説明

遠隔制御装置の未知信号を記録及び利用する方法と装置

【課題】本発明は例えば自動車のキーのような、未知のコード化された信号を生成する遠隔制御装置を他の用途、例えば建物のドア、ガレージ・ドア、パーキングバリア等で使用する方法と装置を提供する。
【解決手段】時間間隔の復調及び検知によって、未知のコード化された信号のエンベロープに関するシーケンス及び他のデータ、そしてエンベロープ・データをメモリへ格納する。格納されたエンベロープ・データを新しく受信した未知のコード化信号のエンベロープ・データと比較し、格納されたデータと新受信データが一致する場合マッチ信号を出力する。マッチ信号はロック、ドア及びバリアを操作するために使用でき、さらにシステムには、ビデオインターホン、アラーム、緊急及びアクセス・コントロール・システムを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、IRまたはRFのリモート・コントロール・キーやデバイス、そしてビデオインターホンあるいはドア電話デバイス及びシステム、警報装置とシステム、アクセス・コントロール・デバイス及びシステム、また駐車デバイス及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
赤外線(IR)あるいはRFをトランスミッタとして組込むキーやキー・ホルダーのようなリモート・コントロール・アクセス・デバイスは、遠隔で自動車をロックしたり、開けたりするため、あるいは自動車警報器を作動させるため、あるいは自動車のロックのため、そして自動車のアラームを動作させるために用いられる。これらは、駐車場へのアクセスや磁気カードリーダによる構内入場のために使用される入場デバイス、RFIDリーダ、接近リーダ及び他の同様のリーダですべてシリアル・コーディングを使用しており、特定の設備あるいはシステムでのみ作動するために形成され、処理され、使用されるものを含む。このようなデバイスの問題は、リモート・コントロールまたはアクセスのエントリー・デバイスのメーカーが、それぞれ任意に選択した周波数、帯域幅、クロック、信号レベル、信号極性、変調及びコーディング技術を備えた特許技術を使用し、すべてがリモート・コントロール・アクセス・デバイスを作るのにメーカーによって全く互換性が異なるようにすることである。
【0003】
これは、1つのリモート・コントロール・アクセス・デバイスを異なる用途に使用することを妨げる。またはサードパーティー・メーカーによって作られたシステムにも使用できなくする。その結果、IRまたはRFを特定の自動車のために作られた遠隔制御装置として組み込む自動車キーやキー・ホルダーは、他の自動車あるいは自動車の所有者のガレージやアパートのドアのエントリー・システムに使用することができない。自動車を数台所有する所有者や遠隔制御装置の使用者は、ガレージのドアや表玄関を開けること、異なる盗難警報装置を能動化することのために、複数個のキーかキー・ホルダーあるいは他のエントリー・アクセス・デバイスを所持する必要があり、コストがかさみ、厄介かつ不便である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、IRまたはRFのリモート・コントロール・キーやデバイス、そしてビデオインターホンあるいはドア電話デバイス及びシステム、警報装置とシステム、アクセス・コントロール・デバイス及びシステム、また駐車デバイス及びシステムに関する方法及び装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の目的は、遠隔制御装置の未知の信号の記録及び利用のための方法と装置を供給することであり、キー、キー・ホルダー、カード、タグ、ストリップ、ボタン、チャーム、ペンダント、腕輪及びそれらの組み合わせからなるグループから選ばれたデバイスを含み、インタフェース回路によって前述の遠隔制御装置を使用するために、RF受信機、IR受信機、アクセス・コントロール・リーダ、データ受信装置及びそれらの組み合わせから成るグループから選ばれた少なくとも1つの受信機を含み、ドアロック、家のドア、ビルのドア、自動車のロック、自動車のドア、自動車のイグニッション、自動車のアラーム、障壁、パーキングバリア、ガレージ障壁、アラーム・センサ、アラーム・コントローラ、緊急センサ及び緊急コントローラというグループから選ばれた器具を備える。
【0006】
本発明のさらなる目的は、前述のインタフェース回路を、ビデオインターホン・システム、ドア電話システム、盗難警報装置、非常通報システム、アクセス・コントロール・システム、駐車システム及びそれらの組み合わせを含むグループから選ばれたシステムに接続させることである。
【0007】
本発明の他の目的は、シリアルコード信号、並列コード信号、データ信号及びそれらの組み合わせというグループから選ばれた未知のコード化された信号の記録及び利用のための方法と装置を提供することであり、パンチカード読取装置、磁気カード読取装置、バーコード・リーダ、光カード読取装置、指紋読取装置、目パターン読取装置、顔認識読取装置、RFID読取装置及びそれらの組み合わせからなるグループから選ばれたリーダを備え、ドアロック、家のドア、ビルのドア、自動車のロック、自動車のドア、自動車のイグニッション、自動車のアラーム、バリア、パーキングバリア、ガレージ障壁、アラーム・センサ、アラーム・コントローラ、緊急センサ及び緊急コントローラというグループから選ばれたものについて前述の未知のコード化された信号を使用する。
【0008】
未知の信号の記録及び利用のための本発明の方法のさらなる目的は、前述のリーダを、ビデオインターホン・システム、ドア電話システム、盗難警報装置、非常通報システム、アクセス・コントロール・システム、駐車システム及びそれらの組み合わせというグループから選ばれたシステムに接続することである。未知の信号の記録及び利用のための本発明の装置のさらなる目的は、1つ以上の特定の周波数あるいは広帯域の周波数を受信するために1つ以上の承認(例えばアメリカ国内で無許可の周波数のFCCの承認)されたRF受信機を使用する。前記無許可周波数は周知の周波数で、遠隔制御装置または警報装置に使用されている。308.825MHz、315MHz、418MHz、433MHz、914MHz及び916.5MHzの特定の周波数、あるいは308から315MHz帯域、415から435MHz帯域及び913から918MHz帯域というように特定される。
【0009】
300MHzから950MHzの全範囲までカバーする単一の広帯域受信機を使用することは可能であるが、しかし実際上は、少なくとも2つの別個の受信機を使用することが望ましい。いろいろな遠隔制御装置によって生成されたRF信号を受信するためであり、1つの受信機は300から450MHzの帯域をカバーし、第2の受信機は900から930の帯域をカバーする。FCCによって許されたのが非常に低電力のRF送信のため、3つの受信機を使用することが望ましい。ひとつは308から315MHzの帯域用、次は415から435MHzの帯域用、3番目は913から918MHzの帯域用とする。特定の周波数のためのより多くの帯域あるいは特定の正確な受信機が必要な場合、一致する受信機を幾つでも加えて使用することができる。
【0010】
各受信機は受信信号の復調のために受信アンテナと復調器を含む。OOK変調といわれる復調オン・オフキーイング、ASKあるいはAM変調として知られている振幅偏移変調、またFSKあるいはFM変調として知られている周波数偏移変調等の変調用に設計されている周知の回路を含んでいる。
【0011】
公知の復調器回路を復調器として公知の単一の受信機ICパッケージに組み入れ得る。それは低価格で市販されており、あるいは、標準的な公知の回路部品によって作ることもできる。例えばトランジスタ、ダイオード、フィルタ、コイル及び他の周知のコンポーネントを用い、OOK、ASK、AM、FSKあるいはFM変調された信号を復調できるようにすればよい。
【0012】
従って未知のコード化された信号を記録及び利用する方法の第一歩は、前述の未知のコード化された信号を受信することであり、それは、少なくとも1つの受信機を介し、OOK、ASK、AM、FSKあるいはFM変調から成るグループから選ばれた変調方式に基づいて受信信号を復調する。復調された信号はオリジナルのコード化された送信の低周波エンベロープで、遠隔制御装置によって生成される。エンベロープ信号は、復調器から周知の低域フィルタ(LPF)で出力され、エンベロープの低周波が通過することを可能にし、高周波キャリアーや出力信号からの高周波ノイズをブロックする。これによって、復調された出力あるいはエンベロープ信号は、与えられた遠隔制御装置によって生成されたオリジナルのコードのクリーンなエンベロープへ再生される。コードは、例えばRFキー、やIRキー、磁気キーに埋め込まれていたコード、あるいは磁気キーかカード読取り機を通って処理されるカードのコードで、連続するディジタル・コードからなる。
【0013】
復調されたエンベロープ信号はさらに周知のデジタル回路で処理する場合がある。例えば、デジタル信号アンプのように信号を一段増幅する。周知のクリップ回路及びクランプ回路のように、指定されたレベル隣るように信号をクリッピングし、そしてエンベロープを選択された基準への最低値あるいは最高値にクランプし、それによって、鋭いエッジを有し、ノイズフリーで、正確なレベルのクリーンなエンベロープ信号を供給する。さらに、エンベロープ信号は周知のインバーター回路によって反転させることができ、異なる遠隔制御装置のエンベロープ信号の極性を統一できる。
【0014】
復調されたエンベロープの個々のパルスには立ち上がり及び立ち下がり時間にタイミング・エラーがある。処理の遅延のためである。しかしながら、エラーはごく小さなものである。そしてさらにエラーは反復が多く、後述するように、エラーが反復の多いので格納された信号と遠隔制御装置の任意の新規に受信した未知の信号の間での比較エラーを示さない。復調されたエンベロープ信号は、カウンタのゲート及びCPUの入力に供給される。様々な周知のカウンタ及びカウント方法を未知のコード信号の記録及び利用に使用でき、さらに現在の周知のCPU、周知のマイクロプロセッサーの多くも使用できる。これらは低価格で市販されており、カウント及びタイミング回路を組み込み、それによってCPUにエンベロープ信号を直接接続して供給することを可能とし、本発明の実施例では、個別のカウンタを不要とする。しかしながら説明を明確化するために、以下ではカウンタを個別の回路として説明する。
【0015】
カウンタはCPUによって駆動され、高周波クロック、例えば10MHzが使用される。これによって、単一パルスの幅及び(または)エンベロープのカウント中の立ち下がりか、立ち上がり時間についての計数誤差は、0.1μ秒すなわち100ナノ秒の単位になり、200Hz及び100kHz以内の範囲の低周波の未知のコード信号にとっては些細な誤差時間単位となる。
【0016】
カウンタはアップダウン・カウンタで、個別のプリセット出力を持ち、またエンベロープ信号によってゲート制御される。そのためパルスの立ち上がりがカウンタを0にリセットし、カウントアップを開始し、その一方、パルス立ち下がりもカウンタを0にリセットし、カウントダウンを開始する。カウンタは、CPUにエンベロープの最高値の間プラスのカウント値を出力し、またエンベロープの最低値の間はマイナスのカウント値を出力する。したがってCPUは、入力されたエンベロープを直接読み記録することができる。記録内容は、エンベロープ信号の高低の個々の期間、最高値と最低値の数、最低値の合計、最高値の合計、長さの合計である。また未知のコード信号に関する総計をエンベロープによって表す。10MHzのクロックの例を考えれば、カウントの精度は100ナノ秒が単位時間になるであろう。
【0017】
従って未知のコード化された信号を記録及び利用する方法の第2のステップは、前記未知のエンベロープの内容をカウントするためのCPUのカウンタに、復調された信号のエンベロープを供給することである。エンベロープは、各高低状態の期間、各高低のシーケンス及び高低の総数、最低値期間及び最高値期間の総計、総計、エンベロープの時間長さの合計、エンベロープ及びそれらの組み合わせの極性から成るグループから選ばれたものとする。
【0018】
未知のコード信号の前述の未知のコード化されたエンベロープのカウント値は、詳細にカウントされてメモリに格納記憶される。そして前述の未知のコード化されたエンベロープの録音に利用し、前述の遠隔制御装置によって前述の器具やシステムにアクセスする。その記録は、さらに、各遠隔制御装置の所有者のリストや所有者に関する他の詳細を含む。開閉ドアや能動化される盗難警報装置や掲げる障壁を含んで、他の項目も同様である。
【0019】
未知のコード化された信号を記録及び利用する方法の第3番目のステップは、したがって、メモリに前述のエンベロープのカウント値を格納することである。
【0020】
一度、前述の未知のコード化されたエンベロープのカウントの詳細の記録が完了すると、前述の遠隔制御装置によるアクセス目的での受信、デコード、及び繰り返しの新規送信におけるエンベロープの数のカウントが、が前述の未知のコード化されたエンベロープの記録値と比較される。両方の値が一致する時だけ、CPUはマッチ信号を生成し、ドアを開けるため、あるいは盗難警報装置の非能動化のため、あるいは駐車ゲートを開くために、またあるいは建物へ提供するアクセス機能のために、バッファかリレー回路を一回だけ能動化させる。これは、ロビーへエレベータを呼び戻すことによる。
【0021】
従って、本発明の方法の第4番目のステップは、新たに受信されたの新なエンベロープのカウントである。前述の新なエンベロープの新なカウント値の比較はマッチ信号の生成に対する前述の格納値と行われるが、それは、前述の新なカウント値が格納値と一致する場合である。
【0022】
本発明の方法、及び未知のコード化された信号を記録し利用するための装置が提供するのは、IR遠隔制御装置の使用のために、RF遠隔制御装置に備えるのと同じ方法である。この目的のために、IRフィルタを含む少なくとも1つのIR受信機が備えられ、レンズ及びフォトセンシングダイオードを、復調器及び処理回路と共に装置に組み入れ、未知の信号の記録及び利用のために供する。復調と処理のための復調器、受信IR信号は前述のRF復調器及びプロセッサに類似する。前述のIR受信機の一般に用いられている復調器回路はOOKタイプである。一般に用いられているIR遠隔制御装置がオン・オフキーイングで操作されるからである。しかし、他の変調、復調回路も使用することができる。
【0023】
デコーディング、カウント及びIR遠隔制御装置によって生成された未知のコード信号の格納のステップ及び、受信IR信号の新たにカウントされたエンベロープを比較するステップは、受信RF信号について前述したステップと同じである。同じことが、さらに未知のリーダ出力信号、あるいは直接供給されたシリアルあるいは並列の符号信号、に当てはまる。すべては処理される、それらのエンベロープは形成され、カウントされ、格納される。受信RFあるいはIR信号のために記述したのと同じ方法である。
【0024】
遠隔制御装置は、磁気カードあるいはバーコード・カードのようなデバイスを含んでおり、完全かつ全コードを、対応するリーダによってそれぞれ送信あるいは生成するように構成されている。いくつかのタイプの遠隔制御装置が形成され、シリアルコード信号の送信を繰り返し、他のものは、キーの各タッチにつき完全なシリアルコードを一度送信する。
しかしながら、遠隔制御装置はすべて完全なコード化された信号を送信する信号は一般にパイロット・ビットで始まり、同期ビットやスタートビット及び終了ビットを備えている。
【0025】
一般に用いられている受信機、リーダ、及び遠隔制御装置や、磁気接近タイプ、及び他のキーやカードタイプ用プロセッサは、は、入って来るコード化された信号だけを読み、受理するようにあらかじめ構成されている。それら入力信号は、正確にあらかじめ形成されたコード、パルスのタイミング、パルス持続時間及び正確なスタートビット、アドレス・データ、コマンド・データ、また他の排他的に形成されたプログラムと一致し、排他的なあらかじめ形成され、あらかじめプログラムされた一致だけが器具やシステムにアクセスすることができるようにすることを保証する。
【0026】
対照的に、本発明は、任意のそのような遠隔制御装置の使用を提供する。デバイスとしては、磁気カード、バーコード、接近キー、また他のアクセス・デバイスであり、これらは、完全に未知な信号をコード化して記録する。これらは、パルス要素を含んでいる。それは、パイロット、同期、スタートビット及び終了ビットとなる。これらはすべて、前述のメモリへ格納された未知の記録された信号内でリードパルスとなり、かつ終了パルスとなる。
【0027】
したがって、本発明のカウント・プロセスのカウント・プロセスを始めるために、パイロット・ビット、同期ビットあるいはスタートビットの特定の必要はない。また、カウンタはそのカウントを、供給されたエンベロープ信号中でゲート入力に立ち上がりまたは立ち下がりが与えられれば常に開始する。カウントを終了するためには、または受信信号のカウント・プロセスを終えるためには、カウンタは、高いか低い状態が「n」ミリ秒より長い期間にわたり残る場合は常にそれ自体をリセットし、かつカウントをストップするようにプログラムされる。
【0028】
カウンタのリセットは、システムのCPUを、受信状態へのリセットのために、及び新たに送信された信号の受理を可能にするために行う。期間「n」を形成することは単純である。例えば、未知のコード信号の最も遅い速さが1kbit/秒である場合、エンベロープ信号の個々の低くかつまたは高い状態の幅は、実際に1ミリ秒という期間を超過することができないので、したがって、例えば10ミリ秒あるいは100ミリ秒より長い期間「n」は、送信のエラーフリーエンドとして安全に形成することができる。あるいは送信状態を識別しないこととすることもできる。そして、カウンタが自身をリセットし、そしてCPUをその「受信準備」状態へリセットし、次の新な受信のためにシステムを準備する。
【0029】
従って、未知のコード信号を記録及び利用する方法の次のステップは、カウンタとCPUをそれらの「受信準備」状態へリセットすることである。それは常に、エンベロープ信号のいずれかの低いあるいは高い状態の期間が予めプログラムされた「n」時間間隔より長いときに実行される。
【0030】
これに望ましいのは、IRキー・ホルダーのような遠隔制御装置である。英数字のような多数のタッチキーを装備しており、例えば、遠隔制御装置のタッチキーによりプログラムされたパスワードキーイングを使用することによって駐車システムへアクセスすることができる。したがって、未知のコード化された信号を複合的にキーイングすることの制限は、キー操作の時間間隔になるであろう。前記「n」時間期間より長くなるに違いないからである。「n」時間期間が、10ミリ秒と100ミリ秒の間のように、1秒の何分の1かの間であるとして、そのような短い時間では、前述の遠隔制御装置の前述のキーによるパスワードの複合操作のようなどのような実際的な方法でも防ぎ得ない。
【0031】
パスワードキーイングでのシーケンス、例えば、エンベロープのカウント値は、4つの連続する3−1−4−2に順のディジットからなり、メモリへ順次個々に記録される。CPUは、1つの新たな受信信号シーケンスの中で、4つの個別のエンベロープのカウント値を比較するようにプログラムされており、そしてすべての4つの個々のコード化送信信号の前記した新なエンベロープ信号の数値が個々の記憶された信号と一致するときのみ、また、それらのシーケンスがプログラムされたシーケンスと一致するときのみ、CPUがバッファ回路へマッチ信号を生成し、前述の器具や前述のシステムの能動化あるいは非能動化を可能にする。
【0032】
同様に、前述の遠隔制御装置のうちのどれによる繰り返し送信をプログラムすることは可能である。これは、建物の入口へのアクセスや与えられたアパートの盗難警報装置に装備さできる。これは、未知のエンベロープ計算の録音の繰り返しにより達成できる。またはCPUのプログラムによっても可能であり、マッチする信号を「n」回を連続して受け取った後だけマッチする信号を生成させればよい。
【0033】
本発明の先のかつ他の目的及び特徴は、添付図面に関しての発明の好ましい実施例の次の記述から明白になるであろう。
【発明の効果】
【0034】
本発明は、IRまたはRFのリモート・コントロール・キーやデバイス、そしてビデオインターホンあるいはドア電話デバイス及びシステム、警報装置とシステム、アクセス・コントロール・デバイス及びシステム、また駐車デバイス及びシステムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0035】
以下本発明を実施するための最良の形態を、図に示す実施例を参照して説明する。
【0036】
図1中に示す装置1は、遠隔制御装置の未知の信号の記録及び利用のためのもので、例えばRFキー10、IRリモート・コントロール13、アクセス・リーダ14R、シリアルや並列データの入力15である。装置1は、図1中に示されるRF受信機を番号nまで含んでおり、10R、11R、12Rとして符号を付してあり、各々の前記受信機は、受信アンテナ10A、11A、12Aにそれぞれ接続され、また復調器回路10D、11D及び12Dにもそれぞれ接続されている。復調器出力の各々は、カウンタ10C、11C、12Cに供給され、そしてCPU18の入力に1、2・・・「n」までそれぞれ供給されている。CPU18は、そのI/O2及びI/O3端子によってメモリ17、17Sに接続され、前記遠隔制御装置及び、前述のアクセス・リーダ14Rによって生成された未知の信号のカウントデータを記録する。そして、遠隔制御装置のユーザに関係する記録情報やそしてシステム・オペレーションとそのパラメーターに関係する他のデータのように前述の入力15をデータが通る。
【0037】
CPU18は、内部回路である制御回路16にさらに接続している。しかしながら、これらはコントロールキー16Kに対しては図1では個別の回路として描いてある。コントロールキー16Kは、未知のコード信号を記録処理するために使用される。また遠隔制御装置に関係のあるデータの入力のためにも、遠隔制御装置及び所有者のアパート番号のような他の所有者の詳細、アパートの盗難警報装置、開かれるべき特定のドア、あるいは持ち上げられるべきパーキングバリア、またはどこかの階へ呼び出されるエレベータのようなもの、を記録処理するためにも使用される。キー16Kはさらに、与えられたシステムに接続される装置1の機能をセットアップするのにも使用される。例えば、図7中に示されるビデオインターホン・システム、あるいはパーキングコントロール・システム(図示せず)に使用される。コントロールキー16Kは、PC用等の一般的なASCIIキーボードでよい。あるいは、装置1に備えた1セットの押しボタンやタッチキーでもよい。
【0038】
CPU18は、19Aと19Nとして示された「n」ドライバにさらに接続する。バッファされたかCPU出力のドライバ出力19B及び19Cを端子1からnを通して供給するためである。ドライバ出力19B及び19Cは端子1からnを通って供給される。ドライバ出力19Bあるいは19Cはリレーや電気スイッチでよく、電気的なドアロックの能動化に用いられる。あるいは自動車やガレージ障壁のロックにも使用される。なおドライバ回路はバッファアンプとし得る。シリアルあるいは並列のコード化されたコマンドの出力とすることで、エレベータの呼び出しやアラームの動作、非動作、あるいは非常装置及びシステムの動作、非動作、緊急照明装置のスイッチのオン・オフができる。
【0039】
復調器10D、11D、12Dの各出力は、それぞれのカウンタ10C、11C、12Cのゲート制御された入力に個々に接続され、CPU18の出力端子3からカウンタのクロック入力10C、11C、12Cに供給されるクロックをカウントする。
【0040】
カウンタ10C、11C、12Cはアップダウン・カウンタであり、個別のプリセット出力を有し、そして、復調器10D、11D、12Dから供給されたエンベロープ信号によってゲート制御される。アップダウン・カウントは、ゲート信号の立ち上がり及び立ち下がり時間によってセットされ、パルス立ち上がりはカウンタを0にリセットし、カウントアップが始まり、一方、パルスの立ち下がりもカウンタを0にリセットするが、カウントダウンが始まる。
【0041】
受信機10R、11R、12RはUHF帯域の周知の受信機でよく、低価格のシングルチップICにおいて一般に利用可能であり、そして、復調器回路10D、11D、12Dを含んでいる。それらは、個別の復調器及びLPF回路として図11中に示した。受信機RX110R、RX211R及びRXn12Rは受信機のn番号であり、どのような特定の周波数でも、またUHF帯域の許容可能なスペクトル内の帯域でもカバーする。遠隔制御装置及び短距離データ通信に使用した周波数は、無免許の周波数としてアメリカで知られており、FCCによって承認された、308.825MHz、315MHz、418MHz、433MHz、914MHz及び916.5MHzの特定の周波数であり、あるいは、303から315MHzの帯域、415から435MHz帯域及び913から918MHz帯域である。これらの周波数は自由に利用可能であるが、FCCは非常に厳格な制限を設けている。最大ミクロのワット及びミリ・ワット・レベルで送信パワーの管理のためである。これは非常に敏感な受信機を必要とする。すなわち、狭い帯域幅を持った調整された受信機であって、信号対雑音比を改善したものが必要である。
【0042】
300MHzのから950MHzの範囲のUHF範囲あるいは他のスペクトル範囲全体をカバーするために単一の広帯域の受信機を使用することは可能である。しかし、そのような広帯域受信機は良好な信号対雑音比を持つことができない。遠隔制御装置によって生成された信号が非常に低いためである。
【0043】
したがって、受信機の受信能力を上げ、信号対雑音比を改善することについては、アメリカで少なくとも2つの受信機を使用することが望ましいとされている。一つは300MHzから450MHzの帯域をカバーし、他の一つは900MHzから930MHzの帯域をカバーする。望ましいセットアップは3つの受信機になるであろう。すなわち、第1は308MHzから315MHz、第2は415MHzから435MHz、また第3は913MHzから918MHzとする。このような狭周波数帯は高感度及び低ノイズ受信を実現できる。そしてそれは、シングルチップ受信機ICのようなまさに低価格のものにより実現できる。それに含まれる3つ以上の受信機が個々の特定の周波数の1つを含むことは、まさに有効なコストパフォーマンスを発揮する。
【0044】
図示された受信機RX110Rの各々、RX211R及びRXn12Rは、個々のアンテナ10A、11A及び12Aにそれぞれ接続する。そして、アンテナの長さは、波長の1/4あるいは1/8に等しいので、それらは装置1のプリント回路板上に、ライン状のあるいはループ状のアンテナとして設計できる。生産には文字通りの些細なコストアップしか生じない。
【0045】
個別の回路として図1中で示される復調器10D、11D、12Dは、OOK変調といわれる復調オン・オフ変調、ASKあるいはAM変調として知られている振幅偏移変調、またFSKあるいはFM変調として知られている周波数偏移変調等の変調用に設計されている周知の回路を含んでいる。
【0046】
オン・オフキーイングとして知られている典型的なOOK変調波形を図4A中に示す。搬送波信号40はデータ・ビット・パルス42によってオン・オフ変調される。データ・ビット・パルス42は、H状態の幅狭パルスと、L状態の幅広パルスからなる。しかしながら、パルスの幅は逆にできる。幅狭パルス及び幅広パルスともクロックパルス41の整数に基づいて生成される。例えば波形42中で示したように、一つのクロックの幅はHに、また2つのクロックの幅はLにされる。データ・ビット・パルスは、波形43中で示される、コード化されたRF信号を送信するために搬送波40をオン・オフさせる。
【0047】
図4Bは、周波数変調方式として知られているFSKやFM変調の典型的な波形を示す。搬送波信号44の周波数は、波形47中で示されるRF送信のH状態の周波数として示される。波形46中で示されるデータは、周知のデジタル・データのH、Lレベル・データである。ここでまた、データはクロック45と同期し、L状態へ周波数を変調するために搬送波を同期してオン・オフさせる。搬送周波数のH、L状態は、H及びL状態用のL用に、波形47中で示されたように、高周波になり得るが、しかし、周波数は逆にすることができる。FM及びFSK変調の間の差は変わる周波数の範囲である。FMは周波数を変え、またFSKは、2つの周波数の間をスイッチングすることに制限されている。
【0048】
図4Cは、振幅変調として知られているASK及びAM変調の典型的な波形を示す。図4Cの搬送波は波形44で示されるものと同じである。また、データ波形48は波形46中に示されるものと同じデータである。波形49中で示されるRF送信は典型的な周知の2重側波帯振幅変調で、そして実際には、ASKは周知の単側波帯振幅変調を使用する。
【0049】
ここでまた、ASK及びAM変調の間の差は、振幅変調の変化レベル及びASK変調の固定の2レベルである。さらに、高いビット・データ48は高い搬送波レベル49を示し、また低いビット・データ48は低レベルの搬送波49として送信され、これは前記と同様に逆にすることができる。
【0050】
波形46及び48のL値及びH値のパルス持続時間は、H、Lデータと同一の時間期間で示されているが、しかしながら、FSK、FM、ASK及びAM変調のために一般に使用されるパルス持続時間またはパルス幅は、データ・ビット4である。
【0051】
図4A、4B及び4Cの中で示されたのような波形を生成するためのRFトランスミッタを図1の遠隔制御装置10に使用するが、それらは、単一のパッケージにおいて一般に利用可能で、低価格のICや、あるいは標準の周知の回路部品によって作られている。例えば、トランジスタ、ダイオード、フィルタ、コイル及び他の既知の電気的なコンポーネント等である。
【0052】
同様に、図3中に示す周知の単一のパッケージ・受信機IC(符号RX110R、RX211R、RXn12R)は、低価格で市販されている図1の復調器回路10D、11D及び12Dを含んでいる。そうでなければ、10D、11D及び12Dのような復調器は標準かつ周知の回路部品(トランジスタ、ダイオード、フィルタ、コイルその他の既知の電気的なコンポーネント)によって作ることができ、OOK、ASK、AM、FSKあるいはFM変調された信号を受け入れて復調できる。
【0053】
遠隔制御装置10は、プッシュキーまたはタッチキー10Kによって能動化され、連続的に、コード化されたRF変調信号を送信できる。RF信号あるいは符号化信号を調整するための連続コードは低周波信号で、1kbit/秒まで程度の範囲のボーレートを有する。一般に使用される遠隔制御装置10は、キー10Kの各タッチにつき少なくとも一度は全コードを送信する。また、送信されたRF信号は、アンテナ10A、11Aあるいは12Aを介して受信機10R、11Rあるいは12Rによって受信される。受信機出力信号は、信号の復調のために、復調器10D、11Dあるいは12Dにそれぞれ供給される。
【0054】
復調された信号はオリジナルのコード化された送信の低周波エンベロープで、遠隔制御装置10によって生成される。エンベロープ信号は、復調器から周知の低域フィルタ27Bまで出力される。低域フィルタは、図2C中にLPFとして示す。それは、低周波のエンベロープが高周波搬送波や出力信号からの高周波ノイズを通過させあるいはブロックすることを可能にする。これによって、復調出力あるいはエンベロープ信号は、与えられた遠隔制御装置10によって生成されたオリジナルのコードのクリーンなエンベロープへと再生される。
【0055】
復調されたエンベロープ信号はさらに周知のデジタル回路、例えば図2Cの中で示されるデジタル信号アンプ27Cで信号の増幅のために処理することができる。また周知のクリップ及びクランプ回路27Fを使用して、その指定されたレベルへ信号をクリップしたり、そして選択された参照値の最高値、最低値にエンベロープをクランプすることができる。上記選択は、図2C中で示された例えばポテンショメータ27Dや27Eによってなされ、そのためにより鋭いエッジで、ノイズフリーであり、そして指定されたレベルにクランプされたクリーンなエンベロープ信号20Fを提供することができる。さらに、エンベロープ信号は周知のインバーター回路、例えば図12A中で示したインバータゲート24によって逆にすることが可能であり、たとえ本発明の記録し利用する未知のコード化された信号のためにはそのような極性の統一が必要で無いとしても、異なる遠隔制御装置10のエンベロープ信号の極性を統一できる。
【0056】
復調されたエンベロープの個々のパルスの立ち上がり及び立ち下がり時間には、図6A中に示される信号処理遅れに起因するタイミング・エラーがある。復調されたエンベロープ信号61の立ち上がり及び立ち下がりタイミングは、受信RF信号61の立ち上がり及び立ち下がり時間に対する時間の遅延RT1とFT1を示す。しかしながら、タイムエラーは反復が多く、また後述するように、エラーの反復が多いために、本発明の未知のコード化された信号の記録及び利用にとってのエラーを示さない。
【0057】
復調されたエンベロープ信号20Dあるいは20Fは、図2D中に示すように、カウンタ10C、11Cあるいは12Cのゲート入力29Bに供給される。またCPU18の入力1、2・・・nにへも供給される。未知のコード化された信号の記録及び利用のために、様々な周知のカウンタ及びカウント方法を使用することができる。またさらに、低価格で市販されている現在既知のCPU、カウンタ、タイミング回路を利用して、CPUにエンベロープ信号を直接接続し供給することができ、図3中で示す本発明の好ましい実施例のように、カウンタ10C、11C及び12Cを不必要な個別の回路として不使用とすることができる。しかしながら、説明を簡単にするために、カウンタは個別の回路として以下説明する。
【0058】
カウンタのカウント入力29CにはCPUの3つの端子から高周波クロックが供給される。周波数は例えば10MHzである。これによって、未知のコード化エンベロープの単一パルス幅のカウントエラーやエンベロープのカウント中の立ち上がり及び立ち下がり時間は、0.1μsecまたは100ナノ秒単位になる。低周波で未知のコード化された信号にとって、これは非常に短い時間単位である。周波数は、200Hzから10kHzの範囲で変動し得る。
【0059】
クロック64をカウントするためにカウンタ10C、11Cあるいは12Cをゲート制御する復調されたデータ・エンベロープ63を、図6A中に示す。図6A中に示すように、非同期エンベロープ63とクロック信号64の間の立ち上がりと立ち下がりのタイミング・エラーは、RT2とFT2である。しかしながら、タイミング・エラーは、例えば10MHzのクロック周波数では100ナノ秒という時間間隔を超えることができないので、100ナノ秒より短いタイミング・エラーは、カウント・プロセスの精度には全く無視できる程度である。また、遠隔制御装置が生成した未知のコード化された信号の利用に対する影響も同様である。
【0060】
図6B中で示したバーコード65のエンベロープ66の一部分60は、展示については、立ち上がりと立ち下がり時間に関するカウント誤差の詳細を示すために拡張されている。エンベロープ67は拡張した波形部分60の一部であるが、それは、カウンタ10C、11C、12C、13C、14Cあるいは15C用のゲート信号である。クロック68は図2Dのカウンタのクロック入力に供給されたクロックであり、ゲート信号67とは非同期である。したがって、信号67、及び信号68の立ち上がり及び立ち下がり時間は任意の時間である。
【0061】
非同期状態の結果を波形69が示すが、60Aと60Bは立ち上がり時間と立ち下がり時間であり、信号67と68の間の正確な時間に一致する。一方、立ち上がり時間60C及び立ち下がり時間60Dは、2つの信号間でのタイミング・エラーに一致する。
【0062】
波形69は、立ち下がり時間エラー60Dを有するパルスE1、正確な時間に一致しあるいはタイミング・エラーの無いパルスE2、立ち上がり時間エラー60Cを持つパルスE3、そしてタイミング・エラー60C及び60Dとして示した2重に一致するエラーを持つパルスE4のカウントあるいはタイミング・エラーを示す。
【0063】
上記の波形69から明白なことは、波形69のパルスE4中で示すように、1パルスカウント当たりの最大カウントあるいはタイミング・エラーは1パルス当たりのクロックの2つの半周期の値、あるいは2クロックパルス期間の50%であることである。上述した10MHzのクロックの例では、0.5×2x10−7秒=100ナノ秒になるであろう。そのような短い時間のエラーはすべて無視することができ、後述のように、新たにカウントされた値に対して記録された値をマッチングさせる過程で、そのようなエラー、すなわち特に、無視できかつマッチしているとして通過させ得るナノ秒の範囲のエラーの許容誤差範囲をプログラムしておくことは容易である。
【0064】
図2D中に示すカウンタ10C、11Cあるいは12Cは、アップダウン・カウンタで、個別のプリセット出力29Eを有し、ゲート及び制御回路29に供給されるエンベロープ信号20Dあるいは20Fによってゲート制御される。そのため、パルス立ち上がりでカウンタ29A0にリセットされ、カウントアップを開始する。一方、パルス立ち下がりでカウンタ29Aは0にリセットされ、カウントダウンを開始する。カウンタは、エンベロープの最高値の間は正のカウント番号を、エンベロープの最低値の間は負のカウント番号を、図1に示すCPU18の入力端子1A、2A及び2nに供給する。
【0065】
CPU18へは、その入力端子1、2及びnを通して直接にエンベロープ信号とともに供給され、CPU18はエンベロープの詳細を直接に読む。したがって、エンベロープ信号の個々の独立した期間の高低、最高値と最低値の数、最低値の合計最高値及び未知のコードの長さの合計の合計を記録することができる。これらは、各々の高、低カウント値及びトータルのカウント及びエンベロープとして表わされる未知のコード化信号に関する合計とともに記録される。10MHzのクロックの例を考えると、±1カウントのカウント精度は1パルス当たり±100ナノ秒の微少な単位時間になるであろう。
【0066】
さらに、コード化されたRFやIR信号を説明してきたが、それらは定義された2つの状態に基づく。それは、信号レベルが高いH状態とレベルが低いL状態である。RFコード信号は2つの状態を提供するためにAMまたはFM変調できる。これは、複数の幅のバーとそれらの間隔を識別するバーコード・リーダと同様である。図6Bに示すバーコード65は、バーコードに含まれている全データを読むためのものである。
【0067】
本発明は、エンベロープの高、低カウントや識別されたパルス幅に基づいてパルスのH、L状態をカウント、検知そして定義するものであるが、それだけでなく、例えばレベルが低いL状態、高いH状態、その間のM状態の3つの状態のように検知することあるいはL状態とM状態の間のML状態と、M状態とH状態の間のMH状態を加えた5つの状態のように検知することを行う。これは、比較過程中において、格納された値及び新たにカウントされた値の比較に使用される。さらに、未知のコード信号のカウントの組み合わせは、カウンタ10C、11Cあるいは12Cによって、あるいは、CPU18Aのカウント回路によって、そしてCPU入力へエンベロープを直接に供給することによって行われるが、未知のコード信号の記録及び利用の確認をチェックする多くの組み合わせを可能にする。組み合わせには、例えばエンベロープの各最高期間及び各最低期間、H状態、M状態、L状態各々の時間期間、H状態、M状態、L状態各々のシーケンス、H状態、M状態及びL状態の総数、全L状態期間、同じく全M状態期間及び全H状態期間の合計、L状態、M状態、H状態の合計、及びカウントの総合計、クロックカウント及び時間での前述の未知のコードのエンベロープの絶対的な長さの合計、またエンベロープの極性、またそれらの組み合わせがある。
【0068】
未知のコード化信号の前記未知のコード化エンベロープの上記カウント値が記録される。記録するのはカウントの詳細であり、図1と図3のメモリ17へ記憶させる。
【0069】
格納された値は、前述の未知のコード化されたエンベロープを利用するために参照される。これは、格納値を新たに受信した信号及びそのカウント値と比較することによって行う。格納値を新たに受信した信号及びそのカウント値と比較する比較過程は、データ比較の周知のプロセスであり、一般に、すべてのタイプのPC及び他のデジタル・デバイスで採用されている。
【0070】
図6Cは、図6Bで符号67で示されるエンベロープの録音の原理タイミングの詳細を示す。図示された時間期間t1、t3、t5及びt7は、エンベロープ最高値の時間期間で、t2、t4及びt6がエンベロープ最低値の時間期間である。結合したエンベロープ時間は、t1からt7の合計で、t1+t3+t5+t7−t2−t4−t6である。図示されたエンベロープ最高値の合計は4で、エンベロープ最低値の合計は3である。
【0071】
図6B及び図6Cの波形67を参照すると、例えば以下が明らかになるであろう。E1とE3は、t1=t5を備えたエンベロープの最も幅狭のH状態のパルスとして示されており、そしてしたがって検知でき、あるいはH状態パルスとして定義することができ、E4またはt7の期間が最長のものとして示され、そしてしたがって検知でき、あるいはL状態のパルスとして定義することができる。E2またはt3は中間パルスで、中間状態パルスとして定義することができる。最低値あるいはエンベロープの間隔時間についても以上は適用できる。これを図6Cの中のt2、t4及びt6として示した。t2とt4は幅狭の時間として示され、検知でき、あるいはエンベロープの最短の最低値として定義することができ、t6は最長の期間で示され、したがって、最長の最低値として定義することができる。図6Bのバーコード・エンベロープ波形66中で示されたように、いくつかの異なるエンベロープ最低値期間があり、すべてが検知でき、短い、中間、長い、として定義することができる。この広範囲なデータは、マルチ・レベルの状態を定義する能力と共に、エンベロープ信号のすべての詳細に関係する。それらは、HとLの2状態のデジタル信号の最低値を越えており、エンベロープ信号の録音及び比較を、アクセス制御にとって、非常に信頼できるものにする。
【0072】
時間間隔t0は非アクティブ状態である。それはL状態として図6C中で示されるが、同様にH状態であり得る。t0は、コードの総計や期間の合計へ算入されるべきではない。tnは最後のカウント期間であり、あらかじめ選択された、あるいはプログラムされた時間間隔、例えば10ミリ秒や100ミリ秒を超える。
【0073】
LまたはH状態のより長い時間間隔は、録音あるいは新たに受信した未知のコード化された信号のカウントを終了する。後述するように、tnは、繰り返し計算されるか繰り返し無視されるものと考えれば、総計へ算入され得る固定時間間隔あるいはコードの期間の合計であり、あるいは無視できる。未知のコード化された信号の録音中に多くの関連項目を記録することが必要で、データは録音と関連させるか、インデックスを付ける。
【0074】
これは、大きなアパートに使用されるビデオインターホンやインターコム・システムのようなシステムに必要である。遠隔制御装置の所有者、彼のアパート番号あるいは彼の自動車を識別することが必要だからである。
【0075】
さらに、プログラムされた信号の出力のために、駆動回路19A及び19Nのための詳細を識別することが必要である。認定ユーザへのアクセスを許可する根拠となる、一致した未知のコード化された信号に基づいて正確にアクセスを許すためである。これは、たとえ、コーディング方法が共通のアクセス・コントロール・システムによって使用したとしても、アクセスを許すための原理をうまく定義してユーザを認識する周知のアクセス・コントロール・システムに類似する。そのシステムでは、コードとデータのすべての要素の記録は複雑なプロセスであるが、本発明の未知のコード化された信号の記録プロセスは上述のように単純である。
【0076】
したがって、関連項目あるいは関連項目のインデックスを付けられた記録、例えば、各遠隔制御装置の所有者リスト及びこれら所有者に関係する他の詳細は、他の項目、例えば、開かれるべきドアやあるいは盗難警報装置あるいは能動化されるべき緊急照明装置やシステム・メモリ17Sへ記録するために必要で立ち上げるべき障壁と同様に処理される。コード・メモリ17及びシステム・メモリ17Sが個別のメモリ回路として示されているが、フラッシュ・メモリのような任意の周知のメモリ素子を組み合わせるか分割することで構成できる。あるいはCPU18あるいは18Aの一部であるフラッシュ・メモリを利用することもできる。
【0077】
一度、前述の未知のコード化されたエンベロープのカウントの詳細を完全に記録すると、受信、デコード及びアクセスのための前述の遠隔制御装置10によって生成された繰り返し新な送信のエンベロープのカウントを、前述の未知のコード化されたエンベロープの格納値と比較する。両方の値、すなわち新たにカウントされた値及び格納された値がマッチした場合だけ、図1及び図3のCPU18、18Aは、駆動回路19Aあるいは19Nを介してマッチ信号を生成する。駆動回路19Aあるいは19Nはリレーを含み得る。ドアを開けたり、あるいはパーキングバリアを上げるためである。またバッファ回路も含み得る。プロトコルとして知られるシリアルまたは並列のコードの供給のためであり、ロビーあるいは任意の選択された階へ選択されたエレベータを呼び戻すことにより建物へのアクセスを可能にしたり、盗難警報装置や非常通報システムを解除したりするためである。建物のエントランス・ロビーを照らすためにも使用できる。
【0078】
図1のCPU18及び図3のCPU18Aは、PCに使用される周知のマイクロプロセッサーでよい。インテルの周知のペンティアム及び他のマイクロプロセッサー、あるいは、DSPデバイスとして知られる周知のデジタル信号プロセッサを使用できる。あるいは周知のカスタムプログラム・ゲート・アレイあるいは、同様のカスタムプログラムデバイスを使用できる。後述するように、図3の単一のパッケージCPU18Aがフラッシュ・メモリのようなメモリ部分17及び17Sを含むことが望ましい。
【0079】
本発明の未知のコード化された信号を記録し利用するための装置1及び1Aは、RF遠隔制御装置10と同様にIR遠隔制御装置13を備える。この目的のために、IRフィルタを13F、レンズ13L、及びフォトダイオード13Sを含む少なくとも1つのIR受信機を、復調器とともに備え、未知のコード化された信号1及び1Aの記録及び利用のために処理回路13を装置に組み入れる。受信したIR信号の復調と処理のための復調器13Dは、前述のRF復調器10D、11Dあるいは12Dに類似する。一般に用いられている復調器回路13DはOOKタイプである。一般に用いられているIR遠隔制御装置がオン・オフキーイング方式で操作されるためである。しかしながら、他の変調と復調の回路も使用することができる。
【0080】
IR遠隔制御装置13によって生成された未知のコード化信号を復調し、処理し、カウントして、格納するステップ、及び受信IR信号の新たにカウントされたエンベロープを比較するステップは、受信RF信号のために述べたステップと同様である。さらに、アクセスするキーの未知のコードにも同様に当てはまる。例えば、リーダ14Rによって処理された磁気キー、あるいは入力15に対して直接供給された未知のシリアルあるいは並列のコード信号である。これらはすべて処理され、またそれらのエンベロープが形成され、カウントされ、デコードされ、そして、受信RFやIR信号について述べたのと同様に格納される。
【0081】
遠隔制御装置には、磁気カードあるいはバーコード・カードのようなデバイスを含み、それらは、完全な全体コードを対応するリーダによってそれぞれ送信するか生成するように構成される。いくつかのタイプの遠隔制御装置が、シリアルコード信号の送信を繰り返し、他は、キーの各タッチにつき完全なシリアルコードを一度送信するように構成される。しかしながら、遠隔制御装置はすべて完全なコード化された信号を送信する。この信号は、一般に、パイロット・ビット、同期ビットやスタートビットで始まり、終了ビットで終了する。
【0082】
一般に用いられている受信機、リーダ及び遠隔制御装置用のプロセッサまたは磁気、接近及び他のキーやカードは、入って来るコード化された信号だけを読み、受理するように予め構成される。それは、予め形成したコード、パルスのタイミング、パルス持続時間及び正確なスタートビット、アドレス・データ、コマンド・データ、また他の排他的に形成されたプログラムと正確にマッチする。そして排他的なあらかじめ形成され、あらかじめプログラムされたマッチングだけが器具やシステムにアクセスすることができるようにすることを保証する。
【0083】
周知のバーコード標準のバーコード65を図6B中に示す。バーの幅、バーの間隔、バーの数及び間隔の幅は、プリプログラムされたアクセス用に形成されたデータである。バー65の左側に2つ示した狭いバー65A及び65Bは、スタート・バー、あるいは66で示すスタートビットである。また、幅狭の2本のバー65C及び65Dは、66に示すエンドバーかエンドビットである。従って、もしスタートビット及びエンドビットを正確に読み込めなければ、バーコード・リーダはバーコードを処理しない。
【0084】
対照的に、本発明は、任意のそのような遠隔制御装置で使用できる。例えば、高齢者が緊急遠隔制御装置を使用するかもしれないい。緊急時の、腕輪、チャーム、ペンダントあるいはボタンのようなものによるRFまたはIRの信号送信ができる。機械的なコード、磁気コード、バーコード、あるいは他の光学のコードによるカード、タグあるいはストリップも使用できる。遠隔制御装置には、磁気キー、バーコード、接近キー、RFID非接触カードのようなデバイスを含み得る。または他のアクセス・デバイス、例えば、指紋読取装置や顔認識読取装置を用いて完全に未知のコード化信号を記録することができる。信号は、所定のデバイスまたはそのリーダによって生成されるが、パイロット、同時記録、スタートビット及びエンドビットのようなパルス項目を含んでおり、前述のメモリへ格納された未知の記録信号内において、前記パルス項目のすべてがスタートパルスまたはエンドパルスになり得る。
【0085】
したがって、本発明のカウント・プロセスには、カウント・プロセスを始めるためのパイロット・ビット、同時記録ビットあるいはスタートビットの必要はなく、カウンタは、そのカウントを、立ち上がりあるいは立ち下がりを伴うエンベロープ信号がゲート入力に与えられれば開始する。カウントを終了するためや受信信号のカウント・プロセスを終えるために、「n」ミリ秒より長い期間にわたりHあるいはL状態が残る場合は常に、カウンタは、それ自体をリセットし、かつカウントをやめるようにプログラムされている。
【0086】
図2D中に示したカウンタ10C、11Cあるいは12Cは、プリセットされたセットセレクター29Fにより、プリセットされた時間間隔の計算の選択のために、あるいはプリセットされたクロック計算の選択のために、時間間隔を表示す。例えば、10MHzのクロックの10,000個のクロックパルスを計算すれば1ミリ秒と等しくなる。プリセットされた数に到達し且つプリセット出力29Eの状態をL状態からH状態あるいはその逆へ変更する時は、カウンタ10C、11Cあるいは12Cは、カウントを停止するように設計されている。プリセット出力は、カウンタ29Aを0までリセットするか、オン・オフ・ラインをオフ状態へ切り替えることによってカウントを止めるためにリセットラインを通ってゲート及び制御回路29に供給される。これによって、カウンタ10C、11Cあるいは12Cは、リセットされて「カウント準備」状態になり、ゲート入力29Bに次の信号の立ち上がりあるいは立ち下がりが供給されるまで待つ。信号がゲート・スイッチを通るので、そのON状態へのオン・オフ・コマンドライン及びアップ・ダウン・コマンドラインは、受信信号の立ち上がりあるいは立ち下がり状態に対応する。カウント・プロセスのこの配置は、反復の多いエラーのない未知のコード化信号のカウントに備えるものである。
【0087】
カウンタ10C、11C、12C、13C、14Cあるいは15Cのリセットは、さらにシステムのCPU18あるいは18Aの受信状態へのリセットを与える。そして新たに送信されてきた未知のコード化信号の受信を可能にする。「n」期間を形成することは簡単である。例えば、未知のコード信号の可能な限り遅い速度が1kbit/秒である場合、エンベロープ信号の個々のLまたはH状態の幅は、実際に1ミリ秒の期間を超えることができない。したがって、例えば10ミリ秒あるいは100ミリ秒より長い「n」期間は、送信のエラーフリーエンドとして安全に形成することができ、送信状態を識別しないようにすることもできる。そして、カウンタが自身をリセットし、そしてCPUをその「受信準備」状態へリセットし、次の新な受信のためにシステムを準備する。
【0088】
ゲート入力29Bはそれへの信号の立ち上がり、立ち下がりに敏感で、そして、ランダムノイズ、特に高周波ノイズにも敏感で、そしてしかも、遠くの距離からの遠隔制御装置10の使用によって引き起こされるかもしれない弱いRF受信のためにゲート入力29Bに達するかもしれないノイジーな未知にコード化された信号にも敏感で、図2C中に示すノイジーな供給信号20E生成することになる。したがって、カウンタに10C、11C、12C及びカウンタ13C、14C及び15Cに供給される信号や図1及び図3の18AのCPU18に供給される信号は、処理及び図2Cに示すLPF回路27Bあるいは他のタイプの周知のフィルタによってフィルタされる必要があり、増幅され、クリップされ、説明したようにクランプされる。図2C中に示さす信号20Fのようなクリーンで鋭いエッジのエンベロープ信号を出力するためである。
【0089】
共通のアクセス・コントロール・システム、例えば、アクセス・リーダを非接触キーに使用するシステムのように、接近キーあるいはRFIDデバイスを含み、通信線路を使用し、図2A中に示すような2つの別個のドライバによって、コード化された信号のデータ最低値及びデータ最高値を増幅する。逆極性パルス20及び20AはHデータ・パルス及びLデータ・パルスの両方である。本発明において、未知のコード化された信号の記録及び利用のためにそのような増幅データ信号の使用は、データ最低値及びデータ最高値は単一の入力として組み合わせなければならないが、データパルスのうち低いデータ20A及び高いデータ20のパルス幅は同じであり、また、パルス間隔も同一である。図5A中で示したのは、高いデータ50及び低いデータ51の詳細である。そして、マイクロ秒のパルス幅及びミリ秒のパルス間隔は、H、Lにかかわらずデータパルスでは同一である。52に示される結合データの読み取りは2つの分離された出力でだけ可能である。これは、連続するコード中へ、一つのライン経由で、それらの現在の形態のままでL、Hデータが結合することを防ぐ。LデータとHデータ・パルスの間に差がないからである。
【0090】
このようなH状態とL状態で同一のパルスを持つデータ信号の混乱を克服するには、図2A中で示すように、Lデータ線は、周知の単安定回路23の入力に供給する。単安定回路23は、各受信パルスのためにあらかじめ選択された幅を備えた単一パルスを生成し、それらの幅を広げる。例えば、Lデータのパルス幅及び出力する、より広幅のLデータパルス20Cを参照されたい。L及びHデータのための2つの異なるパルス幅を持っていることは、2つの別個のラインを一つに組み合わせることを可能にする。図2A中で示すように、Hデータは、ORゲート24の入力24Bに、及びより幅広のLデータ・パルスを有するLデータ線は直接にORゲート24の入力24Aに供給される。これによって、2つのデータ線は交互にゲート制御され、また1本の連続するコードへ組み合わせられ、orゲートの出力25から出力される。連続するコード20Dは反転された信号で、すべての受信未知のコード化された信号のために一体になった処理を提供し、そしてこの目的のために、図2A中に示されるORゲート24は反転ORゲートとする。しかしながら、未知のコード化された信号のこの反転は必要ではない。また、非反転ORゲートを代わりに使用することができる。
【0091】
未知の連続的にコード化された出力は、カウンタ14Cあるいは15C、またはCPU18あるいは18Aに供給され、供給された未知のコード化された信号は処理され格納される。これは、RFまたはIRの遠隔制御装置によって生成されたデータについて記述されたのと同様である。しかしながら、未知のコード化された信号20Dは、図2A中に示すオリジナル・データ信号20及び20Aの修正済のエンベロープである。図5B中に示す搬送波55の調整のために結合信号がRF遠隔制御装置に供給された場合も同様である。その場合、2つのデータ信号、H信号及び幅広としたL信号54は、それらのベースクロック53と同期してタイムリーに生成され、RFまたはIRのOOK変調信号56を送信する。
【0092】
たとえ、それらがオリジナル・データ信号20と20Aの正確な複製あるいは正確なエンベロープでなくても、また、たとえそれが明らかであるとしても、例えば図5A中に示す波形50及び51のようなオリジナルの形成信号は修正され、反転させる。本発明の利点は、未知のコード化された信号の同一の反復処理が、同一の未知のコード化された信号を生成することである。一度、そのような変調済の未知のコード化された信号が格納されると、新な変調済の同一の未知のコード化された信号と格納された信号をエラー無く比較させることができる。
【0093】
変調またエンコードされた未知の符号信号の別の例は図5C中に示す周知のFM−0データ信号である。FM−0変調あるいはエンコードされた信号は、クロック57と同期する。そして、同期データ信号58によって計時し、波形59を生成し、そして、アクセス・コントロール・リーダ及び警報装置に接続するために、アクセス・コントロール及びセキュリティシステムのネットワーク中で使用される。従って、FM−0変調された未知のコード化された信号を復調あるいはデコードするための復調器やデコーダは、図1と図3の装置1あるいは1Aにそれぞれ含むことができる。図示していないが、FM−0のためのデコーダは、低価格の単一のパッケージICで一般に利用可能である。プロセッサ/デコーダ及び波形整形回路14Dまたは15DにFM−0復調器あるいはデコーダを包含することによって、図1と図3の装置1あるいは1Aに柔軟性を持たせることができ、建物と駐車場へ入るためのアクセス・デバイスの多くの種類と接続できる。そしてさらに、テナントあるいは入居者は、それらのアクセス遠隔制御装置を使用して、同じデバイスを、盗難警報装置のオン、オフや緊急処置の能動化に使用できる。最も重要なことには、それらのリモート・コントロールに自動車キーのようなものを使用できることである。
【0094】
あるタイプのリーダは並列データを生成、出力するが、それらはさらに装置1あるいは1Aによってそのまま処理することはできない。そのため、図2B中に示す周知のパラレルーシリアルコードコンバータ26を図1と図3の処理回路14Dあるいは15D用に含むことが可能である。パラレルーシリアルコードコンバータは、低価格のシングルチップICにおいて一般に利用可能である。またパラレルーシリアルコードコンバータ26は、入力端子26A、26B、26C及び26Dを備え、並列のH、Lデータを入力できる。また出力端子27を介してシリアルコード20Dを出力できる。これによって、本発明の装置1及び1Aは、遠隔制御装置の未知のコード化された信号の記録及び利用のために、より柔軟性を有する装置になる。
【0095】
望ましいのは、IRキー・ホルダー13のような遠隔制御装置が、図1と図3中に示した多数のタッチ・キー13Kを装備し、そのキーが、英数字キーのようにアクセスに使用することができ、例えば、駐車システムにおいて、遠隔制御装置13のタッチ・キー13Kを通してプログラムされたパスワードのキー操作できることである。
【0096】
したがって、未知のコード化された信号の複合キーイングのための制限は、時間間隔かキーイング間隔になるであろう。それは、既述の「n」時間間隔より長くなければならない。「n」時間間隔が1秒の何分の一、例えば10ミリ秒と100ミリ秒のような時間であるため、そのような短い時間間隔をどのような実際的な方法でも、前述の遠隔制御装置13の前述のキー13Kによるパスワードの複合キーイングを防ぐことができない。
【0097】
パスワードのキーイングシーケンス、例えば3−1−4−2のようなものは、3−1−4−2というシーケンス順に4つの個々のエンベロープのカウント値になり、個々にかつ順次にメモリ17に記録される。それに対して、CPU18あるいは18Aは、シーケンス中の4つの個別のエンベロープを新な受信信号に対して個々に比較するようにプログラムされている。比較は、すべての4つの個々の数値コード化した送信用の4つの新なエンベロープ信号すべてが、4つの格納された信号と別々にマッチし、かつそれらシーケンスがプログラムされたものとマッチする場合だけ行われる。CPU18あるいは18Aは、駆動回路19Aあるいは19Nによってマッチ信号を生成し、前述の器具や前述のシステムの能動化あるいは非能動化を可能にするだけである。
【0098】
同様に、前述の遠隔制御装置のうちのいずれかによって、繰り返し送信をプログラムすることが可能である。建物の入口にアクセスするためや、与えられたアパートの盗難警報装置アクセスするためである。これは、未知のエンベロープカウントの記録の繰り返しにより達成でき、またはCPU18あるいは18Aのプログラムによってマッチ信号を「n」回を連続して受け取った後だけマッチ信号を生成することによっても達成できる。
【0099】
他の多くのプログラムを、アクセス・プロテクション及びセキュリティの提供のために用いることができる。他のプログラムは、マッチング過程において、あらかじめ規定されたエラー、すなわち、格納された未知のコード化された信号値と新なカウント値の間の差を許容するためのトレーランスを提供するために使用することができる。例えば、立ち上がりと立ち下がり時間により小さなカウント誤差を許すために使える。これは純粋なアクセスシステムによる不必要な拒絶を防ぐための試みとなる。
【0100】
図7は、周知のビデオインターホン・システムに接続された装置1Aを示す。このシステムは、米国特許6,603,842号及び同5,923,363号に開示されている。ビデオインターホン・システムはコンシェルジュ・カウンター8、セキュリティ・センター9、n番までのエントランスパネル73、そしてn番までのテレビ・ビデオ・インターホン74を備え、すべて中央ユニットが含むマトリックス70、コマンド・センサー75、及びマスタコントロール101に接続している。マスタコントロールは、パネル73等に関連したすべてのエントランスアクセス、例えば図示しないパーキングバリアや業務用出入口、エレベータ等をコントロールするためのものである。
【0101】
コンシェルジュや警備員はテナント、エントリー・パネル73通信でき、盗難警報装置をコントロールし、またビジターへアクセスを提供する。テナントはエントリー・パネル73と通信でき、そしてコンシェルジュ8とまた警備9とも通信でき、エントリー・パネル73によってビジターへのエントリー・アクセスを許可できる。
【0102】
エントリー・パネル73の各々は、コードの直接のキーイングを提供する。したがってエントリー・パネルに関連してドアの電気的なロックのリリースが行える。同様に、アラーム・キーによりコード化されたパスワードキーイングによって、各アパートの盗難警報装置として装備できる。ビデオインターホン・システムの詳細は、本明細書で参照する米国特許6,603,842号及び同5,923,363号に開示されている。
【0103】
これによって、明らかになることは、コントローラ101に接続された図7中に示される装置1Aとエントリー・パネル73の各々が、建物の入口のどれかから、テナントが彼の自動車キーを図7中に示す遠隔制御装置10のように使用することによってアクセスすることを提供できる。
【0104】
同様に、テレビ・インターホン・モニター74に装置1Aを接続させているテナントは、彼らの盗難警報装置の装備を能動化させるかどうかも同じく自動車のキーを使用して、あるいは例えば2個の異なる自動車のキーを使用して可能である。2個の異なる自動車のキーの未知のコード化された信号は自分のアパートの装置1Aに格納されていなければならないが、便利で使いやすい。
【0105】
なお本発明はもちろん、以上開示した好ましい実施例だけに関するのではなく、多くの変更及び修正をすべてカバーするように意図されている。図示及び説明した実施例は単に本発明を開示するという目的のために選ばれたもので、本発明の精神及び範囲から逸脱しない範囲でいかなる守勢も可能である。
【図面の簡単な説明】
【0106】
【図1】本発明の未知のコード化された信号の記録及び利用のための装置の電気的なブロック・ダイヤグラムである。
【図2】本発明の装置で使用するために波形成形、変換及びカウントするための典型的なデジタル及びデータ信号処理の電気的なブロック・ダイヤグラムである。
【図3】本発明の未知のコード化された信号の記録及び利用のための装置の好ましい実施例の電気的なブロック・ダイヤグラムである。
【図4】周知のRF遠隔制御装置によって処理され送信された波形である。
【図5】アクセス・コントロール・デバイス及びIR遠隔制御装置によって処理され、使用され、送信される周知の波形である。
【図6】復調されたエンベロープ信号の立ち上がりと立ち下がり時間のエラーを示す波形と、そして復調されたエンベロープによってゲート制御されたクロックの計数誤差を示す図(A、B)と、図5(B)のカウントされた波形のタイミングチャート図である。
【図7】周知のビデオインターホン・システムを備えた図3の好ましい実施例のアプリケーションを示す電気的なブロック・ダイヤグラムである。
【符号の説明】
【0107】
1、1A:装置
8:コンシェルジュ・カウンター
9:セキュリティ・センター
10:RFキー(遠隔制御装置)
10A、11A、12A:受信アンテナ
10C、11C、12C:カウンタ
10D、11D、12D、13D:復調器回路
10R、11R、12R:RF受信機
13:IRリモート・コントロール
13K:タッチキー
14D、15D:プロセッサ/デコーダ及び波形整形回路
14R:アクセス・リーダ
15:シリアルや並列データの入力
16:制御回路
16K:コントロールキー
17、17S:メモリ
18、18A:CPU
19A、19N:ドライバ回路
23:単安定回路
24:ORゲート
26:パラレルーシリアルコードコンバータ
27A:増幅器
27B:LPF回路
27F:クリップ及びクランプ回路
29:ゲート及び制御回路
29A:アップダウン・カウンタ及びプリセットカウンタ
70:マトリックス
73:エントランスパネル
74:テレビ・ビデオ・インターホン
75:コマンド・センサー
101:マスタコントロール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
遠隔制御装置の未知のコード化された信号を記録及び利用する方法であって、
キー、キー・ホルダー、カード、タグ、ストリップ、ボタン、チャーム、ペンダント、腕輪、またはそれらの組み合わせからなるグループから選んだデバイスを、RF受信機、IR受信機、アクセス・コントロール・リーダ、データ受信機、またはそれらの組み合わせを含むグループから選んだ少なくとも1つの受信入力を含むインタフェース回路を通し、中央処理装置、メモリ、及び少なくとも1つの出力を用いることによって、前記受信入力を通じて前記遠隔制御装置の前記未知のコード化された信号を受信し、復調し、前記未知のコード化された信号のエンベロープの出力及び供給を前記中央処理装置に対して行い;
前記中央処理装置によって、立ち上がりと立ち下がり時間の検知、アップダウン・カウント、カウント、リセット、時間間隔検知、パルス幅検知、間隔状態定義、パルス状態定義、またそれらの組み合わせというグループから選んだプロセスを通じて前記エンベロープを処理し、前記エンベロープに関するデータ生成のために、エンベロープが低い各期間、エンベロープが高い各期間、エンベロープの全体の最低値の期間、エンベロープの全体の最高値の期間、全エンベロープの期間、全体の最低値の合計及びエンベロープの全体の最高値、エンベロープの極性、時間間隔に基づく低い状態のパルス、時間間隔に基づく高い状態のパルス、時間間隔に基づく個々の中間状態のパルス、低い状態のパルスの総数、高い状態のパルスの総数、個々の中間状態のパルスの総数、全体の低い状態及び高い状態のパルスのシーケンス、全体の低い状態、高い状態及び個々の中間状態のパルスのシーケンス、そしてそれらの組み合わせというグループから選び;
前記エンベロープに関する前記データを前記メモリへ格納し;そして、新しく受信した未知のコード化された信号のエンベロープに関して格納されたデータを新しく生成されたデータと比較し、かつ前記格納されたデータ及び前記新しく生成されたデータがマッチしたときは、前記出力を通じてマッチ信号を出力することを特徴とする方法。
【請求項2】
請求項1に記載の遠隔制御装置の未知のコード化された信号を記録及び利用する方法において、少なくとも1つの出力が、リレー、電気スイッチ、シリアルコード・バッファー、パラレルコード・バッファーまたそれらの組み合わせからなるグループから選んだドライバ出力回路であり、器具での動作のために、ドアロック、家のドア、ビルのドア、自動車のロック、自動車のドア、自動車のイグニッション、自動車のアラーム、バリア、ガレージバリア、パーキングバリア、エレベータ、照明、アラーム・センサ、アラーム・コントローラ、緊急センサ、緊急コントローラまたはそれらの組み合わせからなるグループから選んだことを特徴とする方法。
【請求項3】
請求項1に記載の遠隔制御装置の未知のコード化された信号を記録及び利用する方法において、少なくとも1つの出力がシステムに接続し、該システムと共に操作され、該システムは、ビデオインターホン・システム、ドア電話システム、盗難警報装置、非常通報システム、アクセス・コントロール・システム、駐車システムまたはそれらの組み合わせからなるグループから選ばれたものであることを特徴とする方法。
【請求項4】
請求項2に記載の遠隔制御装置の未知のコード化された信号を記録及び利用する方法において、少なくとも一つのドライバ出力回路がシステムに接続し、該システムと共に操作され、該システムは、ビデオインターホン・システム、ドア電話システム、盗難警報装置、非常通報システム、アクセス・コントロール・システム、駐車システムまたはそれらの組み合わせからなるグループから選ばれたものであることを特徴とする方法。
【請求項5】
請求項1に記載の遠隔制御装置の未知のコード化された信号を記録及び利用する方法において、前記遠隔制御装置が未知のコード化された信号のシーケンスの生成のためのキーを含み、
そして、前記遠隔制御装置の未知のコード化された信号を順次受信し、前記中央処理装置に前記シーケンスの前記未知のコード化された信号のエンベロープを与えるステップ;前記プロセスを通じて前記中央処理装置によって前記シーケンスのエンベロープを処理し、前記エンベロープ及び前記シーケンスに関するデータを前記メモリに格納するステップ;そして、前記格納されたデータを、前記シーケンス中で新しく受信した未知のコード化された信号に関するエンベロープに関して新しく生成されたデータと比較し、前記格納されたデータと前記新しく生成されたデータ及び前記シーケンスがマッチした時に、前記出力を通じてマッチ信号を出力するステップをさらに含むことを特徴とする方法。
【請求項6】
請求項5に記載の遠隔制御装置の未知のコード化された信号を記録及び利用する方法において、前記シーケンスが、前記未知のコード化された信号を繰り返し生成するシーケンスを含むことを特徴とする方法。
【請求項7】
遠隔制御装置の未知のコード化された信号を記録及び利用する方法であって、
前記信号が、シリアルコード、パラレルコード、コード化されたデータまたはそれらの組み合わせからなるグループから選ばれたものであり、これらは、アクセス・リーダによって生成され、該アクセス・リーダは、穿孔カード読取装置、磁気カードリーダ、バーコード・リーダ、光カードリーダ、接近リーダ、指紋読取装置、アイパターン・リーダ、顔面認識リーダ、RFIDリーダまたはそれらの組み合わせからなるグループからアクセスの試み方に応じて選ばれたものであり、少なくとも1つの受信入力を含んでいるインタフェース回路への供給を行うものであり、前記受信入力は、シリアルコード・受信機、パラレルコード・受信機、データ受信機、またはそれらの組み合わせからなるグループから選ばれたものであり、中央処理装置、メモリまたは少なくとも1つの出力を含み、前記受信入力を通じて前記アクセス・リーダの未知のコード化された信号を受信して処理し、前述の未知のコード化された信号の連続するエンベロープの出力及び供給を前記中央処理装置に対して行うステップ;
前記中央処理装置によって前記エンベロープを再処理し、該再処理が、立ち上がりと立ち下がり時間の検知、カウントのアップダウン、カウント、リセット、時間間隔の検知、パルス幅の検知、間隔状態の定義、パルス状態の定義またそれらの組み合わせからなるグループから前記エンベロープに関するデータの生成のために選んだものであり、前記エンベロープが、エンベロープが低い各期間、エンベロープが低い各期間、エンベロープの全体の最低値の期間、エンベロープの全体の最高値の期間、全エンベロープの期間、全体の最低値の合計及びエンベロープの全体の最高値、エンベロープの極性、時間間隔に基づく低い状態のパルス、時間間隔に基づく高い状態のパルス、時間間隔に基づく個々の中間状態のパルス、低い状態のパルスの総数、高い状態のパルスの総数、個々の中間状態のパルスの総数、全体の低い状態及び高い状態のパルスのシーケンス、全体の低い状態、高い状態及び個々の中間状態のパルスのシーケンス、そしてそれらの組み合わせというグループから選んだものであるステップ;
前記エンベロープに関する前記データを前記メモリへ格納するステップ;そして、
新しく受信した未知のコード化された信号のエンベロープに関して格納されたデータを新しく生成されたデータと比較し、そして、前記格納されたデータ及び前記新しく生成されたデータがマッチしたときは、前記出力を通じてマッチ信号を出力することを特徴とする方法。
【請求項8】
請求項7に記載の遠隔制御装置の未知のコード化された信号を記録及び利用する方法において、少なくとも1つの出力が、リレー、電気スイッチ、シリアルコード・バッファー、パラレルコード・バッファーまたそれらの組み合わせからなるグループから選んだドライバ出力回路であり、器具での動作のために、ドアロック、家のドア、ビルのドア、自動車のロック、自動車のドア、自動車のイグニッション、自動車のアラーム、バリア、ガレージバリア、パーキングバリア、エレベータ、照明、アラーム・センサ、アラーム・コントローラ、緊急センサ、緊急コントローラまたはそれらの組み合わせからなるグループから選んだことを特徴とする方法。
【請求項9】
請求項7に記載の遠隔制御装置の未知のコード化された信号を記録及び利用する方法において、少なくとも1つの出力がシステムに接続し、該システムと共に操作され、該システムは、ビデオインターホン・システム、ドア電話システム、盗難警報装置、非常通報システム、アクセス・コントロール・システム、駐車システムまたはそれらの組み合わせからなるグループから選ばれたものであることを特徴とする方法。
【請求項10】
請求項8に記載の遠隔制御装置の未知のコード化された信号を記録及び利用する方法において、少なくとも一つのドライバ出力回路がシステムに接続し、該システムと共に操作され、該システムは、ビデオインターホン・システム、ドア電話システム、盗難警報装置、非常通報システム、アクセス・コントロール・システム、駐車システムまたはそれらの組み合わせからなるグループから選ばれたものであることを特徴とする方法。
【請求項11】
遠隔制御装置の未知のコード化された信号を記録及び利用する装置であって、
キー、キー・ホルダー、カード、タグ、ストリップ、ボタン、チャーム、ペンダント、腕輪またはそれらの組み合わせからなるグループから選んだデバイスを、RF受信機、IR受信機、アクセス・コントロール・リーダ、データ受信機、またはそれらの組み合わせを含むグループから選んだ少なくとも1つの受信入力を含むインタフェース回路を通し、中央処理装置、メモリ、及び少なくとも1つの出力を用いることによって、前記受信入力受信機及び復調器が、前記受信入力を通じて前記遠隔制御装置の前記未知のコード化された信号を受信し、復調し、前記未知のコード化された信号のエンベロープの出力及び供給を前記中央処理装置に対して行い;
前記中央処理装置によって、立ち上がりと立ち下がり時間の検知、アップダウン・カウント、カウント、リセット、時間間隔検知、パルス幅検知、間隔状態定義、パルス状態定義またそれらの組み合わせというグループから選んだプロセスを通じて前記エンベロープを処理し、前記エンベロープに関するデータ生成のために、エンベロープが低い各期間、エンベロープが高い各期間、エンベロープの全体の最低値の期間、エンベロープの全体の最高値の期間、全エンベロープの期間、全体の最低値の合計及びエンベロープの全体の最高値、エンベロープの極性、時間間隔に基づく低い状態のパルス、時間間隔に基づく高い状態のパルス、時間間隔に基づく個々の中間状態のパルス、低い状態のパルスの総数、高い状態のパルスの総数、個々の中間状態のパルスの総数、全体の低い状態及び高い状態のパルスのシーケンス、全体の低い状態、高い状態及び個々の中間状態のパルスのシーケンス、そしてそれらの組み合わせというグループから、前記エンベロープに関する前記データを前記メモリへ格納するために選び;そして、
前記中央処理装置が、新しく受信した未知のコード化された信号のエンベロープに関して格納されたデータを新しく生成されたデータと比較し、かつ前記格納されたデータ及び前記新しく生成されたデータがマッチしたときは、前記出力を通じてマッチ信号を出力することを特徴とする装置。
【請求項12】
請求項11に記載の遠隔制御装置の未知のコード化された信号を記録及び利用する装置において、少なくとも1つの出力が、リレー、電気スイッチ、シリアルコード・バッファー、パラレルコード・バッファー、またそれらの組み合わせからなるグループから選んだドライバ出力回路であり、器具での動作のために、ドアロック、家のドア、ビルのドア、自動車のロック、自動車のドア、自動車のイグニッション、自動車のアラーム、バリア、ガレージバリア、パーキングバリア、エレベータ、照明、アラーム・センサ、アラーム・コントローラ、緊急センサ、緊急コントローラまたはそれらの組み合わせからなるグループから選んだことを特徴とする装置。
【請求項13】
請求項11に記載の遠隔制御装置の未知のコード化された信号を記録し利用するための装置において、少なくとも1つの出力がシステムに接続し、該システムと共に操作され、該システムは、ビデオインターホン・システム、ドア電話システム、盗難警報装置、非常通報システム、アクセス・コントロール・システム、駐車システム、またはそれらの組み合わせからなるグループから選ばれたものであることを特徴とする装置。
【請求項14】
請求項12に記載の遠隔制御装置の未知のコード化された信号を記録及び利用する装置において、少なくとも一つのドライバ出力回路がシステムに接続し、該システムと共に操作され、該システムは、ビデオインターホン・システム、ドア電話システム、盗難警報装置、非常通報システム、アクセス・コントロール・システム、駐車システム、またはそれらの組み合わせからなるグループから選ばれたものであることを特徴とする装置。
【請求項15】
未知のコード化された信号を記録及び利用する装置であって、
前記コード化された信号が、シリアルコード、パラレルコード、コード化されたデータ、またはそれらの組み合わせからなるグループから選ばれたものであり、これらは、アクセス・リーダによって生成され、該アクセス・リーダは、穿孔カード読取装置、磁気カードリーダ、バーコード・リーダ、光カードリーダ、接近リーダ、指紋読取装置、アイパターン・リーダ、顔面認識リーダ、RFIDリーダ、またはそれらの組み合わせからなるグループから選ばれたものであり、少なくとも1つの受信入力を含んでいるインタフェース回路への供給を行うものであり、前記受信入力は、シリアルコード・受信機、パラレルコード・受信機、データ受信機、またはそれらの組み合わせからなるグループから選ばれたものであり、中央処理装置、メモリ、また少なくとも1つの出力を含み、前記受信入力を通じて前記アクセス・リーダの未知のコード化された信号を受信して処理し、前述の未知のコード化された信号の連続するエンベロープの出力及び供給を前記中央処理装置に対して行うステップ;
前記中央処理装置によって前記エンベロープを再処理し、該再処理が、立ち上がりと立ち下がり時間の検知、カウントのアップダウン、カウント、リセット、時間間隔の検知、パルス幅の検知、間隔状態の定義、パルス状態の定義、またそれらの組み合わせからなるグループから前記エンベロープに関するデータの生成のために選んだものであり、前記エンベロープが、エンベロープが低い各期間、エンベロープに高い各々の期間、エンベロープの全体の最低値の期間、エンベロープの全体の最高値の期間、全エンベロープの期間、全体の最低値の合計及びエンベロープの全体の最高値、エンベロープの極性、時間間隔に基づく低い状態のパルス、時間間隔に基づく高い状態のパルス、時間間隔に基づく個々の中間状態のパルス、低い状態のパルスの総数、高い状態のパルスの総数、個々の中間状態のパルスの総数、全体の低い状態及び高い状態のパルスのシーケンス、全体の低い状態、高い状態及び個々の中間状態のパルスのシーケンス、そしてそれらの組み合わせというグループから、前記エンベロープに関する前記データを前記メモリへ格納するために選び;そして、
前記中央処理装置が、新しく受信した未知のコード化された信号のエンベロープに関して格納されたデータを新しく生成されたデータと比較し、かつ前記格納されたデータ及び前記新しく生成されたデータがマッチしたときは、前記出力を通じてマッチ信号を出力することを特徴とする装置。
【請求項16】
請求項15に記載の遠隔制御装置の未知のコード化された信号を記録及び利用する装置において、少なくとも1つの出力が、リレー、電気スイッチ、シリアルコード・バッファー、パラレルコード・バッファー、またそれらの組み合わせからなるグループから選んだドライバ出力回路であり、器具での動作のために、ドアロック、ドアロック、家のドア、ビルのドア、自動車のロック、自動車のドア、自動車のイグニッション、自動車のアラーム、バリア、ガレージバリア、パーキングバリア、エレベータ、照明、アラーム・センサ、アラーム・コントローラ、緊急センサ、緊急コントローラまたはそれらの組み合わせからなるグループから選んだことを特徴とする装置。
【請求項17】
請求項15に記載の遠隔制御装置の未知のコード化された信号を記録し利用するための装置において、少なくとも1つの出力がシステムに接続し、該システムと共に操作され、該システムは、ビデオインターホン・システム、ドア電話システム、盗難警報装置、非常通報システム、アクセス・コントロール・システム、駐車するシステム、またはそれらの組み合わせからなるグループから選ばれたものであることを特徴とする装置。
【請求項18】
請求項16に記載の遠隔制御装置の未知のコード化された信号を記録及び利用する装置において、少なくとも一つのドライバ出力回路がシステムに接続し、該システムは、ビデオインターホン・システム、ドア電話システム、盗難警報装置、非常通報システム、アクセス・コントロール・システム、駐車システム、またはそれらの組み合わせからなるグループから選ばれたものであることを特徴とする装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−226100(P2006−226100A)
【公開日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2005−371228(P2005−371228)
【出願日】平成17年12月26日(2005.12.26)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ペンティアム
【出願人】(000103231)エルベックスビデオ株式会社 (5)
【Fターム(参考)】