円錐空洞内で前記第2の端板の前記内面から前記第1の端板の前記内面に向けて延び、前記内側チューブ部材は、少なくとも部分的に前記外側チューブ部材中に突出し、前記外側チューブ部材は、前記内側チューブ部材の外径よりも大きな内径を持つ請求項14に記載の放射ヒータ。
【請求項17】
床の所定距離上方に懸架されるように構成された放射ヒータであって、
この放射ヒータ中にガスを導入すると共に前記ガスの少なくとも一部分に点火して熱を発生するように構成されたバーナーアセンブリと、
前記バーナーによって発生された熱を床に向けるための指向手段であって、概ね四角形の熱ゾーンを床上の所定温度範囲内に生じさせる手法で前記熱を向けるように構成された指向手段と
を備えることを特徴とする放射ヒータ。
【請求項18】
前記所定温度範囲は、およそ華氏85度と華氏100度の間である請求項17に記載の放射ヒータ。
【請求項19】
前記指向手段は、エミッタアセンブリ、リフレクタパン及びキャノピーの少なくとも1つを有する請求項17に記載の放射ヒータ。
【請求項20】
前記ヒータの回りに位置する空気を移動させるように構成されたブロワーアセンブリを更に備える請求項17に記載の放射ヒータ。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公表番号】特表2009−528506(P2009−528506A)
【公表日】平成21年8月6日(2009.8.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−557459(P2008−557459)
【出願日】平成19年2月26日(2007.2.26)
【国際出願番号】PCT/US2007/062799
【国際公開番号】WO2007/101150
【国際公開日】平成19年9月7日(2007.9.7)
【出願人】(598150938)シーティービー・インコーポレーテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】CTB,INC.
【住所又は居所原語表記】STATE ROAD 15 NORTH, MILFORD,INDIANA 46542−2000,U.S.A.
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年8月6日(2009.8.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年2月26日(2007.2.26)
【国際出願番号】PCT/US2007/062799
【国際公開番号】WO2007/101150
【国際公開日】平成19年9月7日(2007.9.7)
【出願人】(598150938)シーティービー・インコーポレーテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】CTB,INC.
【住所又は居所原語表記】STATE ROAD 15 NORTH, MILFORD,INDIANA 46542−2000,U.S.A.
【Fターム(参考)】
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