説明

遊技機用の防滴性押圧スイッチ

【課題】押圧スイッチ上に誤って液体をこぼした場合であっても、押圧スイッチ内に含まれる電子回路基板やコネクタを液滴から保護する構造を有する防滴性押圧スイッチを提供する。
【解決手段】押圧面(21)が略水平となるように配置された遊技機用の押圧スイッチ(20c)において、底部に基板部(24)が載置され、遊技機(10)に固定されるとともに付勢部材(31)を収納する断面視コの字形の筐体(22)と、筐体(22)内に内挿され、押圧面(21)を押圧する動作に応じて付勢部材(31)の付勢力に抗して移動する可動子(23)とを備え、筐体(22)と可動子(23)との間には押圧方向に貫通した排水用溝(30a,30b)が少なくとも一つ形成され、筐体(22)の底部の周縁には排水用溝(30a,30b)と連通した排水口(30c)が少なくとも一つ形成されていることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技機に適用される防滴性押圧スイッチに関するものである。
【背景技術】
【0002】
パチンコやパチスロ等に代表される遊技機では、遊技者が操作して遊技を実行する押圧スイッチが遊技機の操作パネル上に設けられている。この押圧スイッチは、賭け率を選択したり、回転しているリールを停止させたり、遊技玉(メダル)の補給・排出を行ったり、チャンススイッチと呼ばれる遊技の演出を多用化させたりする手段として適用されている。
【0003】
また、このような遊技機に用いられる押圧スイッチは、光源を内臓させて押圧面を照光させることにより、多彩色を発光・点滅させて発光装飾を行ったり、遊技者に対し操作を示唆したりして、遊技機の趣向を凝らす工夫がなされているものもある。このため、押圧スイッチは、押圧操作をすることによって、前記した遊技機制御の切替ばかりでなく、照光をも制御している。これらの制御を確実に実現するために、遊技機用の押圧スイッチ内には、電子回路基板等が含まれる場合が多い(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2006−311971号公報(図2、図5)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来から採用されている押圧スイッチには、次のような問題があった。
押圧スイッチの押圧面を略水平に配置して遊技機に取り付ける場合、遊戯者が誤って飲料等の液体を押圧スイッチ上にこぼしたとき、この液体は押圧スイッチ構成部品間の僅かな隙間を通って、押圧スイッチ内に侵入する。侵入した液体が、前記した電子回路基板に到達すると、短絡等の不具合や作動不良を生じさせていた。また、電子回路基板から制御装置への配線が接続されるコネクタについても、押圧スイッチと押圧スイッチが取り付けられている遊戯台との隙間から液体が侵入すると、前記した電子回路基板と同様に短絡等の不具合や作動不良を生じさせていた。
【0005】
本発明は、以上の問題点を解決することを目的としてなされたものであり、押圧スイッチ上に誤って液体をこぼした場合であっても、押圧スイッチ内に含まれる電子回路基板やコネクタを液滴から保護する構造を有する防滴性押圧スイッチを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、前記した目的を達成するために創案されたものであり、請求項1に記載の遊技機用の押圧スイッチは、押圧面が略水平となるように配置された遊技機用の押圧スイッチにおいて、底部に基板部が載置され、遊技機に固定されるとともに付勢部材を収納する筐体と、前記押圧面を押圧する動作に応じて前記付勢部材の付勢力に抗して前記筐体内を移動する可動子とを備え、前記筐体と前記可動子との間には押圧方向に通じる排水用溝が前記筐体および前記可動子の少なくとも一方に形成され、前記筐体には前記排水用溝と前記筐体の外部とを連通させる排水口が少なくとも一つ形成されていることを特徴としている。
【0007】
かかる構成によれば、押圧スイッチの内部に侵入した液体は、積極的に通水路となるように構成された筐体と可動子との間の排水用溝を通り、さらにこの排水用溝と連通した筐体の排水口から押圧スイッチの外部へ排出することができる。このため、侵入した液体は、押圧スイッチ内部に滞留することはなく、押圧スイッチ内部の電子回路基板(基板部)を液滴から保護することができる。
【0008】
さらに、本発明は、前記の技術的特徴に加えて、筐体の底部には電子回路基板の周縁を囲う壁が立設され、この壁の外周は、可動子の側周面よりも内側に位置させることが好ましい。
かかる構成によれば、前記した排水路から漏れた液滴があり、この液滴が可動子の周囲から落下した場合であっても、電子回路基板の周縁を囲う壁により、基板側へ液体は侵入せず、電子回路基板を液滴から保護することができる。
【0009】
さらに、本発明は、前記の技術的特徴に加えて、電子回路基板が、押圧方向と垂直な方向でコネクタを接続するコネクタ接続部を有するとき、このコネクタ接続部に接続される配線を回避する位置に排水口が形成されることが好ましい。
かかる構成によれば、排水用溝および排水口がコネクタを回避するように配置されることで、コネクタへの液体の侵入を防止することができる。
【0010】
さらに、本発明は、前記の技術的特徴に加えて、押圧面となるボタン部材と前記可動子との間および筐体と遊技機との間にシーリング手段を備えることができる。ここで、シーリング手段としては、O−リングやシーリングコンパウンド等を使用することができる。
かかる構成によれば、毛細管現象等によって部材間の取付面に存在する微小な間隙に侵入する液体を封止することができ、押圧スイッチ内部の電子回路基板を保護することができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、押圧スイッチ上に誤って液体をこぼした場合であっても、この液体が押圧スイッチ内に含まれる電子回路基板やコネクタに滴下することを防止する構造を有する防滴性押圧スイッチを得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
(第1実施形態)
図1から図4を参照して本発明の第1実施形態に係る遊技機用の押圧スイッチについて説明する。
図1は、本発明に係る遊技機用の押圧スイッチ20が適用される遊技機10として例示するパチンコ機の操作パネル13の部分を拡大して示す斜視図である。
パチンコ機は、遊技者の視覚により認識される表示パネル12(詳細図示せず)と、遊技者が操作する操作パネル13とが支持枠11により保持されて構成されている。そして、パチンコ機は、遊技者が操作する打球レバー15の回転角に依存して初速度が可変する鋼鉄玉を下方から弾き上げ、表示パネル12(詳細図示せず)に設けられている障害釘を抜けて所定の穴に落ちると所定量の玉を獲得するものである。
【0013】
このようにして獲得した玉は、回収皿14に一旦回収され、打球レバー15の操作により再び弾き出される。このような動作が繰り返されることにより、獲得した玉数と消費した玉数の差分が、逐次、回収皿14に蓄積されていくことになる。そして、この回収皿14の所定の容量を超えたところで、超過分の出球が貯留皿16に自動的に配送される機構となっている。
【0014】
押圧スイッチ20aは、出球の回収皿14から貯留皿16への配送を、遊技者が自発的に実行するための操作スイッチである。
押圧スイッチ20bは、このようにして配送されて貯留皿16に貯留した出球を外部(図示略の箱)に向けて排出させる操作スイッチである。
押圧スイッチ20cは、いわゆるチャンススイッチと呼ばれ、遊技の演出を多様化さるための操作スイッチである。
これら押圧スイッチ20(20a,20b,20c)は、遊技者に押圧されることにより所定の操作を実行する。
【0015】
前記のようにいわゆるチャンススイッチと呼ばれる本実施形態に係る押圧スイッチ20cは、遊技機の多様な制御を行う信号を送るとともに、照光のための発光体を備えることが多い。そのため、内部に電子回路基板が配置されることが多い。
【0016】
図2は、押圧スイッチ20cが、操作パネル13(図1参照)に装着された状態を示す斜視図であり、説明のため操作パネル13および押圧スイッチ20cの一部の断面を表している。図3は、押圧スイッチ20cを組み立てる前の状態を表す斜視図であり、押圧スイッチ20cの各構成部品を表している。
【0017】
図2に示されるように押圧スイッチ20cは、操作パネル凹部13aに配され、その外観において、押圧面21と、筐体22とをのぞむことができる。このように構成される押圧スイッチ20cは、遊技者が押圧面21を押圧状態又は無押圧状態に切り替えるのに対応させて、遊技機10(図1参照)に所定の操作を与えるものである。
筐体22は、後記する各種構成部品(図3参照)をその内部に収容するとともに、操作パネル凹部13aに穿孔された固定孔19に挿入され、遊技機10(図1参照)に組み込まれた状態では鍔部位28を除いてその外観を目視することができない部分である。
鍔部位28は、押圧面21の外周を囲む位置に、筐体22の縁端から延出するようにして設けられている。このように構成されることにより、押圧スイッチ20cは、押圧面21と鍔部位28のみを露出させて操作パネル13(図1参照)に嵌め込まれる。
【0018】
そして、図3に示されるように、押圧スイッチ20cは、押圧面21を有するボタン部41と、押圧スイッチ20cの外郭となるケース43と、このケース43の下端に取り付けられ、断面視コの字状であり略円筒状の開口容器となる筐体22(図2参照)をケース43とで構成するカバー44と、カバー44によって下方への移動を規制され、上方に付勢力を付与するバネ31(付勢手段)と、バネ31の上端に配置され、前記したボタン部41を上面に冠着し、押圧面21を押圧する動作に応じてバネ31の付勢力に抗して移動する可動子23と、カバー44の底部に載置され、可動子23の動作をスイッチ動作に変換するためのスイッチ機能やスイッチ信号を電子信号に変換する基板24(電子回路基板)と、を備えている。基板24の裏面にはコネクタ接続部25が備えられている。また、照光機能としては、ボタン部41と可動子23との間に発光色を調整するフィルター42と、基板24上に発光ダイオード等の発光体(図示せず)と、可動子23内に押圧面21に向かって頂点から末広がりに広がる反射面27を備えている。
【0019】
コネクタ接続部25は、筐体22から押圧方向に直交する方向に開口して設けられ、遊技機10(図1参照)の本体内部又は押圧スイッチ20cの制御器(図示せず)から延びる配線(図示せず)の先端に設けられているコネクタ(図示せず)と接続するものである。このように構成されるコネクタ接続部25は、押圧スイッチ20cが照光するのに必要な電力の供給や、押圧状態又は無押圧状態を識別する信号を出力するものである。
【0020】
このように押圧スイッチ20cが構成されることにより、遊技機10の組み立て時において、操作パネル13(図1参照)に対し、押圧スイッチ20cを遊技機10の外側から垂直方向に挿入することにより取り付けることができる。
【0021】
図4は、本実施形態に係る押圧スイッチ20cの防滴機能を説明する分解斜視図であり、(a)、(b)、(c)は、液体の浸入から排出されるまでの過程を表し、(d)は、異なる角度から防滴機能を眺めたものである。以下、液体Lの流れに従って、構成を説明する。
【0022】
例えば、図4(a)に示すように、遊戯者が押圧スイッチ20c上に飲料等をこぼすと、液体Lがケース43と可動子23(図3参照)との間から押圧スイッチ20cの内部へ侵入する。可動子23は、押圧面21が押圧されたときにケース43に対して上下に移動しなければならないため、両者の間には隙間が必要だからである。
侵入した液体Lは、可動子23の周囲に備えられた排水用溝である周スリット30aを通り、後記する縦スリット30bの入り口に集められる。
本実施形態における周スリット30aは、可動子23(図3参照)の周囲に形成されているが、ケース43側(図2参照)にスリットを形成することもできる。
【0023】
次に、図4(b)に示すように、液体Lは、可動子23(図3参照)の周上に5箇所形成された押圧方向の溝である縦スリット30b内を落下する。
液体Lの流れがこのように規制されることにより、基板24に液滴が落下することを防止することができる。
なお、本実施形態における縦スリット30bは、5箇所形成しているが、この個数に限定されないことは言うまでもない。
【0024】
次に、図4(c)に示すように、縦スリット30bを落下した液体Lは、筐体22(図2参照)の下面を構成しているカバー44(図3参照)に到達し、カバー44の底部の周縁に3箇所形成(図4(c)では、2箇所のみ表示)され、縦スリット30bと連通した排水口30cから、押圧スイッチ20cの外部へ排出される。
このように、本実施形態は、基板24が載置されているケース43の底部を回避する方向に液体Lを流す規制がされるとともに、押圧スイッチ20c内に液体Lが滞留して基板24を濡らすことを防止している。
なお、本実施形態における排出口30cは、3箇所形成しているが、この個数に限定されないことは言うまでもない。
【0025】
なお、本実施形態において、コネクタ接続部25は、前記したように基板24の裏面(図3参照)に備えられている。そして、外観上、図4(d)に示すように、排出口30cと同様なカバー44の底部近傍の外周上に筐体22(図2参照)の中心に向けて形成された凹部の一つを利用して、その凹部の奥に接続面を露出させており、この接続面に押圧方向と直交する向きでコネクタ(図示せず)が接続されている。そして、前記した排水用溝である周スリット30a、縦スリット30bおよび排出口30cが、コネクタ接続部25を回避する位置で連通する水路を形成することにより、液体Lがコネクタ接続部25へ侵入することを防止している。
【0026】
本実施形態ではこのようにコネクタ接続の向きを操作パネル凹部13aがある面と同じ方向とすることで、押圧スイッチ20cは、操作パネル凹部13aがある薄い面にも設置できるようにしている。
【0027】
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について図面を参照して説明する。なお、第1実施形態と重複する部分の説明については割愛し、本実施形態の技術的特徴を中心に説明する。
図5は、押圧スイッチ20cの斜視断面図である。本実施形態では、図5に示すようにカバー44の底部に載置された基板24の周縁を囲う壁Fが立設され、この壁Fの外周は可動子23の内側に位置している。
【0028】
前記した図4において説明したように、押圧スイッチ20c内に侵入した液体Lの大部分は、周スリット30a、縦スリット30bおよび排出口30cを通過して、押圧スイッチ20c外へ排出される。しかし、液体Lの流量と流路の排水能力との関係、粘性、ぬれ性や毛細管現象によって、予め備えられた流路以外へ液体Lが回り込む場合がある。回り込んだ液体Lは、可動子23に形成されている突起、角部および端面等で下に向いているものに滞留すると、押圧動作に伴う振動や液体Lの自重によって落下する。基板24上に液体Lが落下すると短絡等の不具合が生じるおそれがある。
【0029】
しかしながら、本実施形態のように、基板24の周縁を囲う壁Fがあると、回り込んだ液体Lの液滴が可動子23から下方に落下したとしても、壁Fが可動子23の内側に位置していることから、液滴は壁Fの外側に滴下し、基板24に直接落下することを防止することができる。また、排水しきれずにカバー内に液体Lが溜まった場合であっても、溜まった液体Lは壁Fを越えることができず、基板24が液体Lに浸されることを防止できる。
【0030】
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について図面を参照して説明する。なお、第1実施形態と重複する部分の説明については割愛し、本実施形態の技術的特徴を中心に説明する。
図6は、ボタン部41が可動子23に冠着された部分について拡大した斜視断面図であり、その他の部品については省略している。ここで(a)は、O−リングの装着を表した分解断面図であり、(b)はO−リングを装着した状態における拡大断面図である。
【0031】
本実施形態では、図6(a),(b)に示すようにボタン部41が冠着される可動子23の周接面に周状の溝S1を形成し、ここにシーリング手段としてO−リングOL1を嵌着している。
液体Lの粘性、ぬれ性や毛細管現象等によって、ボタン部41と可動子23との間隙に侵入した液体Lは、O−リングOL1により堰止され、液体Lが内部に侵入して反射面27を伝って、基板24(図3参照)に滴下することを防止している。
【0032】
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について図面を参照して説明する。なお、第1実施形態と重複する部分の説明については割愛し、本実施形態の技術的特徴を中心に説明する。
図7は、押圧スイッチ20cが、押圧面21のみ露出させて操作パネル13に嵌め込まれたときの、ケース43と操作パネル13との嵌合部分の拡大断面図であり、その他の部品については省略している。
【0033】
本実施形態では、図7に示すようにケース43の鍔部位28の下面と当接する操作パネル13の周面上にシーリング手段としてO−リングOL2を載置している。
液体Lの粘性、ぬれ性や毛細管現象によって、操作パネル13(図1参照)とケース43との間隙に侵入した液体LはO−リングOL2により堰止され、液体Lが内部に侵入して反射面27を伝って、基板24(図3参照)に滴下することを防止している。
なお、本実施形態では、シーリング手段としてO−リングを適用しているが、他のシーリング手段、例えばシーリングコンパウンド等を適用することもできる。
【0034】
以上説明した実施形態は本発明を説明するための一例であり、本発明は前記した実施形態に限定されるものでなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、前記した実施形態では、押圧面に丸ボタンを適用しているが、楕円や三角形、四角形などのボタン形状も当然適用することが可能である。さらに、前記した実施形態における押圧スイッチは押圧面となるボタンを一つ有するものであるが、一つの筐体内に、電子回路基板が一つで複数のボタンを有するものや、複数のボタンそれぞれに電子回路基板を有するものにも当然適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明に係る遊技機用の押圧スイッチが適用される遊技機として例示するパチンコ機の操作パネルの部分を拡大して示す斜視図である。
【図2】押圧スイッチが、操作パネルに装着された状態を示す斜視図である。
【図3】押圧スイッチを組み立てる前の状態を表す斜視図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る押圧スイッチの防滴機能を説明する分解斜視図であり、(a)、(b)、(c)、(d)は、水分の浸入から排出されるまでの過程を表している。
【図5】本発明の第2実施形態に係る押圧スイッチの斜視断面図である。
【図6】本発明の第3実施形態に係るボタン部が可動子に冠着された部分について拡大した斜視断面図であり、(a)は、O−リングの装着を表した分解断面図であり、(b)はO−リングを装着した状態における拡大断面図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る押圧スイッチが、押圧面のみ露出させて操作パネルに嵌め込まれたときの、ケースと操作パネルとの嵌合部分の拡大断面図である。
【符号の説明】
【0036】
10 遊技機
11 支持枠
12 表示パネル
13 操作パネル
13a 操作パネル凹部
14 回収皿
15 打球レバー
16 貯留皿
19 固定穴
20,20a,20b,20c 照光式押圧スイッチ
21 押圧面
22 筐体
23 可動子
24 基板
25 コネクタ接続部
27 反射面
28 鍔部位
30a 周スリット
30b 縦スリット
30c 排出口
31 バネ
41 ボタン部
42 フィルター
43 ケース
44 カバー
F 壁
L 液体
OL1,OL2 O−リング
S1 溝

【特許請求の範囲】
【請求項1】
押圧面が略水平となるように配置された遊技機用の押圧スイッチにおいて、
底部に基板部が載置され、遊技機に固定されるとともに付勢部材を収納する筐体と、
前記押圧面を押圧する動作に応じて前記付勢部材の付勢力に抗して前記筐体内を移動する可動子とを備え、
前記筐体と前記可動子との間には押圧方向に通じる排水用溝が前記筐体および前記可動子の少なくとも一方に形成され、
前記筐体には前記排水用溝と前記筐体の外部とを連通させる排水口が少なくとも一つ形成されていることを特徴とする遊技機用の押圧スイッチ。
【請求項2】
前記筐体の底部には前記基板部の周縁を囲う壁が立設され、
この壁の外周は、前記可動子の側周面よりも内側に位置することを特徴とする請求項1に記載の遊技機用の押圧スイッチ。
【請求項3】
前記基板部は、押圧方向と垂直な方向でコネクタを接続するコネクタ接続部を有し、
このコネクタ接続部に接続される配線を回避する位置に前記排水口が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機用の押圧スイッチ。
【請求項4】
前記押圧面には別体のボタン部材が前記可動子に冠着されており、
このボタン部材と前記可動子との間にはシーリング手段が備えられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の遊技機用の押圧スイッチ。
【請求項5】
前記筐体と前記遊技機との間にはシーリング手段が備えられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の遊技機用の押圧スイッチ。
【請求項6】
前記シーリング手段は、Oリングであることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の遊技機用の押圧スイッチ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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